教授って童貞ですか? 作:ニンニク番地
昨今の高精細印刷物にはテンションが上がりますね
鋼鉄のコンテナや、木箱が乱雑に積まれた部屋で僕は彼女を見つけた。
ここは結社の訓練所だ。
フリルがあしらわれた女の子らしい白いドレスに身を包みながらも影に溶け込んでいた。
うまく隠れたつもりだろう。
僕の教えた通りに気配は消えていた。
でも気配が無さすぎた。
逆にそこに誰かいることを教えてしまっている。
僕は後ろからそっとドレスの持ち主に声をかけた。
「見つけた、レン」
「あらっ、見つかっちゃった。
どうして分かったの、レンうまくできてなかった?」
「いや、教えた通りに出来てたよ、気配が消えすぎて逆に不自然なくらい」
「そうなの。ねえヨシュア、どうしたらもっと上手に隠れんぼできるかしら」
「それはね……」
ある教団の施設から保護された少女、レンは目が覚めないままでいた。
しかし、ある時からこうして結社のエージェントである執行者を目指す訓練にまで参加する程に回復した。
レンはとても筋が良かった、乾いたスポンジが水を吸うようにに、あらゆる技術を取り込んで自分の物にしていった。
今では僕やレーヴェ以外の執行者にまで教えを乞うている程だ。
そして皆、自分の得意分野をこぞって教えている。
理由は理解できなくもない、訓練をつける度に驚く程に成長していくのだ、隠形を教えている僕ですら短期間でここまでの隠形は身に着けて無かったと思う。
皆、もしかしたら近い内に執行者になるかもしれないと楽しみにしていた。
あと彼女自身の愛嬌もあるようだ、あの結社が潰しにかかる程の環境から寝込みながらも生還した身の上だ。
そんな子供が自分を頼ってくるのだ、可愛がってあげたいらしい。
「じゃあ今度はヨシュアが隠れる番ね! 今度こそ見つけてみせるんだから」
「うん……、じゃあ隠れるね」
そう言って彼女が伏せた途端に僕は気配を闇に溶け込ませた。
最近の僕は特定の場所に隠れるようにしている。
理由はまだレンがまだ未熟だからという訳ではない。
施設の窓から小さい影が見えるからだ。
あの影は時々こちらのことを観察していた、いやレンを見守っているの方が正しいか。
あの教団の施設でレンと一緒にいた子だ。
隣のベッドから魘されるレンを見つめてたあの子を教授の命令で僕は連れ出した、そうしてレンが起きてあの子は教授の部下になっていた。
それから、あの子はレンと一緒にいる所を見たことがない、一方的に見つめている所ぐらいだ。
他の執行者たちも気付いてるだろう。
この前なんて苛ついたヴァルターがレンの前に連れ出そうと腕を掴んだら自分で腕をちぎって置いて逃げてったのは記憶に新しい。
その後、こんな気色悪い腕いらないって放棄したそうで教授が回収していた。
そう、二人が過ごしている所を見たことがない、どんな関係なのか。
おそらく知っているのは教授か本人だけだと思う。
けれど、いまだに名前すら知らないあの子とは身振り手振りで意思疎通を図れるが、レンについては何か言う事はないようだ。
ただ僕の報告を興味深そうに聞いていたことはある。
教授はいつも通りだ、但しレンにはあの子の事は内緒にするように僕に命令した。
記憶を消した、思い出すことがあれば再び目覚めないかもしれないと。
だから僕もあの子の事をレンには伝えることはないだろう。
でも一つだけ考える事がある、思い出すは僕とレーヴェがあの子たちと出会った時に見た光景。
青い海の牢獄でレンとあの子はどんな風に過ごしていただろう。
「ヨシュアー、うーん、どこに隠れたのかしら」
いつか、レンがあの子に気付けますように。
だから、僕に出来た事はレンに隠形術を教える事だけだった。
「まさかこの私が今更、人形の騎士 全22巻を朗読なんぞさせられる羽目になるとは思ってなかった……」
某ネギ神父も、ワイスマンが昔、七曜教会に籍を置いていた頃の杵柄を結社で活用してるとは思わないだろう。
