※この作品はR-18です。

旅人を愛する孕神たちの純愛   作:ニコネーム、フラフラ

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旅人を愛する女子による純愛(ハーレム)4(シトラリ 千織 フリーナ)

 

 脱衣所の灯りが廊下に出ると急に遠くなり、僕は旅人に手を引かれるまま洞天の夜の静けさの中へと足を踏み出した。白い髪はまだ僅かに湿っていて、歩くたびに首筋に冷たい毛先が落ちてくる。裸足の足裏に感じる床板の冷たさが、火照った身体にはむしろ心地よかった。

 

 旅人は振り返らずに歩いていく。その背中は広く、けれど決して威圧的ではなくただ静かに僕を導く。手のひらから伝わる体温が、五百年間誰にも触れられずにいた僕の肌に染み込んでいくようだった。廊下の窓から差し込む月明かりが、二人の影を長く床に伸ばしている。影が重なる部分だけが、濃く、温かく見えた。

 

「フリーナ、足元気をつけて」

 

 旅人がそう囁いた。声は低く、廊下の静寂に優しく溶けていく。僕は小さく頷いて、その手を握り返した。まだ少し怖い。けれどこの手を離したくないという気持ちの方が、ほんの少しだけ大きくなっていた。

 

 やがて寝室の前まで来ると、旅人は立ち止まり僕の方へ振り返った。人差し指を口元に当てて、静かにするようにジェスチャーする。その仕草はどこか悪戯っぽくて、けれどその瞳の奥にはこれから見るものへの静かな覚悟のようなものが揺れていた。

 

 ゆっくりと、静かに扉が開かれる。

 

 隙間から漏れ出た光が僕の足元を淡く照らした。そして、その光の先に広がっていた光景に僕は息を呑んだ。

 

 寝室のベッドの上でシトラリが横たわっていた。薄ピンクから紫へのグラデーションの長い髪がシーツに散らばり、肩や背中が丸出しの民族衣装が乱れている。その身体の上に、千織が覆いかぶさるようにして跨っていた。ダークブラウンの髪を簪で纏めた千織の紅い瞳が、静かな笑みを浮かべている。

 

 千織の片手はシトラリの胸を揉みしだいていた。もう片方の手はシトラリの秘所に沈められ、指がゆっくりと出し入れされている。そして千織の唇は、シトラリの乳首を食むように愛撫していた。

 

「ひぁっ……!あぁっ……ちょっ、千織さ……そこ、だめっ……ぁん!」

 

 シトラリの声はいつもの仏頂面からは想像もできないほど甘く濡れていた。口では嫌がっている。けれどその腰は千織の指に合わせて微かに揺れていて、抵抗はほとんどなかった。むしろその身体は快感を受け入れる準備ができているかのように、しなやかに反応していた。

 

 千織は顔を上げて、シトラリの耳元に唇を寄せた。その声は囁くようでいて、けれど扉の隙間からでも聞こえるほどに静かだった。

 

「口では嫌がっても、身体は正直ね。こここんなに濡らして。シトラリも、本当はもっと触ってほしいんじゃないの?」

「そ、そんなこと……ワタシは、ただ……」

 

 シトラリの蒼い瞳が潤み言葉が途切れる。千織の指が膣内の一点を捉えたのか、シトラリの背中が弓なりに反った。唇からは、言葉にならない甘い悲鳴が漏れる。

 

「あぁっ……! そこ……!」

 

 僕は扉の隙間からその光景を網膜に焼き付けながら、胸の奥が冷たく鳴るのを感じていた。これは、旅人が見せる世界の一部だ。恋人たちが互いを求め合い、愛し合う姿。僕はまだその中に入れていない。

 

 けれど、ナヒーダの言葉が胸の奥で反響していた。

 

──ここにあるものを言葉にするだけ。

 

 その言葉が冷たい空洞に微かな灯りを灯す。僕は無意識に、旅人の手を強く握っていた。

 

 旅人はそんな僕の様子を静かに見下ろしていた。その表情に、急かすような色はない。ただ僕の心が動くのを、辛抱強く待っている。それがわかるからこそ、僕の胸は締め付けられるように痛かった。

 

 ベッドの上では、千織がシトラリの身体を反転させ始めていた。四つん這いにされたシトラリの背中に、千織が自らの身体を重ねる。そして千織の指がシトラリの秘所に再び沈められ、今度はより深くより激しく動き始めた。

 

「あっ! あぁっ! 千織っ! それっ! 奥っ! 奥に当たって……!」

 

 シトラリの嬌声が寝室に満ちていく。Gカップのふくよかな胸がシーツに押し付けられ、その柔らかな膨らみが指の動きに合わせて形を変えていた。千織の手がその胸を下から掬い上げ、指の間で乳首を転がす。

 

「シトラリ、声が大きいわよ。でももっと聞かせて。あなたの可愛い声、空にも聞こえているかもしれないわ」

 

 その言葉に、シトラリの身体がびくりと跳ねた。蒼い瞳が扉の方へと向けられる。僕と目が合った瞬間、シトラリの顔が驚きと羞恥で赤く染まった。

 

「なっ……!? 空……!? いつからそこに……!?」

 

 千織は振り返らずに、くすりと笑った。

 

「気づいてたわよ。空が来たの。フリーナ様も一緒ね」

 

 その声はどこか満足げでけれど嫌がっている様子は微塵もない。むしろ、見られていることに悦びを感じているかのように、千織の指の動きがさらに激しくなった。

 

「あぁっ! やっ……見ないでっ……! ワタシは……こんなの……!」

 

 シトラリの抗議の声は、けれど最後まで続かなかった。千織の指が彼女の絶頂を迎えさせたからだ。シトラリの全身が大きく震え、膣内から透明な愛液が千織の指を濡らして溢れ出した。

 

「ぁぁっ……イクぅう!!」

 

 その絶頂の声を聞きながら僕は扉の影で立ち尽くしていた。胸の奥の空洞が、また冷たい風を吹き込まれたように広がっていく。けれど、その空洞にナヒーダの言葉が灯した微かな灯りは、消えずに揺れていた。

 

 旅人が僕の手をそっと引いた。

 寝室の空気は、まだ千織とシトラリの情事の余韻で熱く湿っていた。

 

 旅人がフリーナの手を引いて寝室の扉を閉めると、千織がベッドの上で顔を上げた。紅い瞳が二人を捉え、その口元に悠然とした笑みが浮かぶ。

 

「あら、空。フリーナ様もご一緒だったの」

 

 気づいていたはずの千織の声は淡々としていたが、その瞳の奥には獲物を見つけた猫のような光が宿っていた。シトラリは四つん這いのままベットに上半身を沈めて蒼い瞳でこちらを見上げていて、その頬は紅潮し、呼吸は荒い。千織に散々弄ばれた後の身体はまだ微かに震えていて、薄ピンクから紫へのグラデーションの長い髪が汗で背中に張り付いている。

 

「千織。続きは俺も混ぜてくれるかな」

 

 旅人の声は静かだったが、そこには確かな熱が滲んでいた。千織はふんと鼻を鳴らしながらも、その口元を緩めた。

 

「もちろん。ちょうどシトラリがもっと愛されたいって泣いてたところよ」

「ちっ違う! ワタシはそんな泣いてない! 千織の勝手な妄想よ!」

 

 シトラリの抗議は早口で、けれどその声は震えていて、説得力は皆無だった。蒼い瞳が潤み、唇が微かに開いて熱い吐息を漏らしている。否定しているのに身体は正直だった。

 

 旅人はフリーナをベッドの枕元に座らせた。

 

「こっちからなら全部よく見えるから」

 

 その声は優しく、けれど逃がさないという静かな意思があった。フリーナのオッド・アイの瞳が揺れ、白い頬が瞬く間に染まっていく。何か言おうとして唇が開きかけたが、言葉は出てこなかった。ただこくりと小さく頷くのが精一杯だった。

 

 旅人はベッドに上がると、千織の隣にシトラリを挟む様に位置取った。千織はすぐに旅人の意図を察したようで、紅い瞳を細めながらシトラリの身体を反転させた。仰向けにされたシトラリの胸が重力に従って緩やかに横たわり、その頂点が淡い色に染まって硬く尖っている。薄ピンクから紫へのグラデーションの髪がシーツの上に波のように広がり、蒼い瞳が旅人を見上げた。

 

「空っ……ワタシは別に……まだ続けるなんて……」

 

 口では嫌がっている。けれどその瞳の奥には期待の色が揺れていて、無意識に膝が微かに開かれているのを旅人は見逃さなかった。

 

「シトラリ、さっき千織にイかされたばかりなのに、まだ足りないの?」

 

 旅人が低い声で囁くと、シトラリの全身がびくりと跳ねた。蒼い瞳が見開かれ、頬がさらに赤く染まる。

 

「そっそんなこと……! ワタシは……!」

「嘘つき。身体はもっと触ってほしいって言ってるじゃない」

 

