『大陸西側にある町の宿』
外には小鳥がさえずり、窓から朝日が部屋の中を照らした。
部屋の中心のベッドには1人の男と1人の女性が裸で抱き合っていた。
良く見ると、ベッドは何かベチャベチャに汚れ、シーツ等もしわくちゃになり、辺りには異臭がしていた。
コレだけで2人はナニをしていたのか容易く解るだろう。
「ん……朝か……」
朝日が目に入り目を擦りながら身体を起こす、その時隣で眠っている女性が目に入った。
そうだ昨日酒場で飲んでたら誘われたんだったな。
昨夜は1人で飲んでいたなら隣に女性がやって来て一緒に飲むことになり、そこそこ飲んだら近くの宿に行き………
しっぽりヤッたんだったな、しかもかなり美人でスタイル良かったから結構激しくしたんだった。
そのまま女性の方を見ると、まだすやすやと眠っていた。
俺は横になったまま、ベッド脇に置いてあった酒ビンを手に取り残っていた中身を全部飲み干した。
「んぐ……ぷはぁっ」
俺はは酒を飲み干すと酒ビンをテーブルに置き、少しぼ〜っとした。
依頼は昨日適当に何個か終わらせたから金は暫く持つ……
武器や消耗品は昨日補充した……
「……確かこの辺だったよな……」
俺は不意に昔を思い出しながら窓の外を見た。
冒険者になった年、そこそこ依頼をやり終えて慣れてきて
この街を拠点にしていた時の事だ。
近くの山を散策していた時に1人の少女がモンスターに追われているのを目撃してモンスターを倒した。
その少女は角が生えていたからデーモンか何かの種族だと思ったが深くは聞かなかった。
その少女が迷子らしく、少しの間山を散策したら帰り道を見つけたと言って少女と別れたんだ。
その時に少女から
『またね、お兄ちゃん♥』
と言われてキスをされて別れたんだ………
それからその時助けた少女『アリス』とは会っていない。
「……あの山に行くか……」
……………………………………………………………………
女性と別れた後、俺は身支度をして山に向かった。
あの時の少女に会えるかも知れないし会えないかも知れない
取り敢えず山に向かってみる
「……この近くだったよな?」
道中襲ってくるモンスターを蹴散らしながら山の奥に向かう
ふと、そういやあの時の少女は花を持っていたな
近くに花畑でも有るのか?
そう思い記憶を頼りに少女を見つけた場所の近くにやって来た。
近くの岩場を探索してみると、数枚の花びらが落ちていた。
辺りには花は無く、どこかから風で飛ばされてきたんじゃないかと思い辺りを見渡す。
すると、
「きゃあぁぁぁぁっ!?」
悲鳴が聞こえた、俺は直ぐに走り、声が聞こえた方に走る
木々を抜けた先に見えたのは、誰かがモンスターに襲われようとしている所だった。
直ぐに剣を抜きモンスターに向けて斬りかかる、モンスターは少し怯むと、コチラを睨みつける。
よし、注意がコチラに向いた、モンスターが突進してくるのを躱してモンスターの心臓を貫いた。
モンスターは急所を喰らいその場で倒れた。
俺は剣をしまい、尻もちを着いていた人物に近付く。
「おい、大丈夫……か?」
襲われていた人物を見ると、まだ10代であろう幼い少女だった。
ここまでは普通、少女の顔を見ると、角が生えていた。
まあ、そう言う種族だろう。
だが問題は…………
(すっごい…………爆乳だ!)
