――バナディーヤ(市街地)
先の戦闘でザフトから鹵獲した三両の輸送トラックは、荒涼とした砂漠を抜け、中立の商業都市バナディーヤへと入り込んだ。
潜伏と補給を目的として街へ降り立ったのは、ナタル・バジルール、エニル・エル、カガリ・ユラ・アスハ、キサカ、キラ・ヤマト、そしてアークエンジェルのクルーであるトノムラとパル。
さらに、傭兵として乗艦しているアグネス、ルナマリア、メイリンの三人も、細々とした日用品の買い出しを頼まれて同行していた。
雑多な人々が行き交うバナディーヤの市街地を、荷台の幌の隙間から伺っていた一行は、ある光景を目にして息を呑み、思わず固まった。
「あれは……」
ナタルが鋭い視線を向けた先には、真新しいザフトの制服を着た兵士たちの姿があった。
彼らが胸につけている徽章は、先日までタキリに停泊していた新造艦アイビーの乗員たちのものである。
よく見れば遠くにアイビーが停泊しているのが見えた。
「あの艦が地上に降りてきたのか!?」
「警戒したほうがいいわね。面倒なことにならなきゃいいけど」
エニルが周囲を油断なく見回しながら呟く。一行はザフトの兵士たちに見つからないよう、慎重に街の裏通りへと車両を進めた。
――バナディーヤ(ファクトリー)
キサカの案内でたどり着いたのは、街外れにひっそりと佇む古びた建物の地下にある【ファクトリー】と呼ばれる闇市場の取引所だった。
薄暗い地下空間には、様々な機械部品やジャンクが山のように積まれている。
「久しぶりだな、アル」
「おや、誰かと思えば。元気そうじゃないか、キサカ」
恰幅の良いファクトリーの店主、アル・ジャイリーが愛想よく出迎えた。
ナタルとキサカが、水、食料、武器、弾薬、そしてアークエンジェルの修復に必要な純正品や医薬品などのリストを提示し、買い付けの交渉を始める。戦闘で激しく消耗したモビルスーツのパーツも必須だった。
「なるほど、大抵のものは揃うが……あんたたち、これとは別に【届け物】があるぜ」
「届け物、だと?」
アルの言葉に、キサカがいぶかしげに眉をひそめる。
「ああ。別名義の傭兵仲間から、あんたらの船宛てに預かってるもんがあるんだ。モビルスーツの機体とパーツ一式さ」
「モビルスーツが……?」
驚くナタルたちを案内した先、地下の巨大な格納庫の奥に置かれていたのは、防水シートを被せられたコンテナ群だった。
「中身はジンワスプ三機と、ジンの予備パーツだ」
その言葉を聞いた瞬間、ナタルの顔に安堵の色が広がった。
<ジンワスプ……水中用の機体か。オーブへ向かうとなれば、紅海やインド洋での戦闘は避けられない。水中戦の備えが手に入るのは非常にありがたい>
ナタルは、かつて海上の戦いでザフトの水中用モビルスーツに辛酸を舐めさせられた記憶を密かに噛み締め、その有用性を痛感していた。
「それと、もう二機ある。こっちはパーツごとに分解されてるが……かなり手の込んだ代物だぜ」
アルが別のコンテナを指差す。
不審に思ったエニルがコンテナに近づき、隙間から中のパーツを覗き込んだ。
「これは……」
そこに収まっていたのは、魔改造された痕跡のある、ザウートのパーツだった。
しかも、その装甲はこれ見よがしに鮮やかな【紫色】に塗装されている。
エリカ・シモンズや、その周辺の傭兵仲間たちの顔を思い浮かべ、エニルは送り主に心当たりを得て愕然とした表情を浮かべた。
「……なんでザウートなのよ」
