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しばらくして、アスカは「特製」の手足を移植され、陽炎と共に強力な媚薬であるオルガライザーを投与されてから、オークといった亜人や、犬のような頭を持った獣人達がひしめく部屋へと連行された。
アスカに一時的に移植された特製の手足は当然通常のものとは異なる。その異形の手足は、高位淫魔族やサキュバスといった淫魔の細胞を培養して作り出されたものであり、青白く、人の肌とは異なる色をしていた。感覚こそアスカと共有しているものの、基本的にはアスカの意思を受けつけず、勝手に動いてしまう四肢。そんな手足のまま、これから何をされるのかという恐怖が、アスカの心に浮かぶ。
加えて陽炎もアスカも対魔忍スーツは前の凌辱のままとなっており、大半は破かれていた。殊に胸や股間はそれが顕著で、恥ずかしい部分を隠す役割は全く果たしていなかった。
さらに2人には首輪が嵌められ、そこから伸びる鎖を朧が握って引っ張っている。そして陽炎は両腕を後ろ手に拘束されていた。が、今は異形の四肢を得てしまっているアスカにそれは無い。せっかく得た四肢は彼女の思い通りに動いてくれない。つまり、拘束する必要が無いからだ。
「はーい、皆さんちゅうもーく」
部屋の中で1段高い位置へと2人を連れてきながら、朧は軽い口調でそう述べて室内の視線を促した。それからアスカの首輪を外しステージの上に1人で立たせる。
「こいつらは私達が捕らえた対魔忍の2人よ。それで、このアスカちゃんが皆にどうしても見てもらいたいことがあるらしいのよ。……ほらアスカ、さっさと始めな」
悔しそうに俯くアスカを無視するように、異形の足が勝手にがに股に開いてしまい、強制的に腰を落とされて女性器が晒されてしまう。さらにそこを強調して押し広げる両手の指も。性に飢えた部屋の中のケダモノ共は、淫靡なその姿に一気に沸き立った。
「おい、あの女犯してもらいたいってことじゃねえのか?」
「ちょっと待ちな。お前達、これはショーだ。私がいいと言うまで手は出すんじゃないよ。……さあアスカ、さっき私が言ったことを、こいつらに言ってショーを始めるんだよ」
「く……うぅ……」
しかしアスカはその朧の要求に応じず、目を伏せて悔しそうに呻き声を漏らすだけだった。なかなかアスカが言うことを聞かないとわかると、朧は陽炎に膝をつかせて背中を足蹴にする。さらに首輪から伸びる鎖をその首へと巻きつけ、力任せに引き絞った。
「がっ……! か……はっ……!」
「陽炎!」
「早くしな。さもないとこいつを窒息させるよ」
ギリギリと頚部を締め上げられ、陽炎の顔が苦悶に歪む。両手を拘束されているためにまともに抵抗も出来ない。
「わ、わかった! 言う! 言われた通りやるからやめて!」
「そうそう、それでいい。……初めからそうすればよかったの。聞き分けの悪い子は嫌いよ?」
一転しての暖かい声に、ここまで幾度と無く覚えた心に忍び寄るような不気味さを覚える。それを堪え、アスカは恥辱に耐えながら口を開いた。
「こ……甲河……アスカです……。私は……朧様に捕らえられ、女の悦びを……教えていただきました……。今も……身体が疼いてしょうがないんです……。だ……だから……」
そこでアスカは言葉を切った。どうしてもその先を言えないと、唇が真一文字に結ばれる。
「あ……がっ……!」
その間を裂いて聞こえてきたのは、先ほど同様の陽炎の悶える声だった。「早くしろ」という無言の圧力。朧によって鎖で首を締め上げられた陽炎の苦しむ姿を目にし、アスカは硬く目を瞑って強要された発言を口にした。
「だから、オナニーしたくてしかたないんです! 今からここでオナニーします! 私の……アスカの恥ずかしい姿……見てください!」
叫び終わらないうちに下卑た笑い声がとんでいた。その屈辱に耐えようとするより早く。淫魔の細胞をベースに作られた異形の腕の指先が、アスカの意思を無視して秘裂を押し広げて中へと指を押し入れていく。
「う……あっ……ああッ……!」
媚薬効果の淫獣の体液漬けにされ、さらにここに来る前にもオルガライザーを投与されたアスカの身体は、快楽を素直に受け入れてしまっていた。濡れそぼった膣口は抵抗することなく指を飲み込み、早くも愛液が溢れ出す。
「ひゃうぅん!」
さらに左手の指先が敏感な肉芽をなぞり始めた。仮にも自分の身体のパーツとしてあるにも関わらず、意思と無関係に動き、しかもそれがどう動くのかがわからないために、アスカは完全に翻弄されてしまう。
「本当にオナニー始めやがったぜ、あの女」
「対魔忍なんて言っても所詮はただの女ってことだな」
「大体いくら捕まったからってオナニー始めるか? しかも本気で感じてるメス顔晒してよ」
侮蔑の声が容赦なくとぶ。それでも移植された異形の手は動くことをやめてはくれない。無数のギラついた眼に見つめられているという視姦に晒されながらも、今のアスカに出来ることはただ歯を食いしばり、この恥辱が一刻も早く終わるまで耐えることだけだった。
(うるさい……うるさい……! 私だって好きでこんなことやってるわけじゃないわよ……! アンドロイド・アームとレッグを強制停止させられてもぎ取られて、こんな気味の悪い手足移植されて……。万全だったら、お前ら全員バラバラの肉片になるまで切り裂いてやるってのに!)
