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悪の秘密結社JAPASH
Japanese Association for the Pursuit of Absolute Super-Humanity。
日本における超人化の確立と、それによる世界秩序の再構築を目的とする秘密結社。
世界征服。超兵器開発。怪人製造。政府機関への工作。ヒーローやライバル組織との抗争を繰り広げる悪い組織。
キャラクター紹介
阿久野 快人(あくの・かいと)
27歳。どこにでもいる平凡なサラリーマンだったが、難病を抱える妹・聖の治療費を稼ぐため、高収入の転職先を探す。そこで採用されたのが、悪の秘密結社JAPASH。戦闘員として、実績を重ね、怪人に昇給。怪人名はアーク カイバー カブトムシのような一本のツノ、黒い甲虫装甲に胸に鈍く光る円形のグラビティコアを持つ。
阿久野 聖(あくの・ひじり)
17歳。快人の妹で高校二年生。幼い頃から難病を抱えているが、明るく優しい性格で、兄の快人を心から慕っている。「お兄ちゃん大好き」が口癖。自分の治療費のために兄が危険な仕事をしているとは知らず、毎日帰宅する快人を笑顔で迎えている。兄へ兄妹を超えた感情を持つ
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蜂野 すずめ(はちの・すずめ)
32歳。JAPASH人事・戦闘員管理部主任で、快人の直属の上司。グラマラスな美人で、穏やかで面倒見のいい姉御肌。その正体はJAPASHによって肉体を改造された改造人間。高い戦闘能力を持つ一方、部下の
快人にはとても優しいおねーさん。「阿久野君は私が守ってあげる❤️」
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白鳥翼 (しらとり つばさ)
24歳、白い髪の儚げで清楚な娘、主人公より年下だが、彼よりも先に怪人になっている。主人公とはお互い異性として意識している。飛行能力を持つ白い翼の怪人 スノウ ホワイト
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老賀魅理 (しにが みり) 死神 博士
45歳 しかし外見はティーンエイジャーの少女に見える。悪の秘密結社の怪人改造や新兵器の開発を行っている。国の研究機関にいたが同僚の裏切りで名誉を失い、ジャパッシュに入る。黒髪スレンダーのポニーテール。ショタコンのロリババア
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阿倍野 遥香(あべの はるか)
27歳 ジャパシュの商務部の怪人 通天閣 コテコテの関西弁のお姉さん。明るく元気。
妹と弟を毒親から守るためにジャパッシュに入り怪人となる。快人とは友達感覚
「快人っち元気かい?」
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緑山 翠(みどりやま みどり)
27歳、主人公の学生時代の同級生。スターセイバーのグリーンだったが、スターセイバーは壊滅し、ジャパシュに助命される見返りにヒーロー業界を裏切りスパイになる。快人に恋心を抱きながら、ヒーローたちの機密情報入手するために男たちに体を差し出す。美しい緑の髪と10歳若く見られる合法ロリ。
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アリ セークハラ 出稼ぎ怪人 シーク ケバブ
23歳 中近東の砂漠の国から来た怪人、イスラファル軍に故郷を滅ぼされテロリストになるがテロ組織も、アメリカ軍の空爆で壊滅。
日本に出稼ぎに来る。ジャパッシュのメンバーの暖かさに触れ人間味に取り戻していく。蜂野すずめを母なる女神のように慕っている。
「すずめさんの命令なら、ワタシ何でもするヨ」
ダーンオニーロック
36歳 アメリカの企業経営者で富豪、しかし政府の軍産複合体への協力を断ったことで、最愛の恋人 レインをCIAに殺され、悪の組織に加盟する。黒い魔人の異名を持つパワーファイター。
日常生活は極めて優雅でゴージャス
喜界田 零 バトルサイボーグ ゼロ
17歳 沖縄の女子高生 在日アメリカ軍の違法な研究の実験体にされ、バトルサイボーグに改造される。ジャパッシュに救出される。
ダーンオニーロックをおじさんと慕っている。女子高生 沖縄の子らしい気さくで可愛いポンコツサイボーグ
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黒い魔人と機械仕掛けの少女
第一章 横須賀奇襲作戦
午前二時十三分。
東京湾を渡る夜風の中を、巨大な輸送艇が音もなく進んでいた。
遠くに横須賀の灯が見える。
港湾施設。
艦艇。
巨大な格納庫。
そして、厳重に封鎖された米軍施設。
普段ならば数え切れないほどの監視カメラと警備兵によって守られている場所だった。
だが、その夜。
海上に浮かぶ輸送艇の甲板には、百人を超えるJAPASH戦闘員が整然と並んでいた。
黒い戦闘服。
防弾装備。
特殊ヘルメット。
その先頭に立つのは、二人の怪人だった。
巨大な黒い身体。
人間の姿を遥かに超えた筋肉量。
漆黒の装甲。
肩から伸びる金属製の突起。
ダーン・オニーロック。
かつてアメリカで名を知られた企業経営者だった男は、いまやJAPASH屈指のパワーファイターとなっていた。
隣には、黒い甲虫を思わせる怪人。
一本角。
漆黒の装甲。
胸部中央には円形のグラビティコアが鈍い光を放っている。
アーク・カイバー。
阿久野快人だった。
「全員、最終確認!」
通信機から声が響いた。
蜂野すずめだった。
彼女は輸送艇の中央で腕を組み、いつもの柔らかな笑顔を浮かべている。