 千織が容赦なくツッコミを入れながら、シトラリの太ももの内側に手を滑らせた。指先が濡れた秘裂に触れた瞬間、シトラリの背中が弓なりに反った。

 

「ひゃあっ! 千織っ! そこっ!」

「ほら、こんなに濡らして。嘘つきはどっち?」

 

 千織の指がシトラリの秘所を優しく開き、その奥に隠された敏感な粒を探り当てた。指先で軽く弾くように刺激すると、シトラリの喉から甘い悲鳴が迸る。

 

「あっ! あぁっ! だめっ! そこっ! 千織っ!」

 

 旅人はシトラリの反対側に位置を取り、豊かな胸を掌で包み込んだ。柔らかな膨らみが指の間で形を変え、その頂点が旅人の掌に押し付けられる。旅人は乳首を口に含み、舌で転がすように愛撫した。

 

「んっあぁっ! 空っ! 胸っ! だめっ! そんなに吸わないでっ!」

 

 シトラリの嬌声が寝室に響き渡る。口では嫌がりながらも、その手は旅人の髪に絡まり、強く引き寄せていた。二百歳を超える祭司の身体が、旅人の唇の熱に溶かされていく。

 

 千織の指が膣内に沈められ、前壁を執拗に擦り上げる。同時に旅人の唇が乳首を貪り、空いた片手で反対側の胸を揉みしだく。三方からの刺激にシトラリの身体が翻弄されていく。

 

「あっ! あぁっ! 空っ! 千織っ! 二人ともっ! だめっ! ワタシっ! もうっ! またイっちゃうっ!」

 

 シトラリの全身が大きく震え、膣内が千織の指をきゅうきゅうと締め付けた。透明な愛液が千織の指の間から溢れ出し、シーツに新しい染みを作っていく。一度目の絶頂。

 

「ふふ、一回目」

 

 千織が満足げに呟きながら、指を引き抜かなかった。むしろ絶頂で敏感になりきった膣内を、さらに激しく掻き回し始める。

 

「まだ終わらないわよ。空も、もっと愛でてあげて」

 

 千織の言葉に旅人は頷き、シトラリの胸から唇を離すと、今度は脇腹から腰の曲線へと口づけを落としていった。唇が肌の上を滑るたびに、シトラリの身体が跳ね上がる。

 

「ひゃっ! 空っ! 唇っ! そこっ! くすぐったいっ! いやっ! 敏感すぎるっ!」

 

 旅人の唇がシトラリの下腹を通り越し、太ももの内側へと辿り着いた。千織の指が膣内を掻き回すすぐ傍で、旅人の舌が濡れた秘裂の縁をなぞり始める。

 

「あぁぁっ!? 空っ! そこっ! 舌っ! 千織の指の横でっ! そんなのっ! だめぇぇっ!」

 

 シトラリの嬌声は悲鳴に近かった。千織の指と旅人の舌が同時に最も敏感な場所を責め続ける。指が前壁を擦り上げ、舌がクリトリスを転がす。その複合的な刺激に、シトラリの思考が白濁していく。

 

「だめっ! だめっ! ワタシっ! またっ! また来るっ! イっちゃうっ! イっちゃうよぉぉっ!」

 

 二度目の絶頂がシトラリを襲った。膣内が激しく痙攣し、大量の愛液が旅人の顔と千織の手を濡らした。シトラリの背中が弓なりに反り、蒼い瞳から涙が溢れ出す。

 

「はぁっ……はぁっ……もう……だめ……ワタシ……」

 

 荒い息を繰り返すシトラリの身体がシーツに沈む。だが、旅人と千織はまだ止まらなかった。

 

 旅人はシトラリの太ももを両手で開き、その秘所に唇を寄せた。千織の指がまだ膣内に残っている。その指の横から、旅人の舌が膣内に侵入し、膣壁を直接舐め上げた。

 

「ひゃああぁっ!? 空っ! 舌がっ! 中にっ! 千織の指と一緒にっ! そんなのっ! ありえないぃぃっ!」

 

 シトラリの嬌声が寝室の空気を震わせる。指と舌が交互に、時に同時に膣内を掻き回し、擦り上げ、舐め取る。旅人の舌が前壁をなぞり、千織の指が子宮口を優しくノックする。そのたびにシトラリの全身に電流のような快感が駆け抜けた。

 

「だめっ! だめっ! 頭がっ! おかしくなるっ! 空っ! 千織っ! お願いっ! 許してっ! もうっ! ワタシっ! 壊れちゃうぅぅっ!」

 

 シトラリの懇願は、けれど二人を止めるためのものではなかった。もっと愛してほしいという、心の底からの渇望が、嫌がる言葉に化けて溢れ出しているだけだった。

 

 三度目の絶頂が、シトラリの身体を貫いた。声にならない悲鳴と共に、全身が痙攣し、膣内がきゅうきゅうと旅人の舌と千織の指を搾り上げる。溢れ出した愛液が旅人の唇を濡らし、シーツに広がる染みをさらに大きくしていく。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……もう……本当に……だめ……」

 

 シトラリの蒼い瞳はとろんと潤み、焦点が定まらない。汗ばんだ肌がシーツの上で艶めかしく光り、豊かな胸が呼吸のたびに激しく起伏している。完全に力尽きたように見えた。

 

 けれど旅人は止まらなかった。唇を秘所から離すと、今度はシトラリの身体を反転させ、四つん這いにさせた。千織がその腰を背後から支える。

 

「シトラリ、もう一回」

 

 旅人の声は低く、優しく、けれど逃がさないという確かな意思があった。

 

「えっ……まだ……? ワタシ……もう……無理……」

 

 シトラリの声は掠れていた。けれどその腰は無意識に高く突き出され、旅人を迎え入れる準備ができていた。言葉と身体の矛盾。それがシトラリという少女の本質だった。

 

 旅人は剛直をシトラリの秘所に当てた。まだ三度の絶頂の余韻で熱く脈打ち濡れそぼっているそこは、旅人を易々と受け入れた。

 

「あっ……あぁっ……空の……おおきい……入ってくる……」

 

 旅人の剛直がシトラリの膣内に沈んでいく。きゅうきゅうと締め付ける音が、濡れた粘稠な響きと共に寝室に満ちる。旅人の剛直が膣奥に到達し、亀頭の先端が子宮口に触れる。シトラリの全身がびくりと跳ねた。

 

「ひゃっ……空っ……奥……当たってる……」

 

 千織はシトラリの正面に回り込み、その顔を自分の胸に押し付けた。豊かな胸がシトラリの顔を包み込み、その唇が千織の乳首に触れる。

 

「シトラリ、空に愛されてる間は私の胸でも吸ってなさい。声が大きすぎるから」

 

 千織の声は淡々としていたが、その瞳には確かな悦びが宿っていた。シトラリは素直に千織の乳首を口に含み、舌で転がし始めた。

 

「んっ……ちゅっ……んっ……」

 

 旅人の腰の動きが始まった。ゆっくりと引き、そして深く突き入れる。そのたびにシトラリの嬌声が千織の胸に押し付けられた唇の隙間から漏れ、千織の乳首の振動となって伝わっていく。

 

「んっ……ふっ……あっ……空っ……奥っ……すごいっ……」

 

 旅人の腰の動きが速まっていく。深く突き上げるたびにシトラリの背中がしなり、豊かな胸が揺れる。千織の手がシトラリの乳首を弄み、旅人の腰が子宮口を幾度もノックする。三方からの刺激に、シトラリの身体が再び限界に近づいていく。

 

「シトラリ、もう一回イこう」

 

 旅人が低い声で囁くと、シトラリの身体が大きく震えた。

 

「うんっ……んっ……空っ……一緒にっ……イかせてっ……!」

 

 旅人の腰が最後のひと突きのように深く突き入れられ、シトラリの背中が弓なりに反った。四度目の絶頂が、二百歳を超える祭司の身体を貫いた。

 

「────────っ!! あぁぁぁっっ!!」

 

 シトラリの全身が硬直し、それから大きく震えた。膣内がきゅうきゅうと収縮し、旅人の剛直を強く締め付ける。旅人もまた低く呻きながら、シトラリの奥で熱い精を注ぎ込んだ。

 

「あぁっ……熱いっ……空のがっ……お腹の中にっ……注がれてるっ……」

 

 シトラリは千織の胸に顔を埋めたまま、注がれる精の熱さに涙を流して震えた。四度もの絶頂の後の身体は限界を超えていて、もう声すら出ないほどに快感に翻弄されていた。

 

 旅人の剛直がシトラリの膣内で脈打ち続け、最後の一滴まで精を注ぎ込むと、ゆっくりと腰を引き抜いた。ずぶりと重たい音が響き、白濁とした精液がシトラリの無毛の秘所から溢れ出した。

 

「ふぁ……空……ワタシ……もう……動けない……」

 

 シトラリは力尽きたようにシーツに沈んだ。薄ピンクから紫へのグラデーションの髪が汗で肌に張り付き、蒼い瞳はとろんと潤んだまま半開きになっている。豊かな胸が呼吸のたびに緩やかに起伏し、全身が汗と愛液で艶めかしく光っていた。

