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悪の秘密結社JAPASH
Japanese Association for the Pursuit of Absolute Super-Humanity。
日本における超人化の確立と、それによる世界秩序の再構築を目的とする秘密結社。
世界征服。超兵器開発。怪人製造。政府機関への工作。ヒーローやライバル組織との抗争を繰り広げる悪い組織。
キャラクター紹介
阿久野 快人(あくの・かいと)
27歳。どこにでもいる平凡なサラリーマンだったが、難病を抱える妹・聖の治療費を稼ぐため、高収入の転職先を探す。そこで採用されたのが、悪の秘密結社JAPASH。戦闘員として、実績を重ね、怪人に昇給。怪人名はアーク カイバー カブトムシのような一本のツノ、黒い甲虫装甲に胸に鈍く光る円形のグラビティコアを持つ。
阿久野 聖(あくの・ひじり)
17歳。快人の妹で高校二年生。幼い頃から難病を抱えているが、明るく優しい性格で、兄の快人を心から慕っている。「お兄ちゃん大好き」が口癖。自分の治療費のために兄が危険な仕事をしているとは知らず、毎日帰宅する快人を笑顔で迎えている。兄へ兄妹を超えた感情を持つ
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蜂野 すずめ(はちの・すずめ)
32歳。JAPASH人事・戦闘員管理部主任で、快人の直属の上司。グラマラスな美人で、穏やかで面倒見のいい姉御肌。その正体はJAPASHによって肉体を改造された改造人間。高い戦闘能力を持つ一方、部下の
快人にはとても優しいおねーさん。「阿久野君は私が守ってあげる❤️」
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白鳥翼 (しらとり つばさ)
24歳、白い髪の儚げで清楚な娘、主人公より年下だが、彼よりも先に怪人になっている。主人公とはお互い異性として意識している。飛行能力を持つ白い翼の怪人 スノウ ホワイト
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老賀魅理 (しにが みり) 死神 博士
45歳 しかし外見はティーンエイジャーの少女に見える。悪の秘密結社の怪人改造や新兵器の開発を行っている。国の研究機関にいたが同僚の裏切りで名誉を失い、ジャパッシュに入る。黒髪スレンダーのポニーテール。ショタコンのロリババア
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阿倍野 遥香(あべの はるか)
27歳 ジャパシュの商務部の怪人 通天閣 コテコテの関西弁のお姉さん。明るく元気。
妹と弟を毒親から守るためにジャパッシュに入り怪人となる。快人とは友達感覚
「快人っち元気かい?」
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緑山 翠(みどりやま みどり)
27歳、主人公の学生時代の同級生。スターセイバーのグリーンだったが、スターセイバーは壊滅し、ジャパシュに助命される見返りにヒーロー業界を裏切りスパイになる。快人に恋心を抱きながら、ヒーローたちの機密情報入手するために男たちに体を差し出す。美しい緑の髪と10歳若く見られるロリボディー。
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飯田賢治 怪人 剛殻怪人ガンガルド
45歳、快人の職場の先輩として優しく指導。小学3年生の息子と妻を深く愛する男性。スターセイバーとの戦いの際に快人たちを守るために、一人で5人の戦隊ヒーローに立ち向かい嬲り殺しにされる。そして彼の愛妻、飯田早苗35歳はスターセイバーの男たちに犯されてメス奴隷にされる。後に快人がスターセイバーを倒し解放。主人公が改造人間になろうと決意したエピソード。
最近、ヒーロー業界では妙な噂が広がっていた。
――魔法少女薬。
飲めば、誰でも魔法少女になれる。
そんな触れ込みで、裏社会だけでなく、若者たちの間にも密かに流通し始めた薬だった。
薬を飲むことで、心の奥底に眠る欲望――本人すら自覚していない「リビドー」を解放し、その感情を超常的な力へ変換する。
炎を操る者。
空を飛ぶ者。
光を放つ者。
中には、怪人に匹敵するほどの戦闘能力を得た少女までいるという。
そして問題は、その魔法少女たちが次々とJAPASHの戦闘員を倒し始めたことだった。
「また三人、やられました」
JAPASH本部の作戦室。
白い髪を肩から流した白鳥翼は、報告書を静かに閉じた。
「全員、魔法少女ですか?」
「はい。例の薬を飲んだ連中です」
翼は小さく息を吐いた。
二十四歳。
怪人名、スノウ・ホワイト。
背中に純白の翼を持ち、空を舞うことのできる怪人。
JAPASHに入ってから、決して長い年月が経っているわけではない。
それでも彼女は、幾度となく任務をこなし、怪人としての戦い方を身につけていた。
そして翼には、一つの信条があった。
力には、必ず代償がある。
怪人になることにも代償があった。
強力な肉体。
異常な身体能力。
常人にはない特殊能力。
それらを得る代わりに、自分の人生をJAPASHに預ける。
だからこそ翼は知っている。
何の代償もなく、ただ飲むだけで超常の力を得られる薬など、存在するはずがない。
「……調べてみます」
翼は立ち上がった。
「危険ですよ」
「分かっています」
その声は穏やかだった。
「だから、私が見てきます」
*
数日後。
都内の雑居ビル。
表向きは芸能プロダクション。
しかし、その実態は新米魔法少女を発掘し、薬を使って能力者を作り出している怪しげなヒーロー事務所だった。
その入口に、一人の女子高生が立っていた。
「……こんにちは」
制服姿の翼だった。
膝丈のスカート。黒いリボン
少し幼く見える化粧。
そして、書類上の年齢は十七歳。
実年齢は二十四歳。
彼女は自分の姿をガラスに映して、小さく息を吐いた。
「…コスプレじゃない…大丈夫」
潜入捜査だ。
そう自分に言い聞かせる。
「私はスノウ・ホワイト」
JAPASHの怪人。
空を飛び、数々の戦場を生き抜いてきた。
なのに今は、高校三年生を演じている。
「失礼します」
扉を開ける。
「はいはい、魔法少女志望の子?」
出迎えた男は、三十代後半ほどだった。
派手なスーツ。
整えられた髪。
笑顔だけは爽やかだった。
「私はこの事務所でプロデューサーをしています」
「よろしくお願いします」
「いやあ、いいねえ。君みたいな子を待っていたんだよ」
男の視線が、翼を値踏みするように動いた。
翼は笑顔を崩さなかった。
