月光はまだ臥室の隅々にまで静かな銀糸を紡ぎ出している。その薄明かりの中で、胡桃とフリーナは互いの顔に散った白濁を、まるで星屑を拾い集めるかのように舌で拭い取っていた。
「ん~…」
「ちょっ…」
胡桃の舌がフリーナの瞼に触れた瞬間、オッドアイの瞳がわずかに震えた。濡れた睫毛の先に、月明かりが一滴の宝石のように光る。
「ふふ、あったか~い♡」
胡桃が微笑み、舐め取った精を飲み込む。その喉仏が小さく動いた。フリーナもまた、胡桃の頬を伝う白い筋を指先でなぞり、ためらいがちに舌を伸ばした。フォンテーヌの大スターが誰に見せることもない無防備な姿で、恋人の精液を味わっている。その行為は背徳的で、けれどどこか神聖な儀式のようにさえ見えた。
旅人はその光景を、煙緋の腰を支えながら見つめていた。腹の底で、まだ鎮まりきらない熱が燻っている。二人の少女が互いの顔を舐め合うその愛らしさと淫靡さに、理性の残骸が微かに軋む音がした。
「──っと、煙緋大丈夫?」
名前を呼ぶと、煙緋の身体がびくりと反応した。法廷で鍛え上げた舌鋒は今や跡形もなく、ただ甘い吐息が漏れるだけだ。旅人は腕に力を込め、腰砕けになった彼女の身体を支え直した。膝が笑って立つことすらままならない。法律家としてのプライドが、快楽の波に完全に洗い流されてしまったのだ。
「…わ、私の威厳はどこへ行ったんだ…」
掠れた声でそう呟く煙緋の頬は、まだ熱く火照っている。旅人は答える代わりに、片手でナヒーダの小さな体も抱き寄せた。知恵の神は、旅人の胸元に額を預けたまま、まだ浅い呼吸を繰り返していた。白い髪の隙間から見える耳の先が、うっすらと紅い。
「ふふ、結局みんなこうなるのね」
ナヒーダの声は、掠れてはいたが確かに楽しげだった。その言葉に煙緋が抗議の視線を向けようとしたが、旅人の腕に抱かれたままでは身体を起こすことすらできない。ただ角をわずかに震わせることしかできなかった。
旅人は二人を抱えたまま、ゆっくりとベッドの中央へと歩を進めた。スプリングが二人分の体重を受けて軋む。まず煙緋を仰向けに寝かせ、続いてナヒーダをその隣に優しく横たえた。白いシーツの上で、赤い伝統衣装と薄いネグリジェのコントラストが月光に映える。
「空、あの…」
煙緋が寝転がったまま旅人を見上げた。ティールグリーンの瞳が、恥じらいと期待で揺れている。前掛けはまだ胸元で留められているが、その下はもう無防備だった。太ももの内側には、先ほどの愛液が光る筋となって残っている。
その横で、ナヒーダが静かに目を閉じた。小さな胸が上下するたび、ネグリジェの裾がわずかにめくれ、白い肌が覗く。妊娠を経てなおも初々しいその姿に、旅人の胸の内で何かが熱く疼いた。
ベッドの足元では、胡桃とフリーナが互いの身体を寄せ合いながら、まだ余韻に浸っていた。包帯と薄布が絡み合い、まるで二匹の蝶が一つの繭に包まれているかのようだった。
「さて、と」
旅人はベッドの端に腰を下ろし、三人の少女たちを見回した。月光がシーツの上に降り注ぎ、それぞれの肌を銀色に縁取っていく。煙緋の脇腹の鱗が、ナヒーダの尖った耳が、胡桃の緋色の瞳が、フリーナのオッドアイが、すべて同じ熱を帯びて旅人を見つめていた。
旅人は両腕に二人の少女を抱え込むと、まるで壊れ物を扱うかのような慎重さでベッドの中央へと移動した。スプリングが三人分の体重を受け止め、かすかな軋みを上げる。
まず煙緋を仰向けに横たえられたシーツの波間に沈める。続いてその上にナヒーダを重ねた。赤い伝統衣装の上に薄いネグリジェが被さり、異なる色彩と質感が混ざり合う。獬豸の血を引く法律家と五百年の知恵を司る神。二人の体温が互いに伝播し合い一つの熱源となって旅人の肌を灼いた。
そして旅人はその二つの身体の間に自らを割り込ませた。狭い隙間に滑り込み二人の少女を左右から包み込む体勢になる。肌と肌が触れ合う面積が増えるたびに心臓の鼓動が共鳴していくようだった。
「大丈夫? 苦しくない?」
眼下に横たわる二人に問いかけながら旅人は優しくキスを落とした。まず煙緋の額へ。次にナヒーダの唇へ。触れるだけの口づけは愛の誓いのように軽くそれでいて確かな重みを持っていた。
「ん…平気だ」
「ふふ…煙緋、温かいわ」
二人の声が重なる。煙緋の声はまだ震えていてナヒーダの声は甘く掠れていた。旅人は彼女たちの髪を梳きながら耳元で愛を囁いた。言葉は具体的なものではなくただ「好きだ」という想いそのものを音に変えたものだった。それだけで二人の頬が更に紅潮し瞳が潤んでいく。
旅人の手が煙緋の前掛けを捲り上げ露わになった秘所へと伸びた。すでに愛液でぐっしょりと濡れた花弁は旅人の指先を待ち構えていたかのようにひくついている。指で開口部をなぞると熱い蜜が糸を引いた。
「あ…っ」
煙緋の腰が跳ねる。法律家としての理性はもうどこにもないただ快楽を請うただの女の反応だった。旅人は己の猛った剛直を彼女の入り口に押し当てた。先端が粘膜に触れた瞬間電流のような快感が背骨を駆け上がった。
「入れるよ、煙緋」
囁きと共に腰を押し進める。狭い膣道が旅人の形を飲み込んでいく。きつい締め付け。数の子天井と呼ばれる名器が襞の一枚一枚が生き物のように旅人の肉棒に絡みつき歓迎した。
「ひぁっ…! あぁぁ…!」
煙緋の喉から悲鳴にも似た嬌声が漏れた。身体がのけぞり脇腹の鱗が月光の下で浮き上がる。旅人はその反応を楽しみながら更に奥へと突き進んだ。子宮口に到達した瞬間より一層激しい締め付けが襲い旅人の理性を揺さぶった。
「すごいよ煙緋…締め付けが強くて気持ちいい」
耳元で囁かれる言葉に煙緋の顔が歪む。恥ずかしさと快感がない交ぜになった表情はひどく淫らで愛らしかった。旅人はピストン運動を開始した。ゆっくりと奥まで突き入れ引き抜くその動作は波のようだった。
その振動は上に重なっているナヒーダにも伝わっていた。旅人が腰を打ちつけるたびナヒーダの小さな身体もまた揺れる。
