「うぅ……はずかしいです」
そう言って加藤が呻っている。まぁ、自慰行為を見られたら誰もがこうなってもおかしくないだろうとは思う。
「その……あれだ。気にしないから……」
「そ、そうね」
「まぁ、あれだ。あれはあれでいいと思う、ぞ?」
「そ、そうよ」
「うぅ……この対応が逆につらいです」
対応を間違えればさらに恥の上塗りになってしまうのは明白だったがどう会話すればいいのか。正直、脳内の引き出しの中に適切な言葉は見つからなかった。
「そのあれだ。加藤」
「……なんですか?」
「正直に言うと、さっきひとりでしてたの見て興奮したのも事実だ」
「えっ……でも、いつもより、その……喘ぎ方汚くなかったです?」
「それはあまり気にならなかったかな」
「そ、そうですか」
加藤はすこし照れながらほっとした顔をしていた。いちおう言葉選びは間違ってないと信じたい。加藤はタオルケットを胸元に持ってきて手で押さえる形にし、こちらを見つめる。
「その、先輩」
「ん?」
「……キスをしてほしいです」
一瞬ちふゆのほうをちらりと確認する。ちふゆは、どうぞご自由にとでも言いたそうに目線を配る。
加藤に近づき、肩に触れる。一瞬ぴくりとなったが、それも落ち着いて、唇に触れた。軽く、あくまでも軽く。
「んっ……先輩、もっと」
首に両手を回され、逃がさないとでもいったように加藤は唇を重ねる。舌を絡ませず、ただぴとりとくっつけるようにしてキスを続けた。
「先輩、んっ❤もう、大きくなってますね❤」
加藤は胸元に抑えていた手を添え、さきほどより大きくなったそれを服の上から刺激する。ちふゆはと思い、周りを見渡す。ちふゆは背中側に回って両腕を上半身に絡ませ、こちらも服の上から乳首周辺をなぞる。
その刺激は、正直心地いいを超え、興奮を抑えられず息が荒くなる。
「先輩。先輩って乳首弱いんですね」
「そうね、私も最近知ったわ」
「だれ、だって、こう刺激、されるとっ、くっ、弱いもんだろっ」
二人はふふっと笑った。そして、加藤は指先で亀頭をこすり、左手で睾丸を下から支えるようにふわっと持つ。ちふゆは、耳元に顔を近づけ、耳を甘噛みしたり、息を吹きかけたりして、刺激を続ける。
たまらず声が漏れる。
その様子を見ながら、加藤はベルトの金具を外し、デニムを下した。上着のほうがは、ちふゆがささっと脱がし、下着一枚の状態になった。
加藤は、下着越しに顔をこすりつける様にし、息を深く吸う。何度か深呼吸をすると、恍惚そうな顔をしていた。そんなに刺さる匂いなのかと思うが、自分で嗅ごうとはならない。
「先輩、そういえばまだお風呂入ってませんよね?」
「あっ、そういえば入ってない……入ってきたほうがいいか?」
「いえ、大丈夫ですよ。むしろこの匂いが」
「え?」
「いや、なんでもないです」
加藤はそう言うと、下着を脱がす。下着を下すと、大きくなったペニスがブルンと震え、加藤の顔に当たった。当たった瞬間、きゃっと可愛らしい声が鳴ると同時に、加藤の目のあたりまで大きくなったペニスが加藤の顔の横に添えるようになった。
「ふー……ふー……」
ごくりと生唾を飲み込んだ加藤は、亀頭に顔を近づけ、啄むようにキスをする。二、三回亀頭にキスをすると、舌先をチロチロと動かし、刺激を与える。
ちふゆのほうは、乳首をカリカリと刺激を続け、正直限界を迎えかけた。
「ふぇんふぁい、ひもひいいへふか?」
「あぁ、まじでやばい」
「ふぉうでふは❤」
加藤は一瞬、口角を上げると、口に咥えた。以前よりさらにうまくなっている。たまらず、歯を食いしばりながらも腰が勝手に動き、加藤の頭を押さえる。
加藤もそれはわかっていたようで、自主的に奥へ奥へと咥えていく。水音が激しくなると同時に、加藤の口内におもいきり吐精した。
「んんっ!」
射精する感覚が、長く続いた。驚くほどに力が抜けていくのを感じ、だらりとなるが、後ろにちふゆがいるから、寝転ぶ形にはならず、いわゆる膝枕の状態になった。
天井を見上げる形になったが、見えたのはちふゆのスーツに包まれた胸とすこしだけちふゆと目が合った。一瞬寂しそうな目をしていたが、すぐにいつものキリっとした目に戻っていた。
「んっ、ごくっ」
加藤は、口の中に出された精液を飲み込む。飲み込みづらそうにしているが、咀嚼しながらすこしづつ飲み込み、飲み干した。
加藤の頭に添えていた手を使い、撫でる。加藤と目が合った。撫でられる加藤は、満足そうで、よかったのかもしれない。
加藤は、ペニスに残っている精液を吸い出す。その感覚でさらに声が出たが、最後まで吸い終えると、加藤はそれも飲み込んだ。
「ん、先輩。沢山でましたね❤」
「すごい気持ちよかった……加藤、うまくなりすぎだろ……」
「ふふっ、ほめてるんですかそれ」
「ほめてるだろ」
「前から思ってたんですけど先輩のって大きいほうなんですかね?」
「それはわからんが……」
「その、資料としていろいろみたんですが先輩のより大きくなかった気が」
実際、比べたりすることはないし、普通はまじまじと見ない。そのあたりを気にしたことはなかった。
「んっ……ってこと、加藤、そういう作品見るのか?」
「んっ!?」
「いや、その言動からすると観てるだろうとおもったんだが」
「そ、そのですね……し、資料用にみてるといいますか」
「そうか」
ここを突っ込むといろいろとめんどくさくなりそうだったので、ちふゆのふとももを借りる形で横になった。
贅沢を言ってはいけないが居心地がいいと心から思う。
ちふゆと加藤、どっちが好みだい?
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ちふゆ
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加藤