中堅、美香の場合。
なんかさ、私だけグッズ紹介のコーナーみたくなってない?
……片付けない方が悪い。はい、その通りです……。
えー取り出したるはこのグッズー。五連アナルプラグ型ビーズになりまーす。
名前は特にありませ……有るわ、商品名で有るわ。
えっとパッケージあったかな……あった、はいこれ。……詠子バカウケじゃん、小学生か。っていうかコレに限らずアダルトグッズって面白おかしい名前多いよね、誰考えてんだろ。
……お尻に入らないだろって?
あーまぁそう見えるよね。チューリップ状というか、鳥の嘴っていうか、パックマ……パックンフラ……いや、この表現はアレだな、うん。
確かにこう、一見入らない、そう、弁みたいな感じだよね。
なんだけど、ほら、シリコン製だから結構ぐにょぐにょすんのよ。それにほら、開いた状態だと三、四センチだけど、こうやって口閉じると二センチも無いでしょ? 案外すんなり入んのよ。
……入るのは私だけ? うっさい黙れ。あーいや黙らないで、テキトーに茶化しながら聞いて、真面目に話すの恥ずかしいんだから。ええい黙るなこんちくしょう。
はぁ……まぁいいけど。
とりあえずまぁ、前準備するじゃん。そこは飛ばしていいでしょ? アナル洗浄の話とかもういいでしょ。
でまぁ、キレイキレイしたお尻なんだけど……こう、いつものように四つん這いになりながら、ローションまみれにした指で、つぽつぽって、最初は浅めに、挿れます。
……そこで一気に、簡単にスイッチ入っちゃうんだけど、オモチャの出番はもうちょい後。
お尻、いじりながらさ、ローション使ってクリも触るんだわ。スイッチ入っちゃってるからクリも準備万端の状態でさ、こう、クリをくるくるーっていきなり触っても、いきなり気持ちよくってさ、こう、ギアが一段上がるんだわ。
しかもさ、こう、クリ触ると、お尻の穴きゅって、なるじゃん?
……意識した事ない? いやホントなんだって。お尻がってわけじゃないけど、あそこの周りの筋肉がきゅってなるじゃん。それなら分かる?
でまぁ、後ろに指つぷつぷしてるからさ、それがきゅって、締め付けられるのね? いや締めてんだけども。そうするとさ、指の感覚がより分かっちゃって、その状態で抜き差しすると、それがまた、その、気持ち、いいんですよ……。
前いじってるのは普通に気持ちいいし、後ろも気持ちいいし、後ろいじってると前の感覚が何か鋭くなるし、それで前をもっといじる、みたいな、無限ループでずっとやってられるんですよ……。
あ。
……いや、何でもない。
……何でもないったら。
続きだよね? えっとねー、ってこら! 漁るな! 鍵付きの引き出しを開けようとすんな! 分かった! 言う! 言うから!
あーもう!
最近ねー! お尻やる時に前もいっしょにいじるの大変だからねー! 電マ使ってんのー! 電マー!
はぁっ、はぁっ……!