旅人は二人に覆いかぶさり、ナヒーダに啄む様なキスをしながら腰を振る。
「んっ…空…」
ナヒーダが旅人の首に腕を回ししがみついてきた。知恵の神が快楽の波に翻弄されるその姿はなんとも言えずそそられた。旅人はピストンを続けながらナヒーダの唇を塞いだ。舌を絡ませ唾液を交換する。荒い呼吸が混ざり合い寝室の空気が更に熱くなった。
「あっあっあぁっ! 空、そこだめぇっ!」
煙緋の声が高くなる。旅人の剛直が子宮口を叩くたび彼女の身体はびくんと跳ねた。弱点を的確に突かれ法律家はもう抗うことさえ忘れて快楽に身を委ねていた。膣襞が旅人の肉棒を苛め立てより深い快楽を要求してくる。
旅人の腰は一定のリズムを刻み続けていた。それは深く緩やかでいて、時に激しく煙緋の最奥を打ち据える。
「あっ…あぁっ! そこっ…ひぃッ!」
煙緋の喉から漏れる嬌声はもはや言語としての形を成しておらずただの甘い悲鳴へと変貌していた。子宮口を的確に捉え擦り上げるたびに法律家としての彼女を構成する理性の砦が瓦解していく。
熱い粘膜が旅人の剛直を食らいつくさんばかりに収縮し痙攣を繰り返していた。快感という名の電流が神経を駆け巡り彼女の思考を白濁させていく。
「ふぅ…んっ……はぅ…んん」
その振動は間違いなく上に重なるナヒーダへと伝播していた。旅人が腰を打ち付けるたび小さな身体がふわりと浮きそして落ちる。その振動が知恵の神の身体の芯まで揺らすのだ。旅人は休むことなくピストン運動を続けながらナヒーダの唇を貪った。舌を絡ませ唾液を交換する。荒い吐息が混ざり合い室内の湿度は熱帯雨のように上昇していく。
「んっ…ふぅ…そ…らぁっん…♡」
ナヒーダの瞳は潤み焦点が定まらない。五百年の知恵も神としての威厳も旅人の唇と下腹部から伝わる熱の前では無力だった。小さな手が旅人の背に回ってその小さく細い指が背の肉を握り、その微かな痛みが逆に旅人の情欲に油を注いだ。
「ねぇ…空ぁ…煙緋さんや草神様だけズルいぃ」
その間にも寝室の空気は密やかに動いていた。
「僕たちの事も、ちゃんと一緒に愛してよぉ…」
互いの顔に降りかかった白濁を丁寧に舐め取り合った胡桃とフリーナが再び旅人の元へと這い寄ってきた。胡桃が右側に、フリーナが左側に。彼女たちの膝がシーツの上を滑り旅人の太もものすぐ傍にまで迫る。包帯と薄布という各々の出で立ちは乱れ今やその意味を成していないただの飾りとなって彼女たちの肢体に絡みついていた。
旅人はナヒーダとの口づけを深めながらも左右の気配を感じ取っていた。空いている両手が自然と伸びる。まず胡桃の太ももを掴み開かせると、包帯で隠されたその奥にある秘所へとあってない様な包帯の守りをすり抜けて指を滑り込ませた。
「んっ!」
胡桃が甘い声を上げ背筋を反らせた。すでに蜜が溢れトロトロになった花弁は旅人の指を待ち構えていたかのように熱い吐息を吐き出している。指を二本まとめて挿し入れ激しくかき回すと水音が寝室に響き渡った。
「あはっ…空ぃ…そこぉ…ッ♡」
胡桃の腰がくねり指の動きに合わせて踊る。往生堂の堂主が快楽に溺れ自ら腰を振るその姿はひどく淫靡で愛らしかった。
次いで左の手でフリーナの足を開かせる。彼女もまた同様に濡れていた。すっかり愛液で濡れ切った薄布を捲って、ひくつく秘所に遠慮なく指を侵入させ膣壁を掻き回す。
「ひゃぁっ!? あぁ…そんな激しく…だめぇ…!」
フリーナが悲鳴にも似た嬌声を上げ旅人の腕にしがみついた。オッドアイの瞳が涙で潤み白い首筋が反り返る。
四人の嬌声が重なり合い寝室に充満する。
旅人は腰で煙緋を突き上げ、手指で胡桃とフリーナを弄び、唇と舌でナヒーダと堪能して四人を同時に愛し続けた。
それはまるで一つの巨大な生き物が呼吸をするかのような完璧な同調。汗ばむ肌と肌が触れ合い互いの体温が溶け合っていく。鼻孔をくすぐる甘い体臭と愛液の香りが理性を麻痺させ本能を呼び覚ます。
「あっ! あっ! あぁぁっ! 空! もう…もう無理ッ! イクッ、イクゥ!♡」
煙緋の絶叫が限界を告げた。子宮口を執拗に突かれ膣壁が激しく痙攣する。数の子天井と呼ばれる名器が旅人の剛直を限界まで締め付け搾り取ろうとする。その圧倒的な締め付けに旅人もまた限界が近づいているのを感じていた。
「煙緋…ッ!」
旅人は一際深く腰を打ち付けた。先端が子宮口を押し開き最奥へと到達する。
「ひぃあああッ!?」
煙緋の背中が弓なりに反り仰け反った。白目を剥き口から涎を垂らしながら法律家は絶頂した。同時に旅人の剛直が脈動し熱い精液が子宮の奥へと注ぎ込まれる。
「あぁっ…熱い…注がれてる…ッ!♡」
煙緋はその熱さに震えながら快楽を受け入れていた。
その瞬間左右の手で愛撫されていた胡桃とフリーナもまた限界を迎えた。
「空っ! あぁぁっ! イクッ! イッちゃうぅぅっ!!」
「だめっ! そんな指で…あぁぁぁっ!!」
二人同時に絶叫し身体を硬直させる。秘所から大量の蜜が噴き出し旅人の指と手のひらを濡らした。シーツに新たな染みが広がっていく。
そして唇を塞がれていたナヒーダも旅人の腕の中で小さく震えた。
「んぅぅぅっ…!!」
鋭い息を吐き出し小さな身体が痙攣する。知恵を持つ神が三人の少女と共にキスだけで絶頂の波に飲まれていった。
旅人はゆっくりと腰を引いた。
名残惜しげに数の子天井が吸い付いてくる感触が消え、熱い剛直が空気に触れる。白濁と愛液が混じり合った蜜が糸を引き、月光の下で銀色に光りながら切れた。煙緋の膣口からこぼれ落ちた雫がシーツに黒い染みを作っていく。
法律家はまだ痙攣を続けており、虚ろな瞳で天井を見上げている。
視線はすぐにその上に重なる小さな身体へと向けられた。白いネグリジェの裾から覗く太ももの隙間。旅人は震える指でその割れ目をなぞりながら自らの先端を押し当てた。
「ナヒーダ……入れるよ」
「…ええ、来て頂戴。優しく――ぁああ!」