ちなみに、過去の朗読会、ちょっとセクシーボイス(道化師談)なので結構、ウケは良かった。
聴衆的にはオトーサンぽくて聞きやすいとのことだ。
なお破門されてない頃は齢20代である。まだ魔法使いではない、哀れ。
結社の最高幹部たる蛇の使徒が児童向け小説を朗読なんてする羽目になった理由はワイスマン教授の部下育成計画が初手から頓挫したことにある。
まずは福音計画の都合、ワイスマンの最高傑作であるヨシュアはとある事情で一時手放すことになった。
代わりに自由に使い潰せる手駒を求めるのは必然であった。
そこで白羽の矢が立ったのが、最近恩を売りつけて、色々握りあって、部下になったネロである。
どうせ実験以外の時間は暇を持て余しているのだ、訓練はさせているが、その体躯から満足に訓練はできていなかった。
まずは体から作れと。
しかし本人曰く、昔からこの未就学児の肉体だそうである。
と、肉体的成長が見込めないのであれば、頭脳の方に詰め込むしかあるまい。
幸い、本人の自己申告で肉体よりは年齢を重ねているのだ、そこいらの幼子よりは教育は楽だろう。
そのワイスマンの考えは甘かった。
暗示で知識を叩き込む、ヨシュア式教育法が使えないのだ。本人の能力が重要になってきた。
そこで肝心の能力と知識を調べるため簡易なテストを行ったのだが……。
結果、この女、使えない。知識に偏りがありすぎる。
会話はできるが、読み書きが怪しすぎるのである、まともな教育を受けた事がないのは明白だ。
「ネロ君、本読んだことあるかい?
あの島ではどうやって過ごしてたんだい」
ワイスマンは問いかけた。
まるで親に隠してたテストの結果を見せられた家庭教師が赴任初日にするような質問であった。
「海で魚釣りとお料理と本の朗読ですかね~。それ以外はお仕事と実験の手伝いしてました。
あの島、結構やれることないんですよね」
お仕事については、今更触れることでもない。
実験の手伝いも詳細を聞くまでもなく検討がつくだろう。
海で釣りは娯楽、食料調達、料理もその一環であるとワイスマンは見当をつけた。
この年頃ならお友達と遊んだりするものだがあの環境では叶わないだろう。
未来のリゾート開発に期待である。
え、人為的毒ガス地帯で心理的瑕疵物件だって? 見なかったことにしてほしい。
解決するから。
「ほう、本か、どんな本を読んでいたのかね」
「あんまタイトル覚えてないですけど、ラダー記ってやつとか、他にも同じようなのありましたよ。
古代遺物とか載ってて図鑑みたいで。たまに宝石とかあって~ワクワクするんですよね。
えへへ、実在するとなると、もう」
「ふふふ、いやはや、随分と趣味の良い本を揃えていたようだ……」
ラダー記、それは聖典の外典とされる書物である。そして七曜協会からは禁書とされている。
危険な知識が眠っているからだ。
しかし敵を知らずばなんとやら、仕事対象の古代遺物の記載もあるので教会では限られた人間のみ閲覧はできる。
ワイスマンも七曜教会で古代遺物を管理する封聖省の人間であった、禁書は閲覧済みだ。
なので内容は把握している。
その上で心の中でぼやいた。
それは禁書だ、娯楽の読書用に禁書を与えるとか、私よりも常軌を逸している。
せめてもっとこう、教育用のまともな本を与えておかなかったのか。
……おかげで今、私は苦労しているのだ、
と。
ワイスマンは頭が痛かった。
見た目より年を重ねている自称した子供は見た目通りのすごいマセたお子様と格付けされた。
どうしたものか、普通の子供に擬態ぐらいはできてもらわないと外に出すことなんぞ無理な話である。
最高傑作の人形とまではいかないが、諜報活動ぐらい熟すぐらいにはしたい。
「どんな本読んでるの?」
って聞かれて
「ラダー記っていうの読んでるの!」
こんな問答しようものなら、その場で聖杯騎士団あたりにご厄介になるのは目に見えている。
やだよ、こんな幼女。
せめて日曜学校で勉強するぐらいの知識を与える必要があるだろう。話題についていけないのは困る。
