【R18版】貞操逆転世界のメンズエステで働くことになった 作:カラスあげます
俺は動揺を隠すように必死で視線を上へと逸らし、なるべく余計な部分を見ないようにしながら、手元に置かれたオイルのボトルを手に取った。
震える手でキャップを回し、透明な液体を手のひらにトロリと注ぐ。オイルの甘い香りが鼻腔をくすぐり、すでに火照った体にさらに熱を加えるようだった。両手を擦り合わせて温めると、ぬるぬるとした感触が指の間に絡みつく。
「……では、始めます」
掠れた声でそう言いながら、俺は白石さんの太ももの裏側に手を滑らせた。
トロリとしたオイルが彼女の滑らかな肌に広がり、ぬめりを帯びた指先が沈み込む。下から上へと、ゆっくりと揉み上げるように力を込める。親指で深く圧をかけ、残りの指で肉をすくい上げるようにほぐしていく。
手に伝わってくるのは、女性特有の吸い付くような柔らかさと、皮膚のすぐ下で脈打つ温かい弾力だった。居酒屋でジョッキを運ぶ手とは全く違う、生々しく、淫らな触感に、指先から背筋へと甘い痺れが駆け上がっていく。
「あー……そうそう♪ いい感じ……それでさ、私、営業事務だけど外回りも多くて結構歩き回るから、お尻周りもすごく疲れてるの。鼠径部周りもしっかりお願いね?」
白石さんはうつ伏せのまま、吐息混じりの甘い声で注文を出してきた。腰がわずかにくねり、むっちりとしたお尻が俺の手に押し当たる。
(鼠径部……お尻……)
少しずつ、だが確実に露骨で危険な部位へのマッサージを要求されている。俺の頭の中で危険信号が点滅する。けれど、「まだマッサージの延長線上だ……これくらいなら大丈夫かもしれない」と自分に都合の良い言い訳を言い聞かせてしまった。
すでにムラムラしきっていた下半身が、布地の中でびくびくと反応しているのが分かる。
俺は開かれた足の奥へ視線が行かないよう、必死に親指に重心を置き、お尻の大きな筋肉を外側から内側へと揉み込んでいった。
指が沈み込むたび、むっちりとしたお尻の肉が形を変え、ぬるぬるとオイルを弾く。大人の女性の身体をこうして直接両手で揉みしだいているという事実に、喉の奥がカラカラに乾き、心臓の鼓動が耳元でうるさく跳ねた。肉の熱が手のひらに直接伝わり、指先が熱を持つのがわかる。
「いいねー♪ すごい癒されるなぁ……。でね、太ももからお尻にかけて揉みこんだら、最後に奥も指先で優しく刺激するのが1ストロークなんだよ。お店ではそうやって教えるの。やってみて?」
「え……?」
「ほら、こうやって」
白石さんが自分の手で俺の指を取り、彼女の割れ目に軽く触れさせた。ぬるりとした熱い感触が指先に広がる。すでに少し湿っていた入り口が、俺の指を優しく咥え込むように脈打った。
「……こう、ですか」
「うん♪ そうそう。優しくね。撫でるみたいに……んっ……」
俺は言われるがまま、太ももからお尻をじっくりと揉み、最後に指先で彼女の女性器を軽く撫でるというストロークを繰り返した。触れるたび、白石さんの腰がわずかに震え、甘い吐息が漏れる。指先に絡みつく愛液が増えていき、ぬめりが強くなっていく。
「いい感じ……もっと奥まで……はい、次のストローク……あっ……」
何度も繰り返すうちに、俺の指は自然と割れ目の間に沈み、クリトリスの近くをかすめるようになっていた。白石さんの吐息が徐々に熱を帯び、お尻が俺の手に押し当たってくる。
「じゃあさ、そろそろ鼠径部周りもやってほしいから、カエル足お願いね?」
白石さんがそう言った瞬間、俺は冷や汗が背中を伝うのを感じた。
