※この作品はR-18です。

ゴミのダンジョンマスター   作:上り坂は下り坂

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6話 配下の生成、感情の行き場

 

 庭へと運び込んだ少年少女達と異臭を放つお爺さんの身体を川近くの草原へと横たえ、自然に目覚めるのを待つ事にしたシゲン達。

 

 取り敢えずあまり近付かれたく無いので、早速あの子達から話を聞くための存在を生成する事にした。

 

「……マスターのバカ。生成する魔物はホムンクルスでよろしいですか? よろしいですよね。消費魔力は五百。生成実行……はい、生成完了。どーぞマスター。マスターの配下ですよ。ぷいっ」

 

 何故か投げやりなマテリアが生成したホムンクルスは、当然と言うべきか全裸だった。

 感情の無い瞳でシゲンを見つめるホムンクルスは女性型。金色の髪と金色の瞳が綺麗な美人だった。

 

 ホムンクルスの中には、乳首や性器を持たない生殖不可の個体も居るのだが、今回生成されたのは女性器や局部なども有る生殖行為も可能な個体だった。

 肉体年齢は十代後半から二十代前半の若々しいもの。シゲンの肉欲がムクムクと湧き上がりかけるが、何はともあれ服を着せるべきだろう。

 

 マテリアに上の街で暮らす街娘と同じ服を生成する様に言って、シゲンはその服を手渡し着るように命令する。

 

「畏まりました」

 

 着方が分からないのか首の穴から腕を出したホムンクルスの補助をする為にシゲンは動く。

 その際、揺れ弾む大きな胸や柔らかな肌に嫌でも触れてしまう。成熟した女体にドギマギしながらもシゲンはなんとかホムンクルスに服を着せ、取り敢えず名前をつける事にした。

 

「ユニ……。畏まりました。私はユニ。ホムンクルスのユニです」

 

 名を与えられたからか、少し輝きを増したユニの瞳。

 シゲンは大きく頷いて見せると、拗ねた様子で玉座で三角座りをするマテリアに駆け寄り、魔力を消費してホムンクルスを進化させるように言う。

 

 求めた進化項目は知能と知性。

 流石にこのままでは子ども達の前には出せない。目的の達成が困難ならば、達成出来る様に進化させようと言う訳だ。ついでに身体性能も強化させておく事にした。

 

「マスターの要求を承認しましたー……。進化項目は知能、知性、身体性能。消費魔力は各項目に三千。個体名ユニの進化を実行します。……………………進化完了。後はお好きにどーぞ」

 

 ユニの身体が眩く発光すると、少し長く発光現象が続き、光が収まると知性を目に宿した金髪の美女がスタスタと歩き出し、玉座の前で片膝をついた。

 

「お初にお目に掛かります。マテリア様、シゲン様。個体名ユニ、これより末長くお仕え致します。なんなりとご用命下さい」

 

 すっかり生まれ変わってしまったユニに面食らって驚く二人。

 なんとなくでシゲンが決めた数値で進化を実行した二人だが、各項目に三千の魔力を用いて進化を促したのだ。

 おそらくそこいらの人間を大きく上回る学習能力や学習意欲を持ち、更には進化した知性で理性を獲得した事で高い忠誠まで得ている。そこにさらに身体性能の進化。生半な人間では傷一つつける事も難しいだろう。

 

 ユニは自らが二人に生み出され、シゲンの計らいで服を着せて貰い、二人から沢山の力を与えて貰ったと認識している。

 芽生えた忠誠の深さもまた尋常ではない。

 

 九千と五百という一万近い魔力を消費して生み出されたホムンクルスなど前代未聞も良い所。

 しかし今この状況でシゲンが最も求めた存在である。

 

 早速シゲンはユニへと近付き状況の説明を行おうとするのだが……シゲンが近付くとユニはポッと頬を赤らめた。

 

「申し訳ございません。先程、貧相な身体をお見せしてしまった事が恥ずかしく……」

 

 シゲンは咄嗟に言い返す。とても素晴らしい身体でしたご馳走様です、と。

 知性と理性と共に羞恥心まで獲得してしまったユニは、主に褒められてまたも頬を赤らめ俯く。

 

「マスターのばか。あほ。ばかばか」

「申し訳ございませんシゲン様……」

 

 突然の罵倒と謝罪に挟まれたシゲンはマテリアを抱え上げ、ユニの頭を撫でて、勢いだけで二人をあやしながらなんとか状況の説明を終えた。

 

「成る程、理解致しました。この部屋の外に居る三人の人間を絆し、情報を収集。また同時に主様達との橋渡しとなり、人間達の世話役を熟せばよろしいのですね」

 

 とっても理解の早いユニをマテリアにする様に偉い偉いと褒めてしまったシゲン。

 照れるユニを見てまたむくれるマテリアに挟まれたシゲンの受難はしばらく続きそうだった。

 

