スキル『マジックバッグ』で女性冒険者を悦ばせていたら伝説の男になった。 作:もすまっく
多くの男の子達のお世話をして生きて来た。
作った料理を美味しいって言って笑ってくれるその顔が大好きだった。
優しく抱き締めて安心させてあげる事が大好きだった。
私にとってはそれが何よりも幸せな事だった。
だから私は治癒魔法使いとしての道を選んだ。
彼等の傷ついた姿を見た時はいつも胸が張り裂けそうになるけれど、私がその傷を癒してあげる事が出来るから。
―――けれど。
「――――――あっ♡♡♡」
私は彼等を癒す為では無く、初めて女としての、雌としての悦びを味わっている。
「――――――ん”う”ぅ”っ♡♡♡」
男の子だと思っていた彼に何度も中を擦られ、そして奥を突かれる。
「――――――おぐっ♡♡♡」
その度に私の中の雌が悦び、男の子ではなく雄を強く求めるようになる。
「――――――お願いっ♡ 出してっ♡」
癒すのとはまた違う幸福感と満足感、そして私に懸命に腰を振りながら見つめてくれるその瞳に、今までに感じた事の無い強い欲求が生まれた。
「――――――出してっ♡ 中に全部っ♡ 奥にっ♡ 私の子宮の中に♡♡♡」
彼のものになりたい―――。
男を、雄を、女としての悦びを知らなかった彼女は、この時ついに一匹の雌となる事が出来たのだった。
◇◇◇
「さて、これで治癒魔法使いの彼女も仲間として加わる事になった訳だが……おいレーナ?さっきから何をしている?早くそっちの椅子に座れ」
長い脚を組んだジルが正面に座っているユウマのすぐ後ろを見つめる。
「何をおっしゃるのですかジルファーレ様?ここが私の座る椅子、いえ私が椅子なのですわ♡」
ユウマは椅子に直接座るのではなく、彼の椅子に座っているシスティレーナの膝の上に座らされていた。
「どうですかユウマさん♡ 私の座り心地は♡」
「え?えーっと……はい……いや、すいません……」
「……はぁ」
ジルからの少しだけ憐れむような目で見られたユウマは、気まずそうに目を逸らして誤魔化す事しか出来なかった。
「うふふ♡」
生まれて初めて自分が子を孕む為の雌なんだと分からされた事で完全に女として目覚めてしまったシスティレーナは、ユウマを後ろからぎゅぅ♡っと抱き締めながら頬を擦り寄せる。
「……ふん、何が癒しの風よ……ただの卑しい雌じゃない」
あれだけ男を嫌っていたにも関わらず、今ではすっかり可愛らしい鳴き声で悦ぶだけの雌となっている自分の事を棚に上げたエリカは、幸せそうな顔でユウマを抱き締めているシスティレーナに向かってぼそりと呟いた。
勿論初めの内はエリカ以外の三人も妬みの籠った瞳でレーナを見つめてはいたのだが、後でユウマにたっぷりと愛してもらう事を条件に今は黙って彼女の好きなようにさせている。
「身重になっていたとしてもその場で魔法を使って守るだけならば私でも何とかなろう。守りに特化した魔法を扱える者が一人でもいれば最善ではあるが、それまで待っている訳にもいかないからな。こればかりは致し方あるまい」
ジルのその言葉に、ミゼーレは少しだけ興奮した様子で口を開いた。
「ではジルファーレ様、予定通り進めるのですね?」
「うむ。いよいよ実行に移す時が来た」
ユウマに頬を擦り寄せて幸せそうな顔をしているレーナ以外の四人が、お互いに目を合わせ頷き合う。
「王にはすでにユウマのスキルについての詳細は全て報告してある。女性のみに効果あるという事も、新たに判明した願いによって効果が変わるという事も含めて全てをな」
ユウマはどうやって効果が発動するのかをこの国の王に知られているという事に改めて気恥ずかしさを覚え、顔を赤くしながら口をもにょもにょとさせる。
