※この作品はR-18です。

イサミクエスト マックシム   作:勇者パンスト

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高嶺の花

 

 

 

 

コパンドンCITYを包み込む午後の日差しは、まるで蜂蜜のように濃密で温かかった。

 

 

 

 

いつもならば賑やかな声が響き渡るクランホーム一階リビングは、その日に限ってどこか耳が痛くなるほどの静寂に包まれていた。

 

 

 

 

というのも、前衛の大剣士であるクロエ、天才魔法使いのココ、そして調合薬師のムラサキの三人が、コパンドン近郊の森へ素材採取を兼ねた中規模の討伐クエストに出かけていたからだ。

 

 

 

 

「よし……これで一階の道具棚の在庫チェックと、ポーション類のナンバリングは完了、と」

 

 

 

 

 

イサミは額の汗を袖口で拭うと、腰を叩いて一息ついた。さらりとした茶髪が秋風に揺れる。

 

 

 

 

「お疲れ様でした、イサミくん。相変わらずの手際の良さですね」

 

 

 

 

カウンターの奥から、可憐な磁器のカップに淹れたてのハーブティーを注ぎながら現れたのは、元ブラッククランの優秀な事務員であり、このクランの最年長お姉さんであるエリスだった。

 

 

 

 

 

「はい、エリスおねえさん! ありがとうございます。クロエさんたちがいないと、やっぱりホームが少し広く感じますねぇ」

 

「ふふ、そうですね。クロエさんがいらっしゃると、どうしても賑やかになりますから。でも……静かなホームというのも、たまには良いものでしょう?」

 

 

 

 

エリスはハーブティーの入ったカップをイサミに手渡しながら、意味深で艶やかな笑みをその薄い唇に浮かべた。

 

 

その視線は、イサミの背後——二階へと続く階段の踊り場に向けられている。

 

 

 

 

そこには、流れるような金糸の髪をふわりと揺らし、上品に佇む没落公爵令嬢、メルティの姿があった。

 

 

 

 

「あ、メルティさん。法務書類の整理、終わりましたか?」

 

 

 

 

イサミが声をかけると、メルティはびくっと肩を揺らし、どこか落ち着かない様子でパタパタと階段を降りてきた。彼女の白い頬は、なぜかほんのりと桜色に染まっている。

 

 

 

 

 

「え、ええ……イサミ様。書類の整理はすべて完了いたしましたわ……」

 

 

 

 

 

メルティはイサミの前まで歩み寄ると、上目遣いにイサミの瞳をじっと見つめた。その指先が、ドレスのスカートの端をぎゅっと握りしめている。

 

 

 

 

 

「あの……イサミ様」

 

「はい? なんですか、メルティさん?」

 

 

 

 

メルティは背伸びをすると、イサミの耳元へその可憐な顔を近づけた。甘く香る百合のような香気と、少し浮き足立った温かな吐息が、イサミの耳腔をくすぐる。

 

 

 

 

 

「……少ししたら、二階の私の部屋に来ていただけないかしら……? お見せしたいもの……そして、お話ししたいことがございますの……」

 

 

 

 

小さな小さなささやき声。

 

 

 

 

それだけを言い残すと、メルティは真赤になった顔を伏せ、まるで逃げ出すかのように可憐な足取りで二階へと駆け上がっていってしまった。

 

 

パタン、と静かに彼女の部屋の扉が閉まる音が響く。

 

 

 

 

 

「……? メルティさん、どうしたんだろう。何か書類に不備でもあったのかな……」

 

 

 

 

 

首をかしげるイサミの横で、エリスが「くすくす」と忍び笑いを漏らした。

 

 

 

 

 

 

「ふふ……イサミくん。鈍いのは罪ですよ?」

 

「えっ? エリスおねえさん、何か知ってるんですか?」

 

 

 

 

エリスは優雅にハーブティーを一口含むと、うっとりとした眼差しでイサミの頬を優しく撫でた。

 

 

 

 

 

「メルティさんが、どれほど今日という日を楽しみにしていたか……私にはよく分かりますわ。ほら、イサミくん。女の子を待たせるのは不作法ですよ? さっさと行ってあげなさいな」

 

「は、はあ……それじゃあ、ちょっと行ってきますね?」

 

 

 

 

 

何かを察してニッコリと微笑むエリスに見送られ、イサミは不思議に思いながらも、少しして階段を上ってメルティの部屋の前へと向かったのだった。

 

 

 

トントン、と控えめに扉を叩く。

 

 

 

 

 

 

「メルティさん、イサミです。入ってもいいですか?」

 

「……っ! は、はい……! どうぞ、お入りになってくださいませ……!」

 

 

 

 

 

 

中から聞こえてきたのは、緊張で少し裏返ったメルティの声だった。

 

 

 

 

 

イサミが真新しい木製の扉をそっと押し開けると、そこに広がっていたのは、昼間だというのに厚手のカーテンが降ろされ、柔らかな魔法ランプの薄明かりだけが満ちた静謐な空間だった。

 

 

 

 

 

そして——部屋の中央に立っていた人物の姿を目にした瞬間、イサミは息を呑み、その場に棒立ちになった。

 

 

 

 

 

「あ……」

 

 

 

 

 

そこにいたのは、普段の質素で実用的な事務用ドレス姿のメルティではなかった。

 

 

 

 

 

深い夜空をそのまま切り取ったかのような、あの日、購入した絢爛で美しいミッドナイトブルーの高級ドレスを身に纏った、完璧な「令嬢」としてのメルティ・フォン・ローゼンバーグが立っていたのだ。

 

 

 

 

露わになった滑らかな白い鎖骨と肩筋。胸元には細やかな銀糸の刺繍と、小さな群青の宝石が散りばめられ、ランプの光を受けて星々のように瞬いている。

 

 

細く引き締まったウエストから、優美な曲線を描いて広がるシルクの裾。

 

 

 

 

 

 

そして何より、普段は後ろで控えめにまとめられている髪が豊かに解き放たれ、彼女の背中を流れる滝のように覆っていた。

 

 

 

 

 

ランプの微光に照らし出された彼女の顔は、熟した果実のように朱に染まり、照れと羞恥で紫水晶のような瞳が潤んでいる。

 

 

 

 

 

「……あ、あの……イサミ様……? その……変、でしょうか……?」

 

 

 

 

 

メルティは指先を胸元で彷徨わせ、消え入りそうな声で尋ねた。

 

 

 

 

 

「……っ! 変なわけないじゃないですか……っ!」

 

 

 

 

 

イサミは我に返ると、胸を熱く打たれながら一歩踏み出した。

 

 

 

 

 

「すごく……すごく可愛くて、綺麗です……! メルティさん、まるで本当のお姫様みたいです……!」

 

「……っ!! お、お姫様だなんて……っ!」

 

 

 

 

 

イサミの偽りのない素直な絶賛の言葉に、メルティの顔は一瞬で爆発したかのように真っ赤になった。だが、その瞳には溢れんばかりの歓喜が宿り、可憐な唇がふわりと甘く綻ぶ。

 

 

 

 

 