しかし、心の中では警戒レベルを一段階上げていた。
案内された部屋には、同じような少女たちの写真が並んでいた。
魔法少女。
人気者。
アイドル。
戦士。
華々しい言葉ばかりだった。
しかし、翼の目は写真の隅にある小さな文字を見逃さなかった。
契約解除。
活動停止。
精神的不調。
治療中。
「……」
翼の胸に、嫌な予感が走った。
「君には才能がある」
プロデューサーが小さな丸薬を取り出した。
「これが魔法少女薬だ」
「これを飲めば……?」
「君の心に眠っている力が目覚める」
男は笑った。
「怖がらなくていい。みんな最初はそう言うんだ」
翼は丸薬を見つめた。
ここまで来た目的は、薬の正体を確認すること。
ならば飲むしかない。
「……いただきます」
一瞬だけ迷った。
そして、翼は薬を口にした。
*
熱い。
最初に感じたのは、それだった。
「……っ」
喉を通った瞬間、身体の奥から熱が駆け上がった。
心臓が激しく鼓動する。
呼吸が乱れる。
視界が揺れる。
「な……に、これ……」
翼は机に手をついた。
頭の奥が痺れる。
そして――感情が膨張した。
普段なら決して表に出さない感情。
誰にも見せない欲望。
寂しさ。
誰かに必要とされたいという願い。
認められたいという渇望。
誰かに愛してほしいという、抑え込んできた感情。
それらが一気に押し寄せてきた。
「……あ……」
翼の頬が熱くなる。
自分の感情なのに、自分のものではないような感覚だった。
怖い。
これは薬だ。
人間の精神そのものを、無理やり開いている。
「どうだい?」
プロデューサーが笑った。
「それが君の本当の心だよ」
「……違う」
翼は震える声で答えた。
「違います……」
「違わないさ」
男は一歩近づいた。
「誰だって心の奥には、こういうものを持っている」
周囲にいたスタッフたちも近づいてくる。
翼は後ずさった。
「来ないでください」
その声に、男はむしろ嬉しそうな顔をした。
「おやおや。怖いのかい?」
翼は拳を握った。
戦えば勝てる。
怪人としての力を解放すれば、この部屋にいる人間など一瞬で制圧できる。
はずだった
薬の影響で思考が乱れている。変身ができない、力が入らない。
その隙を狙うように、男たちが距離を詰めてくる。
「大丈夫だよ おじさんたちと気持ちいいことして、リビドーを発散しちゃおうか」
「やめて……」
「君は今日から魔法少女なんだから」
3人の男たちは、彼女をマンションのベッドルームに引き込んだ。
「いやっ……離して!」
翼の抗議は、分厚い男の手にかき消された。
薄暗いベッドルーム。ふかふかとしたスプリングの上に押し倒された瞬間、体重の差が絶望的なまでに浮き彫りになる。
薬の影響で体が言うことを聞かない。怪人スノウ・ホワイトの力が鳴りを潜め、ただの非力な少女として組み伏せられていた。
「おっと、暴れんなよ。魔法少女のオーディションだろ?」
プロデューサーの下卑た声が頭上から降ってくる。彼の背後からは、さっきまで無言だったスタッフたちがニタニタと笑いながら迫ってきた。三人の男たちの視線は、獲物を狙う野獣のそれだった。
「やめっ……触らないで!」
制服のブレザーを無理やり剥ぎ取られる。ボタンが一つ弾け飛び、床に転がった。男たちの手は容赦がない。乱暴にシャツの裾から手が入り込み、白く滑らかな肌を這い回る。
「ひっ……!」
冷たい指先が脇腹を撫で上げた瞬間、鳥肌が全身を駆け抜けた。
翼は身をよじって逃れようとするが、両手首を一人の男に抑え込まれ、身動きが取れない。
「すげえ肌だ……真っ白で滑らかだな」
「魔法少女候補だけあるよなぁ。これなら売れるぜ」
男たちの卑猥な吐息が肌にかかる。白鳥翼という一人の人間ではなく、「商品」としての肌色に彼らは欲情していた。
シャツが乱暴に胸元までまくり上げられ、露わになった白い腹と肋骨のラインに、太い指がねっとりと触れる。
「やだ……見ないで……!」
屈辱に翼の目尻が熱くなる。
スカートの留め具が外される音がした。ジッパーが下ろされ、スカートが足首まで引きずり下ろされる。残されたのは、白いブラジャーとショーツだけという無防備な姿。
「いいねぇ、その格好。……まだまだ邪魔だな」
プロデューサーが舌なめずりをしながら、翼の背中に手を回した。金具を外そうとする指の動きに、翼は激しく抵抗した。
「いやっ! ダメ!」
身体をくねらせ、何とか男の手を振り払おうとする。しかし、薬で回らない頭と痺れた体では、万全の状態の男たちに敵うはずもなかった。
「暴れるなって言ってんだろ!」
バチンッという小さな音と共に、ブラジャーのホックが無理やり外された。
肩紐が滑り落ち、豊かな曲線を描く胸が完全に露わになる。男たちの喉がゴクリと鳴るのが聞こえた。
「おお……すげえな。真っ白だ」
「傷一つねぇ。最高じゃねぇか」
彼らの視線が乳首に突き刺さる。羞恥で顔が沸騰しそうだった。
さらに別の男の手が、最後の砦であるショーツのゴムに指をかけた。
「これも要らないよな?」
「やめて……お願い……返して!」
翼は必死に足を閉じようとしたが、男たちの太い腕が強引に膝の間に割り込んでくる。
バリッという布が引き裂かれる音。ショーツがむしり取られた。
冷たい空気が一番敏感な場所を撫でた。
「ああっ……!」
翼は縮こまり、剥き出しになった自分の身体を隠そうと腕を交差させた。しかし、男たちはそれすら許さない。両手首をベッドに縫い止められ、白く染まった全裸を天井の照明の下に晒される。
「完璧だ。……さあて、リビドーの発散と行こうか」
見下ろす三つの影。翼は震える唇を噛み締めた。
これは罠だ。自分の愚かさを呪う暇もなく、絶望の淵へと突き落とされていく。
「おじさんとキスしようね 君ほんとにかわいいよね❤️」
太い舌が唇に押し当てられる、
口移しでさらに薬送り込まれる。
「んっ……!んぐ……!」
「飲み込めよ 魔法少女の魔力が高まるぞ」
液体を飲み込んだ直後、全身の力が抜けた。
思考もぼんやりしてくる。
「……あ…」
「へへっ 効いてきたな 」
翼の視界が白く染まった。
「んっ……あぐ……ぅ…」
口移しで流し込まれた液体が喉を通る。甘く痺れるような感覚が胃の底から全身へと広がり、翼の抵抗は砂のように崩れ去っていった。
手足の力が完全に抜け、ぐったりとベッドに沈み込む。頭の中が甘い霧で満たされ、考えることさえできなくなっていく。
「へへっ、効いてきたみてぇだな。さっきまであんなに抵抗してたのに、もう足がおとなしくなっちまった」
プロデューサーが翼の顔を覗き込む。焦点の定まらない瞳。熱い吐息。それは薬の効果であり、無理やり暴かれたリビドーの反応だった。
「いや……ぁ…熱ぃ……」
「熱いのは当たり前さ。君の隠していた欲望が暴れ出してるんだからな」
男の一人が、露わになった翼の胸にむしゃぶりついた。
