※この作品はR-18です。

レズロック!〜当方ボーカル、メンバー募集したらレズバンドに捕まってしまった件〜   作:ハヤ0313

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ギター北村常葉

 

 

 

 リリス・リリィに仮加入してしばらく。

 合同練習にも慣れてきて、ようやく皆さんを名前で呼ぶ事に抵抗も無くなってきました。

 

「うーーーーーーん」

 

 という訳で、あからさまに唸っているのが金髪さんこと常葉(ときわ)ちゃん。

 何をそんな悩んでいるんでしょう。

 

「……うーん」

 

 という訳で、頭を抱えているのが黒髪さんこと蓮田(はすだ)さん。

 何をそんな悩んでいるんでしょう。

 

「あはは……」

 

 という訳で、そんな彼女達に対して苦笑しているのが茶髪さんこと里美(さとみ)さん。

 そうですそうです。聞いてやってください。

 

「いや我関せずみたいな顔してるけど朱結(しゅゆ)ちゃんのことだからねっ⁉︎」

「え」

 

 悲報、私の事で悩まれてた。

 

「リズムキープはバカみたいに良いのに……」

「音程も少し練習すればなんとかなるのに……」

「そうねー問題は……」

 

 なんだろう。一瞬褒められた筈なのに貶されてる気しかしなかったのはなんでだ。

 

「声が小さい」

「え」

 

 え。

 

「え。えっ⁉︎ えっ! えッ‼︎」

「うるさっ⁉︎」

 

 え、うるさいって事は声出てるって事では。

 

「って、そうじゃないの。うるさいのと声が出てるのは違うの」

「そう、なんですか?」

 

 常葉ちゃん曰く、私の声は今の状態だと響いていないらしい。

 もう少し分かりやすく言うと、腹から声が出ていない、とのこと。

 

「腹から……」

「そ。腹式呼吸とか自分でしてる?」

「し、してますよぉ?」

「ホントにぃ……?」

 

 たまにやってはいる。ホントダヨ?

 

「……ボイトレお願いするにしてもね」

「お金けっこうかかるよねー」

 

 怖い話題が後ろから聞こえてきた。

 ちなみに相場は月二万くらいとのこと。無理。

 

「んー、じゃあさ朱結ちゃん」

「はい?」

「今度私と一緒にボイトレしよっか」

「え?」

 

 この、え?というのは色々な意味が含まれていて、とりあえず、

 

「常葉ちゃん、ボーカルのこと分かるんですか?」

「まぁそれなりにねー。元々ギターボーカルやろうとしてた時期あったし」

「なんと」

 

 初耳。

 え、じゃあなんでリリス・リリィのボーカルやらなかったんだろ。

 ……いや、なんか聞きづらいな、いいや。

 

「スタジオでやるんですか?」

 

 ので、話を詰める事にした。

 それと同時に皆さんが楽器を片付け始める。今日の合わせはもう終わりなようだ。時間的にもギリギリだし。

 

「んーん。それだと高いじゃん?」

「まぁ……そうですね」

 

 だから、と常葉ちゃんはニンマリと笑い、

 

「良いとこ、連れてってあげるっ」

 

 なんかデジャブを感じた。

 

 

 

 次の休みの日。

 

「カラオケ、ですか」

「そだよー。どこだと思った?」

 

 イケナイとこだと思っちゃったー?と顔を覗き込んでくる常葉ちゃん。

 とりあえずほっぺたをむにむにしておいた。

 それはともかく。

 

「ずいぶん古いカラオケ屋さんですね」

「うん。ここ行き着けなんだー」

 

 なんとまぁアングラ感漂うカラオケ屋さん。

 というかゴロツキがたむろしてそうなんだけど、そこらへん大丈夫なんだろうか。

 店員さんと思しき怖そうなお姉さんが平気でタバコ吸ってるし。

 

「おいっすー」

「んあ? おう常葉じゃん久しぶり」

「おひさー」

 

 店員さんの態度が店員さんのそれじゃない。

 なので私は常葉ちゃんの後ろに隠れてぷるぷるするしかないのだけど、

 

「後ろの、新顔?」

「んふ、かわいいでしょ」

 

 まぁ話を振られますよね常識的に考えて。

 

「ハジメマシテ」

「お、おう……」

 