「ふふ……嬉しいですわ……っ。イサミ様にそう言っていただけて……頑張って着替えた甲斐がありましたの……」

 

 

 

 

 

メルティはスカートの裾を優雅につまむと、イサミに向かって深々とお辞儀をした。

 

 

 

 

 

 

「……イサミ様。改めて……お礼を言わせてくださいませ」

 

「お礼……?」

 

「ええ。先日……このドレスを与えてくださいましたわね。没落し、誰からも価値のない存在として扱われていた私を……人として、対等なパートナーとして正当に評価してくださった……」

 

 

 

 

 

メルティはゆっくりと歩み寄り、イサミの目の前で立ち止まった。甘い百合の香りが、部屋の空気ごとイサミを包み込む。

 

 

 

 

 

「私は今日……この一番大切なドレスを着て、私のすべてを捧げるべき救世主(ヒーロー)であるイサミ様に……心からの感謝と、愛をお伝えしたかったのですわ」

 

 

 

「メルティさん…」

 

 

 

 

イサミが胸を熱くした、次の瞬間だった。

 

 

 

 

「——イサミ様っ…!」

 

 

 

 

 

耐えきれなくなったようにメルティがイサミの胸へと飛び込んできた。

 

 

 

 

しなやかで柔らかい体が強い力でイサミに抱きつく。

 

 

ミッドナイトブルーの滑らかな生地の感触と、その奥にある彼女の溢れるような体温がダイレクトにイサミの肌へと伝わってくる。

 

 

ふわりと香る花のような髪の匂いが、イサミの鼻腔をくすぐり理性をじわじわと溶かしていく。

 

 

 

 

「ん…っ!」

 

 

 

 

 

顔を上げたメルティの可憐な唇が、イサミの唇を強く塞いだ。

 

深く、甘く、情熱的なキス。

 

 

 

 

触れた瞬間、メルティの小さな舌がイサミの唇をこじ開けるように差し込まれそのまま歯列をなぞり、奥へと潛り込んでくる。

 

 

イサミの舌を見つけるとまるで待ちわびていたかのように絡みつき、ぬるりと熱く吸い上げられた。

 

 

 

 

「んふ…っ、んん…っ」

 

 

 

 

メルティの喉から漏れる甘い吐息が、直接イサミの口内に流れ込む。

 

 

舌と舌が擦れ合うたび粘つく水音が静かな部屋に官能的に響き渡った。

 

 

メルティの舌はイサミの舌の裏側をなぞり、上顎をくすぐり時には強く吸い上げられる。

 

 

その度に背筋を走る甘い痺れに、イサミの膝が震える。

 

 

 

 

「はむ…ちゅ…んっ、ふぁ…あ…っ」

 

 

 

 

普段のお淑やかな姿からは想像もつかないほど激しく、愛を貪るような口づけにイサミの思考は一瞬で真っ白に染まり上げた。

 

 

メルティの細い腕がイサミの首に強く回され、彼女の身体が甘く震えている。

 

 

舌を深く絡められるたび彼女の腰が小さく跳ね、イサミの体に押し付けられる柔らかな胸の感触が切なく弾んだ。

 

 

 

 

「んっ、んん…っ! ちゅぱ…はぁ…っ、イサミさま…っ」

 

 

 

 

メルティはキスの合間に何度もイサミの名を呼びその声は次第に涙を含んだように潤んでいく。

 

彼女の舌がイサミの舌を強く吸い上げた瞬間、メルティの全身がびくんと大きく震え膝がガクガクと震えだした。

 

 

 

 

「んんんっ——! んふ…っ、は…ぁあ…っ!」

 

 

 

 

唇を重ねたままメルティは小さく絶頂した。

 

イサミの口の中に、彼女の熱い吐息と甘い喘ぎが流れ込み絡み合った舌が痙攣するように震える。

 

しかしキスは止まらない。

 

むしろ一層深く、貪欲にメルティはイサミの舌を追いかけて絡め続けた。

 

 

 

 

 

「ちゅ…れろ…んっ、ふぁ…また…あっ、ああ…っ!」

 

 

 

 

 

二度目の絶頂が訪れる。

 

今度はより強くメルティの背中が弓なりにしなり、イサミの首に回した腕に力がこもる。

 

 

舌を吸われ歯列をなぞられ、口蓋をくすぐられるたび彼女の身体は跳ね、そ

 

 

の度に新たな波が押し寄せているようだった。唾液が互いの口元から伝い落ち二人の間に銀の糸を引く。

 

 

 

 

「あむ…っ、んん…イサミさまの…おくち…きもちいい…っ、あ…また…またきちゃ…んんんっ——!」

 

 

 

 

三度目はさらに激しかった。

 

メルティはイサミの舌を必死に吸いながら全身を痙攣させ、その場に崩れ落ちそうになる。

 

 

イサミは慌てて彼女の腰を支えたがキスを離そうとはしなかった。

 

 

いや、離せなかった。彼女の舌があまりに愛おしくその口内の熱があまりに官能的で、イサミ自身も腰の奥が熱く疼き始めていた。

 

 

 

 

 

「んふっ…はあ…っ、イサミ様…っ」

 

 

 

 

ようやく唇が離れると、メルティは熱の籠もった瞳でイサミを見上げトロンとした表情で囁いた。

 

 

二人の唇の間にはまだ透明な橋が架かり、それがゆっくりと切れてメルティの顎を濡らした。彼女の瞳は涙で潤み頬は桃色に染まり、荒い息がかかるたびにその唇が官能的に震えている。

 

 

 

「…私を…ベッドへ連れていってくださいませ…イサミ様…」

 

 

 

 

その声は熱に浮かされたように掠れ、それでいて甘く切なくイサミの理性の最後の欠片を溶かした。

 

 

 

イサミはゴクリと唾を呑み込みメルティの細い腰と膝裏に手を回すと、彼女を抱き上げてゆっくりと部屋の奥にあるベッドへと歩みを進めた。

 

 

腕の中のメルティは先ほどの絶頂の余韻でまだ時折小さく震えておりイサミの胸に顔をうずめて熱い吐息をこぼしている。

 

 

 

 

 

しかし——ベッドの縁に腰掛けさせようとしたその時、メルティが「あ…っ」と小さく声をあげた。

 

 

 

 

「ど、どうしました…?」

 

 

 

 

イサミの声は自分でも驚くほど掠れ熱を帯びていた。メルティは恥ずかしそうに視線を伏せ、真っ赤になった頬をさらに染めながらもじもじと太腿を擦り合わせた。

 

 

その仕草に、先ほどまで激しくキスを交わしていた淫靡な雰囲気が一層濃くなる。

 

 

 

 

「このドレスは………シワになったり、汚れたりしたら悲しいのですわ。ですから……その……脱ぎたいのですけれど……」

 

「あ、なるほど! 確かに大切なドレスですもんね。脱ぐの、手伝いましょうか?」

 

「い、いいえ……っ! 貴族のドレスは構造が複雑ですので、私が自分で脱ぎますわ……! イサミ様は……そこで待っていてくださいませ……っ」

 

 

 

 

 

メルティは顔を真っ赤にしながら、イサミをベッドの前に置かれた一人用の椅子へと座らせた。

 

