※この作品はR-18です。

おいでよ、ゴブリンの森!   作:エロゲーマーゴブリン

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チュートリアル

 

遥か未来、ゲーム技術は飛躍的に進歩し、電脳空間に現実と見分けがつかない世界を創り出し、そこへダイブできるゲーム機がついに登場した。数え切れないほどのゲーム作品が生まれ、人々は熱狂する。ファンタジー、SF、ホラー、恋愛など多彩なジャンルが展開される中、当然あのジャンルも大人気となった。そう、R18のエロゲーである。

 

今回、オレがプレイするエロゲーは、異業の怪物になりきって、森の中にやってくる様々な作品の女性を襲うというシンプルながらも、エロゲーのランキングで上位を独占するゲームだ。

オレは興奮しながら、ゲーム機を起動させ、意識を電脳空間へとダイブさせる。

 

 

 

 

『こんにちは。ナビゲーターのIです』

 

気がつけば、オレの目の前にそんな文字が浮かび上がる。

周囲を見渡すと、まるで無人島の拠点のような原始的な造りの住まいが広がっている。ふと自分の姿を確かめると、緑色の小柄な体に鋭い爪を持ち、身につけているのは腰布と棍棒だけという簡素な装備。まさしく漫画に出てくるゴブリンそのものだった。

 

『ここは名もなき森です。ご自由に名前を付けてください』

 

そう指示されたので、オレはコンソールでゴブリンと入力する。

 

『ゴブリンの森ですね。これで決定しますが、よろしいでしょうか?』

 

オレはこれにYESと返答する。これでこの森はゴブリンの森となった。

 

『それでは、この森におけるチュートリアルを開始します。おや?どうやら、この森に誰かが足を踏み入れたようです。まずは拠点を出て、この森を散策してみましょう』

 

指示に従って拠点を出ると、そこは鬱蒼と茂る森の中だった。進む方向に一瞬迷ったが、よく見ると獣道のようなものが続いている。

ほかに道も見当たらないので、その道に沿って歩いていくと、少し先に開けた場所があった。目を凝らしてよく見ると、そこには、人間と思しき若い女性の姿がうっすらと見えた。

 

『どうやらこの森に迷い込んだメスのようですね。相手はまだこちらの存在に気が付いていません。それでは、静かに近づいて奇襲を仕掛けましょう』

 

確かに、女は周囲を見回しながら歩いているが、こちらの存在には気づいていないようだ。オレは用心深く、こっそりと近づいていく。

やがて、森の茂みに身を隠しながら目と鼻の先まで近づくと、ようやく女の姿をはっきりと捉えることができた。森の中にしては似つかわしくない整った髪と滑らかな肌。武器の代わりに大きな盾を抱え、服は全身のラインが際立つスーツのようだ。胸元や肩が露出し、思わず涎が出るプロポーションであることが一目でわかる。

 

『背後を取りましたね。それでは、一気に近づいて奇襲を行ってください』

 

オレは茂みから一気に飛び出して、ようやくこちらの存在に気が付いた女に棍棒の一振りを浴びせるも、直前で盾を構えて防御されてしまう。

女は攻撃を受けるも、大してダメージはないのか、踏みとどまって戦闘態勢を取る。

 

「敵性エネミーと遭遇!戦闘に入ります!!」

 

盾を構えて戦う意思を見せる女の頭上に文字が浮かび上がる。

 

マシュ・キリエライト

 

HP 35/40

 

どうやらその女性の名前はマシュ・キリエライトらしい。確か、FGOで後輩キャラとして親しまれている人物だ。そして先ほどの一撃は、たった5のダメージしか与えていなかったようだ。

 

『先制攻撃は入れられましたが、防御されて奇襲は失敗。どうやら、スピードが低いのが原因のようです。今後、スピードのステータスを高めれば、奇襲の成功確率が上がるでしょう』

 