しかし、結社にはこの子供と円滑にコミュニケーションが取れるのは一人だけであった。
ご存じ、あんなことやこんなことをは口滑らせたらたまったものでは無いので、ワイスマンが口止めしたからである。
そうして、ワイスマンは久々に教鞭をとることになった。完全に自業自得であった。
かくして、結社の使徒直々の朗読会は行われた。
第二柱の人がやったらもっと大人気だっただろう。なんてったって将来は大人気歌姫だ。
チケット代金を取ることになっても結社内で売り捌けるかもしれない。
ちなみに今回の聴衆の感想は、
「教授の女声めっちゃ自然ですね、朗読もスムーズ。星5ってとこです」
とのことであった。
本日の実験、前回の反省を踏まえ、大人しく箱の指示に従うことにした。
ルールに反した場合、ペナルティが課せられると判明した以上、目的遂行のためには余計な手出しは不要だと判断した。
断じて、前回の責め苦が忘れられないとかそういう訳ではない。
そして今回の指示は、と指示を確認しようとすると身動きが取れないことに気づいた。
そして視界は暗闇だった。
どうやら私は目隠しをされ、後ろ手と足を椅子に縛り付けられているようだ。
椅子ごと動けないかと体を動かすが。
「むっ」
全く動かなかった。強い力で固定されている。
どうやら、今回は私は大人しくていろ、ということだろう。
となれば、恐ろしい事に全てはあの女に掛かっているかもしれない。
「ネロ、君は動けるか」
「はい、動けます。目隠しもされてないです」
「では今回の指示を呼んでくれないかね」
これは良くなかった。
女は困ったように声を上げた。
「教授、大変です」
「なんだ」
「壁の文字が読めません。習ったことのないやつです」
まあ、そんな気はしていた。
そもそも共通言語の読み書きすら困難な人間に古代語など分かるわけもなかった。
ふふ、今回の趣向は、倒錯的なものらしい。
さしずめ脱出ゲームといったところか。
私があの女に指示して脱出方法を探れということだろう。
「ふむ、他に何かないか」
「うーんと、なんかさらさらの潤滑剤ぽいのと、小箱があります。
箱は開けられないです。なんか錠前が付いてます」
「どんな錠前だい」
「えーと、3桁の文字の錠前を回してセットしてスイッチ押すやつです」
一般的な物理ロックの錠前だ、あの女でも錠の開錠はできるようだ。
「うーん、3桁ならゴリ押しでやれませんかね……」
3桁程度なら、力技で全通り試せばいつかは突破できるだろう、愚直すぎるが。
しかし、この部屋がそんな所業を許すだろうか。
「やめておきたまえ、間違えたら何が起きるか分からん」
「はい、でも……」
なんだ、と問いかけようとすると異音に気づく、轟音が響いてくる。
待て、錠前を回してスイッチを押すやつとさっき言ってたな。
「まさか……」
「申し訳ありません、さっき、押してしまって……」
轟音が、より鼓膜を震わせる。水音が混じってきた。
私は口を固く閉じた。
箱の蓋は開けられた、天から雨のように液体が部屋に降り注いだ。
「ぴぎゃっ」
粘性のある液体が体を伝い、私の服に染みていく。布が皮膚に張り付いて不快感が募る。
幸いだったのは、我々はこの部屋で溺れる事が無かったことだろう。
「……とりあえず、番号が分かるまで触らないように」
「はい……」
気落ちした声が聞こえる、安堵した。
気絶していたら私はこの不快さをしばらく味わうことになっていたことだろう。
恐らく、錠の番号は壁の文章に書いてある。直接ではないようだが。
しかし、あの女がそれを見て内容を理解できない。
であれば、理解できるであろう私が読み取ればいいのだ。
では如何にして伝達するか……。
「え、教授の背中に文字を書く?」
文章が理解できずとも図形として認識して書くことはできるだろう。
私がそれを読み取る。
あの女の語彙では説明が難しいだろう、ならば直接書けばよい。
目と耳が使えないのであれば触覚を使うことにした。
「分かりました!