ジンよりも機動性に劣る重砲撃機体であるザウートを、わざわざ自分専用のカラーに塗って送りつけてきた意図に、エニルは深いため息を吐いた。
夜陰に紛れてアークエンジェルへ物資を搬入する段取りを整え、買い付けの交渉は無事に終了した。
「俺はこれから行くところがある。少し別行動を取らせてもらうぞ」
ファクトリーを出たところで、キサカがそう告げて一人街へと消えていく。
「お前達は、連中の案内のこともあるから先に艦へ戻り、この件をラミアス艦長につたえろ」
ナタルの命令でトノムラとパルは、ファクトリーからの物資搬入の準備のためにアークエンジェルへの帰路についた。
その場に残されたエニル、キラ、カガリ、ナタル、アグネス、ルナマリア、メイリンの七人は、頼まれていた細かい買い出しと息抜きを兼ねて、揃ってバナディーヤの街へと繰り出すことにした。
* * *
キサカたちと別れた後、買い出しのため別れて行動することになった一行は市場の近くに来ていた。
「私たちは向こうで買い出しをしてくる」
「地上の市場ってこんななのねぇ」
「あのお店の雰囲気怪しくてよさそうですよ」
「二人とも、あんまりキョロキョロしないでよ」
ナタルの言葉に、物珍しさではしゃぐルナマリアとメイリン、それを諫めるアグネスが続いた。
「わかった、こっちの買い物はこの辺で済むだろうし後で落ち合いましょ」
エニルがナタルにそう返す。
ナタルたちと別れ、別行動をとることになったエニル、カガリ、キラの三人は、スパイスの香りが漂うケバブの屋台で遅めの食事を取っていた。
「カガリ、いきなりケバブの店で食事だなんてどうしたのよ。
……買い物はすませたからいいけど」
「いいだろ別に、それよりお前はソースを何にするんだ」
カガリに矛先を向けられたキラは、初めての経験にソースを迷ってしまう。
「え、えーと」
キラの向ける視線は、エニルに助けを求めていた。
その時だった。
「おいおいおいおい、ケバブにはヨーグルトソースだろ!
それ以外は冒涜というものだよ」
ヨーグルトソースを持った男が一団を率いてやってきていた。
「なっ! いや、ケバブにはチリソースだ!」
その人物の登場に、カガリは固まったがチリソースを手に言い返す。
<やっぱり出てきたか、アンドリュー・バルトフェルド。
わたしはこいつが私たちと同じなのか見極める役目があるんだ>
カガリはその男を強く睨みつける。
バルトフェルドの後ろには、私服姿のレム、レコア、イザーク、シホの四人が控えていた。
イザークが頭を抱える傍らで、レコアは満面の笑みを浮かべていた。
彼女の中に同居するアスランがカガリとの再会に歓喜し、レコア自身もキラに会えてご満悦という、二重の喜びを抑えきれずにいたからだ。
レムは胃のあたりを手で押さえて、もう片方の手に持ったケバブの皿を落としそうになっている。
シホだけが意味がわからないという表情をしていた。
「ほら、君もヨーグルトソースだろ」
バルトフェルドはエニルにも勧めてくる。というかケバブにかけようとまでしてくる。
「興味はあるけど、今日はチリソースにしておくわ」
そういって、カガリの手を掴むと自分のケバブにチリソースをかける。
「全くわかってないなぁ、ならほら」
そういうとバルトフェルドはキラのケバブにヨーグルトソースをかけようとする。
「あ、こら、チリソースだ」
カガリもキラのケバブにソースをかけようとする。
結果、キラのケバブに二種類のソースが混じって掛かる。