 

 

 

そうして始まったのは、イサミにとって予想もしていなかった「贅沢すぎる特等席」の時間だった。

 

 

 

 

貴族の礼装用ドレスというのは、非常に脱ぎ着が難しい。

 

 

背中の細かな紐留め、ウエストを絞るためのコルセットのホック、サイドの隠しファスナー、そして何層にも重なったパニエとペチコート。

 

 

 

 

「ん……くっ……っ、背中の紐が……うまくほどけませんわ……っ」

 

 

 

 

メルティは背中に回した細い腕を必死に動かしながら、吐息を漏らす。

 

 

 

 

その度に、ミッドナイトブルーの生地が擦れ合い、露わになった滑らかな背筋や、豊潤な胸元のラインがランプの光に妖しく浮かび上がる。

 

 

 

 

 

(へぇ……中の構造って、こうなってたんだ……)

 

 

 

 

イサミは目を丸くしながら、興味深くその光景を見つめていた。

 

 

 

 

普通の庶民や道具屋ではお目にかかれない、ドレスの複雑で美しい縫製技術。

 

 

どうやって身頃を固定し、どうやってあの美しいシルエットを作っていたのか——商人としての好奇心と、男としての熱い視線が混ざり合い、イサミの目は釘付けになっていた。

 

 

 

 

「あっ……そこを引っ張ると……コルセットが……外れて……っ」

 

 

 

 

ハァ、ハァと甘い息を吐きながら、一つ、また一つと金具を外していくメルティ。

 

 

 

 

重厚なドレスがハラリと床へ滑り落ちると、中から現れたのは、繊細なレースで彩られた純白のコルセットとペチコートだった。

 

 

引き締まった細いウエストと、そこから豊かに広がるヒップラインが、隠されることなく露わになる。

 

 

 

 

 

「うぅ……っ、イサミ様……っ! そんなにじーっと見ないでくださいませ……っ! 恥ずかしくて……死んでしまいますわ……っ!」

 

 

 

 

メルティは両腕で胸を隠しながら、涙目でイサミを睨みつけた。

 

だが、その声には一切の拒絶はなく、むしろ熱を帯びた媚態が溢れ出していた。

 

 

 

 

「すみません……でも、すごく綺麗で……脱ぎ着の仕方に感心しちゃって」

 

 

 

 

イサミが正直にそう言うと、メルティは「もう……っ」と甘えたように呟き、最後のペチコートの紐を解いた。

 

 

 

 

サラリ……と音がして、純白の生地が床に落ちる。

 

ついに、薄い肌着(シュミーズ)一枚だけになったメルティ。

 

 

 

 

ランプの光が彼女の白磁のような柔らかい肌を照らし出し、浮き出た脈動が、彼女の興奮と緊張を物語っていた。

 

 

 

「…イサミ様っ…!!」

 

 

 

時間が少し空いたことで冷静さを取り戻すどころか特等席で見つめられ続けたことで、メルティの中の熱はむしろ極限まで昂っていたのだ。

 

 

イサミの視線が自分の肌の上を這うたび、彼女の内側で何かが甘く痺れ下腹部の奥がきゅうっと切なく疼く。

 

その感覚は時間が経つごとに強くなり、今や立っていることすら難しいほどに彼女の膝は震えていた。

 

 

 

 

「…イサミ様ぁ」

 

 

 

 

我慢の限界を迎えたメルティは、肌着姿のままベッドの上のイサミへと弾丸のように飛び込んでいった。

 

 

ミッドナイトブルーの繊細なレースの下着だけを纏ったその肢体が、夕暮れの斜光を受けて官能的に輝く。

 

 

 

 

どさっ、と柔らかな天蓋付きベッドの上に二人の身体が倒れ込んだ。

 

羽毛布団がふわりと舞い上がり二人の周りに白い雪のように降り積もる。

 

 

 

 

「メルティさん…っ!?」

 

 

「もう…待てませんわ…っ! イサミ様…っ! 私を…私を、あなたのものにしてくださいませ…っ!! 今すぐ…今すぐに…っ!」

 

 

 

 

 

メルティはイサミの上に組み敷くとなりふり構わずその首筋に顔をうずめ、激しく甘い接吻を降らせてきた。

 

 

彼女の熱い唇がイサミの肌に触れるたびちゅ、ちゅ、と淫らな水音が静かな部屋に響く。

 

 

舌を這わせ、軽く歯を立てそして強く吸い上げる。イサミの首筋に、彼女の所有印のように赤い痕がいくつも刻まれていった。

 

 

 

 

「あぁ…イサミ様の…お味がする…んっ…しょっぱくて…男の人のお味…っ」

 

 

 

 

肌着一枚越しに伝わってくる彼女の肌の火照りと激しい鼓動。

 

イサミに見つめられながら服を脱ぐという羞恥のプレッシャーが、彼女の情念を限界まで燃え上がらせていたのだ。

 

 

 

レース越しに彼女の胸の先端が硬く尖っているのがはっきりと見える。

 

 

太腿の内側はもう汗ばんでしっとりと濡れ、そこから甘く官能的な女性の香りが立ち上っていた。

 

 

 

 

「イサミ様…イサミ様…っ! 私の救世主…私の愛しいお方…っ! あぁ…もう…ここが…こんなに…っ」

 

 

 

 

うわ言のようにイサミの名を呼びながら、メルティは自分の下腹部をイサミの太腿に押し付けるように擦り寄せた。

 

その動きだけで彼女の身体はびくんと小さく跳ねる。

 

 

 

 

「ひぁ…っ! だめ…擦れちゃ…あっ、ああっ…!」

 

 

 

 

ほんの少しの刺激でメルティはあっけなく小さな絶頂を迎えてしまった。

 

 

下着の中がじんわりと熱く濡れていくのが、イサミの太腿越しにも伝わってくる。

 

 

しかしそれはほんの序章に過ぎなかった。むしろ一度達したことで彼女の感度はさらに増し、身体中が快楽を求めて疼き始める。

 

 

 

 

「まだ…足りません…っ! もっと…もっとイサミ様を感じたい…っ!」

 

 

 

 

メルティはイサミの服に手をかけ、夢中でそのボタンを外していく。

 

 

その指先は震えもどかしさのあまり最後のボタンは引きちぎるようにして外してしまった。現れたイサミの胸元に、メルティはすぐさま顔を埋める。

 

 

 

「あぁ…イサミ様の素肌…あったかい…んっ…」

 

 

 

 

彼女はイサミの胸に舌を這わせ、小さな突起を見つけると迷わず口に含んだ。

 

 

 

 

「んむ…っ、ちゅ…ちゅぱ…んふ…っ」

 

「メルティさん…っ、そこは…っ」

 

「いやですか…? 気持ちよく…ないですか…?」

 

 

 

 

上目遣いに見つめられ、舌で転がしながら問われてイサミが否定できるはずもなかった。

 

 

むしろ、そのあまりに淫らでそれでいて愛おしい行為に、イサミの中心もまた熱く硬く反応し始めている。

 

 

 

 