「はーい♪」
白石さんは軽い返事とともに、右脚を横へと大きく曲げ、膝を折りたたむように開いた。
何も履いていない下半身の右側が、完全に開放される。
ぽっかりと剥き出しになった大事な部位の存在感に、一瞬で視線を奪われそうになる。ピンク色の小さな肛門がひくひくと収縮し、その下にはすでに濡れそぼった割れ目がくっきりと見える。短い陰毛に囲まれた唇がわずかに開き、透明な愛液がとろりと糸を引いて太腿の内側を伝っていた。甘い匂いが鼻をつく。
俺は必死で意識を逸らし、彼女のお尻とベッドの間にできたわずかな隙間へと手を滑り込ませた。
鼠径部――太ももの付け根から股関節にかけてのリンパを流すマッサージ。
手のひら全体を密着させ、下から上へと優しく撫で上げていく。ぬるぬるのオイルが広がり、熱い肌が指に吸い付く。
だが、慣れない施術と尋常じゃない緊張のせいで、指先が微妙に狂う。滑らせた手のひらの端や指先が、ほんの少しだけ、彼女の一番繊細な中心部の近くをかすめてしまった。
「んっ……あっ……」
白石さんの口から、小さく可憐な艶っぽい声が漏れる。腰がびくりと跳ね、割れ目が俺の指を求めるように開いた。
その反応に俺の心臓は飛び出しそうになり、指先が跳ねるように強張った。
「す、すみません……!」
「ううん、気にしないで……むしろ、もっと触って? クリトリスと、中の気持ちいいところも……お願い。我慢できないの……」
露骨に愛撫をせがまれる。声が甘く震え、体がくねくねと俺の手を求めてくる。
俺は震える手で、彼女のクリトリスを指で優しく円を描くように刺激し始めた。小さく硬く尖った突起を、ぬるぬるの指腹でねっとりと転がす。
もう片方の指をぬるりと中へと入れると、熱い内壁がすぐに締め付けてきた。Gスポットを探るようにゆっくりと動かすと、白石さんの腰が大きく跳ねた。
「あっ……! そこ……いい……! もっと……ぐりぐりして……!」
同時に、空いている手で彼女の乳首を摘まみ、軽く転がす。硬く尖った突起を指で挟み、引っ張ったり、円を描いたりする。
「んぁっ……! はぁっ……乳首も……気持ちいい……! 両方……同時に……あっあっ……!」
白石さんは喘ぎ声を漏らし、体をくねらせて敏感に反応する。内壁が指を締め付け、愛液がどんどん溢れてくる。ぬちゃぬちゃと卑猥な水音が部屋に響き、甘い匂いが濃厚に立ち込める。太ももがガクガクと震え、足の指が内側に巻き込まれる。
「はあっ……はあっ……コウ君の指……いいよ……!」
右足と左足を交互に、執拗に愛撫した。クリトリスを重点的に刺激しながら、Gスポットをねちねちと掻き回し、乳首を摘まみ続ける。白石さんの喘ぎは徐々に大きくなり、腰が勝手に前後に動いて俺の指を深く咥え込もうとする。
「でも、まだ……四つん這いで……もっとして……」
白石さんはベッドの上で身を起こすと、そのまま四つん這いの姿勢をとった。
目の前に、丸く豊かなお尻が、まるで突き出されるような格好で向けられる。無防備に開かれた太ももの間から、奥の光景が覗いている。愛液でぬらぬらと光る割れ目が、息を吐くたびにわずかに開閉する。
俺は開かれた足間に正座するように座り直し、手のひらにたっぷりとオイルを垂らし、お尻の肉を下からすくい上げるようにして揉み込んでいく。むっちりとした肉が指の間から溢れ、熱い体温が直接伝わる。
「口でも……お願い。お尻、舐めて……ね?」
さらに口での愛撫を要望される。声が甘く、懇願するような響きを帯びている。
