スキル『マジックバッグ』で女性冒険者を悦ばせていたら伝説の男になった。 作:もすまっく
「お待たせ致しました、こちらが今回の依頼の報酬となります」
「あいよ」
「お疲れ様でしたヴァル―――大丈夫ですか?」
「んあ?」
「少し顔が赤いように見えますが、風邪でしょうか?」
「あー……いや、別に」
「お言葉ですがヴァルナ様。体調が悪いままでは依頼の成否に関わるだけではなく、依頼者様の方からギルドへそのような質の悪い冒険者を寄こすのかと思われてしまい不信感を与えてしまう原因とも成り得ます。ヴァルナ様個人に対しても、そして冒険者ギルドへの信頼にも大変な影響がありますので、体調管理は冒険者として―――」
「あーあーっ分かってるってっ。ちょっと熱っぽいだけだ。アタシも今の終わったら数日休むつもりだったんだからいいだろそれでっ」
言っている事が至極真っ当な為に受付の彼女に言い返す言葉が無いヴァルナは、無理矢理彼女の話を打ち切り逃げるようにギルドを後にした。
◇◇◇
「―――ったくよ。さっさと報酬だけ渡しときゃいいんだよ面倒くせぇ。それもこれも全部ミゼーレのせいだあの野郎」
歩きながらぶつぶつと口悪く愚痴を吐くヴァルナ。だがそんな彼女も本気でミゼーレを悪く思っている訳では無い。
(くそっ、疼きが収まらねぇ……早くあのユウマとかいう奴のデカチンでアタシの中をぐちゃぐちゃに―――ってアタシは一体何をっ……くそっ!)
数日前に後ろから何度も奥まで突かれまくり、そして最後には未だ一度も出された事の無い子宮の中にたっぷりと注ぎ込まれたヴァルナ。
今の彼女はミゼーレ達の思惑通り、ユウマのペニスと魔精液の快感が忘れられず、ただひたすら体の疼きに耐えながら過ごしていたのだった。
「取り合えずは今の報酬でしばらくは持つ。だからその間に早くミゼーレの奴を探してユウマにもう一度……ってだから何をアタシはっ……♡」
ミゼーレを見つけ出した後の事を想像したヴァルナは、無意識の内にその下腹部を強く疼かせ、履いている下着に染みを作らせていた。
◇◇◇
比較的人の少ない穴場となっているカフェの一角で、手に持っている本のページを静かに捲る一人の女性。
ブックカバーで隠されているその本は『雄の本能と雌の悦び』という官能小説であるという事は彼女以外誰も知る由が無かった。
そんな彼女はトレードマークである黒いドレスのような服を身に纏い、長いスリットから白くむっちりとした脚を曝け出しており、その豊満な乳房は深い谷間を作っている。
魔力限界が上がり再び成長を始めていたにも関わらず、とある理由から目覚ましい活躍をしないままひっそりと依頼をこなしていた氷炎の魔女ミゼーレはお気に入りのこのカフェで相変わらずの静かな時間を過ごしていた。
「…………来たわね」
そんなお気に入りの場所で本を読んでいたミゼーレは、そろそろ来るだろうと思っていた彼女の気配を察知し、予想通りに事が進んでいる事に笑みを零す。
「―――見つけたぞミゼーレっ!」
小鳥のさえずりをBGMとしてドスケベな本を読んでいた彼女にそう言ったのはアシンメトリーの赤い髪の女性。
ミゼーレは手元の本に落としていた視線を上げ、大きな声を上げたその女性に視線を向けた。
「いい天気ねヴァルナ。そんなに急いでどうしたのかしら?」
何もかもが上手く行っている事を内心喜びながら、彼女は敢えて惚けた振りをしながらヴァルナへ優しく声を掛けた。
声を掛けられた方のヴァルナは彼女を探して走り回っていたからか、息を荒げ額に汗を滲ませた姿でミゼーレを睨みつけていた。