なるほどと思いながら、盾を構えてこちらの様子を伺うマシュという女を見る。

オレは棍棒を握りながら、じりじりと距離を詰めていき、もう一度攻撃を仕掛ける。

 

「グギャ!」

「くっ、そんな攻撃効きません!」

 

案の定、盾で防がれると同時に反撃される。盾で吹っ飛ばされて地面に転げると、視界の端に映るオレのHPバーが半分の5になっている。

オレの体力は10で、今の一撃で5も減らされたことを考えると、これは負けイベントかと疑うレベルである。

 

『これはまずいですね。ですがご安心を、まだ逆転の一手は残されています。アイテム欄のクリティカルチケットを使用してください』

 

アイテム欄?と首をかしげつつ、言われた通りに開いてみると、確かに「クリティカルチケット」というアイテムが一枚だけ入っていた。

オレはそのチケットをタップして使用するを選択すると、体が勝手に動き出した。

 

「えっ?きゃあ!!?」

 

オレが近づいているのに、マシュは棒立ちのまま。勝手に動くオレの体が棍棒をマシュの頭に叩き込むと、その場で膝をつき、頭の上に星マークがクルクル回った。どうやら気絶したようだ。

 

『今のはクリティカルヒットです。頭部に打撃系の一撃を叩き込めば、ある一定の確率で相手を気絶状態にすることが出来ます。そして、先程使用してもらえたチケットを使えば、確定で相手を気絶状態にすることが出来ます』

 

どうやら、これは負けイベントではなく、アイテム説明の為のイベントだったようだ。今も気絶しているマシュを見れば、HPバーが20にまで減少している。

しかし、これではまだマシュを倒すことはできないだろう。気絶している今のうちに攻撃を仕掛ければ、あるいは倒すことができるかもしれないが、一撃で気絶状態が解かれたらこちらの負けだろう。

 

『気絶状態中のキャラは何らかのアクションを取られるまで起きません。そして、気絶状態中に出来る特殊アクションがあります』

 

なるほど、チュートリアルらしい展開だと感心していると、マシュの身に付けている装備にアイコンが表示される。

 

『気絶状態のキャラには剝ぎ取りが行えます。武器を奪って攻撃力を下げるもヨシ。服を奪って防御力や羞恥心による行動不能を狙うもヨシ。今回は盾を剥いでみましょう』

 

その指示に従って、オレはマシュの持つ盾に表示されたアイコンを押すと、剥いだ盾を奪い取ることに成功する。

 

『剝ぎ取り成功です。ですがご注意ください。剝ぎ取りは確定ではなく、確率で失敗することもあります。特に、武器などは失敗の確率も高く、堅実な方の場合は成功率の高い服を剝ぎ取るのも手です』

 

つまり、今回はチュートリアルだから確定で成功したが、通常ならば失敗する可能性があるというわけか。

ともあれ、これでマシュの攻撃手段は奪った。オレは奪い取った盾を装備しようとすると、エラーが発生する。

 

『どうやら、装備重量がオーバーしたようです。重量の重い装備を身につけるにはパワーのステータスを上げる必要があります』

 

しょうがないので盾を捨てて棍棒を構え直す。その頃にはマシュも目を覚ましており、武器を失った自分の現状に戸惑っているようだった。

盾を失ったことで、素手で戦う決断をしたのか、マシュはこちらに駆け寄ってきてパンチを放ってきた。

 

「くっ!例え盾がなくても、私は絶対に負けません!!」

「グギャッ!!」

 

マシュのパンチを受けてふらつくが、先程の盾の一撃に比べれば軽いもので、オレのHPバーも1ダメージしか食らっておらず、HPは4となっている。

とはいえ、油断できる数値ではない。オレは先程知ったクリティカルを狙ってマシュの頭部に狙いを付けて棍棒を振るう。

ただ、マシュもそう簡単に食らってはくれないようで、腕を盾にして攻撃を防ぐが、その腕の上からでも十分なダメージを与えることになったようだ。

 