「ひゃっ!?」
濡れて熱い舌先が、乳首に触れた瞬間、電流が背骨を駆け上がった。翼の身体がビクンと跳ねる。
だが、逃げることは許されない。太い指がもう片方の乳首を摘み、指の腹で強引に押し潰すように転がした。
「あぁっ! ダメ……そこ……触っちゃ……!」
「すげえ感度だ。すぐに硬くなってんぞ」
口で含まれた乳首は、舌で執拗に弄ばれた。チロチロと先端で刺激し、時折吸い上げるように強く愛撫悪する。指は反対側の乳首を挟み、引っ張ったり捻ったりして、白い乳房を形を変えるほどに責め立てた。
「んんっ! あっ、あぁ……っ! やめ……てぇ……!」
言葉とは裏腹に、翼の口からは甘い喘ぎが漏れ始めていた。薬のせいにしたい。そう思っても、身体の奥底が喜び、熱く疼いているのを感じてしまう。乳首の愛撫だけで、太ももの付け根にじわりと熱が滲むのを止められなかった。
「おい、こっちも見てみろよ。もう濡れ濡れだぜ」
三番目の男が、翼の両膝を強引に開かせ、その中心を曝け出した。秘められた割れ目は、すでに透明な愛液で濡れ光り、恥ずかしい音を立てていた。
「いやっ……見ないで……! 見ちゃダメぇ……!」
屈辱に顔を背ける翼の耳に、男の鼻を鳴らす音が届く。
「いい匂いだ。魔法少女の匂いがする」
男の顔が翼の股間に埋められた。
「ああぁぁっ!!」
舌が割れ目をなぞり上げた瞬間、翼の背中が弓なりに反った。
硬く尖った舌が、敏感な肉のヒダを割り開き、溢れる蜜を啜り取っていく。粘膜と粘膜が擦れ合う濡れた音が、部屋の静寂に響き渡る。
「んっ……くぅっ……! そこ……ダメぇ……!」
「美味いな……ほら、もっと足を開けよ」
男は翼の太ももを抱え込み、逃げ場を完全に封じると、花芯の先端に舌を絡みつかせた。先ほどまで乳首を責められていた男も、さらに感度を高めようと胸への愛撫を激しくする。
上と下。二カ所から同時に攻められ、翼の理性は限界まで追い詰められた。
「あっ! あっ! あぁんっ! んんーっ!」
声を殺そうとしても、熱い塊が喉から漏れ出る。クンニの刺激は深く、子宮の奥まで響くようで、内壁がびくびくと痙攣する。
「どうだ? 気持ちいいだろ? 魔法少女薬のリビドー解放だよ」
プロデューサーの声が遠くで聞こえる。薬のせいだ。これは薬のせいだ。そう言い聞かせても、身体は正直に快楽の波に飲み込まれていく。
「いや……なのに……ぁぁっ……気持ち……いいぅ……!」
翼の白い太ももが震え、男の頭を無意識に挟み込む。逃げようとする動作が、逆に快感を貪る動作へとすり替わっていく。口移しで流し込まれた薬が、翼の心と身体を、底なしの快楽の沼へと引きずり込んでいった。
「あっ……あぁっ……ダメっ……もう……っ!」
限界だった。
薬によって暴かれたリビドーは理性の堤防を容赦なく崩し去り、快楽の奔流となって翼を飲み込んでいく。
乳首を吸い上げる男の唇。秘裂を舐めしゃぶる男の舌。そしてそれを冷ややかな目で見下ろすプロデューサーの視線。
全てが翼を追い詰め、焼き尽くした。
「んんっ! くぅぅっ! あぁぁぁぁッ!!」
翼の背中がベッドから浮き上がるほどに反り返った。
白い喉が仰け反り、甘く切ない悲鳴が部屋中に響き渡る。
ビクンビクンと全身が痙攣し、男の頭を挟んでいた太ももがガクガクと震え上がる。
「おっと、凄ぇ痙攣だ」
「イクのか? 魔法少女がイっちまうのかよ」
男たちの下卑た言葉が届くが、もう翼の耳には届いていなかった。
子宮の奥底から熱い塊がせり上がり割れ目の先端で爆ぜる。
「いやぁっ! 見ないでぇっ! 見ながら……イっちゃうぅぅッ!!」
プシャアアアアッ!!
鋭い水音と共に翼の秘裂から透明な液体が噴き出した。
男の顔面に降り注ぐほどの勢いで放たれた潮はベッドシーツを濡らしポタポタと床へ滴り落ちる。
「うおっ! 出やがった! 潮吹きやがったぞ!」
「すげえ噴きっぷりだ。まるで噴水じゃねぇか」
男は顔を拭いもせず翼の股間に釘付けになっていた。
絶頂の余韻でガクガクと震える肢体。上気した白い肌。虚ろな瞳から生理的な涙がこぼれ落ちる。
それは薬の影響だけではない。三人の男たちに見られながら達してしまったという事実が翼の心を深くえぐり取っていた。
「はぁ……はぁ……ぁぁ……」
翼は力なくベッドに沈み込んだ。
恥辱に顔を覆いたいが両手はまだ拘束されたままだ。
「……っ…うぅ……」
嗚咽が漏れる。
JAPASHの怪人スノウ・ホワイト。
幾多の戦場を生き抜いた彼女がただの女子高生の姿で男たちの目の前で潮を吹き絶頂したのだ。
「見ちゃ……ダメだったのに……」
口ではそう呟くがまだ熱の残る身体は快感を貪るようにビクビクと脈打っていた。男たちの視線が肌に突き刺さるたびに乳首が疼き子宮が疼く。
「まだ終わりじゃねぇぞ。リビドーの発散はこれからだ」
プロデューサーがベルトのバックルを外す金属音が響いた。
「やっと本番だ。待ちくたびれちまったよ」
プロデューサーが翼の足元ににじり寄る。
彼の体格は大きかった。百八十センチを超える体躯。筋肉質な腕。腹の上には余分な脂肪が乗っているが、それ以上に重く厚みのある体だった。
翼の白く細い脚を無理やり開かせ自分の巨体をその間に割り込ませる。小柄な彼女の膝は、簡単に胸のあたりまで押し上げられ逃げ場のない格好で恥部を突き出された。
「やっ……やめて……お願い……!」
震える声で懇願しても男は笑うだけだった。
「大丈夫。すぐに気持ち良くなる。それにこれもリビドー解放のプロセスなんだから。俺のリビドーも解放しないとな」
既に怒張した男の一物が翼の腹の上にのしかかるように押し当てられる。その熱と硬さ、太さに翼の顔が恐怖で引きつった。お腹の上に乗せられただけで、へそのあたりまで届く長さだ。
「ぁ……やめっ……!」
「いくぞ。ちゃんと腰を逃がすなよ」
有無を言わさぬ声。
そして男は翼の秘裂に先端をあてがい、一気に腰を突き入れた。
「あ゛あ゛ぁぁッ!!」
ずぶり、という重い音。
細い彼女の身体に、男の肉棒が根元まで打ち込まれた。
胎の奥を突き破られるような衝撃。圧倒的な質量が内部を広げ、翼の喉から悲鳴が搾り出される。
「きつ……っ! すっげぇ締め付けだ! これで処女かよ?!」
男の巨躯がのし掛かる。壁のように厚い胸板が、翼の小ぶりな乳房を押し潰した。
息ができない。動くたびにふかふかのベッドへと沈み込み、小柄な体が男の重みに埋もれていく。
「あっ……やっ……! ダメ……抜いて……!」
「抜けるかよ。ほら、しっかり抱きしめてやるから」
男の太い腕が翼の背中を掬い上げ、自分の胸に押し付けるように抱え込む。体格差のせいで、翼の両足は糸が切れた操り人形のように男の腰の上で揺れるしかない。
「あんっ……! あっあっあっ……!」
男が律動を始めた。
