彼女たちが嫌がらない程度に、自然な流れでエッチなスキンシップを取る。
廊下ですれ違う時に腰にそっと手を添えたり、キッチンで背後から抱きしめて髪の匂いを嗅いだり、大浴場で一緒になれば背中を流すふりをして胸に触れたり、屋敷の外の草原でお昼寝してると青姦されたり。
そういう小さな触れ合いが、いつの間にかその場で子作りに発展することも少なくない。
そして、その光景を目撃したほかの恋人もまるで引き寄せられるように参加してくる。
この洞天では、それが当たり前の風景になりつつあった。
旅人は洞天の中にいる間は恋人全員といつも愛し合うことを一番に考えていた。彼女たちが嫌がらない程度の、さりげないスキンシップを日常に織り込んでいく。それは朝の挨拶のハグだったり、すれ違いざまの腰への軽い接触だったり髪を梳く仕草だったりと、実にさりげない。けれどその一つ一つに旅人の確かな愛情が込められていた。
そして気づけば洞天の中では少女たちが旅人を自分とその場で子作りしたくなるように、あくまで自然体を装って誘惑するのが流行りになっていた。皆それぞれの方法で、旅人とラブラブなエッチをするために努力している。その彼女たちの努力は、確かに実を結んでいた。
恋人たちは、洞天の中に個人の部屋を持っている。けれど、彼女たちは決してそこにだけ留まるわけではなかった。恋人になる前の生活環境や人間関係は維持されていて、以前の部屋や家に戻ってそこから仕事や使命に向かうこともあった。
モナは、時折モンドに戻って占星術の研究を続けている。彼女の部屋には、天体観測のための望遠鏡や星の動きを記した巻物が所狭しと並んでいる。因みに彼女の部屋だけでは収まらないほどの本が図書室として別部屋が構築されている。けれど、洞天に戻ればそこは旅人との愛を育む場所となる。モナは、洞天の中ではお気に入りの旅人の寝室で眠ることが多かった。理由は、彼女自身も認めるように「此処に居れば、意識が無くてもエッチな事をしていい」という無言の同意があるからだった。旅人のエッチは、基本的に襲われ待ちの乱暴気味に扱われながら子宮を犯されるというもので、恋人たちの中で唯一アナルまで犯された経験がある。これが彼女にとって数いる恋人たちの中で自分が一番特別であるという自負につながっている。
ノエルは、西風騎士団の見習いメイド騎士としての務めを果たしながら、洞天では旅人のそばに侍るメイド騎士としての役割を楽しんでいた。洞天ではあらゆる家事と全員のお世話を一手に引き受ける。彼女の部屋にはさまざまなタイプのメイド服が並んでおり、旅人にご奉仕する為だけに用意され増え続けている。洞天で彼女が一番お気に入りの場所は大浴場だった。理由は、全身を使って旅人にエッチな性奉仕を思う存分できるから。また廊下やキッチンや各部屋などの掃除中に襲われる事もあり、その時の彼女は終始嬉しそうで、より一層感度が上がる。騎士の訓練で鍛えられた体力は、そういう時にも遺憾なく発揮された。
バーバラは、西風協会の祈祷牧師としてモンドの教会に通う信者たちの癒し手とモンドの愛されアイドルとしての務めを続けていた。彼女の部屋には、信仰の対象である風神バルバトスの小さな像と、そして旅人と撮ったデート写真がたくさん飾られている。バーバラは女の子同士での行為に対して全く抵抗が無く、むしろ最も乗り気で旅人を煽ってくる。また基本的にエッチは受け身で感じやすい一面がありつつもどれだけ行っても意識を失ったりしないという圧意味で特技を持っている。恋人たちの中で最も早く旅人に子宮姦という前代未聞のセックスを受け入れた最初の少女であり、そして恋人達の中で最も子宮を性感帯として開発されている少女でもある。
甘雨は、普段は璃月港の月海亭の秘書としての務めを果たしながら、洞天では人目を気にせず旅人との睦み合いを過ごしていた。彼女の部屋には、最も日当たりのいい角部屋となっていて窓際に置かれたとても大きなソファが最も目を引く。彼女のお気に入りの場所は、日当たりのいい外の草原の上。うたた寝をするのに最適で、敵や雨などを気にしないで済むから。旅人とのエッチはいつも感じすぎてあっという間に絶頂してしまう。彼女の体液は旅人にとってまさに美酒とも言うべき味わいらしく、一度許可すると永遠にキスやクンニをし続けてきてちょっと困っている、が、自分の全てが旅人に味わって貰っているのだと思うと堪らなく興奮するのだとか。現在は唯一旅人の子供を妊娠し、その成長を全員で楽しみにしている。
ニィロウは、スメールのズバイルシアターでの踊り子としての活動を続けている。彼女の部屋には、舞台で使う衣装や旅人と一緒に集めたスメールの草花が飾られており踊りの練習をするだけの広さがある。
ナヒーダは草神としての務めを半自律的に行えるように身代わりを用意し、ほとんどの時間をこの洞天で過ごす。彼女の部屋には壁一面の本棚と天窓から星が見える小さなベッドがある。ナヒーダの小さな体では、旅人の肉棒は大きすぎるため半分を超えたあたりで膣奥に到達してしまう。けれど、彼女はそんな旅人の全部を愛していた。
◆◆◆
洞天の朝はいつも静かに始まる。夜の営みの名残が空気にまだ微かに漂っているけれど、窓から差し込む光はどこまでも澄んでいて草原を渡る風は草の葉を優しく揺らしている。旅人は広間のソファに腰を下ろし、パイモンが持ってきた朝の果実茶を一口含んだ。ほのかに甘く、それでいて爽やかな後味が口の中に広がっていく。
そこへ、銀色の髪をふわりと揺らしたノエルがエプロンの紐を結びながら近づいてきた。彼女はいつものように丁寧な口調で、けれどその声の奥に確かな艶を含ませながら言う。
「おはようございます、ご主人様。今朝はどのようなご気分ですか?」
「おはよう、ノエル。よく眠れたよ。君は?」
「はい。おかげさまで。それよりも、ご主人様。昨夜はナヒーダさんとニィロウさんと初めてのでしたが、お二人ともちゃんとお休みになれましたか?」
その問いかけに旅人は少しだけ照れくさそうに頬を掻いた。ノエルはそんな旅人の反応を見て、くすりと小さく笑う。その笑みは決してからかうようなものではなく、ただただ嬉しそうな温かなものだった。
「ご主人様は、本当にお優しい方。新しい恋人たちにもちゃんとお気遣いなさって。でも、わたくしもご主人様のお世話をさせていただくのを楽しみにしておりますからね」
そう言ってノエルは旅人の隣にそっと腰を下ろした。彼女の肩が、旅人の腕にほんの少しだけ触れる。その体温が、朝の空気の中に静かに溶けていく。
やがて、モナが広間へと入ってきた。黒いツインテールを揺らしながら、深い星空を閉じ込めたような瞳で旅人を見つめる。
「おはようございます、空。今日のあなたの星の巡りは素晴らしいですよ。何か良いことが起こる予感がします。まあ、あなたの場合良いことのほとんどが私たち恋人たちとの愛の時間なのですけどね」
「おはよう、モナ。じゃあ今日もいいこと一緒に起こそうか」
旅人がモナの腰に手を回して、その手でモナの背後からその下腹部を優しくなでる。
「もう、あなたという人は、本当に♡」
モナは顔をほんのりと赤くしてけれど嬉しそうに目を細める。その瞳は、朝の光を受けてきらきらと輝いていた。
そこへ、バーバラが小走りに近づいてくる。クリーム色のツインテールを揺らしながら、明るい声で言った。
「おはよう、空! それにみんなも! 今日もいい天気だね。ねえ、空。今日は何するの?」
「そうだな。特に決めてないけど、みんなで何かしたいな」
「じゃあ、ピクニックはどう? 洞天の草原で! 私お弁当作るよ!」
「それはいいですね。わたくしもお手伝いいたします」
ノエルがそう言ってエプロンの裾をぎゅっと握った。バーバラは嬉しそうに拍手をする。モナも、それならばと小さく頷いた。
「それなら、私は飲み物を用意しましょう。甘雨さんはまだお休みになっているようですが、後で起こして差し上げましょう。お願いしてもよろしいでしょうか」
その言葉に、旅人は甘雨のことを思い出した。昨夜はニィロウ様とナヒーダ様の相手をしていたから、甘雨のところへは行かなかった。彼女は妊娠中で、最近はよく眠るようになっている。旅人はそっと立ち上がると、甘雨の部屋へと向かった。
甘雨の部屋は、洞天の最も日当たりのいい角部屋にあった。窓際に置かれた大きなソファの上で、彼女は丸くなって眠っている。スカイブルーの髪が、柔らかな日差しを受けてまるで水面のように静かに輝いていた。旅人はそっと近づき、その隣に腰を下ろした。
「甘雨」
囁くように名前を呼ぶと、彼女はゆっくりと目を開けた。その瞳は三千年を生きてきた仙人のものではなく、ただの恋する少女のものだった。
