【エロマンガ先生】正宗、秒で出ます。〜紗霧の感覚過敏を『徹底イチャイチャ』で治そうとしたら、妹の締め付けが凄すぎて兄の理性が即死した件〜 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
朝の光が窓ガラスを透過し、室内に白い粒子を漂わせる中、俺——和泉正宗と和泉紗霧による極限の全開同調(本気バトル)は、ついにその最終局面——限界突破のアウトプットの領域へと到達しようとしていた。
互いの理性のセーフティを完全に解除した突き上げと、紗霧の体内組織による狂おしいほどの締め付け運動は、すでに冷静な計算の域を遠く置き去りにしていた。
「あぐっ……! あぁぁっ……! 兄さん、ダメ……っ! もう……わたしの中、兄さんの形になっちゃいそう……っ!」
「紗霧っ……! 手を緩めるな……! 俺のすべてを……そのまま奥で受け止めろっ!!」
ベッドの軋み音、接合部から発せられる激しい水音、そして二人の荒い呼気が、密閉された空間を過熱した熱量で満たしていく。
紗霧の最深部は、俺の先端部と接触を繰り返すたびに強烈な快感の火花を散らせていた。紗霧の爪が俺の背中に強く食い込み、脚部が腰を締め上げる。
限界の波は、寸分のズレもなく二人の感覚を同時に飲み込んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!! 兄さんっ……! 兄さんっっ!!」
「くっ……! 紗霧……ッ!!」
腰を極限まで押し込み、最奥へと部位を叩きつけると同時に、俺の体内から莫大な熱量が爆発的に解き放たれた。
ドクンッ、ドクンッ——!
「ひあぁぁぁっ……!? あつ……っ! 兄さんの……熱いのが、奥の奥に……いっぱい……弾けてるぅっ……!」
強烈な快感の波が脳内を焼き尽くす。
高熱の波動が、紗霧の最深部に向けてダイレクトに叩き込まれていく。紗霧の内部組織は、その熱量を一滴たりとも逃さぬように狂おしくうねり、最後の一滴に至るまで絞り尽くすような強圧で俺の全体を包み込んだ。
視界が一瞬、真っ白な光に塗り潰される。
二人の脈動は完全に1つのリズムへと統合された。極限の熱狂と、圧倒的な密着感。過敏さも不安もすべてを吹き飛ばすほどの完全な愛し合いが、二人の全存在を歓喜の頂点へと押し上げていた。
――やがて。
激しい熱の濁流が静かに引き、狂乱の余韻が滑らかな波を描いて落ち着いていった。
「はぁ……っ! はぁ……っ! はぁ……っ!」
「んぁ……っ……ふふ……っ、すごかった……ね、兄さん……」
結合したまま、俺は紗霧の汗ばんだ身体の上へと倒れ込んだ。
紗霧は満足感と至福に満ちた笑顔を浮かべ、俺の首元に愛おしそうに両腕を回してきた。荒かった鼓動も静かに落ち着きを取り戻し、過熱していた体温も平常へと戻り始めている。
朝の本気バトルは、二人に完璧な充足をもたらし、これ以上ない形で完結した——はずだった。
「ふぅ……。これで、お前の身体も完全に落ち着いたな、紗霧……」
俺が呼吸を整え、安堵の息をついた、その時だった。
カシャ、とサイドテーブルの上で、俺のスマートフォンの画面が微かな振動とともに点灯した。画面に表示された通知ポップアップが、俺の目に飛び込んでくる。
【リマインダー:本日 09:00〜 電撃文庫編集部・神楽坂さんとの新刊刊行に関する対面打ち合わせ(担当編集部デスクにて)】
「……」
俺は一瞬、思考がフリーズした。
ゆっくりと首を曲げ、スマホの現在時刻へと視線を滑らせる。
【 08:24 】
「……!?」
前頭葉の思考機能が一瞬でフル稼働を再開した。
神楽坂さんとの打ち合わせ場所は、秋葉原の編集部。ここ(自宅)から電車と徒歩を乗り継いで移動するのに必要な最小所要時間は、およそ35分。
つまり、8時25分には家を出なければ、確実に遅刻する。
現在の残り時間——わずか、1分。
「や、やばっ……!? 打ち合わせがあるんだった……っっ!!」
「えっ……!? 兄さん……!?」
俺は悲鳴のような声を上げながら、身体を離してベッドから跳び起きた。
「あぁっ……!? 兄さん、急に抜いちゃダメぇ……っ!」
「すまん紗霧! 解説は後だ! 8時45分の電車に乗らないと、神楽坂さんに殺される……っ!」
全身から汗を吹き出しながら、俺は床に散らばっていた服を猛スピードで拾い集めた。靴下を履き、ズボンに足を突っ込みながら、シャツのボタンを上から適当に留めていく。
「えええっ!? だって、ついさっきまでわたしとあんなにすごいことしてたのに……っ!?」
「スケジュール管理のミスだ……! 朝の愛し合いがここまで長引くとは完全に計算外だった……っ!」
髪を適当に手ぐしで整え、バッグに原稿データが入った端末を突っ込む。ベッドの上で毛布を抱えたまま呆然としている紗霧に向かって、俺はドアに手をかけながら叫んだ。
「紗霧! 朝飯は冷蔵庫のものを食べてくれ! 戻ったらまた続きをするから!」
「あ、ちょっと兄さん……! 首筋にわたしのキスマーク残ったままだよぉ……っ!」
「えっ……!? ぐわぁぁぁっ、マジかよ……っ!!」
俺は首元を服の襟で必死に隠しながら、階段を転げるように駆け下り、玄関のドアを勢いよく飛び出していった。
——そして、駅へと向かう道中。住宅街の路地を猛ダッシュで駆け抜けていた俺の視界に、派手な金髪と豪奢な洋服をなびかせた人影が飛び込んできた。
「あら? そこを必死な顔で走っていくのは……マサムネじゃない!」
道路の真ん中で優雅に日傘をさしていたのは、隣に住む超人気作家——山田エルフだった。
「エルっ……! 邪魔だ、どいてくれ! 今めちゃくちゃ急いでるんだ!」
「なっ……何よ人の顔を見るなり失礼ね! って、ちょっと待ちなさいマサムネ! あなた……その首筋、一体なになのよ!?」
すれ違いざま、鋭い目ざとさで俺の首元のキスマークを捉えたエルフが、叫び声を上げながら俺の服の袖を掴んできた。
「ひ、皮膚の炎症だ! 気にするな!」
「嘘おっしゃい! どう見ても誰かに激しく噛みつかれた痕じゃないの! 紗霧ね!? 朝からそんな不潔で破廉恥なことをしていたのね!?」
「不潔って言うな! 恋人同士の健全な愛の営みだ……って、説明してる場合じゃないんだよ! 神楽坂さんとの打ち合わせに遅刻する!」
「な……っ!? こ、恋人同士だとしても限度があるでしょーっ! 許せない、この私を差し置いて朝からそんな甘い思いをしていただなんて……キーッ!」
顔を真っ赤にして地だだを踏むエルフの制止を力任せに振り払い、俺は再び猛ダッシュを開始した。
「あとでちゃんと問い詰めるからねーっ! 覚えてなさーい!」
背後から響くエルフの金切り声を背に受けながら、俺は血の気が引く首元を押さえ、一路秋葉原の編集部へとひたすら突き進むのだった。
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