それじゃ、お洋服失礼しますね」
女は私のシャツに手をかけボタンを一つずつ外していく。
この状況を見越していたわけではないが、脱ぎやすい服装で助かった。
もし司祭服であったら、もう一悶着あっただろう。
つつー
「ん”っ」
背中に冷たい液体が伝った。
指の感触ではない、これは、潤滑剤か。
背筋が粟立ち、引き攣った声が漏れた。
「あ、すいません、でもこれぬぐってもとれなくて……」
部屋中は今や粘液まみれだろう。
いくら拭っても意味が無いのだろう。想像がつく。
おそらく、辛うじて無事なのは私の服の下、つまり今、この女に現在、つつきまわされている背中とかだ。
だが、手付かずの大地もいまや、小さい手が這いまわり、粘液で汚されつくされようとしていた。
「うーんしょ、うーんしょ、おっとバランスが」
「ふっ……、おい、まて、どこを触っている」
そこは私の胸だ。そしてつまむな。
粘液によって立ち上がることも難しいようだ。
背中に文字を書こうとするが、体勢を維持するために私の体に必死に縋りついてくる。
水音に交じって私の耳に吐息がかかる、それがひどくこそばゆかった。
視覚が封じられた為か感覚が過敏になっている。
「……んーしょ、よいしょ」
女が囁く声が私の耳をくすぐった。
……冷静になれ。この女に私を辱めようとする意思は無い、ただ必死に私の指示に従っているだけだ。
哀れなことに、力が貧弱でこの有様だが。
背中に神経を集中させる、どんな文章だろうが読み取るぐらい白面にかかれば造作もないのだ。
「えーと、あとはこうです」
「わわわ、教授、いきなり動かないでくださいよ~」
腹までなぞるな!
女は、ついに体勢を崩した、水が跳ねる音がした。
不意打ち気味に脇腹をくすぐられたのだ、体が思わず、跳ねてしまった
体が縛られてなければ身を捩じらせていたことだろう。
そうだった、この女、ワームがのたうち回ったような悪筆だった。
「で、何とか箱を開けた結果、出てきたのは」
「ガーゼですね、アルコールを傷口に塗るときに使うやつです。
しみしみにして傷口につけるとすごい沁みます」
私もその認識だ、ガーゼというのは白い綿の布だ。
今回のは特に怪我の処置に使われる衛生的な布のことだろう。
しかし、これで何をしろというのか。
「ふふ、私にいい考えがあります!」
「ほう……、聞こうか」
そう口に出した瞬間、寒気がした。
……すごい嫌な予感がした。
「ヒントは三つ、
ローション、拘束された教授、ガーゼ……
これが示すは……」
「いや、一旦実践はしなくていいぞ」
正面から声が聞こえる。
立ち上がることすら困難だったはずだが、いつの間に移動したのか。
そして、股間に冷気を感じる。
「ローションガーゼです!」
「……っ~!」
何が起きたのかわからなかった。
私の陰茎に冷たい感触と布があてがわれたという認識のあと、
いつの間にか先走りではない液体が漏れ出ていた。
「ガーゼをですね、ローションまみれにして、敏感なところをこすこす♡してあげるとすっごい気持ちいいんです♡」
こうして、また私は知らなくていいことを知った気がする。
拷問になら使えそうである。暗示を使える私がわざわざこのような低俗を行いをする必要はないが。
「えーと、いきなりすぎてびっくりしちゃいました?」
「そうだな……、できれば、ゆっくりやってくれ……」
「はい、よろこんで!」
そういって、女は私の亀頭を緩く刺激し始めた。
「んっ、お””~~~。らっ、めっ、らめ」
「あはは、こんなぴくぴくして……、かーわいいですよ、教授」
何事もゆっくりやれば摩擦は少なくなるというのは誤りである。
今、身をもって実感した。
先程の刹那の快楽は、強すぎる刺激を頭脳が処理しきれなかった結果である。
ならば、それを理解できてしまったら?
