「よく来てくれたな。ヤガミ」
「オヤジもお元気そうで何よりです」
オレは組の事務所に来ていた。
オヤジも今年で八十になる。この歳でもまだまだ現役だ。
オヤジは黒い皮のソファに浅く座っていた。
杖に寄りかかり親指と人差し指で煙草をつまんで薄い煙を吐き出す。
しばらく見ない間にずいぶん老け込んじまった気がする。
「お前にはすまないと思っている」
他愛の無い話をした後、オヤジはぼそっと言った。
「何です? 急に」
オヤジの申し訳無さそうな顔を見ると切ない気持ちになる。
「末の息子のコウキの事だ。ワシはあいつを甘やかし過ぎたのかもしれん」
オヤジは煙草を揉み消しながら、熱いお茶をぐっと飲んだ。
「あいつが何をやってるかくらい俺にだって分かっている」
「…………」オレは何も言わず、オヤジの目を見ながら頷く。
「ワシももう長くは無い。生きているうちに気がかりは無くしておきたい」
オヤジはゴホッとひとつ苦しそうな咳をした。
「分かりました」オレは小さく頷いた。
オレとオヤジの間に少しの沈黙が流れた。
穏やかな光が窓から降り注いでいる。
「もうひとつ気がかりがある」
オヤジがまた苦しそうに話し始めた。
「何でも言って下さい」
オレは椅子に深く座り直した。
「これはワシが先代から受け継いだ使命なんだが」
「使命……ですか?」
「何代にも渡って受け継がれてきた使命だ。果たせぬ時は自分が一番信頼している人間に託せと先代は言った。先代もその前の人物に言われたらしい。その前もまたその前も。どのくらい長い間続いて来たのかは分からない。数百年か数千年か……」
そう言ってオヤジはまた煙草に火を点けた。
「ずいぶん気の長い話ですね」
「ああ。多分お前も誰かに託す事になるだろうな」
「オヤジの命令ならどんな事でもやりますよ。どんな事でもね」
「命令じゃない。使命だ」オヤジの目が鋭く光る。
「それで使命とは何です?」
オレはオヤジに尋ねた。
「金髪で青い目の“セルマ”という名の女だ。その女を探せ」
「金髪……ですか? そんな女、星の数ほどいますよ」
「ああ。その通りだ。ワシも今まで何人も見つけた。だがそいつらは探すべき“セルマ”では無かった」
女探しとは……。オヤジも若いな……。
「何か目印みたいな物があるんですか?」
「そんな物は無いが……。うまく説明は出来ないんだが……。“判る”らしい」
「判る?」
「ああ。その女を見た時に“こいつだ”と判る。ワシには一度も判らなかったがな」
「……それで探してどうするんですか?」
「殺せ」オヤジは鋭い眼光で言った。
あぁ。この胸の高鳴り。この高揚感。もうすぐだ。もうすぐ会える。
ボクの天使ちゃん。
「コウキさん、女子高生とヤれるってマジっすか?」
「おれらさっきからびんびんっすよ」
取り合えず馬鹿二人を連れてきたが……。もっとマシな奴はいなかったのか。
……まぁいい。ケンちゃんは徹夜で眠そうだしな。
どんなのでも助手は必要だ。
ボクと馬鹿二人は空き家の階段を登り、二階の部屋の襖を開ける。
「用意は出来たかい?」ボクは部屋に居たレオナに言った。
「ほら、この娘でしょ。名前はセルマちゃん」
「セルマちゃんか。素敵な名前だ……ヒヒッ」
水色のブラウスに薄手のセーター。足首まである青いスカート。その部屋に横たわる金髪の女子高生。口にガムテープを貼られ、両手は後ろに縛られている。
「ねえ、コウキさぁん」
レオナはドロっとした目でボクに擦り寄ってくる。
「言われた通りにしたんだからさぁ、お薬……お薬ちょうだいよ」
もうこいつは用済みなんだよな。あの薬だってそんなにある訳じゃないんだ。
「ね、早く、早くちょうだいよ。もう、アタシ変になりそうなんだよ」
レオナは膝を畳に付けてボクの腰を掴んで揺らす。
鬱陶しいな……。五月蝿いな……。どうすっかな……。
「おい、ケンちゃん、起きてる?」
ボクがそう言うと隣の部屋から、のそっと巨体を揺らしてケンちゃんが起きてきた。
「ケンちゃん、この女を黙らせてくれない?」
ボクがそう言うとケンちゃんは無言でレオナを抱きかかえ隣の部屋に連れて行った。
「ちょ、ちょっと、アタシが欲しいのはお薬なの! ソレじゃないのよぅ」
隣の部屋でバタバタと音がする。
「はぅ、あっ、やっ……。あ、あうん」
そしてレオナの喘ぎ声が聞こえて来た。
「お、おい。すげぇな。ヨシキ」