囁きと共に腰を進める。狭い。あまりにも狭い入り口が旅人の形を拒むように収縮する。けれど彼女は自ら足を開き旅人を受け入れようとしていた。知恵を持つ神がただ一人の男に身を委ねる瞬間。先端が内部に滑り込むと熱い粘膜が押し包んできた。
「んっ……ぅぅっ……!」
ナヒーダの喉から苦悶にも似た吐息が漏れる。彼女の小さな体では到底根元までは飲み込めない。それは分かっていた。旅人はそれ以上無理に押し込むことをせず中途まで挿入した状態で止まった。
目の前には妊娠してふっくらと膨らんだ下腹がある。そこには新たな命が宿っている。かつては子を孕むことなどないと思われていた神の体に芽生えた奇跡。旅人はその膨らみを愛おしげに見ながら慎重に腰を動かし始めた。
子宮口に先端が触れる。柔らかい肉の塊。以前のように強引に押し広げ貫くことはしない。代わりに旅人は子宮口を先端でぐりぐりと押し潰すように擦り上げた。
「ひぅっ! ぁあんっ! そこっ……!」
ナヒーダの背中が弓なりに反った。敏感な場所を的確に捉えられ彼女の身体がびくんと跳ねる。旅人はさらに腰を打ち付け子宮口を突き上げ叩くように刺激した。
「ぁぁっ! 空っ! そこ……だめぇっ!」
強烈な快感に抗えずナヒーダは首を振り乱す。普段の静謐な表情はどこへやらただ快楽に翻弄される少女の顔だけがあった。その無防備な喘ぎ声が旅人の背骨を痺れさせた。
そして旅人の両手も休むことはなかった。左右で身をよじらせている胡桃とフリーナの秘所へ再び指を滑り込ませる。今度は一本ずつ指を増やした。
「あっ! ふゃぁっ!」
「ひぃっ! そんな……激しすぎるぅっ!」
二人同時に悲鳴を上げる。濡れそぼった花弁は旅人の指を受け入れ更に激しくかき回された。膣壁を掻き回し敏感な部分を指先で捏ね上げる。水音が寝室に響き渡り彼女たちの太ももが痙攣した。
「空ぃっ! あぁぁっ!」
「だめっ! 壊れちゃうっ! あぁぁぁっ!!」
胡桃とフリーナもまた限界へと追いやられていた。指が秘所全体を蹂躙するたびに大量の蜜が噴き出し旅人の手のひらを濡らしていく。
四人の嬌声が重なり合い寝室の空気を白濁させていく。旅人はナヒーダの子宮口を執拗に擦り上げながら左右の少女たちの秘所を激しく責め立てた。汗ばむ肌と肌が触れ合い互いの体温が溶け合っていく。この空間だけが世界のすべてであるかのように四人は快楽の深淵へと沈んでいった。
絶頂の余韻に浸る暇など与えない。旅人の指は休むことなく動き続けていた。
「あっ!? 待っ! あぁぁぁっ!!」
胡桃の喉から悲鳴が飛ぶ。先ほど達したばかりの敏感になりきった秘所に容赦なく指が潜り込み最も弱い部分を正確に捉えたのだ。包帯の隙間から覗く太ももが痙攣し緋色の瞳が見開かれる。往生堂の堂主はもう逃げ場を失いただ快楽の波に翻弄されるだけの存在へと成り下がっていた。
「やめっ! そこだめぇっ! またっ! またイッちゃうぅぅっ!!」
抵抗の言葉は嬌声に変わる。旅人の指先が膣壁のひだをなぞり一番脆い場所を執拗に擦り上げるたび胡桃の腰は跳ね上がった。溢れ出す蜜が指の動きを更に滑らかにし摩擦を生み出しては更なる刺激を生んでいく。
一方フリーナもまた同じだった。
「ひゃぁっ! あぁぁっ! そんな…激しく…だめぇぇっ!!」
オッドアイの瞳が涙でぐしゃぐしゃになり白い首筋が反り返る。旅人の指は彼女の中でも最も脆い部分を見つけ出し集中して責め立てていた。初々しい膣壁は旅人の指をきつく締め付け離すまいと収縮を繰り返すがそれは逆に快楽を増幅させるだけだった。
「あっ! あっ! あぁぁっ!! イくっ! またイッちゃうぅぅっ!!」
二人同時に絶頂が弾けた。秘所から大量の蜜が噴き出し旅人の腕を濡らしていく。まるで銀色の雨が降り注ぐかのように透明な液体がシーツに広がる黒い染みを作っていく。腕が水浸しになろうとも旅人の手は止まらない。むしろその濡れた感触がさらなる加虐心を煽った。
そして旅人の腰もまた休むことを知らなかった。
「んぅっ! あぁっ! 空ぁっ!」
ナヒーダの中で剛直が脈動する。半分と少しまでしか入っていないにも関わらずその存在感は圧倒的だった。子宮口に先端が触れるたび小さな身体が震え知恵の神の理性が削ぎ落とされていく。
旅人は左手で胡桃を右手でフリーナを責め立てながら腰の動きを速めた。ナヒーダの子宮口を的確に捉え擦り上げ叩くように刺激する。妊娠してふっくらとした下腹が揺れ新たな命が宿った神聖な場所を旅人の欲望が責め立てる。
「そこっ! だめっ! あぁぁっ! 空ぁぁっ!♡」
ナヒーダの声が高くなる。普段の平坦な声色はどこへやらただ快楽に喘ぐ少女の嬌声だけが寝室に響いた。強烈な快感に抗えず小さな手が旅人の背に爪を立てる。その微かな痛みが逆に旅人の情欲に油を注いだ。
四人の熱が一つの波形になり同期していく。汗ばむ肌と肌が触れ合い互いの体温が溶け合っていく。この空間だけが世界の全てであるかのように四人は快楽の深淵へと沈んでいった。
胡桃とフリーナが再び絶頂の波に飲まれ身体を硬直させる。秘所から更なる蜜が噴き出し旅人の腕を更に濡らした。
「あぁぁっ!!♡」
「ひぃぃっ!!♡」
二人の嬌声が重なり合う中旅人はナヒーダの最奥へと迫った。子宮口が剛直を受け入れひくついている。限界が近かった。
旅人はナヒーダの唇を塞いだ。言葉にならない喘ぎを封じるように深く激しく口づける。舌を絡ませ唾液を交換する。
そして──。
思いっきり子宮口に剛直を押し付けた。
「んぅぅぅっ!!♡」
ナヒーダの身体が弓なりに反った。唇の隙間から漏れる悲鳴にも似た嬌声。子宮口を圧迫された衝撃が小さな身体を貫く。
その瞬間旅人の剛直が脈動し熱い精液が吐き出された。
「──ッ──ッ!♡」
子宮の奥へと注ぎ込まれる熱。白濁した液体が最奥を満たしていく。
ナヒーダの身体がびくんびくんと跳ね痙攣する。知恵の神がただ一人の男に注がれる熱に身を委ね快楽の坩堝へと沈んでいった。