何! 黙ってどしたの! 悪い⁉
……ひがいもうそう。あーうん、はい、そっすね。
あー、まぁ、最近電マ使ってるなーって思い出したのー。
つってもね? あのマッサージ用のゴツイのじゃなくて、ちっちゃい奴。というか指に嵌めるタイプの。こう指サックみたいな感じで。
なんだろ、ちっちゃいローターみたいな感じかな。詠子使ってるのよりたぶんちっちゃいかも。なんだろ、電マ型ローターって言った方が伝わるかも。
こう、指にスポッと嵌めてさ、指で普通にその、オナニー、するみたいにして、するの。普段の指遣いはそのままで、それに振動がプラスされる感じでさ、その、一つ上の快感といいますか……。
前回のスティックバイブの時思ったのよ、前後二本動かすのしんどいな、って。どっちも気持ちいいから尚更、ね。
気持ちいいのに集中したいのに、こう、意識が動かす事に割かれちゃうというか……んなこと気にせずズポズポしてただろって? う、うっさいなー……まぁ、夢中になってましたけど。
まぁそれはさて置き、これ楽チンなの。
おなかのとこに手ぇ置いて、指に嵌めた電マをあそこに添えて。そうすると腕も楽だし、その、ぶるぶる気持ちいいし。
……どんな姿勢かって? あー、うん、前と後ろで両手塞がるもんね。まぁ四つん這いから手をなくしたバージョンというか、お尻だけ、突き上げた、姿勢と、いいますか、その、はい、えっちな格好です。
でまぁ、うん。クリでそのままイっても良いんだけど、本命のために身体昂ぶらせる程度にすんのよ。
……そ、コイツの出番。
見た目通り入りづらい形状してるからさ、いつものよりもローションでぬるっぬるにすんの。そうしたら、このチューリップの先みたいなとこを、閉じて、尖ったとこを、挿れるの。
先端さえ入っちゃえばもう後は楽で、いや楽ってこと無いな。こう、お尻の穴がぐぐぐって押し拡げられて、ホントは入る場所じゃないのに、それが、入ってくんの。
……そしてさ、先端、閉じてたものが、中で、開くじゃん。
……何? ちょっと想像し辛い?
まぁあんたら後ろは、いや椎奈は別か。
あ? 違う? ギミックがよく分からない?
あー……オッケ。実践すっか。
……ちっげーよ⁉ 目の前でオナらんわっ! やるわけないでしょ⁉
なんで椎奈はそんなに残念そうなのよ……。
もう……はい、取出したるはこの特殊なアナルビーズー。
はい次は指でちっちゃく輪っかを作りまーす。これお尻の穴ね?
で、コレの先端閉じたものを押し込みまーす。ぐぐぐぐー。
んで、これが完全に入った瞬間、パカっ。こう、なるの……なんか生々しくて恥ずかしいな。
え? 出すとき? ……まぁやるか。
はい、ぐぐぐぐーって引き抜きまーす。
で、出る瞬間に勢いよくー、パカっ。……こう、なんのよ。
まぁ、だからさ……これが中に入ってるとさ、球の時と違って、すごい、圧迫感でさ。思わず入ったものを出そうとすんだけど、なかなか出てくれなくて、たぶん、お尻の穴もパクパクしちゃってんじゃないかな。
でも、それがすっごく気持ちよくって。身体がかぁーって熱くなって、一個入れただけなのに、すっごく、濡れちゃうの。
で、入れたんだから、抜くじゃん。中で弁みたいになってるの、抜くじゃん。
お尻の穴を通る時の抵抗がさ、強くって。漏れちゃう、漏れちゃうって感じになるの。中に入ってるのオモチャだけなのにね。
それがさ、ぐぐって、お尻の穴をこじ開けながら出て行く瞬間なんて、頭が茹っちゃうような感じでね? もう、たまらない。
しかもさ、これ、閉じたら、開こうとするじゃん。こうパカパカってなるからね。
ずるるるって、抜けた瞬間にさ……これがいきなり、パカっ、て開くの。
その瞬間だけはゆっくり引き抜いてても勢いよく抜けてさ。これがすっごい開放感で、腰がね? 抜けちゃいそうになっちゃうの。
それを、何回も、何回も繰り返してるとさ、おまんこから、とろぉって、おつゆ、流れてってさ、そうだ前側もしなくちゃって思い出して、指に嵌めたのをクリに当てて、当てながらさ、後ろ入れたり抜いたりすると、もう前で気持ちよくなってんのか後ろで気持ちよくなってんのか、分かんなくなるほど気持ちよくって。
……でさ、これ、五個、ついてんじゃん。今までは一個だけ入れたりしてたわけだけど。
中に入れるとこの嘴みたいのがいわゆる返し?みたくなってるんだけど、これをさ、頑張って、二個、三個、って挿れんの。
これ、地味にサイズがだんだんおっきくなってくんだけど、それを、中の抵抗感じながら、ぐぐっ、ぐぐって、挿れてくの。
……今んとこ三個が限界かな。それ以上はお腹の中が渋滞するっていうか、苦しくなっちゃって挿れらんない。返しのせいで進み辛いしね。
んで、収めきるとさ、もうすごい圧迫感。そのせいか知んないけど、全身が性感帯みたくなって、どこもかしこも敏感になるんだよね。
その状態で乳首、押し潰しながらぎゅうーって引っ張ったり、それしながらクリをぶるぶるぶるーってしたり、この辺でかな、気持ちよすぎて、その、イっちゃう事が多い。
……だけどさ、イったところで、お腹の中は詰まったままで、寧ろイった事でお腹がぎゅってなって、挿れたものの形が分かるくらい、なって、それでまたたまんなくなって、おっぱいなんか揉み潰すくらいに握りしめちゃって、クリも、痛いくらいに押し転がしたりして。
……あ? マゾ?