俺は言われるがまま、むっちりとしたお尻の肉をねっとりと舌で舐め上げた。塩気のある肌の味と、甘いオイルの香りが混じり合う。舌を這わせるたび、白石さんの腰がびくびくと震える。同時に、爪先でお尻周り、お腹、胸、乳首へとフェザータッチを繰り返す。軽く引っ掻くように、くすぐるように刺激すると、彼女の体が敏感に反応する。
「んぁっ……! はぁっ……気持ちいい……腰が……勝手に……!」
白石さんは快楽にあえぎ、腰をくねらせる。じわじわと足が開いていく。割れ目がさらに露わになり、愛液がとろりと滴り落ちる。
その隙間に、俺は顔を埋め、女性器にしゃぶりついた。
「んちゅ……れろっ……ちゅぱっ……んむっ……」
音を立てながら、膣口を舌で抉り、クリトリスを吸いつき、女性器の周りをねっとりと愛撫する。熱い愛液が口の中に溢れ、甘い匂いが充満する。舌を深く突き入れ、内壁を舐め回すと、白石さんのお尻が俺の頭を挟むように震えた。
「あっあっ……! そこ……舌……すごい……! もっと……吸って……!」
クリトリスを強く吸い上げ、歯茎で軽く挟むように刺激する。同時に、両手でお尻の肉を割り、さらに深く顔を埋める。ぬちゃぬちゃと卑猥な音が部屋に響き渡り、白石さんの喘ぎがそれを掻き消す。
「イク……イク……イっちゃう……っ!!」
白石さんの体が大きく痙攣し、腰をガクガクと震わせながら絶頂した。透明な液体が太腿を伝い、マットに染みを作る。
少しの静寂が、薄暗い部屋に落ちた。
アロマランプのほの暗い橙色の光だけが、オイルでぬらぬらと光る白石さんの肌を照らしている。空気中には甘いオイルの香りと、彼女の体から立ち上る濃厚な雌の匂いが混じり合い、鼻腔の奥をくすぐっていた。マットに染みた愛液が、間接照明を受けてぬらぬらと反射している。
荒い息を整えながら、白石さんが掠れた声で言った。
「……入れて。もう我慢できない……中に……」
さんざん寸止めされ、限界まで煽られていた俺も、もう理性が残っていなかった。
ギンギンに張り詰めた男性器は、見るだけでびくびくと苦しそうに脈打っている。先端から先走りが止まらず、とろりと糸を引いてマットに落ちていく。腰の奥が熱く疼き、頭の芯が白く溶けかけていた。
だが――その瞬間、頭の奥で神崎さんの声が、はっきりと蘇った。
『本番行為は厳禁。断るようにね』
研修のとき、真剣な目で念を押された言葉。
俺は歯を食いしばり、震える声で絞り出した。
「……できません。本番は……お店のルールで禁止なので」
断腸の思いだった。体は疼き、頭は熱くとろけかけているのに、理性だけがかろうじて踏みとどまっている。指先が震え、息が浅く速くなる。
白石さんは一瞬だけ黙った。
それから、急にトーンを変えて、ふわりと笑った。
「そっか……わかったよ♪」
意外なほどあっさりと引き下がった彼女は、ゆっくりと体を起こすと、俺の肩を押して仰向けにさせた。マットの感触が背中に広がり、天井の暗い影が視界に入る。
「でも、コウ君のおちんちんも大分辛そうだからね……お返しで、手でいかせてあげようか?」
その提案に、俺は一瞬だけ躊躇した。
だが、限界まで煽られていた体は、もう我慢ができなかった。先走りがとめどなく溢れ、腰が小刻みに震えている。頭の中で「だめだ」という声が聞こえるのに、体が正直に疼いてしまう。
「……それなら……お願いします」
掠れた声で、俺は素直に従ってしまった。