悔しさと情けなさで瞳から涙が一筋流れ落ちた。そんな心と裏腹、異形の腕に翻弄される身体はますます昂ってくる。もはや誰が聞いてもわかるほどの水音を響かせ、膣内へと抽送されていた指は1本から2本へと増え、クリトリスを撫でていた動きも今では扱くように擦り上げる動きへと変わっている。
「あっ……はあっ……。あっ……んっ……! くっ……ふうっ……」
そしてアスカの口から漏れる声も段々と抑えられなくなってきていた。艶のある吐息が漏れ、頭がぼうっと熱を帯びたように感じる。
(この指……私の感じるところを的確に刺激してくる……。自分でするのと全然違う……。自分の指のはずなのに他人の指みたいに勝手に動くってのもあるかもしれないけど……。淫魔の細胞から培養したものだから……? まさか、どこが気持ちいいのか本能的にわかるってでもいうの……?)
左手が胸へと伸びた。発育した形のいい乳房を揉みしだき、頂点の蕾を摘むように扱きあげる。瞬間、胸の先から痺れるような感覚が走り、アスカは身体を小さく震わせた。
「うくうぅっ……! ふ……うぅっ……」
ゴポリ、と膣口から溢れる愛液の量が増える。指の動きは激しさを増し、漏れるアスカの声から余裕が次第に消えていっていた。
(まずい……これ、まずい……! 適当にイッたフリして誤魔化そうと思ったのに、これじゃあ……!)
指の腹が膣壁を擦りあげるのに合わせ、喘ぐ声の音量が増していく。そして奥まで押し込まれていた中指が曲げられ、上壁側、つまりGスポットを刺激された瞬間――。
「ひゃあああああぁんッ!? あっ、あっ、あああああああああぁぁッ!」
ギクッ、ギクッと腰を浮かせて激しく突き出して痙攣し、アスカの身体が脱力した。目の前がホワイトアウトし、頭の中で火花が走り、思考がバラバラになる。ゼェゼェと荒く呼吸をしているとわかる頃になって、自分は絶頂を迎えたのだとようやく気づいていた。
「オナニーして派手にイキやがったぜ、あの女」
「何が対魔忍だ、ただの淫乱じゃねえか」
「うぅ……。くうっ……」
蔑むような亜人共の声に、否が応でも現実を突きつけられる。演技で誤魔化そうとしていたなどとんでもない。自分の意思に反して動く手足によって、衆人環視の中で自慰を強いられて達してしまったという惨め過ぎる思いに、アスカの心が悲鳴を上げそうだった。
「はあっ……はあっ……。あ、ああっ……!? い、イッたばかりなのに……手……また動いて……!」
しかも淫魔の腕はまた快楽を貪ろうと、アスカを休ませる気もないようだった。絶頂直後で敏感な膣内へ、無遠慮に指を押し入れていく。
「や……嫌あッ! 止まって……止まってよ!」
「何言ってやがんだよ。てめえの手だろ。気持ちいいから止められないんだろうが」
「ち、違う! これは手が勝手に……。あっ、ああっ!」
言葉を言い終えるより早く、再度Gスポットが擦り上げられる。一旦果ててしまった身体はあっという間に昂り、またも痴態を晒そうとアスカを誘惑してくる。
「あっ……! んんっ……! そう……何度もイくなんて……。う、ああああっ!」
強がろうとした矢先、左手の指先がクリトリスを摘み上げたことでその先は続けられなくなった。己の意思に反して行われる強制公開自慰。軋みそうになる心を懸命に持ちこたえようとし、だが身体はもう意思だけでは耐えられない領域に入ろうとしていた。
「い……やあ……! うぅああ……! あっ、あっ、ふあああああぁッ!」
腰が跳ねる。足を閉じたくても全く動いてはくれない。一方で止まってほしい手の動きは止まらない。
顔を蕩けさせ、涎を垂らしながらも、アスカは懸命に快楽を押さえ込もうとした。これ以上無様な姿を下卑た亜人共に見せたくない。プライドを奮い立たせ、歯を食いしばり、襲い来る波をやり過ごそうと必死に堪える。