一突きごとに肉の塊が内壁を削り子宮の口を容赦なく叩く。自重が乗った抽送は、ベッドをぎしぎしと軛ませ翼の小柄な体を下から突き上げるたびに白い肌が跳ねた。
「奥まで届いてる? みっちり咥え込んでるぞ」
「想像してたより狭くて深いな。最高だよ」
プロデューサーの腰使いは容赦なかった。二回に一度は最奥まで突き込み、グラインドするように腰を回す。そのたび翼の喉から甲高い悲鳴が漏れ、押し潰された胸が痛んだ。
何より、周囲で見ているスタッフたちの視線が結合部を舐め回すように注がれている。
「あっ……うっ……! んんぅっ……!」
「声、我慢すんなよ。お前のよがり声で聞いてる客もいるんだ」
「ちが……っ…あぁっ! んんーっ!」
体格差にものを言わせたピストンは彼女の身体をベッドにめりこませる。子宮を激しく突き上げられると、快楽の痺れが背骨を駆け上がり薬で蕩けた身体はその衝撃を快感へと変換していく。
「きもちいいか? さっきから締まりが増してるぞ」
「ちが……ちがう……ぁあっ!」
「素直になれよ。もう魔法少女になれたんだから」
男はそう囁くと翼の乳首を噛みしめ、腰の動きをさらに強くした。
パンッパンッとぶつかる肉音が部屋に響く。
「ひゃあっ!? ダメぇ……そこ……激し……ッ!」
翼の白い脚が男の腰に絡みつく。
逃がすまいと、男が翼の背中を抱えたまま腰を突き上げた。
「もっと欲しいか? いくらでも注いでやるよ」
「やだ……も…おかしく……なっ……ぁあああっ!」
入り口の肉がきつく男に絡みつき、蜜音が混じる。
部屋中に広がる淫靡な匂い。
快楽に堕とされゆく自分を止められない絶望と、その底に生まれる甘い疼き。
「そろそろイきそうだ」
「中はダメ……! それだけは……っ!」
「ああ、もちろん中だ」
男は悪魔のように笑った。
ドビュッドビュッ
「うひぃ、、気持ちいい!ほらっ! どうだ!」
「やめ……あっ!出してる ああっ! ダメ……! もう……!」
翼の瞳から涙がとめどなく流れた。それは屈辱の涙なのか快楽の涙なのか翼自身にももう分からなかった。
ただ男の激しい抽送に耐えながら身体の奥底に居座る熱に支配されていくだけだった。
「あ……熱い……」
プロデューサーの熱を注がれた直後、翼の身体に異変が起きた。
身体の芯から沸き上がるような輝き。白い光が彼女の全身を包み込み髪がふわりと逆立つように伸びていく。肩までだった銀髪が、腰のあたりまで一気に伸び透き通るような光沢を帯びた。
「な……に…これ……!」
四肢に力が戻り身体が内側から燃えるように熱い。
胸元に埋め込まれた宝石のようなコアが輝き、そこから純白のリボンとフリルをあしらった戦士のコスチュームが、彼女の裸体を包み込んでいく。
マジカルスカート。
星屑を散りばめたような光のタイツ。
背中には白い翼ではなく、光の粒子で模られた羽衣が舞った。
「変身……した……? 私が……魔法少女に……」
「そうだ。お前のリビドーが高まった時に生まれた力だ」
プロデューサーがパンツを履きながら言った。
「どうだ? 自分の新しい姿をどう思う?今のお前は誰よりも美しい本物のヒーローだ」
変身の全能感が、男への嫌悪を塗り替えていく。
胸に燻るモヤモヤした感情は消えない。けれど、それ以上に、身体を巡る光と力が心地よくどこまでも飛べるような高揚感が翼を包んでいた。
「その力の使い方を教えてやるよ。ついてこい」
男たちに連れ出された先は、荒れ果てた倉庫街だった。
爆発音が響く。悲鳴。逃げ惑う市民たち。その中央で、黒と紫の装甲を纏った悪の怪人アークカイバーが破壊の限りを尽くしていた。
「この破壊と略奪の使者! 俺様こそがアークカイバーだ! 正義の味方ども、かかってこい!」
ドスを利かせた声で叫ぶ。
空気を裂くような斬撃が壁を砕き、人形のように作り物めいた恐怖演出が繰り広げられる。
「ここで君のデビュー戦だ。あの怪人を倒して、本物の魔法少女になれ」
プロデューサーが翼の背中を押した。
「でも……私は……」
「君のリビドーが命じるままに戦うんだ。その心の声に従えば、自ずと力は発揮される」
耳元で囁かれる甘い命令。
身体の奥底で燻る欲望が光に変わる。彼女の背中の光の羽衣が広がった。白いコスチュームが街灯を反射し、スポットライトを浴びたように輝く。
「……あぁ……心が熱い……」
翼の瞳が紅く揺らめいた。
「これが私の……力…」
空気を震わせるほどの無音の加速。
次の瞬間、翼は光の尾を引きながらアークカイバーの眼前に舞い降りていた。
「なにっ!? 魔法少女だと……!?」
驚愕の声を上げるアークカイバー。
だが、その瞳の奥に一瞬だけ、演技めいた含みがあることを翼は気づかない。
「あなたを……倒します」
翼の脚がビルを削るように振り上がる。
白銀の軌跡が走りアークカイバーの胸元をかすめた。装甲が割れ、火花が散る。
「ぐあっ!」
「すごい……身体が軽い……力が溢れてくる……!」
翼は空中で身を翻し、光弾を連続で撃ち出した。それは彼女の髪の毛先から迸る魔力弾だった。
「くそっ! おのれぇ!」
アークカイバーが大剣を振り下ろす。だが翼の動きはそれを遥かに凌ぐ。無意識のままに半歩で間合いを外し、手刀が、肘が、膝が、流れるように敵の装甲へと突き刺さった。
「別に命じなくても勝手に動く……!」
戦いの中で感じる全能感。男の命令ではなく、自分のリビドーが今確かに敵を砕いていく。
アークカイバーがわざとらしく膝を砕かれ、耳障りな断末魔をあげて倒れ伏した。
「ぐ……あ…! き、さま……!」
「必殺……ホーリーショット……!」
翼は叫んでいた。
両手を胸の前で結ぶと光の円陣が展開し、そこから眩い白銀のビームが放たれる。
アークカイバーの身体は大爆発と共に吹き飛び、闇に霧散した。
「やった……のか……」
翼がその場にふわりと降り立つ。
胸の高鳴り。全身を駆け巡る快感。
戦いに勝った。正義のために戦った。
自分は紛れもなく、魔法少女だ。
「お見事。最高のデビュー戦だったよ」
いつの間にか、プロデューサーが背後で拍手をしていた。
「君は新しい英雄だ。愛と欲望の戦士、スノウマジカル……だ」
「私は……スノウ……マジカル……」
変身が解けると、翼はぐったりと男の胸にもたれかかった。指先が震えている。それは戦いの高揚か、それとも男への服従か。自分でも分からなかった。遠くに、爆散したはずのアークカイバーが物陰から何事もなかったように歩き去る姿が見えた気がしたが、その光景はすぐに白い靄の中へと消えていった。
⭐️宴
組織への潜入は、驚くほど簡単だった。
「スノウマジカル」としてデビューした翼は、その圧倒的な戦闘力と純白の姿からまたたく間に人気を集め、他の魔法少女たちとも自然と打ち解けることができた。
仲間になったのは、「クリムゾン・フレア」のコードネームで活動する赤髪の少女、レイカ。そして「アクア・ドロップ」の水色の髪のミナミだった。二人とも年齢は十七から十八。翼と同じように薬で力を得た少女たちだった。
