「えっと、セルマちゃん……だよね」
私は人形のようにソファに座る小さな女の子に話しかけた。
改めて見ると本当に可愛かった。
フリルのついた水色のドレス。
真っ白いソックスを履いた左右の足をぴったりとくっつけてセルマは緊張していた。
「セルマちゃんは歳いくつ?」そう尋ねてから私は気付いた。
「あ、ごめん。日本語わかんないよね」
セルマは一言も喋らなかった。青い瞳には何も映ってはいないようだった。
あ、何か飲むかな。ミルクとかあっためようかな。
私はキッチンへ行こうとソファから立ち上がった。
ふとセルマの方に振り向くと、セルマは小さな右手をいっぱいに広げて私に見せた。
「ん? 五歳ってことかな。ってセルマちゃん、日本語分かるの?」
私は驚いて言った。セルマは表情の無いままコクンと頷いた。
「ぐきゅあがげらろぎゃらあ」リビングから異様なうめき声が聞こえてきた。
息子だ。名前はリュウ。
生まれてから五年間あの子は一人で寝返りを打つことも出来ない。
可哀そうな子。
生まれてからずっと……ううん、きっと死ぬまであの子はあのままなんだろう。
あの子のことを考えると切なくなる。
いっそ病院に預けてしまおうかと考える事もある。
でも先生の話では治す方法は無いし、数年も生きられないと宣告された。
それならこの子のそばに居てあげたい。
母親としてリュウの短い一生を一緒に過ごしたい。そう思った。
てててっとセルマがリビングに走って行く。
「あ、セルマちゃん、そっちにいっちゃだめ……」
私が止める間もなくセルマはリビングへ入っていった。
私は慌ててセルマを追いかけた。
あんな小さい子にリュウを見せるべきじゃない……と思った。
「ぎゅ……ぎゅあ……」
リュウのうめぎ声が静かになった。私は二人を見て立ち尽くす。
セルマはリュウの頬を優しく撫でていた。
痘痕だらけで鮫の肌のようにザラザラの頬を小さな白い手で。
無表情だったセルマの顔が和らいでいる。
リュウが少しだけ笑ったような気がした。
私は二人を見つめたまま頬に伝わる涙を感じていた。
会社についた。キッと車を止める。
俺の住んでる街で一番でかい駅の近くの四階建てのビルを丸ごと借りている。
社員は二百人くらい。
まぁ、前に俺が勤めていた東京の会社に比べりゃゴミみたいな会社だけどな。
会社には誰もいなかった。日曜日だしな。俺は最上階にある社長室へ行く。
社長室に入りでかい椅子に座り机に足を投げ出す。
俺は頭の後ろで腕を組み厚い椅子の背もたれに踏ん反り返った。
しかし人生ってうまくいかねえもんだよな。
俺は天井を見上げる。
煙草に火をつけ、ふぅっとヤニだらけの天井に向けて煙を吐いた。
あの化け物が生まれてからというものロクなことがない。
いや、あの女に出会ってからというべきか。
結局俺は、せっかく入ったでかい会社を辞めざるを得なかった。
部署の連中が俺を憐れんだ目で見やがる。
事務のおばちゃんまで「大変ですね。可愛そう……」だと?
俺は耐えられなかった。
僅か半年足らずで会社をやめ、生まれ故郷に帰ってきた。
ま、実家が金持ちで良かったよ。
親父に金を出させて会社を立ち上げた。
親父のコネで田舎の割りに仕事はいくらでもあるしな。
今じゃ地元の有名企業だ。
「つまんねぇ」独り言を言いながら、また俺は煙を吐く。
本当につまらない。このクソ田舎は。
同じ田舎でも欧州の街は楽しかったなぁ。また行こうかなぁ。
俺は欧州の事を思い出しながら、また煙を宙に吹きかけた。
本当にクククッ楽しかった。俺は薄ら笑いを浮かべた。
「本当にそんな所があるのか?」俺は尋ねる。
「何だよ、お前が行きたいって言ったんだろ。まかせろよ」
彼は自分の胸をドンっと叩く。ヒゲ面の白人。
きちんとスーツを着こんで割とちゃんとした紳士に見える。
二十代後半って言ってたかな。俺と同じくらいか。
地下にあるバーで知り合った。
しかし二十代って割には前髪もかなり後退して、おっさんに見える。
ま、気のいい奴だしそんなことはどうでもいいが。
俺はそいつに連れられるまま、日本でも結構有名なブランドショップの前に来ていた。
友人はスタスタと中へ入って行く。
「おいおい、本当にこんな所でいいのかよ」
俺は心配になって尋ねた。
「マッカセナサーイ」と彼は日本語で言って親指を突きたてた。
友人は初老の店長らしき人物と何やら話している。
初老の店長は俺の方を睨むと次の瞬間ニヤっと笑って「こっちだ」と顎で店の奥を指した。
店の奥にはドアがあった。
初老の店長はドアの鍵を開け「ごゆっくり」と言って、俺と友人をその部屋に入れた。
物置小屋のようだった。そして外から鍵をかけた。
「おいおい、何が始まるんだよ」
俺はちょっと心配になって友人を見た。
友人は慣れた手付きでその部屋のカーペットをくるくるとめくる。
カーペットの下には扉があった。
友人が扉を開ける。
そこには地下へ続く階段があった。
「行こうぜ。テツオ」友人が手招きする。
俺はその後を追って階段を降りた。
階段を下りて短い廊下を抜けると小さな部屋があった。
六畳くらいか。