しかし、その瞳には普段の穏やかさがなかった。
「今回の目的は施設の完全制圧じゃないわ。第一目標は研究データ。第二目標は実験体の確保。そして第三目標は、可能な限り敵施設を機能停止させること」
「つまり、派手にやっていいということデスネ?」
シークケバブことアリが言った。今日の彼は、フルアーマーの10層
米軍戦闘用に改造された特殊兵装だった。
「そういうこと」
すずめは笑った。
「ただし、無茶はしないこと。帰ってくるまでが作戦よ」
「了解デース!」
アリが敬礼する。
その隣で、白い髪を夜風になびかせていたのは白鳥翼。
白い翼の怪人、スノウ・ホワイト。
「……快人」
小さな声だった。
「どうした?」
「怖くない?」
快人は少し考えてから答えた。
「怖いよ」
翼は意外そうに目を瞬かせた。
「でも……今回は俺たちが攻める側だ」
胸のグラビティコアが低く唸った。
「いつまでも逃げてばかりじゃない」
その言葉を聞いたダーンが笑った。
「ミスター・カイト。ようやく怪人らしい顔になってきたね!」
ダーンが巨大な拳を握る。
「ミーたちは悪党だ。ならば悪党らしく、たまには悪党の仕事をしようじゃないか!」
輸送艇の前方に、施設の外壁が見えた。
すずめが片手を上げる。
「――作戦開始」
次の瞬間。
夜空が震えた。
戦闘員たちが一斉に飛び出す。
警報。
サーチライト。
銃声。
「敵襲!」
米軍警備部隊が応戦する。
だが、先頭に立ったダーンは止まらなかった。
銃弾が黒い身体に次々と叩き込まれる。
火花が散る。
それでもダーンは前進する。
「この程度かね?」
拳を振り抜く。
巨大な衝撃音。
装甲車が横転した。
「ダーン!」
快人が叫ぶ。
「ミーのボディーは最強ね!」
ダーンは豪快に笑った。
その横をアーク・カイバーが駆け抜ける。
グラビティコアが輝く。
「――グラビティ・ブレイク!」
重力場が一瞬だけ歪んだ。
周囲の兵士たちが踏ん張れなくなる。
そこへ戦闘員たちが一斉に突入する。
「JAPASH戦闘員、前進!」
「うおおおおおっ!」
百人の戦闘員が夜の基地へ雪崩れ込んだ。
その光景は、もはや秘密結社の襲撃ではなかった。
一個の軍隊による侵攻だった。
格納庫から装甲車が出てくる。
「来た!」
シークケバブが叫んだ。
「任せろ!」
アーク・カイバーが正面から突っ込む。
装甲車の砲塔が旋回した。
発砲。
爆炎。
だが、その炎を突き破って黒い怪人が飛び出した。
「遅い!」
アーク・カイバーの拳が装甲車の側面を打ち抜いた。
巨大な車体が傾く。
戦闘員たちから歓声が上がった。
「さすが怪人!」
「行けるぞ!」
その頃、上空では翼が飛んでいた。
白い翼を広げ、施設の監視塔を次々と無力化していく。
そして地上では、阿倍野遥香が大声で叫んでいた。
「こっちは任せとき! 大阪仕込みの根性、見せたるわ!」
彼女が巨大な武器を振り回す。
「通天閣パワーや!」
爆音。
壁が崩れる。
その混乱の中、すずめは冷静に指示を飛ばしていた。
「第一班、東側! 第二班は研究区画へ! 負傷者は後方へ!」
「了解!」
JAPASHの戦闘員たちは訓練された兵士のように動いていく。
そして快人とダーンは、最深部へ向かった。
研究施設。
厚さ数十センチの防爆扉。
ダーンが立ち止まる。
「これは?」
快人が扉を見る。
「研究施設の最重要区画らしい」
「ならば――」
ダーンが拳を構える。
「開けるしかないね!」
一撃。
二撃。
三撃。
巨大な扉が歪む。
最後にアーク・カイバーがグラビティコアを全開にした。
「――開け!」
轟音。
扉が吹き飛んだ。
その奥にあったのは、巨大な研究室だった。
無数のモニター。
薬品。
医療装置。
そして。
部屋の中央に、一つの透明なカプセルが置かれていた。
快人は息を呑んだ。
カプセルの中に少女がいる。
十代半ばほど。
細い身体。
目を閉じている。
だが、その身体には明らかに人間ではない部分があった。
片腕。
脚。
首筋。
機械部品が露出している。
ダーンの表情から笑みが消えた。
「……これは、人間か?」
研究データを確認した快人が呟く。
「実験体……」
カプセルの表示には、ただ一つの名前が記されていた。
零。
「連れて帰るぞ」
ダーンが言った。
快人は頷いた。
「……ああ」
こうしてJAPASHの横須賀奇襲作戦は、最大の秘密を奪取した。
その少女が何者なのか。
まだ、誰も知らなかった。
第二章 喜界田零
最初に聞こえたのは、機械の音だった。
――ピッ。
――ピッ。
一定の間隔で鳴り続ける電子音。
喜界田零は、ゆっくりと目を開けた。
白い天井。見たことのない照明。鼻を刺す消毒液の匂い。
「……ここ……どこ?」
声が出た。それだけで、零は少し安心した。
自分は生きている。
事故のことを思い出そうとした。
アメリカの軍用車。衝撃。道路。血まみれで身体を動かせなかったこと。
そこから先の記憶は、ひどく曖昧だった。
零は起き上がろうとした。
「……っ」
右腕に力を入れる。その瞬間だった。聞き慣れない金属音が響いた。
カシャッ。零の動きが止まる。
「……え?」
自分の右手を見る。成功に作られているが、それは人造物であった。
そして、鏡を見て、彼女は驚く。彼女の黒髪は燃えるような真紅の髪になっていた。
「……なに、赤って、、染めたの、、これ」零の呼吸が早くなる。
恐る恐る布団をめくる。
細い脚。
しかし、そこにも人間とは違う機械部品が組み込まれているようだ。
「いや……」
ベッドから飛び降りようとした。
予想していたより遥かに強い力が発生する。
零の身体が前方へ跳ねた。
「きゃっ!」
壁に手をつく。その手が壁をへこませた。
零は凍りついた。
「……私が?」
壁に残った手形。
普通の少女なら、絶対につけられない跡だった。
「なに……これ……」
そこへ扉が開いた。
白衣姿の老賀魅理が入ってきた。
「お目覚めになりましたか」
零が振り返る。
「誰……?」
