太郎……主人公の少年は、二人の猫獣人にべったりと甘えられていた。
3人はヤニねこの部屋の中、畳の上に座っていた。座っている少年に、極上の美人獣人2人が、ごろごろにゃーご、と猫丸出しで甘えてきたのだった。
少年は左右の手で、それぞれの獣人の胸を揉んでいる。
左手は、ヤニねこ。もうすっかりヤニ臭さは消えてしまい、甘いバラのような体臭が漂う。おっぱいはずっしりと重く大きく、それでいて重力に逆らってぷるんと上向きで、柔らかい。いくらでも揉んでいられる。最近はカンサイに教わって少しだけ化粧をしているとの事で、それも目元と眉だけだが、それだけでもうアイドルに見えるほどのキラキラの女の子に変わっており、そんな子に甘えられるのは極上の気分だ。
右手は、カンサイ。もともと化粧関係のバイトで働いているだけあってお洒落だったが、最近の美しさはお洒落といった領域ではなく、大抵の男を惑わせるほどの魅惑の美の持ち主になりつつあった。少年と付き合って以来、肌が10代の頃に戻ったようなコンディションになり、化粧しない方がええんちゃうと言いながらも絶妙なナチュラルメイクをし、髪もすっと手が通るキラキラの輝きを取り戻し、自分でも完璧な美しさだと思うようになった。周りもそう思っているのだろう、とうとう最近はバイト先でもモデルに転向させられる程だった。おっぱいは着痩せするタイプでもともと大きかったが、今ではずしっと重みを感じるほど大きくなってきた。もともと羽二重餅のような甘ったるい感触の肌だったが、最近は触っているだけで指先が蕩けて消えていくような、極上の触り心地になってきていて、これまたカンサイに甘えられている気分は最高だった。
「最近、皆に会っても誰も挨拶してくれなくなったにゃあ」
「気が付かれて無いんちゃう、いやマジで」
二人は胸を揉まれていても、気にせず雑談をしている。
もともと獣人は性に対してあまりセンシティブな感覚を持ち合わせていない。ヤニねこはしょっちゅう裸でウロついていたし、カンサイは大学やバイト先では落ち着いた美人を装っていたが獣人ボロアパートでは飲み会のラストでは必ず裸踊りをするほどだった。
それでも、人間が自分達の肌を見たがったり、胸や尻を触りたがったりするという事は知っている。最近はそれが顕著になってきた。
最近ヤニねこは、電車の中やバスの中で、後ろにいる男に触られる事が多くなった。特に気持ちいいものでもなかったが、ヤニねこは気にせず触らせていた。
胸がたっぷたぷと揺れるのがちょっとウザいとは思いつつも、特に咎める理由も無かった。自分の胸がこんなにも男達を夢中にさせるのか、と冷静にじっくりと観察していると、目撃者が現れ騒ぎ出し、痴漢は警察に突き出されていった。
そういった経験を何度も経て、最近ようやっと、自分の胸が、人間の男にとって宝物のようなもので、いつまでも揉んでいたいし、触っていたいものだという事が判ってきた。
少年に会った時、試しに胸で顔をサンドイッチしてみたら、とても喜ばれた。でも外でしないでね、と怒られた。それ以来、ヤニねこは少年に積極的に胸を押し付けるようになった。
カンサイは、もともと普通に人間の女と同じように育てられたため、胸を触られたり見られたりという事は人間の女性に近い感覚だった。が、少年と付き合ってからは自分の体が格段に美しくなり、モデルの写真を撮ってもらった時に思いっきり胸を強調されてしまい、これはとてつもなくいいものを手に入れた、という実感を得るようになった。それ以来、少年と会う時は腕を組んで胸を押し付け、二人きりになったらまず少年の顔を自分の胸に誘導するようになった。
「タロー、気持ちいいにゃあ?」
