※この作品はR-18です。

【R18版】貞操逆転世界のメンズエステで働くことになった   作:カラスあげます

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密室の洗礼と契約 ♡

「じゃあ、私にやってみてね」

 

うつ伏せになった神崎さんが、壁際に置かれた横長の鏡越しに俺をじっと見つめている。

 

部屋の照明は極限まで落とされ、足元に置かれた温かみのある間接照明と、アロマランプのほの暗い橙色の光だけが室内を優しく照らしていた。

オイルが塗られた神崎さんの背中や太腿が、その淡い光を反射してぬらぬらと妖しい艶を放っている。

 

部屋の中に充満する甘いアロマオイルの香りと、彼女の体温が混ざり合った独特の匂いが俺の鼻腔をくすぐり、それだけで脳の奥が痺れるような感覚に襲われた。

 

すでに俺も神崎さんも、最初から全裸だった。研修のオプション練習として、お互い何も身につけていない状態で始めている。

俺の硬く勃起した男性器が、空気に晒されたままびくびくと脈打っている。

 

「あ、はい……おさらい、ですね」

 

俺は喉の奥に溜まった生唾を小さく飲み込み、震える手でアロマウォーマーから温かいオイルを手のひらに取った。

手のひらを擦り合わせ、オイルを温めながら神崎さんの背中にそっと手を乗せる。すでに上半身は裸で、肌に直接オイルの温もりが伝わる。

 

まずはSTEP1の腰の加圧からだ。教えられた順番通りに、掌底を使って腰椎の両脇をゆっくりと押し込んでいく。

 

温かくなったオイルが神崎さんの滑らかな肌になじみ、滑るように手が動く。そのまま背中全体、腰、そして丸みを帯びたお尻へと揉みほぐしの行程を進めていった。

 

女性の身体にこうして直接触れること自体、俺の二十年の人生において片手で数えるほどしかない。ましてや、これほど肌を晒した大人の女性の体に触れるなんて経験は皆無だ。

 

手が肌の上を滑るたびに指先からダイレクトに伝わってくる、吸い付くような肉感的な柔らかさと熱量。その圧倒的な生の感触に、俺の心臓は破裂しそうなほど激しく脈打っていた。

 

「うん、上手上手。力加減もすごくいい感じよ」

 

神崎さんはマットに顔をうずめたまま、気持ちよさそうに目を細め、低い吐息を漏らした。その吐息の声すらも妙に艶っぽく聴こえてしまい、俺の緊張はさらに跳ね上がる。

 

だが、本当の試練はここからだった。

 

「はい、じゃあ次はメンズエステらしい施術のおさらいね。右足をカエル足にして……そう。でお尻側について、股関節をほぐすフリをしながら……」

 

「っ……!」

 

 

言われた通りに動かそうとするが、どうしても手がすくんでしまう。

 

俺の目の前には、右足を外側に大きく開いたことで、全裸の神崎さんのお尻がむっちりと割れ、肛門と女性器が無防備に晒されている。

 

ピンク色の小さな肛門がひくひくと収縮し、その下にはすでに少し湿り気を帯びた女性器がくっきりと見える。短いアンダーヘアに囲まれた割れ目が、オイルの光を反射してぬらぬらと輝いている。

 

(うわ……っ、見える……全部……)

 

凝視してしまった。肛門の繊細な皺、女性器の柔らかい唇、すでにわずかに開いた入り口。視界に入った瞬間、俺の男性器がびくびくと跳ね、先走りがじわりと溢れた。興奮が抑えきれず、息が荒くなる。

俺は意を決して、前に自分がされたように彼女の体を愛撫し始めた。

 

オイルをたっぷりと付けた指で、豊かな乳房に触れる。カエル足の体勢で横向きになった胸を下から支え、ゆっくりと揉みしだく。

 

「んっ……」

 

神崎さんが低く吐息を漏らす。乳首を親指と人差し指で摘まみ、優しく転がす。硬く尖った突起を円を描くように刺激すると、彼女の腰がびくりと震えた。

 