「老賀魅理。JAPASHの研究開発部門に所属しています」
穏やかな声だった。
しかし、零にはそんなことはどうでもよかった。
「ここはどこなの?」
「JAPASHの医療施設です」
「ジャパッシュ……?」
零は聞いたことのない名前を呟いた。
「私に何をしたの?答えて!私に……何をしたの!」零が叫ぶ。
魅理は少しだけ目を伏せた。
「私たちはあなたはアメリカ人の基地から救い出しました。」「病院にいたんじゃないの?」
「アメリカ軍はあなたの身体には軍事用サイバネティクス技術による大規模な改造が施しました」
「……改造?」
零はその言葉を理解できなかった。
「そうですね、あなたはサイボーグにされたんです。」
魅理は否定しなかった。
「大丈夫かい?零ちゃん」1人の青年が声をかけてきた。
「あなたは?」「彼があなたを研究室から救ったのよ」
「俺は阿久野快人」
「あなたが……私を助けたの?」
「正確には、俺だけじゃない」
快人が横を見る。
巨大な黒い怪人。
ダーン・オニーロック。
ダーンは帽子を取った。
「Hello、ミス・ゼロ」
零は警戒する。
「あなたたちは……悪い人?」
ダーンは少し困ったように笑った。
「それについては、否定できないね JAPASHは悪の秘密結社だからな」
「……だったら、どうして?」
零の瞳に涙が浮かぶ。
「どうして私を助けたの?」
あの研究施設で眠っていた少女を見たとき。
放っておけなかった。
ダーンは零の姿に、今は亡き恋人 レインの面影を見たのだ。
ダーンの過去
かつてダーン・オニーロックと呼ばれる男はいなかった。
あるのはスラム街に生きる貧しい名もなき移民の少年だけだった。
毎日を生き延びることで精一杯の生活。
そんな彼に唯一の救いがあった。
街角のホットドッグスタンド。
そこで働く赤毛の少女レイン。
彼女はいつもダーンに笑顔を向けてくれた。
金がないダーンにこっそりとホットドッグを奢ってくれた。
温かい肉の味。
彼女の優しい眼差し。
それがダーンの生きる糧だった。
「いつか必ず成功して見せる。そして君を迎えに来る」
少年の誓いは叶った。
テクノロジーの分野での才能を開花させたダーンは自らの会社を立ち上げ急成長を遂げた。
貧乏だった少年はアメリカンドリームを掴み取ったのだ。
そしてあの日。
高級車を駆って再びあのホットドッグスタンドの前に立った。
「レイン」
驚く彼女にダーンは言った。
「一生で最初で最後のプロポーズだ。俺と一緒になってくれ」
涙を流して頷くレイン。
二人の幸せは永遠に続くはずだった。
しかし運命は残酷だった。
ダーンの会社が急成長するにつれ軍産複合体の影が迫っていた。
リチャード上院議員。
彼は軍需産業の利権を握る男だった。
「我々と手を組め。さもなくば…」
正義感の強いダーンはその要求を一蹴した。
「俺の技術を戦争に使うことは絶対にない」
それが地獄の始まりだった。
ダーンが出張で家を空けた日。
CIAの工作員たちが家に押し入った。
留守を守っていたレインは抵抗する間もなく拉致された。
アジトに監禁されたレインを待っていたのは想像を絶する地獄だった。
「あの頑固なクロンボ野郎に思い知らせてやるぜ」工作員の男たちはレインの細い二の腕に薬物を注射した。軍が開発中の媚薬と麻薬を混ぜた違法薬物を投与されたのだ
「お前が売春婦みたいに乱れ狂うところをダーンのやつに送ってやる」男たちがカメラをセットする。
「ふふふダーン、見ているか?今からお前の貧相な嫁さんを使ってやるからなありがたく思うんだ。」リチャード上院議員が彼女のパンティーを剥ぎ取った。
「いや…ダーン…ダーン助けて…!」
レインの抵抗など、鎖に繋がれた四肢には何の意味も持たなかった。
「大人しくしろ、」工作員の一人がレインの乳房を鷲掴みにした。「上院議員の気まぐれで始まるショータイムだ。お前の亭主に見せてやる、お前がどこまで下品な雌になるかをな」
もう一人の男が彼女の反対側の胸に吸い付き、乳首を舌で弄り始めた。
「ん、あっ…や、やめ…!」
麻薬と媚薬の混合液がレインの身体を内側から蝕んでいく。理性を保てば保つほど、身体が裏切る絶望が深まる。
「ほら、乳首がこんなに硬くなってるぞ。旦那より気持ちいいんだろ?」
男たちの粘つくような舌が、赤く熟れた乳首を交互に攻め立てる。二本の指で捻り上げられ、吸い込まれる刺激に、レインの背中が弓なりに反った。
「あぐっ、いやぁ…!」
太ももを無理やり開かされ、太い指が濡れそぼった秘裂を割り開いた。
「うわ、もう濡れてるぜ。見ろ、カメラに向かってイキ顔を見せろよ」
「や、見ないで…ダーン、見ないでぇ…!」
屈辱的な音を立てて、男の舌が最も敏感な秘所を舐め上げた。同時に、別の男が胸の頂を執拗に吸い続け、もう一人が耳元で卑猥な言葉を吐き続ける。
複数の男による同時の攻め。
上も下も、前も後ろも、快感の波に飲み込まれていく。
「ああっ、あ、あぁ…! ダーン…許して…私、私…」
身体中を這い回る手。粘膜を犯す舌。鋭い快楽が脳髄を焼き尽くしていく。
薬物の影響で瞳孔が開ききったレインの目から、とめどなく涙が溢れた。
ダーンへの愛。
それだけが、彼女を狂気から繋ぎ止める最後の糸だった。
しかし、快楽に溺れる身体はもう彼女のものではなかった。
「どうした? イっちまったのか? ダーンのやつに見せてやるぞ、お前が俺たちの肉奴隷になって堕ちたところをよ」
絶頂と屈辱の涙。カメラのレンズが無慈悲にその惨状を捉え続けていた。
そして、この地獄はダーンの元へ送信されていた。
出張先のホテルでその映像を受け取ったダーンは、画面に映る愛するレインの姿と、男たちの狂ったような笑い声を前に、言葉を失った。
「レイン…」
画面の中のレインは、男たちの責めに抗えず、快楽に歪んだ顔をカメラに晒している。
「やめろ…やめろぉぁぁぁっ!!」
ダーンの絶叫がホテルの部屋に響いた。
リチャード上院議員が自らのベルトを外した。
