ドンドンドンドン
ドアを叩く音が五月蝿い。こんな朝早くに誰だよ。
オレはイラつきながらベッドから起き上がりドアを開けた。
「コウキぼっちゃん……」
ニヤけた顔のコウキがオレの部屋の前に立っていた。
今日のコウキの顔は一段と虫唾が走る。
「面白いものが見れるよ、ヤガミ。特別に見せてあげるから一緒においでよ」
はぁ? 何を見せてくれるって? どうせろくなもんじゃねぇんだろ。
「何です? 女のこま切れハンバーグでも見せてくれるんですかい?」
「おいおい、ヤガミ。君はボクを誤解しているよ。ボクは別に女を切り刻むのが好きなわけじゃないよ」
「そうでしたっけ? この前買った女なんか、内臓ぐちゃぐちゃに引っ掻き回されてたじゃないですか」
「あれは、医学の為にやったことだよ。別に楽しんでた訳じゃない」
はぁ……。こいつに何言ったって時間の無駄だ。
「ぼっちゃん、生憎ですけどオレは今日、オヤジの所に呼ばれてましてね。これから行かなきゃならないんですよ」
「そうなの? 残念だなぁ。ヤガミにも天使の体の中を見せてあげようと思ってたのに」
天使でも悪魔でも好きにしやがれ。この腐れ外道が。
「じゃぁさ、パパの用事が終わったらさ、絶対ここに来てよ。絶対だよ」
そう言ってコウキは住所と地図の書かれた紙切れをオレに手渡した。
早朝。大分明るくなってきた。ぼくはあの公園に行く。
「少し早すぎたかな」
犬の散歩をするおばさんや、ジョギングするおじさんを見かけたくらいで人の通りはほとんど無い。
ぼくは公園のベンチに座り、高くなった秋の空を木々の隙間から見上げた。
この公園のベンチから、ぼくが毎日カメラを首から提げてサヤカちゃんの盗撮に勤しんでいた道が見えた。
もしかしたらレオナはこのベンチから毎日ぼくを見ていたのかもしれない。
昨日ぼくに声をかけたのも偶然ではないのかもしれない。
そんなことを考えていると胸が熱くなってくる。
「ん? あれ? レオナ?」
ぼくが見ていた道をレオナが歩いていた。遠目だけど間違いない。
少しふらついているように見える。
「レオナの隣にいるのは誰だ?」
レオナの隣で楽しげに話しているのは……。
金色の髪……。サヤカちゃんと同居しているセルマちゃん……だな。
いつの間に仲良くなったんだろう?
でも、これじゃレオナに話しかけられないよ。どうしよう?
シャイ&ボーイのぼくは、なんとかレオナが一人になる機会を狙う為、二人の後をつけることにした。
「ふうん。セルマちゃんっていうんだぁ。かわいい名前だね」
アタシは金髪で青い目の子と二人で朝の道を歩いている。
この道はいつもユウジが通っていた道。
公園のベンチからユウジの姿を眺めていたあの道。
サヤカという子の家へと続く道。
「ありがとうございます。いつも行くコンビニに今日はこれ無くって……」
「うん。アーケードの方のコンビニならあると思ったんだ」
しかし金髪の美少女が大人用のオムツを抱えて歩く姿というのもなんだかな。
まぁ、とにかくキッカケを作ることは出来た。
「あんたも大変だねぇ。その歳で介護?」
「介護って言うか……その……」
他愛の無い話をしながら、アタシたちはでかい家の前まで来ていた。
「わたしの家はここですので。今日はご親切にありがとうございました」
ペコリとセルマは頭を下げた。
おいおい、逃がさないよセルマちゃん。
「あれ? 今、鳴き声がしなかった?」アタシは聞き耳を立てた。
「鳴き声……ですか?」
「うん。か細い声で……。隣の家かな?」
「お隣は空き家のはずですけど……」
「もしかして子猫が捨てられてるのかも……」
「子猫ですかぁ?」セルマの表情が少しほころんだ。
アタシはセルマを手招きする。なんの疑いもなく付いて来るセルマ。
「こっちこっち」
アタシは隣の空き家の入り口までセルマを連れて来た。
「このドアの中から聞こえるんだよなぁ」
「この中ですか? わたしには聞こえませんけど……」
「アタシはものすご~く耳がいいのよ。もしこんな所に子猫が捨てられてたら死んじゃうかもしれないわ」
「それはそうだけど……」
セルマは半信半疑のまま空き家のドアの前でキョロキョロしている。
「ちょっとこのドア開けてみてよ」
「でも、鍵が掛かっているんじゃ……」
「試しに開けてみて。開くかもしれないよ」
「う、うん」
セルマは空き家の玄関のドアノブを回す。ギィっという音を立ててドアが開いた。
ドアの中の黒い空間から太い腕が二本ニュッと出て来てセルマの腕を掴む。
そして暗闇の中へセルマは言葉を発する間も無く引き摺り込まれていった。
何だ? 今セルマって子が家の中に引き摺り込まれたように見えたけど。
ぼくの心臓の鼓動が速くなる。
そしてレオナがそのドアを開けて家の中に入っていく。
え? なんで? どういうことだ?
ぼくはその空き家の入り口が見える電柱の陰から覗く。
一体あの家に何があるっていうんだ?
あっ……。
ぼくが電柱の陰で考えていると、ガラの悪い男たちがその空き家に入っていくのが見えた。白衣を着た男とチンピラ風の男が二人。
ヤバイ……。なんかヤバイ……。
ぼくは一体どうすればいい?
ふふん。今日ボクの心は最高潮に高まっている。
レオナちゃんも中々いいものを持ってるんだけど、あの娘には敵わないよね。
学校帰りに“味見”してやった時は最高だと思ったんだけどな。
金色の天使。あの娘の体の中を見られるなんて……。
あぁ……考えただけでイってしまいそうだ。
しかも彼女の家の隣が空き家とは……。
まるでボクの為に用意されていたかのようじゃないか。
二階の部屋にいるのかい? ボクの天使ちゃんは……。
ボクは手術道具を一式詰め込んだ鞄を持って、レオナが用意した最高のステージの階段をゆっくりと登った。
しかし、レオナに使ったあの薬は良く効くな。
まぁ、あの薬を打たれて一晩中ケンちゃんのぶっといモノをぶち込まれたら、どんな女だって言いなりだよね。薬とチンコ欲しさに何でもやるよ。
初めはレオナもボクに悪態ついていたけどね。強がって一生懸命我慢してたねぇ。
ま、それも最初の二三分さ。
ケンちゃんにレオナを抑えさせたまま、ボクは四つん這いのレオナの後ろから穴を指でちょっと突っついてやっただけでびちょびちょになってやがったよ。
ボクにおねだりしてくるまで十分もかからなかったもんなぁ。
でもボクはもうレオナなんかには興味は無かったんだ。
いつもならぐちゃぐちゃに犯されてる女の腹を裂いて内臓に射精するのが大好きなボクだけどね。いやいや、もちろん医学の為にだよ。
ケンちゃんは目が血走ってすご~く鼻息が荒かったなぁ。まるで野生のケモノだね。
ボクがレオナにぶち込む許可を出してやるとすごい勢いで突っ込んでたねぇ。
いくら濡れていたって、さすがにレオナのアソコも裂けて血が出てたね。
ケンちゃんのチンコって馬並みにでかいからね。
ふふん。これからたっぷりとあの金色の天使ちゃんを解体しちゃうよ。
もうボクの胸と股間が張り裂けそうだよ。ヒヒヒッ。