「うん。夢みたい。こんな美人2人とイチャイチャ出来るとか、ホントに幸せだよ」
「アハハ、イチャイチャとか、いつの時代やねん」
3人は、楽しい時を満喫していた。
じゃれあい、カンサイが試しにヤニねこの胸を触って驚いてみたり、逆に触らせて感想を言わせたり。
ヤニねこの長い舌と少年の短い舌が絡み合い、続いてカンサイと少年がキスをして、少年が思いついたように3人でキスしたいというと、ヤニねこは大人しく従い、カンサイは恥ずかしがって「いや、ヤニ子とキスって、いや、えと」とアタフタしながらも、結局は3人でベロを出し合って舐め合いをしたり。
カンサイにはレズな気持ちは全く無いので、こうして少年とヤニねこの3人でイチャイチャとしているとヤニねことレズっぽい事になる事がたびたび発生したが、それが存外、悪くなかった。
女からして見ても、ヤニねこは美人だし、体中からいい匂いがするし、触り心地も気持ちいい。少年がヤニねこに夢中になる理由もよく判るし、こんないい美人と自分を対等に見てくれるという嬉しさもあった。
カンサイはキスに夢中になり、少年を押し倒し、そのまま唇を強く押し付けた。少年の口の中をカンサイの長い舌が伸びて、犯すように少年の口の中を舐め回す。カンサイは気分が乗って、止まらなくなったようだ。
ヤニねこも少年に抱きつき、そのままズボンとパンツをおろし、少年のモノを出すと、ぱくっと口に入れてしまった。
「っ!」
少年がびくっとしたので、カンサイは事を察した。
(ふぇ、フェラチオ?ウチもした事無いのに……やるなヤニ子……)
ヤニねこのフェラチオは、腰から下が溶けていくかのような、極上の気持ちよさだった。
どうやら昔から、ゆきずりの男や近所のヤンキーなど、ヤニねこの口をオナホに使っている男が多くいたようで、その中に、ピンサロの技術を面白がって教えた男がいるらしいのだ。
そしてヤニねこはフェラチオの技術を学び、伸ばしていった。早く射精させればそれだけ早くシケモクが手に入るからだ。男が射精するのは面白いな、と無邪気に思っていたという事もあった。
結果、ヤニねこのフェラチオは、容赦がない、超一流の技術となったのだ。
フェラチオは、余りにも高度になりすぎると、やられている男からは、何をしているのかさっぱり判らなくなってしまう。舌がどのように動いているのか、ほっぺはどうしているか、何故歯に当たらないのか、奥に届いてしまっているが苦しくないのか……口の中で何が起きているのかさっぱり判らない。が、とにかく蕩けるような極上の心地になる事は、間違いない。
少年は、ヤニねこの手のひらの上で踊らされている事を自覚していた。いつイカされてもおかしくない。それさえコントロールされ、今は気持ちいいところをふわふわさせてもらっている。美女にいい具合に支配される事は、悪いものではなかった。
極上のエンターティメント。ヤニねこの手の上の中で、魂を溶かす遊び。
ただ、少年には懸念があった。
「お姉ちゃん、そんな、出ちゃう……出ちゃうよぉ」
そう、射精。
普通の女性でも、普通の射精をまともには受け止めきれず、咳き込み、悶えてしまう事もある。
そして、少年の射精は、並じゃないのだ。
オナニーの時でさえ、天井にびっと音を立てるほどの勢いで当たるぐらいの勢いで射精をする。量も尋常じゃないし、射精の時間は短くても数分だ。
更に、女性の肌に触れていたり、フェロモンを嗅がされたり、生中セックスをしていたり、強烈な締め付けをされたりすると、射精の勢いも時間もアップする。下手したら30分ほど射精が止まらない時さえある。
フェラチオで、少年が射精してしまったら……多分、その精液を受けられる女性などいない。少年はそう思っていた。