「あ、ああ。で、でけぇな。あんなでけぇもんが入るもんなんだなぁ。タクヤ」
「でもあんなもん入れられたら、あの女のアソコ、もう使いもんになんねぇよな」
「限界以上に広がってるからな……」
「おい、お前ら覗いてないでこっち手伝えよ」ボクは馬鹿二人を呼んだ。
さてと、邪魔な奴が居なくなったところで……。
「お前ら、この女の縄を解いてやれ」
「え、いいんですか? コウキさん」
「ああ。これじゃ風情ってもんがないだろ」
「はぁ」
馬鹿二人はセルマの手首を縛っていた縄を解いた。
その瞬間、セルマは逃げようとして立ち上がる。
「ちゃんと押さえておけよ」
ボクがそう言うと、馬鹿二人はセルマの両肩を片方ずつぐいっと掴んだ。
「ん、んー」
セルマは畳にお尻を付いて脚を投げ出す格好になっていた。
「初めまして。セルマちゃん」
ボクはセルマの顔に近づいて挨拶をした。
セルマの顔は涙でくしゃくしゃになっていた。こんな顔も中々良い。
「騒がないって約束してくれたら、口のガムテープも取ってあげるよ」
セルマはコクンと頷いた。
ペリペリとガムテープをセルマの口から剥がす。
可愛い唇がぷるんっと揺れた。
「さってと。セルマちゃんはこれからどうなるのか分かるかな?」
ボクがそう尋ねると、ふるふるとセルマは首を振った。
「帰りたい?」
セルマは畳に視線を落としてコクンと頷く。
「じゃ、セルマちゃんの下着姿を見せてくれたら帰してあげるよ」
ボクがそう言うと驚いたような顔でセルマはボクを見た。
「コウキさーん、さっさと剥いちゃいましょうよ。なぁヨシキ」
「そうですよー。ぐっちゃぐちゃのばっこばこにしちゃいましょうよ。なぁタクヤ」
「このクソ馬鹿共が。少し黙っとけよ」
ボクがそう言って睨むと馬鹿二人は大人しくなった。
「ほらぁ、セルマちゃん。早くしないとこいつらに何されるか分かんないよう。ちょっと見せてくれるだけでいいんだけどなぁ」
「見せたら帰してもらえるんですか?」セルマは少し怯えた表情で言った。
「あったりまえだよう。約束するよう」ボクはニヤッと笑う。
ゆっくりとセルマは薄手のセーターを脱いだ。
怯えているのか緊張しているのか。セルマの心臓の音がここまで聞こえてくるかのようだ。
「さ、ブラウスのボタンを外して」
プルプルと震えながらセルマの可愛い指がブラウスのボタンを外す。
しかし二つ目のボタンのところで手が止まった。
「あれぇ、どうしたの? セルマちゃん。ちゃんと外さないといつまでたっても帰れないよ~」
セルマは目に涙を溜めながら、残りのボタンをたどたどしく外した。
ブラウスの隙間から、ブラジャーが見える。ブラが大きいのか胸が小さいのか、少し体から浮いていた。
「ほら、ブラウスも脱いで」
「ぬ、脱ぐんですか?」
「脱がなきゃ、ちゃんと見えないでしょ」
恥ずかしそうにブラウスを脱ぐ。セルマは上半身ブラだけになった。
「じゃ、スカートも脱ごうか」
「え、スカートも……ですか?」
「だって、下着って言ったじゃない。下着はブラだけじゃないでしょ」
「う……う……」
セルマは涙をこぼしながらスカートを脱いだ。
「これで、帰してもらえるんですよね」
セルマは右手でぶかぶかのブラを押さえ、左手で股間の辺りを隠している。白いブラと白いおパンティが眩しい。
「もちろんだよ。でもボクってほら、目が悪いからさ、もっと近づかないと見えないんだ」
そう言ってボクはセルマの小さなおっぱいに顔をぴったり付けた。
「きゃっ」
セルマの体がピクンと震える。
「見るだけって言ったじゃないですか」
そう言ってセルマは両手で胸を押さえた。
「触られるのはイヤ?」
ボクがそういうと、セルマは涙目で頷いた。
「分かった。こうしよう。おっぱいだけ見せて。そうしたら、それで終わりにするよ」
「だって、だって下着を見るだけって……」
我ながらなんてナイスなアイデアだ。
馬鹿二人の唾を飲み込む音が聞こえた。
「ほら、早く。隣の部屋の女みたいになりたくないだろ?」
レオナの喘ぎ声はずっと続いている。ケンちゃんも絶倫だねぇ。
怯えた表情のセルマ。
「本当に……本当に胸を見せたら帰してもらるんですね」
「約束するよう。ささっ。早く早く」
静かにセルマは背中のブラのホックに手を伸ばした。
ブラが外れて、小さな胸と可愛いピンクの乳首が見えた。
セルマはさっと両手で胸を隠す。
「ほら、手をどけて」