「いいえ…気持ちいいです…とても…っ」

 

「よかった…んむ…れろ…もっと気持ちよくなってくださいね…イサミ様…ちゅぱ…はぁ…イサミ様のお胸…私のでいっぱいになっちゃう…っ」

 

 

 

 

彼女はまるで母乳を吸う赤ん坊のように、いつまでもいつまでもイサミの胸を愛撫し続けた。

 

 

その間も彼女の腰はゆっくりと動き続け、イサミの太腿に自分を擦り付けている。

 

 

布越しでもわかるほどにそこはもう溢れんばかりに濡れそぼっていた。

 

 

 

 

「メルティさん…もう…」

 

イサミもまた目の前の愛くるしくも情熱的な元令嬢の姿に、胸の奥の猛火が完全に弾け飛んでいた。

 

 

理性の箍が外れる音が頭のどこかで聞こえた気がした。

 

 

 

「メルティさん…! 可愛いです…っ!」

 

 

 

 

イサミはメルティの細い腰を抱き寄せ体勢を逆転させると、その薄い肌着のホックを一気に外した。はらりと落ちるミッドナイトブルーの布。

 

 

その下から現れたのは芸術品のように白く滑らかな二つの膨らみ。頂点では薄紅色の蕾が、今にもこぼれ落ちそうなほどに硬く尖っている。

 

 

 

 

 

 

「あぁ…見られてる…イサミ様に…私の全部…見られてる…っ」

 

 

 

 

 

羞恥と興奮で、メルティの肌はほんのりと桃色に染まっていく。彼女は両腕で胸を隠そうとしたがイサミはその手を優しく押しとどめ、自らその蕾に唇を寄せた。

 

 

 

 

「あぁっ…!! んあぁっ…イサミ様の…お口が…私のお胸に…っ!」

 

 

 

 

 

イサミが舌先で蕾を転がすと、メルティは背中を弓なりに反らせ甘い悲鳴をあげた。

 

 

 

 

 

「ひゃうんっ! そ、そこ…だめ…っ、さわっちゃ…あっ、あっ、あああっ!」

 

 

 

 

彼女はただ胸を愛撫されているだけで、またもや軽く達してしまったらしい。

 

 

腰が痙攣しシーツを握る指が白くなる。しかしイサミは止まらない。

 

 

片方の蕾を口に含み、舌で激しく愛撫しながらもう片方は指の腹で優しく円を描くように弄ぶ。

 

 

 

 

「あっ! あっ! や、同時は…っ、あたまおかしくなっちゃ…んんんっ! い、イサミさまぁっ!」

 

「かわいいです…メルティさん…すごく、きれいだ…」

 

「ちが…っ、きれいじゃな…あっ、ひぃん! そこつまんじゃ…ああっ!」

 

 

 

 

イサミが指先で蕾を軽く抓ると、メルティの身体は大きく跳ね上がった。

 

その拍子に彼女の腰がイサミのそれに強く押し付けられる。下着一枚を隔てて、互いの熱が混ざり合う。

 

 

 

 

 

「イサミ様のも…硬くて…熱い…っ」

 

 

 

 

メルティの手が、イサミのズボンの上から恐る恐るその形をなぞる。その控えめな愛撫に今度はイサミが息を詰めた。

 

 

 

 

「メルティさん…っ」

 

「わ、私…イサミ様にいっぱい気持ちよくしてもらったから…今度は私が…」

 

 

 

 

 

彼女は震える手でイサミのベルトを外しズボンを下ろす。

 

布越しでも大きさのわかるそれに、メルティは一瞬息を呑んだがすぐに決意したように手を伸ばした。

 

 

 

 

 

「あ…熱い…ドクドクしてる…これが、イサミ様の…」

 

 

 

 

細く白い指が恐る恐る包み込む。その初々しい感触に、イサミの喉から低い声が漏れた。

 

 

 

 

 

「ん…ふふ…イサミ様の声…ちょっとだけ、いつもより低くて…素敵…もっと聞きたいです…」

 

 

 

 

 

彼女は嬉しそうに微笑むと、顔を近づけ、まずは先端にそっと口づけた。

 

 

 

 

「ちゅ…」

 

「うっ…」

 

 

 

 

 

その瞬間、メルティの身体がまたびくんと震えた。イサミのものが反応し脈打つのが唇に伝わっただけで、彼女は興奮でまた小さく達してしまったのだ。

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…ごめんなさ…私、敏感すぎて…イサミ様のにキスしただけで…また…っ」

 

「謝らなくていいです…むしろ、すごく嬉しい…」

 

「本当…ですか…? じゃあ…もっと…んむ…っ」

 

 

 

 

 

彼女は恐る恐るそれを口に含んだ。温かく濡れた口内がイサミを包み込み、その未知の感覚にイサミは思わずシーツを握りしめる。

 

 

 

 

 

「メルティさん…無理しなくて…いいですからね…」

 

「ん…んふ…っ、だいじょぶ…れす…イサミ様の…もっと…きもちよくなって…んむ…ちゅ…ちゅぱ…」

 

 

 

 

彼女は不器用ながらも、懸命に舌を動かし吸い上げる。時折、歯が当たってしまい「ごめんなさ…」と涙目で見上げる姿もまた、イサミの劣情を激しく煽った。

 

 

 

 

 

「もう…十分です…メルティさん…」

 

「え…? わ、私…下手でしたか…?」

 

 

 

 

 

不安そうに尋ねる彼女の顔を、イサミは引き寄せてキスをした。

 

 

 

 

 

「いいえ…気持ちよすぎて、このままじゃダメになってしまいそうだから…」

 

「イサミ様…っ」

 

「…最後まで…いいですか…?」

 

 

 

 

 

震える声で問うイサミに、メルティは涙を浮かべながら何度も何度も深く頷いた。

 

 

 

 

 

「はい…っ! はい…お願いします…私を…イサミ様だけのものにしてください…っ!」

 

 

 

 

 

イサミは彼女の最後の一枚をゆっくりと脱がせた。それはもう、布と呼ぶのがためらわれるほどに彼女の愛液でぐっしょりと濡れそぼっていた。

 

 

露わになった秘部は、熟した果実のように赤く充血しとろりとした蜜が太腿を伝っている。

 

 

 

 

 

 

「あ…見ないで…ください…そんなに、じっと…恥ずかしい…っ」

 

「綺麗です…メルティさんのここ…とても綺麗で…愛おしい…」

 

 

 

 

 

イサミはそう囁くと彼女の脚をそっと開き、その中心に指を這わせた。

 

 

 

 

 

「ひゃあああっ!!」

 

 

 

 

 

触れただけで、メルティは大きな声を上げて絶頂した。溢れ出た蜜がイサミの手を濡らす。

 

 

その敏感さにイサミは驚きながらも、指の動きを止めなかった。溢れる蜜を纏わせながら入り口の周りをゆっくりと円を描く。

 

 

 

 

 

「あっ、あっ、だめ、そこ、さわっちゃ…また…またイっちゃ…ああっ、んんんんっ!」

 

 

 

 

指が、彼女の一番敏感な蕾をかすめるたび、メルティは簡単に絶頂を繰り返した。

 