ある夜。レイカとミナミに誘われ、翼は都内某所の高級ホテルの最上階にあるスイートルームへと足を運んだ。
「ようこそ、スノウマジカル。ここは私たち魔法少女のための『癒やしの場』よ」
レイカが悪戯っぽく笑いながら扉を開ける。
部屋の中は異様な熱気と甘い香りに包まれていた。
豪華なシャンデリアの下、優雅なジャズが流れている。だが、その視線の先にあったのは優雅な晩餐会ではなかった。
「あっ! あぁんっ! そう、そこぉっ!」
「お嬢ちゃん、いい腰使いだな。さすが魔法少女だ」
至る所で繰り広げられる肉と肉のぶつかり合い。
天蓋付きのベッドでは、ピンク色のフリルドレスを腰までまくり上げられた魔法少女が、禿頭の初老の男にバックから責められながら歓喜の声を上げていた。
ソファでは、青いコスチュームを着た少女が二人の男の間に挟まれ、同時に貫かれながら恍惚とした表情で喘いでいる。
「これが……私たちの『パーティー』?」
翼が呆然と呟くと、ミナミが頷いた。
「そうよ。私たちに力をくれるスポンサー様への『感謝祭』。力を維持するにはリビドーの解放が必要でしょう? だからみんな喜んで楽しんでるの」
ミナミの目は完全に陶酔していた。彼女たちは洗脳されていた。薬によって「リビドーの解放」と「力の維持」という言葉で塗り替えられ、自らの肉体を権力者たちの性欲処理器具として差し出すことに何の疑問も抱いていないのだ。
「ねえ君も参加しなよ。ほら」
レイカが翼の手を取り、部屋の中央へと導く。
そこには政財界の大物たちが待ち構えていた。大臣、財閥の会長、有名企業の社長。ニュースでしか見ないような顔ぶれが、下着姿やバスローブ姿で酒を片手に獲物を品定めしていた。
「新顔か? 珍しく白いねぇ」
「さてはスノウマジカルか。噂には聞いていたが……」
大柄な男たちが翼を取り囲む。
その視線は値踏みするように彼女の身体を舐め回した。
「俺と楽しもうじゃないか」
一人の男が翼の腰を引き寄せた。厚い唇が首筋に押し当てられる。酒とタバコの臭い。翼は反射的に拒絶しようとしたが――。
「あっ……」
男の手が翼のマジカルドレスの裾から入り込み、直々に秘所に触れた瞬間。身体の奥で燻っていた薬の効果が再び首をもたげた。
力が欲しい。気持ちよくなりたい。認められたい。
負のリビドーが理性を侵食していく。
「そうそう、素直になりなさい」
男の手が容赦なく翼の下着を横にずらし、濡れ始めた割れ目に指をねじ込んだ。
「んっ……あぅ……!」
翼の膝が崩れる。男はそれを見越して翼を抱き上げるとそのまま床に押し倒した。
「見てみなよ。みんな気持ちよさそうにしてる」
レイカが隣で声を弾ませる。
彼女もまた二人の男に挟まれ前後から貫かれていた。
「んっ! あぁっ! おじさんたちの太いのがすごいのぉっ! 奥までぶち込まれてるぅっ!」
レイカは自ら腰を振りながら快楽に身を委ねている。
ミナミもまた老いた男の上にまたがり自ら腰を上下させている。
「はぁっ! はぁっ! 私のリビドー! 解放されていくぅっ! もっと! もっと奥までぇっ!」
少女たちの無邪気な喘ぎ声と大人の男たちの卑猥な笑い声が交錯する。
翼ももう逃げられなかった。
自分に覆いかぶさる男の体重。ねっとりとした愛撫。そして下腹部に押し当てられる凶器のような熱。
「さあ魔法少女さん。俺のリビドーも吸い取ってくれよ」
男が一気に突き入れた。
「ああぁぁッ!!」
翼の口から甘い悲鳴が漏れる。
目の前ではレイカとミナミが激しく腰を振りながら絶頂に向かっている。その淫らで美しい姿を見つめながら翼自身もまた快楽の波に飲み込まれていった。
「あっ! あぁっ! イクッ! イッちゃうぅっ!」
「俺もだ! 受け取れぇ!」
ドクッ! ドクッ!
男たちが少女たちの中に欲望を注ぎ込む音。
白濁した体液が太ももを伝い落ちる。
「あぁんっ! そこぉっ! もっと奥までぶち込んでぇっ!」
シャンデリアのきらめきも及ばぬほどの淫靡な光が、スイートルームの隅々まで満ちていた。
「見ろよ、この光景を。正義の戦士様が俺たちの肉便器になっているんだぞ」
太った政財界の重鎮が、酒に濡れた唇を歪めて笑う。その視線の先では、ピンク色のフリルドレスを着た魔法少女が、禿頭の男の上で必死に腰を振っていた。少女は涙目で快楽に溺れながら、「リビドーが……解放されるぅっ!」と意味不明なことを口走っている。
翼はその光景を呆然と見つめていた。だが、彼女もまた安全な場所にいるわけではなかった。
「ほら、君も仲間入りしなさい。スポンサー様への感謝を示すのよ」
レイカが隣で促す。彼女自身もまた二人の男に挟まれ、赤いマジカルドレスを乱れさせながら前後から貫かれていた。
「んっ! くぅぅっ! おじさんたちの太いのが……私のリビドーを……奥まで掻き回してるぅっ!」
レイカは苦痛とも快楽ともつかない嬌声を上げながら自ら腰をくねらせている。彼女たちの瞳にはもう光はない。ただ肉欲と薬による偽りの全能感だけが渦巻いていた。
「さあて、俺も新顔の魔法少女様を堪能させてもらうとするか」
翼の目の前に立ったのは、業界の重鎮と言われる男だった。腹が突き出し、頭髪は薄く、脂ぎった顔には醜悪な欲望が張り付いている。だがその指には高価な指輪がはまり、首からは分厚い金のチェーンが下がっていた。
「君たちが街を守ってくれているおかげで我々も商売ができる。だからこれは正当な対価だよ」
男は翼の純白のコスチュームの胸元に手をかけた。
「やめっ……!」
翼が拒絶の声を上げようとした瞬間、男は容赦なく生地を引き裂いた。プツンという小さな音と共に白い肌が露わになる。
「いい肌だ。やはり魔法少女は最高だな」
男は翼の豊かな乳房を鷲掴みにし、ねっとりとした舌で乳首を舐め上げた。
「ひゃっ!?」
背筋を快感と嫌悪が同時に駆け抜ける。薬のせいだ。身体が勝手に反応してしまう。
「ほら見ろ。もうこんなに硬くなってる」
男は卑猥に笑いながら反対側の乳首を指で弾いた。翼は膝が崩れそうになるのを必死に堪えたが、後ろから別の男に抱きすくめられた。
「逃がさないよ。ここは魔法少女のための『癒やしの場』なんだから」
背後の男が翼のスカートをまくり上げショーツを引き下ろす。冷たい空気が秘部を撫でた。
「あぁ……ダメ……見ないで……」
「見てほしいんだろう? 正義の戦士がメスになる姿をよ」
前の男が太い指で翼の秘裂を割り開いた。すでに濡れそぼったそこに容赦なく指を突き入れる。
「ああぁっ!」
翼は声を上げた。指が内壁をかき回すたびに背徳的な快感が脳髄を焼き尽くしていく。
「どうだ? 気持ちいいだろう? これがリビドーの解放だよ」
男はそう囁くと指を抜き代わりに自分の猛った一物をあてがった。
「いくぞ。魔法少女様」
ズブリッ!
