制服資産の減価償却録 〜終わらない絶望のタイムライン〜 作:naomasa
第4話:傲慢な検収と、狂犬の静かな再起動
ようやく美月の制圧が叶った地下資料保管庫。数分前の喧騒が嘘のように落ち着きを取り戻しつつある。
「おい、絶対に孕ませる(中出しする)なよ。資産管理上の赤字を出すわけにはいかんからな」
額から側頭部にかけて生々しく裂けた皮膚から、ドロドロとした赤黒い鮮血を流した鮫島警部が、指の隙間から血を溢れさせながら、底冷えするお堅い官僚的トーンで言い放つ。 その目は、床に押し潰されて指先一つ動かせない井上美月を、もはや警察官ではなく、これから検収を始める単なる「公務用の備品」として冷徹に見下ろしていた。
「わかってますよ、鮫島さん。ゴムを嵌めて、前(膣内)と口だけで処理します。後ろは次のロットの楽しみにとっときますよ」
「フン……。これ以上、この狂犬に現場を引っかき回されるのは御免だ。私は医療処置を受けてくる。あとは適当に進めておけ。最後は貞操帯を装着して、明朝に来る藤田に引き渡せ」
鮫島は血に染まった人事書類のバインダーを乱暴にデスクへと叩きつけると、傷口をハンカチで押さえながら、重い木製の扉の向こうへと足早に退出していった。 これ以降、鮫島が美月の前に直接姿を現すことはなく、密室には、手傷を負わされて復讐の眼光をギラつかせた反社の男たちのみが残されるという異例の事態になった。
美月の下半身を拘束するための強固な医療用貞操帯は、この時点ではまだ装着されていない。 ただ黒のパンツスーツのジャケットとスラックスを力任せに引き裂かれ、カッターシャツのボタンをすべて毟り取られただけの、全裸に近い無防備な身体がコンクリート床の上に晒されている。 美月を鎮静化させる為に首筋へ強制注入された強力な中枢神経抑制薬(生体鎮静剤)の薬理効果は、彼女の強靭な運動神経を内側から完全に支配していた。
(あ……、が……っ、動け……動いてよ、私の身体……ッ!!)
脳の理性では、目の前ににじり寄ってくる男たちの下卑たニヤけ面を噛み千切り、今すぐその喉笛を突き破ってやりたいと猛烈に念じている。しかし、運動神経の中枢を化学的に眠らされた肉体は、自らの意志を完全に裏切り、重い鉛の塊のようにピクリとも動かない。 手首を繋ぐ前手手錠の金属チェーンが、美月の無力な呼吸に合わせてカチャ……と微かな音を立てるだけだった。
「おい、まずは口(口腔)から試そうぜ。この狂犬がどんな鳴き声を上げるか、見てやろうじゃねえか」
一人の男が、無抵抗になった美月の黒髪を乱暴に掴み上げ、顎を強引に上向かせた。通常であれば、強行犯係の狂犬が牙を剥いて男のモノを噛み切るリスクがあるため、口腔への侵入は組織の側にとっても致命的な赤字(損壊)を伴う。 だが、今の美月は弛緩剤の暴力的な力によって、顎を閉じるための咬筋のコントロールすら完全に去勢されている。
「ん、んぅう……っ、や、め……ろ……ッ!!」
掠れた生の拒絶を紡ごうとした美月の唇を、男の剥き出しの欲動が容赦なく、根元まで強制的に突き刺した。
「ウグ……ッ!? ゴ…、ゴホッ……オォ……ッ!!」
圧倒的な異物が喉の奥深く(咽頭粘膜)を直接圧迫し、強烈な嘔吐反射が美月の身体を襲う。しかし、四肢の筋肉が弛緩しているため、激しく咳き込んで異物を吐き出すことすら許されない。
(嫌だ……嫌だッ! 私の口を、汚ないモノで、汚すな……っ!!)