「駄目だって、出ちゃう、出ちゃうよ。」
「ふふっ、『やる』つもりやね。」
カンサイの口ぶりから、ヤニねこは射精量も覚悟した上で、少年を口の中で射精に導こうとしているのが判る。
(いいんだ……出しちゃって、いいんだ)
ヤニねこの舌撃が、激しくなった。少年の唇は再びカンサイに塞がれる。上下から責められ、少年のモノがまた大きくなる。
出ちゃう。イカされちゃう。
こういう時、男はMになる。女にいいようにイカされるのだ。女性の口に、自分のチンポが負けるという事だ。それを甘んじて受け入れ、女性の舌と唇に一瞬でも魂を奪われるという事だ。
少年は、ぐっと、カンサイに抱きついた。キスも激しくなり、カンサイの舌をちゅうちゅうと吸って舐め尽くす。
少年は覚悟し、カンサイにもそれが伝わった。二人はぎゅっと抱き合う。
ヤニねこの口が、チュウチュウと少年のモノを吸い上げ、くちゅくちゅと首を動かして音を立てる。単調なピストンに動きが変わったが、それは少年を絶頂に導くためと、3人全員がそれを理解しあっていた。
ぶちゅっ、ぶちゅっ、ぶちゅっ、ぶちゅっ、
ぶちゅっ、ぶちゅっ、ぶちゅっ……
単調だが、一撃一撃が少年の脳天まで響き、どんどん追い詰められていく。
射精してしまう。
ヤニねこは相変わらずピストンを続けている。カンサイも射精を手伝おうと、熱烈にキスし返してくれている。
カンサイをぎゅっと抱きしめ、舌を吸う。腰をぐっと突き出す。睾丸がぐっと上がる。もう、駄目だ。止められない。
出るっ!
びゅーっ!びゅーっ!びゅーっ!
どくどくどくんっ!びゅっびゅっ!びゅびゅっ!
びゅーっ!びゅーっ!びゅーっ!
まるでお漏らしをしてしまったかのような感覚だ。しばらく、射精させられた気持ちよさに腰を抜かし、カンサイとの強く吸い合うキスをしながら、ぎゅうっと抱きしめた。
キスをしている相手の射精を感じ、カンサイも充分に感じていた。
カンサイとキスしているため、少年は下半身が見えなかったが、気持ちよく射精させられた事は間違いなかった。射精している今でも、舌がチロチロと自分のチンポの下全体を舐め上げてくれている。魂が蕩けそうだ。
どくっ!どくっ!どくっ……
何度も射精を繰り返しながら、腰が持ち上がってしまう。自分の息や唾液が男臭くなるのを感じる。そしてそれはカンサイによって綺麗に吸い取られてしまった事も感じた。
二人。極上の二人。
二人の美女獣人が、自分にご奉仕をしてくれているのだ。これ以上の極楽があるのだろうか。
ぴゅるるっ……ぴゅるるっ……ぴゅるっ……
ぴゅっ……ぴゅっ……ぴゅっ……
射精の時間が終わろうとしていた。それでも、今この瞬間の射精量は、常人の射精よりも遥かに多い。
下半身の蕩ける感覚。下半身が溶けて消えていくような……ヤニねこは何をしてくれているのだろう。
……ぴゅっ……ちょろっ……
……とろっ……ひくっ、ひくひくっ……
最後のひと射精も出て、肉棒が空打ちに震えるだけになった。射精が、終わった。
ようやく、少年とカンサイが、ヤニねこの方を見た。
酷かった。
ヤニねこの鼻の穴から精液がどろどろと流れていた。口周りに特に精液がどろどろに付着しているが、顔、髪の毛、垂れた精液で服まで汚れてしまっていた。
死闘が、あったのだろう。
やはり、少年の射精を受けるなんて、無茶だったのだ。それでも、頑張って、耐えて、それどころかその中で少しでも気持ちよくなってもらおうと、吸い上げ、舌を使い、奉仕しようとしたのだ。
普通の人間なら……いや獣人でも、相当な事だったに違いない。
しかし、それでも、ヤニねこはずっと一物を咥えて離さず、二人を見て、にこやかに、ダブルピースまでした。