「さあ、ショーの始まりだ」
レインの脚を男たちが左右に引き裂くように押さえつける。
「や…やめて…お願い…」
「お願い? ほう、何をお願いするんだね?」
リチャードは笑いながら、既に硬直した自身をレインの濡れた秘裂に押し当てた。
「旦那の前で、みっともなく腰を振るんだな」
ずぶり、と一気に根元まで貫かれた。
「っっ!!」
レインの喉から声にならない悲鳴が漏れる。
「ほう…締まるな。さすがはダーンの女だ。使える」
リチャードが腰を振り始める。
「どうした? 抵抗しないのか? それとも…もう感じているのか?」
抽送のたびに、薬物で敏感になった肉壁がきゅうきゅうと絡みつく。
「違…ちが…」
「違わないだろう? ほら、見ろ」
リチャードがレインの髪を掴んでカメラの方へ顔を向けさせる。
「この顔を見ろ。完全に女の顔だ。ダーン、お前の女はもう俺たちのモノだ」
「あ…あぁ…」
「ほら、もっと声を出せ。旦那に聞かせてやれ」
リチャードが深く突き入れる。
「ああっ…!」
「いい声だ。なあダーン、聞こえるか? お前の女は今俺の上で鳴いているぞ」
男たちが笑う。
「それにしても見事な身体だ。この肌、この胸…貧乏人の娘にしては上玉だな」
リチャードがレインの乳首を指で摘まみながら腰を振り続ける。
「上院議員…そろそろ…」
「ああ、分かっている」
リチャードが一層激しく腰を打ちつける。
「中で出すぞ。お前の女の子宮に、俺の子種を注いでやる」
「いや…やめて…そこだけは…!」
レインが初めて激しく抵抗した。
「お願い…それだけは…ダーンの…ダーンの子供を…」
「ほう? まだそんなことを言うか」
リチャードが冷笑する。
「安心しろ。これはお前を壊すための儀式だ。ダーンの痕跡など、跡形もなく消してやる」
最後の一突き。
「っ!」
レインの身体が大きく跳ねた。
リチャードが低く唸りながら、精を放つ。
「ふう…」
しばらくして、リチャードが身体を引く。
「どうだダーン、見たか? お前の女は俺のモノになった」
カメラに向かって、リチャードは満足げに笑った。
「これは序章に過ぎん。お前がこの映像を見ている頃、レインはここで何十人もの男たちに抱かれる。徹底的に、な。お前の知らない女に変わるまで」
レインはベッドの上で荒い息をついていた。
身体中に残る男たちの痕跡。
太ももを伝う白濁。
しかしそれ以上に、心が壊れそうだった。
「ダーン…ごめん…ごめんなさい…」
掠れた声で、レインは呟き続けた。
「私…汚れちゃった…」
その声は、カメラのマイクにかすかに拾われていた。
一方、ホテルの部屋で。
ダーンはテレビモニターの前で、拳を握りしめていた。
爪が掌に食い込み、血が滲む。
「リチャード…」
その名を口にした瞬間、ダーンの中で何かが決定的に壊れた。
「必ず…必ずお前を…」
モニターの中では、レインが新たな男たちに囲まれ始めていた。
「次は俺だ」「俺もだ」と、飢えた獣のように男たちがレインに群がる。
「待て待て、一度に全部味わおうぜ」
一人がレインの髪を掴み、無理やり顔を上げさせる。
「ほら、口を開けろ」
別の男が背後から回り込み、レインの腰を掴んで引き寄せた。
「こっちの穴も空いてるぞ」
そしてもう一人が、彼女の脚の間に割り込む。
「三つ同時だ。特等席だな」
「いや…もう…許して…」
レインの懇願は無視された。
前から、後ろから、そして口にまで、男たちが一斉に侵入を開始する。
「んぐっ…!? んぅ…!」
口腔を犯され、言葉を奪われる。
同時に下腹部に鋭い裂けるような痛みと、腸内を焼くような異物感が走った。
「ああっ! つっ…!」
三つの穴が同時に責められ、レインの身体は前後左右に揺さぶられる。
「すげえ締まりだ」「こっちもいいぞ」「口の中も気持ちいいな」
男たちは互いに顔を見合わせて笑い合いながら、リズムを合わせてレインを犯し続ける。
「んんー! んーっ!」
苦痛と快楽が入り混じった刺激が脳を焼き尽くす。
薬物の影響で敏感になりすぎた神経が、与えられる全ての刺激を快感として変換し始めていた。
(ダーン…助けて…ダーン…)
頭の中で彼の名前を呼び続けるが、口から漏れるのは卑猥な嬌声だけ。
「おいおい、もうイきそうか?」「ほらほら、もっと声出せよ」
アナルを犯す男がさらに奥まで突き上げる。
ヴァギナを責める男が子宮口を執拗に擦り上げる。
フェラチオを強要する男が喉奥まで押し込む。
逃げ場などどこにもない。
三方向からの同時責めに、レインの自我が急速に崩れ始めた。
「ああっ! ああっ! あぁぁっ!!」
瞳から光が消えかけ、快楽に歪んだ表情がだらしなく崩れていく。
「おっ、いい反応だ」「もうイっちまったか?」
男の一人がニヤリと笑い、傍らに置いてあった注射器を手に取った。
「まだまだ足りないだろ? もっと気持ちよくなりたいよな?」
「や…いや…もう…」
「遠慮するなよ」
首筋に冷たい針が突き刺さる。
新たな薬物が体内に流し込まれた瞬間、レインの身体が激しく痙攣した。
「あぁぁぁぁっ!!」
全身の血管が沸き立ち、肌が真っ赤に染まる。
理性の堤防が決壊した。
「すごい反応だな!」「さあ存分に鳴いてくれ!」
男たちがさらに激しく腰を振る。
「あはっ! ああっ! いいっ! いいぃっ!」
かつてダーンを愛したレインは消え失せた。
そこにいたのは、快楽に溺れ狂うだけの肉の器だった。
「ダーン…見てるか? お前の女はこんなにも淫乱だぞ!」
男たちの嘲笑が響き渡る中、レインは白目を剥いて絶頂の渦に飲み込まれていった。
その映像は、冷酷な現実としてダーンの元へ送信され続けていた。
⭐️取引
ダーンは言われた場所へ向かった。
倉庫街の薄暗い地下室。
そこにはリチャード上院議員と工作員たちが待っていた。
「来たか」
リチャードが葉巻をくゆらせながら言った。
「約束通り来た。俺の技術を提供する。だから…」
ダーンの声は震えていた。