「空。ああ、私、また眠ってしまっていましたね。すみません」
「謝らなくていいよ。よく眠れた?」
「ええ。おかげさまで。それに、なんだか最近よく眠れるのです。あなたがそばにいてくれるからでしょうか」
甘雨はそう言ってそっと身体を起こした。その動作は、三千年を生きた仙人の血を感じさせるゆったりとした所作だった。けれどその表情は、どこか少女めいた照れを含んでいる。
「空。今日は、何か予定があるのですか?」
「ああ。バーバラがピクニックをしようって言い出して。甘雨も、一緒にどう?」
「ピクニック……良いですね。私、そういうのはあまり経験がなくて」
「じゃあ、尚更いい機会だよ。甘雨の好きな清心も持って行くといい」
その言葉に甘雨はほんの少しだけ目を見開いた。それから、ゆっくりと微笑む。その笑みは朝の光の中で、とても柔らかく輝いていた。
「ありがとうございます、空。ぜひ、ご一緒させてください」
広間に戻ると、ニィロウとナヒーダも起きてきていた。ニィロウは長い赤毛を後ろで束ね、踊りの練習着に着替えている。ナヒーダはいつもの白いワンピースのまま、本を一冊抱えてソファに座っていた。
「おはよう、ニィロウ。ナヒーダ。よく眠れた?」
旅人がそう尋ねると、ニィロウは嬉しそうに駆け寄ってくる。
「おはよう、空! うん、ぐっすり! それでね今日はね、踊りの新しい振り付けを考えてたの。よかったら、後で見てくれる?」
「ああ、ぜひ見たいな」
「やった!」
ニィロウはそう言って、その場でくるりと一回転した。長い赤毛がふわりと宙に舞う。その仕草が愛らしくて、旅人は思わず笑みを零した。
ナヒーダは、本から顔を上げて静かに言った。
「おはよう、空。私は、今日はこの洞天の蔵書を整理しようと思っているの。あなたの旅の記録も、少し読ませてもらったわ。とても興味深かった」
「それは光栄だよ。ナヒーダが読むなら、俺の旅の記録も少しは価値があるかな」
「ええ。あなたの視点から見たテイワットは、とても新鮮でそして面白いわ。私も、これからもっとあなたのことを知りたいと思っているの」
その言葉に旅人は少しだけ照れくさそうに笑った。ナヒーダは、そんな旅人の反応を見てほんの少しだけ口元を緩める。
「さて、それじゃあ、みんなで朝食にしようか。今日はバーバラとノエルが作ってくれたんだ」
旅人がそう言ってテーブルへと促す。恋人たちが、それぞれの席に着く。モナノエル、バーバラ甘雨、ニィロウ、ナヒーダ。六人の恋人たちが旅人を囲むように座っている。その光景は、旅人にとって何よりもかけがえのないものだった。
朝食の後、旅人はノエルとバーバラと一緒にピクニックの準備を始めた。ノエルは手際よくサンドイッチを作り、バーバラは果物を切っていく。旅人はその様子を眺めながら、時折、手伝いをした。
「ご主人様、そこはわたくしがやりますのでお休みになっていてください」
「いや、俺も何かしたいんだ。みんなに食べてもらうんだから」
「もう、ご主人様は。それではこのお野菜を洗っていただけますか?」
ノエルにそう言われて旅人は素直に野菜を洗い始める。その間、バーバラは鼻歌を歌いながら楽しそうに果物を切っていた。その声は、モンドの草原を渡る風のように爽やかで、そして温かかった。
やがて、準備が整うと旅人と恋人たちは、洞天の草原へと向かった。草原は見渡す限りの緑で、ところどころに小さな花が咲いている。風が吹くたびに、草の葉が波のように揺れた。
「ここ、気持ちいいね!」
バーバラが、両手を広げて草原を駆けていく。その姿は、まるで小さな子供のようだった。ノエルもそんなバーバラを追いかけて、少しだけスカートの裾を摘まみながら歩く。その姿は、騎士としての凛々しさと少女としての可憐さが同居していた。
旅人は、大きな木の下にレジャーシートを敷くとその上に腰を下ろした。甘雨は、そんな旅人の隣にそっと座る。スカイブルーの髪が、風にふわりと揺れた。
「空。この洞天は、本当に不思議な場所ですね。こんなに広い草原があるのに、外の世界とは切り離されている。まるで別の世界に来たみたいです」
「そうだね。でも、俺はこの場所が好きだよ。みんなとこうしてゆっくり過ごせるから」
「ええ。私も、ここが好きです。あなたと一緒にいられるから」
甘雨はそう言ってそっと旅人の肩に自分の頭を預けた。その温もりが、旅人の胸の奥を静かに満たしていく。
そこへ、モナが飲み物を持ってやってきた。彼女は旅人と甘雨の様子を見て、少しだけ目を細める。
「ふふ。甘雨さんも、すっかり空に懐いていますね。まあ私も人のことは言えませんけど」
「モナさん。あなたも、空のそばにいるととても良い表情をしていますよ」
「そうでしょうか? まあ、占星術師として星の巡りを読むよりも、彼のそばにいる方がずっと落ち着くのは確かですけど」
モナはそう言って旅人の反対側に腰を下ろした。彼女の黒いツインテールが、旅人の腕にさらりと触れる。その感触が旅人の心をくすぐった。
やがて、ノエルとバーバラも戻ってきてみんなでピクニックを楽しんだ。サンドイッチを食べ、果物を味わいそして他愛もない話をした。その間、旅人は時折、恋人たちのさりげないスキンシップを取る。ノエルの肩に手を回したり、バーバラの髪を撫でたり甘雨の腰に手を添えたり。その一つ一つが、恋人たちにとっては何よりも嬉しいものだった。
「ねえ、空。私、踊りを披露しようか?」
ニィロウが、そう言って立ち上がった。彼女は草原の中央に立つと、深く息を吸い込んだ。そして静かに踊り始める。その舞は、風に揺れる草の葉のようにしなやかでそして力強かった。旅人は、その舞にしばし見惚れていた。
やがて、ニィロウの舞が終わるとみんなが拍手を送った。ナヒーダも、本を閉じて静かに拍手をする。
「素晴らしい舞でした、ニィロウ。あなたの舞は見る者の心を癒す力があるのですね」
「ありがとう、ナヒーダ様。そう言ってもらえると嬉しいです」
ニィロウは少しだけ照れくさそうに笑った。その笑顔は、スメールの太陽のように明るく、そして温かかった。
魅力的な踊りを見て、旅人はニィロウにそっと手を差し伸べる。その手を取って、誘導されるがままニィロウは旅人の膝の上に背中を向けて抱っこされるように乗せられる。
「そ、空?どうし――ひんっ!?」
旅人の唇が彼女のうなじに吸い付く。左手は彼女の腰を引き寄せ、右手はそのまま彼女の脚の間へと潛り込んでいく。
「ここから見える舞もなかなか悪くないけど、やっぱり近くで見ると綺麗だ。その肌も汗も、匂いも全部」
ニィロウの全身が一瞬にして緊張に包まれる。けれどその左手は彼女の動きを封じるように腰をしっかりと掴んでいて、右手はもう彼女の薄い踊り子衣装の下腹部に覆いかぶさる布越しにその中心をさすっている。
「あっ……そ、そんなところ……っ」
「他の皆にも見られてる。ニィロウの声、みんなに聞こえてるよ」
「そ、そんなっ……あぁっ……」
旅人の右手が彼女の下着の中へと入り込んでいく。指先がすでに少しだけ濡れている部分を確かめるように円を描く。少しだけ撫でただけで彼女の腰がビクンと跳ねるのがわかった。旅人が膝の上の彼女の足を左右に大きく開かせる。他の皆からもその結合部がよく見える場所へと彼女を晒している。
「ニィロウ、みんなの前でしてみたい?」
「え? あ、空、それって……」
「したくない?」
少しだけ意地悪な口調で訊ねる。指は相変わらず秘部を優しく撫で続けている。もう愛液はとろとろと溢れ出し、指が簡単に沈み込むほどに濡れている。ニィロウは真っ赤な顔で少しだけ考え、それからこくり、と頷いた。
旅人はゆっくりと彼女の脚をさらに開かせて、服の下から直接彼女の秘部に触れる。すでに愛液で濡れている割れ目をなぞり、そのまま指を一本中へと入れる。
「あぁっ! ああっ!」
「皆の前で、自分から腰を動かしてごらん?」
ニィロウの背中が弓なりに反る。旅人の指が動かなくても自分の意志で腰を動かし、その指を自分の中へと迎え入れようとしている。喘ぎ声を堪えながら快楽を求めて自分から動くニィロウの姿を、他の恋人たちは複雑な表情で見つめていた。
「ニィロウ、乱れてる」
「あっ、あっ、ダメ、止まらないの……身体が勝手に……!」
旅人は彼女の首筋を吸いながらもう一本指を増やす。中を優しく押し広げていく。そのうちにニィロウの動きが激しくなり、自分の指で奥を突かれる感覚に夢中になっていく。旅人は彼女の耳元に顔を寄せて囁いた。
「みんなの前で、イってみせて」
「ふぁ、ああっ! イクっイっちゃううっ!!」
他の皆の視線を感じながらニィロウは達した。膣がきゅうきゅうと収縮している。少し休ませた後、身体を反転させる。