「あっ……そこ……いいわ……」

 

さらに指を女性器へと滑らせる。短いアンダーヘアを撫で、割れ目に沿って優しく擦る。すでに熱を持った蜜が指に絡みつき、ぬるぬると光る。

 

クリトリスを軽く圧迫し、円を描くように撫で回すと、神崎さんの太ももがわずかに震えた。

 

「ん……ふふっ……佐伯くん、手が緊張してるわね。でも、悪くないわよ」

 

「そう、遠慮しなくていいのよ? はい、次は左足も同じように。で、そのあとは四つん這いね」

 

神崎さんが滑らかな動きで四つん這いになると、視界の光景はさらに過激さを増した。

豊かな臀部が高く持ち上がり、肛門と女性器が真正面から俺の目の前に晒される。四つん這いの体勢によって強調された割れ目が、息を吐くたびにわずかに開閉する。

 

俺は指示されるがまま、彼女の真後ろに膝立ちになり、体にピタリと密着した。下腹部に触れる神崎さんの体温。反り返った俺の男性器が、彼女の内ももや女性器周りに直接当たってしまう。

 

本能的に、腰が動いてしまう。硬くなった肉棒を彼女の内ももにこすりつけ、割れ目の近くをぬるりと擦ってしまう。熱い蜜の感触が伝わってきて、思わずまた腰を前後に動かしてしまった。

神崎さんはそれに気づいているはずなのに、気づかないふりをして、ただ甘い吐息を漏らしているだけだった。

 

「っ……!」

 

擦れるたびに、挿入したくてたまらなくなる。興奮が収まらず、先走りが彼女の割れ目に塗りたくるように溢れる。

両脚の間から手を伸ばし、太腿の内側を撫で上げながら、彼女の女性器の近くをかすめる。そして、前に自分がされたように、彼女の体を丁寧に、しかしより深く愛撫し始めた。

 

オイルをたっぷりと付けた指で、豊かな乳房に触れる。四つん這いの体勢で下垂した胸を下から強く支え、じっくりと揉みしだく。

 

「んぁっ……!」

 

神崎さんの吐息が一気に甘くなった。乳首を親指と人差し指で摘まみ、強く転がす。硬く尖った突起を執拗に刺激すると、彼女の腰が大きく震えた。

 

「あっ……そこ……すごくいいわ……もっと強く……」

 

さらに指を女性器へと滑らせる。短いアンダーヘアを撫で、割れ目を優しく開き、中に指を這わせる。すでに熱を持った蜜が指に絡みつき、ぬるぬると光る。

クリトリスをしっかりと圧迫し、円を描くように丁寧に撫で回すと、神崎さんの太ももがガクガクと激しく震え始めた。

 

「んぁっ……! はぁっ……佐伯くん、上手……そこ、すごく感じる……!」

 

耳元で甘い喘ぎが漏れる。後ろにぴったり密着したまま、男性器が彼女の内ももや女性器に擦れ続ける。挿入したくて腰が勝手に動きそうになる興奮が、頭を真っ白にする。

 

「ふふっ……佐伯くん、手つきはエッチで筋がいいわよ」

 

こんな過激な体勢で、成熟した女性の胸と乳首と女性器を愛撫しているのだ。俺の下半身はとっくに限界を迎えており、ガチガチに硬く勃起したままだった。

 

一通りのうつ伏せの手技が終わると、神崎さんはゆっくりと体を起こし、くるりとこちらを振り返った。

 

「よし、じゃあ次は仰向けの施術ね」

 

「え……? 仰向けですか……?」

 

神崎さんはマットの上で仰向けになり、両脚をゆっくりと開いた。

全裸の彼女の体が、間接照明に照らされて詳細に晒される。豊かな乳房が左右に広がり、先端の突起が硬く尖っている。腹部は柔らかく、腰のくびれから太腿へと続くラインが肉感的だ。