旅人はナヒーダの唇から自分の唇を離し、彼女の最奥に残した余韻を確かめるように一瞬だけ腰を止めた。そのまま静かに身体を離すと、膣口から白濁した液体が零れ落ち、シーツに淡い染みを作っていく。
「はぁー……はぁー……♡」
小さな知恵の神は、まだ痙攣を続ける身体をベッドの上に横たえたまま、虚ろな瞳で天井を見つめていた。
白い髪が汗で額に張り付き、薄いネグリジェの裾が乱れて小さな太ももを露わにしている。その姿は知恵の神とは思えないほど初々しく、そして愛らしかった。
旅人は次に、ぐったりと脱力している胡桃とフリーナへと視線を向けた。二人の少女は互いの身体を寄せ合うようにして横たわっている。包帯と薄布が絡み合い、月光の下で白い波紋のように見えた。二人の呼吸はまだ浅く、時折小さな痙攣が走る。旅人は優しく二人を向かい合わせに寝かせ、それぞれの片足を抱え上げた。
露わになった二人の秘所は、先ほどの激しい愛撫の名残を色濃く残していた。胡桃の秘所は熱を帯び、ひくひくと震えながら旅人を誘っている。フリーナのそこもまた、濡れた花弁が微かに開閉し、待ちきれないと訴えるように脈動していた。
旅人の視線がフリーナの秘所に釘付けになる。薄布一枚の下で、白い肌が月光に照らされて青白く光っている。その奥に潛む熱い粘膜が、旅人の剛直を待ち構えているのが分かった。
ためらいはなかった。旅人は腰を進め、フリーナの秘所に剛直の先端を押し当てた。濡れた粘膜が触れ合う感触。電流のような刺激が背骨を駆け上がる。
「あぁっ!」
一気に奥まで突き立てた瞬間、フリーナの喉から歓喜の嬌声が飛び出した。オッドアイの瞳が見開かれ、白い首筋が反り返る。狭い膣道が旅人の形を飲み込み、きつく締め付けてくる。フォンテーヌの大スターが、ただ快楽に翻弄されるただの少女に還っていく。
「空…ぁ…そんな急に…だめぇ…」
掠れた声で抗議しながらも、フリーナの身体は旅人を受け入れていた。膣壁の襞が一枚一枚旅人の剛直に絡みつき、奥へと引き込もうとする。その強烈な誘惑に、旅人はピストン運動を開始した。ゆっくりと引き抜き、再び深く突き入れる。そのたびにフリーナの身体が揺れ、嬌声が寝室に響き渡る。
「んぁ…空…もっと…もっと奥…」
小さな手が旅人の背に回り、爪を立てる。その微かな痛みが逆に旅人の情欲を煽った。腰の動きを速め、最奥を的確に突き上げる。子宮口に先端が触れるたび、フリーナの身体がびくんと跳ねた。
「あっ! そこ…だめぇっ! あぁぁっ!」
限界が近い。フリーナの膣壁が痙攣し、旅人の剛直を搾り取ろうと収縮を繰り返す。その圧倒的な締め付けに、旅人もまた限界が近づいているのを感じていた。
その時──。
「ねぇ空ぁ…。私にも…おねがい…」
胡桃の甘い声が耳元に届いた。旅人がフリーナを突き上げながら視線を向けると、胡桃が自ら足を開き、秘所を指で広げていた。濡れた花弁が月明かりに照らされ、ひくひくと震えながら旅人を誘っている。往生堂の堂主が、快楽を請うて自ら秘所を晒すその姿はひどく淫靡で、そして愛らしかった。
「空…私の中に…早く…」
切実な願い。旅人は胡桃の秘所に空いている方の手を伸ばし、指を滑り込ませた。ぬるりとした感触。すでに蜜が溢れ、旅人の指を待ち構えていたかのように熱かった。
「……こうかな?」
「あぁっ! ち…ちがうよぉ…指じゃなくてぇ…!」
胡桃の腰が跳ねる。指が最も敏感な場所を捉え、執拗に擦り上げる。水音が響き、蜜が指を濡らしていく。胡桃の喘ぎ声が高くなり、緋色の瞳が潤んで旅人を見上げた。
「ねぇ…早く…私にも…空の…空のおちんちん欲しい…」
「だめ、順番だよ胡桃。もうちょっと指で我慢」
「あぁぁっ!」
旅人はフリーナの中でのピストンを続けながら、胡桃の願いを断って指を激しく動かし、彼女の秘所をかき回す。中指を伸ばしながら奥を突き、人差し指を曲げて膣壁を掻き回し、胡桃の膣の入口に近い最も脆い場所を正確に刺激する。
「空っ! そこ…だめぇっ! またイッちゃうぅぅっ!」
胡桃の身体が硬直した。秘所から大量の蜜が噴き出し、旅人の指を濡らす。往生堂の堂主が、ただ快楽に溺れて絶頂するその姿は、月光の下でひどく美しかった。
旅人は胡桃の絶頂を見届けながら、フリーナの中で最後のスパートをかけた。腰を激しく打ち付け、最奥を突き上げる。
「フリーナッ! イクよ! 受け止めて!」
「う、うんっ空ぁっ! あぁぁっ!! イッちゃうっ! イッちゃうぅぅっ!!」
二人同時に絶頂が弾けた。フリーナの膣壁が痙攣し、旅人の剛直をきつく締め付ける。その圧倒的な締め付けに、旅人は耐えきれずフリーナの子宮の奥へと精液を注ぎ込んだ。
「あぁっ…熱いのが……空の子種が注がれてる…ぁぁ♡」
フリーナの身体が震え、オッドアイの瞳が完全に白濁する。旅人の剛直が脈動し、白濁した液体が最奥を満たしていく。その熱さにフリーナはただ嬉しそうに顔を蕩けさせて震えることしかできなかった。
旅人はフリーナの中からゆっくりと腰を引いた。膣口から白濁した液体が零れ落ち、シーツに新たな染みを作っていく。フリーナはまだ痙攣を続けており、虚ろな瞳で天井を見上げている。
旅人の先端がフリーナの最も深い場所に触れる。子宮口という硬く閉ざされた扉を、熱い鉄柱のような剛直で押し開いていく。亀頭でぐりぐりと押し潰すように刺激すると、フリーナの身体が弓なりに反った。
「あ゛ッ…!? あぁぁぁッ!!」
声にならない叫びが喉から溢れ出す。それは五百年もの間閉じ込められていた本音が、快楽という鍵によって無理やりこじ開けられた音だった。オッドアイの瞳が完全に白濁し、焦点を失っていく。思考が焼き切れる寸前の回路のようにショートし、ただ目前の熱だけが全てになる。
「フリーナ……もっと奥に出してあげるよ」
旅人の低い囁きが合図となった。剛直が激しく脈動し、止めどなく白濁した液体が注ぎ込まれる。溶鉄のような熱が子宮の奥を満たしていく感覚。それは単なる生理現象を超えた、魂そのものを注ぎ込むような行為だった。