「ここからは……自分で頑張ってみる?」
旅人の提案に、他の恋人たちは少しだけざわめいた。バーバラは「ええっ!?」と小さく声を上げ、モナは「本当にそういうことは……」と呟く。でもノエルは少しだけ羨ましそうにその様子を見つめている。
ニィロウが初めての恋人たちの前での行為に、旅人の胸に手をついて、ゆっくりと腰を沈めていく。慣れない挿入に苦しそうでありながらも、彼女の方から旅人にキスをして自分の腰を振った。初めてとは思えない動きで旅人を悦ばせている。長い赤毛が彼女の動きに合わせて揺れ、汗ばんだ肌が洞天の柔らかな光に照らされて、その身体のラインをくっきりと浮かび上がらせている。
「あぁ、空、気持ちいいよぉ……! 私、こんなの知らなかった……!」
「ニィロウ……すごくいいよ」
あっという間に旅人の限界が近づいてくる。ニィロウが中で激しく動くたびに、彼女の内壁が旅人を締め付けて離さない。その圧倒的な快感に、旅人は息を呑んだ。
「ニィロウ、出るよ……!」
「んっ……! きて、空……!」
旅人が達すると同時にニィロウもまた達した。二人の吐息が重なり、ニィロウの全身が旅人の腕の中で震えている。荒い息遣いだけが静かな草原に響き、旅人は汗ばんだ彼女の髪をそっと撫でた。
「すごい……。ニィロウ、すごくよかったよ」
「私も……空と、こういうこともっと……」
周囲の恋人の視線を気にすることなくニィロウは旅人の胸に顔を埋めて、小さく息を吐いた。バーバラが少しだけ顔を赤らめてそんな二人を見つめていた。
バーバラは、旅人とニィロウの痴態を見終えるとそっと立ち上がった。クリーム色のツインテールが風に揺れる。彼女は旅人の方へ歩み寄ると、しゃがみこんでその顔を覗き込んだ。
「空。私も、そろそろいいかな?」
「バーバラ」
「みんなの前で、ってのはちょっと恥ずかしいけど……でも、空と一緒ならそれもいいかなって」
バーバラはそう言って少しだけ照れくさそうに笑った。その笑顔は、モンドの草原を渡る風のように爽やかでそして温かかった。旅人はそっと彼女の頭を撫でると、立ち上がって彼女を腕の中に抱き寄せた。
「ああ。バーバラも、みんなと一緒に」
旅人のその言葉に、バーバラは嬉しそうに旅人の隣へといそいそと移動して彼にキスをする。
舌先を絡ませ合いながら、旅人はニィロウの腰を持ち上げて自分のモノを抜き取る。ズルっと膣を抜ける感触に余韻を楽しんでいたニィロウが声を上げた。
「んぁ」
ニィロウが旅人の隣に優しく寝かされると、その汗ばんだ肌が洞天の草原の風にそっと撫でられる。長い赤毛がシートの上に広がり、まだ荒い息を吐きながらそれでも満たされた表情で空を見上げていた。入れ替わるようにして、バーバラが旅人の腰に跨る。彼女は一度だけ深く息を吸うと、ためらうことなく一気に自分の膣奥まで旅人の剛直を落とし込んだ。
「ぁ──っ!」
クリーム色のツインテールが跳ねる。バーバラの喉から漏れた声は、モンドの教会で讃美歌を歌う時とは似ても似つかぬ、けれど同じくらい正直な音だった。彼女は自分の体重を利用して、最も奥まで旅人を迎え入れる。亀頭が子宮口に触れた瞬間、全身が震えるような快感が背骨を駆け上がった。
「はぁ……やっぱり、空のこれ、すごい……」
バーバラは自分の下腹部にそっと手を当てる。彼女の身体の内側に、確かに旅人がいる。その充実感だけでもう泣き出しそうだった。旅人はそんな彼女の腰にそっと両手を添えると、下から突き上げるのではなくただ静かに繋がっている感覚を味わうように、親指で腰骨のくぼみを優しく撫でた。
「バーバラ、自分で動ける?」
その問いかけにバーバラはこくりと頷く。彼女は旅人の胸に両手をつくと、ゆっくりと腰を浮かせた。そしてまたゆっくりと沈める。最初は恐る恐るだったその動きも、二度三度と繰り返すうちに次第に滑らかになっていった。膣壁が旅人の形を思い出すように、きゅうきゅうと収縮しながら彼を締め付ける。
「んっ……あっ……空、見てて……」
バーバラの腰の動きが少しずつ速くなる。クリーム色の髪が、その動きに合わせてリズミカルに揺れた。彼女は時折、自分の胸に手を添えて旅人の視線をそこへと誘う。コンプレックスを感じているはずのその部分も、今はただ旅人に愛されたいという一心で晒していた。旅人はそんな彼女の健気さに胸を熱くしながら、片手を伸ばしてその手のひらを包み込む。
「見てるよ。バーバラの全部」
その言葉にバーバラの動きが一瞬だけ止まる。けれどすぐに、今度はもっと激しく自分から腰を振り始めた。パンパンと肌のぶつかる音が、静かな草原に響く。ニィロウがすぐ隣でその光景を見つめていた。彼女の瞳には、嫉妬ではなくただただ感嘆の色が浮かんでいる。
モナは少し離れた場所で自分の黒いツインテールの先を弄りながら、その様子をじっと見つめていた。深い星空を閉じ込めたような瞳が、少しだけ細められる。
「バーバラさん、随分と積極的ですわね。でもそれだけ空に愛されているという自覚があるのでしょう」
ノエルはモナの隣で静かに頷いた。銀色の髪を風に揺らしながら、彼女は自分もいつかああやって旅人にすべてを晒したいと、そう思っていた。甘雨はというと旅人とバーバラの繋がりをじっと見つめながら、自分のお腹にそっと手を当てていた。その中に宿る新しい命のことを思いながら。
やがてバーバラの動きがさらに激しさを増す。彼女の口から漏れる声が、だんだんと切迫したものへと変わっていく。
「あっ、空っ、私っ、もうっ……!」
旅人は下から腰を突き上げ始めた。バーバラの騎乗位に合わせて、より深く、より確実に彼女の最も奥を刺激する。亀頭が子宮口を小突くたびに、バーバラの全身がびくびくと痙攣した。彼女の膣が、旅人のものを奥へ奥へと引き込もうと収縮を繰り返す。
「いいよ、バーバラ。イって」
その囁きが引き金になった。バーバラの背中が大きく反り、クリーム色の髪が宙に舞う。声にならない悲鳴とともに、彼女は達した。膣壁がきゅうきゅうと締め付け、その奥から透明な蜜が溢れ出す。旅人もまた、彼女の絶頂に合わせてその最も奥へと精を放った。どくんどくんと脈打つように注ぎ込まれる熱い飛沫を、バーバラは子宮の奥で感じていた。
「はぁ……っ、はぁ……っ」
バーバラは旅人の胸に崩れるように倒れ込んだ。荒い息遣いが、旅人の首筋をくすぐる。旅人はそんな彼女の背中を優しく撫でながら、まだ繋がったままの部分から伝わる彼女の鼓動を感じていた。洞天の草原を渡る風が、二人の汗ばんだ肌をそっと冷ましていく。
「バーバラ、よく頑張ったね」
旅人がそう言うと、バーバラは小さく笑った。その笑顔はモンドのアイドルとして見せる完璧なものではなく、ただ好きな人に抱かれて満たされた一人の少女のものだった。彼女はしばらく旅人の胸に顔を埋めていたが、やがてゆっくりと身体を起こす。繋がりが解ける瞬間、名残惜しそうに彼女の膣が名残を惜しむように収縮した。
旅人はバーバラをニィロウの隣にそっと寝かせると、二人の汗ばんだ髪を同時に撫でた。ニィロウはまだ少しだけ息を弾ませながら、それでも嬉しそうに旅人を見上げている。バーバラはもう目を閉じて、満足そうな表情で草原の風に身を委ねていた。
「空」
その時、少し離れた場所から静かな声がかけられた。甘雨だった。彼女はスカイブルーの髪を風に揺らしながら、ゆっくりと旅人の方へと歩み寄ってくる。その表情はいつもの穏やかな微笑みのままだが、その瞳の奥にはほんの少しだけ違う光が灯っていた。
「私も、そろそろよろしいでしょうか」
その声は、三千年を生きた仙人のものではなくただ一人の恋する少女のものだった。旅人はそんな彼女に、静かに頷きを返した。
バーバラをそっとシートに寝かせた旅人は、その汗ばんだ額に一度だけ口づけを落としてから立ち上がった。洞天の草原を渡る風が、火照った肌を優しく冷ましていく。ニィロウはまだ少し息を弾ませながらも、満たされた表情で空を見上げバーバラはもう目を閉じて穏やかな寝息を立て始めている。ノエルはそんな二人の様子を微笑ましげに見つめ、モナは少し離れた場所で自分の黒いツインテールの先を弄びながら、静かに旅人の背中を追っていた。
甘雨は、スカイブルーの髪を風に揺らしながらシートの端に正座するようにして座っていた。その姿勢は三千年を生きた仙人の血を感じさせる、背筋の伸びた美しいものだった。けれどその頬は、先ほどからほんのりと桜色に染まっている。旅人が近づくと、彼女はゆっくりと顔を上げ柔らかな温かみとどこか冷たさの混ざる不思議な音色で言った。
「空。お疲れになったでしょう。少し、休まれますか」