「レインを返してくれ」
リチャードは鼻で笑った。
「お前の技術? そんなものはもう要らないんだよ」
「どういうことだ…?」
「お前が屈辱にまみれて命乞いをする姿が見たかっただけさ」
リチャードが顎をしゃくる。
「さあ、土下座しろ。そうすれば返してやる」
ダーンの膝が折れた。
プライドも尊厳も捨てた。
ただ愛する妻のために。
床に額を擦り付ける。
「お願いだ…返してくれ…」
「声が小さいな」
リチャードの革靴がダーンの頬を踏みつけた。
「もっとこう、犬みたいに吠えてみろよ」
工作員たちの爆笑が響く。
ダーンは唇を噛み締め耐えた。
靴の底が顔を押し潰す屈辱に。
しかしダーンは立ち上がらなかった。
レインが還ってくるなら。
それが数分、あるいは数時間続いたか。
ようやくリチャードが飽きたように手を振った。
「もういい。連れてきな」
奥から工作員に引きずり出されたのは、ボロ布を纏っただけのレインだった。
「レイン!」
ダーンが駆け寄る。
しかしレインの目には光がなかった。
「…あ…あぁ…」
意味をなさない呟き。
虚ろな瞳。
身体中に残る痣と噛み跡。
薬物の影響で、彼女はもうダーンを認識していなかった。
「返してやるよ。もう壊れちまったけどな」
リチャードが笑う。
「俺たちのいいオモチャだったぜ」
ダーンはレインを抱きしめた。
「レイン…俺だ…ダーンだ…」
しかし彼女はただ震えるだけだった。
それから3日。
ダーンは必死にレインを治療しようとした。
最高の医師を呼び、解毒剤を探し回った。
しかし、投与された薬物はレインの身体を蝕んでいた。
副作用。
臓器の不全。
神経系の崩壊。
「ダーン…」
死の直前、レインの瞳にほんの一瞬だけ光が戻った。
「…ごめん…汚れちゃった…」
「言うな…」
ダーンはレインの細い手を握りしめた。
「お前は何も悪くない…」
「…ダーン…」
彼女の唇が微かに動いた。
「…愛してる…」
そして最後に彼女は、あのホットドッグスタンドの少女の笑顔を浮かべた気がした。
その手が落ちた。
冷たくなっていく身体。
ダーンは声にならない叫びを上げた。
部屋に残されたのは、愛する妻の亡骸と、ダーンの絶望だけだった。
レインの葬儀の日。
ダーンは既に会社から追放されていた。
株主総会。取締役会。全てが工作員たちの仕組んだ策略によって動かされていた。
政治家・軍・司法をも巻き込んだ巨大な力が、ダーンから全てを奪っていた。
しかし、もうダーンにとって事業も資産もどうでもよかった。
残されたのは、燃え盛る復讐心だけだった。
彼は地下室に篭った。
誰も知らない彼自身の研究所。
そこでダーンは自らの最高傑作であり禁断とされていた技術を、我が身に施した。
違法サイバネティクス。
強化外骨格。
戦闘用インプラント。
肉体の限界を超えた機械の力。
「これで俺は人間を辞めた」
彼は最後に自らの顔を改造し黒い装甲を装着した。
数週間後。
モンタナ州の山荘。
リチャード上院議員が複数の護衛たちと共に滞在していた。
そこを、黒い巨体が襲撃した。
「な、なんだお前は!?」
「お前が知っている男だ」
ダーン・オニーロック。
かつての姿など微塵も残らない異形の戦士。
拳が特注の鋼鉄製の扉を粉砕した。
銃弾が降り注ぐが、その皮膚には傷一つつかない。
「な、なぜ銃が効かない!?」
「全員狩り尽くしてやる」
ダーンの巨大な手が護衛の一人を壁に叩きつけた。
護衛たちを力で叩き伏せながら、ダーンは進む。
そして最後の部屋に逃げ込んだリチャードを引きずり出した。
「や、やめてくれ! 金ならいくらでも払う!」
「金?」
ダーンの声は冷たく響いた。
「お前は金ではなく、俺の妻の命を奪った」
「頼む! 助けてくれ!」
「レインもそう言ったはずだ」
リチャードの悲痛な叫びは、やがて夜の山に消えた。
連邦警察が駆けつけた時、山荘には26人の遺体が転がっていた。
主犯格のリチャード上院議員と、あの時レインを犯した工作員たち全員を含む惨殺現場。
そしてダーン・オニーロックの姿は消えていた。
アメリカ全土で指名手配されたダーンは国境を越え、日本へと逃れた。
国際的な逃亡者となった彼に手を差し伸べたのは、世界に暗躍する悪の秘密結社JAPASHだった。
「この力を持ち余すな。私が使ってやる」
JAPASHの首領はダーンを幹部として迎え入れた。
こうして、ダーン・オニーロックはJAPASHの怪人となった。
人間としての過去を捨て、復讐の果てに。
彼が唯一持ち続けたもの。
それは、亡き妻レインの写真。
彼の装甲の内側に、今も大切に収められている。
それが、ダーン・オニーロックの過去。
そして彼が怪人として戦い続ける理由だった。
⭐️喜界田零の望郷
横須賀奇襲作戦から二週間後。
JAPASHの医療施設の一室で、零は窓の外を見つめていた。
「沖縄に帰りたい」
その言葉を聞いた快人は、少し考えてから言った。
「本当に帰るのか?」
「うん。お父さんとお母さんが待ってる。電話で話した。すごく心配してた」
零の声は弾んでいた。
自分の両親が生きている。
それだけで、彼女の心は軽くなっていた。
「連れて行ってくれる?」
「ああ。ダーンも一緒に行くと言ってる」
「本当?」
「俺たちは君を守る義務がある。それに…」
快人が少し笑う。
「沖縄の美味いものが食べたいらしい」
零は久しぶりに笑った。
那覇空港に降り立った三人は、まず沖縄の空気を吸った。
「あっ、これが沖縄の風」
零が深呼吸する。
「あったかい…」
ダーンが辺りを見回す。
「ここが君の故郷か」
「うん。小さい頃からずっと住んでた」
零は嬉しそうに歩き出す。
「まず、ソーキそばを食べに行こう。美味しいお店があるの」
「ソーキそば?」
「沖縄の伝統的な麺料理よ。豚のスペアリブが入ってて…」
零の説明を聞きながら、三人は那覇の市場へ向かった。
屋台が並ぶ通り。
赤瓦の屋根。
三線の音がどこからか聞こえる。
