ルミエール騎士団に入団したアステマは、ユーマ率いる二番隊に配属され特訓の日々を送っていた。
ー特訓1・ランニングー
アステマ「はぁ、はぁ、はぁ」
フリーダ「コラへばらない!あと10周!」
アステマ「は、はい!」
ー特訓2・重量上げー
アステマ「ぐぬぬぬ・・・!」
レイア「たった1kgのダンベルを持ち上げられない人初めて見た・・・」
ー特訓3・剣術ー
アステマ「はっ!ふん!やぁ!」
キン!ガキン!キン!
システリア「もっと腰を低く!最低限の動きで!」
アステマ「はい!」
ー特訓4・弓術ー
ダッ、ダッ
サキ「引く時は息を止めちゃダメ。ブレて狙いが外れる」
アステマ「はい」
ー特訓5・懸垂ー
アステマ「ふぅ・・・ふぅ・・・もう、ダメ」
紗夜「あと10回です。頑張って下さい」
紗夜達の指導のもと、アステマは様々な訓練をこなしていく。彼女は一言も弱音を吐かずに訓練に打ち込む。
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紗夜達との訓練を終えたアステマはユーマとの訓練を受ける。内容は“特殊スキルの訓練”である。
ユーマ「そういえばアステマは、何の特殊スキルが使えるんだ?」
アステマ「私が使えるのは、竜人族固有のスキルで業火を操る『メガフレイム』と、甲殻を纏って攻撃を防ぐ『甲殻武装』です」
ユーマ「魔法型と防御型か・・・」
アステマ「ユーマさんは?」
ユーマ「俺は如何なるものも切断する『絶対切断』、毒や病を浄化する『クレンズ』、自身の全ステータスを底上げする『オーバースペック』、そしてもう一つが・・・出てこい!」
ユーマがそう言うと魔法陣が生成され、そこから約5mはある角が生えた銀毛の狼型モンスターが現れる。
アステマ「これは・・・フェンリル!?」
アステマは一目見ただけでそれがフェンリルであると気づく。
ユーマ「俺の相棒の『シルバー』だ」
シルバー『ウオオオオオン!!』
シルバーは遠吠えをする。
アステマ(召喚型スキルは特殊スキルの中でも特に希少。万人に一人が習得できると言われている・・・。ましてや幻獣を召喚できる人なんて、初めて見た!)
その光景を目の当たりにしたアステマは大いに驚く。
ユーマ「俺との訓練は特殊スキルの強化だ。徹底的に教え込む、いいな?」
アステマ「・・・はい!」
アステマは特殊スキルの強化訓練を受ける。
隊長だけあってユーマの指導は厳しかった。
ユーマ「そうじゃない!それだと敵に動きを見切られる!」
アステマ「は、はい!」
ガキンッ!
ユーマ「判断が遅い!そんなんで相手を倒せると思うな!」
アステマ「はい!」
ユーマ「もっと気合を入れろ!相手の気合いに負けないぐらいに!」
アステマ「はい!」
それからまるまる二時間、ユーマの指導は続いた。
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その日の夕方。訓練を終えたアステマはユーマと共にベンチで休んでいた。
アステマ「はぁ、はぁ、ご指導ありがとうございます」
ユーマ「少しは上達したように見える。その調子で今夜の訓練も頑張れよ」
アステマ「はい・・・・・ん?今夜?」
ユーマ「俺の隊にはもう一人団員がいる。名前は『ケルミー・アナスタシア』。ソイツとの訓練だ」
アステマ「どんな訓練なんですか?」
ユーマ「騎士団において重要な訓練だ。内容は会ってから聞くといい。アイツは2階の自室にいる。夕食を食べ終わった行くといい」
アステマ「分かりました」
アステマはユーマに一礼するとその場を後にする。
ユーマ「ケルミーとの訓練・・・・・“アレ”を受けたアステマはどんな感じになるかな」
ユーマは何処か赤面した表情をする。果たしてケルミーとの訓練とは一体何なのか?
続く
ー次回ー
第七話『ケルミーとの訓練』
お楽しみに.