その声は、いつもの穏やかな気遣いに満ちていた。けれどその瞳は、先ほどまで繰り広げられていた光景をただ静かに見つめていただけではなかったことを物語っている。潤みを帯びたスカイブルーの瞳が、旅人の顔からゆっくりと下へと流れそして彼の下腹部でまだ硬く反り返ったままのそれの上で、そっと止まった。
旅人は何も言わず、ただ一歩前に進んだ。二人の愛液と精液で濡れ、てらてらと艶めいた光を放つ自身を甘雨の口元へと向ける。言葉にしなくても、彼女はその意図を正確に理解した。甘雨はほんの一瞬だけ目を細め、それから静かに口を開いた。まず先端にそっと口づけるようにして、残った雫を舌先で拭い取る。その瞬間彼女の肩が微かに震えた。
「……やはり、あなたのものはとても美味しいのです」
その呟きは三千年を生きた仙人のものではなく、ただの恋する少女のものだった。甘雨は旅人のものをまるで宝物を扱うように、ゆっくりと口の中へと迎え入れていく。半分ほどを含んだところで、彼女の喉の奥がきゅっと鳴った。それでも無理に奥へと進めようとはせず、その場で舌を器用に動かし始める。裏筋をなぞり、先端の窪みを舐め時には頬の内側で優しく包み込む。彼女の口内は、驚くほど温かくそしてしっとりと濡れていた。
旅人は、その丁寧な愛撫に息を呑んだ。他の誰かと違って、甘雨の奉仕には一切の焦りがない。ただ目の前のものを心から味わい、愛おしむという純粋な行為。それだけのことが、旅人の理性をじわじわと溶かしていく。甘雨は時折、上目遣いに旅人を見上げその反応を確かめるように瞳を細めた。その瞳はもう、完全に潤みきっている。
やがて彼女は口を離すと、今度は自分の衣服に手をかけた。白い仙人風の衣を、一つ一つ丁寧に解いていく。露わになった肌は、洞天の柔らかな日差しを受けてまるで雪のように白く輝いていた。そして、彼女の胸元から現れたふくよかな双丘。その先端は、もう固く尖って淡い色に色づいている。
「空。私も、そろそろ……あなたを受け入れたいのです」
その声は、どこか切実だった。三千年の時を生きてきた彼女が、今、一人の男の子を孕んでもなお愛し合いたいとから願っている。その想いの強さが、声音に滲んでいた。旅人はそっと彼女の身体をシートに横たえる。妊娠中の身体を気遣いながら、できるだけ優しくけれど確実に。
甘雨の脚がゆっくりと開かれていく。そこはすでに、彼女自身の蜜で濡れていた。他の誰よりも感じやすく、そして濡れやすい彼女の身体はこうして愛される前から、もう旅人を迎える準備を整えていたのだ。旅人は片手で彼女のふくよかな胸を包み、親指と人差し指で蕾をそっと転がしながらもう一方の手で自身の先端を彼女の入り口に当てた。
「甘雨。痛かったら、すぐに言ってくれ」
その言葉に、甘雨はこくりと頷いた。けれどその瞳には痛みへの恐れではなく、もっと深い期待の光が灯っている。旅人はゆっくりと腰を進めた。亀頭が彼女の花弁を押し広げ、窄まりをゆっくりと通過していく。甘雨の眉が、ほんの少しだけ寄った。けれどその口元には、確かな笑みが浮かんでいる。
「あ……っ」
初めての時から、何度も交わってきた身体。それでも彼女の内側は毎回、旅人を新鮮な驚きで迎え入れてくれる。狭く、熱く、そしてうねうねと絡みつくような膣壁。それが、旅人の形を覚えているかのようにきゅうきゅうと収縮して、奥へ奥へと誘い込もうとする。まるで離すまいとしているかのようだ。
旅人は少しずつ抽送を始めた。妊娠中の彼女を気遣い、普段よりもゆっくりと確実に。一度引いて、また奥へ。亀頭が子宮口に触れるたびに甘雨の背中が柔らかく反る。そのたびに、彼女の口から掠れた吐息が漏れた。
「あ……空……。あなたの、お子が……また、育っているのです……っ」
その言葉に旅人の胸の奥が熱くなる。彼女は今、自分のお腹の中に確かに新しい命を宿している。そして、それでもまた旅人を求めている。その事実が、旅人の動きを少しだけ激しくさせた。けれどすぐに、彼女の身体を傷つけてはいけないと自制する。ゆっくりと、けれど確実に彼女の最も奥を愛し続けた。
甘雨の膣から溢れる愛液は相変わらず、旅人にとってこの上なく甘美なものだった。それは彼がまだ遠い世界で妹と共に味わった、伝説の美酒を思い出させる。甘さの中にほんの少しの酸味、そして喉に残る芳醇な後味。旅人はその味を、肌に感じながら彼女の身体を味わい続けた。
やがて、甘雨の全身が大きくしなる。
「空……っ、私……っ、もう……っ」
旅人もまた限界が近かった。彼女の内側が、ぎゅっと強く収縮する。子宮口が旅人の先端に吸い付くように密着した。旅人は、彼女の最も奥にゆっくりと、けれど確実に精を放った。どくんどくんと脈打つように注ぎ込まれる熱い飛沫を、甘雨は全身で受け止めていた。
「あ……ああ……っ」
彼女の背中が弓なりに反る。指先がシートをぎゅっと握り、爪先がぴんと伸びた。その姿は三千年を生きた仙人のものではなく、ただ一人の女の最も美しい瞬間だった。旅人は彼女の内側に、まだしばらく留まっていた。射精の余韻で彼女の膣がひくひくと収縮するのが、愛おしくてならなかった。
「はぁ……っ、はぁ……っ」
甘雨は荒い息を吐きながらそれでも幸せそうに目を細めていた。汗ばんだスカイブルーの髪が、額に貼り付いている。旅人はそんな彼女の髪をそっと掻き上げ、額に口づけを落とした。
「甘雨。愛しているよ」
その言葉に、甘雨はふにゃりと笑った。それは彼女が月海亭の秘書として見せる完璧な微笑みとは、まったく違うものだった。ただ好きな人に抱かれて、満たされたというまっすぐな感情だけの笑顔。旅人はゆっくりと彼女から身を引くと、隣で少しだけ距離を置いて座っているノエルの方へと顔を向けた。ノエルは先ほどから、ずっと二人の様子を静かに見守っていた。その表情は、少しだけ羨ましそうでありそれでいて、次は自分の番だと確信しているようなそんな色をしていた。
「ノエル」
旅人が名前を呼ぶと彼女は銀色の髪をふわりと揺らして、そっと立ち上がった。その動作は騎士としての凛々しさと、メイドとしてのしなやかさを同時に感じさせるものだった。彼女は旅人の前に立つと、深く一礼した。
「はい、ご主人様。わたくしでよろしければいつでも」
その声は、洞天の中でだけ聞くことを許された特別な響きを帯びていた。旅人はそんな彼女の手を取ると、シートの上へと優しく導いた。
旅人は立ち上がるとまだ少しだけ名残惜しそうにしているノエルの手を取った。彼女の銀色の髪が、洞天の草原を渡る風にふわりと揺れる。ノエルは旅人に導かれるまま、シートの上で四つん這いの姿勢を取った。メイド服のスカートが、太ももの上でたくわえられる。白く細い脚が、柔らかな草の上にそっとつけられた。
「ノエル。この格好、恥ずかしい?」
旅人が後ろから声をかけると、ノエルは小さく肩を震わせた。けれどその声は、いつもの丁寧な口調のままけれどどこか熱を帯びている。
「はい……少しだけ。でも、ご主人様にならわたくしの全部を見ていただいても」
その言葉に旅人の胸の奥がじんと熱くなる。ノエルはいつだってそうだ。自分を差し出すことに、一切のためらいがない。騎士としての訓練で培った体力と、メイドとしての奉仕の心。その両方が今この瞬間、旅人だけに向けられている。
旅人は彼女のスカートをゆっくりと捲り上げた。
「ノエル、もう濡れてる」
「あ……ごめんなさい。皆様を愛されるご主人様を見て、わたくし、つい」
ノエルは消え入りそうな声でそう言った。けれどその声には、羞恥よりも嬉しさの方が強く滲んでいる。スカートを捲られたて露わになった花弁は、涎を垂らすようにとろりと濡れていた。初々しい桜色のそれは、呼吸に合わせて微かに震えている。
「きれいだよ、ノエル」
旅人がそう囁くと、ノエルの背中がびくりと反応した。彼女は四つん這いのまま、指先でシートをぎゅっと握っている。旅人はそんな彼女の花弁に、そっと指を一本添えた。割れ目をなぞるように、ゆっくりと上下に動かす。それだけでノエルの口から小さな吐息が漏れた。
「あ……んっ」
旅人はさらに指を奥へと進めていく。狭い膣壁が、旅人の指をきゅうきゅうと締め付ける。まるで、もっと欲しいとねだっているかのようだ。親指でクリトリスを探り当て、そっと転がす。同時に中指をゆっくりと出し入れした。
「ほらノエル、自分で動いてごらん」
その言葉にノエルは少しだけためらった。けれどすぐに、自分の腰をゆっくりと動かし始める。旅人の指を、自分の中へと迎え入れようとするように。その動きは、決して激しくはない。けれど確かに彼女自身が快楽を求めている証だった。
「あ……ご主人様……わたくし、もっと……」