「はぁ、キラこれ食べていいわよ」
エニルはため息を吐きながら、キラの皿と交換する。
その傍らで、レムの様子を伺っていた。
<アイビーの戦隊長、ということはザフト軍のお連れ様か、もめ事は起こしたくないなぁ>
腰に下げた拳銃を意識しながらケバブに手を延ばすでもなく周囲を警戒する。
「ケバブってのはな、こうやってチリソースで食べるのが一番なんだ」
カガリがチリソースをたっぷりとかけたケバブを頬張ろうとした、その時である。
「青き清浄なる世界のために!」
突然、群衆の中からブルーコスモスのテロリストたちが狂信的な叫び声を上げ、バルトフェルドへと襲いかかってきた。
「危ない!」
キラとエニルが咄嗟に動き、バルトフェルドの身体を背後へと突き飛ばして凶刃から庇う。
直後、周囲を警備していたザフト兵たちが瞬く間にテロリストを取り押さえ、襲撃はあっけなく制圧された。
怪我人は出なかったものの、揉み合いの余波でひっくり返った屋台のソースや具材が降り注ぎ、エニルたちの服は無惨なほどに汚れきってしまった。
「……助けられたな。礼と言ってはなんだが、シャワーと着替えを用意させよう」
バルトフェルドは面白そうに笑うと、呆然とする三人へ向けて手招きをした。
――バナディーヤ(ザフト軍滞在施設)
移動には二両の軍用車両が用意され、一行は分乗することになった。
バギーにバルトフェルドとレム、シホが乗り、後続のトラックにイザーク、レコア、カガリ、キラ、エニルが乗り込む。
「キラ、無事でよかった」
「レコアも無事でよかった」
レコアはキラとの再会を喜んで話しかける。
「……怪我はないようで」
「あ? ああ、だいぶん汚れてしまったがな」
イザークは何とか話をしたいが、エニルの監視があり話ができずにいた。
そう時間も掛からずバルトフェルドの使っている屋敷に到着する。
そこには武器を手にする兵士たちが整列していた。
「あたしらはこのまま帰ってもいいのだけど」
エニルもそう言って、一行は断ることを伝えたがバルトフェルドが切り出した。
「そう難しく考えなくていい、僕が助けられた相手をそんな格好で放り出すなんてできないだけさ」
緊張するかと思われたが、レコアがキラの手を取りトラックを降りる。
「ほらキラ、わたしが綺麗にしてあげる。
ほっとくとキラはずっと放置しそうだし」
言いながらレコアはキラを連れて行こうとする。
「え、あ、まってレコア。ちょっと、エニスさん」
キラはレコアに強く引っ張られ、連れていかれそうになり、エニルに助けを求める。
「はぁ、いくか」
カガリがあきらめに似たため息を吐くと、エニルを促してトラックを降りる。
その後ろにイザークが続き、先にバギーを降りてその様子を見ていたシホは首を傾げ、レムは胃を押さえていた。
「アンディおかえりなさい。連絡があったのはその三人ね」
屋敷に入ると美しい女性が待ち構えていた。
「アイシャ。ああ、襲撃に巻き込まれてね。ソースまみれなんだ。
綺麗にしてやってくれ」
バルトフェルドと近しい間柄なのか、抱き合いながらアイシャに頼む。
「ええ、任せて。それじゃあ、こっちよ」
アイシャはそう言うと、キラ達の先導をするように屋敷を案内する。
浴室に着くとその大きさに驚いた。
湯の張ったバスタブにシャワーがある大部屋だった。
「さあ、脱いで頂戴。
汚れた服は袋に入れておけばいいかしらね」
「ええ、そうしてもらえる?