白石さんは怪しい笑みを浮かべると、俺の両太ももを外側から抑え込むように跨がった。むっちりとした太腿の内側が、俺の脚をがっちりと挟み込み、逃げられないように固定する。熱い肌の感触が直接伝わり、息が詰まる。
「ふふっ……逃げられないように、しっかり押さえてあげるね」
オイルでぬるぬるの右手が、硬く勃起した肉棒を優しく握った。根元から先端まで、ゆっくりとしごき上げられる。左手は俺の胸に伸び、硬く尖った乳首を指先でコリコリと刺激し始めた。
「んっ……!」
竿を上下に扱かれながら、亀頭を親指の腹でねちねちと擦られる。同時に乳首を摘ままれ、転がされ、軽く引っ張られる多重の快感に、視界が白く滲む。先走りが大量に溢れ、彼女の指をぬるぬるに濡らしていく。ぬちゃぬちゃと卑猥な音が部屋に響く。
「はぁっ……く……っ、白石さん……もう……出そう……」
「ふふっ……。もう出ちゃいそうな顔してる。我慢汁がいっぱい……」
ねちねちと扱かれる快感に、腰がびくびくと震え始めた。太ももを抑え込まれているせいで、逃げることもできない。乳首をコリコリと刺激されるたび、背筋に甘い電流が走る。
「出る……っ、出ちゃう……!」
射精の瞬間が目前に迫った、そのときだった。
白石さんが不意に腰を浮かした。
「えっ……?」
次の瞬間、熱い割れ目が俺の亀頭を一気に咥え込み、根元まで一気に沈み込んできた。
ぬるり、と。
「んふぅ……っ」
白石さんの口から、つい漏れたような甘い吐息がこぼれた。
熱い。狭い。柔らかく、ひだひだした肉壁が、敏感な先端を包み込んでくる。愛液のぬめりが絡みつき、内壁の温度が直接伝わってくる。ゆっくりと、しかし容赦なく、根元まで沈み込んでいく感触。子宮口に当たるような深い圧迫感が、腰の奥まで響いた。
俺は反応する間もなく、大量の精液を彼女の奥に勢いよく吐き出した。
腰がガクガクと制御不能に痙攣し、視界が真っ白に弾ける。莫大な快感が下半身から脳へと突き上げ、声にならない喘ぎだけが喉の奥から漏れ出る。熱い精液が何度も脈打って注ぎ込まれていく感覚に、体が跳ねる。
(……やってしまった……本番を……)
ショックが遅れて押し寄せてきた。
神崎さんに厳禁と言われた行為を、今、自分はしてしまった。理性が追いつかないまま、体だけが快楽に呑まれていく。
「ふふっ……中に出しちゃったね」
白石さんが、満足そうに低く笑った。
動揺して動けない俺を無視するように、彼女はすぐに腰を動かし始めた。
いったばかりで敏感な肉棒を、熱い内壁が上下に擦り上げてくる。ぬちゃ、ぬちゃ、ぬちゃっ……と、卑猥な水音が部屋に激しく響き渡る。愛液が飛び散り、太ももを伝ってマットに染みていく。あまりの刺激に、俺の体が激しく跳ねた。
「ひぁっ……! だめ……今は敏感で……っ! 白石さん……!」
「んあっ……! はぁっ……んくっ……! まだ、こんなに硬い……!」
白石さんは荒い息を吐きながら、乱暴な言葉遣いに変わっていた。腰の動きが徐々に大きくなり、円を描くようにくねらせたり、深く沈み込ませたりを繰り返す。むっちりとしたお尻の肉が俺の下腹部にぶつかり、ぱんっ、ぱんっ、と生々しい音を立てる。
「このままヤらずに終わるわけないでしょ♡♡」
彼女は俺の腰回りを外側からがっちりと抑え込み、逃げられないように固定したまま、激しく腰を振り始めた。熱い肉壁が敏感な表面をねちねちと擦り上げ、締め付けては離し、また締め付ける。子宮口に当たるような深い圧迫感が、何度も何度も腰の奥を突き上げる。
「あっあっあっ……! くぅっ……! だめ、出ちゃう……また……っ!」
