※この作品はR-18です。

高望みしない彼は今日もゴミ女とセックスする   作:しゃしゃしゃ

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ちょい長めです


第十九話 紗羽と休日(食欲と性欲どっちも!&お風呂)

 

 

 

 

そんな悲劇が外で起きていることなど露知らず。

 

 

 

「卓郎ぉ〜! ご飯いっぱぁい! 早く一緒に食べよ〜♥ 私、すっごくお腹空いちゃった!」

 

 

両手に抱えきれないほどの出前の山を抱え、紗羽は満面の笑みで寝室へと戻ってきた。

 

ベッドに腰掛けたままの卓郎は、外から遠ざかっていった慌ただしい足音の気配に気づきながら、ふっと冷ややかで意地悪な笑みをこぼした。

 

 

「ああ、一緒に食べようか。紗羽が可愛く甘えてくれたおかげで、配達員もすぐに料理を置いてくれたみたいだしね」

 

 

「えへへ、私ってばおつかいも上手なお姫様でしょ? 卓郎、ピザあーんしてあげるっ♥」

 

 

自分が配達員の青年にどれほどの深い絶望とトラウマを与えたのか、一ミリも理解していない紗羽。そのあまりに滑稽で醜悪な姿を眺めながら、卓郎は自らの完璧な支配と悪意に酔いしれ、ゆっくりと笑みを深めるのだった。

 

 

 

出前の容器や空き箱が、ベッドの周囲やサイドテーブル、床の上にまで所狭しと散らかっていた。

 

Lサイズのピザの箱、高級な寿司桶、油の浮いた中華料理のパック、そしてクレープの包み紙。部屋の中に充満する濃厚な中華油と醤油の匂い、汗の湿気、そして紗羽が好んでつける安っぽく甘ったるい人工香水の匂いが混ざり合い、逃げ場のない密室の空気をどこまでも重く、不快に沈殿させている。

 

 

「んむ……っ♥ んっ……卓郎ぉ……これ、すっごく美味しいぃ……っ♥ 卓郎も、ほら……あーんして……っ♥」

 

 

紗羽は口の周りをタレと油でテカテカに光らせたまま、次から次へと料理を口の中に押し込んでいた。はち切れんばかりの巨大な肉体が動くたびに、ベッドのマットが軋むような音を立てる。

 

 

一般的な倫理観や「我慢」という概念は、今の紗羽の頭には欠片も存在しない。

 

 

目の前にある食欲も、卓郎に対する生々しい執着や欲求も、湧き上がる欲望のすべてをその場で直ちに満たそうとする。欲望を我慢しない。欲しいものは欲しい分だけ、その場で貪り尽くす。

 

そんな風に理性を壊し、欲望の赴くままに動く怪物のように育て上げたのは、他ならぬ卓郎自身だった。

 

 

(……欲望に歯止めが効かない豚。だが、扱いやすさとしてはこれが最高なんだ)

 

 

本来なら、目の前で油に塗れ、肥大化した肉体を揺らしている姿は吐き気がするほど不快だ。しかしそれと同時に、卓郎にとってもこの光景は決して嫌いなものではなかった。

 

自分が彼女の人生、精神、そして欲望のすべてを完全にコントロールし、支配下に置いているということの何よりの証明だからだ。

自分の思い通りに動く玩具を愛でるような、冷酷で不健全な優越感が卓郎の心を暗く満たしていた。

 

 

「おいおい、そんなに急いで食べたら喉詰まらせるぞ。ほら、ちゃんと味わいなよ。メシは逃げたりしないんだからさ」

 

 

卓郎がそう言って、紗羽の脂汗の浮いた首筋や、丸太のように太い背中に優しく手を伸ばし、滑らかになで回してやる。

 

すると紗羽はビクッと全身の肉を震わせ、甲高い歓喜の声を上げた。

 

 

「ああっ……んんっ♥ だってぇ……っ! 卓郎と一緒にいると、体の奥が熱くなって……お腹も、なんだかもっと空いてきちゃうんだもんっ♥ 卓郎にこうやって甘やかされてる時が、私……世界で一番幸せなの……っ♥」

 

 

食欲を満たす料理の旨味と、大好きな「王子様」である卓郎から与えられる甘い愛撫。

 

二重の快楽に満たされた紗羽の顔は、まともな人間のものとは思えないほどだらしなく崩れ去っていた。分厚い頬の肉は真っ赤に染まり、二重アゴを震わせながら、喉の奥からとろとろに溶けた生暖かい呼吸を漏らしている。