それは、出会ったばかりのヤニねこの汚さを連想させたが、同時に、そこまでして自分に尽くしてくれたのだという嬉しさにもなった。
少年は、それを見て、ヤニねこの「心」が可愛い、と初めて思った。魅力的な肉体だけじゃない。何か、男を夢中にさせる魅力が行動や心にある。
それを感じ、大きくなる肉棒。カンサイも、これは仕方ない、と少年から離れる。
ヤニねこは、優しく押し倒され、仰向けになる。
少年から、労るような、感謝の気持ちが籠もった、甘い甘いキス。そして丁寧に服を脱がされ、肌1つ1つ、胸元や太ももなど少し出ている部分を慈しむような愛撫。
途中からカンサイが加わり、二人から奉仕のような愛撫をうけるヤニねこ。
3人が燃え上がるのは、あっという間だった。
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大谷おう也。
にゃがみ原の獣人ボロアパートの大家である。
ぱっと見、エロ漫画によくいる竿役オークに見える。実際、その資質は大いにある。獣人に負けないほどの筋力・体力・体格・性欲。
常人の腕ほど太い陰茎。そして逞しい精力を体現するかのような、人の頭部ほどの大きさの睾丸。
種付けおじさんの中でも、最高ランクの精力の持ち主だろう。
しかし、本人に、その自覚がない。
そもそも種付けおじさんやエロ漫画の大量生産型マッチョ竿役……そんなセックスまみれの生活を、そもそもしていない。そればかりか、下手したら童貞ではないか、と思われるぐらいの女っ気の無さ。
実際、ほんの少し触れられた程度で、射精までしてしまっている(※原作でカンサイにちょんと触れられただけで射精を2回している)。
それどころか、大家としてはかなりまともな方で、いつも掃除をしているし、住人がはだか祭りをしている時などは「早く服を着ろ!」と言って服を着させるし、洗濯物のパンツが風で飛んできたら、どうやって返そうかと数日悩み抜いたりする。
「今日もうっせぇなぁ……」
先ほどから、上の階で酷い声がする。ヤニねこだ。
「死ぬっ、ジんじゃうっ!」
「オグっ、オグッ!」
「出てるっ、すごいの出てるのぉおおおお!」
など、まぁいつもの叫び声だ。これで心配して行ってみたら、ゲロまみれにされるのはまだマシ、ウンチを食わされたり、致死性ガス(おなら)を嗅がされたり、本当に碌な事が無い。
放置して、数時間後に行き、汚物があるようなら片付ける。それが賢いやり方だ。
……おっ、声がやんだか?
まったく……そういや、そろそろ家賃を請求しとくか。ここの住人はどいつもこいつも数ヶ月ぐらい平気で貯めるからなぁ、と帳簿を取り出して整理し始める。
騒音やら異臭やら、とにかく獣人は問題ばかり起こす。獣人ばかりのアパートの大家なんてやると大変だ。ただ、好きでやっている事だし、今更あの住人たちを追い出すなんて事は考えられない。
ああ、ストレスが溜まるな……チンチンがイライラしてきた。
大家はPCでおかずの用意をしながら、ズボンをずり下げた。
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それからしばらくして。
大家の部屋のドアがあき、ヤニねこが入ってきた。
獣人は匂いや気配、音には敏感だ。大家が家にいるのは判っているので、いつも勝手にドアを開けて中に入ってしまうのだ。
「またやってるにゃあ」
獣人は耳がいい。人間には聞こえないほどの音でも感知できる。
しゅこしゅこと肉と皮を扱き上げる音、ふーっ、ふーっと煩い大家の荒息。そしてそれらよりもっと大きな音。
「にゃー、ちんちんいれてにゃー、ちんちんいれてにゃー……」