零はまるで子どものように店を回った。
「これはサーターアンダギー。揚げ菓子ね」
「これはちんすこう」
「ゴーヤーチャンプルーも食べなきゃ」
ダーンは巨大な黒い身体で器用に箸を使いながら、次々と料理を平らげた。
「うまい!」
「でしょ?」
快人も久しぶりに穏やかな表情で食べていた。
「本当に美味しい」
「沖縄は食べ物が豊富なの。海も綺麗だし、人が温かいし」
零の目が輝く。
「小さい頃、お父さんと海に行ったな。お母さんが作るおにぎりを持って」
その顔は、年相応の少女だった。
改造された身体。
機械の腕。
それでも心は普通の女の子だった。
三人はレンタカーで零の故郷へ向かった。
沖縄本島の北部。
海沿いの小さな町。
「ここが私の町」
零が指差す。
「あの赤い屋根の家が私の家」
丘の上に建つ小さな家。
庭にはブーゲンビリアの花が咲いている。
「電話ではお母さんが待ってるって」
零は少し緊張した様子で車を降りた。
「大丈夫か?」
快人が声をかける。
「うん。ただ…ちょっと緊張して」
「久しぶりだからな」
ダーンが言う。
「でも、両親は君を待っている」
零は頷いて、門をくぐった。
「お父さん! お母さん! 零だよ!」
玄関の扉が開いた。
出てきたのは五十代ほどの夫婦。
「零!」
母親が駆け寄って抱きしめる。
「無事だったのね!」
父親も涙を拭いながら近づいてくる。
「心配したんだぞ」
「お父さん、お母さん」
零の目から涙が溢れた。
「ごめんね。心配かけて」
「いいのよ。無事ならそれで」
母親が零の髪を撫でる。
「あら、髪の色…」
「うん。色々あって」
「そう」
母親はそれ以上聞かなかった。
父親が快人とダーンを見る。
「お友達?」
「うん。助けてくれたの」
「そうか。ありがとうございます」
父親が頭を下げる。
「さあ、上がってください」
家の中は古いが温かみがあった。
畳の部屋。
仏壇。
家族の写真。零は嬉しそうだった。
だが、快人は何か違和感を感じていた。
(髪の色が変わっても、両親は驚かなかった)
普通なら、娘の髪が突然真紅になれば驚くはずだ。
(それに、突然の帰宅にしては…)
両親の反応が、あまりにも自然すぎた。
(まるで、最初から知っていたかのようだ)
快人はダーンに目をやった。
ダーンも同じことを考えているようだった。
夕食の時間。
食卓には沖縄料理が並んだ。
「たくさん食べてね」
母親が微笑む。
「お母さんの料理、久しぶり」
零が箸を取る。
「美味しい!」
「よかった」
食事は和やかに進んだ。
しかし、快人の違和感は消えなかった。
(この両親は…本当に零の両親なのか?)
快人はさりげなく質問を始めた。
「零さんは小さい頃、どんな子でした?」
「あの子はね」
母親が笑う。
「とても元気で、いつも海で遊んでたわ」
「そう」
快人が箸を置く。
「零さん。君の小さい頃の思い出は?」
「え?」
零が少し考えた。
「そうだな…お父さんと釣りに行ったこと」
「釣り?お父さん何を釣ったんですか?」
「えーと…」父親が少し詰まる。
「色々だ」
快人の目が鋭くなる。両親を見る。
「零さんの背中にある痣の形を知っていますか?」
一瞬の沈黙。母親の顔から笑みが消えた。
「…何のこと?」
「零さんの背中には、小さな星形の痣がある」
快人が言う。
「本当の両親なら知っているはずだ」
「お父さん、お母さんなら知ってるはずでしょじゃあ目の前にいるこの人たちは?え…?」
「お前たちは誰だ」
快人の声が冷たくなる。
その瞬間。
両親の姿が歪んだ。
「ちっ、バレたか」
二人の姿が変わる。
赤と青のスーツ。
星条旗のマント。
「アメリカンヒーロー…!」
ダーンが叫ぶ。
「スターライトとフリーダム!」
「ご名答」
赤いスーツの男、スターライトが笑う。
「俺たちはアメリカのヒーローだ。JAPASHの怪人を追ってな」
「零の両親はどこだ」
快人が問う。
青いスーツの女、フリーダムが肩をすくめる。
「残念だったな。あの二人はもういない」
零の顔から血の気が引く。
「…え?」
「最初から死んでたんだよ。お前の両親は」
スターライトが笑う。
「俺たちが始末した。お前の居場所を聞き出すために、な」
「でも、何も知らなかったからな」
フリーダムが続ける。
「使い物にならなかった。だから殺した、そこのガジュマルの木の下に埋まってるよ」
零の身体が震える
スターライトが手を上げる。
光のエネルギーが集まる。
「お前もここで終わりだ。JAPASHの怪人もろともな」
「零!」快人が叫ぶ。しかし零は動かなかった。
両親が死んだ。
その事実が、彼女の心を打ち砕いた。
「…私の…お父さんとお母さんを…」
「ああ。殺ったのは俺だ」
スターライトが誇らしげに言う。
「だからどうした? 機械じかけのポンコツちゃん、お前が復讐でもするのか?」
零が顔を上げる。
その目に涙が光っていた。
だが、それだけではなかった。
怒り。
純粋な怒りが、瞳の奥で燃えていた。
「…許さない」
零の声は低かった。
「お前たちを…絶対に許さない」
「ほう」
スターライトが笑う。
「サイボーグの分際で、俺たちに勝てると思ってるのか?」
「やってみるわ」
零が構える。
その瞬間、彼女の身体が変化した。
右腕の装甲が展開する。
中から銃口が現れる。
左脚の関節が変形し、ブースターが露出する。
首筋の機械部品が光る。
「な…」
スターライトの顔から笑みが消える。
「何だその姿は…」
「私は…」
零の声が響く。
「バトルサイボーグ ゼロ!l喜界田零。」
ブースターが点火。
零の身体が弾丸のように飛び出した。
「うおっ!」
スターライトが光の盾を展開する。
しかし零の拳はそれを粉砕した。
「ぐあっ!」
「スターライト!」
フリーダムが飛び込む。
風の刃を放つ。
「風か…」
零が回避する。
その動きは人間離れしていた。
「速い…!」
「私は戦うために生まれたんじゃない」
零が言う。