 

顔の肉に埋もれた目はうっとりと濁り、ただただ卓郎の存在だけを追いかけていた。

 

 

卓郎の手に擦り寄るようにして、紗羽はさらに巨体を押し付けてくる。

 

 

「ねえ、卓郎ぉ……っ! 私をもっともっと見て……っ♥ 卓郎の『お姫様』の私を、いっぱい甘やかして……っ♥」

 

 

「ああ、もちろんさ。紗羽は本当に最高のお姫様だよ。僕がいないと、もう何もできない身体になっちゃったね」

 

 

「うんっ……♥ 卓郎がいないと、私もう駄目なの……っ♥ 卓郎の言う通りにするから……っ♥」

 

 

食事が一段落し、満腹感を得たことで、卓郎の腹の底にはふつふつと再び淫らな欲望が首をもたげ始めていた。

 

 

(……腹も膨れたし、少し血が巡ってきたな)

 

 

目の前に転がっているのは、全裸のままベッドに横たわる紗羽だ。汗と油、料理のタレ、そして混ざり合った体液が全身にへばりつき、二人の皮膚は酷い惨状となっていた。皮脂の脂っこい不快感が肌を隙間なく覆っており、到底このままでは過ごせない。

 

 

「ふぅ……あはぁ……っ♥ 卓郎ぉ……すごく美味しかったけど……なんだか全身ベタベタして気持ち悪いねぇ……♥」

 

 

紗羽はだらしなく太ももを開いたまま、身体にへばりついた不快な汚れを気にするように肥満体をよじらせた。はち切れんばかりの肉塊からは、湯気のように生暖かい熱気が立ち昇っている。

 

卓郎は、皮膚表面のベタつく不快感を早く洗い流したいという欲求と、空腹が満たされたことで再び持ち上がってきた嗜虐的な性欲を抱えながら、ベッドの端に腰掛けた。そして、どこまでも気遣わしげで優しい「王子様」の笑みを浮かべた。

 

 

「そうだね、紗羽。このままじゃ気持ち悪いし、風邪をひいちゃっても困るからね。……さっぱりしに行こうか。君の家の大きなお風呂に、一緒気に入ろう」

 

 

その言葉を聞いた瞬間、紗羽の丸く膨らんだ顔がぱっと華やいだ。

 

 

「えっ……! 卓郎とお風呂……っ!? うんっ! お泊まりの時の定番だもんねっ♥」

 

 

紗羽の家(この大邸宅)でお風呂に一緒に入るのは、これまでにも何度かあったことだった。卓郎からの甘い提案に、紗羽は顔を真っ赤にして狂喜乱舞した。

 

 

「うれしい……っ♥ 卓郎とお風呂なんて……っ! 早く行こっ、卓郎っ♥」

 

 

紗羽はベッドを揺らして起き上がると、全裸のまま卓郎の腕に力任せにしがみついてきた。二重アゴを揺らし、脂汗の浮いた丸太のような腕を絡めつけてくる。

 

 

卓郎は内心の胸焼けを押し殺し、優しくその脂肪の乗った腰に手を回した。

 

 

「転ばないように気をつけてね、僕のお姫様」

 

 

「えへへ……卓郎ってば、本当に優しいんだからぁ……♥」

 

 

二人は全裸のまま、イチャイチャと甘い言葉を掛け合いお互いの体を撫でながら、足音を響かせて静まり返った廊下へと踏み出した。

 

 

豪邸の長い廊下を進み、重厚な扉を開けた先に広がるバスルームは、まるで高級リゾートホテルのような広大な空間だった。

全面が大理石風のタイルの壁で覆われ、中央には大人数人が余裕で足伸ばして入れるジャグジー付きの巨大な浴槽が鎮座している。

すでに自動で湯が張られており、白い湯気が天井に向かってゆらゆらと立ち昇っていた。

 

 

「わぁ……卓郎、お湯溜まってるよ! さあ、一緒に入ろ……っ♥」

 

 

「待って、紗羽。まずはシャワーで身体の汚れを綺麗に落としてあげないとね」

 

 

卓郎はシャワーヘッドを手に取り、温度を心地よい温かさに調節すると、ボディソープをたっぷり泡立ててスポンジと自分の手に馴染ませた。

 

 

「さあ、おいで。全身綺麗にしてあげるよ」

 

 