「い゛ッ…!! きてる……空の…ぉおッ!!♡」
子宮口を直接叩く精液の衝撃に、フリーナはビクビクと小刻みに痙攫した。その熱さは彼女の冷え切っていた心の底まで温めるかのように染み渡っていく。長きにわたる孤独と演技の日々──その全てが報われる瞬間だった。
旅人はフリーナが全てを受け止めるまで、深く結合したまま動かなかった。脈動が収まるまで、互いの鼓動だけが寝室に響いていた。
「っ……はぁぁ…」
やがて旅人はゆっくりと腰を引いた。名残惜しげに粘膜が吸い付いてくる感触が消え、熱い剛直が空気に触れる。フリーナの入り口からこぼれ落ちた白濁が糸を引きながらシーツに落ちていく。
フリーナはまだ痙攫を続けていた。虚ろな瞳で天井を見上げるその表情は、どこか幸せそうでそしてひどく無防備で、恋する一人の少女はただ快楽の余韻に浸っていた。
白濁の熱が注がれた余韻のなか、フリーナの瞳はまだ焦点を結んでいなかった。頬に残る紅潮が、月光と蝋燭の橙が交差する薄闇でゆらゆらと揺れている。旅人はその華奢な身体をシーツの上にそっと横たえ、乱れた前髪を指先で梳いた。水色と紫のオッドアイが、ぼんやりと天井を仰いでいる。
──あったかい♡
声にならない言葉を確かに拾い取った旅人は、わずかに目元を緩めた。答えるように、唇でフリーナの額に触れる。ほんのりと火照った肌が、まだ細かく震えている。その震えが、旅人の胸の奥に微かな痛みを伴う満足感をもたらした。
隣で、胡桃が身体を捩らせた。緋色の瞳が、切実な色を帯びて旅人を見上げている。ずっと指で責め続けられてきた秘所は、もう限界を訴えるようにひくひくと収縮を繰り返していた。そこから溢れる愛液の量はシーツをびしょびしょにしてもなお溢れ出ている。
「もう……我慢、できないよぉ……ねぇ空ぁ……」
「うん、わかってる」
掠れた声に、旅人は短く応えた。言葉よりも先に、身体が動く。指で開いた花弁に己の剛直を宛がうと、待ちわびていたかのように胡桃の腰が揺れた。包帯に包まれた腕がシーツを掴み、爪先がきゅっと縮こまる。
「早く……お願い……」
「胡桃」
名前を呼ぶと同時に、旅人は一気に奥まで突き入れた。狭い膣道が熱い粘膜で旅人を包み込み、蠢くような襞が一枚一枚食いついてくる。その熱と圧力に、旅人の背筋を電流のような快感が走り抜けた。
「あぁぁっ!!」
胡桃の歓喜の悲鳴が寝室に弾けた。背中が弓なりに反り、爪先が天を向く。その勢いで、向かい合っていたフリーナの身体が揺れ、胡桃の手が反射的にフリーナを抱き寄せた。包帯の白と薄布の白が絡み合い、月光の下で重なり合う。
旅人は深く、そして浅くを繰り返した。引き抜くたびに蜜が溢れ、突き入れるたびに胡桃の身体が跳ねる。そのリズムに合わせて、フリーナも小さく揺れ、互いの吐息が重なり合う。
「んんっ……ふぁ……」
胡桃の唇がフリーナの唇を求めて伸ばされる。ためらいがちに、それでも確かに。フリーナのオッドアイが一瞬揺れ、やがて諦めにも似た甘い眼差しで胡桃を受け入れた。
舌と舌が触れ合う音が、寝室の静寂に微かに響いた。
──あ。
旅人の背筋を、電流のような刺激が駆け抜けた。二人の少女が互いに舌を絡め合い、唾液を交換し合うその光景が、網膜に焼き付いて離れない。胡桃の包帯に包まれた腕がフリーナの腰を引き寄せ、フリーナの白い指が胡桃の肩を抱き寄せる。二つの身体が密着し、触れ合う部分から熱が伝播し合っていく。
まるで自分だけが除外されたかのような錯覚。いや──錯覚ではない。二人の世界がそこにあって、旅人はその外側に立っている。
「んふ……ふふ、フリーナかわいい……」
「──っ、胡桃、うるさいぞ……んっ」
胡桃がフリーナの耳元に何かを囁いた。途端にフリーナの頬がさらに紅潮し、オッドアイが潤んでとろりと溶けた。その反応を見て胡桃が嬉しそうに喉を鳴らす。
二人の少女が互いを煽り合い、興奮を高め合っていく様が、旅人の腹の底に重く熱い塊を沈ませていった。
──いけない。
理性の堤防に、小さな亀裂が走った。
旅人の剛直が、胡桃の中で一段と膨張した。硬さを増し、熱を帯び、脈動する。それを感じ取った胡桃の膣壁がびくんと収縮し、緋色の瞳が一瞬だけ旅人の方を向いた。けれどすぐにフリーナの唇へと戻ってしまう。
その視線の動きが、旅人の何かを壊した。
「──胡桃」
呼んだ声は低く、掠れていた。
腰を加速させる。ゆったりとした波のリズムから、一転して激しいピストン運動へ。奥まで突き入れるたびに胡桃の身体が揺れ、フリーナの身体もまた波紋のように揺れる。二人の少女が互いにしがみつき合うその姿が、旅人の視界で激しく揺れた。
「あッ!? あ、空っ、急に──ひぃっ!」
胡桃の嬌声がフリーナの唇の隙間から漏れた。旅人は構わず腰を打ち付けた。突き上げるたびに剛直の先端が子宮口を的確に捉え、荒々しく打ち据える。
「あッあッ! そこっ、あぁぁッ! 空っ!」
胡桃の背中が反り、包帯の隙間から覗く肌が月光の下で粟立った。フリーナを抱きしめる腕に力がこもり、爪が背中に食い込む。けれどフリーナはその痛味すら甘受するかのように、胡桃の首筋に顔を埋めた。
「空、空ぁ……! だめっ、そんな激しくッ──あッあッあぁぁッ!」
子宮口を執担に突き上げられ、胡桃の理性が砕け散っていく。往生堂の堂主としての威厳も、悪戯っぽい笑みも、すべてが快楽の波に洗い流されていく。ただ旅人の存在をその身の奥で感じ取ることだけが全てになった。
「……ちゃんと、俺もここにいるよ」
掠れた声が、鼓膜を震わせた。胡桃の緋色の瞳が、涙で潤んだまま旅人を見つめ返す。
「あっ、あぁ……空、空……!♡」
名前を呼ぶ声が、泣き声に変わっていく。旅人はさらに腰を加速させた。子宮口を的確に突き上げ、押し開き、最奥を叩き据える。胡桃の膣壁が激しく痙攣し、旅人の剛直をきつく締め付ける。数の子天井とは違う、若く未成熟な膣の、それでいて旅人を離すまいとする必死な収縮。その愛おしさに、旅人の胸の奥が痛むほどに満たされた。