 

 千織はそんなシトラリの髪を優しく撫でながら、旅人の方へ視線を向けた。

 

「空、シトラリもう限界みたい。可愛いところ全部見せちゃったわね」

 

 千織の声には達成感と慈しみが混じっていた。旅人はシトラリの額にそっと口づけを落とし、その汗ばんだ髪を撫でた。

 

「シトラリ、すごく可愛かったよ」

「……んっ……そ、そんなこと……言わないで……恥ずかしい……」

 

 シトラリの声はくぐもっていたが、その唇は微かに緩んでいて、深い満足が滲んでいた。口では恥ずかしがりながらも、旅人に愛されたことが嬉しくてたまらないという顔だった。

 

 枕元に座るフリーナは、その全てを網膜に焼き付けていた。

 

 四度の絶頂。シトラリの嬌声。旅人の低い囁き。千織の容赦のない指と舌。そして最後に注がれた精の熱さ。全てがフリーナの胸の奥の空洞に流れ込み、冷たい風を吹き込まれて広がっていくような感覚。

 

 けれど同時に、その空洞の底に、ナヒーダの言葉が灯した微かな灯りが揺れていた。まだ消えていない。むしろ、目の前で展開される愛し合いの光景を見るたびに、その灯りは少しずつ強くなっているように感じられた。

 

 旅人は千織の手を取り、引き寄せた。どちらともなく唇が重なる。千織の紅い瞳が薄く閉じられ、長い睫毛が頬に影を落とす。ダークブラウンの髪を纏めた簪が微かに揺れ、着物をモチーフにした黄色い衣装の襟元が緩んでいく。

 

 舌が絡み合う。ねっとりとした、濃密な口づけ。千織の舌が旅人の口腔を探るように滑り、旅人の舌がそれを迎え包み込む。唾液が混ざり合い、二人の間に銀色の糸が引いた。

 

「んっ……ふっ……」

 

 千織の甘い吐息が漏れる。旅人の手が千織の背中を撫で下ろし、衣装の留め具を一つずつ外していく。着物の帯が緩み、色白の肌が少しずつ露わになっていく。千織もまた旅人の服に手をかけ、ボタンを外しながらその胸板に掌を押し当てた。

 

 二人は唇を重ねたまま互いの服を脱がせていく。布地が滑り落ちる微かな音だけが寝室の静寂に響く。千織の滑らかな肩が露わになり、豊かな曲線が淡い灯りに照らされて艶めかしく光った。

 

 やがて二人の身体から全ての布地が取り払われた。千織の色白の肌が夜気に晒され、その身体のラインが旅人の視線の前で全てを曝け出す。旅人の逞しい肢体もまた千織の紅い瞳に映っている。

 

 千織は旅人の胸板を掌で押した。旅人が素直にベッドに倒れ込むと、千織はその上に跨るようにして身体を重ねる。ダークブラウンの髪が解け、簪がシーツの上に転がった。

 

 千織は一瞬だけ視線を逸らし、枕元に座るフリーナに目配せをした。紅い瞳が細められ、その唇が微かに歪む。それは挑発とも、誘いとも取れる笑みだった。

 

 ──見てなさい。

 

 その眼差しが語っていた言葉は明確だった。フリーナのオッド・アイの瞳が揺れ、白い頬が瞬く間に染まっていく。けれど視線は逸らせなかった。

 

 千織は旅人の上に跨ったまま、腰をゆっくりと沈めていく。旅人の剛直が千織の無毛の秘所に触れ、熱い脈動が直接伝わる。すでに蜜で濡れそぼっているそこは、旅人を待ちわびるように熱く脈打っていた。

 

「空……入れるわね」

 

 千織の声は低く、けれど確かな意志があった。旅人の剛直が千織の秘裂を押し広げ、狭い入り口がゆっくりと広がっていく。千織の背中がしなり、解けたダークブラウンの髪が背中に波のように流れる。

 

「あっ……くぅっ……! 空……おおきい……!」

 

 千織の嬌声が寝室に響く。旅人の剛直が千織の膣内に沈んでいく。きゅうきゅうと締め付ける音が、濡れた粘稠な響きと共に満ちていく。千織の豊かな胸が呼吸に合わせて揚れ、その頂点が淡い色に染まって硬く尖っていた。

 

 旅人の手が千織の腰を支える。けれど千織は旅人の手を取り、自分の胸へと導いた。旅人の掌が柔らかな膨らみを包み込み、指の間にその重みが沈む。

 

「空……胸も触って。あなたの手で感じたいの」

 

 千織の声は熱っぽく、けれどこそばゆような響きがあった。旅人は千織の乳首を指先で転がしながら、腰をゆっくりと突き上げた。

 

「んっ……! あぁっ……! 空……奥に当たってる……!」

 

 千織の背中が弓なりに反り、解けた髪がシーツの上で波を打つ。旅人の剛直が膣奥へと到達し、亀頭の先端が子宮口に触れる。千織の全身がびくんと跳ね、紅い瞳が見開かれた。

 

「そこ……すごく……いい……」

 

 千織は潤んだ瞳で旅人を見下ろした。その表情には確かな悦びと、旅人に対する深い愛情が宿っていた。けれど同時に、枕元のフリーナを意識しているかのように、その声は普段よりも少し大きかった。

 

 ──この人は、僕に見せつけているんだ。

 

 フリーナは膝を抱えたままその光景を見つめていた。千織が旅人の上で腰を動かすたびに、豊かな胸が揺れ、汗ばんだ肌が艶めかしく光る。旅人の手が千織の腰を掴み、その律動に合わせて深く突き上げる。そのたびに千織の嬌声が一段と高くなり、寝室の空気が熱く濃密になっていく。

 

「空……もっと……もっと奥まで……!」

 

 千織の懇願に旅人は応えるように腰を深く沈めた。剛直が子宮口を幾度もノックし、そのたびに千織の全身に電流のような快感が駆け抜ける。紅い瞳が潤み、唇が微かに開いて熱い吐息を漏らす。

 

「あっ……あぁっ……! 空……すごく……気持ちいい……!」

 

 千織は自ら腰を振り始めた。旅人の上で踊るように、円を描くように、前後に揺らす。その動きは淀みなく、豊潤な曲線の身体が波のようにうねる。豊かな胸が旅人の胸板に押し付けられ、その柔らかな膨らみが形を変えて潰れる。

 

 旅人の手が千織の背中を撫で下ろし、華奢な腰の曲線を掌に収める。そしてそのまま臀部を掴み引き寄せた。剛直がさらに深く沈み込み、千織の嬌声が悲鳴に近くなる。

 

「ひゃあっ……! 空っ……! そこ……! 子宮口……! 何度も……当たってる……!」

 

 千織の紅い瞳が快感で潤み、焦点が定まらなくなっていく。負けず嫌いな彼女は普段エッチで主導権を握りたがるが、旅人の剛直が子宮口をノックするたびに、その意志が快楽に溶かされていく。

 

「千織……すごく締め付けてくる……気持ちいいよ」

 

 旅人の低い声が千織の耳元に届く。その言葉に千織の頬がさらに紅潮し、紅い瞳が細められた。

 

「ふっ……当然でしょ……あんたの……好きなだけ……感じさせてあげる……」

 

 千織の声は震えていたが、その響きには確かな誇りがあった。けれど旅人の腰がさらに激しく動き始めると、その誇りも快楽の波に飲み込まれていく。

 

「あっ……! あぁっ……! 空っ……! だめっ……! そんなに……激しく……! 私っ……! イっちゃう……!」

 

 千織の全身が大きく震え、膣内がきゅうきゅうと収縮する。旅人の剛直を強く締め付けながら、千織は背中を弓なりに反らして絶頂の波に身を委ねた。

 

「くぅっ! あぁぁっ……! 空っ……!」

 

 絶頂の余韻で身体が痙攣する中、千織は旅人の胸に手を付き、荒い息を繰り返している。ダークブラウンの髪が汗で肌に張り付き、紅い瞳がとろんと潤んでいる。けれどその瞳の奥にはまだ燃え尽きじていない熱が宿っていた。

 

「空……まだ……終わらないわよ……」

 

 千織は潤んだ瞳で旅人を見下ろし、再び腰を動かし始めた。絶頂で敏感になりきった膣内を旅人の剛直が擦り上げるたびに、千織の背筋に甘い痺れが駆け上がる。けれど負けず嫌いな彼女は止まらない。むしろその動きは前よりも激しくなっていく。

 

 旅人の手が千織の豊かな胸を包み込み、乳首を指先で転がす。同時に腰を突き上げ、千織の律動に合わせて深く沈める。三方からの刺激に千織の身体が翻弄されていく。

 

「あっ……! あぁっ……! 空っ……! 胸も……! 奥も……! 二人で……! 犯してるみたい……!」

 

