【エロマンガ先生】正宗、秒で出ます。〜紗霧の感覚過敏を『徹底イチャイチャ』で治そうとしたら、妹の締め付けが凄すぎて兄の理性が即死した件〜 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
強烈な勢いとともに叩きつけられた莫大な熱量の連続噴流が、紗霧の小さな口内を一瞬で満たしていく。
紗霧は目を丸くしながらも、俺の体液を一滴たりともこぼすまいと両頬を限界まで膨らませ、両手で俺の腰を強く抱き寄せてその衝撃を受け止めた。ドクドクと脈打つたびに注ぎ込まれる、高密度の愛の濁流。
「んぐっ……! むぐっ……っ! ん……っ、ちゅ……っ!」
喉の奥を突く熱い圧力に、紗霧の華奢な首筋が可愛らしく跳ねる。紗霧は苦しそうに瞳を潤ませながらも、一度も俺を吐き出すことなく、ゴクン、ゴクンと音を立ててその全てを喉の奥へと飲み込んでいった。
「はぁ……っ! はぁ……っ! 紗霧……お前……っ」
すべての脈動が収まり、激しい熱量の放出がようやく落ち着く中、紗霧はゆっくりと唇を離した。
二人の間を、引き抜かれた部位と紗霧のしっとり濡れた唇を繋ぐ一筋の綺麗な透明の糸が、窓から差し込む朝の光を浴びてキラキラと光りながら伸び、やがてぷつりと切れて紗霧の顎へと落ちた。
「はぁ……はぁ……っ! えへへ……全部……呑み込んじゃった……っ」
紗霧は口元を小さな手の甲でそっと拭うと、達成感と誇らしさに満ちた、とろけるような笑顔を見せた。
——が、次の瞬間。
紗霧はふと視線を泳がせ、壁の掛け時計の長針と、俺の青ざめた顔面を交互に見比べた。
口内へのアプローチが始まってから、時間にしてみればほんの数十秒。昨夜の限界突破セッションの余韻も冷めやらぬ中で繰り出された、あまりにもあっけなく、あまりにも爆速なフィニッシュ。
二人の間に、朝の静けさと共に重たい沈黙が流れる。
「……ねえ、兄さん?」
「あ……いや、紗霧……! これはだな、解析的に言えばお前の口腔内における体温保持能力と締め付けの圧力が尋常じゃなかったというか……俺の過剰な愛が生体シグナルとして限界を超えて溢れ出しすぎた結果であってだな……っ!」
俺は滝のような冷や汗を流しながら、前頭葉のあらゆるロジックを総動員して精一杯の言い訳(防衛線)を築こうとした。
しかし、己の愛撫にあっさりと耐えきれず暴発した俺のヘタレ具合を完全に理解した紗霧の頬が、急速に赤く染まっていく。その瞳から甘い微熱が消え去り、呆れと可愛らしい怒りの炎が一気に灯った。
「また早すぎるよ、兄さんのヘタレぇぇぇぇっ!!」
「ぐおっ!?」
紗霧の全力の猫パンチが、ドカッと俺の無防備な胸元に叩き込まれた。
「だって……っ! わたし、もっと兄さんとゆっくり……朝の仲良ししたかったのにぃ……っ! なんで急に出しちゃうのバカ! 早漏! ヘタレっ!」
「す、すまん紗霧! だってお前の舌使いが昨日より格段に上達してて……あんなの耐えられる男なんて地球上に存在しない……っ!」
「言い訳禁止っ! 兄さんの大バカぁぁぁぁっ!」
ポカポカと小さな拳を叩きつけてくる紗霧を抱きとめ、なだめながら、俺は己の不甲斐なさを痛感していた。
感動的な愛の受け入れと朝の情熱的な時間は、またしても俺の「秒殺」という身も蓋もない現実によって幕を閉じるのだった。
「……うぅ、兄さんのバカ……。わたし、昨日の夜からずっと……朝起きたら兄さんとたくさん甘え合うんだって、楽しみに想像してたのに……」
何度も胸元を叩いていた紗霧の手が次第に弱まり、そのまま俺の胸に小さなおでこをこてんと預けてきた。シーツの上にこぼれた紗霧の薄桃色の髪から、甘い石鹸の香りと体熱の余韻が漂う。
「……紗霧」
「……こんなにすぐ終わっちゃったら、寂しいじゃない……。もっと兄さんの温かいところで、ぎゅーって包まれたかったのに……」
むすっと膨れっ面をしながらも、小さな両手で俺の腰をしっかりと抱きしめ返してくる。そのいじらしい愛おしさに、俺の胸は激しく締め付けられた。不甲斐ない自分への情けなさと同時に、紗霧への愛しさが限界突破で溢れ出してくる。
俺はそっと腕を回し、華奢な紗霧の体をしっかりと抱き寄せて、その頭を優しく撫でた。
「ごめんな、紗霧……。お前が愛おしすぎて、どうしても理性が保てなかったんだ。でも……約束する。少し休んだら、次は絶対に逃げない。お前が満足するまで、何度でもお前を抱きしめるから」
「……ほんと? またすぐ秒殺しないで、ちゃんとゆっくり仲良ししてくれる……?」
上目遣いで俺を見つめてくる潤んだ瞳。その瞳に映る俺の顔は、もうヘタレな兄ではなく、紗霧の全てを受け止める一人の男の顔だった。
「ああ、約束だ。俺の全てを使って、お前を幸せにしてみせる」
「ふふ……んっ、約束破ったら……次は猫パンチじゃ済まさないんだからね」
紗霧は小さく微笑むと、俺の腕の中で安心したように瞳を閉じ、ぴったりと体温を重ね合わせてきた。
爆速フィニッシュという情けないオチで始まった朝の物語は、二人の絆をより一層深く、甘く結びつけながら、どこまでも温かなアフターフォローの時間へと溶け込んでいくのだった。
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