 なので、常葉ちゃんの服をひしっと掴んで、この人怖いオーラを全力で出してみた。

 

「いつもの部屋、空いてます?」

「いつもの料金な」

「はーい」

 

 そしてそれは無事通じたらしい。

 常葉ちゃんは早々に部屋を取ってくれて、私達は受付から無事に移動する事が出来た。

 

 

 

 外観も暗かったし受付も暗かったけど、部屋も暗かった。

 

「ここ本当にカラオケですか?」

「カラオケだよ?」

 

 マイクとかあるでしょ?とのこと。いやあるけど。

 

「ヒトカラとかする時に集中出来て良いんだー」

「あー、なる、ほど?」

 

 常葉ちゃんみたいなキラキラした子でもヒトカラとかするんだ。

 ……ってあぁ、ギターボーカルやろうとしてたって言ってたっけ。

 あ、そっか。

 

「だから今日ここを選んだんですね」

「そういうこと」

 

 ボイストレーニングをやるにあたって集中出来る場所。それがここ。

 常葉ちゃん本気だ。本気で私の事を思ってくれてる。

 なのに私は、えっちな事をされた時のデジャブ、だなんて失礼な事を考えてしまった。

 ダメだ。こんなんじゃダメだ。

 

「常葉ちゃん」

「ん?」

「よろしくお願いします……っ!」

「うんっ!」

 

 だから、常葉ちゃんは笑顔で応えてくれた。

 

 

 

「じゃあ基本の腹式呼吸からね」

「任せてください」

 

 流石にそれくらい出来る。マスターしていると言っても過言ではない。

 

「じゃあソファに仰向けになって?」

「え? はい」

 

 立ってやるんじゃないんだ。

 なんて疑問を持ったものの、とりあえず言われた通り、仰向けに寝る。

 

「んひゃっ⁉︎」

 

 と思ったら、ぺろん、とシャツをめくられてお腹を触られた⁉︎

 

「ななな、何するんですか⁉︎」

 

 またいやらしい事される!

 ……と一瞬で構えたんだけど、当の本人はポカン、としてて、

 

「え、お腹の動き見るためだけど」

「え? あ、はい」

 

 なんて、当たり前のように返されて、逆に恥ずかしくなりました。反省。

 

「じゃあこのまま鼻から息を吸って」

「はい。すぅぅ……」

「お腹を膨らませて……」

 

 胸ではなく、お腹を。

 いつもの呼吸と違う呼吸のやり方。

 

「口からゆっくり吐きながらお腹をへこませて」

「はぁぁ……」

 

 そしてそれを吐き出していく。

 

「……ん。一応出来てるね」

「そりゃまぁ。基本ですから」

「調子に乗ってるー」

 

 ケラケラ笑う常葉ちゃん。

 流石にこんなの余裕。

 でも同時にすりすりお腹をなでるのやめてくれませんかねちょっとくすぐったいです。

 

「じゃあこれしばらく続けようね」

「しばらく?」

「うん。しばらく」

「……何分、とかではなく?」

「うん。しばらく」

 

 …………。

 

「もしかして常葉ちゃんが良い、と言うまで?」

「うん。しばらく」

 

 おお、容赦ない。

 

「その間、疲れたり色々あったりするかもしれないけど、絶対に腹式呼吸だけはやめないでね」

「お、おっす」

 

 あ、これ案外キツいかもしれない。

 という訳で、地獄の腹式呼吸レッスンが始まった。

 

「すぅぅぅ……はぁぁ……すぅぅぅ……はぁぁ……」

「吐く息の量を増やして。長く、鋭く」

 

「すぅぅ……はぁあぁ……すぅぅ……はぁあぁ……」

「吐く時の息が安定してない。安定させて」

 

「すぅ……はぁ……」

「お腹で、ちゃんと」

 

「すぅぅ……はぁぁぁ……すぅぅ……はぁぁぁ……」

「良いね。それ維持させよ」

 

 キッツイ。腹式呼吸キッツイ。監視されながらの腹式呼吸キッツイ。あと常葉ちゃん容赦ない。

 今もお腹に手を当てられて監視されて、たまに撫でられてゾクゾク妨害されたりするし、ホント、ホントキツい。腹筋割れそう。

 

 なんて、油断してた時だった。

 

「すぅぅ……んひゃああっ⁉︎」

「お、良い声」

 

 スカートの中、下着の上からあそこを触られて、素っ頓狂な声を出してしまった。

 

「朱結ちゃん、呼吸」

「続けられるとお思いで⁉︎」

「ま、だよねー」

 

 ケラケラ笑う常葉ちゃん。

 信じてたのに、信じてたのに!