フリーナがその振動を感じ取った。胡桃の身体を通じて伝わる旅人の腰の律動。触れ合う股座から、直接響いてくる性交の衝撃。オッドアイの瞳が揺れ、小さな唇が震えた。
「……空。ぼ、僕も……」
言葉にならない願いが、吐息に混じって漏れた。旅人は空いている片手を伸ばし、フリーナの太ももを撫で上げた。薄布の下で既に濡れそぼった秘所に指を滑り込ませると、フリーナの身体がびくりと跳ねた。
フリーナの秘所に潛り込んだ二本の指が、膣壁の襞を執拗にかき回していた。人差し指と中指を曲げ、内壁の最も脆い部分を的確に捉えて捏ね上げる。まるで琴の弦を弾くかのような繊細でいて容赦のない動き。水音が寝室の静寂を打ち破り、フリーナの太ももが痙攣した。
「あッ! ひゃぁッ! そんな…指で…そんな激しくッ──あぁぁッ!」
フリーナのオッドアイが完全に潤み、焦点が定まらなくなっている。薄布一枚の下で白い肌が紅潮し、白い首筋が反り返る。旅人の指が動くたびに、彼女の身体は正直に反応し、声にならない懇願が漏れ続ける。
その間にも旅人の腰は休むことを知らず、胡桃の最奥を的確に捉え、子宮口を執拗に突き擦り、押し上げた。剛直の先端が硬く閉ざされた扉を叩くたび、胡桃の腹の底から何かがせり上がってくるような感覚が波のように押し寄せては引いていく。
「あッ! あぐッ! 空ぁッ! お腹のなかっ…なにかくるッ!」
胡桃の嬌声が泣き声に変わる。腹の中を直接かき回されるような感覚──子宮口という最も脆い扉を外から押し潰される衝撃が、背骨を伝って脳髄まで突き抜けていく。往生堂の堂主がなす術もなく快楽に翻弄され、包帯の隙間から覗く肌が粟立ち、爪先がシーツを引っ掻いた。
旅人の剛直が一際深く突き入る。子宮口を押し開くのではなく、まるで扉そのものを揉みほぐすかのようにぐりぐりと圧迫する。胡桃の腰が跳ね、緋色の瞳が涙でぐしゃぐしゃに濡れたまま見開かれた。
「ひぉッ…! だめッ…そ、そこぉッ! ぉぉおッ!?♡」
悲痛ともつかない嬌声が寝室の天井に反響する。身体の奥で何かが溶け出していくような感覚。子宮口を通じて直接腹部の神経を刺激されるその快感は、胡桃がそれまで経験したことのない種類のものだった。膣壁が痙攣し、旅人の剛直を離すまいと必死に締め付ける。けれどその収縮すらも快楽を増幅させるだけで、逃げ場のない波が彼女を飲み込んでいく。
──あぁ、もうだめだ。
胡桃の意識が白濁していく。思考の輪郭が溶け、ただ旅人の熱だけが全身を支配していく。名前を呼ぶ声が次第に言葉を成さなくなり、ただの甘い悲鳴へと変わっていった。
旅人は胡桃の中で腰を打ち振りながら、左手でフリーナの膣壁をかき回し、二人の少女を同時に追い詰めていた。右手は胡桃の腰を掴んで深く突き入れるための支えとし、左手はフリーナの秘所を責め立てる。身体一つで二人を同時に愛する──それは器用さ以上に、執着に近い渇望だった。
胡桃の嬌声が高くなり、フリーナの喘ぎが重なる。二つの声が互いに交じり合い、寝室の空気を熱く濃く染め上げていく。汗ばむ肌と肌が触れ合い、互いの体温が溶け合っていく。その熱が旅人の背骨を伝い、下腹の奥で重く熱い塊となって凝縮されていく。
「空…空ぁ…もっと…もっとぉ…♡」
胡桃が泣きながら求める。その声が、旅人の加虐心を煽った。腰の動きをさらに加速させ、子宮口を激しく突き上げる。叩くように、抉るように、押し潰すように。剛直の先端が子宮口を的確に捉え、何度も何度も打ち据える。
「あぐッ! お゛ッ! あ゛ッ! あぁぁぁッ!!♡」
胡桃の背中が弓なりに反った。包帯の隙間から覗く白い肌が月光の下で青白く光り、脇腹の筋肉が痙攣する。緋色の瞳が完全に虚ろになり、口から涎が垂れる。往生堂の堂主が、ただ快楽に溺れる少女に成り果てていく。
その顔が、すぐ隣にあるフリーナの顔に近づいた。胡桃の唇が震え、フリーナの唇を求めて伸ばされる。オッドアイの瞳が一瞬揺れ、やがて諦めにも似た甘い眼差しで胡桃を受け入れようとした──その瞬間。
旅人の顔が割り込んだ。
三人の顔が重なり合う。旅人の舌が、まず胡桃の舌に触れた。続いてフリーナの舌へ。二つの舌を一本の舌で絡め取り、同時に貪る。唾液が混ざり合い、口づけの音が湿っぽく寝室に響いた。
「んむッ…! んぅ…ふぁ…」
胡桃の声が旅人の口の中で震える。フリーナの吐息が旅人の頬にかかる。三人の唇が重なり合い、舌が絡み合い、唾液が混ざり合う。それはキスと呼ぶにはあまりにも淫靡で、けれど嫌悪感はどこにもない。ただ三つの魂が一つの熱に溶け合っていくような、背徳的で神聖な行為だった。
旅人の舌が胡桃の口腔を隅々まで味わい、次いでフリーナの舌を絡め取る。交互に、そして同時に。二つの異なる味が舌の上で混ざり合う。胡桃の唾液は甘く熱く、フリーナの唾液は涼やかで繊細だった。その対比が、旅人の理性をさらに削いでいく。
──止まらない。
旅人の腰は加速した。胡桃の子宮口を執拗に突き擦り、押し上げ、叩き据える。左手の指はフリーナの膣壁を激しくかき回し、最も脆い部分を容赦なく責め立てる。口では二人の舌を同時に貪り、唾液を交換し合う。
三つの身体が一つの生き物のように連動し始めていた。旅人が腰を打つたび胡桃が揺れ、その振動がフリーナに伝わり、フリーナの痙攣が胡桃の身体に波及する。循する快楽の連鎖。逃れられない波形。
「んッ! んむッ! ふぁぁッ!」
三人の嬌声が一つの声になり、口づけの隙間から漏れる。互いの吐息が混ざり合い、寝室の空気が熱帯の蒸気のように湿り気を帯びていく。汗ばむ肌が触れ合い、体温が溶け合い、個体の境界線が曖昧になっていく。
旅人の剛直が胡桃の最奥で膨張した。限界が近い。子宮口を押し開き、その奥へと迫る。胡桃の身体が硬直し、膣壁が痙攣して旅人をきつく締め付ける。