帰りに持って帰るわ」
アイシャの問いかけにエニルが答える。
「あら、あなた達、両性なの?」
アイシャが驚いた声をだす。
「そうよ、めずらしいでしょ」
エニルが堂々と服を脱ぎ、それに促されるようにおずおずと服を脱いだキラ――二人の裸身を目の当たりにしての反応だった。
「いると知っていても、めったに出会わないもの。それが二人揃ってだなんてね。
でも、ふーん。……二人とも、いいもの持っているじゃない」
アイシャはからかう様に、エニルと赤面するキラを交互に見比べる。
「そう? ありがとう。
ほら、カガリちゃんと脱いだもの渡して、脱ぎ散らかさないの」
エニルは視界の陰で服を放り捨てるカガリを捕まえると、衣類を袋に入れる。
「じゃあ、さっさと洗いましょう。
……あら結構いい物使っているわね」
「そうでしょう、遠慮なく使って」
エニルの言葉に胸を張るアイシャ。
その言葉を受けて、エニルはざっと自分を洗うとカガリとキラを呼ぶ。
「ほら、洗ってあげるから」
「お、おい! わたしは自分で」
「いいから、さっさと来なさい」
エニルは逃げようとするカガリの腕をガシッと掴むと、強引にシャワーの下へと引きずり込んだ。
髪をすくように洗いあげ、身体も泡だらけにしながら隅々まで綺麗にする。
「そこは今はいいだろ、それに自分で! おい、人の話を聞け」
カガリの言葉も聞かずに磨き上げると、泡を落としバスタブに入れる。
「ほらキラも」
そういって、エニルがキラをシャワーの下に連れてくると、ざっと汚れを落とした後に、その髪をすくように洗う。
「エニスさん気持ちいいです」
目を細めるキラ。
「そう、それは良かった」
身体も泡だらけにして、すべてを磨き上げる。
「ほら、あなたも使って温まりなさい」
エニルはカガリが使っているバスタブにキラも入れる。
カガリはチラリとキラをみながら満更でもなさそうな表情をしていた。
浴室から出た後、アイシャに案内された部屋、そこには大量の衣服が用意されていた。
そしてレコアが待っていた。
「さあキラ! あなたには絶対にこれが似合うわ!」
「えっ!? ちょっと、レコア!?」
目を輝かせてキラの着せ替えに暴走し始めたのは、レコアだった。
彼女は手当たり次第に華やかな衣服を引っ張り出し、有無を言わさずにキラへと押し付けていく。
<……おいレコア、お前少し落ち着け。やりすぎだろ>
レコアの脳内に同居するアスランの意識が、呆れ果てたようにため息をつく。
だが、今のレコアにとってキラを愛でる喜びの前では、そんな小言など聞こえていなかった。
* * *
着替えを終えた三人が客室に通されると、そこにはコーヒーを淹れるバルトフェルドと、レム達が待ち構えていた。
部屋に現れた三人の姿に、イザークたちはわずかに目を丸くする。
カガリは煌びやかなドレス。エニルは体格に合わせたシックなスーツ姿。
そしてキラは、レコアの暴走の犠牲となり、可愛らしいドレスを着せられて赤面し、身を縮こまらせていた。
「……まあ、座ってくれ。本日のスペシャルブレンドだ」
バルトフェルドは笑いを堪えるように勧めると、全員にコーヒーを振る舞った。
「僕はこれが趣味でね。どうだろうか?」
「……」
口に入れたコーヒーの味を誰も口に出そうとはしなかった。
「エビデンス・ゼロワン……宇宙クジラを見たことはあるかね」
唐突な問いかけに、キラたちが顔を上げる。
「ないわよ。大体、本物はプラントにあるんじゃなかった?」
エニルが代表するように答えた。
それを聞いたバルトフェルドがあるものをことりとテーブルに置いた。
「これはレプリカだがね。
……なんでこれを【くじら石】というのかね? これ、クジラにみえる?」
「え、そういわれても」
マジマジとみていたキラが困った様子で答えた。
「ここのこれ、どう見ても羽じゃない。ふつうクジラに羽はないだろ?