 

「そろそろ良いかなって思って」

「良いかなじゃないですよ⁉︎」

「お腹も抵抗しなかったし」

「アレやっぱりそういう意図だったんですね⁉︎」

 

 おかしいと思ったんだ。よくよく考えれば服の上からでも良いもんねアレ。

 

「という訳で、休憩がてらえっちしよっ」

「しませんよっ⁉︎」

「えー?」

「えーじゃありません!」

「……ふむ。朱結ちゃん」

「な、なんですか常葉ちゃん」

 

 だけど、全力拒否していると妙に真剣な表情で何かを訴えてきた。

 

「パワーボイスって知ってる?」

「えっと……短く強い声、的な感じで合ってます?」

 

 だいたいそうだね、と肯定される。

 でもそれが何……?

 

「喘ぎ声はそれの鍛錬に最適!」

「絶対ウソ」

 

 しかもその声ってたぶん喉から出る声じゃん。

 

「騙されませんよ」

「騙されてよー」

「うわ、ウソだって言いましたね今」

「えっちしたくなっちゃったんだもーん」

「もん、じゃないですよもんじゃ」

「うー」

 

 ついに唸り始めた。どんだけ。

 

「うー……分かった」

「分かってくれましたか」

「勝負しよう」

「何も分かってない」

 

 えっちから離れてほしい。

 

「いや、朱結ちゃんのボイトレしつつだし、朱結ちゃんに圧倒的有利な条件だよ?」

「そう、なんです?」

「そうそう。現役ボーカルならまず負けない」

 

 ほう。

 

「朱結ちゃんの好きな曲で、原キー、原キーより低いキー、高いキー、で採点する三回勝負」

 

 なんでも、低いキーで地声を出す訓練、高いキーでミックスボイスを使う訓練、なのだとか。

 

「朱結ちゃん的に少し変則的かもしれないけど、現役ボーカルが負ける筈がないよねー?」

 

 まぁそりゃ、負ける筈がないけど。

 でもなんというか、受けるメリットが無いというか、普通にトレーニングさせて欲しい。

 

「あ、ごめん普通に負けそうだった?」

「は?」

 

 は?

 

「曲はコレでお願いしますね」

「うぃうぃーっ」

 

 

 

 結果から申し上げると、

 

「ぁ……」

 

 隣に座った常葉ちゃんから太ももをスリスリされています……。

 

「んゅ……」

 

 ミニスカートの裾の内側に入るか入らないか、そのギリギリまで常葉ちゃんの手が上がってきて、また膝までゆっくり降りていっての繰り返し。

 かと思えば、時折内ももでそれをやられて、強烈なゾクゾクが与えられる。

 

「は、ぁ……」

 

 ……普通に負けた。負けました。

 原キーでは圧勝出来たものの、キーを上げ下げした部門では惨敗した。

 というか常葉ちゃん普通に歌が上手過ぎる。あれでギターボーカルじゃないってどういう事なんだ。

 まぁ、そういう訳で、愕然とした私は、失意のままに、敗者の烙印を今、押されている最中でございました。

 いや別にこんなバツゲーム逃げればいいんだけどそうしたら負けた気分になるっていうかひたすらイジられる気がするっていうか、

 

「んっ!」

 

 なんて思考が逸れていると、スカートの中に常葉ちゃんが入ってきていたのに気付く事が出来なかった。

 下着の中心、私の一番敏感な場所、クリトリスに、ちょんっ、と触れられてしまった。

 

「ん……ん……んっ……」

 

 まるで、えっちに集中して、なんて怒られているかのよう。

 だから、トン、トン、って軽く叩かれる度に、ジンッて熱いナニカが生まれ始めて、強制的にその気にさせられてしまう。

 

「は、ぁ……んっ……んぅ……」

 