同時に旅人の左手の指も限界を超えた速度で動いていた。フリーナの膣壁が指に絡みつき、収縮を繰り返す。指が動くたびに水音が響き、蜜が溢れ出す。フリーナの太ももが痙攣し、白い指が旅人の腕に食い込んだ。
三人の唇が離れた。唾液の糸が月光の下で銀色に光り、切れた。
「空ッ! 空ぁッ! イクッ! イッちゃうぅぅッ!!♡」
「だめッ! そんな…あぁぁッ! 僕も…僕もッ──!!♡」
胡桃とフリーナの絶叫が重なり合った。二人同時に身体が硬直し、秘所から大量の蜜が噴き出す。胡桃の膣壁が旅人の剛直を限界まで締め付け、フリーナの膣壁が旅人の指をきつく吸い込む。シーツに新たな染みが広がり、月光の下で黒く光った。
旅人は胡桃の最奥へと一際深く腰を打ち付けた。剛直の先端が子宮口を押し開き、その奥へと到達する。脈動。炸裂。白濁した熱が子宮の奥へと注ぎ込まれていく。
「出すぞっ……胡桃っ! 種付けでイケ!」
「あ゛ッ!! きてるッ! 空のがきてるぅぅッ!!♡」
胡桃の背中が弓なりに反り、白目を剥いた。子宮の奥に注がれる熱が、彼女の全身を駆け巡る。腹の底に広がる温かさ。それは単なる生理現象ではなく、旅人の存在そのものが彼女の中に刻み込まれる瞬間だった。
「フリーナ、イケ! もっとイケっ! フリーナッ!!」
旅人の左手もまた、フリーナの最奥を捉えた。中指の腹で子宮口を的確に押し潰すように刺激する。その衝撃が、フリーナを二度目の絶頂の淵へと突き落とした。
「ひぃッ!! あぁぁぁぁッ!!♡」
フリーナの身体が跳ねた。オッドアイの瞳が完全に裏返り、白い首筋が反り返る。五百年の孤独も演技も仮面もすべてが快楽の波に洗い流され、ただの少女に還っていく。秘所から溢れる蜜が旅人の手のひらを濡らし、シーツに滴り落ちた。
三人の身体が同時に震えた。
波のように押し寄せては引いていく絶頂の余韻。互いの鼓動が重なり合い、呼吸が同期する。汗ばむ肌が触れ合い、体温が溶け合い、個体の境界線が曖昧になったまま、三人は静かに崩れ落ちていった。
胡桃の子宮に注ぎ込まれた熱が、ゆっくりと引いていく。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「はぁ…はぁ――ん、ぁぁ……」
旅人は名残惜しげに腰を引いた。結合が解ける瞬間、胡桃の膣壁が名残を惜しむように微かに収縮し、白濁の一滴が糸を引いてシーツへと落ちる。
「──ふぅ」
汗ばんだ額に前髪が張り付き、旅人は短く息を吐いた。月光の下、三人の少女たちの肢体がシーツの波間に沈んでいる。胡桃はまだ小さく痙攣を繰り返し、フリーナは虚ろなオッドアイを天井に向けたまま、口元に満足げな笑みを浮かべている。
「胡桃」
名前を呼ぶと緋色の瞳がゆっくりとこちらを向いた。焦点を結ぶまでに、瞬きが三度。
「ん……なぁに?」
声は掠れ、けれど確かな甘さを含んでいた。旅人はその頬に手を添え、汗ばんだ肌越しに温もりを確かめながら、そっと唇を寄せた。触れるだけの口づけ。けれど胡桃はその名残を惜しむように、自分からもう一度啄むように唇を重ね返してくる。
「……ふふ。空のキス、甘いね」
悪戯っぽく笑う声が少しだけ鼻にかかっていた。その言葉に、旅人は眉を下げて笑みを返す。
「胡桃が甘すぎるんだよ」
「えへへ。光栄ですう」
言いながら胡桃は、まだ夢見心地のフリーナの肩に手を伸ばした。
「フリーナもおいでよ」
「……ん、」
促されるままフリーナが身を寄せる。旅人は二人の少女の顎に順番に手を添え、唇を落とした。フリーナは一瞬だけ肩を強張らせたが、すぐに力を抜きその口づけを受け入れる。薄布越しに伝わる体温が、まだ火照っているのが分かった。
「……僕からも、していいかい?」
唇が離れた後フリーナが小さくそう言った。オッドアイの瞳が、旅人の唇と視線を行き来している。
「もちろん」
返事を聞くより早くフリーナは身を乗り出した。不器用な口づけが、旅人の口元を捉える。五百年の演技者が振るうにはあまりにも拙い、けれど真っ直ぐなキスだった。
一息ついて旅人は身体を起こした。汗ばんだ肌が夜気に触れて心地よい。まだ余韻に浸る二人をベッドの右側に並べ、反対側に寝転んでいた煙緋とナヒーダへと向き直る。
「煙緋」
名を呼ばれてティールグリーンの瞳が上目遣いに旅人を見上げた。脇腹の鱗が、月光を受けて微かに煌めいている。
「……何だ」
声はまだ少し硬い。けれどその角が、ぴくりと反応したのを旅人は見逃さなかった。
「こっち来て」
短く告げると煙緋は一瞬だけ迷うように視線を彷徨わせ、やがてゆっくりと身を寄せてきた。旅人はその肩を抱き寄せ、汗で張り付いたサーモン色の髪を指先で梳いてやる。
「ん……」
ふわりと鼻にかかった声が漏れる。敏感な鱗の辺りを、旅人の指先が通り過ぎたからだ。角の根元から背中へと流れるように生えた鱗の列を、爪先でなぞるように撫でる。
「……っ、おい、そこは」
「ここ、好きだよね」
「好きって……ぁ」
抗議の声は途中で溶けた。旅人はその反応を確かめながら、煙緋のこめかみに唇を落とす。額へ、目尻へそして耳元へ。
「煙緋も、おいで」
最後にそう囁くと旅人はナヒーダの方を向いた。小さな知恵の神は、まだベッドの端に腰かけたまま、静かにこの光景を見つめていた。緑の瞳が、月光を受けて硝子のように澄んでいる。
「ナヒーダ」
名前を呼ぶと彼女は小さく首を傾げた。白い髪が、さらりと肩から滑り落ちる。
「ふふ。なんだか、順番待ちしてるみたいね」
平坦な声に、微かな照れが混ざっていた。旅人は手を伸ばし、その小さな手を取った。ひんやりとした指先が、けれどすぐに温もりに変わっていく。
「待たせてごめん」
「謝らなくていいわ。こういうのは……とても新鮮だから」
言いながらナヒーダは自分から旅人の胸元へと歩み寄った。小さな身体が、すっぽりと腕の中に収まる。旅人はその身体を抱き、一緒にベッドへと横たわった。