「やはり、盾がなければ……」

 

オレの攻撃を受けたマシュのHPは13となっており、7のダメージを受けている。あと2回攻撃すれば勝てると思うと、自然とやる気がみなぎってくる。

 

「グギャギャギャッ!!」

「ひっ!」

 

オレの笑い声に恐怖したマシュが小さな悲鳴を上げる。

よく見れば、マシュの頭上に緑色の文字で恐怖(少)と表示されている。

 

『攻撃の一部や武器を奪われたときになりやすい状態です。この状態になると、相手の攻撃や防御が時々乱れ、回避やクリティカルが狙いやすくなります』

 

本当によくできたものだと感心しながら、オレは恐怖で足が少し震えているマシュに再度飛びかかる。その攻撃をマシュは避けようと足がもつれて転ぶが、ギリギリで体を捻り、オレの攻撃を躱した。

 

「そんな攻撃当たりません!」

 

そんなことを言っているが、今の恐怖した姿を見た後では強がりにしか見えない。オレが次の攻撃に移ろうとした時に、マシュは逃亡の体勢に入る。

 

『恐怖状態となった相手は逃亡を選択しやすくなります。完全に逃げられる前に勝負を決めなくてはなりません』

 

そういうことかと納得するも、オレの足のスピードでは逃げるマシュには追いつけない。

このまま逃がしてしまうのかと悔しがっていると、石と表示されたアイテムが転がっているのが見えた。

 

『これは投擲アイテムです。拾ってなげれば、確率で相手に命中します』

 

これもまたチュートリアルなら今回は確実に当たるだろうと思い、石のアイテムを拾って投げつけた。

すると、石は綺麗な放物線を描き、逃げるマシュの頭にクリティカルヒットし、マシュは気絶状態となって足が止まる。その隙にオレはマシュに追いつく。装備を剝ぐチャンスではあったが、気絶から起こせば再び逃げられるかもしれない。HPバーがすでに赤の5だったため、オレは棍棒でマシュの頭を殴った。

それがトドメの一撃となって、マシュのHPは0となる。戦闘不能となっているだけで、死んでいるわけではなさそうだ。

 

『おめでとうございます!初のメスのゲットですね。これからお楽しみタイムですが、ちょっと待ってください。今この場で倒したメスを楽しむことも出来ますが、最初にいた住処にメスを連れて帰れば途中で逃げられる心配がなく。他に森にいる別のメスに邪魔される心配もありません。自信があるのならば、その場で楽しむのもいいですが、今回は万全を期して住処に連れ帰りましょう』

 

祝いの言葉を言われたのもつかの間、すぐにメスの持ち運び方法をレクチャーされる。

基本的には引きずっていくようで、移動速度は遅くなるが、それでも邪魔されるよりはいいだろう。オレが来た道をマシュの足を持って引きずって帰っていると、またIからのメッセージが入る。

 

『今回の勝因である気絶状態ですが、他にも様々な状態異常が存在します。更に、気絶状態中に行える特殊アクションも多種多様で、持っているアイテムや装備なんかで変わることもあるようです』

 

なるほどと話を聞きながら歩く。状態異常次第では、格上の女にも勝てる可能性があるわけだ。そうして、チュートリアルを終えて、ようやく元の住処にたどり着く。

 

『さぁ、到着しましたね。それでは早速、あの壁に生えているツタで戦闘不能状態となっているメスを拘束しましょう』

 

壁を見れば丈夫そうな拘束に向いているツタが確かに生えており、オレはその場所までマシュを連れていくと、ツタの方が勝手にマシュの両手に絡んで拘束する。

未だ倒されて眠っているマシュの身動きできない状態を見て、オレは興奮でチンポが硬くなった。

 

『さぁ、これであなたのお好きなように、メスをお楽しみください。ここ先はチュートリアルはございません。ぜひとも、ご自身の手で楽しみ方を模索してください』

 

 

 

 

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