ヤニねこに似せた春蘭の声の録音、それもプツプツと切れ目を感じる。素人丸出しの加工音声だ。
これらの状況を総合すると、つまり、大家は、ヤニねこで抜いている真っ最中、という事だ。
ヤニねこが容赦なく、ふすまを開ける。予想通り、大家が自分の邪竜を指で慰めている所だった。そしてPCから「ちんちんいれてにゃー」というヤニねこに似たボイスが連続再生されている。
「ぐぁあああああ、お前、何勝手に入ってきてんだ!!!!」
大声を上げつつ、大家がスラックスを上げようとしたが、自分のモノが大きすぎて、上げられず、あたふたしている。
「大体、テメェ誰だ?こんな美人の獣人がこの辺歩いてるワケ……わけ……」
「ん」
ヤニねこが金の入った家賃袋を差し出す。モデルとして働いているので、家賃を渡すぐらいの収入はあった。
「ああ?家賃袋……あれ?これ、ヤニねこの家賃袋……あれ?ああ?」
ここでやっと、大家は、眼の前の美人獣人がヤニねこなのかも知れない、と思った。美人で、清潔で、いい匂いがして、キラキラと輝くような美人。確かに顔がヤニねこっぽいし、背もこれぐらいだったし、ピアスもそのままの位置で……でもヤニねこにあるべき「汚さ」が全然無いし……と、まだ迷いがあった。
ヤニねこ側にしてみれば、大家が自分で抜いている事は前から知っていたし、現場も何度も目撃していたしで、正直オナニーについては、どうでも良かった。
しかし。
ヤニねこは、ほんのちょっと前まで、少年と中出しセックスを存分に楽しんでいたのだ。少年に情熱的に抱かれ、中出しで子宮にたっぷりと精液を注がれ、その最中に子供を生む宣言を何度もして、脳の中心まで甘い脳内麻薬でどっぷりと浸かっている状態で。ちんぽに負けました、ちんぽの奴隷になります、と何度も敗北宣言をした直後ではあったのだ。
そして、大家の股間にいる、邪竜。
世が世なら「邪眼黒眼黒鱗の暗黒竜」と呼ばれてカード化されていてもおかしくはなさそうな、巨大で立派な肉柱だ。
ごくっ。
ヤニねこの喉が鳴った。
匂い……雄のエキスが沸固まったような、濃い発情臭。たっぷりと精液を蓄えているであろう、パンパンの睾丸。
アレを、アレを、アレを……
気が付いたら、大家の邪竜を、飲み込もうとしていた。
大家は、言葉が出なかった。何かを言ったら、中断してしまうかも知れない。そして、こんな事は二度と起きないかも知れない。眼の前の美人……多分、ヤニねこ……が、自分のチンポを舐めようとしている。何度も何度も妄想し、何度も何度もシコったシチュエーション……
たまらん。
はぐっ
とうとう、美女……恐らくヤニねこ……が、自分のアレを、とうとう、口の中に入れた。
にゅるんと、粘膜が包み込む感触。
世界が変わる。
これが……フェラチオ……
今まで、自分のような巨大なチンポの持ち主は、セックスはもちろんできないか、フェラチオでさえ出来ない、と思い込んでいた。
それを、まさか、前から抜きに抜きに抜きまくっている、ヤニねこにやってもらうなんて……
ただ、ヤニねこを見ると、発情しきったメスのおねだりというより、かなりぶっきらぼうで「ま、やってやるかにゃあ」という感じに思えた。
ただそれが、大家の中のヤニねこ像と完全にマッチした。ヤニねこの言いそうな事だ。
邪竜が、大邪竜に変化した。
実際には、女性の腕ほどの大きさだった邪竜が、更に数センチ大きく、太くなり、装甲……というより表皮だが、イボイボがボコン、ボコンと膨れて、凶悪な見た目になっていく。
「ああああっ、何やってんだ、ヤニねこ!やめろ!」
ちんぽ巨大にして、説得力無いにゃあ、とばかりにヤニねこが亀頭をべろんべろんに舐めまくる。ちゃんと亀頭の裏やカリの折り返し部分なども丁寧に舐める。