 千織の嬌声が寝室に満ちていく。旅人の腰の動きがさらに速まり、子宮口を幾度もノックする。そのたびに千織の全身が跳ね上がり、声にならない悲鳴が漏れる。

 

「千織……一緒にイこう」

 

 旅人の低い囁きが千織の耳元に届く。千織は涙で潤んだ紅い瞳で旅人を見つめ、小さく頷いた。

 

「ええ……! 空っ……! 一緒に……! イク……!」

 

 旅人の腰が最後のひと突きのように深く沈み、剛直の先端が子宮口を強く押した。千織の全身が硬直し、膣内がきゅうきゅうと旅人の剛直を搾り上げる。

 

「──っ!! あぁぁっ……!!」

 

 千織の絶頂の嬌声が寝室の空気を震わせる。旅人もまた低く呻きながら、千織の奥で熱い精を注ぎ込んだ。どぷっ、どぷっとした放出の感覚が子宮内膜を直接刺激し、千織は再び絶頂の波に舞い上げられた。

 

「あぁぁっ……! 熱い……! 空のが……! お腹の中に……! 注がれてる……!」

 

 注がれる精の熱さに千織は涙を流しながら歓喜した。旅人の剛直は千織の子宮内で激しく脈打ち、何度も何度も精を吐き出し続ける。注がれた精は膣内から溢れ出すことなく、すべて子宮の中に収まっていった。

 

 やがて脈動が収まると、千織は力尽きたように旅人の胸に倒れ込んだ。解けたダークブラウンの髪が旅人の胸板の上に散らばり、汗ばんだ肌が互いの体温を伝え合う。

 

「空……あなた……やっぱりすごいわ……」

 

 千織の声は掠れていたが、その響きには確かな満足が満ちていた。旅人は千織の背中を優しく撫でながら、その額に口づけを落とした。

 

「千織もすごく気持ちよかったよ」

 

「ふっ……当然でしょ……」

 

 千織は旅人の胸に頬を押し付けたまま微かに笑った。けれどその紅い瞳はまだ完全には焦点が定まっていなくて、絶頂の余韻がまだ身体の中に残っているようだった。

 

 ──僕は、その光景を見つめていた。

 

 枕元に座ったまま、膝を抱え、オッド・アイの瞳を大きく見開いて。旅人と千織が愛し合う全てを、僕は網膜に焼き付けていた。

 

 千織が旅人の上で腰を振る姿。旅人の手が千織の身体を包み込む姿。二人の体温が混ざり合い一つの熱になっていく様子。そして最後に注がれた精の熱さに千織が涙を流して歓喜する姿。

 

 胸の奥の空洞が、また冷たい風を吹き込まれたように広がっていく。けれどその空洞の底に、ナヒーダの言葉が灯した灯りは消えていない。むしろ、目の前で展開される愛し合いを見るたびに、その灯りは少しずつ強くなっているように感じられた。

 

 ──僕も、あんな風になりたい。

 

 その想いはもう胸の奥で形を持ち始めていた。まだ言葉にはなっていない。けれど確かにそこにあって、少しずつ熱を帯び始めていた。

 

 千織が旅人の胸からゆっくりと身を起こし、旅人の剛直から腰を離した。ずぶりと重たい音が響き、白濁とした精液が千織の無毛の秘所から溢れ出し、シーツに新しい染みを作っていく。

 

 千織は旅人の隣に横たわり、荒い息を繰り返している。旅人は千織の髪を優しく撫でながら、その額に口づけを落とした。

 

「千織、休んでて」

 

「ふっ……あんたに休んでって言われる筋合いはないけど……今回は素直に休ませてもらうわ」

 

 千織はそう言いながらも旅人の胸に頬を押し付け、その温もりを享受している。紅い瞳はとろんと潤み、普段の気丈な表情とは異なる柔らかな顔がそこにあった。

 

 旅人は千織の背中を撫でながら、ゆっくりと起き上がった。そして枕元に座るフリーナの方へと視線を向けた。

 

 オッド・アイの瞳と旅人の視線が交わる。フリーナの頬は紅潮し、白い髪が汗で頬に張り付き、唇が微かに震えていた。けれどその瞳の奥には、これまでになかった光が宿っていた。

 

 「フリーナ」

 

 旅人が静かに名前を呼ぶ。その声は低く、優しく、そして何よりも真っ直ぐだった。

 

 「もう、大丈夫だよ」

 

 その言葉の意味を、フリーナは瞬時に理解した。旅人は急かさない。ただ待っている。けれどその待つ姿勢の奥にある確かな想いが、旅人の視線を通して直接伝わってくる。

 

 フリーナの喉が小さく動いた。五百年間演じてきた仮面の下にある素顔が、今にも溢れ出しそうになっている。

 

 「空……僕……」

 

 フリーナの喉が小さく動いた。声は掠れていた。五百年間演じてきた大スターの声ではない。ただの不安な少女の声だった。白い指先が膝を掴む。

 

「僕は……空が好き」

 

 その言葉は、堰を切ったように溢れ出した。震える声が寝室の静寂に染み込んでいく。眠っている千織とシトラリの寝息の合間に、フリーナの告白が溶けていく。

 

「予言の間も、ずっと僕を見ていてくれた。あの時僕の事を最後まで気にかけてくれた。それが嬉しかった。それが……嬉しいってだけじゃなくて、もっとこう……胸が痛くなるような、熱いようなどうしようもない気持ちになって」

 

 フリーナのオッド・アイの瞳から涙が一筋溢れ出した。白い頬を伝い、顎から滴り落ちる。

 

「ここに来てから、ずっと見てた。モナさんもノエルさんも、バーバラさんも甘雨さんも、ニィロウさんもナヒーダさんも、千織さんもシトラリさんも。みんなが空に愛されて、幸せそうな顔をしてるのを見るたびに僕の胸の奥に穴が開いたみたいになるんだ。風が吹き抜けていくような、空っぽになるような感覚。それが嫉妬なのか、羨望なのか孤独の名残なのか、僕には自分でもわからない」

 

 旅人は黙って聞いていた。途中で遮ることもなく、ただ静かにフリーナの言葉を受け止めている。その姿勢が、フリーナの胸の奥の空洞に微かな温もりを灯していく。

 

「ナヒーダさんに言われたんだ。『ここにあるものを言葉にするだけ』って。僕の心はもう決まってるって。あとは言葉にするだけだって」

 

 フリーナは一度深く息を吸った。白い髪が微かに揺れ、オッド・アイの瞳がまっすぐに旅人を捉える。涙で潤んだ瞳の奥に、確かな光が宿っていた。

 

「僕は空が好き。僕を、幸せにしてほしい」

 

 その言葉は、五百年間の孤独を経てようやく形になった想いだった。フリーナの声は震えていたが、その響きには確かな覚悟が込められていた。

 

 旅人はゆっくりと立ち上がった。ベッドの端から一歩、フリーナの方へと歩み寄る。その動作は静かで、けれど迷いがなかった。フリーナのすぐ傍まで来ると、旅人はしゃがみ込みその小さな身体を包み込むように抱きしめた。

 

 フリーナの身体がびくりと跳ねた。けれど逃げなかった。旅人の胸板に頬を押し付けられ、その温もりと鼓動を直接感じる。五百年間、誰にも触れられずにいた身体が今、旅人の腕の中にある。

 

「フリーナ」

 

 旅人が耳元で囁く。その声は低く、熱を帯びていた。

 

「君の気持ち、ちゃんと受け止めたよ。だから……もう、一人で抱え込まなくていい」

 

 旅人の手がフリーナの背中を撫でた。白い髪の間を通り抜け、華奢な肩甲骨のラインをなぞる。その手つきは優しく、けれど確かな愛情に満ちていた。フリーナは旅人の胸に顔を埋めたまま、小さく頷いた。涙が旅人のシャツに染み込んでいく。

 

「空……僕、ずっと怖かった。素の自分を見せたらがっかりされるかもしれないって。大スターのフリーナじゃなくて、ただの小心者で見栄っ張りで孤独に震えていた僕を見たらって」

「知ってるよ」

 

 旅人が静かに応えた。その言葉は、フリーナの心の奥底まで届いた。

 

「フリーナが小心者なところも、見栄っ張りなところも、孤独に震えていたところも。全部知ってる。それでも俺は、君が好きだよ」

 

 その言葉に、フリーナの全身が微かに震えた。五百年間誰にも言えなかった言葉が、旅人の口から直接伝えられた。それがどれほどの救いになったか。フリーナは旅人の胸に顔を埋めたまま、声を上げて泣いた。五百年分の涙が堰を切ったように溢れ出した。

 

 旅人はそんなフリーナの背中を根気強く撫で続けた。泣き止むまで、ずっと。その手のひらの温もりがフリーナの冷え切った心の底を、少しずつ温めていく。

 

 やがて、フリーナの涙が止まった頃。旅人はそっとフリーナの身体を離し、その顔を覗き込んだ。涙で濡れたオッド・アイの瞳が、潤んだ光を宿して旅人を見上げている。白い頬は紅潮し、唇が微かに震えていた。