ボクはセルマの両腕を掴み左右に広げた。
「や、やだ、見るだけって……」
ボクはセルマの胸に顔を埋めていた。
「おい、お前ら、両腕を押さえておけ」
ボクがそう言うと馬鹿二人はセルマの両腕を押さえつけ、畳に押し倒した。
セルマの背中は畳に押し付けられ、両脚が一瞬浮いた。
ボクはセルマの両脚の間に体を入れ、両手でセルマの小さな胸を触った。
「イヤ、やめて……」
セルマは必死にもがく。
「だってほら、セルマちゃんの乳首が立ってきちゃってるんだもん」
「そ、そんなことないです……。あっ……イヤ……」
ペロリとボクはセルマの乳首を舐める。
「こっちはどうかなぁ」
ボクは可愛いおパンティの中に手を突っ込んだ。柔らかい毛の感触があった。
お尻の穴の方からつーっと中指を上に移動させて、柔らかなふくらみを楽しみつつ、敏感な部分に辿りつく。そこをクリっとつまんでやった。
「あうっ」セルマが悲鳴のような声をあげる。
「気持ちいい? セルマちゃん」
「そんなこと……。やっ……ないです」
「でも少し濡れてきているよ」
ボクはスルスルとセルマのおパンティを脱がせた。
「やだ、やだよぅ。やめてよぅ」セルマは泣きながら哀願する。
「ゴクリ……。これがセルマちゃんの……」
綺麗だ。今までボクが見てきたものは何だったんだろう。
セルマのコレに比べたらあんなのただのグロテスクな穴だ。
セルマの身に着けているものは靴下だけになっていた。
馬鹿二人に腕と脚を押さえられ、脚を広げられている。
セルマは身動き出来ない。
ボクはセルマのソコに口を近づけ舌を出した。
「ペロリ」
「ひゃうっ」
ビクンとセルマが震える。
ズニュっとセルマの穴の中に舌を差し込んだ。何度も往復する。
「やだやだやだぁ」セルマは泣き叫ぶ。
ボクはちゅぽっとセルマのソコから舌を抜き、セルマから離れる。
ボクの口元に二本ほど、金色の毛が付いていた。
そして、ボクはズボンとパンツを一気に脱いだ。
「セルマちゃぁん。そろそろチンコ入れてもいいかなぁ」
ニヤッとしながら、セルマを見る。
「や、ダメ。ダメです」
「そっかぁ。どうしてもダメ?」
ぶんぶんとセルマは頷く。
「じゃぁさ、チンコ舐めてよ。そしたら帰っていいからさ」
「え……そんな……」
「舐めてくれないなら、チンコ入れちゃうよ」
「……うっく……」
「そうそう、ほら、もっと舌を出して」
涙を浮かべながらセルマは一生懸命に舌を伸ばす。
ペロっとボクのチンコをセルマの舌先が舐める。
かなり興奮していたボクはぐいっとセルマの口の中にチンコを押し込んだ。
「むぐっ……」
自然に腰が動いてしまう。
「はぁはぁ……。き、気持ちよすぎるぅ。だめだ、い、い、イっちゃうぅ」
ボクはどぴゅっとセルマの口の中に大量放出してしまった。
セルマの口からボクの精液が垂れていた。
「電柱の陰で何してるのかな? ユウジくん」
「え?」
制服姿のサヤカちゃんがいた。
黒い鞄を持って、肩には袋に入った竹刀を担いでいる。
「竹刀っていつも持ち歩いてたっけ?」
ぼくは不思議に思って聞いてみた。
「ん? これ? あはは。ちょっと新しいやつ買ったんだ。見てみる?」
サヤカちゃんは竹刀を取り出してぼくに見せた。
綺麗に磨かれた新しい竹刀は朝の太陽の光を受けて輝いていた。
「そういやユウジくんってさ、いつもあたしの写真撮ってるでしょ?」
サヤカちゃんは竹刀を肩に担いだままジトッとぼくの目を見て言った。
え? ばれてる……。
「ちゃんと、言ってくれればいつだってモデルになってあげるのになぁ」
そう言ってサヤカちゃんはちょっと目を逸らした。
サヤカちゃん……。今なんて言いました?
う、嬉しい。だけどぼくは盗撮専門だしなぁ。それはちょっと違うんだよな。
…………。ち、違う。こんな事している場合ではない。
「サヤカちゃん、大変なんだ」
「はい?」サヤカちゃんは小首を傾げる。
ぼくはさっき見たことをサヤカちゃんに説明した。
「……それで、あなたは黙って見てたの?」
静かに地の底から湧き上がるような声でサヤカちゃんは言った。
「だって、怖そうな奴が三人も中に入っていったんだよ。家の中にはもっといるかもしれないし……」
あたふたとぼくは言い訳をする。
「……意気地なし」
小さな声でぼくにそう吐き捨てると、サヤカちゃんは鞄を投げ捨て竹刀を担いで空き家の中へ飛び込んで行った。