(どーせ、童貞の大家なら、すぐ出すにゃあ)
その通りだった。大家の心の中のチンポは、とっくに射精していた。
何故、実際に射精していないのか。
理由は3つ。加齢によりそんなすぐには精液が出ない事。激しいオナニーに慣れてしまっている事。そして最後は「家族である大事なヤニねこに精液をぶっかける訳にはいかない」という、理性だった。
実際は、ヤニねこのコラ音声で抜いたり、住人に似た顔のダッチワイフを買ったり、カンサイの軽いタッチで何度も射精してしまっているのだが……
そう、我慢できるはずがなかった。よくよく考えてみたら、ここで気持ちよく出さない方がおかしい気がしてきた。それぐらい、亀頭への刺激は極楽浄土、手の扱きも優しく気持ちいい。
何で我慢してるんだ……出さなきゃ俺は一生後悔する……よし、出すぞ。出してやるっ。
大家の魂が、ヤニねこの舌に負けた。
その瞬間、亀頭がぶわっと膨れ上がり、大家の邪竜が何度も前後に揺れた。最後が近い事をヤニねこは感じ、口を開けっ放しにして、両手でゴシゴシっと乱暴にしごく。
ごしごしごしごしっ!しこしこっ!
ヤニねこからの刺激にやられ、大家の魂が抜けるように、亀頭の先から飛び出した。
どくっ!
大家のアレから、白い液体の塊が1つ、びゅっと飛び出した。
(やっちまった!やっちまった!やっちまった!)
大家は罪悪感でいっぱいになる。射精は心底気持ち良かったが、射精した瞬間に感じた罪悪感は生まれて一番強いものだった。
びゅーっ!びゅっ!びゅっ!ぴゅるるっ……とくとくっ……ひくっ……
ああ、止まらなかった……止まらなかったよ!
全力の射精をやめなかった。むしろ、ヤニねこに出してもらった喜びから、普段より大量に出てしまったし、それを避けるようにも言わなかった。
そして射精はやみ、大家は「ふはぁ~~」と大きく息を吐いて、脱力した。
「おい、大家」
何だ、俺は射精後の余韻にさえ浸れないのか。声のした方を見た。
ヤニねこが、べろをビローン、と伸ばした。その上には、白い液体がねばっこく張り付いていた。
「お……俺の……」
ヤニねこは、口を閉じ、くっちゃくっちゃと口を動かし、深ーく、何度も深呼吸した。そして、舌をこちらにべろっと出した。綺麗さっぱり消えていた。
「なかなか、濃くて、飲み応えあったにゃあ」
「……!」
大家は、幸せで、気絶してしまった。
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大家が、自分の部屋の中で、意識を取り戻した。もう夜だった。電気を付ける。
スラックスは脱いでいなかったが、自分で履いた感じがしなかった。誰かが履かせてくれたのだろう。
そして机の上には、家賃袋……ヤニねこからの家賃が入っていた。
「アレは……夢じゃなかったのか?」
ヤニねこが何故あんなに美人になったのか、いや、元から美人だったろう。何度も抜いた時、頭の中に浮かんでいたのは、汚いヤニねこだっただろうか。
いや、綺麗なヤニねこだった。まぁ汚いままでは抜きにくい、というだけの理由で、綺麗なヤニねこを夢想していたのだが……まさか本当になるとは。
「……いやでもまてよ、だとすると、俺のオナニー夢想空間が現実になったって事か?
この家賃袋の中身、消えないだろうな?」
何が本当で、何が嘘か。何が現実で何が夢か。
大家の頭の中がぐっちゃぐちゃになる。
が、こういったオカルトじみた終わり方は、実はヤニねこ本編の大家回ではよくある事なのだ。
あとで、美恵子さんにでも除霊してもらうか……大家は、美恵子の暴れるおっぱいを思い出し、また一人で勃起するのだった。