 

「フリーナ」

 

 旅人が静かに名前を呼ぶ。その声は、これから先の時間を確かめるように静かで、けれど確かな熱を帯びていた。

 

「君のペースでいい。今日は……どこまででも、君が望むところまで」

 

 その言葉に、フリーナは小さく首を横に振った。涙で濡れた頬が、微かに緩む。それは五百年間演じてきた大スターの笑みではなく、ただの少女の不器用で、けれど真っ直ぐな笑顔だった。

 

「……最後まで。僕を、空のものにして」

 

 その声は震えていたが、けれど迷いはなかった。フリーナの小さな手が、旅人のシャツの裾を掴む。白く細い指先が微かに力を込めていた。

 

 旅人は頷いた。そしてフリーナの身体をゆっくりと抱き上げた。小さな身体は驚くほど軽く、けれど確かな重みがあった。五百年間の孤独の重みが、今、旅人の腕の中にある。

 

 ベッドの上では、いつの間にか千織が目を覚ましていた。紅い瞳が薄っすらと開かれ、二人の様子を静かに見つめている。その隣でシトラリも寝返りを打ち、蒼い瞳を微かに開いた。

 

「……千織、シトラリ」

 

 フリーナが小さく呟くと、千織は微かに微笑んだ。その笑みは挑発でも悪戯でもなく、ただ静かな理解に満ちていた。

 

「気にしないで。私たちは、見てるだけだから」

 

 千織の声は掠れていたが、その響きには確かな慈しみがあった。シトラリもまた、薄ピンクから紫へのグラデーションの髪を揺らしながら、微かに頷いた。

 

「ワタシたちは……もう、たっぷり愛されたから。今度はフリーナさんの番よ」

 

 その言葉にフリーナの頬がさらに紅潮した。けれど逃げなかった。旅人の腕の中で、小さく息を吸いそして頷いた。

 

 旅人が腕の中のフリーナの寝間着をゆっくりと脱がせていく。淡い水色のシルクのボタンが一つずつ外され、白い肌が少しずつ露わになっていった。下着をつけていないため、上と下でフリーナの清らかな裸体が旅人の目の前に曝け出される。

 

 オッド・アイの瞳が恥ずかしさに揺れ、白い頬が瞬く間に紅潮した。五百年間誰にも見せたことのない身体が、洞天の寝室の柔らかな灯りの下で、旅人の視線に晒される。小ぶりな胸が呼吸に合わせて微かに起伏し、その頂点が淡い桻色に染まっている。華奢な腰の曲線が床の灯りを浴びて白く発光し、無毛の秘所が静かに秘められたまま旅人の前に横たわっていた。

 

「……綺麗だよ」

 

 旅人がただそれだけを口にすると、フリーナの全身がびくりと震えた。その声は低く、熱を帯びていて、けれど何の飾りもない真っ直ぐな言葉だった。大スターとしての称賛でも、演技としての賛辞でもない。ただ一人の男が、一人の少女の身体を前にした時の、素直な感嘆。

 

「……嘘」

 

 フリーナの声は掠れていた。オッド・アイの瞳が潤み、白い髪がシーツに散らばる。

 

「嘘じゃない。フリーナは綺麗だって、俺は思ってる」

 

 旅人はそう言うと、フリーナの身体をそっとベッドに寝かせた。シーツの冷たい感触が火照った肌に触れ、フリーナの肩が微かに跳ねた。旅人はその肩に優しく手を添え、フリーナの瞳を真っ直ぐに見つめた。

 

「空……」

 

 フリーナの唇から漏れた声は、五百年間演じてきた大スターのものではなかった。ただの、不安な少女の声だった。

 

 旅人がゆっくりと顔を近づけ、フリーナの唇に自分の唇を重ねた。

 

 触れるような、羽が触れるほどの軽いキスだった。五百年間誰にも触れられずにいた唇が、初めて他者の体温を感じる。その感触が唇から全身へと伝わっていくようで、フリーナの背中が微かに反り、白い指先がシーツを掴んだ。

 

 旅人の唇が離れると、フリーナのオッド・アイの瞳が薄っすらと開いた。潤んだ瞳が旅人を捉え、その奥に不安と期待が入り混じった光が揺れている。

 

「……もう一度」

 

 その声は小さく、けれど確かな願いを含んでいた。旅人は頷き、再び唇を重ねた。今度は触れるだけのキスではなかった。旅人の唇がフリーナの唇を啄むように愛撫する。上唇を食み、下唇を吸い、唇の端を舌でなぞる。そのたびにフリーナの肩が跳ね、白い指先がシーツを強く握りしめた。

 

「んっ……」

 

 フリーナの唇から初めての甘い吐息が漏れた。五百年間誰にも触れられずにいた身体が、旅人の唇の熱に少しずつ溶かされていく。旅人の舌がフリーナの唇を割り、口内へと侵入した。舌と舌が触れ合い、互いの味を確かめ合う。フリーナの舌は最初は戸惑いながら旅人の舌に触れたが、次第にその動きに応え始めた。

 

 ねっとりとした水音が寝室の静寂に響く。五百年間の孤独を溶かすような、長く深い口づけ。旅人の手がフリーナの頬を包み込み、その体温を確かめるように撫でた。

 

「あ……んっ……空……」

 

 唇が離れると、銀色の糸が二人の間に引いた。フリーナのオッド・アイの瞳がとろんと潤み、頬が桜色に染まっている。五百年間演じてきた大スターの仮面はもうどこにもなかった。ただの一人の少女が、初めての口づけに頬を染めている。

 

 旅人はフリーナの額に口づけを落とした。次に眉間に、鼻梁に、そして閉じた瞼に。その一つ一つが祈りのように静かで、丁寧だった。フリーナの身体から力が抜けていく。緊張が溶け、恐怖が薄れ、代わりに温もりが染み込んでいく。

 

「空……僕を……全部……」

 

 フリーナの声は震えていた。けれどその瞳には迷いはなかった。五百年間積み上げてきた仮面の下にある素顔が、初めて旅人の前に晒されている。

 

「わかってる。ゆっくりやるから」

 

 旅人の声は優しかった。その手がフリーナの首筋を辿り、鎖骨の窪みをなぞり、そしてゆっくりと下へと降りていった。

 

 旅人の唇がフリーナの首筋に触れた。舌が鎖骨の窪みをなぞり、唇が脈打つ喉元を優しく吸う。そのたびにフリーナの背中が微かに反り、白い指先がシーツを掴む力が強くなった。

 

「んっ……あっ……」

 

 フリーナの声は小さく、恥ずかしそうだった。五百年間誰にも触れられずにいた身体が、旅人の唇の熱に少しずつ反応していく。旅人の唇が鎖骨から下へと降り、胸の谷間に触れた。

 

 フリーナの胸は小さく、旅人の掌に余るほどだった。けれどその形は美しく、淡い桜色の乳首が旅人の視線を恥ずかしそうに受け止めている。旅人はその小さな胸を掌で優しく包み込んだ。

 

「ひゃっ……」

 

 フリーナの肩が跳ねた。初めて他者に胸を触れられた感触が、電流のように全身を駆け抜ける。旅人の掌が優しく揉み、その重みを確かめるように動く。小さな胸が旅人の掌の中で形を変え、その頂点が硬く尖っていく。

 

「空……胸……触ってる……?」

 

 フリーナの声は信じられないという響きを含んでいた。五百年間、自分の身体を誰かに触れさせることなど想像もしなかった。それが今、旅人の掌の中で自分の胸が優しく揉まれている。その事実がフリーナの心の奥底で何かを溶かしていく。

 

「触ってるよ。フリーナの胸、小さくて可愛いね。もっと触っていい?」

 

 旅人の言葉にフリーナの頬がさらに紅潮した。小さいことを指摘されて恥ずかしがるはずの言葉が、旅人の口から出ると何の比較もない純粋な賛辞として響いた。

 

「……嘘じゃない……? 本当に……?」

「嘘じゃない。フリーナの全部が綺麗で、エッチだよ」

 

 旅人の唇がフリーナの乳首に触れた。淡い桜色の頂点を舌で転がすように愛撫する。その感触にフリーナの背中が弓なりに反り、シーツを握りしめる指先が白くなった。

 

「あっ! あぁっ! 空っ……! そこ……! 初めて……! そんなの初めて……!」

 

 フリーナの声が高くなる。五百年間知らなかった感覚が乳首から全身に伝播していく。旅人の舌が乳首を転がし、唇で優しく吸い、時折歯で軽く甘噛みする。そのたびにフリーナの身体が跳ね、甘い吐息が漏れた。

 

 ベッドの奥では千織とシトラリが静かにその光景を見守っていた。千織は旅人の上着を脱ぎ捨ててシーツに寄りかかり、紅い瞳を細めて二人の様子を観察している。シトラリは蒼い瞳を潤ませながら、薄ピンクから紫へのグラデーションの髪をシーツに広げて横たわっていた。