 

そのたびに彼女の内壁はきゅうきゅうと何かを求めるように収縮しもっと奥へとイサミの指を誘う。

 

 

 

 

 

「メルティさん…中…指、入れますね…」

 

「ん…っ、はい…来て…イサミ様のお指…私のなかに…」

 

 

 

 

 

イサミの中指がずぶずぶと音を立てて彼女の中に沈み込んでいく。

 

 

想像を絶する狭さと熱さ、そして無数の襞が侵入者を異物として拒むように、いや、むしろ逃がさないとばかりに絡みついてくる。

 

 

 

 

 

「あああっ! き、きもち…っ、イサミ様の指…ながい…おくまでとどいて…っ」

 

「痛くないですか…?」

 

「いたく、ない…です…もっと…もっと動かして…ください…っ」

 

 

 

 

 

イサミは指をゆっくりと動かし始めた。出し入れするたびに、ぐちゅぐちゅという水音が部屋に響き渡る。

 

 

 

 

 

「んっ…あっ…それ、だめ…っ、あっ、そこ…そこ、さわっ…ひゃうんっ!!」

 

 

 

 

 

中のある一点を指の腹で擦り上げるとメルティはこれまでで一番大きな悲鳴をあげ、全身を仰け反らせた。

 

 

膣内が激しく痙攣しイサミの指を締め付ける。

 

 

 

その締め付けがあまりに強く、イサミの指はしばらく身動きが取れなかった。

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…っ、いまの…すごかった…です…しぬかと…おもいました…っ」

 

「ここ…気持ちいいんですね…」

 

「ま、まって…またそこされたら…わたし…おかしくなっちゃ…」

 

「おかしくなってください…僕の前でだけ…僕のせいで…」

 

「イサミ様…っ! あっ、ああっ! やほんとに、まって…! イっ…イっちゃ…また…イっ…んんんっ——!!」

 

 

 

 

 

指を抜き差ししながら中の中の一番感じる場所を集中的に責め立てる。

 

メルティはもう、まともな言葉を発することもできずただただ獣のような喘ぎ声を漏らしながら、連続して何度も絶頂を迎えた。

 

 

そのたびに溢れる潮がシーツに染みを作っていく。

 

 

 

 

 

「も…だめ…ゆるし…て…イサミ…さま…っ」

 

 

 

 

 

涙と唾液で顔中をぐしゃぐしゃにしながらメルティが許しを請う。

 

 

その壊れそうなほどに淫らで美しい姿に、イサミの理性も限界を迎えようとしていた。

 

 

 

 

 

 

「…メルティさん…最後に…これで、一つになりたい…」

 

 

 

 

 

 

イサミは自分のものを、彼女の入り口にあてがった。

 

いまにもはち切れそうなほどに熱く硬く脈打つそれを感じてメルティは涙で潤んだ瞳でイサミを見つめ、こくりと頷いた。

 

 

 

 

 

「はい…っ! ください…イサミ様の…いちばん熱いの…私の奥に…ください…っ!」

 

「いきます…っ!」

 

 

 

 

 

 

イサミは腰をゆっくりと前に進めた。ずぶり、という感覚とともに亀頭が彼女の中に飲み込まれていく。

 

 

 

 

 

 

「ああああああっ——!!!」

 

 

 

 

 

それだけで、メルティはまた絶頂した。

 

 

 

 

いやそれだけではなかった。イサミ自身も、彼女の中のあまりの心地よさに挿入しただけで危うく達してしまいそうになるのを必死に堪える。

 

 

 

 

 

 

「く…っ、メルティさんの中…すごく…あたたかくて…きつくて…」

 

「う、動いて…ください…イサミ様…もっと…奥まで…私の一番奥に…イサミ様が欲しい…っ!」

 

 

 

 

 

イサミはさらに腰を進めついに根元までを彼女の中に収めた。子宮の入り口に、イサミの先端がコツンと当たる。

 

 

 

 

 

「ひ…っ! とどいた…イサミ様…おへそ…の裏まで…来てる…っ!」

 

「動きますよ…」

 

 

 

 

 

イサミは腰を引き、そして再び奥を目指して突き入れた。

 

 

 

 

 

「んあっ!」

 

 

 

 

 

そのたった一往復で、二人は同時に軽い絶頂を迎えてしまう。

 

メルティの膣内が激しくうねりイサミの形に絡みつく。イサミもまた、彼女の奥を穿つ快感に腰の震えを止められない。

 

 

 

 

 

「すご…一回動いただけで…また…っ」

 

「はぁ…はぁ…僕もです…メルティさんの中…気持ちよすぎて…っ」

 

「うれしい…です…もっと…もっと一緒に…イきましょう…? イサミ様…」

 

 

 

 

 

 

その言葉を合図にイサミは本格的に腰を動かし始めた。

 

最初はゆっくりと、愛おしむように。しかし押し寄せる快楽の波に抗えず、動きは次第に速く激しくなっていく。

 

 

 

 

 

パン、パン、パン、という肌と肌がぶつかる小気味良い音。

 

 

 

 

 

ぐちゅぬちゅ、という結合部から聞こえる水音。ギシギシとベッドが揺れる音。それらすべてが混ざり合い部屋の中は官能のるつぼと化した。

 

 

 

 

 

「あっ! あっ! すごい! 奥、奥に当たってる! あっあっ、ひゃうんっ!」

 

「メルティさん…メルティさん…っ!」

 

「イサミ様! 好き! 好きです! あっ、あっ、んあああっ——! またイっちゃ…! イサミ様と一緒に…イっ…ああああっ!!」

 

 

 

 

 

 

メルティが絶頂のたびに激しく痙攣しイサミのものを締め付ける。その締め付けがまた、イサミをさらなる高みへと押し上げる。

 

 

 

 

 

 

「メルティさん…っ、僕も…もう…!」

 

「きて…っ! 私のなかに…いっぱい…出してください…っ!! イサミ様の……ください…っ!!」

 

「メルティさん…っ!!」

 

 

 

 

 

 

最後の言葉に、イサミの理性は完全に吹き飛んだ。最奥まで自分を突き入れ子宮口に先端を押し付けたまま、イサミは彼女の中で果てた。

 

 

 

 

 

「ああああああっ——!!!!」

 

 

 

 

 

 

熱い奔流が、彼女の胎内の隅々まで満たしていく。その感覚にメルティはこれまでで一番大きな絶頂を迎えた。

 

 

膣が痙攣し、全身が弓なりに反り返る。彼女の意識は一瞬、真っ白な閃光に包まれ遠くへと飛んでいきそうになる。

 

 

 

 

 

「あ…あ…あたたかい…イサミ様のせーし…私のお腹の中…いっぱいに…広がってる…」

 

 

 

 

 

放心したように呟く彼女のお腹をイサミは優しく撫でた。結合したまま、彼はメルティの唇に優しいキスをする。

 

 

 

 

「…メルティさん…」

 

「私…愛しています…イサミ様…」

 

 

 

 

 

イサミはまだ彼女の中で硬さを失っていなかった。彼女の膣内はまだひくひくと震えイサミを放そうとしない。

 