いやそんなわけ……いや、そう、なのか……? いや痛いのは普通に嫌いだけど、いやでも痛いの直前までやったり……お腹苦しいの我慢したり……いやそんなバカな……。
ま、まぁそれはさておき。
この状態だとさ、その、何回も、イけちゃうんだわ。軽イキって言うの? それがずぅーっと続いちゃう感じ。
それが、どんどん、どんどん溜まってってさ、もう、だめ、おっきいの、きちゃう、ってなった時。後ろの、一気に引き抜くの。
抜いた瞬間のパカってなるのがさ、一回でも頭がどうにかなるほど気持ちいいのに、それが、三回も、続くんだよ?
もう、耐えられない。そんな一番気持ちいいのと、クリがずっと気持ちいいのが合わさって、すっごい、イく。ぜんっぜん可愛くない声出しながら、イっちゃう。
その後はもう、全身に力なんて入らないし、お腹から異物を排除した開放感でいっぱいだし、足の力なんて抜けちゃって、うつ伏せになって、びくびくしてる。
……下にタオルとか敷いてるんだけどさ、あそこのとこだけがどんどん濡れてくの分かんの。どんだけ気持ちよかったんだって思うけど、あぁ、こんなに気持ちよくなっちゃってたんだ、って倦怠感にいっぱいになりながら、ゆるゆるってお尻とか、あそことか、触って、うん、鎮める感じ。
……なんだけどさ、気持ちよすぎて、賢者タイムヤバいんだわ。
今すぐ寝たいのに、片付けマジだるくって。これした後、超萎えるんだよね。
そのまま寝て部屋の惨状を朝誰かに見られたら死ぬし……そうなんよ、お尻はホントに大変なのよ……まぁ、気持ちいいからまたするんだけどさぁ……。
――――――
「ぶ、ぶらぼー」
「うん、ブラボー」
途中までは高揚したような口調であったのに、最後は疲れたような表情を見せる美香。
そんな少女を二人は一応拍手で称えた。
「いや……理解できない世界だけど、気持ちよかったんだなってのは伝わってきたわ」
「すっごく、興味深かった……!」
対照的な評価であった。
ビギナーである詠子とはレベルが違い過ぎるし、オナニーに一家言ある椎奈には勉強になる事この上無かった。
因みに美香は数々のアナルグッズを所有しているが、その日の気分によってしっかりと種類を使い分けているらしい。
オーソドックスにお尻を楽しみたい時は球状のビーズを、お尻を重点的に楽しみたい時はディルドを、前でポルチオを楽しみたい時はスティックタイプのバイブを選んでるとかなんとか。でも存分に楽しめる時は今回のチューリップ型ので最近は楽しんでるとかなんとか。
「はい……ラスト、椎奈さんどうぞ」
「今回は何が飛び出てくるんだ……?」
「……んっと、今までで一番地味かも、ホントに」
さて、次は二人から疑惑の目線を送られている椎奈の出番である。