制服資産の減価償却録 〜終わらない絶望のタイムライン〜 作:naomasa
ドゴッ…!!
鈍い音が地下の資料保管庫に響き渡る。
そしてその直後男の悲鳴にも似た叫びが聞こえる。
「が、あぁあ頭ッ!? 鼻が、俺の鼻がぁあッ!!」
自身の強靭な肉体と精神力で、薬の効果を40分へと早めた美月。
床に固定されていた手錠を物理的に無効にし、手首を繋ぐ重厚な官給品手錠の金属チェーンを凶器に変え、美月が放った渾身の一撃は、のしかかっていた男の鼻骨を粉々に粉砕していた。
初期の拘束のおり、前手での手錠拘束だったのが全ての間違いだった。最初から後ろ手に拘束しておけば、このような事態は起きなかったかもしれない。
鼻をへし折られた男は、床へと無様に転がって鮮血を撒き散らす。その凄惨な光景は、鮫島警部という抑止力(リーダー)を欠いた密室の男たちを、一瞬にして理性のない獣へと変貌させた。
「このアマ……ッ! よくもやりやがったなッ!!」
「おい、全員で力づくで抑え込めッ! 首だ、首をもう一度狙え、薬を打てッ!!」
激昂した四人、五人の男たちが、格闘スキルを完全に無視した圧倒的な「質量(重量)」の暴力となって、一斉に美月のしなやかな肉体へ襲いかかった。
「ふざけんなっ…!お前たちの好きなようにはさせないっ…!」
それでも美月は牙を剥き、床を蹴ってなおも抵抗。男たちは次々と倒され、この地下の資料保管庫内にて約1時間ほど前に起きた事象が、再び起きようとしている。
しかし反社の男どもも馬鹿ではない。一度制圧しているので、今度は最初から数で勝負をかける。筋肉質の男が4~5人が一斉に美月に飛び掛かり、その暴力の前に即座に組み伏せられ、冷たいコンクリート床へと強行圧殺された。四方から複数の無骨な手が伸び、彼女の引き締まった四肢、骨盤、頭髪を強引に抑えつけて制圧する。
「暴れるな、このアマがッ!!」
男の一人が、床に顔を押し付けられて猛烈に身をよじる美月の、汗ばんだ首筋の皮膚へと、再び中枢神経抑制の注射針を容赦なく突き刺した。注射器のピストンの動的な圧力と共に、再び薬液が毛細血管を通じて体内へと強制注入される。
「あ……、が……っ、う、あ……」
あんなに猛り狂っていた狂犬の筋肉から、みるみるうちに再び全てのエネルギーが化学的に去勢され、四肢の力が完全に抜け落ちていく。規格外の肉体も、短時間での二度目の強制鎮静には抗えず、美月は指先一つ動かせない完全な虚脱状態へと再び叩き落とされた。
男たちは無抵抗になった美月の腕を強引に背後へとねじ上げ、肉に食い込むほどの凄まじい力で、手首を背中側へと跳ね上げた。
ガチャリ!!!
後ろ手手錠(背後施錠)への完全な拘束へと置き換える。両腕を背後に完全にロックされ、骨盤の可動域すら物理的に奪われた瞬間、美月の「暴力という最大の武器」は、構造的に、完全に去勢された。
男たちは、薬物でぐったりと弛緩した美月の肉体を、床から強引に引きずり起こした。両腕を後ろ手に縛られたまま、壁際の配管へと手錠のチェーンを引っ掛けられ、彼女の引き締まった身体は、爪先が辛うじて床に触れるだけの不気味な「立ったままの宙吊り(極度拘束)」の体勢へと固定された。
「よくも俺たちの仲間を血祭りにあげてくれたな、このガキが……ッ」
男たちは鬼の形相で、宙に吊るされて荒い呼吸を漏らす美月を睨みつける。その瞳には、すでに鮫島が言い残した「前は温存しろ、ゴムを嵌めろ」という資産管理上の命令(規律)など、一ミリも残されていなかった。ただ手傷を負わされ、恐怖とプライドを傷つけられた男たちの、下卑た恨みと怒りの矛先が、美月の無防備な肉体へと完全にロックされていた。
「準備もねえ『後ろ』から、そのクソ高いプライドごと根こそぎズタズタにしてやるッ!!」
男は、一切の拡張も保護も行っていない剥き出しの肉棒を、宙吊りにされた美月の後ろの窄みへと、暴力的な質量を直接あてがう。