「んぐうううううぅっ……! ふーっ……ふーっ……っくああああっ!」
だがそれらも全て無駄だった。自分以上に己の身体を知り尽くしたかのような、異形の腕による指技の前に、口からは悦楽の嬌声が漏れていた。そして1度全身を飲み込んだ波は、もう止まることなくそのままアスカを流し去ろうとする。
「だ……ダメ……ダメえええええッ! また……またイクうぅっ……! 嫌……嫌ぁ……! イきたくない……イきたくないのにぃ……! あんっ、ああんっ、あああああああああッ! イックううううううぅッ!」
プシッ、プシャッとアスカの股間から飛沫が飛び散った。一旦押さえ込もうとした分、再び迎えることとなったオーガズムは1度目を簡単に越えるほどだった。残された身体の部分を強張らせ、盛大に潮を吹き、呼吸もままならずただひたすらに快感を貪る。望まぬ自慰であったにも関わらずそれは実に甘美で、かつて自分に備え付けられていた鋼鉄の義肢では決して味わえないものであった。
「う……あ……あぁ……」
股の先に水溜りを作り、脱力して視点の定まらない瞳のままアスカは快楽に打ち震える。「鋼鉄の死神」と呼ばれた少女の面影はどこにも無い。性に溺れた1人の少女の姿が、そこにあった。
「いい公開オナニーショーだったわね、アスカ」
陽炎の背後に立ち、その様子をずっと見つめていた朧が楽しそうにそう声をかける。が、アスカの反応は無い。
「あら? もうギブアップ? ちょっと前は私に随分でかい口叩いた割りに、大したことないのね」
ケラケラと朧に嘲笑われ、それをきっかけとしたかのようにアスカの心に怒りの炎が宿った。疲弊しきった身体を押して首だけを動かし、射抜くような鋭い瞳で憎むべき敵を睨みつける。
「おめでたい……女ね……。言ったでしょ、徒労だと思い知らせてやる、って……。この程度じゃ……私は堕ちない……」
「そうかい。そりゃよかった。この程度で堕ちちゃ、ショーの途中で終わることになっちまうからね」
言い終えると、朧は陽炎の首輪を引き上げた。無理矢理立たせてから背中を蹴り、アスカの方へと歩かせる。
「う、くっ……」
「陽炎……」
両腕はまだ縛られたままなために、受け身を取れずに陽炎はアスカの傍へと倒れこんだ。美少女2人が並んだことで、アスカの痴態を見て興奮気味だったギャラリーがさらに沸き立つ。
「マダム! もう辛抱ならねえ! そいつら2人ぶち犯してもいいですかい!?」
「さかるんじゃないよ。まだショーは終わってないんだ、もうちょっと我慢しな。……さあ、アスカ。第2幕だよ」
「何を……する気よ……?」
まだ息が整わないアスカが、嫌な予感を消しきれないまま尋ねる。その予想を裏付けるかのように朧は邪悪な笑みを浮かべ、さも何事もないかのように口を開いた。
「大したことじゃないさ。アスカ、陽炎を犯しな」
「……は?」
何を言っているかわからないと、アスカが呆けた声を溢した。
「わからないかい? そこで女同士で絡み合えって言ってんだよ」
「な、何言って……! 私そんな趣味無いし、犯せってどう……。あっ……」
持ち主の言葉を無視し、異形の腕と足は動いていた。倒れた陽炎に跨るように馬乗りになり、右手は相手の股間、左手は胸へと伸ばされる。
「くうっ……!」
「ち、違うの陽炎! これは私の意思じゃなくて……!」
「わかってる……。あ、ああッ……! 気に……すること……あんっ……ないから……」
意思に反して動く腕が愛撫を始めてまださほど経っていない。にも関わらず、陽炎の口からは艶かしい声が漏れてしまっていた。
(もう……濡れてるの……? まさか、私のさっきの姿を見て……)
異形の腕を通じて陽炎の胎内から染み出す暖かい液体の感触が伝わってくる。いや、それ以上に否が応でも聞こえてくる水音が何よりも陽炎の身体の状況を表していた。