 

開かれた脚の間には、短く整えられたアンダーヘアと、すでに光沢を帯びた女性器がくっきりと見える。ピンク色の唇がわずかに開き、透明な蜜が糸を引いている。

 

「横に座って。ほら、胸を触ってごらん。直接ね」

 

「は、はい……」

 

俺は言われるがまま横に正座し、ゴクリと唾を飲み込んだ。息を殺しながら恐る恐る手を伸ばし、神崎さんの豊かな胸に触れる。

掌いっぱいに収まるずっしりとした重みと弾力。指先が動くたび、生のバストの感触が直接伝わってくる。

 

胸の輪郭をなぞるように指を動かし、親指がうっかり先端の突起を軽くかすめてしまうと、神崎さんは「ん……っ」と小さく甘い吐息を漏らし、うっとりと目を細めた。

 

「そう、上手。もっと揉んで。乳首もちゃんと刺激して」

 

俺は両手で乳房を包み込み、ゆっくりと揉みしだいた。柔らかい肉が指の間から溢れ、熱い体温が直接伝わる。乳首を摘まみ、軽く引っ張り、円を描くように転がす。

 

「んぁっ……! はぁっ……そこ、敏感なの……もっと……」

 

神崎さんの声が甘くなり、腰がくねり始める。胸を愛撫しながら、俺は視線を下半身へ移した。

 

「次は下も。女性器を直接触って。中までほぐして」

 

指先が短く整えられたアンダーヘアに触れ、そのすぐ下の滑らかな素肌を撫でる。すでに熱を持った蜜が指に絡みつく。

俺は指を二本、慎重に入り口に当て、ゆっくりと押し込んだ。ぬるりと吸い付く感触。温かく、狭く、脈打つ壁が指を締め付ける。

 

「はぁ……っ、そう……もっと奥まで。ゆっくり動かして」

 

彼女の吐息が甘く、俺の耳を直接くすぐる。指を抜き差しするたびに、ぬちゃぬちゃと淫らな水音が部屋に響く。

親指でクリトリスを軽く圧迫すると、神崎さんの腰が大きく跳ねた。

 

「あっ……んくっ……! いいわ、佐伯くん……上手……そこ、気持ちいい……」

 

俺はもう一指を加え、三本でゆっくりと掻き回した。壁の奥が収縮し、熱い蜜が指の根元まで溢れてくる。彼女の内壁が自ら収縮して指を締め付け、引き込もうとする。

中盤、神崎さんが俺を呼んだ。

 

「佐伯くん……こっち」

 

彼女は口を少し開け、舌をちろちろと出して見せた。ディープキスの合図だと気づいた俺は、愛撫を続けながらおずおずと顔を近づけた。

 

神崎さんは俺の指の動きに甘い吐息を漏らしながら、激しめのディープキスを返してきた。熱い舌が深く絡みつき、唾液が混じり合う。乳首を摘ままれ、女性器を掻き回されながらのキスに、彼女の体がびくびくと震えた。

 

キスを続けたまま、指の動きを速める。内壁が波打つように収縮し、俺の指を締め付ける。

 

「んはぁっ……! そこ……いい……もっと……!」

 

神崎さんの反応が激しくなり、息が荒くなっていく。胸の柔らかさと女性器の熱い感触に、俺自身も興奮が高まり、男性器がびくびくと跳ねる。

キスをゆっくりと離すと、神崎さんが次の指示を出した。

 

「じゃあ次は添い寝の施術ね。私に密着するような形で添い寝して」

 

俺は言われるがまま、彼女の横に体を寄せた。超至近距離で目が合う。息がかかりそうな近さで、互いの体温が直接伝わってくる。

 

神崎さんは俺の体にぴたりと密着し、オイルでぬるぬるの太ももを絡み合わせてきた。熱い唇が再び重なり、ディープキスが始まる。ぬるぬるの体が擦れ合い、太もも同士が絡みつく感触に、俺の理性がさらに溶けていく。