 

 なんとか目的の共有を終えて、ユニを庭へと向かわせる。

 その間、マテリアと共に玉座に腰掛けたシゲンは、彼らの家となる住居を生成する事にした。

 

 四人でも十分に暮らせる平屋の住宅は生成に二千の魔力を要した。

 洋式トイレやベッドに毛布。キッチン、リビング、家具類諸々込みで二千魔力ならばお手頃価格と言えるだろう。追加で穴を掘る道具を三つつけてもこのお値段。

 これも偏にマスターであるシゲンの影響なのだが、拗ねたマテリアはその事をシゲンに伝え無かった。コアらしからぬ行動と自覚していたが、マテリアは自分の行動を抑制出来なかった。

 

 二人がモニターを宙に映してユニと子ども達の様子を見守っていると、途中でユニが玉座の間へと戻ってくる。

 

「申し訳ございません、主様。魔力が尽きそうです……補充の程をお願いしたく……」

 

 ああ、そう言えばホムンクルスは充電式だったと思い出したシゲンがユニの下へと歩き出す。

 魔力の補充は何処でも良いので素肌に触れながら魔力を注げばいいようだ。

 シゲンは少し緊張しながらユニの両手を握ると、繋いだ手から魔力を流し込んでいく。

 

「んっ……んはぁっ……。シゲン様が……入って、くるぅっ。んっ、んあぁぁっ……!」

 

 艶かしい声をあげて、熱っぽい瞳でシゲンを見つめるユニ。

 いつの間にやら繋いでいた手は恋人繋ぎとなり、ユニはシゲンにそっと身を寄せていた。

 しかし忠誠を誓ったホムンクルス。過剰に魔力を注いでもらうなどと言う浪費を主に強いる事は出来ない。

 五十ほどの魔力でお腹を満たしたユニは自ら進言する。

 

「シゲン様……魔力が溜まりました……。もう、結構です。ありがとう、ございました……」

 

 至近距離で見つめ合う二人の間に割り込み二人の身体を押し除けたのはマテリア。

 シゲンの身体にしがみついてユニを睨むマテリアの様子に、ユニはすぐさま頭を垂れる。

 

「も、申し訳ございませんマテリア様……! 少し、気が昂ってしまい……すぐに任務に戻ります!」

 

 そそくさと外へ出ていくユニは、扉を閉める際に物欲しげな目をシゲンへと向けていた。

 マテリアはシゲンの手を取って玉座に連れ戻すと、膝の上に向かい合う形で乗って額を合わせる。

 

 これは以前、探査結果を共有する為に取った行動だ。

 しかし今回はマテリアがシゲンから情報をインプットしていた。

 その内容は人間の情緒や感情の知識について。

 

 額を離したマテリアは、これまでは纏わなかった色を瞳に湛える。

 

「マテリアはマスターの物。でも、マスターはマテリアの物じゃない。マスターは、ユニの方が好き?」

 

 まつ毛を触れさせる距離で問うてくるマテリアに、答えあぐねるシゲン。

 

 肉欲としてはユニが良い。だが大切さで言えば究極的にはマテリアだ。何せ命を共有しているのだから。しかし好意という意味ではどちらも測りかねる。

 

 迷うシゲンに、マテリアは瞳を閉じて顔を重ねる。

 

「んぅっ……ちゅ」

 

 触れ合った唇は小さくとも柔らかい。

 火照った身体は温かく、マテリアの顔は真っ赤になっていた。

 

「マテリアは、マスターが欲しいです」

 

 小さな腕がシゲンの胸元を撫で、首から頬へ。愛しいものを愛でるように、壊れ物を扱うように。

 胸の内から湧き出す熱を伝えたいのだとシゲンを撫でて触れ続ける。

 

「ねぇ。マスター? マテリアは子どもは作れませんが、生殖行為は可能なんですよ?」

 

 純白のワンピースの裾を持ち上げるマテリア。

 徐々に、ゆっくりと持ち上げられた衣服の下に履く物は無く。

 真っ白で無垢な身体が曝け出され、ぴったりと閉じた小さなおまんこが覗く。肋の浮き出る細い身体。薄く膨らんだ胸の先、大きめの乳輪と乳首が最初見た時よりもほんのりと尖っていた。

 

「マスター……マテリアではダメ、ですか?」

 

 これはコアがマスターとの関係性が希薄になった場合を想定した本能的行動か。或いはコアであるマテリアに芽生えた本物の感情か。

 

 焦らすようにしてゆっくりとたくし上げられたマテリアの身体を見て、雑念が消えて煩悩に包まれたシゲン。彼の股間はすっかり熱く硬く大きくなっていた。

 

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