 

 

 

「…もっと…しませんか…?」

 

 

 

 

 

イサミの言葉に、メルティは蕩けた表情で微笑んだ。

 

 

 

 

 

「…はい…今夜は…私が壊れてしまうまで…イサミ様の愛を…注いでください…」

 

 

 

 

 

 

窓の外が、ゆっくりと夕暮れの朱色から夜の深い藍色に変わるまで。二人の愛は、留まることを知らなかった。

 

 

 

 

 

部屋の中に満ちるのは、二人の荒い吐息と肌が擦れ合う濃密な音、そしてお互いへの無上の愛の言葉。

 

 

 

 

 

「あっ、あっ、んんっ! イサミ様また、また来ちゃ…! もう、何回目か…わかんな…あああっ!」

 

「メルティさん…僕も…また…出します…っ!」

 

「んんっ…! 出して…また、いっぱい…ちょうだぁい…っ!」

 

 

 

 

 

何度重なり合ったかわからない。そのたびにメルティはイサミの愛を胎内で受け止め、

 

 

絶頂のたびに気を失いそうになりながらもそれでもなお、もっとと求めるようにイサミを強く抱きしめた。

 

 

 

 

後ろから、正面から、時には騎乗位で。

 

体位を変えるたびに新しい快感を見つけそのたびに二人で絶頂を共有した。

 

 

メルティの白い肌には、イサミが付けた所有印がいくつも散りばめられ彼女のお腹はイサミの放ったもので少し膨らんでいるかのように見えた。

 

 

 

 

 

「イサミ様…っ! 私…私、あなたに出会えて…本当によかったですわ…っ! 没落したことも…家を追われたことも…すべて、あなたに出会うための運命だったと思えますの…っ!」

 

「僕もです、メルティさん…! あなたがうちのクランに来てくれて…僕のそばにいてくれて、本当に嬉しい…っ!」

 

「あぁっ…! イサミ様…ッ!!」

 

 

 

 

 

二人は、留まることを知らなかった。

 

一度重なり合った肉体と魂は激しい熱情の波となって何度も二人を呑み込み、歓喜の頂点へと押し上げていく。

 

 

メルティはイサミの背中に爪を立て、その名を何度も何度も叫びながら与えられる快楽と愛の深さに涙を流して酔いしれた。

 

 

 

 

かつて自分を縛り付けていた貴族社会の冷酷な鎖も没落の絶望も、すべてがこの甘い熱の中に溶けて消えていく。

 

イサミの胸の中で、メルティは完全に一人の「愛される女性」となり、すべての心を彼へと捧げ尽くしていた。

 

 

 

 

「んっ…ふぁ…っ、イサミ様…イサミ様ぁ…っ!」

 

 

 

 

 

窓の外には、いつの間にか星が瞬いている。

 

 

 

 

夜風がカーテンをそっと揺らし、ベッドの上で重なり合う二人の汗ばんだ肌を優しく冷やしていく。

 

 

 

 

幾度目かの熱い絶頂を終え、部屋の中にようやく穏やかな静寂が舞い戻ってきた頃。

 

 

 

 

 

メルティは満足感と疲労感に包まれながら、繋がったまま、イサミの胸の上に頬を預けていた。

 

 

その細い腕はまるで大切な宝物を絶対に放すまいとするかのように、イサミの胴体を強く強く抱きしめている。

 

 

彼女の太腿からは、とろりと白濁が零れ落ちシーツに染みを作っていたが、もはや気にする余裕もない。

 

 

 

 

「…メルティさん? 大丈夫ですか…?」

 

 

 

 

イサミは優しく彼女の濡れた金糸の髪を撫でながら、声をかけた。その声には深い愛情と、ほんの少しの心配が滲んでいる。

 

 

 

 

「…ふふ…はい…っ。私…今、世界で一番…幸せですわ…でも…ちょっとだけ…腰が…抜けちゃって…立てそうに…ありません…」

 

 

 

 

メルティはウットリとした表情で目を細め、イサミの胸にぐりぐりと頭を擦り付けた。その仕草はまるで飼い主に甘える子猫のようだ。

 

 

 

 

 

「…イサミ様が、私のなかに…いっぱい…くださいましたから……」

 

 

 

 

 

彼女は自分のお腹を愛おしそうに撫でながら、夢見るように呟いた。

 

 

 

ほんの少し想像しただけでまだ敏感な彼女の身体は小さく反応し、名残りを惜しむようにイサミを締め付ける。その刺激にイサミもまた小さく息を詰めた。

 

 

 

 

「メルティさん…」

 

「あ…ごめんなさ…でも…イサミ様こそ…」

 

 

 

 

 

二人は顔を見合わせ、くすくすと笑い合う。

 

 

 

 

 

「イサミ様…これからも…ずっと私のそばにいてくださいね…? 私の能力も…身体も…心も…すべて、イサミ様だけのものですから…」

 

「ええ…もちろんです。ずっと一緒にいましょうね、メルティさん。僕のすべてをかけてあなたを幸せにします」

 

「えへへ…約束…ですわよ…っ」

 

 

 

 

 

メルティの可憐な長いまつ毛が、ゆっくりと下りていく。

 

イサミの心臓の鼓動を耳元で聴きながら、彼女の規則正しい寝息が小さく部屋に響き始めた。

 

 

 

 

 

「大好き…です…イサミ…さま…」

 

 

 

 

 

最後にそう、寝言を呟いて。

 

 

 

 

愛する少年の腕の中でその胎内に彼の愛の証を深く満たしたまま、メルティ・フォン・ローゼンバーグは幸福な安らぎの夢の中へと深く落ちていった。

 

 

 

 

イサミはそんな彼女の愛おしい寝顔を見つめ、そっと掛け布団を引き寄せると彼女を抱き返したまま、静かに目を閉じたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

♢

 

 

 

 

 

 

夜が明け、窓の外が白み始める頃。

 

 

 

秋の穏やかな朝日がカーテンの隙間から差し込み部屋の中を柔らかく照らし出していた。

 

 

ベッドの上では、昨夜の情熱の名残をそのままに二人の裸身が寄り添い合っている。

 

 

イサミは仰向けに、その胸の上にメルティが顔を預ける形で二人は深い眠りに落ちていた。

 

 

 

しかし、それだけではなかった。イサミのものは一晩中メルティの胎内に収まったまま、まだその温もりを手放していなかったのだ。

 

 

 

 

 

メルティの長い金色のまつ毛が、小刻みに震える。彼女の意識がゆっくりと夢の世界から現実へと浮上してきた。

 

 

まだ完全には覚醒しきっていない彼女の身体が最初に感じたのは、全身を包むような心地よい倦怠感と下腹部の奥深くに感じる、愛しい人の確かな熱と質量だった。

 

 

 

 

 

 

「ん…ふ…ぁ…?」

 

 

 

 

 

彼女はまだ重い瞼をゆっくりと持ち上げる。

 

 

ぼやける視界に最初に飛び込んできたのは目の前で規則正しく上下するイサミの胸板。そして、自分の太腿の間からじんわりと温かいものが今も注ぎ込まれているような、満たされている感覚。