 そう。だから下着越しにクリトリスをスリスリされてしまうと、完璧にスイッチが入った。

 気持ちいい。常葉ちゃんからクリトリスいじられるの、気持ちいい。

 

「ふぁ、ぁっ……んっ……ぁんっ……」

 

 勝手に脚が開いてく。そんなにも心地いい。

 きっとクリトリスを中心にくにくに円を描いてる。一番気持ちいいからたぶんきっとそう。

 

「んぅ……はぁ、んんっ……んっんっ……」

 

 なんて、全神経がクリトリスに集中して、くたぁ、と脱力していると、常葉ちゃんと目が合った。

 

「ね、朱結ちゃん。キスしよ……」

「ん……んっ……ちゅ……っ」

 

 だから、当然断る筈もなく、求めに応じた。

 ううん。常葉ちゃんの背中に腕を回して、私が求めた。

 

「は、んん……ちゅ……ちゅっ……」

 

 やっぱり常葉ちゃんは啄むキスが好きなようだ。しかも目を開けながらの。

 本人曰く、目で会話しながらのキスって素敵じゃん、とのことだけど、恥ずかしい。

 

「んっ……ちゅ……んっんんっ……」

 

 同時に、もちろんクリトリスの愛撫されている。

 だから私の感じている様も観察されているわけで、すごく、恥ずかしい。

 例えば、

 

「んっんっんっ……」

 

 トントンされると、ジンジンするのが気持ちいい、というのがバレたり、

 

「んんんぅ……」

 

 くにくにされると、それが一番気持ちよくて好き、というのがバレたり、

 

「あっんんんんっ!」

 

 カリカリされると、そんなの知らない、というのが一発でバレたり、

 

「んんんんぅっ! んあっ! 常葉ちゃんっ⁉︎」

 

 だから、意地悪気な顔でそんな事を続ける常葉ちゃんを目を白黒させながら止めようとした。

 

「んんー? 気持ちよくなーい?」

 

 けれど、その問いに答える事は出来なくて、

 

「んぅぅっ! んんんぅうぅっ!」

 

 涙目で抗議するしか出来なかった。

 

「あはっ、かわいっ」

「ばかっ! あっんんっ! ばかあぁあっ!」

 

 だって、爪という硬質なものでクリトリスを擦られるのがこんなにも気持ちいいだなんて知らなくて、腰が勝手にひくついて、恥ずかしいのが止められない。

 下着だって一気に冷たくなっちゃって、こんなの、こんなのひどい。

 

「ごめんごめん」

「ひぅんんっ!」

 

 だから、それを慰めるようにして優しくくにくにされると、異常な程に気持ちよくて、こんなの、こんなの本当にひどい。

 

「安心してイって?」

「ふゎああっ……ああっ……あっんんぅっ……!」

 

 クリトリスが、乱暴に敏感突起にさせられたクリトリスがこねこね優しく捏ねられる。

 下着という柔らかい生地で擦られながら、硬く大きくそびえ立った根本からくにくにと押し倒されて、円を描きながらくりくり捏ねられる。

 

「あぁっ……ああっ……ぁっあっあっ……!」

 

 腰が、前に出る。宙に浮く。

 踵も浮いて、足先を伸ばそうとして、勝手に一番気持ちいい体勢を取ろうとしてしまう。

 だから、

 

「ああっ……あっあっああぁああっ……‼︎」

 

 足先までピンッと伸ばして、一番気持ちよくなった。

 くにくに、常葉ちゃんがずっとくにくにしてくれてる。

 おかげでずっとイくのが止まらない。

 

「あっ……ぁっ……あっ……‼︎」

 

 下着が冷たい。あそこから恥ずかしいお汁が出てきた。

 こんなだったら最初から脱いでおけば良かったかもしれない。

 

「……朱結ちゃん」

「は……ぃ……?」

「パンツ、脱ごっか」

「……っ」

 

 だから私は、ナニカ予感めいたものを感じながら常葉ちゃんの指示に従い、

 

「ね、朱結ちゃん」

「……はい」

「入れて大丈夫?」

 

 だから私は、常葉ちゃんが見せてきた、綺麗に整えられた中指にナニカよく分からない、本当に分からないナニカを感じて、

 

「……っ」

 

 こくり、と頷いた。

 