安っぽいソファと安っぽいテーブル。
その上には飲みかけのブランデーと紙巻煙草が無造作に置かれていた。
俺と友人はソファにどかっと座り紙巻煙草に火をつけた。
「あら、いらっしゃい。アンタも好きねぇ」
スキンヘッドの黒人が狭い部屋に入ってきた。
そいつは裏路地かなんかで出くわしたらションベンちびって金払ってしまいそうなくらいイカツイ顔と体格をしていた。
ボディビルダーのような筋肉を見せびらかすようにピチピチのタンクトップを着ていた。
なんでオネエ言葉なのかは俺にはわからない。
「今日は大事な友人を連れてきたんだ。ちゃんとオーダー通りのやつは用意は出来てるか?」
ヒゲ面の友人がスキンヘッドに話す。
「わかってるわよぅ。準備は出来ているわぁ。こっちの部屋よ」
俺はスキンヘッドに手を引かれソファから立ち上がった。
並ぶとそいつは俺より頭ひとつ分くらいでかかった。
俺も背が低い方ではないんだがな。ちょっとむかついた。
俺はスキンヘッドに連れられるまま隣の部屋へ行った。
ドアを開ける。その部屋はさっきいた部屋とは違い、きれいに掃除されていた。
そこそこ高そうなベッドの上には十二、三歳くらいの白人の少女が座っていた。
赤茶けた髪とブラウンの瞳。
白くて薄いTシャツ。ブラは着けていない。乳首がうっすらと見えている。
少女が身に着けているのはそれだけだった。
俺はスキンヘッドに言った。
「おい、話が違うじゃねぇかよ。ハゲ」
俺は金髪が好きだ。青い目も好きだ。
そして何より子供が大好きだ。性的な意味で。
「ごめんなさぁい。今日は金髪のコが揃えられなかったのよぅ。でもあなた小さい子が好きでしょ。次まで調達しておくから今日はこの子の味見だけでもしていって」
でかい体を小さくしてスキンヘッドは俺に祈るようなポーズをとった。
キモチワルイ。
「ふぅん。これって何やってもいいのか?」
俺はスキンヘッドに言った。
「ちゃんとゴム着けてね。中出しはダメ。あと殴ったりとか怪我さしちゃダメ。激しいプレイもダメよ」
「何だよ。ずいぶん禁止事項が多いんだな」
「あったり前よぅ。大事な商品なんですもの。そんなことしたら売り物にならなくなっちゃうでしょ」
「いくらだ?」
ぼそっとスキンヘッドは俺に耳打ちをする。
「じゃ、あたしは隣の部屋にいるからぁ。終わったら出てきてちょうだい。ちゃんと調教はしてるから大丈夫だと思うけど、失礼なことしたらあたしに言ってね」
スキンヘッドは部屋を出て行った。
小さなこの部屋に俺と少女だけが残された。
「まぁ、顔は悪くない。」
俺は少女の顎をぐいっとつかんで俺の方へ顔を向けさせた。
「体も……」俺は少女をベッドに倒し、薄いTシャツをまくり上げる。
少女の目はすでにトロンとなっていた。
まだ幼い乳首を舌でころがしながら、少女の穴に手をすべらした。
「何だよ。触る前から濡れてんじゃねえかよ」
ちょっと俺は興醒めした。
指を突っ込んでやるとぐにょっとした感触が伝わる。
「あ~ん」と少女は何度も練習しましたーって感じの声を出した。
ナニコレ? なんか腹が立ってきた。
俺は突然少女の赤茶けた髪を鷲掴みにして、起き上がらせベッドに叩きつけた。
「!」
少女は驚いた顔で俺を見る。
その目は恐怖に怯えた目だった。それだよそれ。
俺は少女の顔の前にモノの突き出した。
少女は目に涙を浮かべながら俺のモノを咥えた。
ズチュっと唾液と粘膜が擦れる音がする。
さすがに調教されただけあってウマイな。
俺は少女の髪をまた掴んで口の中を何度も出し入れした。
「ぐげ、げほげほ」
ん? ちょっと喉の奥まで入れ過ぎたか。
少女は四つん這いになり咳き込む。
「おい、ケツをこっちに向けろ」
少女は言われた通りに小さな尻を俺に向けた。
少女の穴の周りはヌメッとした液体が白っぽく光っていた。
「手を伸ばせ。真っ直ぐだ」
少女が尻を突き出したまま手を伸ばす。
猫が伸びをするときにやるポーズだ。
少女の穴が丸見えになった。
俺はモノの先っぽを濡れた穴に押し込む。
「あっ」少女が声を漏らした。
ぐにゅぐにゅと俺のモノの頭で穴をかき回してやる。
少女の穴からまた液体があふれ出してきた。
「こんなもんかな」
俺はモノを抜く。
少女は顔だけ振り向き、急にモノを抜いた俺を不思議そうな顔で見ていた。
「こっちの穴に突っ込んでやるんだよ」
俺はそう言い、ケツの穴にぶちこんでやった。
少女の液体が潤滑油になりあっさりと根元まで入った。
それにしても……。
「こっちも調教済みかよぉ」
モノを動かす度に少女は気持ち良さそうに喘いでいた。
「つまんねぇよ……つまんねぇよ……つまんねぇええええ」
俺は少女の首を後ろから絞めていた。
力いっぱい。
ケツの穴がきゅっと締まる。
「おふっ」
おれは少女の直腸に思いっきり射精した。
これはかなり……キモチイイ。
少女は猫のポーズのまま動かない。
口をだらしなく開けたままよだれを垂れ流していた。
「まぁまぁだったよ。最後のケツ締めは中々良かったぜ」
俺はモノについた茶色い物をティッシュで拭き取った。
ちょっとくせぇな。