 

「ふふ……初めてにしては可愛い反応ね」

 

 千織の声は掠れていたが、その響きには確かな慈しみがあった。挑発ではなく、後輩を見守る先輩のような目線だった。

 

「……ワタシたちがあんなに激しかった後なのに……空はまだ元気なのね……」

 

 シトラリの声には呆れと感心が混じっていた。蒼い瞳が旅人のフリーナに触れる手つきを見つめ、その優しさに微かに目を細めた。

 

「……優しいのね。フリーナさんには」

 

 シトラリの呟きは静かだった。二百歳を超える祭司が初めて見る旅人の一面。いや、旅人はいつも優しい。けれど今夜のその優しさは、どこか特別な色を帯びていた。

 

 フリーナの乳首を愛撫していた旅人の唇が、ゆっくりと下へと降りていく。脇腹をなぞり、へその窪みに舌を滑らせ、下腹の柔らかな肌に口づけを落とす。そのたびにフリーナの身体が跳ね、白い髪がシーツの上で波を打った。

 

「空……そこ……」

 

 フリーナの声は震えていた。旅人の唇が下腹を通り越し、太ももの内側へと辿り着いた。旅人の手がフリーナの膝を優しく開く。フリーナは一瞬だけ膝を閉じようとしたが、旅人の優しい眼差しを見て、ゆっくりと力を抜いた。

 

「……見ないで……恥ずかしい……」

「綺麗だよ、フリーナ。君のエッチな場所、もっとよく見せて」

 

 旅人は静かに告げると、フリーナの無毛の秘所に唇を寄せた。その呼気だけでもフリーナの全身がびくりと震えた。旅人の指が無毛の割れ目を優しく開き、淡く脈打つ秘所が露わになる。

 

「あっ……!」

 

 フリーナの声が裏返った。五百年間誰にも触れられずにいた最も秘密の場所が、初めて他者の視線に晒される。恥ずかしさと恐怖と期待が入り混じった感情が胸の奥で渦を巻いた。

 

 旅人の舌がフリーナの秘裂を上から下へとゆっくりとなぞった。その感触にフリーナの背中が弓なりに反り、シーツを握りしめる指先が白くなった。

 

「ひゃあぁっ! 空っ! そこっ! 何っ! 何するの……!」

 

 フリーナの声は悲鳴に近かった。初めての感覚がフリーナの理性を白く弾けさせていく。旅人の舌がクリトリスを捉え、優しく転がし始めた。小さな粒が舌の上で硬く尖り、そのたびにフリーナの全身に電流のような快感が駆け抜ける。

 

「あっ! あぁっ! だめっ! 空っ! そこっ! 変になるっ! 頭がっ! おかしくなるっ!」

 

 フリーナの嬌声が寝室に響く。五百年間演じてきた大スターの声ではない。ただの少女の、初めての快感に翻弄される声だった。旅人の舌は執拗にクリトリスを愛撫し続け、時折優しく吸い、時折舌先で弾く。その緩急のリズムにフリーナの腰が無意識に揺れ始めた。

 

「空……! 空……! 何これ……! すごい……! 頭が真っ白に……!」

 

 フリーナの白い髪がシーツの上で乱れ、オッド・アイの瞳が快感で潤んでいく。旅人の手がフリーナの腰を押さえ、逃げられないようにしながら舌の愛撫を続ける。そのたびにフリーナの秘所から透明な愛液が溢れ出し、旅人の唇を濡らしていく。

 

 旅人はその愛液を丁寧に舐め取った。フリーナの愛液は甘くとろみがあり、その味に旅人は自然と唇を押し付けた。舌が膣口をなぞり、優しく中へと侵入する。

 

「あぁっ! 入ってくる……! 空の舌が……! 中に……!」

 

 フリーナの膣内が旅人の舌を受け入れようとしてきゅうきゅうと収縮する。五百年間誰にも触れられずにいた狭い膣内が、初めての他者の侵入に戸惑いながらも、次第にその温もりを受け入れ始めていた。

 

 旅人の舌は膣内の壁を丁寧に舐め上げ、前壁を優しく刺激した。そのたびにフリーナの背中が跳ね、嬌声が高くなる。旅人の指がクリトリスを転がしながら、舌で膣内を愛撫する。三方からの刺激にフリーナの身体が翻弄されていく。

 

「空……! だめっ! 何か来る……! 頭がおかしくなるっ! 何か……! 弾けるっ!」

 

 フリーナの全身が大きく震えた。五百年間知らなかった絶頂が、フリーナの身体を貫こうとしていた。旅人の舌と指が同時に最も敏感な場所を捉え、フリーナの理性を白く弾けさせていく。

 

「空っ! 空っ! イクっ! 初めて……! 初めてイクっ! あぁぁぁっっ!!」

 

 フリーナの全身が弓なりに反り、オッド・アイの瞳から涙が溢れた。膣内がきゅうきゅうと痙攣し、旅人の舌を強く締め付ける。大量の愛液が溢れ出し、旅人の唇を濡らした。フリーナの嬌声が寝室の静寂を引き裂き、その余韻が洞天の夜空に溶けていく。

 

 旅人はフリーナの秘所から唇を離すことなく、優しく愛液を舐め取った。痙攣が収まるまで、丁寧に舌で愛撫を続ける。フリーナの身体がシーツに沈み、荒い息を繰り返していた。

 

「はぁ……はぁ……空……あれ……何……?」

 

 フリーナの声は掠れていた。オッド・アイの瞳がとろんと潤み、白い髪が汗で頬に張り付いている。五百年間知らなかった感覚に、フリーナの身体も心もまだ追いついていない。

 

「初めての絶頂だよ。フリーナの全部が俺に触れて、感じたんだ」

 

 旅人の声は優しかった。その唇がフリーナの太ももに口づけを落とす。汗ばんだ肌に触れる唇の温もりが、フリーナの心臓の鼓動を落ち着けていく。

 

「……すごい……だった……。頭が真っ白になって……何も考えられなくなって……」

 

 フリーナは潤んだ瞳で天井を見つめていた。その瞳の奥で、何かが変わり始めていた。五百年間積み上げていた仮面が、旅人の唇の熱で少しずつ溶けていく。

 

 旅人はフリーナの身体をゆっくりと起こし、正面から向き合う形で座らせた。フリーナの華奢な身体が旅人の胸板に寄りかかり、互いの体温が直接伝わる。旅人の剛直がフリーナの秘所に触れ、その熱がフリーナの全身を駆け抜けた。

 

「ひゃっ……! これって、空の…? 熱いのが…当たってる……」

 フリーナの声が震えた。旅人の剛直がフリーナの無毛の秘所に当たり、その熱と脈動が直接伝わる。まだ絶頂の余韻で熱く脈打ち濡れそぼっているそこは、旅人を迎え入れる準備ができつつあった。

 

 旅人の剛直がフリーナの秘裂に沿ってゆっくりと滑った。まだ絶頂の余韻で熱く脈打ち、蜜で濡れそぼっているそこに、旅人の熱い楔が触れる。その接触は、フリーナにとって電流にも等しい刺激だった。

 

「ひゃっ……!」

 

 フリーナの華奢な腰が跳ねた。白い太ももの内側が痙攣するように震え、シーツを掴む指先が白くなる。旅人の剛直が秘裂を上下するたびに、溢れ出た愛液が旅人のものに塗り重なっていく。ぬぷ、ぬぷと濡れた音が寝室の静寂に響く。

 

「あっ……あぁっ……空……何……? 当たってる……熱い……」

 

 フリーナの声は震えていた。オッド・アイの瞳が潤み、白い頬が桜色に染まっていく。五百年間誰にも触れられずにいた秘所に、初めて他者の熱が直接伝わる。その感触があまりにも強烈で、フリーナの身体は意思とは無関係に身もだえを始めた。

 

 旅人の剛直がフリーナの秘裂の最も敏感な箇所を擦った瞬間、フリーナの背中が弓なりに反った。

 

「ひゃあぁっ! そこっ! だめっ! 空っ!」

 

 フリーナの腰が無意識に揺れ、旅人のものに秘所を押し付ける。愛液がさらに溢れ出し、旅人の剛直をぬるぬると濡らしていく。その感触が旅人の腰の奥に甘い痺れを送り、剛直の硬度が増していく。

 

 ──可愛い。

 

 旅人はそう思った。五百年間の孤独を経てようやく素顔を晒した少女が、自分の熱に触れて身悶えるその姿が、どうしようもなく愛おしかった。フリーナの震える肩、潤んだ瞳、白い指先がシーツを掴む様子、その全てが旅人の目を釘付けにした。

 

 旅人の手がフリーナの腰を支えながら、剛直を意図的に秘裂の上でゆっくりと滑らせた。敏感なクリトリスを亀頭の腹でゆっくりと圧迫する。そのたびにフリーナの身体がびくんびくんと跳ね、甘い悲鳴が漏れた。

 

