どうする遊?
遊Side
「桃喰か。小学校以来だな。」
「そうね。こうしてちゃんと話すのは初めてだわ、明日夢、いいえ、遊。」
桃喰 綺羅莉、小学校の頃は同じクラスに通っていたお嬢様で、定楽乃とも顔見知りだが、俺はこいつが苦手だ。
桃喰とは小学校が一緒だったし、その頃から定楽乃達と遊んでいたが、前に一度こいつとトランプ勝負をして勝ったが、それからは何かにつけて絡んできた。
しかし、俺が転校してからはめっきり会わなくなり、こうして会うまでは元気でいるとは知らなかった。
「こうして会えたのも何かの縁ね。どう?これから生徒会室でお茶でもしないかしら?」
「嬉しいお誘いだが、俺は授業があるんだ。それに今日はある程度稼いだから帰りに銀行も寄りたいしな。」
「あら、それなら私に付いてくれば良いわ。生徒会室でお茶でもして時間を潰しましょう?久しぶりにトランプでもしながら。」
「無理だ。悪いが単位は落としたくないんでな。んじゃさいなら。」
桃喰から逃げるように俺は教室に向かうのだった……。
◆◆◆
綺羅莉Side
「……。」
「綺羅莉、そろそろ戻ろう。生徒会の……綺羅莉?」
「ふふふっ……ふふふふふふっ!あははははははははは!!!やっぱり最高!!最高よ遊!!私を負かし、私を夢中にさせる、あなたはどれだけ最高なの!?しかもこの学園で早速ギャンブルを覚えていったなんて!!あぁ~♪最高だわ❤️」
「き、綺羅莉?」
久しぶりに遊に、私が欲しかった男に再会出来た。
声もそうだけど、あの目も変わってなかった。
どこまでも自由で、捉えどころの無い雰囲気と澄んだ目。やっぱり最高だわ。
「あぁ~♪やっぱり欲しい……!遊、あなたが欲しいわ♪」
「綺羅莉……。」
「あら?どうしたのかしら、リリカ。そんな不安げな声なんて出して。そうよね、リリカは昔遊と仲良かったものね?」
「不安になどなっていない。ただ、遊が何故この学園に転入してきたのかを知った方が良いのではないか?」
「遊が転入してきたのか?そんなの、分家の誰かの差し金でしょうね。」
「気付いていたのか?」
「大方、私のやり方に文句はあるけど口出し出来ない定楽乃辺りが遊を頼ってきたといった所かしら?まぁでも、逆に遊を連れてきてくれたことに感謝しないといけないわね。」
私の言葉にリリカは溜め息を吐く。
定楽乃、あなたが何で遊を頼って百花王学園に転入させてきたは分からないけど、逆に遊を連れてきてくれたことに感謝しないとね。
私の作った水槽に連れてきてくれて、ありがとう♪
短くてごめんなさい。
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