 

その体勢のまま、神崎さんは俺の男性器に手を伸ばした。

オイルをたっぷりと付けた掌が、根元からゆっくりと先端まで這い上がる。硬く張り詰めた表面を、ぬるぬると撫で上げていく感触に、俺の腰がびくりと跳ねた。

 

「ふふっ……すごい熱。もうこんなに我慢汁が出てる」

 

彼女は親指と人差し指で先端を優しく摘まみ、オイルをたっぷりと塗り込んだ。ぬめりを帯びた指腹が、敏感な部分を円を描くようにゆっくりと擦り回す。

 

「あっ……く……っ、神崎さん……そんな……」

 

刺激が強すぎて、俺は思わず体を後ろへ引いて逃げようとした。だが神崎さんはオイルでぬるぬるの体をさらに絡みつかせ、太ももで俺の脚を挟み込み、ディープキスで唇を完全に封じてきた。

逃げ場がない。熱い舌が深く絡み、下半身では容赦なく扱き続けられる。

 

「んっ……はぁっ……!」

 

キスの合間に彼女が囁く。

 

「動いちゃダメ。研修のうちよ」

 

彼女は根元を優しく締め付けながら、先端を親指の腹でねちねちと擦り続けた。もう片方の手で金玉を包み込み、ゆっくりと転がすように刺激する。会陰を指の腹で圧迫し、肛門の周りを円を描くように撫で回しながら、乳首を摘まむ。多重の快感に頭が真っ白になる。

 

「はぁっ……はぁっ……神崎さん……もう……」

 

「まだ出さないで。いい子ね」

 

彼女は掌で全体を包み込み、ぬるぬると回転させるように刺激した。敏感な部分を執拗に攻められ、俺の太ももがガクガクと震える。

 

神崎さんは満足そうに微笑みながら、ゆっくりと手を離した。オイルと先走りでぬるぬるに光る俺の肉棒が、空気に晒されてびくびくと脈打っている。

 

「もう我慢できないみたいね。じゃあ、そろそろ挿れようか」

 

「えっ……大丈夫なんですか……?」

 

「ダメだよ? お店での本番行為は禁止」

 

「でもね、今はお店じゃなくて、マンションの部屋で男女が出会って、お互い同意の元なんだから何も問題ないんだよ?」

 

「い、いや……さすがにそれは……」

 

俺が抵抗しようとすると、神崎さんは再び俺の唇を塞ぎ、激しいディープキスをしながら、下半身をねちねちと扱き続けた。熱い舌が深く絡み、同時に肉棒を根元から先端まで丁寧に刺激される。

 

理性が溶けていく。キスの合間に彼女が囁く。

 

「挿れたいんでしょ? 正直に言いなさい」

 

「……したいです」

 

俺はかすれた声で、ようやくその言葉を吐き出した。

 

「神崎さんと……したいです。挿れたいです」

 

一瞬、部屋の空気が止まった。神崎さんの目が細まり、満足げな笑みがゆっくりと広がる。

 

「いい子。正直で」

 

彼女は両脚をさらに大きく開き、自分の手で割れ目を軽く開いてみせた。内側はすでにとろとろに湿り、熱い粘液が糸を引いている。

 

「おいで。」

 

俺は跪くように彼女の間に入り、震える手で彼女の腰に触れた。熱い。肌が熱い。指先が鼠径部を撫でると、すでに熱を持った蜜が指に絡みつく。

俺は先端を熱い入り口に押し当てた。ぬるりとした感触。ゆっくりと腰を押し出すと、熱い肉壁が徐々に包み込んでくる。

 

熱い。狭い。内壁の柔らかな凹凸が鮮明に伝わる。締め付けが強く、奥まで到達するだけで息が詰まる。

 

「んっ……はぁ……全部、入れて……」

 