ノエルの声がだんだんと切実になっていく。旅人は彼女の腰に手を添えると、今度は自身のものを入り口に当てた。亀頭が花弁に触れる。ノエルの全身が、微かに強張った。
「ノエル。欲しい?」
その問いかけに、ノエルは四つん這いのままけれどしっかりと頷いた。
「はい……ご主人様の、欲しいです」
その声は、洞天の中でだけ許されたノエルの本当の声だった。旅人はゆっくりと腰を進めた。亀頭が彼女の窄まりを押し広げ、内側へと入り込んでいく。狭い膣壁が旅人のものをきつく締め付けた。
「あぁ……っ」
ノエルの背中が大きくしなる。けれど彼女は逃げなかった。むしろ、自分から腰を後ろへと突き出しより深く旅人を迎え入れようとする。その健気な動きに、旅人の理性がじわりと溶けていく。
「ノエル、すごくいいよ」
旅人は彼女の腰を掴むと、ゆっくりと抽送を始めた。最初は浅くそして深く。ノエルの内側が、旅人の形に合わせて少しずつ変わっていく。彼女の口から漏れる声が、だんだんと甘くなっていく。
「あっ……ご主人様……わたくし、もっと……もっとください……っ」
ノエルは自分から腰を振り始めた。騎士の訓練で鍛えられたその身体は、実にしなやかに動く。旅人はそんな彼女の動きに合わせて、抽送の速度を少しずつ上げていった。パンパンと肌のぶつかる音が、静かな草原に響き始める。ノエルの銀色の髪が、その動きに合わせて揺れた。
「あっ、あっ、ご主人様っ……わたくし、もう……っ」
ノエルの声がだんだんと高くなっていく。旅人は彼女の左脚を抱え上げ、より深く結合できる体位へと変えた。亀頭が、子宮口に触れる。そのたびにノエルの全身がびくびくと痙攣した。
「ここ?」
旅人はわざと子宮口を小突くように先端でその入り口を刺激した。ノエルの膣が、きゅうきゅうと収縮する。彼女の口から抑えきれない悲鳴が漏れた。
「ひぁっ……ご主人様っ……そこは……っ」
「ここがいいんだ?」
「はいっ……そこっ……わたくしの、一番奥っ……!」
ノエルは自分から腰を突き出しより深く旅人を迎え入れようとする。その姿は、普段の清楚なメイド騎士からは想像もできないほどに淫らで、そして美しかった。旅人はそんな彼女の健気さに応えるように、今度は自分から腰を深く打ち付けた。一度二度、三度。亀頭が子宮口を優しくノックする。
「あっ、あっ、きちゃっ……わたくし、またっ……!」
ノエルの爪先がぴんと伸びた。旅人は彼女が達する瞬間を逃さないように、腰を深く押し付けたまま子宮口に先端をぴったりと密着させた。そして、彼女の絶頂と同時に旅人もまた、その最も奥へと精を放った。
「っっ!!」
どくん、どくん、と脈打つように注ぎ込まれる熱い飛沫をノエルは子宮の奥で感じていた。彼女の全身が、大きな波に攫われるように痙攣しそしてゆっくりと弛緩していく。旅人はそんな彼女の内側に、まだしばらく留まっていた。射精の余韻で彼女の膣がひくひくと収縮するのが、愛おしくてならなかった。
「はぁ……っ、はぁ……っ」
ノエルは荒い息を吐きながらそれでも幸せそうに目を細めていた。汗ばんだ銀色の髪が、額に貼り付いている。旅人はそんな彼女の髪をそっと掻き上げ、背中に口づけを落とした。
「ノエル、よく頑張ったね」
その言葉に、ノエルはふにゃりと笑った。それは彼女が西風騎士団で見せる凛々しい笑みとは、まったく違うものだった。ただ好きな人に抱かれて、満たされたというまっすぐな感情だけの笑顔。
名残惜しそうにノエルの中から未だにいきり立つ自分を抜くと、ノエルは腰を抜かしてへたり込んだ。銀色の髪が汗で額に貼り付き、荒い息が草原の風に溶けていく。それを見ていたモナが、ゆっくりと立ち上がった。黒いツインテールが、洞天の光を受けて艶やかに揺れる。
「ノエルさん、お疲れ様でした。とても素敵でしたよ」
モナはそう言ってへたり込むノエルの頭をそっと撫でた。それから旅人の方へと歩み寄る。全身タイツのようなピッチリとした服装が、彼女の小ぶりながら整った身体のラインを余すところなく浮かび上がらせていた。
「空。私の番ですよ」
その声は、いつもの占星術師としての落ち着いたものだった。けれどその瞳は、深い星空を閉じ込めたように潤んでいる。モナはシートの上にゆっくりと横たわると、自分から両脚を開いた。そして両手でそっと自分の花弁を開いてみせる。そこはもう、とろとろと蜜で濡れていた。彼女自身がどれほどこの瞬間を待っていたかを、その濡れ具合が証明している。
「見てください。あなたを、こんなに欲しがっているんです」
それは、普段のモナからは想像もできないほどに淫らで、そして切実な誘いだった。旅人はそんな彼女の前に跪くと、自身のものを入り口に当てた。
「モナ、いくよ」
「はい……っ、来てください……っ」
ゆっくりと腰を進める。亀頭が花弁を押し広げ、窄まりを通過していく。モナの眉がきゅっと寄った。けれどその口元には、確かな笑みが浮かんでいる。旅人は彼女の内側を隅々まで味わうように、ゆっくりと奥へと進んでいった。
「あぁ……っ」
モナの内側は、驚くほど狭くそして熱かった。けれどそれだけではない。彼女の膣壁は、まるで旅人の形を覚えているかのようにうねうねと絡みついてくる。きゅうきゅうと収縮を繰り返し、奥へ奥へと誘い込もうとする。旅人はその圧倒的な快感に、思わず息を呑んだ。
「モナ、すごくいいよっ!」
「私も……っ、あなたが……っ」
ゆっくりと抽送を始める。最初は浅く、そして深く。モナの腰が旅人の動きに合わせて微かに浮く。彼女は自分からも腰を動かし、より深く旅人を迎え入れようとしていた。その健気な動きに、旅人の理性がじわりと溶けていく。
「あっ、あっ、空っ、もっとっ」
モナの声がだんだんと高くなっていく。旅人は彼女の左脚を抱え上げ、より深く結合できる体位へと変えた。亀頭が、子宮口に触れる。そのたびにモナの全身がびくびくと痙攣した。膣がきゅうきゅうと収縮し、旅人のものを奥へ奥へと引き込もうとする。
「ここ?」
旅人はわざと子宮口を小突くように先端でその入り口を刺激した。モナの口から、抑えきれない悲鳴が漏れる。
「ひぁっ! あっ、そこは……っ」
「ここがいいんだよね?」
「はいっ、そこっ、私の一番奥っ!」
モナは自分から腰を突き出しより深く旅人を迎え入れようとする。その姿は、普段の落ち着いた占星術師からは想像もできないほどに淫らで、そして美しかった。旅人はそんな彼女の健気さに応えるように、今度は自分から腰を深く打ち付けた。一度二度、三度。亀頭が子宮口を優しくノックする。
「あっ、あっ、きちゃっ私またっ!」
モナの爪先がぴんと伸びた。旅人は彼女が達する瞬間を逃さないように、腰を深く押し付けたまま子宮口に先端をぴったりと密着させた。そして、彼女の絶頂と同時に旅人もまた、その最も奥へと精を放った。
「っっ!!」
どくん、どくん、と脈打つように注ぎ込まれる熱い飛沫をモナは子宮の奥で感じていた。彼女の全身が、大きな波に攫われるように痙攣しそしてゆっくりと弛緩していく。旅人はそんな彼女の内側に、まだしばらく留まっていた。射精の余韻で彼女の膣がひくひくと収縮するのが、愛おしくてならなかった。
「はぁ……っはぁ……っ」
モナは荒い息を吐きながら、それでも幸せそうに目を細めていた。汗ばんだ黒い髪が、額に貼り付いている。旅人はそんな彼女の髪をそっと掻き上げ、額に口づけを落とした。
「モナ、よく頑張ったね」
その言葉に、モナはふにゃりと笑った。それは彼女が占星術師として見せる神秘的な微笑みとは、まったく違うものだった。ただ好きな人に抱かれて、満たされたというまっすぐな感情だけの笑顔。
その後も旅人は少女達の求めに応じてその最奥に精を放ち続けた。
「んぁぁあっ!」
洞天の草原に、甘雨の静かな声が溶けていく。びくびくと旅人にしがみ付くようにして震える彼女の周りには、秘所から白濁した液を溢れさせ息も絶え絶えの少女たちが力なく横たわる煽情的な光景が広がっていた。
ニィロウは慣れない連続性交に意識を失って横向きに寝かされながらその内またを白く濡らし、バーバラはお腹を膨らませて幸せそうに仰向けで倒れ、ノエルは俯せになって勿体ないとばかりに溢れた旅人の精を指ですくって舐め、モナに至っては腰を高くつきあげた体制で俯いたままトロトロと精を突き上げたおしりから垂れ流している。
漸く甘雨の膣内を堪能し終えて妊娠中の身体を気遣いながら、旅人はゆっくりと彼女の上から身を引いた。繋がりが解ける瞬間、名残を惜しむように膣壁がきゅっと収縮する。その感触に、旅人は思わず息を呑んだ。甘雨はスカイブルーの髪をシートに散らし、まだ荒い息を吐きながらそれでも幸せそうに目を細めている。
