ある空域で専用機持ち達である篠ノ之箒、セシリア・オルコット、凰鈴音、シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒの5人は戦闘訓練を行っていたが突如大波と豪雨や雷などの悪天候が発生したと同時に彼女達の専用機が原因不明の故障によりそのまま海へ転落して荒れ狂う津波に呑まれてしまった。
それから数時間が経ち意識を戻すとと5人は見知らぬ島に漂流していたのだった…
「うっ、こ、ここは……」
「どうやら私達、この島に流されてしまったようですわね……」
「ダメね。オープン・チャネルを開こうにも全然反応しないわ」
意識を戻した箒は周りを見回していると近くにいたセシリアが無人島に運良く流れ着いた事を悟ると同じく流れ着いた鈴が専用機の待機状態であるブレスレットから通信を繋げようとしていたが反応は無く、物言わぬ専用機に苛立ちを隠せずにいた。
「皆、あそこを見て!誰か近づいてくるよ」
シャルロットは島の森木から近づいて来る何かに気付くと茂みへ指を刺す。
「お前達、構えろ!来るぞ!!」
ラウラは待機状態の内側に隠し持っていた護身用のナイフを取り出して身構えると近づいて来た何かは最低限の装備をした男女達だったのだ。それも腰に蔓や葉っぱで作った下着で大事な所だけを隠してそれ以外の部分は裸で全身にはトライバルタトゥーを施していたがそのタトゥーはどこか淫乱さを感じさせるデザインであった。
「敵意は無さそうだが…この島の住人なのか?」
「言葉が通じるか分からないねラウラ」
「とりあえず何か喋ってみましょうよ」
と警戒を緩めないラウラと言葉が通じるかどうか不安になるシャルロット、自分が話せる言葉で喋ろうとした鈴が口を開いた瞬間……
「お前達何者ダ?」
「「日本語!?」」
「今、日本語で話しましたわよね」
「ああ、私の耳にもそう聴こえたぞ」
目の前の武装した部族の男が片言の日本語で喋ると日本語が通じる事に驚いていたが部族の男は続いて箒達に話を始める。
「お前達、ドコから来た?」
「私達はISの戦闘訓練中に専用機が故障してこの島に漂流しまして…」
「アイエス?センヨウキ?うーん、私ワカラナイ。お前達、族長に合ワセル来い」
セシリアは男に事情を説明したが、男はセシリアが発した言葉の意味が全く理解出来ずいると自分の判断では決めかねない為、自分達の集落まで箒達を案内する事にした。
生い茂る森木の中を歩いていると簡素な藁の家や木の家で出来た集落がそこにあった。
「ここ私達【ンダンコ族】の集落、ココなら安心。族長の家アソコ」
部族の男が指を指す方向を見ると、朱色で塗られた屋根に男のシンボルであるペニスを象った置物があたり一面に置かれた家であった。
箒達はペニスの置物に頬を赤く染めて視線を逸らすながら族長の家へと入って行く。
「おお、ようこそオ客人!我がンダンコ族の集落へ。歓迎イタシますぞ」
族長と呼ばれた人物は全身に淫靡なトライバルタトゥーを刻み、乳首に一際大きなピアスを2つ付けて褌に近い布で股間を隠した筋骨隆々な50代の壮年であった。
「私達を迎えて頂きありがとうございます。所でここに通信手段は無いのでしょうか?私達はある学園の生徒でして…」
「通信?手段?ハテ、私には何のコトやら…我々ンダンコ族はこの島へ流れてキタ人迎えますが、私達ナニモ出来ないです」
「そんな……」
「でも大丈夫。当分アナタ達の衣食住は約束シマス、外からキタ人見たの久々!集落の人間全員で歓迎シマス」
族長は箒の質問に手伝える事はない事を伝える。その様子にショックを受けていた箒であったが当分の衣食住は約束されて胸をホッと撫でる。