 

 

 

 

 

「あ…これ…イサミ様の…まだ…私のなかに…」

 

 

 

 

 

昨夜、何度も何度も愛し合い、その度に最奥に注ぎ込まれた愛の証。

 

 

それが一晩経った今でもまだ、自分の胎内に深く留まっている。

 

 

そして何よりイサミ自身のものが、まだ萎えることなく彼女の中に埋め込まれたままだという事実。

 

 

きっと彼女の胎内があまりに心地よく、無意識のうちに彼を離さなかったのだろう。

 

 

 

 

 

 

「ふふ…寝てるときも…私のこと、欲しいって…言ってくれてるみたい…」

 

 

 

 

 

その事実が、メルティの胸を言い知れぬ幸福感とそして新たな劣情でいっぱいに満たしていく。

 

 

心臓がドキドキと高鳴り始め、身体の芯がじんわりと熱くなっていくのが自分でもわかる。

 

 

 

「あ…ん…イサミ様…寝てる…」

 

 

 

 

 

彼女はそっと顔を上げ、愛しい人の寝顔を見つめた。

 

 

無防備で穏やかな寝顔。

 

 

最愛の人の無垢な表情。

 

それを見ていると昨夜の激しい情事がまるで嘘のように感じられる。

 

 

けれど、自分の身体は昨夜の余韻をはっきりと覚えている。

 

いや、覚えているどころかまだ、もっとと疼いている。

 

 

 

 

 

「イサミ様…私…また…おかしくなっちゃいそう…」

 

 

 

 

 

彼女は息を潛めまるで壊れ物に触れるかのように、そっと腰を動かしてみた。ずるりと彼女の中で彼の形がわずかに変わる。

 

 

まだ完全に硬くはないものの、熱と質量を持ったそれが敏感な内壁を擦り上げる。

 

 

 

 

 

「ひゃ…っ…!」

 

 

 

 

 

ほんの少し動いただけで彼女の身体は過剰に反応し、小さな絶頂の予兆を感じさせる。

 

 

昨夜あれだけ愛され達しても達しても足りないほどに快楽を貪った身体は、完全にイサミの形を覚え込みその感度を極限まで高めていた。

 

 

ましてや、一晩中彼を咥え込んだままだったのだ。身体の奥はまだ昨夜の彼の熱をはっきりと覚えている。

 

 

 

 

 

「だめ…なのに…動いたら…イサミ様…起きちゃう…でも…」

 

 

 

 

 

 

理性ではそう思うのに一度動いてしまった腰は、もう止まらなかった。

 

 

彼女はイサミを起こさないよう細心の注意を払いながらゆっくりと、本当にゆっくりと腰を上下左右に動かし始める。

 

 

ぐちゅ…と、昨夜の名残と彼女自身の新しい蜜が混ざり合った淫らな水音が、静寂な部屋に小さく響く。

 

 

 

 

 

 

「ん…っ、ふ…ぁ…あっ…」

 

 

 

 

 

声を押し殺しながらメルティは快楽に浸る。

 

 

自ら動くことで、イサミの形をより深く鮮明に感じることができる。

 

 

子宮の入り口を、彼の先端が優しくノックする感覚。それだけで彼女の身体の奥がきゅんと切なく疼き、もっと強い刺激を求めてひくつく。

 

 

 

 

 

「イサミ…さま…起きないで…このまま…私…」

 

 

 

 

 

彼女はイサミの胸に両手をつき、上体を起こす。

 

 

二人の結合部がより深く密着し彼女の体重でイサミがより奥まで届くようになる。

 

 

その圧迫感に、眠っているイサミの呼吸がほんの少しだけ乱れた気がしたが彼はまだ目を覚まさない。

 

 

 

 

 

「ああ…っ、はいってる…おくまで…イサミ様の…とどいてる…」

 

 

 

 

 

彼女は腰を前後に小さく動かし続ける。

 

 

それはまるで眠る彼に奉仕するような、しかしそれ以上に自分の渇きを潤すための淫らで倒錯的な営みだった。

 

 

 

 

 

「んっ…んんっ…! あっ…きもちい…イサミ様…私…また…イっちゃ…」

 

 

 

 

 

彼女の中で、イサミのものが硬さを取り戻し始めているのがわかる。

 

 

寝ている間も彼女の愛液に濡れ、温かく柔らかい肉壁に包まれている刺激が無意識のうちに彼を反応させているのだ。

 

 

その変化がまた、メルティの興奮をさらに掻き立てた。

 

 

 

 

 

 

「あ…イサミ様…おっきく…なってる…寝てるのに…私のなかで…硬くなって…うれしい…」

 

 

 

 

 

彼女はうわ言のように呟きながら、腰の動きを少しずつ大きくしていく。

 

 

ぐちゅぬちゅ、と結合部から聞こえる水音も次第に大きくなっていく。

 

 

彼女の内壁はイサミの形を覚えていて、彼をより深く強く締め付けようと複雑にうねり絡みつく。

 

 

 

 

 

 

「んあっ! あっ、あっ、あっ…! そこ…! イサミ様の…先っぽ…私の奥…ぐりぐりして…ああっ!!」

 

 

 

 

 

 

自らの動きで最奥の一番感じるところを亀頭で擦り上げメルティは背筋を仰け反らせて深い絶頂に達した。

 

 

 

びくんびくんと全身が痙攣し、彼女の胎内がイサミのものをぎゅうっと締め上げる。その強烈な刺激が眠っていたイサミの生理的な反応を引き出した。

 

 

 

 

 

「う…っ」

 

 

 

 

 

寝ているイサミの口から短い呻き声が漏れた。

 

そして、メルティの中で彼のものが最大限にまで硬く膨れ上がったかと思うとどくん、どくんと脈打ち熱い奔流が彼女の子宮口に直接叩きつけられる。

 

 

 

 

 

「あああっ…!! イサミ様…寝てるのに…出してる…私のなかに…出してくれてる…っ!!」

 

 

 

 

 

眠ったままの射精。

 

 

 

その無意識の行為がメルティにはたまらなく官能的で、愛おしかった。

 

 

 

寝ている間も自分の身体を求めてくれている。そう思うと、彼女は絶頂のさなかにありながらさらなる幸福感に包まれた。

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…ありがとう…ございます…イサミ様…」

 

 

 

 

彼女はぐったりとイサミの胸に倒れ込み荒い息を整える。

 

 

まだ彼は起きない。彼女の絶頂の締め付けで射精したというのに、その寝顔は相変わらず穏やかだ。だが一度出したにもかかわらず、彼のものはまだ硬さを失っていなかった。

 

 

 

 

 

「まだ…硬い…イサミ様…まだ寝てるのに…もっと…私に…欲しいって…」

 

 

 

 

 

メルティの劣情は、一度の絶頂で収まるどころかさらに燃え上がった。

 

 

彼女は再びゆっくりと腰を動かし始める。今度は、より深くより激しく。

 

 

自分の一番気持ちいいところに、自ら彼を擦り付けるように。

 

 

 

 

 

 