「空。ありがとう……ございます」
その声は、三千年を生きた仙人のものではなくただの恋する少女のものだった。
旅人は彼女の汗ばんだ額に口づけを落とすと、その身体をそっと抱き寄せた。甘雨の身体は驚くほど軽い。三千年の時を生きてきた仙人の血を引く存在とは思えないほど、華奢でそして温かい。彼女は旅人の胸に頬を寄せると、小さく息を吐いた。その吐息が旅人の鎖骨のあたりをくすぐる。
旅人の右手が彼女のお腹へと滑っていく。まだ一カ月近くしか経っていない。外から見てわかるほどには膨らんでいないけれど、その奥には確かに新しい命が宿っている。旅人は、指の腹でそっと円を描くようにその下腹部を撫でた。温かい。彼女の体温が、じんわりと手のひらに伝わってくる。
「まだ、こんなに小さいのに」
旅人が呟くように言うと、甘雨は旅人の胸の中で小さく笑った。
「ええ。でも、ちゃんとそこにいます。私の、そして……あなたの、大切な命が」
その声は、いつもの柔らかな温かみとどこか冷たさの混ざる不思議な音色だった。けれどその奥には、確かな母性のようなものが感じられた。旅人は、そんな彼女の言葉に胸の奥がじんと熱くなるのを覚えた。
「甘雨。ありがとう」
旅人がそう言うと甘雨はゆっくりと顔を上げた。そのスカイブルーの瞳は、洞天の草原を渡る風のように澄んでいてそしてどこか潤んでいた。
「お礼を言うのは、私の方です。空。あなたがいてくれたから私はこの命を宿すことができたのですから」
甘雨はそう言って旅人の頬にそっと手を添えた。その手のひらは、まだ少しだけ汗ばんでいた。けれどその触れ方は、この上なく優しかった。
「私は、ずっと一人でした。璃月の月海亭で人間たちに囲まれながら、それでもどこかで孤独を感じていました。仙人の血を引く私を、誰も本当の意味では理解してくれないのだと、そう思っていました」
甘雨の声が、少しだけ震えた。旅人は何も言わずに、ただ彼女の背中を優しく撫で続けた。
「でも、あなたは違いました。私のことを旅人として、一人の人間としてそして……一人の女として、見てくれた。それがどれほど嬉しかったか」
「甘雨」
「だから、空。私はあなたの子を産みたいと心からそう思ったのです。この命が、あなたと私の証になる。それが今は何よりも幸せなのです」
甘雨はそこまで言うとまた旅人の胸に顔を埋めた。その肩が、微かに震えている。旅人は彼女のスカイブルーの髪にそっと口づけを落とした。汗の匂いの中に、ほのかに清心の花の香りが混ざっている。彼女が愛してやまない、あの苦い花の香りだ。
「俺も、嬉しいよ。甘雨の子を俺の子を、この手で抱ける日が来るのが楽しみで仕方ない」
旅人がそう言うと甘雨は顔を上げて、少しだけ照れくさそうに笑った。その笑顔は、月海亭の秘書として見せる完璧な微笑みではなく、ただ好きな人に抱かれて満たされたというまっすぐな感情だけのものだった。
「空。もう少しだけ、このままでいさせてください」
「ああ。いくらでも」
旅人はそう答えて甘雨をより強く抱きしめた。洞天の草原を渡る風が、二人の汗ばんだ肌を優しく冷ましていく。遠くで、パイモンが小さく「おいらも混ざりたいぞ」と呟いたような気がしたが、旅人は気にしなかった。
やがて、甘雨の呼吸が穏やかになっていく。どうやら、眠ってしまったらしい。旅人はそんな彼女を抱き上げると、そっとシートの上に横たえた。そして自分の隣に寝かせる。まだ荒い息を吐いている他の恋人たちも、いつの間にか穏やかな寝息を立て始めていた。ニィロウは長い赤毛をシートに広げ、バーバラはクリーム色のツインテールを自分だけ持ってきていたクッションの上に散らしている。ノエルはメイド服の裾を直しながら、けれどその頬はまだほんのりと赤く染まっていた。モナは、黒いツインテールを解きもせずに満足そうな表情で空を見上げていた。
「モナ、起きてたんだ」
旅人が声をかけると、モナはゆっくりと身体を起こした。その瞳は、深い星空を閉じ込めたようにまだ少しだけ潤んでいる。
「ええ。あなたと甘雨さんの会話を、聞かせていただきました。ふふ。甘雨さんも、随分とあなたに絆されてしまったようですね」
「モナも、同じだろ?」
旅人がそう言うと、モナは少しだけ拗ねたように口を尖らせた。
「私は、最初からあなたに絆されていたのですよ。あなたが、私の予言を真に受けてくれた時から」
モナはそう言って、旅人の肩にそっと寄りかかった。その黒い髪が、旅人の腕にさらりと触れる。
「空。私は、あなたのことが好きです。他の誰よりもずっと前から」
「知ってるよ」
「ええ。だから、これからもずっとあなたのそばにいます。あなたが、この世界を発つ日が来るとしても」
その言葉に、旅人は少しだけ胸が痛んだ。モナは旅人がいつかこのテイワットを去ることを、最初から知っていた。そしてそれでも、彼のそばにいたいと願っている。その覚悟の深さが、旅人には少しだけ重かった。けれど同時に、その想いがとても愛おしかった。
「モナ。俺は、簡単にはこの世界を去らないよ。まだやるべきことがたくさんある。それに……お前たちを置いて、行けるわけがない」
旅人がそう言うと、モナは顔を上げて旅人をじっと見つめた。その瞳は、深い星空のようでそしてどこか挑むような光を宿していた。
「ええ。ですから、私はあなたを捕まえておくためにこのハーレムを作ったのですよ。あなたが、この世界に残りたいと思うくらいに居心地のいい場所を」
「……モナ」
「ふふ。覚悟してくださいね、空。私は、あなたを絶対に離しませんから」
モナはそう言って、悪戯っぽく笑った。その笑顔はいつもの占星術師としての神秘的なものではなく、ただ一人の少女のものだった。旅人はそんな彼女の頭をそっと撫でた。その髪は、やはり絹のように滑らかだった。
夕暮れが近づき、洞天の草原はオレンジ色に染まり始めていた。旅人は、まだ眠っている恋人たちを起こさないように、そっと立ち上がった。そしてモナの手を取る。
「そろそろ、戻ろうか。みんなを部屋まで運ばないと」
「ええ。でも、その前に」
モナはそう言うと旅人の頬にそっとキスをした。それは、ほんの一瞬のけれど確かな温もりのあるキスだった。
「お疲れ様でした、空。今日は、とてもいい一日でした」
「ああ。俺も、そう思うよ」
旅人はそう答えて、モナの手を引いて歩き出した。草原を渡る風が、二人の背中を優しく押していく。洞天の空は、少しずつ夜へと移ろい始めていた。星たちが、ぽつりぽつりと瞬き始める。その光はまるでこの洞天に集まった恋人たちの想いのように、静かでそして確かな輝きを放っていた。
旅人は、モナの手を握りながら改めて思った。この場所が、自分の帰る場所なのだと。そしてここにいる恋人たちが、自分の家族なのだと。まだ全員が揃ったわけではない。けれど、いつかこの洞天が彼女たちと自分、そして生まれてくる子供たちでいっぱいになる日が来るのだろう。その日を想像するだけで、旅人の胸は温かなもので満たされていった。
◆◆◆
外で皆が子作りに励み、各人の部屋へ連れ帰っていた頃。
ナヒーダは自室のベッドの上で小さく身じろぎをした。天窓から見える空は、スメールの熱帯雨林の奥深くとはまるで違う色をしている。あの緑の天蓋の下では決して見ることのできない、どこまでも広がる青。五百年の時を生きてきた彼女にとってさえ、この洞天の空は新しいものだった。
昨夜、彼女は初めて旅人と身体を重ねた。その経験は、知識として知っていたことの何倍も鮮烈でそして彼女の中に今まで感じたことのない何かを灯した。それが何なのか、まだ名前をつけられない。ただ胸の奥がじんと熱くなる感覚。誰かの温もりを思い出すたびに、下腹の奥がきゅっと疼くようなそんな感覚。
ナヒーダはシーツの上で膝を抱えた。白い髪が、柔らかな枕に広がっている。彼女は自分の身体に起きている変化を、まるで観察するように静かに見つめていた。五百年の知恵の神は、けれど自分の内側に芽生えたこの感情の扱い方を、まだ知らない。
──これが、情欲というものなのね。
彼女は小さく息を吐いた。知識としては知っている。書物の中にも、人々の会話の中にも何度も出てきた言葉だ。けれど、それを自分のものとして実感したことは一度もなかった。神として生まれ、知恵を司り世界樹を救うために生きてきた彼女にとって、それはずっと遠い世界の出来事だった。
けれど、今は違う。旅人の手が唇が、そしてあの熱いものが、彼女の中に確かに残っている。その感覚が時間が経つにつれて薄れていくどころか、むしろ強くなっていくのだ。