「後は私が騎士団団長の座を後任へと譲り、団員を育成する立場として裏方に回るという事を王の方から皆へ伝えて頂くのみ。勿論これは表向きの理由だがな」
「表向き……という事は王はジルファーレ様からの条件を?」
「あぁ、余りにもあっさりとな。少しは渋るかと思ったが寧ろ面白そうだと笑いながら受け入れて下さった」
「何て言えばいいのか、流石ですね……」
「ふふ、そういうお人なのだあの王は。まぁ兎も角だ、これで私は騎士団団長の座から王家を守護する役割を持った一人の冒険者になる事が決まった訳だ」
「ジルが、冒険者に……?」
ジルが冒険者になるという事に驚いたユウマは僅かに目を見開く。
「うむ。騎士団というものはどうしても規則に縛られるものでな?中々に融通が利かなくて困っていたのだ」
「ジルが困り事なんて珍しいですね?一体何に困ってたんですか?」
「ん?あぁそれは当然、お前と愛し合う時間が余り無かった事にさ」
「―――え?」
「何だその意外そうな顔は?仮に団長の立場である私が規則を破り、お前とどこまでもハメ倒してからそのまま朝帰りでもしてみろ。やはり女が団長である事はふさわしくないだの何だのと騒ぎ出す奴が出て来る事など目に見えているではないか?」
「それは……確かに……」
「だから私も冒険者になりたかったのだ。私だって何度も意識を飛ばされ、最後には丸一日眠り続けてしまう程の熱く濃厚なセックスをお前としたいのだぞ?」
「…………」
まさかの理由での冒険者への転身に、成程それは王様が笑う訳だとユウマは思った。
「では、この辺で一度話をまとめましょう」
ミゼーレの言葉にジルは頷く。
「一つ目、ジルファーレ様が団長の座を後任へと譲り、王家を守護する任を請け負った一人の冒険者となる事。その理由はジルファーレ様がユウマの子を産み落とす事で、複数の世代に渡って王家を守護するという盟約を結んだから」
「二つ目、私達は無事にジルファーレ様とユウマの子が産まれるのを守る事。結果的にそれが王家を守り、私達が暮らすこの王都を守る事にも繋がるから」
「三つ目、二人を最後まで守り切った暁には、私達もユウマの子を孕む事が出来るようになる事。当然全員一緒ではまともに戦えなくなってしまうから、そこは応相談ってところかしらね?」
ミゼーレの最後の言葉に、各々が顔を赤らめながら内腿を擦り合わせる。
「ふむ、まぁそんな所だろう。だが子を孕む順番は早いうちに決めておけ。後で揉めて面倒な事になっても困るからな」
五人の視線が激しく交わり火花が飛び散ったところで、こっそりとレーナの抱き締めから抜け出したユウマはジルの元へと近寄った。
「……ジル……その、本当に俺の子供を……?」
「あぁ勿論だ。お前が私に願う最愛を存分に私の中に注げばいい♡」
ユウマの瞳を見つめるジルは、誰よりも優しく慈愛に満ちていた。
「……それなら……ジルに言って置きたい事が、あって……」
「うん?」
「その……男の子と女の子、俺にはどっちかなんて選べない……だから……」
そこまででユウマが何を言うつもりなのかをすぐに察したジルは、余りの愛しさ故にユウマを強く抱き締める。
「……だから、その……男の子も女の子も、二人同時に産んで欲しい……んです……いや、産んでもらいます……ジル」
ユウマの宣言を耳元で聞いたジルは身も心も強く奮わせ、更に子を孕む為のその子宮は、だったら今すぐ孕ませろと言わんばかりに激しく疼く。
「あぁ♡ 二人でも三人でも孕ませてくれユウマ♡ お前がそれを願うなら全てを受け入れると、私はお前にそう言い続けて来たのだからな♡♡♡」