「あ゛あ゛ぁぁッ!!」
容赦ない侵入。翼の小柄な身体に大人の男の肉棒がねじ込まれた。子宮口を容赦なく突き上げる衝撃に翼は仰け反った。
「きついな! さすがヒーローだ! 締まりが最高だぜ!」
男は翼の腰を掴み激しくピストン運動を始めた。パンッパンッという肉がぶつかる音と水音が部屋に響き渡る。
「あっ! あっ! あぁんっ! ダメ……おかしく……なっちゃう!」
翼は抵抗しようとしたが身体は言うことを聞かなかった。薬によって敏感になった身体は男の動きに合わせて快楽を貪ってしまう。
「そうだ! もっと声を出せ! みんな聞いてるんだぞ!」
周囲からも笑い声と煽りが飛ぶ。
「おいこっちも空いてるぞ」
「口も使えよ」
別の男が翼の顔の前に立った。ズボンを下ろし怒張したモノを突き出している。
「んぐっ……!」
翼が口を開いた瞬間男はそれをねじ込んだ。
「んんーっ! んんぅっ!」
口と秘所の二カ所から同時に責められる。翼は息をするのも忘れ快楽と苦痛の狭間で翻弄された。
「ほら見てみなよ。君の友達も楽しんでるぜ」
レイカが視界に入る。彼女は四人の男に囲まれ交代で責められていた。白濁した体液が全身に降りかかり赤いドレスを汚している。それでも彼女は恍惚とした表情で腰を振り続けていた。
「んっ! あぁっ! 私……魔法少女として……生きてるぅっ! リビドーがぁっ! 溢れるぅぅっ!」
レイカは叫びながら絶頂に達した。それを見た男たちはさらに興奮し激しく腰を打ち付ける。
「俺もイくぞ! 受け取れぇ!」
ドクッ! ドクッ!
男たちが一斉に放つ。大量の精液が少女たちの中に注ぎ込まれる。
翼の中でも男が果てた。子宮奥深くに注がれる熱。それは屈辱であり同時に抗えない快楽でもあった。
「あっ……熱い……中に……出てるぅ……」
翼は白目をむきながら絶頂した。
「さあ次だ。まだまだ終わらねぇぞ」
男たちは次々と入れ替わり立ち代わり翼たちに襲いかかった。
正義の仮面の下で行われる卑劣な宴。
少女たちは薬と嘘で塗り固められ大人たちの性欲処理人形として使い潰されていく。
翼はもう抵抗する気力も失っていた。
ただ快楽の波に身を委ね自ら腰を振るだけだった。
「もっと……もっと……私のリビドーを……解放してぇっ!」
彼女の口から出たのは正義の言葉ではなくメスとしての本能だった。
そこには正義も希望もなかった。ただ若い肉体を貪る権力者たちと薬に溺れる少女たちによる、永遠に終わらない濃厚で背徳的な乱交の宴が続くだけだった。
⭐️告発
JAPASH本部のモニターが一斉に切り替わった。
全国ネットの主要ニュース番組。その画面上部には「緊急特報」という赤いテロップが躍っている。
『ご覧いただいておりますニュース速報ですが』
冷静沈着を装う女性キャスターの声がわずかに震えていた。
『魔法少女プロダクション「スターライト・ユニオン」に関し新たな疑惑が浮上しました。複数の内部資料によりますと』
画面が切り替わり一枚の衛星写真が表示される。
高級ホテルの一室。その窓際に張り付き何かを訴えるように外を見つめる数十人の少女たち。誰もが魔法少女のコスチュームを身にまとっているがその表情は皆一様に絶望と憤怒に歪んでいた。
『情報提供者の証言によれば彼女たちは「リビドー」の解放と称し一部政財界の有力者たちとの性的交流を強制されていた疑いがあります』
続いて流れるのは極秘入手されたという動画映像。
薄暗い部屋。汗と香水と男の臭いが充満しているかのような空間で魔法少女たちが泣き叫んでいる。
『もう帰りたい! 家に帰してください!』
『私たちは騙されたんです! 力が欲しかっただけなのに!』
インタビューを受けているのは憔悴しきった若い男性だ。スーツは皺だらけで虚ろな目をしている。
「娘が……魔法少女になれたと喜んでいた娘が一週間前から消息を絶ちまして……まさかこんなことに使われていたなんて……警察には相談していますがまったく取り合ってもらえません。これも裏で何か……」
彼の言葉は嗚咽で途切れ視聴者へ向けた悲痛な叫びで終わっていた。
一連の報道内容は衝撃的すぎた。各チャンネルはトップニュースで取り上げSNSでも瞬く間に拡散された。世論は蜂の巣をつついたように騒然となった。
だが最も大きな混乱に見舞われたのは当の「スターライト・ユニオン」であった。
⭐️襲撃
都内某所。スターライト・ユニオン本社ビル。
「なんだよこれ冗談じゃねぇぞ!」
プロデューサーがテーブルを叩きつけた。テレビの画面には我が社のロゴとともに「悪徳プロダクション」などの罵詈雑言が流れている。
「どうするんですか! 警察が動くのも時間の問題ですよ!」
「落ち着け! ネット配信は止めた! 娘たちに連絡は?」
幹部たちは右往左往し会議室は修羅場と化していた。しかし彼らが懸念するのは逮捕のことなどではなかった。保身と経営の方針である。
コンコン。
重いノックの音が会議室に響いた。
全員が息を呑む。
ゆっくりと扉が開かれた。
そこに立っていたのは純白のドレスを身にまとった魔法少女スノウマジカル。
……ではなかった。
背中からのぞく純白の翼。青いバトルスーツその佇まいからは氷のような殺気が漂っている。
かつてこのプロダクションの内実を暴き震撼させたJAPASHの怪人スノウ・ホワイト本人だ。
「な……! なんで貴様がここに!」
「情報の提供ありがとう」
低く落ち着いた声だった。
「おかげで『娘たち』が受けている仕打ちを詳しく知ることができました」
翼は一歩室内に入り込んだ。彼女の背後では黒装束の戦闘員たちがぞろぞろとビル内に雪崩れ込んでいる気配があった。
「き……貴様もこの子たちを使いたいのか!」
プロデューサーは椅子を蹴り立ち上がる。肥えた頬が怒りで震えていた。
「勘違いしないでほしい」
翼は冷たく言い放った。
「私たちは『ビジネスパートナー』を探しに来たわけではない」
パシン。
翼が手を一つ叩くと彼女の背後に立っていたもう一体の怪人が前に出た。
全身を黒紫色のアーマーで包んだ筋肉隆々の怪人。それは以前倒されたはずの悪の怪人アークカイバーその人であった。
「久しぶりだな諸君。…あの時は世話になった」
アークカイバーは仮面の下でにやりと笑ったように見えた。
「うちの大事な同胞が随分といいように使われていたらしいじゃないか」
彼の目は怒りに燃えていた。
「ヒーローだからといって無垢な子どもに手を出すなど……万死に値する」
戦慄がプロダクション幹部たちを走った。
⭐️魔法少女の絶叫
その頃三階の控え室ではレイカとミナミが青ざめた顔でテレビを睨みつけていた。
「嘘よ……こんなの全部嘘よ!」
レイカがテレビに詰め寄りボタンを殴ろうとする。
「私たちが性の慰み物? 枕営業をしていただけだって?」
ミナミも唇を噛み締め拳を握りしめている。だが彼女たちの頭の中で記憶がフラッシュバックしていた。
スイートルームでの接待。スポンサーたちのねっとりした視線。自分から腰を振っていたこと。
その時与えられていた全能感と承認欲求の充足。
あれは本当に「薬」のせいだけだったのだろうか?