「おやおや、もう濡れ濡れじゃないの陽炎ちゃん。アスカの痴態に興奮しちゃった?」
「だ、黙れ! そんなこと……!」
「じゃあ母親に身体を開発されて、さっきまたオルガライザーを打ち込まれた影響かしら? 本当に感じやすい淫乱な身体ね」
「くっ……。ううっ……」
アスカを庇おうとした姿勢が裏目となり、陽炎は反論に詰まる。そこにつけ込まんと朧に邪悪な笑みが浮かび、呼応するようにアスカの異形の指先が陽炎の胎内を抉る。
「ひゃうぅん……! あくぅっ……はああっ……!」
もう否定できない。したくとも、口を開いて出てくるのは嬌声でしかない。
母親に嬲り者にされた、という朧の発言を証明するかのように、陽炎の身体は発情状態にあった。右手の指で刺激された股間はぐしょぐしょに濡れそぼり、左の指で揉みしだかれた胸は乳首が痛々しいほどに勃起している。口からこぼれる艶のある吐息が耳へと入り、とろんと蕩けた目で見つめられ、アスカまでもつい少し前の感覚を呼び起こされそうになっていた。
「か、陽炎! しっかりしてよ! あんたがそんなじゃ……」
「あぁ……アス……カぁ……」
叱咤しようとしても、相手は甘ったるくアスカの名を呼んだだけだった。これまで見せてきたクールさを秘めた態度、加えて勝気な印象を与える顔立ちからは想像出来ないそのギャップに、思わず同性であるアスカでさえも息を呑む。
そんな心の動きがわかるのか。陽炎を責めていた両腕が不意に動きを止めた。そして身体を倒れこませるような姿勢を強要して陽炎と肌を重ね、さらに密着するように強要してくる。
「ちょ、ちょっと……!」
腕はいつの間にか陽炎の背中と後頭部に回されていた。互いの吐息が当たるほどに顔の距離が近づく。己の意思に反して腕が何をさせようとしているのかわかっていても、魅入られたように陽炎の蕩けた瞳からアスカは視線を逸らせない。
「ぁ……」
支配されているのは四肢のみ。抵抗しようと思えばまだ顔を逸らすなり背けるなり出来たであろうに、アスカはもうそれをやろうとしなかった。自分同様に快楽を期待してしまっている少女が目の前にいるということを自覚し、その誘惑に飲みこまれていく。
陽炎の瞳が閉じられ、色のある吐息をこぼしていた唇の上下が合わせられる。求められる行為はわかっていた。そこに引き寄せられるように、アスカも自分のそれを優しく重ねていく。
「ん……んぅ……」
(あ……。唇……柔らかい……)
同性でかわした遠慮がちな口付けは、次に互いの唇をついばみ合うようなキスへと変わっていた。そして口腔を割って同時に舌が伸びてくる。絡み合い、唇を舐め合って、唾液の糸を引きながら2人の唇が一旦離れる。
「あぁ……。アスカぁ……」
「陽炎……」
鼻にかかったような媚びた声で自分の名を呼ばれ、アスカも相手の名を呼び返した。再び重なり合った唇の内側で、ピチャピチャという唾液の音を響かせながら、互いの舌が激しく絡み合う。その度に女性器を直接刺激されるのとはまた異なる甘い心地よさが心を支配していく。
(すごい……。女の子同士でも……キス……こんなに気持ちいいんだ……)
改めてその魅力に気づかされてしまったアスカの舌は、もう遠慮と言う言葉を知らなかった。目の前の少女の口内全てを支配したいという欲望さえ生まれ、唇の内側や歯茎までへと舌を這わせていく。
対する陽炎も嫌悪感は微塵も浮かばせなかった。アスカからの誘惑を受け入れ、応えるべく唇をついばみ、伸びてくる舌へと自分のそれを絡めていく。
「ぅん……んっ……ふぅ……」
揃って艶かしい吐息を溢しながら、貪るように唇を重ね合う美少女対魔忍の2人。同性同士の激しいディープキスという倒錯的とも思える行為でさえ甘美に響くスパイスとなり、より身体と心が昂っていく。
「んんっ……。はぁ……ん……。んむぅ……」