「ちっ、惚けやがって。お前に話があるミゼーレ」
「話?あぁそういえば、あれから魔力限界の方はどうかしら?」
「―――っ!……上がってるよ……あの男に抱かれてからずっとな」
「あら、それは良かったわ」
「……ただ」
「ただ?」
「…………」
何かに耐えるように黙り込んでしまった彼女の様子に目を細めたミゼーレは、彼女のその手が自然と下腹部を撫でたのを見逃さなかった。
「疼く……かしら?」
「――――――っ!!」
ハッとした様子ですぐにミゼーレを睨みつけるヴァルナ。余りにも分かりやすい彼女の反応にミゼーレも自然と笑みを零す。
「ふふ、やっぱりね」
「ミゼーレ、てめぇやっぱり知って―――っ!?」
「当然じゃない」
「……嵌めやがったな?」
「確かに貴女はハメられたわヴァルナ?彼のあの立派な雄の証に、ね?」
「―――っ!!?」
ミゼーレの言葉によってバキバキに勃起した彼のペニスを思い出し、それと同時にあれを挿入された時の感覚が記憶と共にヴァルナの子宮を強く疼かせた。
奥を突かれた時のあの感覚が―――。
―――どちゅっ♡
「―――んっ♡」
子宮にキスをしながら押し込まれた時のあの感覚が―――。
―――ごりゅっ♡♡
「―――ぅくっ♡」
あの感覚を思い出したお陰でまるで生まれたての小鹿のように脚を震わせてしまっていながらも、それでも何とか座り込まずに耐えている彼女にミゼーレは問い掛ける。
「ねぇヴァルナ?」
「……何っ……だよ……っ!」
「そんなにその疼きが辛いのかしら?」
「……ったりめぇ、だろ……!」
「そう。なら考え方を変えてみたらどう?」
「……考え……方ぁ……?」
「えぇそう。例えば、例えばの話よ?」
ミゼーレは座っていた椅子から立ち上がり、今も体を震わせながら股を濡らしているヴァルナに近づくと、彼女の真っ赤に染まっている耳に顔を寄せて囁いた。
「その疼きは、雄から雌へのマーキングなんだって♡」
マーキングという言葉に、頭が痺れたような気持ち良さを感じた。
「―――んぐっ♡ あっ♡ ぅくっ♡」
歯を食い縛り甘い声を漏らしながらも必死に耐えるヴァルナ。
「お前は俺の雌なんだって。だから自分から離れないように、どこにも行かせないように、そう貴女に伝えてくれているからなんだって♡」
強い疼きによっておかしくなってしまっているヴァルナの脳内を、ミゼーレの囁きがグルグルと駆け巡って行く。
「……雌……この疼きが……アタシを……逃がさない為のマーキング、で……雄がアタシを……アタシという雌を……欲しがってる……?」
「そう、そうよヴァルナ?ユウマは貴女を欲しがってる♡ 貴女という雌を欲しがっているのよヴァルナ♡」
「……ぁ……アタシを……アタシみたいな女を……ガサツで、胸も無い……アタシを……欲しがって……?」
「貴女がガサツで胸が無いだなんて事は彼という雄には関係無いの。だってあの時に彼は貴女を見て何と言った?貴方の裸を前にして彼はどんな目をしてた?」
「……アタシを……見て……綺麗って……凄く、綺麗って言って……それで凄く……興奮した目で、アタシを……」
「そう、貴女は綺麗なのヴァルナ」
その一言でついに耐えられなくなったヴァルナは力が抜け、そのままガクンと崩れ落ちるように地面に座り込んでしまった。
「彼という雄にとって貴女はとても綺麗で、魅力的で、そして思わず興奮してしまうような―――」
そして目の前で力なく座り込んだ彼女を見下ろしながら魔女は囁いた。
「―――そんな、一匹の雌なのよ♡」