「……違う!」
レイカが突然叫んだ。
「私たちは『選ばれた』のよ! 強大な力を持つために必要な犠牲だったんだわ!」
「そうよ! そうでなきゃ説明がつかないじゃない!」
ミナミはレイカの言葉に同調した。彼女たちの中で膨らんでいた自信とプライドが一気に瓦解しようとしていたのだ。それを支えていたものは力だけではない。「特別扱い」であり「英雄視」であり「愛」だった。すべて虚飾だったとすれば彼女たちに残るのはただの虚無である。
そんな現実を受け入れることはできなかった。
「来るわ……きっと奴らが来る」
レイカの瞳に憎悪の火が灯った。
「この建物に火をつけようとしてるJAPASHの怪人たちがね」
ミナミも拳を強く握りしめた。
「私たちを馬鹿にする奴らには見せてあげないと」
レイカが薬のケースを取り出す。中には錠剤が三粒。
それは通常の服用量ではない。自殺行為に等しい過剰摂取量である。
「これを飲めば私たちは最強になれる」
二人は互いの目を見て頷き合うと躊躇なく薬を口に放り込んだ。
刹那身体中が焼け付くような熱に包まれる。
「あぁぁ……力が……溢れてくる……!」
レイカの瞳が紅蓮に燃え上がる。コスチュームが変化しマントが炎に包まれる。
ミナミの周りには水滴が舞いキラキラと輝きながら収束して巨大な槍となる。
「行くわよ……悪党どもを血祭りにあげましょう」
二人は部屋を飛び出して行った。
⭐️殲滅
アークカイバー率いるJAPASH部隊はプロダクションビル内で次々とスタッフやガードマンを蹴散らしていた。
「弱すぎるな」
アークカイバーがつまらなそうに拳を振るう。鉄製のドアごと二人の用心棒を吹き飛ばした。
廊下の角から怒号が聞こえてくる。
「そこまでよ! JAPASHの犬ども!」
レイカがマントを翻しながら現れた。その後ろには水の槍を構えるミナミ。
「ほう……ずいぶんと薬をキメてくたじゃないか」
アークカイバーが嘲笑う。
彼の後方には翼もいてその様子を静かに見守っていた。助けるべき被害者に向けるはずだった眼差しは悲しみと諦観に満ちていた。
「うるさい! あなたなんかに私たちの気持ちがわかるものですか!」
レイカが指を向ける。
「クリムゾンフレア!」
炎の渦が廊下を駆け巡りアークカイバーを飲み込もうとした。威力は今まで見たこともないほど強烈だった。だがアークカイバーは微動だにしない。
「ぬるい!」
彼は大剣を地面に突き立てると衝撃波を放ち炎を霧散させた。
「な……!?」
レイカが驚愕している隙を突き今度はミナミが水の槍で斬りかかる。
「アクアブレイカー!」
しかしアークカイバーは巨大な盾を召喚すると易々とその攻撃を受け止めてしまった。ビシビシッと音を立てながら亀裂が盾に入ったが砕けることはない。
「薬で無理矢理引き出した力など恐るるに足らず」
アークカイバーは盾で槍を弾き飛ばすと一瞬で間合いを詰めた。
「ぐえっ!」
鎧のような肉体に殴られミナミは壁まで吹き飛び崩れ落ちる。続いてレイカも蹴りをくらい階段を転げ落ちた。
「やめて!」
翼が叫んだが遅かった。
二人は瀕死の状態で血塗れになりながらもなお立ち上がろうとしていた。
「まだ……私たちには……使命が……」
レイカがかすれ声で言う。ミナミも朦朧としながら頷いた。
「使命だと?」
アークカイバーが冷笑した。
「お前たちの使命とはなんだった? 卑劣な大人たちの玩具になって悦に浸ることか? それとも薬漬けになった脳みそで偽りの正義に酔うことか?」
「違う……私たちは……世界を……平和に……」
「笑わせるな」
アークカイバーの拳が振り下ろされた。
「お前たちはただの哀れな『被害者』だ。それ以外の何者でもない」
ザンッ!
ドスッ!
肉を断つ鈍い音が廊下に響いた。
血飛沫が白い大理石の床を赤く染め上げる。
「……あ……」
レイカの体から力が抜け崩れ落ちた。ミナミも何も言わずにその場に倒れ伏す。
廊下に静寂が訪れた。床には気を失った少女が転がっている。コスチュームは千切れ黒髪は乱れ苦悶の表情を浮かべたまま微塵も動かない。
「……終わったか」
翼が震える声で呟いた。彼女は歩み寄り少女たちに目を向けた。彼女たちの顔に浮かぶのは安堵などではない。理解できない現実に直面した困惑と後悔だけがあった。
薬漬けの彼女たちを無傷で救う道はなかった。
ただ一つ確かなことがある。
魔法少女などという幻想はこうして呆気なく幕を閉じたということだけだった。
⭐️エピローグ
事件から数日後。
スターライト・ユニオンは解散。
関係者は全員逮捕された。
だがレイカやミナミをはじめとする薬によって精神を病んだ魔法少女たちの悲劇は忘れ去られていくように思えた。
JAPASH本部の屋上。
風に吹かれながら翼は一人佇んでいた。
「……辛かったか?」
背後から声がかけられた。阿久野 快人である。
翼は答えずただ前を見つめていた。
「だがこれでよかったんだ」
「わかってる」
翼はポツリと言った。
「わかってるけど……苦しいの」
魔法少女薬事件は終息した。
しかし翼の心に残された傷痕が癒えることはない。
あの日の宴で聞いた少女たちの悲痛な喘ぎ声と絶望に満ちた瞳。
そして自らも加担してしまった罪悪感。
すべてが彼女を苛む棘となり今も体内を突き刺し続けているのだった。
夕陽が沈みゆく街並みを見つめながら翼は思った。
正義とはなんだろう?
悪とはなんだろう?
誰が裁き誰が救うのか?