「んちゅ……。ぅん……。ぷぁっ……」
しばらく続いたそれが終わり、アスカは少し身体を起こす。不思議と、ここまで1度としていうことを聞いてくれなかった腕が思い通りに動いてくれた。だが官能の炎に炙られた心はそれに気づくことなく、今度は陽炎の左胸へと唇を近づける。
「あっ……」
もう片方の右胸には左手を。元々控え目な上に仰向けに寝かされているために膨らみが僅かな胸の頂を舌で転がし、あるいは指の腹で扱きあげる。
「あぁんっ……。あふっ……うぅん……!」
後ろ手に拘束されたままの陽炎は抵抗らしい抵抗も出来ず、その前にする気もない様子で、快感に身をよじるぐらいだった。更なる刺激を求めて陽炎の身体がアスカに押し付けるように動かされる。それを察知し、勃起しきった乳首を甘噛みし、指で摘み上げた。
「ひゃあぁんッ! それっ……気持ちいい……ッ! ああぁっ……はぁんっ……」
途端に甘い声が漏れ、身体を小さく震わせる陽炎。そんな姿に、いつしかアスカの中に嗜虐心にも似た感覚が湧き上がっていた。元々どちらかといえばサディスティックな気のある様子の彼女は、相手を自分の手の内で弄べるようなこの状況に、ゾクゾクとしたものが背筋を駆け上がっていくような感じさえ覚える。
(あの素っ気無い態度を取り続けてた陽炎がこんなに乱れるなんて……。あぁ……もっと……もっとこの子の隠し切れない姿を……見てみたい……!)
そう思ったときには、意思と関係なく右手が動いていた。先ほど一旦は刺激していた陽炎の秘穴を割り開いて、再び指が胎内へと埋められていく。
「あっ……はあっんっ……! さっきより……いいッ……! あそこ……私のオマンコ……もっとグチュグチュしてぇ……!」
犯している指の動きに合わせるように、陽炎の腰が跳ね始めた。いつしか相手の胸への愛撫をやめ、アスカの左手は自分の性器へと伸びている。
「はぁ、はぁ……。陽炎……私も……一緒にぃ……あぁんっ!」
「あ……アスカぁ……」
意思を無視しての腕の動きに翻弄される2人。いや、もしかしたら今のアスカは腕が言うことを聞いてくれないということを忘れていたかもしれない。たった今行われている手淫に対して何の抵抗感も抱いていないのだから。
「あはぁっ……。自分でするよりも……あぁん……男にされるよりも気持ちいい……。さっきこの指が勝手にしたのよりもっと気持ちいいよぉ……。あぅん……ねえ、陽炎はどうなの……?」
「いぃ……アスカにこうやってされて……はぁっ……! 私……私もぉ……あぅん……! んんっ……! んッ……んぅっ……」
再びアスカの唇が陽炎の唇を塞ぐ。その間も両手は止まらない。絡み合う唾液の音と互いに溢れる愛液の音が耳に響き、心を支配する。口から全身に伝わる甘い疼きと膣を直接刺激しての快楽が、理性を溶かしていく。もう止めることのできないエクスタシーへの階段を、2人は揃って昇りつめようとしていた。
「んんっ、んくっ……ぷぁっ……! あ……アスカ……私……私もう……!」
「イクの……? あっ、ああっ……! 私も……イッちゃいそう……! 一緒に……あああんッ! 一緒にぃ……!」
異形の両腕の動きが早さを増す。美少女2人のGスポットを擦り上げると同時。えも言われぬ悦楽が全身を貫き、揃って絶頂を迎えていた。
「あっ、あっ、あっ、あああああああああッ! イクッ……イッちゃうううううううぅッ!」
「あぁ……アスカ……。私も……私ももう……! あっ、ひゃああああああああああぁん!」
アスカと陽炎、美少女対魔忍の身体が強張った後で脱力する。陽炎の横に崩れ落ちるように倒れこんだアスカは、荒い呼吸を整えようとしながらも、虚ろな瞳の陽炎を見つめていた。
今さっき肌と唇を重ねた相手。いくら薬の影響下にあり、さらには四肢が思い通りに動いてくれなかったとはいえ、絡み合って痴態を晒し合ってしまったことを少し恥ずかしく思う。が、先ほどまでの快楽は本物。そのことがアスカを少し戸惑わせてもいた。