「あぁんっ……♥ 卓郎の手で洗ってもらえるなんて、私、世界一幸せな女の子だわぁ……♥」

 

 

 

紗羽は嬉しさに全身の脂肪を揺らしながら、卓郎の前に素直に背中を向けた。

 

卓郎はシャワーの湯を紗羽の巨大な背中に回しかけ、泡立った手をその肉厚な身体へ滑らせた。

 

しかし、単に作業として汚れを洗い流すだけでは終わらせない。卓郎の指先は、洗うという名目のもと、巧みに紗羽の敏感な部分を撫で回し始めた。

 

 

滑らかな泡の感触を滑り台にして、卓郎は紗羽の溢れんばかりの豊かな胸を両手で下から持ち上げ、じっくりと揉みしだいた。さらに、背中から丸太のような腰回り、そしてパンパンに張った大きな尻へと手を滑らせ、ねっとりと愛撫を織り交ぜながら洗っていく。

 

 

「やだぁ、卓郎ったら……っ! 洗うフリして、いじわる……っ♥ そんなところ、優しく触られたら……私、また変になっちゃう……っ♥」

 

 

泡越しに伝わる卓郎の巧みな手つきと、まるで宝物でも扱うかのような愛おしむタッチに、紗羽の胸はキュンキュンと激しく鳴り響いていた。

 

 

卓郎の手が触れるたびに、紗羽は分厚い頬を真っ赤に染め、トロンと濁った瞳でキュンキュンと胸を躍らせ、甘い悲鳴を漏らす。

 

卓郎から注がれるすべての刺激が、自分を「選ばれたお姫様」として完璧に肯定してくれる最高の快楽だった。

 

 

卓郎は、泡にまみれてキュンキュンと喘ぎ、完全に自分に酔いしれている紗羽の姿を、上から冷ややかに見下ろした。

 

 

(本当に扱いやすい豚だ……。俺の手に触れられているだけで、こうも簡単に蕩けて、己の醜さすら忘れるんだからな)

 

 

自分を愛でる王子様の手に抱かれ、無防備に甘える少女になりきっている紗羽。

卓郎は紗羽の体を愛撫しながら邪な笑みを浮かべた。

 

 

 

広々としたジャグジーの湯船に二人で身を沈めると、たっぷりと張られた温かいお湯が全身を包み込み、肌にへばりついていた脂汗や体液、そして料理の脂分をじんわりと解きほぐしていった。

浴槽の底や側面からは心地よいジェット泡が激しく噴き出し、白く煙る湯気をバスルーム全体に豪快に撒き散らしている。

 

 

「ふぅー……極楽、極楽……♥ ねぇ卓郎ぉ、お風呂すっごく気持ちいいねぇ……♥」

 

 

紗羽はだらしなく頬の肉を緩めながら、湯の中で卓郎の身体へとぴったり擦り寄ってきた。

 

 

水中を漂うその巨体は浮力によって幾分か重さを失い、豊かな肉がゆったりと揺れている。

どれだけ贔屓目に見ても全身が脂肪の塊であり、世間一般の美の基準からは程遠い肥満体であることは動かしようのない事実だ。

しかし、その圧倒的な柔らかさと弾力は、男の嗜虐的な所有欲を刺激する不思議な質感を持っていた。

 

 

卓郎は湯の中で静かに手を伸ばし、紗羽の丸みのある肩から首筋、そして豊満すぎる肉の膨らみへと滑らかに指先を這わせた。

 

 

「ひゃんっ……♥ やだぁ、卓郎ったら……っ! お湯の中でも、そんなに優しく触られたら……私、また変になっちゃう……っ♥」

 

 

卓郎の指先が肌を撫でるたび、紗羽は湯の中でビクッと全身の肉を震わせ、甲高い歓喜の悲鳴を上げた。

 

何より卓郎の自尊心を満足させるのは、この抜群の反応の良さだった。これまでの密かな関係を通して、卓郎は紗羽の身体のどこをどう刺激すれば一番甘く蕩けるのかを完璧に把握し、開発し尽くしていた。そして何より、紗羽が卓郎のことを「自分を愛してくれる唯一無二の王子様」と信じて疑わず、心の底から惚れ抜いているからこそ、卓郎の些細な指先の動きひとつひとつに逐一反応し、歓喜に満ちた絶頂を繰り返すのだ。

 

どれだけ容姿が醜く、クラス中から嫌われている存在であろうと、自分の手つきひとつで手玉に取り、思うがままに感情と快楽をコントロールできているという事実。

 