神崎さんの手が俺の腰を掴み、強引に引き寄せた。根元まで一気に埋まる。子宮口に当たる感触に、彼女の内壁がびくびくと痙攣した。

 

「動いて……お願い」

 

俺は腰を引き、ゆっくりと突き入れ始めた。最初は浅く、徐々に深く。ぬちゃ、ぬちゃと水音が激しくなる。彼女の乳房が上下に揺れ、オイルで光る肌が間接照明に照らされて妖しく輝く。

 

「はぁっ……んあっ……! そこ……深い……!」

 

神崎さんの脚が俺の腰に絡みつき、かかとで俺の尻を叩くように促す。俺は勢いを増し、腰を打ち付ける。肉と肉がぶつかる音が部屋に響く。

彼女の内壁が波打つように収縮し、締め付けては離し、また締め付ける。

 

「神崎さん……熱い……締まる……」

 

「ふふっ……佐伯くんの、大きいわ……奥まで届いて……んくっ!」

 

俺は彼女の上に覆い被さり、乳房を両手で揉みしだきながら突き上げた。乳首を指で摘まみ、軽く転がすと、彼女の声が一段と高くなる。

 

「あっあっあっ……! もっと……強く……!」

 

腰の動きを速める。マットが軋み、アロマの香りに混じって濃厚な雌の匂いが立ち込める。彼女の蜜が俺の下腹部まで塗りたくり、ぬるぬると滑る。

さんざん寸止めを繰り返されてきた体が、限界を超えて爆発した。

 

「出る……っ、出ちゃう……! だめ、中は……!」

 

俺は必死に腰を引いて引き抜こうとした。だが、神崎さんが両脚でぎゅっと俺の腰を抱き着き、離さない。

 

「出して……奥に……全部……!」

 

逃げ場のないまま、腰が砕けるほどの激しい快感が下半身から一気に駆け上がる。視界が白く弾け、腰がガクガクと制御不能に痙攣しながら、熱い精液が勢いよく噴き出した。根元まで深く突き入れたまま、何度も脈打って彼女の奥を満たしていく。快感が強すぎて、腰の骨が砕け散るような錯覚に襲われ、俺は声にならない喘ぎを上げながらマットに崩れ落ちた。

 

「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」

 

M字に脚を開いたまま、余韻でびくびくと痙攣を繰り返す俺。まだ精液が先端からとろりと溢れ出している。

そんな状態の俺に、神崎さんはすぐに顔を近づけ、いったばかりの男性器を口に含んだ。

 

「んむっ……れろっ……」

 

熱い口腔が敏感な先端を包み込み、舌がねっとりと這い回る。射精直後の敏感さに、俺の体が激しく跳ねた。

 

「ひぁっ……! あっ……だめ……今は……!」

 

激しく反応するが、体力が残っていない。されるがままに、舌で丁寧に舐め上げられ、軽く吸われる。彼女は残った精液を容赦なく、思いっきり強く吸い上げた。尿道の奥まで吸い出されるような感覚に、俺の腰がまたびくびくと痙攣する。余韻でびくびくする肉棒が、徐々に再び硬さを取り戻していく。

 

「ふふっ……また硬くなってきたわね」

 

そう言いながら、神崎さんは男性器の裏筋をれろれろと舌で舐め上げた。敏感な筋をねっとりと刺激され、俺の腰がまた跳ねる。

神崎さんは満足そうに微笑むと、俺の上に跨がった。まだ敏感な肉棒を自分の手で導き、ゆっくりと根元まで飲み込む。

 

「んっ……ふっ……佐伯くんの、まだ熱いわ……」

 

彼女の乳房が俺の顔の前で揺れる。彼女の腰の動きが速くなり、ぬちゃぬちゃと水音が再び激しくなる。

 

「もっと……奥まで……っ」

 