「でも、お前たちを倒す力はある」
右腕の銃口が火を噴く。
光弾がフリーダムを襲う。
「くっ!」
「二人とも!」
スターライトが立ち上がる。
「本気でやるぞ」
「ああ」
フリーダムが頷く。
二人のアメリカンヒーローが同時に攻撃を仕掛ける。
光と風。
二つの力が零を襲う。
だが零は怯まなかった。
「ダーン! 快人!」
「任せろ!」
ダーンが前に出る。
「ミーのボディーは最強ね!」
光のビームをその身で受け止める。
「な…!?」
「快人!」
「ああ」
快人がグラビティコアを起動する。
「グラビティ・ブレイク!」
重力が歪む。
スターライトとフリーダムの動きが鈍る。
「今だ、零!」
「うん!」
零が飛び出す。
両腕の武器を全開にする。
ミサイル。レーザー。電磁パルス。
改造された身体に埋め込まれた全ての武器を駆使する。
「これが…」
スターライトが目を見開く。
「私の力!」
零の攻撃が二人を直撃する。
爆炎。
轟音。
煙が晴れた時。
スターライトとフリーダムはいくつかの残骸になって、地面に倒れていた。
「…勝った…」
零が呟く。
しかし、その顔に喜びはなかった。
「お父さん…お母さん…ごめん…」
零がその場に崩れ落ちる。
「私…助けられなかった…」
涙が止まらなかった。
快人が静かに近づく。
「零さん」
「私のせいで…私があいつらの人形にならなかったから、基地から逃げたから…」
「違う」
快人が言う。
「君のせいじゃない」
「でも…」
快人が倒れたヒーローを見る。
「こいつらが悪い」
ダーンも近づく。
「ミス・ゼロ」
「ダーン…」
「俺も同じだ。愛する者を奪われた」
ダーンの声は静かだった。
「俺は復讐した。お前も復讐するか?」
零は答えなかった。
ただ、泣き続けた。
「復讐は何も生まない」
快人が言う。
「でも、悲しむことは必要だ」
「…うん」
零が涙を拭う。
「お父さん、お母さん」
空に向かって呟く。
「ありがとう。私を育ててくれて」
その言葉は、沖縄の風に乗って消えていった。
三人はしばらくその場にいた。
やがて零が立ち上がる。
「帰ろう」
「どこに?」
快人が聞く。
「JAPASHに」
零の目には、もう涙はなかった。
⭐️戦闘データのバックフラッシュ
夜の那覇は静寂に包まれていた。明日の朝の飛行機で東京に帰る予定だ。
零はホテルのベッドで横になっていたが、眠れなかった。
身体が熱い。
今日の戦闘時のデータが脳内で反芻される。
アドレナリンの分泌。
心拍数の上昇。
そして、抑えきれない興奮。
「うぅ…」
零は身をよじった。
戦闘で使用したサイバネティクス・システムのバックフラッシュだった。
脳内のチップが異常な信号を送り続けている。
理性を焼き尽くすような熱が下腹部を満たしていく。
「ダーン…」
彼女の唇から無意識にその名が漏れた。
ダーン・オニーロック。
彼もまた愛する者を失い傷ついた男。
零の脳は彼を求めていた。
安らぎではなく、もっと原始的な欲求として。
零は立ち上がった。
パジャマ代わりのTシャツとショートパンツ。
それだけの軽装で廊下を出る。
足は自然とダーンの個室へと向かっていた。
電子ロックをサイボーグの力で無力化し、静かに扉を開ける。
部屋の中は暗かった。
ベッドには巨大な黒い塊が横たわっている。
ダーンだ。
人間の姿に戻った彼は規格外の巨体を晒していた。
筋肉の岩山のような胸板。
太い腕。
そして股間に鎮座する雄の象徴は、その大きさを布の上から主張していた。
零の喉が鳴った。
彼女は音もなくベッドに這い上がった。
「ダーン…」
小さな手でその巨木のような腕に触れる。
硬い筋肉の感触。
熱。
男の匂い。
それらが零の理性をさらに削ぎ落としていく。
「ん…」
ダーンが寝返りを打つ。
零はその胸に顔を埋めた。
「レイン…?」
ダーンがうっすらと目を開ける。
そこにいたのは亡き妻ではなかった。
真紅の髪を持つ少女だった。
「ミス・レイ…? 何を…」
ダーンの声は眠気と困惑に満ちていた。
「ダーン」
零が顔を上げる。
その瞳は潤み、熱っぽく輝いていた。
「私…熱いの…助けて…」
「どうした? 病気か? 医務室へ…」
ダーンが身を起こそうとする。
しかし零は彼を押し倒した。
小柄な女子高生が巨漢を押し倒す異様な光景。
だがサイボーグの怪力を持ってすればそれは容易だった。
「ミス・レイ!?」
「静かに」
零がダーンの唇を人差し指で塞ぐ。
「私の身体…おかしいの…戦闘データが…頭の中で回って…止まらないの…」
零の手がダーンの胸板を撫で下ろし、股間へと伸びる。
「だから…これを鎮めて…レインさんの代わり、私の体を使って」
「やめろ! 君はレインじゃない!」
ダーンが零の手を掴もうとする。
しかし零は逃げた。
そして素早く彼のトランクスを引き下ろした。
露わになった巨大な男根。
黒光りする肉の柱。
零はそれを両手で掴んだ。
「っ!」
ダーンが息を呑む。
「でもすごい…大きい…すごく反応してる❤️私、似てるんだよね。レインさんに。」
零が頬擦りする。
「お互い同意なんだからいいじゃん。これなら…私の熱も冷めるかも…」
舌先で先端を舐め上げる。
「うぅ…」
ダーンの口から漏れたのは拒絶の声ではなかった。
長く禁欲を強いられてきた男の反応だった。
「いけない…これは…」
「いいのよ、私、。おじさんのこと嫌いじゃないし」
零が上目遣いでダーンを見る。
「私はレインじゃないけど…あなたを癒やせるかも」
その言葉がダーンの理性を揺さぶった。
レイン。傷つき、燃え尽きた最愛の命
そして今、目の前の少女もまた傷ついている。
望まぬ改造されて、体の制御が自分でできないのだ。
しかし、体の制御ができないのは自分も同じだ。
目の前の少女がレインに思えて愛しくてたまらない。
零が巨大な男根を口に含んだ。
「あぁっ…!」
口いっぱいに広がる肉の質量。
頬を膨らませて奉仕する少女の姿は淫らだった。