見た目に似合わない程の凄い爆乳である、少女の頭よりもデカく、少女が少し身動ぎするだけでゆさゆさと揺れるて、服を内側から盛り上げる程の柔らかそうな爆乳であった。
「あ……ありがとうございます……」
「……あぁ、怪我はないか?」
「はい、大丈夫です」
少女はペコリとお辞儀をする、その動きで爆乳はタプンと揺れた。
凄い柔らかそうだ、そんな視線を感じたのか少女は頬を赤く染めて片手で胸を隠した。
「……お兄さん見過ぎです…///」
「あ、すまない」
(露骨に見過ぎたな……話題を変えよう)
「そ、そういやこんなとこで何をしてるんだ子供1人で?」
そう言うと少女は手に持っていた花を見せてきた。
「お花摘みに来た……」
「そうか、親とか保護者は?」
「この先の里に居る……あ…」
「?どうした」
「里の事……外の人には内緒なのに……」
………声が小さくて何言っているか分からないな………そうだ
「なぁ、君みたいに角が生えたアリスと言う少女を知らないか?」
アリスの名を口にすると、少女は驚いた表情をした。
「お兄さん……アリス様を知ってるの?」
アリス様………?あの少女は様付される身分なのか?
「あ……あぁ、数年前にここらへんで迷子なってたのを見つけて少しの間仲良くなったんだ」
それを聞くと、少女は何か考える素振りをして俺に近付き、背を向けた。
「肩車」
「ん?」
「肩車……して、里に案内する」
……どうやらこの子の里に案内してくれるようだ
少女を肩に乗せて指差しされた方に歩いて行く。
………………
……………
…………
………
……
…
「あっち」たぷん
「おう」
肩車をして少女に言われた通りに進む
…………肩車しているせいで俺の頭の上に少女の柔らかい爆乳が乗っかっていて凄い気が散る。
移動している間に軽く会話をして、取り敢えずお互いの自己紹介をした。
少女はイリアと名乗った、まだ10歳とも聞いた………
発育良すぎだろ………それを聞いて俺は一瞬とある種族を思い浮かんだが口には出さなかった。
その種族はサキュバス、僅かにしか生き残ってないとか色んな噂が有る
まぁ、普通に何人かサキュバスと出会った事は有るがな………娼館で
後は知り合いがサキュバスの血を継いでたりとか。
…………こないだ会ったアリサは元気そうだったな……
そんな事を考えていたら里の前に着いたらしい。
「結構簡単に着いたな」
「ん〜ん、里の周りには結界が貼ってあって、サキュバスしか通れないの、お兄さんは私が居たから通れた」
なる程、ちゃんと結界とかを貼ってあるんだな………
と言うか普通にサキュバスって名乗ったな……
てことは、俺が会った少女、アリスもサキュバスって事か、しかも様付けだから地位も高いと………気軽に会えない気がするな
「里に入るよ……」
「おう」
ま、取り敢えず里に入れば何とか成るだろ、はははは!
『ガチャン!!!!!』
牢屋に入れられた………何でだ?
…………………………………………………………………………
サキュバスの里の訓練場
「ふぅ!はぁ!」
そこには1人の若いサキュバスが汗を流しながら鍛錬をしていた。
今のサキュバス達を率いる女王の命によりサキュバス達も最低限の戦闘が出来る様に鍛錬を課されていた。
この少女は女王の命令で普通のサキュバスより鍛錬が厳しかったが難なくそれ以上の鍛錬を簡単にしていた。
「アリス様〜〜!」
「ん……?」
付き人の呼ぶ声に少女は鍛錬を中断してタオルで汗を拭いた。
「キュール、どうしたの?」
「はい〜、女王様から呼び出しです〜」
「叔母さんが?」
「はい〜、それとアリス様、女王様です」
「え〜、ボクの叔母さんだから叔母さんでしょ?」
「はぁ、また怒られますよ?」
「ふふ〜ん、それぐらい何時もの事さ」
「じゃ、伝えましたんで〜」
「………叔母さんからか、珍しいな」
少女は汗を拭き終わり軽く水浴びをしてから身支度をして、訓練場を出て行く……その足取りは何か楽しそうだった。
「ふふ……何か今日は良いことが有る気がする……♪さてと……叔母さんとこに行くか!」
その後……少女は運命的な再会をするのであった………