煙緋が左側にナヒーダが胸の上に。胡桃とフリーナが右側に並び、五人分の体温がシーツの上で溶け合っていく。
「……はぁ」
天井を見上げて旅人は深く息を吐いた。荒い呼吸はもう落ち着きかけている。けれど身体の芯にはまだ熱が燻っていて、それが心地よい疲労感となって全身に広がっていた。
「みんな、大丈夫?」
問いかける声に、まず応えたのは胡桃だった。
「もー、空ってば心配性なんだから。大丈夫だよ、ちょー元気」
「……僕も、平気だよ」
フリーナが続く。その声はまだ少し掠れていたが、確かな満足感を含んでいた。
「私も問題ないわ。少し……疲れたけれど」
ナヒーダの声は、いつも通りの平坦さを取り戻している。けれど旅人の胸元に頬を寄せる仕草は、どこか甘えた子供のようだった。
「煙緋は?」
左腕の中の法律家に問いかけると、彼女は少し間を置いてから小さく息を吐いた。
「……ああ。問題ない。ただ……」
「ただ?」
「……いや。何でもない」
言いかけて煙緋は口を噤んだ。けれど旅人の腕が肩に回されると、その身体からふっと力が抜ける。
「無理しなくていいよ」
囁くような声に、煙緋はティールグリーンの瞳を細めた。
「……そういうところだぞ」
「え?」
「何でもないと言っている」
ぶっきらぼうに返しながら煙緋は旅人の胸元へと額を押し付けるように身を寄せた。角が旅人の鎖骨に当たって、ひやりとした感触が走る。
「……少しだけ、こうしていてくれ」
消え入りそうな声だった。旅人は何も言わず、ただ腕に少しだけ力を込める。その拍子に、胸の上で丸くなっていたナヒーダが小さく身じろぎした。
「ふふ。煙緋ったら、甘えん坊ね」
「なっ……! 違う、これは、その、」
「ええ、分かっているわ。照れ隠しでしょう?」
ナヒーダの言葉に煙緋がむっと押し黙る。その様子を見て、胡桃がくすくすと笑い声を漏らした。
「煙緋さんってば、そういうとこ可愛いよねぇ」
「うるさいぞ胡桃。今の私はとても繊細な状態なんだ。あまり揶揄わないでくれ」
「はーい」
胡桃は気の抜けた返事をしながら、それでも笑みを絶やさない。その顔には、確かな親愛の色が浮かんでいた。
フリーナが小さく欠伸をする。
「……悪いけど、僕はもう寝る。明日も予定があるし……」
「えー、もう寝ちゃうの? フリーナ」
「仕方ないだろう。僕は多忙なんだ」
言いながらフリーナは胡桃の肩に頭を預けた。薄布越しに伝わる温もりに、その表情がゆるやかに綻ぶ。
「おやすみ、フリーナ」
「……おやすみ」
短い挨拶を交わして、フリーナは目を閉じた。その寝息はすぐに規則正しいものへと変わり、やがて静かな寝息が寝室の空気に溶けていく。
胡桃もまた、あくびを噛み殺しながらフリーナに寄り添った。
「私もそろそろ……ねむ……」
「おやすみ、胡桃」
「ん……おやすみ、空。みんなも……」
途切れがちの声と共に、胡桃の意識もまた眠りの底へと沈んでいく。
残ったのは旅人と左腕の中の煙緋と、胸の上のナヒーダだけだった。
「……二人とも、眠くない?」
問いかけると、まずナヒーダが応えた。
「私は、もう少しだけ起きていたいわ。せっかく……こうしているのだから」
胸の上で、小さな身体がもぞもと動く。緑の瞳が、上目遣いに旅人を見上げた。
「空は? 眠い?」
「うーん……少しだけ。でも、もうちょっとこうしていたいかな」
「ふふ。奇遇ね。私もよ」
会話が途切れると、寝室には静寂が戻ってきた。けれどそれは気まずい沈黙ではなく、五人の呼吸と体温が織りなす穏やかな静けさだった。
煙緋が小さく口を開く。
「……なぁ、空」
「ん?」
「今日のこと……私は、その……」
言い淀む声に、旅人は首を傾げた。
「どうしたの?」
「……いや。何でもない」
結局煙緋はそれ以上何も言わず、ただ旅人の胸元に額を押し付けたまま、静かに目を閉じた。その頬が微かに熱を帯びているのを、旅人は腕越しに感じていた。
ナヒーダが、小さく笑う気配がした。
「煙緋さんは、言葉にするのが苦手なのね」
「……悪いか」
「いいえ。そういうところも、可愛らしいと思うだけよ」
「──っ」
煙緋が何か言い返そうとして、けれど結局それは叶わなかった。ナヒーダの小さな手が、彼女の手をそっと包み込んだからだ。
「今夜は、こうしていましょう。みんなで」
その声は静かでけれど確かな温もりを含んでいた。五百年の知恵を持つ神が紡ぐ言葉は、不思議と心の奥底に染み渡る。
旅人は天井を見上げたまま、小さく頷いた。
「そうだね」
月光はまだ寝室を満たしている。その冷たくも柔らかな光の中で、五つの鼓動がゆっくりと重なり合っていく。やがて煙緋の呼吸も規則正しいものへと変わり、ナヒーダの小さな身体も旅人の胸の上で心地よい重みとなっていった。
旅人は最後にもう一度だけ天井を見上げ、目を閉じた。
──明日は何をしようか。
そんな考えが頭の隅をよぎる。けれどそれは明日のこと。今はただ、この温もりに身を委ねていたい。そう思いながら、旅人の意識もまたゆっくりと眠りの淵へと沈んでいった。
窓の外では、月が静かに夜を見守っていた。
賢者タイムで読み切った人へ。どんな部分が癖に刺さりました?
もし、こんなシチュエーションで子作りしてる女の子の姿が見たいというのがあれば全部読んだ詳しい感想と一緒により詳しく書いてあったら、
もしかしたら参考にするかもしれない。
でも感想とかよりお気に入りにしてくれる方が嬉しいので、感想が面倒な人は、お気に入りにしてくれると嬉しいです。
ちなみに!
生まれてくる子供の名前は一切合切これっぽっちも決まっておりません!!
基本的に今後も生まれてくる子は全員ある程度決まってます。
以下その設定。
↓
性別:女
容姿:母親似
髪色:母親似
瞳の色:旅人似(金色)
成長後の性格:母親似
名前:【未定】
感想と一緒に「誰」との子は「 」と名前候補を残してくれると非常に助かる。