言葉にならない生の悲鳴が、喉の奥で淀んだ肉の粘着音へと強制変換されていく。閉じられない唇の端からは大量の涎がボタボタとコンクリート床へと滴り落ち、彼女が命懸けで握りしめていた舞主任の『形見の手錠』の冷たい銀色を、惨めに、そして不浄に汚損していく。
「ハハッ、薬が効いてりゃ、狂犬の口もただの優秀な肉穴じゃねえか! おい、前(膣内)も開始だ!」
口腔内を無機質に蹂躙され、呼吸すらハッキングされている美月に対し、もう一人の男が、鮫島の命令通り避妊具を装着した欲動を、その引き締まった下半身の割れ目へと押し当てた。
「あ、うあ……ッ!! は……っ、はな、せ……ッ!!」
前手手錠で繋がれた両腕を頭上へ引っ張り上げられ、万歳の格好で床に物理的に固定されたまま、男の侵入による鋭い痛みが美月の肉体を貫いた。 準備も潤滑もない粘膜への摩擦。どれほど強固な精神を持つ刑事であっても、自律神経のセーフティを強引にこじ開けられていく絶望。 男たちの腰が激しく打ち付けられるたびに、コンクリートの密室に骨まで響くような鈍い衝突音が反響する。美月の網膜には、古い裸電球の光と、のしかかる男たちの汗ばんだ皮膚の残像がグチャグチャに混ざり合って映り込んでいた。
だが、行為が熱を帯びるにつれ、男たちの口から、美月の肉体が解剖学的に屈服し始めている事実が嘲笑とともに漏れ出す。
「おい見ろよ、この狂犬アマ、睨みつけてきやがるクセに、中(膣内)の肉は弛緩剤でグズグズに緩んでやがるぞ! 抵抗できねえから、信じられねえほど素直に奥まで吸い込んできやがるッ!」
「こっちの口も最高だぜ! 噛みつく力がねえから、喉の最奥までノンストップで突き刺せる。最高に都合のいい便器だッ!」
美月の意志とは裏腹に、薬理効果によって強制的に「男たちの都合の良い形状」へと肉体が適合させられている現実を、言葉の暴力によって突きつけられる。
やがて、絶頂の脈動を迎えた男たちの欲望が、美月の全身を物質的に汚染し始めた。 口内で処理していた男が、美月の豊かな髪を強引に引っ張って引き抜くと、彼女の端正な顔面、知性を象徴する箇所へ向けて、白濁した体液を勢いよく吐き出した。
ドクッ…ドクッドクッ……
熱を持った重たい精液が、美月の顔に大量に降りかかる。
「う、あ……」
市民の前で正義を語ってきたエリート刑事の顔面が、底辺の男の不浄な排泄物にまみれ、アイデンティティごとグチャグチャに塗り潰されていく。 さらに、前の中に入れていた男も、
「おらっ、これはご褒美だッ!」
と言い放つと、避妊具を強引に引き抜き、剥き出しの生身の先端から放たれた熱い精液を、美月の引き締まった下腹部、そしてカッターシャツの裾へと大量にぶちまけた。
ドロドロとした不浄の液体が、重力の因果律に従って美月の脇腹や床へと滴り落ち、彼女の肉体への「減価償却」が確実に進行していることを視覚的に証明していく。
「ふぅ、良かったぜ…」
「おい、次は俺の番だ。代われ」
待機していた2人目の男が、下卑た笑みを浮かべながら前に進み出た。男は美月の顔にかかった白濁を指でいたずらに弄びながら、自らは満を持して新しい避妊具を装着し、美月の未だ熱を帯びて震える割れ目へと、余裕たっぷりにその質量をヌルリと侵入させた。
「おいおい、そんなに睨むなよ、刑事さんよぉ」
2人目の男は、美月の中に侵入すると、挑発的なピストンを開始した。
「お前がどれだけ怒ろうが、この下半身はもう俺たちのモノなんだよ。お前が命懸けで守ろうとした山本舞も、今じゃ声を枯らして俺たちの種を強請るただのメス豚だ。お前も大人しく、気持ち良くなってりゃいいんだよ、なぁッ!?」
耳元で繰り返される下衆な挑発と、容赦なく最奥を抉り抜かれる物質的な屈辱。 美月のカッターシャツの繊維は、男たちの激しい運動によって撒き散らされた冷や汗と、彼女の目から溢れ出る屈辱の涙、そして顔面から滴る精液を吸い込み、じわじわとその物質的質感を変質させ始めていた。
インフラ側の管理データが算出した、美月の投与された中枢神経抑制薬の持続時間。それは「最低でも1時間以上は完全に自由を奪い、無抵抗なパーツとして機能させる」という傲慢な数式であった。
しかし、己の「肉体的な力」のみを絶対の誇りとしてきた刑事課の狂犬の生体機能は、組織の冷徹な計算を遥かに超越していた。 激しい汚辱の精神的ストレスと、舞を侮辱された激怒がカウンターとなり、美月の強靭な自律神経が、わずか「40分」という驚異的なスピードで薬物効果を自力代謝し、強制切断し始めていたのである。
男たちが完全に勝利を確信し、余裕の笑みを浮かべて美月の肉体を貪り尽くしているこの瞬間。 彼らの驕りきった死角で、ピクリと、美月の手錠に繋がれた指先が微かな生命力を取り戻す。狂犬の四肢に凄まじい「暴力の弾道」が再起動しようとしていることに、密室の誰もまだ気づいていなかった。