「んっ…ふぅ…んんっ! あっ…イサミ様…寝てるイサミ様を…私が…犯してる…みたい…っ」

 

 

 

 

 

 

倒錯的な背徳感が、彼女の快楽をさらに増幅させる。彼女はイサミの首筋に顔を埋めその匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、腰を振り続けた。

 

 

 

 

 

「んあっ、あっ、あっ! すき…すきです…イサミ様…あいしてます…っ! また…また私…イっちゃ…あああっ!!」

 

 

 

 

 

二度目の絶頂が彼女を襲う。

 

それと同時に彼女の胎内が再び激しく痙攣し、イサミから二度目の精を搾り取った。

 

 

 

 

 

「んん…っ!」

 

 

 

 

 

寝ているイサミの眉が少しだけ動き、彼の腰が小さく跳ね上がる。

 

 

どくどくと注ぎ込まれる熱い精液を彼女の子宮はまるで生き物のように吸い付きながら、一滴残らず受け止めていく。

 

 

 

 

 

「ああ…また…出してる…寝てるのに…二回も…私のなかに…いっぱい…赤ちゃんのもと…注いでくれてる…」

 

 

 

 

 

メルティは涙を浮かべて喜びに浸った。

 

彼女のお腹は、すでに彼の精液でいっぱいでほんの少し膨らんでいるようにも見える。

 

 

まだ完全に覚醒していないイサミの無意識の行為は、メルティにとって何よりの愛の証だった。

 

 

 

 

 

彼女は体力の限界を感じながらも、まだ腰の動きを止められずにいた。荒い息を吐き汗で額に張り付いた金髪も気にせず、彼女はただひたすらに眠るイサミの上で快楽を貪る。

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

「…メルティ…さん…?」

 

 

 

 

不意に、イサミの掠れた声が部屋に響いた。

 

 

彼は寝ぼけまなこを擦りながら自分の上で腰を振り続ける彼女の姿を捉える。

 

状況を理解するのに、数瞬の時間が必要だった。

 

 

 

 

 

「あ…イサミ…様…おはよう…ございます…んっ…」

 

 

 

 

 

彼女は蕩けきった表情で、しかし腰の動きは止めずに朝の挨拶をした。その瞳はとろりと溶け、理性の光はほとんど見えない。

 

ただ愛しい人への欲望だけが、その瞳を支配していた。

 

 

 

 

「メルティさん、これは…?」

 

「ふふ…イサミ様…寝てるあいだも…ずっと硬くて…私のなかで…二回も…出してくれたんですよ…?」

 

 

 

 

 

 

メルティはうっとりと報告すると、イサミの顔に自分の顔を近づけた。

鼻先が触れ合うほどの距離で彼女は熱い吐息を彼の唇に吹きかける。

 

 

 

 

「でも…まだ足りません…イサミ様…もっと…ください…」

 

 

 

 

 

彼女はそう囁くと自ら唇を重ね、深い接吻を仕掛けた。

ちゅちゅぱ、と貪るようなキスをしながら彼女の腰の動きはますます激しくなっていく。

 

 

 

 

 

 

「ちょ、メルティさん…待っ…ん…っ!」

 

「待てません…っ! イサミ様…あなたが起きたなら…なおさら…っ! 私…イサミ様に…もっともっと…愛されたい…!」

 

 

 

 

 

彼女はイサミの唇から舌を引き抜くと銀色の糸を引きながら、懇願するような目で見つめた。

 

 

そして、腰を激しくグラインドさせながら今まで押し殺していた自分の欲望を、赤裸々に言葉にしていく。

 

 

 

 

 

 

 

「んあっ! あっ! イサミ様…っ! お願い…です…っ! 私に…命令してください…っ!」

 

「命令…?」

 

「はい…っ! 私に…『孕め』って…『俺の子を孕め』って…命令してください…っ!! そしたら私…もっと感じちゃうから…!お願いします…っ!!」

 

 

 

 

 

 

彼女は夢中で腰を振りながら、何度も何度も懇願する。その姿はあまりに淫らでしかし必死で、イサミの心を激しく揺さぶった。

 

 

 

 

 

 

「メルティさん…そんなこと…」

 

「お願い…っ! んっ! あっ! 命令…されてるって思うだけで…私…もっと濡れちゃうの…っ! イサミ様のものになるって…実感できるから…っ! だから…お願い…あっあっ! また…イきそう…っ! 命令して…っ!!」

 

 

 

 

 

 

メルティの涙ながらの懇願に、イサミの心は完全に決壊した。彼は彼女の細い腰を両手でガッチリと掴み自ら下から突き上げるように腰を打ちつける。

 

 

 

 

 

 

「ああっ!!」

 

 

 

 

 

突然の能動的な動きに、メルティは歓喜の悲鳴を上げた。

 

 

 

 

 

「わかった…メルティさん…!」

 

 

 

 

 

イサミは彼女の耳元に唇を寄せ低く、しかしはっきりとした声で、彼女が望む言葉を紡いだ。

 

 

 

 

 

「孕んでください…メルティさん。僕の子を…あなたのお腹に、俺の赤ちゃんを宿してください…」

 

 

 

 

 

その言葉が、魔法の呪文のようにメルティの全身を駆け巡った。

 

 

 

 

 

「~~~~~~っっ!!」

 

 

 

 

 

彼女は声にならない声を上げ、これまでで一番深く一番激しい絶頂に達した。

 

 

視界が真っ白になり、全身が硬直し彼女の膣内は万力のようにイサミを締め付けて離さない。

 

 

 

 

 

「く…っ!」

 

 

 

 

 

その強烈な締め付けにイサミもまた限界を迎え、彼女の子宮の入り口に亀頭を押し付けたまま三度目の精を彼女の胎内に深く放った。

 

 

 

 

 

「んああああっ!! あつい…あつい…っ!! 赤ちゃん…イサミ様の赤ちゃんのもと…私の奥に…いっぱい…来てる…孕む…孕んじゃう…っ!!」

 

 

 

 

 

 

どくどくと注ぎ込まれる生命の奔流を子宮で感じながらメルティは絶頂の極みで意識を手放した。

 

 

彼女の身体は数回大きく痙攣した後、糸が切れた人形のように、イサミの胸の上にぐったりと崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

「メルティさん!? メルティさん!!」

 

 

 

 

イサミの必死の呼びかけにも、彼女はしばらく反応しなかった。

 

その顔は涙の跡にまみれながらも、この上なく幸せそうな満ち足りた微笑みを浮かべていた。規則正しい寝息が、気を失っているだけだと知らせてくれる。

 

 

 

 

 

「よかった…」

 

 

 

 

 

イサミは深い安堵の息を吐き、自分の中でまだ硬さを保っているものを彼女からそっと引き抜いた。栓が外れた途端、彼が今まで注ぎ込んだ大量の精液が彼女の秘部から溢れ出し、シーツに大きな染みを作る。

 

 

 

その光景はあまりに官能的でイサミは思わず生唾を飲み込んだ。

 

 

 

 

彼は、穏やかな寝息を立てる彼女の汗ばんだ身体を優しく拭きそっと抱きしめ直した。

 

 

 

 

 

 

 

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