「んぁっ……! はぁっ……いい……中、熱い……! まだ出せるでしょ……?」
激しい腰使いに合わせて、白石さんは上体を屈め、俺の胸に顔を埋めた。硬く尖った乳首を口に含み、思いっきり舐め回し、強く吸いついてくる。
「んむっ……れろっ……ちゅぱっ……! んちゅ……れろれろっ……!」
舌がねっとりと這い、歯で軽く噛む。乳首を吸い上げられるたびに、甘い電流が背筋を駆け上がり、腰がびくびくと痙攣する。同時に下半身では、熱い内壁が敏感な肉棒を容赦なく扱き上げてくる。上下から襲いかかる快感に、頭の中が真っ白に溶けていく。
「誘い受けみたいなことして、ずっと誘惑してきてさ!♡」
白石さんは乳首を口から離し、荒い息を吐きながら耳元で囁いた。熱い吐息が耳介をくすぐり、ゾクッと悪寒が走る。
「おちんちんずっと硬いままじゃん! こんなに欲しがってるくせに……んあっ……!」
彼女は再び腰の動きを速めた。今度は浅く小刻みに突き上げるように振り、亀頭を集中的に刺激してくる。ぬちゃぬちゃと水音がさらに激しくなり、愛液が飛び散って俺の下腹部を濡らす。
「ひぁっ……! あっあっ……! 白石さん……そこ……敏感すぎて……っ!」
「んくっ……! はぁっ……いいわ……もっと感じて……! 声、出して……!」
白石さんの声が甘く上ずる。彼女自身もかなり感じているらしく、内壁が不規則に収縮を始め、熱い蜜がどんどん溢れてくる。腰の動きが徐々に乱れ、時折深く沈み込ませては、子宮口に押し付けるようにくねらせる。
「あっ……んぁっ……! 深い……当たってる……! ここ……いい……!」
「くぁっ……! だめ……出ちゃう……また出ちゃう……っ!」
抵抗しようとしても、体が言うことを聞かない。抑え込まれたまま、ただ彼女の激しい動きに翻弄される。敏感な肉棒が熱い肉壁に擦られるたび、視界が白く弾けそうになる。腰が勝手に浮き上がり、彼女の動きに合わせて突き上げてしまう。
「ふふっ……自分から腰、動かしちゃってる……♡ 素直でいい子……んあっ……!」
白石さんは満足そうに笑い、さらに腰の動きを加速させた。ぱんぱんぱんっ、と肉がぶつかる音が部屋に響き、ぬちゃぬちゃという水音がそれを掻き消す。彼女の豊かな胸が上下に揺れ、オイルで光る肌が間接照明に照らされて妖しく輝く。
「んぁっ……! はぁっ……いい……もっと……奥まで……! 全部、出して……!」
「あっあっあっ……! 白石さん……っ、イク……またイク……っ!」
限界が近づく。下半身から熱い塊がせり上がってくる感覚に、俺は必死に耐えたが、白石さんの内壁が急に強く締め付けてきた。
「んくっ……! 出して……中に……いっぱい……っ!」
彼女の腰が一気に速くなり、深く沈み込ませたまま小刻みに震わせる。内壁が波打つように収縮し、敏感な肉棒を根元から絞り上げる。
「ひぁっ……! あっ……出る……出ちゃう……っ!!」
声にならない喘ぎとともに、二度目の精液が勢いよく噴き出した。熱い濁りが彼女の奥を満たし、内壁がそれを飲み込むようにさらに強く収縮する。腰がガクガクと制御不能に痙攣し、視界が真っ白に染まる。
「んぁあっ……! はぁっ……出てる……熱い……! まだ出る……!」
白石さんも同時に体を大きく痙攣させた。甘い悲鳴を上げながら、腰をガクガクと震わせ、内壁を何度も強く締め付けてくる。潮は噴かなかったが、声と体の震えだけで、彼女が限界を超えたのがはっきりとわかった。熱い蜜が溢れ、俺の下腹部をさらに濡らしていく。