そして美月の後方の窄みに狙いを定めると、遠慮なく一気に突き立てた。
「ひ、あ…………っ、ガ、あ、お、ォ、ぉおおおおおーーーッッ!!?」
本来生殖機能を持たない、かつ伸縮性の限界が極めて低い直腸粘膜が強引に裂かれ、押し広げられる未知の激痛に、美月は喉を破壊するような生の悲鳴を上げた。
だが、阿鼻叫喚の凌辱は、それだけに留まらない。怒りに身を任せた男は、美月の腰を割れんばかりの力で掴んで激しく打ち付け、生々しい音が響き渡る。
そして目の前に立っているもう一人の男へ向けて、狂気的な怒号を浴びせた。
「おい、何を突っ立ってんだ! この悲鳴を合図に、前(膣内)も同時にいけッ! 壊れるまで突っ込めッ!!」
「おうよ! 恨みの分までタップリと味あわせてやるッ!!」
前に立った男が、剥き出しの肉棒を前(膣内)の最奥へと同時に、暴力的に突き刺した。
「ウ、う、あ…………っ!! あ、が、あ、ああ、あぁあッ!!」
前からも後ろからも、人間の体温を無視した暴力的なピストンが同時に最奥を突き刺し、逃げ場のない二穴同時の責めなかで、美月の言語は完全に失った。もはや「出すな」という言葉すら紡ぐことができず、喉の奥をただ「悲鳴にならない肉の嗚咽」だけが、激しい環境音に掻き消されながら虚しく漏れ出していく。立ったままの二穴責めという、極限まで肉体を拡張され、四肢の自由を完全に奪われた最悪の緊縛体勢。
それほど性経験が豊富ではない美月の粘膜神経は、皮肉にもその高い肉体派としての感度ゆえに、今まさに自身の最深部へと貫通している二つの凶器の、恐ろしい射精の脈動(生理的律動と熱膨張)を、誤差もなく脳へと伝達させられていた。
頭の理性では激しく拒絶し、泣き叫んでいるにもかかわらず、最最深部に密着した男たちの肉体が、ドクン、ドクンと射精直前の痙攣を開始した事実を、薄い粘膜を通じて本能レベルで生々しく「強制理解」させられてしまう。
(あ、嫌だ……熱い、何かが…来るっ…二つ同時に、奥に……っ)
そして、仕上げの瞬間が訪れた。
前と後ろを同時に蹂躙していた2人の男が、同時に吠え声を上げると、美月の子宮最奥、および直腸の最深部へと、剥き出しの生の白濁を同時に、一斉に激しく放出した。
ドクン…ドクッ…ドクッ…!
美月の体内に直接流れ込んでくる感覚。しかも前後の2本同時の男の脈動である。美月にとって最も忌み嫌う、不浄の液体とその圧倒的な熱量。美月の引き締まった下半身の筋肉は、その強烈な脈動の波形に本能の神経が強制的に同調させられ、自らの意志とは全く無関係に、男たちの肉棒をギチギチと真空圧で締め上げ、皮肉にも精液の全てを吸い尽くすような最悪の肉体の裏切りを執行してしまう。心は完全に拒絶しているのに、肉体は2人の男の白濁をしっかりと、余すことなく受け止めてしまうという自己矛盾。
終わった後、男たちの口から「中出しがバレたら……」といった保身の言葉など、一切発せられなかった。鮫島からの指令すらも、組織の管理システムすらも、すべてが復讐の怒りと下卑た情欲のなかに完全に忘れ去られていた。
「おい、次だ! まだまだこの狂犬の身体をすり潰してやるッ!!」
次々と代わりの男たちが欲動を剥き出しにして、宙吊りのまま動かない美月の肉体へと群がり始める。次の2人組も先程と同様に前後の穴を同時に襲う。
組織の合理的な規律など完全に消失した、阿鼻叫喚の連続定常蹂躙の濁流。美月のカッターシャツの繊維は、自身の流した血と、男たちの汗に塗れている。更に下半身は前後から溢れ出る大量の白濁が美月の太ももを汚し、タンパク質の硬化によってパリパリとした凄惨な質感へと変質を遂げながら付着を続ける。
この行為は「翌朝」に訪れるはずだった藤田監察官が、予定が変わって1日遅れとなったために、美月への蹂躙という終わりのない暗黒の時間は、何と24時間も延長された。この時間は彼女の精神と肉体を限界まで引きずり落とすには十分過ぎる程であった。