「んっ、んんんぅぅ……っ!」

 

 だから、ぬるぅぅ、と常葉ちゃんの指は、すんなり、入ってきた。

 

「は……は……はっ……」

 

 流石に異物感。

 他人のを迎え入れるのは初めてだから、どうにも緊張する。

 けれど、常葉ちゃんならきっと大丈夫。そんな気がする。

 

「あっ」

 

 だから、動き始めた時、変な声を出してしまって、妙に恥ずかしかった。

 

「んんぅぅっ……!」

 

 ぬるぅぅ、と引き抜かれると、ぞくぞくぞくって変な感じ。

 

「あっんんんっ……!」

 

 ぬぷぅぅ、と挿入されると、ぞくぞくぞくって変な感じ。

 

「んんんぅうっ……あっぁんんんっ……!」

 

 それが、何度か繰り返される。

 カラオケルームに、ぬち、ぬち、っていう私の音が鳴って、とても恥ずかしい。

 でもやっぱり、常葉ちゃんでもいきなり気持ちよくなるのは無理だったか。

 なんて、思った矢先だった。

 

「ん。仕方ない今日はこの辺にしよう」

 

 そう、常葉ちゃんが告げた。

 だからこっちも仕方ない、と思い体勢を崩そうとしたのだけど、

 

「あんっ!」

 

 急に、快感が、走った。

 

「ぁっ! あっあっ! あああぁあっ!」

 

 いや、快感が、走り始めた。

 体勢を崩しかけたまま、そのまま常葉ちゃんに組み敷かれる。

 

「今日はGスポだけにしてあげるっ」

「ふぇっ⁉︎ あんっ! んっぁああああっ!」

 

 言ってる意味が分からない。

 分からないけれど、あそこが、おまんこが異常に気持ちいいという事だけは理解出来た。

 そして常葉ちゃんがそのおまんこに対してナニカをしているという事も理解出来た。

 

「んゃあっ! あっんんっ! んんぁあっ!」

 

 だけどこの快感は理解出来ない。

 おまんこでこんなに気持ちよくなった事なんて、オナニーでこんな気持ちよくなった事なんて無い。

 あそこをくちくちしてもなんとなくの違和感しか無かった。

 常葉ちゃんから触られたら精々がゾクゾクするかなくらいで思っていた。

 だからこんなに気持ちよくなるなんて想定外。

 

「はぁあんんっ! んあっ! あっあぁああっ!」

 

 腰が跳ねる。くんって上がる。

 クリトリスみたいに電撃が落ちるようなのとは違う、お腹が熱くて溶けるようなそんな感覚。

 ううん、違う。

 蕩ける。おまんこが気持ちよくて蕩ける。

 

「ふぁあああっ! あぁあんっ! んぁああっ!」

 

 気持ちいい。おまんこ気持ちいい。

 くちゅくちゅくちゅ、って常葉ちゃんの指一本でこんなに気持ちよくされちゃって、頭が変になっちゃいそう。

 

「ああっ⁉︎」

 

 なのに、気持ちよかったのに、おまんこの中で、何かが、変わった。

 

「ああぁあああっ! ああっ! んっぁあああっ!」

 

 分からない分からない分からない。

 おまんこが気持ちいい事しか分からない。

 くちょくちょくちょっておまんこからの音が少し変わったくらいしか分からない。

 

「ああっ! ときわちゃっ! ときわちゃんんっ!」

 

 だから思わず常葉ちゃんに縋りつく。

 怖い程に気持ちよくて、常葉ちゃんを抱きしめてもっともっと気持ちよくして欲しいと懇願する。

 

「ひあっ!」

 

 だから、たぶん常葉ちゃんは本気を出したんだと思う。

 

「ああぁあっ! ああぁあっ! んんぁあああっ!」

 

 おまんこからのいやらしい音が、部屋中に響き渡り始めた。

 ぐちゅぐちゅぐちゅって、私のものではないと信じたい恥ずかしい音。

 でもそれだけおまんこが気持ちよくなってる証拠で、実際におまんこはもうどろどろ。

 もう頭は完全にイく事しか考えられてなくて、気持ちいい事以外全部シャットアウトしてる。

 

「ねっ……朱結ちゃん、イこっ……!」

 