彼女は両手を俺の胸に突き、激しく腰を打ち付け始めた。尻肉が俺の下腹部にぶつかる音が響く。俺は彼女の腰を掴み、下から突き上げて応えた。

神崎さんは上の体位のまま、腰の角度を変え、自分の気持ちいい部分を俺の肉棒に押し当てるように振り始めた。まるで自分専用のディルドのように、俺の体を好き勝手に使って楽しんでいる。

 

「んあっ……! そこ……! 当たってる……!」

 

彼女の声が一気に高くなる。気持ちいい場所を執拗に擦り付けるように腰をくねらせる。俺の意志など関係なく、ただ自分の快感だけを追求するように激しく腰を振る。

 

「あっあっ……! いい……そこ、すごくいい……!」

 

腰の動きがさらに激しくなる。彼女の太ももが震え、息が荒くなっていく。

 

「イク……イクイク……っっ!!」

 

彼女の全身が大きく跳ねた。女性器が俺の肉棒を思いっきり締め付け、絞り上げるように収縮する。まるで精液を直接飲み込まれるような、熱く強く締め付ける感触に、俺も限界を迎えた。

 

「出る……っ!」

 

同時に、熱い精液が勢いよく噴き出す。彼女の内壁が痙攣しながら強く締め付けてくる感触に、精液が根元まで飲み込まれていくような錯覚さえ覚える。神崎さんの体がビクビクと大きく痙攣し、熱い潮が一気に噴き出した。透明な液体が俺の下腹部や太腿にかかり、ぬるぬると広がる。

 

彼女は腰を浮かせたまま、何度も小さく痙攣を繰り返しながら、甘い悲鳴を上げ続けた。

しばらく、互いの鼓動だけが部屋に響いていた。

神崎さんがゆっくりと顔を上げ、満足げな笑みを浮かべる。

 

「……将来有望ね」

 

彼女は俺の額に軽くキスをし、体を起こした。精液と潮が太ももを伝って滴るのを、まるで気にも留めない様子でタオルを手に取る。

 

「シャワー浴びて。そのあと、契約の話ね」

 

シャワールームに入り、体についたオイルと汗を洗い流して着替える。

そして神崎さんと二人で、研修を行ったマンションの部屋を出た。

建物の外に出ると、夕方の心地よい風が火照った頬を撫でた。

神崎さんがふと立ち止まり、振り返って俺に視線を向けた。

 

「今回は簡単な施術を教えただけだけど……もっと人気が出るような施術やマッサージもあるから。研修したくなったら言ってね?」

 

「あ……はい」

 

意味深で妖艶な微笑みを浮かべる彼女に、俺は曖昧な生返事を返すことしかできなかった。

それから少しして。

 

俺たちは、最初に面接を受けたあの喫茶店に戻っていた。

静かな店内で、向かいの席に座り、普通にメニューを眺めている神崎さんを見て、俺の頭の中には妙な浮遊感が漂っていた。

 

(この人と……つい先ほど、あんなことをしたんだよな……?)

 

全裸で密着し、激しく求め合った。それなのに、今の神崎さんは何事もなかったかのような、しれっとした澄まし顔で向かいに座っている。さっきまでの出来事が幻だったのではないかと思えるほどの落差に、どうしても現実感が湧いてこなかった。

 

神崎さんがバッグから財布を取り出し、三万円の紙幣を俺の前に置いた。

 

「はい。さっきのサービス代。研修のお礼も兼ねてね」

 

俺は呆然とその紙幣を受け取った。指先に伝わる紙の感触が、妙に生々しい。

 

「お、オプション代だけじゃないんですか……!?」

 

「サービスだよ。またしようね」

 

(ここは……貞操逆転の世界なんだ)

 

男性が女性とセックスをして、その対価として女性から金をもらう。そんな倒錯した常識が、この世界では当たり前のように通用している。自分は今、そのルールに従って、三十代の女性から金を受け取ったのだ。

 

「じゃあ、ここ読んで」

 

神崎さんがバッグから書類を取り出し、テーブルの上に広げた。置かれたのは『業務委託契約書』と書かれた紙だった。

俺はそこに書かれた文字を一枚ずつ確認していく。

 

