続くと良いなぁ。続けるけど。
???Side
某月のある日、ある晴れた日の夕暮れ俺、“
ウチの両親は基本的に自由で、ふらっと旅行に行ったり、両親だけで長期出張に行ったりもしている。
バイトをしながらだが、両親がたまに生活費を入れてくれているので、生活自体には困ってはいないし、学校にも問題無く通えているし、問題も起こしていない。
「平和だなぁ。さてと、そろそろ夕飯の支度を。」
ピンポーン
「ん?は~い。」
玄関のインターホンが鳴り、玄関に向かって扉を開ける。
「見つけたぞ。遊。」
「やっほ~遊くん!」
「ん?定楽乃、ユミ。」
扉を開けて前を見ると、そこには子供の頃に別れて会わなくなった親友、等々喰 定楽乃と等々喰 ユミであった。
定楽乃は車椅子に乗っており、ユミがそれを押している。
「定楽乃、ユミ。お前ら何でここに?」
「その前に上がっても良いか?家の中で話したい。」
「お、おう。ちょっと待っててくれ。」
俺は靴などを片付けると、定楽乃達を家に上げてお茶とコーヒーを出す。
「ありがとう遊くん!」
「ありがとう、遊。」
「それで、2人とも何でまたウチに来たんだ?何かあったのか?」
「……遊、百花王学園を知っているか?」
「え?百花王学園って、確かセレブが通う有名校だろ。それくらいしか知らないぞ。」
定楽乃の言葉にそう返すと、定楽乃は静かに茶を飲む。
「遊、百花王学園に転校してほしい。そして綺羅莉を止めてほしい。奴の行いは目に余る。」
「綺羅莉って、桃喰 綺羅莉か。子供の頃から目立つ奴だったけど、目に余るって何をしたんだ?」
「実はね、綺羅莉ちゃんが生徒会長をやってる百花王学園ていうのが、ちょっと悪目立ちし過ぎちゃってね、苦しんでる子達もいるの。お願い遊くん!定楽乃ちゃんに力を貸して!」
「俺みたいな一般人に何が出来るってんだ?明日の生活だって見えてないのに。」
「そう言うな。少なくとも、遊。お前の強運とギャンブルに強い点という事は活きると思う。お前は何せ、“子供の頃に綺羅莉に勝ってる”んだからな。」
子供の頃にやったババ抜きに勝ったことを持ち出されても、こちらとしては頷く事は出来ない。
しかし、2人の様子からして明らかに帰ってくれる気配は一切ない。
「(どうするかなぁ。俺には今行ってる学校があるから、離れたくないし……何とか諦めて貰わないと。)定楽乃、悪いが俺も今行ってる学校があるから、簡単には転校は出来ない。」
「あぁそれについてなら気にするな。転校の手続き等はこちらで済ませてある。」
「はい?!ちょっと待て定楽乃!何勝手に転校手続きしてくれてんだよ!?つうか、父さん達サインだって「ご両親には私が遊の面倒を見ると伝えてある。」はぁ!?お、俺の意思は!?」
「すまないが、今回ばかりは無しだ。強行手段を取らせてもらう。」
「ごめんね、遊くん。」
「くっ!?マジかよ。」
こうして、俺は定楽乃の手伝いをするのであった。
俺、これからどうするんだ?
コメント待ってます。