 だから、至近距離で熱っぽい表情で見つめられながらそんな事を囁かれたら、

 

「あっあっあああぁぁぁああぁあぁああっ‼︎」

 

 初めて、おまんこイきというものを体験する事になった。

 くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅっ!と絶え間なくおまんこが攪拌され、甘い痺れが延々と続く。

 お腹が、おまんこが蕩け落ちて、脳に幸せ極まりない、という感情が満ち溢れる。

 ソファから崩れ落ちかけていた身体。宙に浮いていた腰はびくびくと震え、それを支えるべき足の踵はカツンカツンと床を打っていた。

 

「あぁっ‼︎ んっ! ぁっ……! ん、ふ……」

 

 くち、くち、とだんだんおまんこほぐしが弱まっていき、ちゅぴ、と抜かれ、最後はおまんこ全体を癒すようにして撫でられ始めた。

 

「……あの、それ恥ずいんですけど」

「ん? 気持ちよくない?」

「……気持ちいいですけど」

 

 くそがよ。

 

「やーしかし、朱結ちゃんのおまんこキツキツだったなー」

「そういう事言わないでください」

 

 くそがよ。

 という訳で常葉ちゃんのほっぺをむにむにしておいた。

 

「まったく……というか今更なんですけどカラオケでこういう事して大丈夫なんですか?」

「あぁ平気平気」

 

 ホントにぃ……?

 と、胡乱気な視線を送ったけれど、本気で平気そうな顔。どういう事だってばよ。

 

「それ込みでの料金だからここ」

「…………」

 

 つまり。

 

「最初からえっちする気満々だったって事じゃないですかーっ!」

「えへっ」

 

 ボイトレって言ったのに! 私のためのボイトレって言ったのに!

 

「いや私も朱結ちゃんが本気で嫌がったらしないつもりだったよ? でもなんか、バツゲームでなんか普通に納得してえっちさせてくれたし……」

「う」

 

 いや、だって、あれ逃げたら一生擦られるっていうか……実質回避不可能だったっていうか……ある種の口封じっていうか……。

 

「あ、そっか」

「う?」

「朱結ちゃんがへっぽこボーカルだから……」

「常葉ちゃああああああああん?」

「きゃーっ! 朱結ちゃんに犯されるーっ!」

「犯しませんよ⁉︎」

 

 だけどそんな煽りをかまされたので、狭いカラオケルームの中で追いかけっこをした。

 いやまぁ事実だから仕方ないんだけど。

 

「やー、でも朱結ちゃんよく辞めないよね」

 

 なん、だけど、不意にそんな事を言われた。

 

「え?」

「えっちされたり煽られたりバツゲームされたりして、めげないなーって」

 

 常葉ちゃんにしては珍しい、苦笑。

 ……たしかにまぁ、いきなり皆からレイプされたり、常葉ちゃんからいじめられたり、常葉ちゃんからえっちな事されたり。

 うん、すごい事されてるな私。

 

「うーん……」

 

 けれど、めげてない。

 理由はいくつかあるけれど……

 

「このバンドで歌うのが、楽しいから、でしょうか」

 

 より正確には、気持ちいいから、だろうか。

 私の言葉に出来ない、しづらいロック。それをこのバンドに感じた気がする。

 だから、このバンドで歌いたい。

 

「……そうですね。純粋に歌ってて楽しかったんです」

 

 だからそう簡単にやめたくないのかもしれません、と伝える。

 

「……へぇ」

 

 って、あかん。

 レイプされたのにこんな事を言ってるのってかなり頭がアレなやつなのでは。

 ……と、思っていたのだけど。

 

「わっ⁉︎」

 

 常葉ちゃんから抱きつかれた。

 

「そっかそっかそっかっ」

「なになになになにっ⁉︎」

「んーんっ! なんでもないっ!」

 

 絶対なんでもあるやつじゃん。

 なんでそんなに嬉しそうなの何があったのホワイ。

 

「よっし朱結ちゃんっ! ボイトレがんばろうねっ!」

「え? あっはい。んん?」

「がんばれなかったらバツゲームだよっ!」

「えええええええええ」

 

 という訳で、その後は楽しくボイトレをする事になりましたとさ。

 ……たまにバツゲームも混じりましたとさ。

 

 

 

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