ナヒーダはベッドから降りると、ワンピースの裾を整えた。鏡の前で自分の姿を確認する。若草色のメッシュが入った白い髪。神と同じ色のワンピース。小さな身体。胸は、見た目相応にほとんどない。けれどその身体の奥に確かにある熱は、彼女の見た目とは裏腹に五百年の時を経て初めて目を覚ましたものだった。
夕暮れが洞天の草原をオレンジ色に染めやがて夜の帳が降り始めた頃。旅人は眠ってしまった恋人たちを一人ずつ部屋まで運んでいた。ニィロウは長い赤毛をシーツに広げ、バーバラはクリーム色のツインテールを枕に散らして、ノエルはメイド服のままソファに横たえて。モナは「自分で歩けます」と言いながら、結局旅人の腕の中で目を閉じた。甘雨は妊娠中の身体を気遣い、旅人がそっとベッドに寝かせると安心したように更に深い眠りに落ちていった。
全員を部屋に送り届けた後、旅人はふと足を止めた。洞天の奥、天窓から星が見える小さな部屋。ナヒーダの部屋だ。今日、彼女はどこか様子がおかしかった。旅人はそれが気にかかっていた。
ノックをすると、中から小さな声がした。
「……どうぞ」
旅人が扉を開けるとナヒーダはベッドの端にちょこんと座っていた。白い髪が柔らかな灯りを受けて、ほのかに輝いている。彼女は膝を抱えた姿勢のまま、旅人の方へゆっくりと顔を向けた。その深い緑の瞳は、いつもの静かな光ではなくどこか揺れていた。頬は、ほんのりと桜色に染まっている。
「ナヒーダ。様子が気になって」
旅人がそう言いながら近づくと、ナヒーダは少しだけ目を逸らした。それから、ぽつりぽつりと話し始める。
「……空。私、今日、ずっと変なの」
その声は、五百年の時を生きてきた神のものではなくただの少女のものだった。旅人は何も言わずに、彼女の隣にそっと腰を下ろした。ナヒーダは膝を抱えたまま、自分の身体を見下ろしている。
「昨夜のこと……思い出すたびに、身体の奥が熱くなるの。あなたに触れられた場所が、まだ覚えているみたいに疼いて。私こんな感覚を知らなかった。知識としては知っていたけれど、実際に自分の身に起きるなんて思っていなくて」
ナヒーダはそこまで言うと旅人の方を向いた。その瞳はもう潤んでいて、けれどその奥には確かな欲求が揺れている。五百年の知恵の神が、初めての情欲に戸惑いながらもそれを隠そうとはしなかった。
「空。私、あなたに触れてほしいの。もっとあなたを感じたい」
その言葉はあまりにも率直で、あまりにも正直で。けれどそれがナヒーダという存在のすべてだった。旅人はそっと彼女の頬に手を添える。絹のような滑らかな肌が、ほんのりと熱を持っていた。ナヒーダは旅人の手のひらに、自分の頬を預けるように目を閉じる。
「ナヒーダ」
名前を呼ぶと、彼女はゆっくりと目を開けた。その瞳は星の光を閉じ込めたようにきらきらと揺れている。旅人は彼女の小さな身体をそっと抱き上げると、自分の膝の上に乗せた。向かい合う形で座り、ナヒーダの足が旅人の腰の両側に回る。彼女の顔が、少し見上げるけれど旅人の顔と同じぐらいの高さになる。ナヒーダは少しだけ照れくさそうに笑った。
「この体勢、初めてね」
「ああ。ナヒーダと目を合わせたかったんだ」
旅人がそう言うとナヒーダはほんの少しだけ口元を緩めた。その笑みは、彼女がこれまでに見せたどんな笑顔とも違う、ただ好きな人に向けるものだった。旅人はそっと彼女の頬に両手を添えると、ゆっくりと唇を近づけた。
触れ合ったナヒーダの唇を割って旅人の舌を侵入させる。まるで彼女の小さな口を蹂躙するかの勢いでその小さな舌をその歯茎すらも舌で絡める。
「んんんっ」
ナヒーダの喉の奥から初めての声が漏れた。五百年の時を生きてきた神が、今、ただの少女のように旅人のキスに溺れている。彼女の小さな手が、旅人の胸元をぎゅっと握った。それは拒絶ではなく、もっとという無言の懇願だった。
旅人は彼女の口内を隅々まで味わい尽くすように舌を動かした。上顎をなぞり、歯茎をなぞり小さな舌を絡め取り、吸い上げる。ナヒーダの呼吸がどんどん浅くなっていく。それでも逃げずに、むしろ自分から舌を差し出してくる。その健気さが、旅人の理性をじわりと溶かしていく。
やがて旅人がゆっくりと顔を離すと、二人の唇の間に銀の糸が細く架かった。ナヒーダの瞳はもう完全に潤んでいて、その深い緑が溶けたように揺れている。口元には、ふにゃりと緩んだ笑みが浮かんでいた。それは彼女がこれまでに見せたどんな笑顔とも違う、ただ好きな人にキスをされて嬉しいというまっすぐな感情だけの笑顔だった。
「空。私、今、すごく嬉しいの」
その言葉はあまりにも率直で、あまりにも飾り気がなくて。けれどそれがナヒーダという存在のすべてだった。旅人はその言葉に何も答えず、ただ彼女の頭をそっと撫でた。白い髪が指の間をさらりと流れていく。
「ナヒーダ。もっと、君を感じたい」
旅人がそう囁くとナヒーダはこくりと頷いた。その動作に合わせて、白い髪がふわりと揺れる。旅人は彼女の腰に回した手をゆっくりと上へと滑らせた。神のワンピースの薄い生地越しに、彼女の背中の筋肉が微かに緊張するのがわかる。指先が背骨の窪みをなぞり、肩甲骨の間を抜けて首の付け根へと辿り着く。そこには細い紐が一つ結ばれているだけだった。
「ナヒーダ、脱がすよ」
囁くような確認に彼女はこくりと頷いた。旅人は指先でそっと紐を解いた。結び目がほどけると、彼女の体を覆っていた一枚布が重力に従ってするりと落ちる。露わになった双丘は、洞天の柔らかな灯りを受けてほんのりと汗ばんだ肌が真珠のような光沢を放っていた。本当に小さな膨らみ。けれどその先端には、ほんのりと色づいた蕾が二つ慎ましげに息づいている。触れたらどんな反応をするのだろうかと思わせるような、繊細な形をしていた。
「あ」
ナヒーダが小さく息を呑んだ。両腕で胸を隠そうとする仕草は、けれど途中で止まる。旅人がその腕をそっと掴んで、優しく下ろしたからだ。
「ダメ、隠さないで見せて。すごく綺麗で魅力的な君の裸」
それは世辞ではなかった。旅人は目の前の光景に息を呑んでいた。五百年の時を生きてきた神の、あまりにも無防備であまりにも正直な姿。けれどその身体は確かに女の形をしていて、旅人を求めている。
旅人は彼女の左の蕾にそっと唇を寄せた。触れるか触れないかのごく軽い口づけ。
「ひぁ……っ」
ナヒーダの背中が、びくりと反った。旅人はその反応を確かめるように、もう一度今度は少しだけ強く唇を押し当てる。そして、舌先で蕾の周りを円を描くように舐めた。汗の名残が、ほんのりと塩気を帯びている。けれどその下からは、彼女自身の匂いがふわりと立ち上ってきた。スメールの森の朝露のような、清らかでどこか甘い匂い。
「あっ、空……っ」
「ん?」
「くすぐったい……っ」
その声は、いつもの落ち着いた神の響きではなくどこか遠慮がちで、それでいて感じていることを隠しきれないものだった。旅人は顔を上げずに、そのまま舌を這わせ続ける。蕾が少しずつ硬さを増していくのがわかった。触れるたびに、ナヒーダの呼吸が浅くなり時折、喉の奥で小さく引っかかるような音が漏れる。
やがて旅人は口を離すと今度は右の蕾に同じように唇を寄せた。左と同じだけの時間をかけて、丁寧に味わう。その間左手はずっと彼女の腰を支えていて、時折、指の腹で腰骨のくぼみを優しく撫でた。彼女の膝が、少しずつ震え始めている。旅人の膝の上に乗った彼女の脚が、無意識に旅人の腰を挟むようにきゅっと締まった。
「ナヒーダ、気持ちいい?」
ナヒーダの花弁から蜜が溢れ落ちる。旅人はその入り口に自分の剛直を握り、先端を前後に動かして蜜を丁寧に塗りたくる。ぬちゅ、ぬちゅと濡れた音が静かな寝室に響いた。そのたびにナヒーダの腰が無意識に前後に揺れ、まるで「早く入ってきてほしい」とねだっているかのようだった。
「ナヒーダ。すごく濡れてる」
旅人が囁くとナヒーダは潤んだ瞳で旅人を見上げ、恥ずかしそうに頷いた。
「だって……空に触れられて、我慢できなくて」
その言葉が、旅人の理性をじわりと溶かしていく。彼はゆっくりと腰を進めた。亀頭が彼女の窄まりを押し広げ、膣の皺壁を一枚一枚確かめるようにじっくりと埋めていく。彼女の内側は昨夜よりもさらに熱く、そして柔らかく旅人を受け入れた。狭いけれど、拒むような狭さではない。まるで最初から旅人の形を知っているかのように、吸い付くように絡みついてくる。
「ん……っ、あ……っ」
ナヒーダの小さな口から、切なげな吐息が漏れる。旅人は亀頭の返しで彼女の膣壁を擦り上げながら、少しずつ本当に少しずつ奥へと進んでいった。昨夜と変わらず、彼女の奥は浅い。半分ほど入れたところで亀頭の先端が子宮口に触れる。けれど今日は、昨夜よりもずっと深くまで彼女が受け入れようとしている気がした。