「んっ…んむっ…」
唾液で濡れた男根がさらに硬度を増していく。
ダーンの巨大な手がシーツを掴んだ。
「ミス・零…」
名前を呼ばれ零はさらに熱くなった。
彼女は口を離し今度は自分のショートパンツを脱ぎ捨てた。
下着もつけていない。
すでに濡れそぼった秘裂が露わになる。
「入れて…」
零がダーンの腹に跨った。
小さな身体と巨大な男根。
サイズが合うはずもない。
しかし零は構わず腰を沈めた。
「あぐっ! ああぁっ!!」
異物が身体を割り開いていく感覚。
痛みと快感が同時に襲う。
サイボーグとして強化された身体がなければ耐えられないサイズだった。
しかし今の零にはそれが心地よかった。
「はぁっ…はぁっ…入ってくる…ダーンが…私の中に…」
零が腰を振り始める。
小さな少女が巨漢を騎乗位で犯す。
逆レイプだった。
「零…もっと…」
ダーンの理性が崩れ始めていた。
彼は零の細い腰を掴み自分から突き上げ始めた。
「ああっ! そこ! そこいいっ!」
零が仰け反る。
赤い髪が乱れ舞う。
小さな胸が揺れる。
「ダーン! ダーン! もっと! もっと奥まで!」
激しく打ち付けられる衝撃。
身体の奥に押し込まれる巨大な塊。
子宮口を叩かれるたびに脳が白く染まる。
「すごい…私…壊れちゃう…!」
バックフラッシュによる興奮と性行為の快感が混ざり合い零を狂わせる。
彼女は淫らに喘ぎながら自ら腰を振り続けた。
「出して! 中にいっぱい出して!」
零の懇願にダーンは抗えなかった。
最奥まで叩き込み精を放つ。
「うおおおぉぉっ!!」
「ああぁぁっ!! 熱いっ! ダーンのが入ってくるぅっ!!」
二人の絶叫が部屋に響く。
零は潮を吹きながら絶頂に達した。
ダーンの胸板に倒れ込む。
「はぁっ…はぁっ…すごかった…」
零が息を整える。
「ごめんね…急にこんなことして…」
ダーンは答えなかった。
ただ零の背中を優しく撫でた。
「謝るのはこちらだ」
「え?」
「お前を癒やすどころか…利用してしまった」
零は小さく笑った。
「いいのよ。私も…楽になったから」
「まだ…足りないのかしら…」
零はダーンの胸に耳を当てた。
ドクン、ドクンと深い鼓動が聞こえる。
しかしそれ以上に彼女が気になったのは、未だ自分の秘所に埋まったままの巨根が脈動していることだった。
先ほどたっぷりと注がれたはずなのに、その硬度は全く衰えていなかった。
「ミス・零…すまない…」
ダーンの声は苦しげだった。
「俺の身体は…もう長い間女を抱いていなかったから…一度や二度じゃ収まらんらしい…」
零はゆっくりと身を起こした。
繋がった部分から粘つく音がする。
彼女はダーンを見下ろし、悪戯っぽく笑った。
「いいよ。私もまだ…頭の中が熱いままだから」
零が腰を揺らす。
「んっ…!」
再び広がる充填感。
零は自ら動き始めた。
しかし今度は、ダーンの手が零の腰をガッチリと掴んだ。
「…もういいだろう。次は俺が動く」
ダーンが上体を起こす。
小さな零が巨大な黒人の胸に抱かれるような体勢。
体格差は歴然だった。
「あっ! ダーン!?」
ダーンが零の身体を抱え上げたまま立ち上がった。
零の脚がダーンの腰に絡みつく。
まるで親木に抱きつく蔓のような対比。
「重くないか…?」
「サイボーグだもん。平気❤️それに…」
零がダーンの首に腕を回す。
「こういうの…興奮する」
「淫乱な小猫め」
ダーンが零の唇を塞いだ。
濃厚な口づけ。
舌が絡み合い、唾液が混ざり合う。
その間もダーンの腰は止まらなかった。
零の体重を利用した深い突き上げ。
「んぐっ! んんーっ!!」
口付けたまま零の嬌声が漏れる。
子宮を直接叩かれるような衝撃。
ゼロ重力の中で交わっているような浮遊感と、肉と肉がぶつかる生々しい感覚が同時に襲う。
「あっ! あっ! そこ! 奥っ! ダーンすごいっ! お腹の中いっぱい! おっきいのが来るっ!!」
唇を離し零が喘ぐ。
ダーンは答えず、ただ激しく腰を振り続けた。
壁に押し付けてのピストン運動。
「ああぁっ! 壊れる! 零ちゃん壊れちゃうぅっ!!」
サイボーグの身体でなければ本当に壊れていただろう。
しかし強化された肉体はこの激烈な交わりを受け入れ、さらなる快楽を貪った。
「イク! イクイクイクッ!! ダーン!!」
零が白目を剥いて絶頂する。
ビクビクと身体を痙攣させながら潮を吹く。
しかしそれでもダーンは止まらなかった。
ベッドに押し倒される零。
今度は四つん這いにさせられた。
「次はどうしてほしい?」
ダーンが耳元で囁く。
「後ろから…突いて…」
零が震える声で懇願する。
「レインさんの時みたいに…メチャクチャにして…」
その言葉がダーンのスイッチを入れた。
「言うことを聞くんだな」
ダーンが赤く熟れたヒップを叩く。
パァン! と乾いた音が響く。
「あんっ❤️」
巨大な男根が背後から貫いた。
「ああぁぁっ!!」
最奥まで一気に抉られる。
正常位とは違う角度からの侵入に、零の身体が跳ねた。
「ここか? レインもここが好きだった」
「そこ! そこ凄いっ! レインさんと同じところ! 私も好きっ! 大好きぃっ!!」
ダーンが腰を掴み激しく打ち付ける。
肉と肉がぶつかる音。
淫らな水音。
二人の荒い息遣い。
部屋中が情欲の匂いに満ちていた。
「零! 零!」
「ダーン! もっと! もっと愛して! 私を抱いて!」
幾度となく絶頂し、意識が飛びかけるほどの快楽の中で零はただダーンを求めた。
ダーンもまた亡き妻への想いと目の前の少女への愛しさを重ね合わせるように、全力で彼女を愛した。
何度も何度も注がれる白濁。
それを受け止める零の子宮。
時間の感覚などない。
ただひたすらに貪り合う獣のような交わり。
やがて窓の外が白み始めた頃。
二人は汗と体液にまみれたまま、抱き合って眠りに落ちていた。
ダーンの太い腕の中で、零は子猫のように丸まっている。
その顔には苦悶の跡などなく、ただ深い満足感だけが漂っていた。