女は緩慢に私の陰茎を攻め立て続け、私はそれを享受している。
粗い布地は性感帯を引っ掻き回し、潤滑油は溢れ出た精液と交じり合って、加速させる。
そして、私にはその快楽に抗う術は無かった。
私の体を戒める拘束は、倒錯的な指示を出すためだけのものでは無い、この快楽から逃げられないようにするためのものだ。
この拘束が無かったら、私は全力で肉体が反射して椅子から転がり逃げていただろう。
現に今、体は跳ね続けた為か目隠しがずれ落ちていた。
生理的な水分で歪んだ視界が露になる。
下に目を向ける。
そこには、肌を桃色に染め、布地を挟みながら、私の陰茎と自らの股間を擦り合わせる女の姿が映っていた。
しかし、そこからの記憶がない。不覚であった。
目が覚める、のどが渇いて仕方がない。
「このお部屋のお題って、どうやって決まってるんですかね。
このままじゃ教授、大変なことになってそうなんですが」
経験からか女はコップに水を入れて運んできた。
私に飲ませるかと思ったが、自らの口に水を含ませた。
それは私が言いたい事である。
しかし、喉が枯れた私には叶わないことであった。
「お水用意しました。毒見はこれでいいですか?」
最近、ネロがヨシュアと一緒にいようとする光景をよく目にするようになった。
どうやらヨシュアが
もっとも、会話は一方的にあれがヨシュアの話を聞いているだけだが。
ヨシュアの話題がレンのことを占めるようになった事が示すように、
レンはヨシュアに懐き一緒にいることも多い、最近はかくれんぼをしているようだ。
レンの学習能力は素晴らしい、ネロに爪の一欠けらほど煎じて飲ませたら、と思うぐらいだ。
ゆくゆくは執行者に任ぜられることになるだろう。私は確信している。
信仰者に必要な闇は申し分ない、実力もあの成長速度だ、すぐに盟主に認められるだろう。
最初は人形の素材にとは思っていたが、あの天才的ともいえる処理能力、記憶を封じるだけで留めて正解だった。
人形にするほどの処置をしたら、あの能力は失われていたかもしれない。
ああ、本当にヨシュアは良い拾い物をした。
しかし、残念だ、もうすぐヨシュアには大事な任務が待っているのだ。
とても、大事な。
「やあ、ヨシュアと最近仲良くやっているようだね」
「え、はい、よくお話ししてくれるんですよね」
「うん、それは何よりだ。君へ初仕事だ、ヨシュアと一緒に仕事をして欲しい」
「ヨシュア君とお仕事ですか。なんでしょう。お外初めてだから緊張しますね」
「今度、ヨシュアには暗殺の仕事を任せることになった。そこでだ、ネロ、君にはもしもの時の後始末を頼みたい」
「あ、後始末? 何をしたらいいんです」
「なあに、ヨシュアが失敗した相手を代わりに始末しろというわけではない」
当然のことだ、
「簡単なことだ、暗殺に失敗したヨシュアを始末してほしい」
暗殺相手、S級遊撃士 カシウス・ブライトに毒を送り込む。これはその一手だ。
「ただ、それだけのことだよ」
一瞬だけ、戸惑いの表情が見えた。無理もない。
初仕事が
あの二人が結社に拾われたのはヨシュアが切欠だ、まして今では仲の良い同僚だ。
しかし、戸惑ったのは一瞬だけ、ネロは
仕事で仕込まれたのだろう、返事は明朗簡潔に。満面の笑みを浮かべながら。
「はい、よろこんで」
教授の女声
「このティーナ姫、すごい魔法を使ってそうな強者の風格がある」
第二柱の人
中の人、ASMR音声売ってる
某サイトのセール買い損ねた