クジラに羽がある。不思議だと思わないか? あれは一体、何なのだろうな」
「でも、よその星の生物なんだし」
キラが答えると、バルトフェルドの求めた答えではない様子で頭を振る。
「そうじゃなくてさ、僕が言いたいのはなんでこれがクジラなんだってことだよ」
「……じゃあ、なんならいいんです?」
キラに切り返されると、バルトフェルドも首をひねった。
「うーん、何ならといわれると困るなぁ。鳥にも見えないよねぇ。
トビウオ……ちょっと違うか。
うーん、あ……で、どうだいコーヒーの方は?」
話を振られたキラはコーヒーのカップを口にする。
最初と同じように酷い苦みで表情がゆがむ。
「ふむ、きみにはまだわからんかなぁ、オトナの味は」
バルトフェルドは悦に入った様子で、旨そうに真っ黒い液体をすする。
僅かな間の後、部屋の雰囲気が変わり、バルトフェルドから発せられる空気が鋭い威圧感へと変貌した。
「楽しくも厄介な存在だよね、これも」
キラが聞きとがめる。
「やっかい――ですか?」
「そりゃあそうでしょ。こんなものを見つけたから、希望――っていうか。可能性を信じるようになり、人は変な夢を見るようになった。【人はまだもっと先へ行ける】――とね」
お気楽そうだったバルトフェルドの目に、物騒な何かが光り、エニルやキラたちを順番に射抜く。
「――この戦闘の、一番根っこにあるものさ」
その鋭い威圧感に、キラは思わずドキリとした。
「そんなことを考えたことはありませんでした」
キラはカップに目を落としながら、つぶやくように言う。
「でも、これ(エビデンス・ゼロワン)って希望じゃありませんか? 人類にとって」
「希望?」
「だって、この広い宇宙に存在する生命が人類だけなら、それはとても、寂しいことだと思います」
言ってからキラは恥ずかしくなった、子供じみた感傷だと笑われるかもしれない。
だが、バルトフェルドはやさしい声音で言った。
「……きみは、寂しいのかね」
キラはドキリとした。目を上げると相手は暖かい、だが何となく悲し気な目でキラを見ていた。
「はぁ、それでその話はまだ続くの?」
おかしな方向に進んでいた所を、エニルが断ち切った。
「おや、これは失礼。少々、熱くなってしまったよ」
バルトフェルドは小さく息を吐くと、コーヒーをすする。
「……にしても妙だよねぇ。
大体、エルの態度からもわかっていたけど、そっちも察しているんだろ?
なのに警戒はしていても、敵意なんてこれっぽっちも感じない」
バルトフェルドが部屋を見渡すと、そこには奇妙な空気が漂っていた。
レムやイザークたちが敵対どころか反発すらしていないだけでなく、カガリたちもエニルが一人警戒しているくらいで、どこかリラックスしている節さえあったのだ。
「なんだろうね、蚊帳の外って感じがするよ。
そこのところどうなんだい、金髪のお嬢さん」
バルトフェルドは優雅にコーヒーを口にしているカガリに話を向ける。
「自らの意志で道を決めるのであって、誰かの意志で道を決めるのは違うと私は考えている。
ここにいるのがどの陣営であったとしても、争いを望まないならテーブルにつけばいい、今はそう思う」
カガリはバルトフェルドに向かってそう言い放った。
「……っ! くっははは」
バルトフェルドは愉快そうに笑う。
「ならあなたに問おうか。どうしたら、この戦争が終わらせられる?
どうして争うのか。
どこで戦いを終わらせるか……敵であるものを、すべて滅ぼしてか?」
「敵だから撃つのだと、殺されたから殺すのだと、そんな考えではいつまでも変わらない。
終わらせる信念と、自らが選択する意志。それが私なりの答えだ。
私の親友の言葉だが、【人の進む道は誰かに選択された未来ではなく、未来は自ら選択するものだ】ともな」
それぞれの戦う意味を突きつけられ、部屋の中に重苦しい沈黙が降りていく。
やがて、バルトフェルドはカップをソーサーに置くと、ふっと息を吐いて笑みを浮かべた。
「……そうかね。今日はテロリストから助けられたわけだし。そろそろ帰ったほうがいいだろう」