※この作品はR-18です。

せっちゃん今日も頑張る!   作:山崎 響

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Episode4 そこは出す所であって入れる所ではない

「う……うん……あ、あれ?」

 柔らかなマットレスの感触が背中を包んでいた。

 羽毛布団のような物が掛けられ、ふかふかの枕が心地良い。

 

 もしかして俺は戻ってきたのか。元の世界に。

 今までの事は全て夢?

 あまりにもリアルで現実かと思い始めていたよ。

 

 

「目が覚めたかね?」

 どこかで聞いた記憶のある男の声がした。

 

「え……な、なに?」

 がばっと上体を起こす。俺は何も身に付けてはいなかった。

 

 ぼやけた目を擦る。

 俺の前には黒いガウンを着た男が立っていた。

 妊婦のような腹。虫唾の走る声色。

 間違いない。あの男だ。

 俺が閉じ込められていた檻の外でマギーと話をしていたあの男。

 

 まさか……。俺を売ったのか? マギー。

 

「君は日本人なんだってね。日本人はこの辺りには生息していなくてね。すごく貴重なんだよ。僕も初めてお目にかかるんだ」

 男はニヤニヤと笑いながらぶるぶるとした二重アゴを俺に近づける。

 

 何を言っているんだこいつは。日本人は珍獣かよ。

 

 しかし……。何だこの状況。

 とりあえずまだ夢は醒めていないようだな。

 

「あぁ。このキメの細かい肌。この国の連中じゃこうはいかない」

「なっ……」

 男は唾液のたっぷりとついた舌でべろんと俺の頬を舐めた。

 

 げっ……。な、何しやがる。こいつまさか俺を……。

 

 ドゴォォォ

 と言いながら俺はその男の顔面に黄金の左を叩き込んでいた。

 ぶよっとした感触が拳に伝わる。男の汗と脂がキモチワルイ。

 

 所詮五歳児のパンチが大人に効くはずもなかった。

 だが男の怒りに火を点ける事は出来たらしい。

 ニヤニヤとした男の顔が鬼のような形相になった。

 

「このクソガキがぁ!」

 男は固く握った拳を俺の顔面に振り下ろした。

 軽い俺の体は一度マットレスに叩きつけられた後、大きく弾んで床に叩きつけられた。

 

「あ……あがっ……」

 口の中が切れた。奥歯がぐらぐらする。

 頬を右手で押さえながら俺は男を見上げた。

 男は俺の小さな体を見下ろしていた。

 

 そんな……。大人と子供にはこんなに力の差があるのか。

 

 男はまた拳を振り上げた。

 

 やめてくれ。これ以上殴らないでくれ。

 

 心臓がバクバクと波打つ。

 ガチガチと歯が噛み合わない。

 子供の頃の恐怖が頭の中でフラッシュバックする。

 

 男はピタリと拳を止めた。

「おっと、これ以上殴ったらキレイな顔が潰れてしまう」

 そう言いながら男は俺に顔を近づけた。

 

 男は俺の髪をわし掴みにして力任せに立ち上がらせた。

 そしてそのまま俺は持ち上げられベッドに寝かされた。

 

「四つん這いになりなさい」男は優しい口調で言った。

 

 何を言っている? 何をするつもりだ?

 

 俺が頬を押さえながら茫然と男を見る。

 

「四つん這いになれと言っているんだ!」

「ひっ」

 

 声を荒げる男に恐怖を感じた俺は言われるまま両肘と両膝をベッドに付け四つん這いになった。

 

「それでいい」

 男はそう言いながら俺の後ろに回りこむ。

 

「ひあっ」

 や、やめろ……。何してやがるっ。

 

 男の太い指が俺のケツの穴をムニムニと弄る。

 

「この綺麗な放射線。たまらんな」

 

 ヌルンっとケツの穴に冷たい何かが塗られた感触があった。

 

「たっぷりと油を塗ったから入ると思うよ」

 そう言って男は自分のモノを挿入する。

 俺のケツの穴がありえないほどに広げられた。

 そして男の出っ張った下っ腹が俺の尻の上に乗っかっている。

 

「あぐぁっ、い、いてぇぇぇぇ」

 

 固い棒が俺の直腸を掻き回していた。

 尻の上でぶよぶよとした腹が揺れる。

 ケツの穴が切れて俺の太腿に血が流れる感触があった。

 

 夢なんかじゃない。この痛み、恐怖。そして屈辱。

 死後の世界なんかじゃない。俺は生きている。生きているんだ。

 

 人を人とも思わない鬼畜野郎。

 自分の快楽の為だけに人を平気で傷つけるクソが……。

 

 って……。あれ……? それって……。

 

 俺だ。俺の事だ。俺が今までしてきた事だ。

 この男は俺じゃないか……。

 

 胃液が逆流する感覚があった。

 俺は今まで何をして来たんだ?