「アナタ達オ客人として迎えますが、私達の集落ノ条件、絶対守っテ下サイ」
「条件ですか?その条件とは…」
セシリアは族長の言葉にゴクリと喉を鳴らすと族長から信じられない言葉を発された。
「私達ンダンコ族、狩りヤオ客人を迎える時以外裸で過ごしてマス。ですので皆サン、裸になってくだサイ」
「はぁ!?何ですって?馬鹿言ってんじゃないわよ!」
族長の言葉に鈴は信じられない様子に声を荒げていると族長の後ろに控えていた護衛の部族が鈴に槍を構えようとしたが族長は手を出して止めるように促した。すると護衛は頭を下げて構えを解くのだった。
「イキナリで驚クノモ無理ありません。ですが、私達ンダンコ族の神【スペニーナヴァギ】様、身体を衣服デ隠すの嫌ってマス」
族長はそんな鈴へ自分達の部族の掟を真剣な表情で伝えると嘘を言ってない様子に鈴は自分が悪者のようになっている空気を読み取る。
「わ、悪かったわよ!声荒げて…」
「ですが、裸になるのは抵抗が…」
「良いではないか。裸になるくらい」
「ラウラ、あんた本気で言ってんの?」
人前で自分の裸を晒す事に抵抗があった鈴とセシリアは族長の頼みとはいえ恥じらいがあり、すぐさま受け入れる事は出来なかったがラウラはあっさりした様子で答えるとそんなラウラに鈴は正気を疑う声を掛ける。
「裸になるくらいでここでの衣食住が約束されるのだぞ。意地を張って餓死するよりはマシだろう、それに嫁以外に見られても痛くも痒くもないしな私は」
とラウラは効率を優先した様子で答えるとラウラの声に一理あると全員が納得すると、渋々な所はあるが何とか族長の条件を呑んで集落に滞在する許可を得れたのであった。
「では皆サンの言葉が嘘でナイ事を証明して欲しいノデ、この場で衣服ヲ脱いデ下さい」
族長の言葉に箒達は顔を赤くするが全員が腹を括った様子で決断してその場でISスーツを脱ぐのであった。
「くっ、このセシリア・オルコットがこんな痴態を晒すなんて…」
「あんま見ないでよ馬鹿!」
「これは一夏の前では見せれないね……」
「何を胸とアソコをコソコソ隠しているのだお前達は?嫁に裸を見せた時に比べれば屁でもないぞ」
「ラウラ、お前は少し恥じらいを持て」
と各々はISスーツを脱ぎ、一糸纏わぬ裸を部族の男達の前に晒す事になった。ラウラ以外は胸と秘部を必死に手と腕で隠していたが族長から「恥ずかしガルのダメ!神恥ずかしガルの嫌う」と言い出すと箒達は手と腕を降ろして、自分の裸体を晒すのであった。
「皆サン、ありがトございマス。これで正式に皆サンヲ客人として迎えます!今晩、皆さんの歓迎を集落ノ人間、全員デ歓迎シマス。ソレまでオ客人用の家で身体休めて下サイ」
族長は両手を広げて、箒達の瑞々しい裸体を見終えると箒達を正式に客人として迎え入れた。
その後、箒達は族長の家から3軒隣にある家まで部族の男に案内されると疲れを取る為、一旦身体を休めるのであった………
そしてそんな様子を遠目である少年が見ていると少年は箒へ熱い視線を向けていた。
「何だ、この胸の高ナリは……」
少年の容姿は全身を淫靡なトライバルタトゥーで彫った細身を筋肉で引き締めた身体に乳首・耳・腹・そして自分のペニスに数カ所もピアスを入れた箒達の思い人である織斑一夏と瓜二つの容姿であった。果たしてこの少年は一体何者なのか…次回へ続く
次回、第二章【崩れ落ちる常識と知性】
第一章いかがだったでしょうか?この物語は一応短編として終わらせる予定です。何分メインで書いてるクレイジージーニアスがメインですので……最後に部族化した箒のAIイラストを載せて終わりますね!
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