「ナヒーダ、力抜いて」
旅人が耳元で低く囁くとナヒーダはこくりと頷き、旅人の首に回した腕にぎゅっと力を込めた。旅人はその身体を抱きしめ返すようにしながら、彼女の子宮口を亀頭で優しく押し込んだ。ぐぷ、と小さく沈み込む感覚。ナヒーダの全身がびくんと大きく跳ねる。
「ああっ……!」
その声は、痛みというより歓喜に近いものだった。旅人は彼女の反応を確かめながら、ゆっくりと抽送を始める。浅く深く。彼女の内側が、旅人の形に合わせてひくひくと収縮する。五百年の時を生きてきた神の小さな身体が、今、旅人という男を受け入れている。その事実が、旅人の胸を熱くした。
「ナヒーダ。気持ちいい?」
「ええ……すごく……。空が、私の奥に……」
ナヒーダは旅人の肩に顔を埋め、小さく喘いだ。彼女の内壁が旅人のものをきゅうきゅうと締め付ける。その締め付けは、まるで彼女の想いそのもののように強くそして温かかった。旅人は彼女の小さな尻を両手で支え、自分の腰をゆっくりと上下に動かした。彼女の足が旅人の腰に回り、対面座位のまま深く繋がる。
「あっ、あっ、あっ……!」
ナヒーダの声がだんだんと高くなっていく。彼女の小さな胸が旅人の胸に押し付けられ、先端の蕾が擦れるたびに彼女の背中が震えた。旅人は彼女の耳元に唇を寄せ、その耳たぶをそっと食んだ。
「ナヒーダ。俺の全部、君で埋め尽くしたい」
「……空」
ナヒーダの瞳が、涙で潤んでいる。けれどそれは悲しみではなく、歓喜と幸福の涙だった。彼女は旅人の首に抱きつき、自分から腰を沈めてくる。その動きはまだ慣れないもので、けれど確かに旅人を求めていた。旅人はそんな彼女の腰を支え、抽送の速度を少しずつ上げていく。パンパン、と肌のぶつかる音が静かな寝室に響き二人の汗が混ざり合う。
「あっ、空、私……もう……」
「いいよ。イって。俺も一緒に」
旅人は彼女の最も奥子宮口に先端をぴったりと密着させたまま、腰を深く打ち付けた。ナヒーダの全身が弓なりに反り、小さな口が声にならない悲鳴の形に開く。その瞬間、旅人もまた彼女の奥へと精を放った。どくん、どくんと脈打つように注ぎ込まれる熱い飛沫を、ナヒーダは子宮の奥で確かに感じていた。
「っ……!!」
ナヒーダの身体が大きく痙攣し、膣が旅人のものをぎゅっと締め付ける。旅人は彼女の震えが収まるまで、そのままじっと抱きしめていた。射精の余韻で、彼女の内側がひくひくと動くのが愛おしくてならない。
「はぁ……っはぁ……っ」
ナヒーダは旅人の胸に顔を埋めたまま荒い息を吐いていた。汗ばんだ白い髪が額に貼り付き、その頬は火照っている。旅人はそっと彼女の髪を掻き上げ、額に口づけを落とした。
「ナヒーダ。愛してるよ」
その言葉に、ナヒーダはゆっくりと顔を上げた。深い緑の瞳が、星の光を閉じ込めたようにきらきらと輝いている。彼女はほんの少しだけ笑って、それから旅人の唇にそっと自分のそれを重ねた。
「私もよ、空。あなたを心から愛しているわ」
ナヒーダの心からの笑みに旅人の胸の奥が熱く滾った。彼女が見せたあの笑顔、ただ好きな人に抱かれて満たされたまっすぐな感情だけの笑み。五百年の時を生きてきた知恵の神が、今、この腕の中で一人の少女として微笑んでいる。その事実が、旅人の理性を容易く溶かしていった。気持ちが昂るまま、旅人は再び彼女の唇へと深く深く口づける。舌を差し入れ、小さな口内を隅々まで味わうように蹂躙する。ナヒーダの鼻から漏れる吐息が、旅人の頬をくすぐった。
「ん……っ、ちゅ……」
彼女もまた、その口づけに応えようと、おぼつかない舌を差し出してくる。その健気さが、いっそう旅人を狂わせた。旅人は彼女の腰を掴むと、自らの腰を更に激しく突き上げ始める。同時に、ナヒーダの小さな身体を抱え上げるようにして、上から下へと容赦なく打ち付けた。対面座位のまま、重力の助けすら借りて、彼女の最奥を穿つ。
「あっ、あっ、だめっ、空っ、そんなにしたら、わたし……っ!」
ナヒーダの声が上擦る。その華奢な両腕が旅人の首へ必死に縋り、短い爪が背中に食い込む。与えられる快楽があまりに強く、彼女の意識は幾度となく白く弾けそうになる。それでも旅人は彼女の身体を決して離さなかった。折れそうなほど細い肢体を、壊してしまわないようにされど逃がさないように強く抱きしめて、意識の底へと沈みかける彼女を繋ぎ止める。
「ナヒーダ、しっかり。俺を感じて」
耳元で低く囁けば、ナヒーダの瞳が涙で潤んだまま、それでも旅人をまっすぐに見上げてくる。その視線に、旅人の劣情は限界を迎えようとしていた。彼女の内壁はすでに旅人の形を覚え込み、きゅうきゅうと締め付けて離さない。子宮口が、亀頭の先端へ吸い付くように何度も口づけてくる。その浅い入り口を、旅人は幾度となく先端で突いた。小刻みに、されど確実に。
そしてついに最後の、超えてはならない壁を越えた。
「────ッ……!!」
ナヒーダの全身がびくりと大きく仰け反る。旅人の亀頭が、彼女の子宮口を貫いたのだ。狭い窄まりが亀頭の傘をくわえ込むようにきゅうと締まる。子宮という、女にとって最も奥深く最も神聖な場所へ、旅人の一部が入り込んでいく。ナヒーダの口からは、もはや声にならない吐息が断続的に漏れるばかりだった。白い喉が痙攣し、閉じられた瞼の端から涙が一筋こめかみへと伝い落ちる。
それは、彼女が神として五百年の間誰にも触れさせなかった最後の領域だった。その最奥を、今、旅人という一人の男が開いた。痛みは、なかった。あるのは身体の芯を灼き尽くすような熱と、腹の底から突き上げてくる圧倒的な悦びだけだった。子宮を貫かれた女が堕ちるという、深淵の快楽。その最初の一歩をナヒーダは確かに踏みしめていた。
「ナヒーダ……全部、入ったよ」
旅人が囁くと、ナヒーダはゆっくりと目を開けた。その深い緑の瞳は、もう正気の光を保ってはいない。快楽に蕩け、涙に潤みそれでもなお、目の前の男だけを映している。
「……そ、う……。空が、わたしの……いちばん奥に」
その声は、掠れ、震え、されど限りなく甘やかだった。旅人は彼女の額へ口づけを落とすと、貫いた子宮の窄まりをゆっくりと揺さぶるように腰を動かし始めた。結合部から、ぐちゅりと淫らな水音が上がる。愛液と精液が混ざり合い、白く泡立って太ももを伝い落ちていく。
ナヒーダの意識は、再び薄明の中へと攫われていった。けれどその身体は確かに旅人の律動に応え続けている。子宮口が亀頭を締め付け内壁が竿全体を優しく包み込む。その動きはもう反射ではない。彼女自身の意思で行われるものだった。
「ナヒーダ……っ」
旅人の声が切迫する。絶頂が近い。その予兆を感じ取ったナヒーダは意識の淵で小さく微笑んだ。そして彼の背中へ回した腕にぎゅっと力を込める。
「空……わたしの中に……全部……ちょうだい……!」
その言葉を皮切りに旅人の動きが加速した。部屋の床板が軋む音と二人の吐息混じりの喘ぎが交錯する。ナヒーダの視界は完全にホワイトアウトし世界がぐるぐると回転する感覚に包まれた。そして――
「っ―――!!」
ナヒーダの背中が弓なりに反り彼女の内側がびくびくと痙攣する。同時に旅人も彼女の最奥で爆ぜた。子宮の入り口から直接子宮腔へ注ぎ込まれる熱い奔流。それはナヒーダの意識を完全に刈り取るには十分過ぎる衝撃だった。彼女の身体から一切の力が抜け落ちる。けれど旅人は彼女をしっかりと抱きしめ支えていた。
部屋の中には暫く荒い呼吸音だけが響いていた。やがて旅人はゆっくりと彼女の中から自分を引き抜く。栓を失った蜜口から白濁がどろりと溢れ出る様は酷く淫靡で美しかった。旅人はぐったりと気を失っているナヒーダをそっと抱き上げベッドへと運ぶ。柔らかな寝台へ彼女を横たえると散らばった白い髪を優しく撫で梳いた。
窓の外は既に夜の帳が降りており遠くで虫の声が聞こえるだけだった。穏やかな月明かりが室内を淡く照らしている。旅人は汗で張り付いた自分の前髪を鬱陶しげに掻き上げるとナヒーダの隣へ横になった。その小さな手を取り指を絡ませる。
「おやすみ……ナヒーダ」
返事はない。ただ規則正しい寝息だけが聞こえてくる。けれど旅人には分かっていた。彼女がどんな夢を見ているのか。きっと自分と同じ夢を――二人で幸せに寄り添う未来の夢を――見てくれているだろうと。
賢者タイムで読み切った人へ。どんな部分が癖に刺さりました?
もし、こんなシチュエーションで子作りしてる女の子の姿が見たいというのがあれば全部読んだ詳しい感想と一緒により詳しく書いてあったら、
もしかしたら参考にするかもしれない。
でも感想とかよりお気に入りにしてくれる方が嬉しいので、感想が面倒な人は、お気に入りにしてくれると嬉しいです。