しばらく、互いの荒い息だけが部屋に響いていた。アロマの甘い香りと、濃厚な雌の匂いが混じり合い、薄暗い空間を満たしている。
最後に、白石さんは体を伏せ、俺の唇に深くキスをしてきた。熱い舌が絡み合い、ねっとりと唾液が混じる。名残惜しそうに舌を絡めながら、彼女はゆっくりと唇を離した。
本番してしまったショックで、俺はまだぼんやりとしていた。
そんな俺に、白石さんが優しく微笑みながら言った。
「実はね、私、ここに来る前に店長さんと電話で話していてさ。『新人の男の子が入るんだけど、すごく気が弱い子だから、ちゃんと嫌なことを断れるかどうかテストしてあげて』って頼まれていたんだよね」
「……え?」
「我慢できなくてなし崩し的にしちゃったけど、最初はしっかり断れていたから店長さんには内緒にしておくね♪安心していいよ」
その言葉に、俺は少しだけ肩の力が抜けた。
完全に怒られるわけではないらしい、という安堵が、胸の奥にじんわりと広がる。
その数分後、お互い息を整えながら雑談していると、軽く施術終了を告げるタイマーの音が、静かに鳴り響いた。
「……お時間、ですね」
掠れた声でそう言うと、白石さんはゆっくりと体を起こした。オイルと精液と愛液でぐちゃぐちゃになった肌を、何事もなかったかのようにタオルで軽く拭う。
俺も重い体を起こし、ふらつきながら立ち上がった。膝がまだガクガクと震えている。
「一緒にシャワー、浴びよっか」
白石さんに手を引かれ、俺はバスルームへ向かった。
狭いシャワー室の中で、お互い全裸のまま熱い湯を浴びる。肩に落ちる湯が、火照った肌を優しく洗い流していく。白石さんが俺の背中に回り、石鹸を泡立てた手でゆっくりと体を洗ってくれた。滑らかな手つきが背中を滑り、腰へ、そしてお尻へと降りていく。
「ふふっ……まだ汗ばんでる」
彼女の指先が、洗浄のつもりなのか、それとも悪戯なのか、敏感な部分を優しく撫でてくる。湯気の中で、互いの肌がぬるぬると触れ合う。
シャワーを終えて体を拭き、部屋に戻ったときだった。
白石さんは俺を抱きしめながら、後ろから撫でるように男性器を触ってきた。まだ固く残っているのを確認して、くすりと笑う。
「でも本当にビッチな子なんだね。こんなにすぐにまた硬くなって……こんなんじゃ、危険なお客さんに犯されても文句言えないよ?」
敏感な部分をねっとりと撫でられ、俺は小さく喘ぎながら答えた。
「す、すみません……気を付けます……」
着替えを終え、玄関でお別れのハグをするとき、白石さんは耳元で囁いた。
「またやろうね? 今度も思いっきり中出ししてほしいな。いっぱいいっぱい、奥に出して……」
固まる俺の頬に、チュッと軽やかで温かい唇の感触が残された。
「じゃあねー♪」
白石さんはひらひらと手を振りながら、今度こそ軽快な足取りでマンションの廊下へと去っていった。
カチャン、と重いドアが閉まり、部屋に静寂が戻る。
残された俺は、頬に残る濡れたような感触と、耳元に残る妖しい余韻に、ただただ立ち尽くしていた。
情緒を徹底的にかき乱され、頭の中はぐちゃぐちゃだ。
弄ばれた現実に対する敗北感。
極限まで煽られた末に、なし崩しで一線を越えてしまったという自覚。
中に出してしまった熱い余韻と、処理しきれない性的な興奮。
そして、「テストだったから内緒にしておく」と言われて少しだけ残った、安堵と違和感。
色々な感情が重く混ざり合う中で、俺は深く、深く息を吐き出した。
波乱に満ちた俺のメンズエステ初出勤は、こうして幕を閉じたのだった。