「業務委託……なんですね」

 

「そう。アルバイトじゃないよ。売上に応じた歩合給で、勤務日数も自分の裁量で決めやすい。掛け持ちもできるしね」

 

神崎さんはペンをクルクルと指先で回しながら説明を続ける。

 

「所得の手続きは自分でやって。するかしないかは任せるよ」

 

俺は指定された場所に必要事項を書き込み、署名をした。契約自体は拍子抜けするほどあっさりと終わった。

 

「じゃあ次、源氏名。本名で働くわけじゃないから」

 

「……恒でいいです」

 

「安直だね。まあいいか。『恒』で登録しとくね」

 

次にSNSや集客についての説明に移った。写真の撮り方、プロフィール文、出勤情報の設定、予約用のLINEアカウント。説明される内容は想像以上に多かった。

 

「SNSはちゃんと更新してね。この周辺は激戦区だから、自分からお客さんを取りに行くのが大事」

 

「写真も大事。顔出しはしなくていいよ。むしろ最初は隠したほうがいいかも」

 

神崎さんはスマートフォンを操作し、他の男性セラピストのプロフィール写真を見せてきた。顔は見えないが、身体のラインや清潔感がはっきりと伝わる写真だった。

 

「……これ、俺もやるんですか?」

 

「もちろん。最初だけ恥ずかしいけど、そのうち慣れるから」

 

そして、最後に出勤予定を決めることになった。

「次いつ入れる? 大学があるんでしょ。じゃあ、この日とこの日。うちの常連さんがよく入る日だから、付けてあげられるかもよ」

 

「常連さん……俺にですか?」

 

「新人だしね。最初のお客さんがいるかどうかで、だいぶ気持ちも変わるから」

 

「それは助かります」

 

「じゃあ、この日でいい?」

 

「はい」

 

俺は頷いた。こうして、俺の初出勤日が正式に決まった。

大学の講義予定、居酒屋バイトのシフト、そして――メンズエステの出勤予定。気づけば俺の日常の中に、異物のような見知らぬ仕事が一つ、しっかりと入り込んでいた。

 

俺が記入し終えた契約書類を受け取ると、神崎さんは内容に不備がないか手早く目を通した。そしてトントンと卓上で紙の端を揃えると、自前の革のカバンの中に大切そうに仕舞い込んだ。

 

「はい、これで手続きは完了ね」

 

神崎さんはそう言うとカバンを肩にかけ、店を出ようと立ち上がりかけた。その時だった。

 

「そうだ」

 

神崎さんがふと振り返り、真顔になって俺を見た。

 

「一つだけ言っておくね。最初のお客さん」

 

神崎さんが少しだけ、意味深に笑う。

 

「良い人なんだけど――ちょっとコミュニケーション強めな人かも。佐伯くん……ガード緩そうだから気を付けてね? 本当に嫌なことがあったら、きっぱり断るのも大事だよ」

 

真剣さを帯びた彼女のトーンに、俺は背筋を伸ばし、身を硬くした。しかし、神崎さんは間髪入れずに言葉を続けた。

 

「あ、でもね。周りの部屋の人に迷惑だから、大きい声は絶対に絶対に出さないでね。そこだけ気を付けてくれれば大丈夫だよ。まあ、常連さんだからその辺のラインはわかってるはずだしね」

 

「……」

 

嫌ならきっぱり断れ。だが、絶対に大声は出すな。あまりにも矛盾していて、逃げ場を無くすような恐ろしい釘を刺され、俺は返事すらできずに言葉を失った。

 

「じゃ、初出勤よろしくね」

 

軽やかな足取りで喫茶店を出ていく神崎さんの背中を見送りながら、俺は自分の額から冷たい汗が流れていくのを感じていた。

 

手元に残された三万円の重みと、初出勤という現実。

 

――俺のメンズエステ初出勤は、どうやら普通には終わらないらしい。

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