 

 少女を殺し……。セルマを傷つけ……。

 そしてこの世界では子供を食った。

 

 鬼畜とは俺の事だ……。

 

 そんな事を思いながら俺の意識は深い闇の中に沈んでいった。

 

 

 

 

 どうやら俺は気を失っていたようだ。

 あの男はもういないようだった。

 

「いてっ」

 

 俺はうつ伏せでベッドに寝ていた。

 ケツの穴がジンジンと痛い。

 そっと触れてみるとドロっとしたものが流れていた。

 

 クソっ……。クソっクソっ。

 

 ボロボロと涙が出てきた。

 悔しさと痛さ。絶望と喪失感。そして激しい後悔と罪悪感。

 

 俺は一体これからどうなるんだ?

 こんな事をまたされてしまうのか?

 

 泣いた。枕に顔を押し付けて声を殺して泣いた。

 こんなに泣いたのはあの時以来だ。

 

 ぴーちゃんが殺されたあの時以来だ。

 

 ガチャリとドアの開く音がした。誰かが部屋に入ってくる。

 

 ひっ。また来たのか。やめてくれ。もう許してくれ。

 イヤだ。イヤだよ。もうあんなのイヤだ。

 

 部屋に入ってきた人物はベッドで震えている俺の脇に立っていた。

 

「旦那様よりあなたの手当てをするように言われました」

 感情の無い幼い声がした。

 

 え? あの男じゃない……。

 

 俺は恐る恐る声のする方に顔を向けた。

 

 そこには無機質な表情で少女が立っていた。

 サイズの合わない大きな白衣を着て腕まくりをしている。

 そして白くて短いスカート。

 まるで夜の街の看護婦のような格好だった。

 

「だ、誰?」

「この屋敷の使用人でございます。わたくしは医術の心得がございますのでご安心くださいませ」

 

 俺が今寝ているベッドはかなり大きい。キングサイズくらいありそうだ。

 その真ん中で寝ている俺に少女の手は届かない。

 少女はお腹をベッドの端に付け、手をパタパタさせていた。

 

 そこからじゃ届かないだろ……。

 

「失礼いたします」

 そう言って少女はベッドに膝を付けヨチヨチと俺のケツの近くに這ってきた。

 

「触診いたしますので、膝を付いてお尻をこちらに向けてください」

 

 また四つん這い? でも手当てしてくれるんなら……。

 痛いんだ。血も出ている。野太いクソが挟まったような感覚もある。

 

 俺は四つん這いになり少女にケツを向ける。

 

「ひょわっ」

 ケツの穴に少女の細い指が入ってきた。

 痛みは感じなかった。

 細くて繊細で冷たい感触だった。

 

「力を抜いてください」

 どうやら俺のケツの穴は少女の指を締め付けていたようだ。

 俺は頑張って力を抜いた。

 

「あ……。あっあっあっ……」

 しなやかに動く少女の指に俺は声をあげていた。

 

 な、なにコレ……。すごく……。なんだか……。キ、キモチイイ……。

 

「あの……。コレ、触診の邪魔なんですが……」

「へっ?」

 

 ピンっと俺のちっちゃなモノが勃っていた。

 少女はもう一方の手で俺の袋を持ち上げ、またケツの穴の中で指を動かす。

 

 切ない感覚が下腹部から胸の方へうねりながら登ってくる。

 イキそうなのにイケない感覚。

 

 ああ、そうか。この体は精通がまだなんだ。

 精神は二十八歳でも体は五歳だもんな。

 で、でも……。

 

 俺の息が荒くなっていた。苦しくて切ない。

 

「大丈夫ですか?」

 そんな俺を見て少女は無表情な目を向ける。

 

「仰向けになってください」と少女は言って指を抜いた。

 

 俺は言われるまま仰向けになる。

 もうケツの穴に痛みは感じていなかった。

 

「苦しいですか?」

「く、苦しいです」

「どこが苦しいですか?」

「ココ……」

 俺は自分のちっちゃいモノを指さした。

「了解しました」

 

 ぱくっと少女は俺のちっちゃいモノを咥えた。

 口の中の温かい感触が伝わる。

「ひょっ」

 

 俺は赤ん坊がオムツを替えてもらう時のような格好になっていた。 

 少女の舌がちっちゃいモノの先端をチロチロと舐める。

 厚い皮で覆われた敏感な部分に舌先が到達していた。

 

 そしてじゅぼじゅぼと音がする。

 少女の頭が俺の股間の上で激しく上下していた。

 俺の切ない感覚はどうしようもない程高まっていた。

 

「く、くるっ……」 

 ぴょっ……。

 小さく俺は痙攣して腰を少し浮かせた。

 

「ちゅぅぅぅ」

「あ、あひゃぁぁぁ」

 

 少女は俺の皮の中に溜まった白い液体を吸い出していた。

 コクンと飲み込む音が聞こえた。

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