とはいえ、ようやく少し冷めた頭にまず浮かんだのは、謝罪の思いであった。どうあれ、自分同様にここではしたない姿を見せる形となってしまった。そのことに対する罪悪感が芽生える。
「ごめん……陽炎……。私の意思通りに動かないとはいえ……あんたにこんなことを……」
「いい……の……。気にしないで……。慣れてる……から……」
陽炎は懸命にそう言ってフォローしようとしているようだった。その心遣いがありがたくあり、同時に自分のせいでこうなってしまったと申し訳なさもこみ上げてくる。
いくら言葉を重ねても足りないだろう。そうわかっていても、アスカはさらに続けようとした。しかし――。
「いいレズプレイだったじゃないか。2人ともノリノリでさあ。お友達が出来て、しかも一緒にオナニーショーをするほどの仲になるなんてよかったねえ、アスカ」
しばらくの間黙って2人を見ていた朧が口を挟んできた。2人だけの時間に入っていたために周りのことをすっかり忘れていたが、今この場には朧だけでなく亜人や獣人共もいたのだと思い出し、羞恥心を煽られたアスカは唇を噛み締める。
「さて。へばるのはまだ早いよ。これで前戯は十分でしょうからね」
「前……戯……?」
アスカの顔から血の気が引く。わかってはいたはずだった。この場に亜人や獣人共が大量にいる以上、ここで痴態を晒すだけで終わるはずがない。自慰と陽炎とのレズプレイを強要されたとはいえ、それが終わったら、当然――。
「あんたらの身体はもう出来上がったでしょう? 前戯を兼ねてのここまでの余興よ。私としてはなかなか面白かったけど、これで終わりなんていったら不満が噴出するだろうからね。……さあお前ら、待たせたね! もうこの2人の準備は十分だよ! あとは好きなだけぶち犯しな!」
部屋の中が一気に湧き上がった。美少女2人の乱れる様を見せ付けられたケダモノ達は待ちくたびれたとばかりに歓声を上げる。
「待ってましたぜ、マダム! オナニーショーなんて見せ付けられてもうギンギンになっちまった!」
「俺は貧乳の方だ! ちょっと前に犯してやったが、まだまだ足りねえ!」
「じゃあ俺はさかってオナニーまでした巨乳だな! あのデカ乳でパイズリしてやる!」
2人にオスが群がる。体力を消耗し、腕を拘束された陽炎と四肢が意思に反して動いてしまうアスカ。共に抵抗する術はなかった。
「いや……いやあ! やめて、やめてえええええ!」
「あ……アスカ……! 朧! こいつらの相手なら私がする! だから……あッ……がっ……ああああああああッ……!」
庇おうとした陽炎の声は、強引なオークの挿入によって途切れた。力任せにペニスを押し込まれ、先ほどまでの甘い快感とは真逆の激しい暴虐が陽炎を襲う。
「ごちゃごちゃ言ってるんじゃねえよ! てめえもそっちの女も、ぶっ壊れるぐらい犯してやるよ!」
「大体こっちの巨乳は自分から足開いて手コキもしてくれますってばかりに準備万端じゃねえか! 庇う必要なんかねえ淫乱なんだよ!」
「ち、違う……! これは……あっ、いっ、ぎいいいいいいいぃっ!」
アスカも同様に強引に抱かれることとなった。オスの悦ぶ声とメスの嬌声と悲鳴が木霊する。少し前まで美少女のオナニーショーが開催されていた部屋は、途端に乱交会場と化していた。
乱れ、犯される2人を見つめて、朧は不気味な笑みを浮かべる。そして誰にも聞こえぬ声で独り言を溢した。
「さて、第2段階はこれでいいかしらね。アスカの心をゆっくりと壊し、あとは目の前であのクソ女をぶっ殺して仕上げ……。フフフ、
朧の声は誰の耳にも届くことはなかった。凌辱の宴に掻き消され、その声の代わりに乱れた哀れな2人の声が響き渡るだけだった。