「あっ! あぁっ! 空っ! 何するのっ! そんなっ! 擦らないでっ! だめぇっ!」

 

 フリーナの抗議は、けれど声としてはほとんど甘えに近かった。白い髪が汗で頬に張り付き、オッド・アイの瞳が快感で潤んで焦点を結ばなくなりかけている。口では嫌がりながらも、その腰は無意識に旅人の動きに合わせて揺れていた。

 

 旅人はその様子をいつの間にか楽しんでいた。フリーナの秘裂に剛直を滑らせるたびに、愛液がさらに溢れ出し、旅人のものをどろどろに濡らしていく。フリーナの身体が反応するたびに、その可愛らしさに旅人の胸の奥が熱くなった。意図的に亀頭の先端でクリトリスを弾くように動かすと、フリーナの全身が大きく跳ねた。

 

「ひゃうっ!? 空っ! 今っ! そこっ! わざとっ! わざとやったでしょっ!」

 

 フリーナの声が一瞬高くなった。オッド・アイの瞳が見開かれ、頬が真っ赤に染まる。旅人が自分の反応を楽しんでいることに気づいたのだ。五百年間演技を続けてきたフリーナの観察力は、快感に溺れかけていても鈍ってはいなかった。

 

「空! ちょっと! 僕の反応見て楽しんでるでしょ! ひどい! 僕がっ……僕が初めてなのにっ! からかうなんてっ!」

 

 フリーナの抗議は早口で、声は裏返り、けれどその瞳の奥には怒りと同じだけの期待が揺れていた。白い指先が旅人の胸板をぽかぽかと叩く。その拳には力が込められていなくて、むしろ甘えたタッチに近かった。

 

 旅人はその小さな拳を掌で包み込んだ。フリーナの抗議がぴたりと止まる。オッド・アイの瞳が旅人を見上げ、その瞳の奥で不安と期待が入り混じった光が揺れている。

 

「フリーナが可愛くてつい。ごめん」

 

 旅人の声は低く、素直だった。言い訳も照れ隠しもない。ただ真っ直ぐに、自分の感情を言葉にしただけだった。

 

 その言葉に、フリーナの頬がさらに紅潮した。オッド・アイの瞳が大きく揺れる。五百年間、誰にも言われたことのない言葉。大スターとして称賛はされ続けてきた。けれど「可愛い」と言われたことはなかった。大スター・フリーナには似合わない言葉だったから。けれど旅人の口から出ると、その言葉は何の飾りもない真実として胸の奥に届いた。

 

「……っ……うう……」

 

 フリーナの目から涙が溢れ出した。白い頬を伝い、顎からシーツに落ちる。旅人の手を握りしめたまま、小さく震えている。

 

「……ずるいよ……そんなこと……言わないで……僕が……僕が耐えられなくなる……」

 

 その声は掠れていて、五百年間演じてきた大スターの声ではなかった。ただの、初めて愛された少女の声だった。

 

 旅人はフリーナの涙を親指で拭い、その額に口づけを落とした。

 

「大丈夫。ゆっくりやるから」

 

 旅人の声は優しかった。その手がフリーナの腰をしっかりと支え、剛直をフリーナの秘裂の入口に当てた。ぬぷりとした感触。愛液で濡れそぼっているそこは、旅人の先端を優しく受け入れようとしていた。

 

 旅人はゆっくりと、本当にゆっくりと、腰を前へと進め始めた。

 

 亀頭がフリーナの膣口を押し広げていく。狭い入り口が旅人の太さに微かに抵抗し、けれど愛液の滑りがそれを助ける。ぬるりとした音と共に、亀頭の先端が膣内に沈み込んだ。

 

「あっ……! 入ってくる……! 空の……! 熱いのが……!」

 

 フリーナの背中が微かに反り、白い指先が旅人の手を強く握りしめた。五百年間誰にも触れられずにいた狭い膣内が、初めての他者の侵入に戸惑いながらも、次第にその熱を受け入れ始めていた。

 

 旅人はさらに腰を前へと進めた。剛直が膣内をゆっくりと押し広げていく。きゅうきゅうと締め付ける感触が旅人のものを包み込み、その熱と狭さに旅人の腰の奥が痺れた。

 

「あっ……あっ……空……奥まで……来てる……」

 

 フリーナの声が震えていた。けれどその震えには恐怖の色はなく、むしろ未知の感覚に戸惑いながらもそれを受け入れようとする覚悟が滲んでいた。

 

 剛直がさらに奥へと進み、フリーナの処女膜に旅人の亀頭が触れた。薄い膜が旅人の先端に押し付けられ、微かな抵抗が伝わる。

 

 旅人はそこで腰の動きを止めた。

 

 寝室の空気が変わった。窓の外からは洞天の星明かりが差し込み、フリーナの白い肌を淡く照らしていた。

 

 旅人の視線がフリーナの瞳と結ばれる。オッド・アイの瞳が潤んだまま旅人を見上げている。その瞳の奥には、不安と、期待と、そして五百年間待ち続けた渇望が混ざり合っていた。

 

「フリーナ。今から君を俺の女にするよ。良い?」

 

 旅人の声は静かだった。低く、熱を帯びていて、けれど何の強制もない。ただ真っ直ぐに、一つの少女の人生を変える問いかけとして寝室の静寂に落ちた。

 

 フリーナは旅人の瞳を見つめ返した。潤んだオッド・アイの瞳の奥で、五百年間積み上げてきた仮面の最後の欠片が、音を立てて崩れていく。

 

 そしてフリーナは微笑んだ。

 

 それは五百年間演じてきた大スターの笑みではなかった。演技でも、礼儀でも、見栄でもない。ただの一人の少女が、初めて愛した人に全てを委ねる、不器用で、けれど真っ直ぐな笑顔だった。白い頬は涙の跡が残り、唇が微かに震えていて、けれどその瞳だけは迷わず旅人を捉えていた。

 

「はい」

 

 その一言は、五百年の孤独を経てようやく形になった答えだった。短く、小さく、けれど何よりも確かな言葉。

 

 旅人は頷いた。そして一気に腰を沈めた。

 

 剛直がフリーナの処女膜を貫いた瞬間、鋭い痛みがフリーナの下腹を走り抜けた。

 

「──っ!!」

 

 フリーナの全身が硬直し、オッド・アイの瞳が見開かれた。白い指先が旅人の手を握りつぶすほどの力で掴む。息が止まり、声が出ない。五百年間誰にも触れられずにいた身体に、初めての痛みが走り抜けていく。

 

 旅人は動きを止めた。フリーナの身体が硬直しているのを感じながら、その手を握りしめたまま、じっと待っている。焦らない。急がない。ただフリーナの身体が痛みを受け入れ、慣れるのを待つ。

 

 数秒が永遠のように感じられた。

 

 やがてフリーナの身体から力が抜け始めた。硬直していた四肢の緊張が解け、荒い息が漏れ始める。オッド・アイの瞳から涙が溢れ出し、白い頬を伝ってシーツに落ちた。

 

「……いた……かった……」

 

 フリーナの声は掠れていた。小さく、震えていて、五百年間演じてきた大スターの声ではなかった。ただの、痛みに耐えた少女の声だった。

 

「……でも……もう……大丈夫……」

 

 フリーナは潤んだ瞳で旅人を見上げた。その瞳の奥には痛みの残滓と同じだけの覚悟が宿っていた。白い指先が旅人の手を握りしめたまま、微かに力を込める。

 

「……動いて……空……」

 

 その懇願は静かだった。五百年間の孤独を経て、ようやく旅人に全てを委ねた少女の声。旅人は頷き、フリーナの身体に負担をかけないように、極めてゆっくりと腰の律動を始めた。

 

 剛直がフリーナの狭い膣内をゆっくりと動く。処女膜を貫いた後の膣内はまだきつく、旅人のものをきゅうきゅうと締め付ける。その熱と狭さに旅人の腰の奥が痺れたが、フリーナの様子を注意深く観察しながら、決して急がない速度で抽送を続けた。

 

「あっ……あっ……空……動いてる……奥が……動いてる……」

 

 フリーナの声から痛みの色が少しずつ薄れ、代わりに微かな熱が滲み始めた。五百年間知らなかった感覚が、フリーナの身体を内側から少しずつ満たしていく。旅人の剛直が膣壁を擦り、そのたびに電流とは違う、より深く粘着質な快感が背筋を這い上がる。

 

「……フリーナ、痛くない?」

 

 旅人が低い声で問うと、フリーナは小さく首を横に振った。白い髪がシーツの上で揺れる。

 

「……痛くない……もう……最初だけだった……今は……変な感じ……奥が熱いの……」

 

 その言葉に旅は腰の動きを少しだけ速めた。ゆっくりと引き、そしてゆっくりと深く突き入れる。そのたびにフリーナの背中が微かに反り、甘い吐息が漏れた。

 

「あっ……空……だんだん……気持ちよくなってきた……」

 