その境界線はあまりにも曖昧で脆い。
自分自身さえも例外ではないことを彼女は思い知らされたのだから。
空高く輝く星々を見上げると一筋の涙が翼の頬を伝った。
それは悲しみの涙なのか後悔の涙なのかそれとも諦めの涙なのか彼女自身にも判然としなかった。
⭐️快人と翼
魔法少女薬事件の後、翼の心には深い傷が刻まれていた。
夜になると思い出す。少女たちの悲鳴。男たちの下卑た笑い声。そして、自分自身の身体を侵したあの熱と快楽の記憶。薬の副作用は物理的に消えても、精神にへばりついて離れなかった。
「たまには、息抜きも必要だろ」
快人の言葉は、そんな翼の心の澱を見透かしているようだった。
「俺の家に来いよ。安アパートからマンションに引っ越したんだぜ。聖も喜ぶしさ」
翼は少し躊躇したが、一人で薄暗い部屋にいることの怖さに負け、その誘いに頷いていた。
快人のマンションは、無機質なJAPASH本部とは違う、生活の匂いと温もりがあった。
「わぁ、翼さんの話は聞いてます。お兄ちゃんの同僚なんですね。すごく美人なんだ……!」
妹の聖が、目を輝かせて出迎えてくれた。年は翼と同じくらいだが、その瞳には純粋な尊敬と、どこか子供っぽい無邪気さがあった。
「私のこと、知ってるの?」
「もちろん! すごく綺麗で、素敵な人だってお兄ちゃんが言ってます。……」
聖はそう言いながら、翼の銀髪や白い肌を羨むようにじっと見つめていた。だがその視線の奥に、兄の部屋に来た美しい女性に対する虫の居所の悪さのような、複雑な色が混じっていることに翼は気づいた。
三人でテーブルを囲む。
快人が作ったパスタを食べ、聖が学校の話をし、快人が呆れながらそれを聞く。
それは、翼が久しく触れていない「日常」という名の幸福だった。笑おうとすれば頬が引きつるようだったが、それでも温かいスープが胃に落ちていく感覚に、翼は少しだけ救われた気がした。
だが、夜が深まるにつれ、影が忍び寄る。
「お風呂、沸いてるよ」
快人に案内されて客室に入る。清潔なシーツ。ふかふかのベッド。
翼はお風呂に入り、火照った身体を冷やそうとしたが、湯気の中で男たちの手が肌を這う幻覚に襲われ、慌てて上がった。
ベッドに潛り込んでも、目は冴えるばかりだった。
眠れば見る。あのスイートルーム。あの匂い。あの声。
そして、身体の奥底で鎌首をもたげる、あの焼き付くような「リビドー」の残滓。
「……っ」
深夜。翼は飛び起きた。
心臓が早鐘を打っている。息が荒い。身体が熱い。あの薬のせいだ。精神的なトラウマが、副作用としての身体の火照りを呼び起こしている。
怖い。一人になるのが怖い。
自分が壊れていくような、暗闇に落ちていくような感覚。
確認したい。自分がまだ「ここ」にいることを。誰かが触れて、温めてくれることを。
翼は薄手のパジャマのまま、音もなく部屋を出た。
廊下の突き当たり。快人の寝室。
ノックをする勇気はなかった。翼はそっと扉を開け、滑り込むように中に入った。
「……翼?」
ベッドで本を読んでいた快人が、驚いたように身を起こす。
「快人……」
翼は震える声で名前を呼ぶと、その胸に飛び込んだ。
「どうした? 悪い夢でも……?」
快人の腕が、躊躇いがちに翼の背を撫でる。その温もりに、翼はすがりついた。
「触れて……」
「翼?」
「お願い……私が私じゃなくなる前に、触れて……!」
翼は快人の唇を塞いだ。激しく、貪るような口づけ。
快人は一瞬驚いたが、翼の身体の震えと、肌の下から湧き上がる熱に気づき、彼女の望むように強く抱きしめ返した。
パジャマのボタンが外され、白い肌が露わになる。快人の唇が首筋を這い、乳首を含んだ瞬間、翼の背が反った。
「んっ……ぁっ……!」
快人の手が翼の太ももを割り入り、既に濡れそぼった秘裂に触れる。
「……こんなに」
「魔法少女薬の副作用なの、、いじわる言わないで……」
翼は快人の下着に手をかけ、猛った一物を解放した。
もう待てなかった。空虚を埋めてほしかった。快人の熱で、あの男たちの汚らわしい記憶を上書きしてほしかった。
翼は自ら腰を沈めた。
「あぁぁっ……!」
肉が押し広げられ、奥へと飲み込んでいく感覚。快人の形が、子宮の奥まで届く。痛みと快楽が混ざり合い、翼の目から涙がこぼれた。
「翼、大丈夫か……?」
「大丈夫……動いて……もっと……!」
快人は翼の腰を掴み、激しく突き上げ始めた。
「んっ! くっ……あぁんっ!」
声が漏れる。聖が隣の部屋にいるのを思い出し、翼は必死に自分の手の甲に顔を押し付けて声を殺した。
グチュッ、グチュッという水音と、肉がぶつかるパンパンという音が、静まり返った部屋に淫らに響く。
快人の動きは容赦なかった。翼の身体を抱き上げ、深く深く貫く。その痛みが、逆に翼の心を現実へと繋ぎ止めた。
「快人……快人っ……!」
名前を呼ぶたびに、あの男たちに「魔法少女」と呼ばれた時の屈辱が洗い流されていく。
「俺がいる。翼、ここにいる」
快人の低い声が耳元で囁かれ、翼は激しく首を振って快楽の波に身を委ねた。
隣室。
ベッドの中で聖は、目を見開いていた。
最初は物音だと思った。だが、壁越しに聞こえてくるのは、押し殺した嬌声と、ベッドが軋むリズムだった。
兄の部屋から聞こえる、女の声。
間違いない。あの綺麗な翼の声だ。
聖は無意識に自分の部屋を出て、兄の寝室のドアの前に立っていた。
鍵はかかっていなかった。少しだけ開いた隙間から、中が見える。
薄明かりの中で、絡み合う二つの裸体。
兄の上に跨り、白い背中を反らせて喘ぐ翼。その腰の動き、汗に濡れて光る肌、快楽に歪んだ美しい顔。
聖の胸に、鋭い痛みが走った。
嫉妬だ。兄の一番近くにいたのは私だったのに。
けれど、その痛みは同時に下腹部にどす黒い熱を生み出していた。
「あっ……んんっ……!」
翼が手で口を塞ぎながら、兄の胸に崩れ落ちる。兄がそれを抱き留め、さらに激しく腰を打ち付ける。
その野獣のような兄の姿も、聖には新鮮だった。
聖の視線は、兄と翼の結合部に釘付けになった。兄の太いものが、翼の中へ出し入れされている。その淫らな光景に、聖の呼吸は荒くなっていった。
「はぁ……はぁ……」
聖の右手は、いつの間にかパジャマのズボンの中に入り込んでいた。
自分の秘裂は、もうぐっしょりと濡れていた。
指がクリトリスを擦るたび、背筋が震えるような快感が走る。
兄に抱かれる翼。
その光景を脳裏に焼き付けながら、聖は自分を慰めた。
「お兄ちゃん……翼さん……」
小さく呟く声も、激しくなる指の動きも、もう止められなかった。
嫉妬に心が焼かれながらも、その炎が身体を火照らせ、聖は覗き見た情事に没頭していく。
三人の夜は、どこまでも深く、暗く、そして熱く続いていった。