 フリーナの声に確かな変化が現れた。痛みの残滓が消え、代わりに快楽の色が滲み始めている。旅人の剛直が膣奥へと到達し、亀頭の先端が子宮口に触れた瞬間、フリーナの全身がびくりと跳ねた。

 

「ひゃっ……! そこ……! 奥に……当たってる……!」

 

 旅人はそこで一旦動きを止め、フリーナの瞳を覗き込んだ。潤んだオッド・アイの瞳が旅人を見上げている。その瞳の奥には、痛みを超えた先にある未知の感覚への期待が揺れていた。

 

「フリーナ、もっと気持ちよくなるよ」

 

 旅人が囁くと、フリーナは小さく頷いた。白い指先が旅人の手を握りしめたまま、その体温が掌から伝わってくる。

 

「……うん……お願い……空……僕を……もっと……」

 

 旅人はフリーナの腰を両手で支え、腰の律動を再開した。今度は少しだけ深く、少しだけ速く。剛直が膣内の壁を丁寧に擦り上げ、そのたびにフリーナの嬌声が一段と高くなっていく。

 

「あっ! あぁっ! 空っ! 奥がっ! 擦られてるっ! なんかっ! すごいっ! 頭がっ! ふわふわするっ!」

 

 フリーナの白い髪がシーツの上で乱れ、オッド・アイの瞳が快感で潤んでいく。五百年間知らなかった感覚が、旅人の律動と共にフリーナの身体を内側から満たしていく。痛みはもうどこにもなかった。あるのはただ、旅人と繋がっているという事実と、その繋がりが生み出す熱だけだった。

 

「フリーナの中、すごく気持ちいいよ。きつくて、熱くて、俺をぎゅっと抱きしめてくれるみたい」

 

 旅人の低い声がフリーナの耳元に届く。その言葉にフリーナの頬がさらに紅潮し、オッド・アイの瞳が潤んだ。

 

「……っ……そんなこと……言わないで……恥ずかしい……」

 

 言葉では恥ずかしがりながらも、フリーナの膣内は旅人の言葉に反応してさらに強く締め付けた。旅人の剛直をきゅうきゅうと包み込み、奥へと迎え入れようとする。五百年間誰にも触れられずにいた身体が、旅人の熱を必死に受け入れようとしていた。

 

 旅人の腰の動きが少しずつ速まっていく。フリーナの嬌声が高くなり、白い太ももの内側が旅人の腰に絡みつく。汗ばんだ肌が擦れ合い、二人の体温が混ざり合って一つの熱となっていく。

 

「あっ! あぁっ! 空っ! 空っ! もっとっ! もっと奥までっ! 来てっ!」

 

 フリーナの懇願に旅人は応えるように、さらに深く腰を沈めた。剛直が子宮口を幾度もノックし、そのたびに電流のような快感がフリーナの全身を駆け抜ける。オッド・アイの瞳から涙が溢れ、白い頬を伝って落ちる。けれどその涙は痛みのものではなかった。五百年間の孤独が溶かされていく歓喜の涙だった。

 

「空っ! 空っ! 僕っ! 僕っ! 何か来るっ! またっ! あの時みたいにっ! 弾けるっ!」

 

 フリーナの全身が大きく震え始めた。旅人の剛直が膣内の前壁を擦り上げた瞬間、五百年間知らなかった絶頂の予兆が背筋を駆け上がる。旅人はフリーナの腰をしっかりと支え、さらに深く突き上げた。

 

「フリーナ、一緒にイこう」

 

 旅人の低い囁きがフリーナの耳元に届く。フリーナは涙で潤んだ瞳で旅人を見上げ、小さく頷いた。

 

「うんっ! 空っ! 一緒にっ! 一緒にっ! あぁぁっっ!!」

 

 フリーナの全身が弓なりに反り、膣内がきゅうきゅうと痙攣した。旅人の剛直を強く締め付けながら、フリーナは五百年間の孤独を溶かす絶頂の波に飲み込まれた。同時に旅人も低く呻き、フリーナの最奥で熱い精を注ぎ込み始めた。

 

「あぁぁっっ!! 熱いっ! 空のがっ! お腹の中にっ! 注がれてるっ! すごいっ! 熱いのがっ! 奥にっ! いっぱい来てるっ!!」

 

 どぷっ、どぷっとした放出の感覚が膣内を満たしていく。フリーナは涙を流しながら旅人の胸にしがみついた。五百年間誰にも触れられずにいた身体の最も深い場所が、旅人の熱で初めて満たされていく。その温もりが全身に広がり、心の奥の空洞を少しずつ埋めていくようだった。

 

 注がれた精が膣内から溢れ出し、フリーナの無毛の秘所からシーツにゆっくりと流れ落ちる。白濁とした染みがシーツに新しい模様を描いていく。旅人の剛直はフリーナの膣内でまだ脈打ち続け、最後の一滴まで注ぎ込もうとしていた。

 

 旅人はフリーナの身体を強く抱きしめた。華奢な背中が旅人の掌の中に収まり、その温もりが指先から心の奥底へと伝わっていく。

 

「フリーナ。俺のものになってくれて、ありがとう」

 

 旅人の囁きが耳元に届いた瞬間、フリーナの目からまた涙が溢れ出した。けれどそれは悲しみの涙ではなかった。五百年間待ち続けた言葉が、ようやく届いたから。

 

「……空……僕……僕……」

 

 フリーナの声は震えていて、言葉がうまくまとまらない。五百年間演じてきた大スターの弁舌は、旅人の腕の中では全く役に立たなかった。ただ涙を流しながら、旅人の胸に顔を埋め、その温もりを全身で吸い込んでいる。

 

「……僕は……空のもの……?」

 

 その問いかけは小さく、不安げで、五百年間の孤独が滲んでいた。旅人はフリーナの身体をさらに強く抱きしめ、その白い髪に口づけを落とした。

 

「ああ。フリーナは俺のものだよ。そして俺はフリーナのものだ」

 

 その言葉に、フリーナの身体から残っていた力が全て抜けた。五百年間背負い続けてきた重荷が、旅人の腕の中でようやく下ろされた。フリーナは旅人の胸に頬を押し付け、その鼓動を直接感じながら、穏やかな寝息へと変わっていった。

 

 旅人もまたフリーナの温もりの中で目を閉じた。膣内にはまだ剛直が埋まっており、時折脈打つたびにフリーナは小さく身じろぎをする。注がれた精が膣内の奥でゆっくりと広がり、フリーナの全身を温かく満たしていく感覚。その温もりに包まれながら、五百年間孤独だった少女は深い眠りの底へと沈んでいった。

 

 ベッドの奥では、千織とシトラリが静かにその光景を見守っていた。千織は紅い瞳を細め、その頬に微かな笑みを浮かべている。シトラリは蒼い瞳を潤ませながら、薄ピンクから紫へのグラデーションの髪をシーツに広げて横たわっている。

 

「……ふふ。やっとね」

 

 千織の声は掠れていたが、その響きには確かな慈しみがあった。挑発でも悪戯でもない。同じ恋人としての、深い理解と祝福だった。

 

「……ワタシは……正直に言うと……ちょっと嫉妬してる」

 

 シトラリの呟きは静かだった。蒼い瞳が旅人とフリーナの絡み合う身体を見つめ、その指先が無意識にシーツを握りしめている。

 

「でも……あの二人の空気は……ワタシたちとは違うわね。五百年分の孤独を溶かしてる……そういう空気」

 

 シトラリの言葉に千織は頷いた。紅い瞳が二人の寝顔を見つめ、その表情に微かな羨望と、それ以上の安らぎが浮かんでいる。

 

「そうね。あの子がやっと素顔を見せられた。だいぶかかったけど……まあ、悪くないわね」

 

 千織の声は静かだった。その紅い瞳の奥に、稲妻の国からフォンテーヌへ渡り、自分の夢を追い続けてきた者の強さと、同じ人を愛する者としての優しさが同居していた。

 

 洞天の夜空には星々が静かに瞬き続けている。その光が窓から差し込み、四つの身体が横たわるベッドを淡く照らしていた。旅人の腕の中でフリーナが穏やかな寝息を立て、その隣で千織とシトラリが静かに目を閉じ始める。

 

 家族がまた一人増える。

 

 その思いが胸の奥に温かな灯りとして灯る。モナの予言はまだ続く。テイワット中の想いを寄せる女の子たちが、この楽園に足を踏み入れていく。そしてその一人一人が旅人の愛を受け、新たな命を宿していく。

 

 星々は静かに瞬き続けている。その一つ一つが出会いであり、愛であり、そして未来への約束なのだと、旅人は意識の隅で確信していた。

 

 





賢者タイムで読み切った人へ。どんな部分が癖に刺さりました?

もし、こんなシチュエーションで子作りしてる女の子の姿が見たいというのがあれば全部読んだ詳しい感想と一緒により詳しく書いてあったら、

もしかしたら参考にするかもしれない。

でも感想とかよりお気に入りにしてくれる方が嬉しいので、感想が面倒な人は、お気に入りにしてくれると嬉しいです。


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