それが男としての猛烈な優越感となり、卓郎の腹の底をドロリとした暗い快感で満たしていく。

 

 

「卓郎ぉ……手が止まってるよぉ……? もっと撫でて……私をいっぱい甘やかしてぇ……♥ 卓郎のお姫様なんだからぁ……♥」

 

 

「ふふ、ごめんごめん。あまりに紗羽の反応が可愛くて、つい見惚れてたんだよ」

 

 

「えへへ……本当……? うれしいぃ……っ♥ 卓郎、だぁい好き……っ♥」

 

 

卓郎が耳元で甘い毒のような言葉を囁きながら、湯の中で再び手を滑らせると、紗羽はうっとりと瞳を濁らせ、いやんいやんと身を捩らせながら卓郎の胸元へ甘えるように巨体を押し付けてきた。

 

卓郎からの甘い手つきと愛撫によって全身をトロトロに解きほぐされていた紗羽は、ふと何かを思い立ったように、脂汗の浮かぶ分厚い頬を真っ赤に染めた。

 

そして、欲望と愛好でとろんと濁った大きな瞳で、じっと卓郎を見上げてきた。

 

 

「ねぇ、卓郎……っ♥ 卓郎ばかりに甘えさせてもらってたら、私……ダメなお姫様になっちゃうよね……? 私もね、卓郎にいっぱい気持ちよくなってほしいの……っ♥」

 

 

そう言うと、紗羽は湯の中で豪快に波を立てながら動き出した。

 

通常であれば持ち上げるのも一苦労なその肥満体も、浴槽にたっぷりと張られたお湯の浮力によって適度に重さが軽減されている。

軽やかになった身体を踊らせるようにして、紗羽は浴槽の縁に背をもたせかける卓郎の膝の上へと跨がり、どっしりと上乗せになってきた。

 

 

そのまま、温められた膣内にずぶずぶと男根を沈めていく。

 

 

「んふふ……♥ こうすれば、卓郎に私の全部を乗せて……いっぱいご奉仕できるでしょ……?♥」

 

 

卓郎の身体の上に乗り上げた紗羽は、甘ったるく湿った吐息を卓郎の首筋や耳元へ吹きかけた。両手で優しく卓郎の肩や胸元を包み込み、大好きな「王子様」のために精一杯のご奉仕を始める。

 

 

卓郎は浴槽の縁に両腕を大きく広げ、上からしかけてくる紗羽の不器用で情熱的な奉仕を余裕たっぷりに受け止めた。

 

 

腹も満たされ、血が全身に行き渡ったことで、性欲と支配欲が最高潮に跳ね上がっている。

 

何より、こういうシチュエーションは変に冷めたり気取ったりするよりも、その場の悪ノリと空気に乗って一緒に楽しんだ方が何倍も気持ちいいということを、卓郎は本能で理解していた。

 

 

「……いいね、紗羽。君がそんなに積極的になってくれるなんて、僕もすごく興奮してきたよ」

 

 

卓郎は不敵で甘い笑みを浮かべると、自分から膝の上の紗羽の腰回りの肉をガシッと力強く掴み寄せ、自分へと引きつけた。

 

「あぁんっ……♥ 卓郎ぉ……っ! そんなに強く抱きしめられたら……私、嬉しくて胸がはち切れそうになっちゃう……っ♥」

 

 

「ふふ、はち切れてもいいよ。今日の紗羽は本当にかわいいし、最高にエロいよ。ほら、もっと僕を気持ちよくさせてみなよ」

 

ノリノリになった卓郎から、普段以上の熱量で甘い毒言葉を吐き出され、紗羽の興奮は完全に最高潮へと達した。

 

お世辞にも手つきは器用とは言えない。だが、自分を「選ばれた特別なお姫様」として愛してくれる卓郎に尽くしたいという純粋な狂信が、紗羽の全身から溢れ出ている。卓郎の上で身を捩り、必死に肌を擦り寄せてご奉仕を繰り広げるたびに、水面が大きく揺れてジャグジーの泡と混ざり合い、甘く生々しい悲鳴のような吐息がバスルーム内に響き渡った。

 

 

「卓郎ぉ……っ♥ 私の乗っかりご奉仕……気持ちいい……? 卓郎のために、私……もっと、もっと気持ちよくしてあげるね……っ♥」

 

 

「ああ、最高だよ紗羽! 君の温かさと情熱がダイレクトに伝わってきて……たまらないな。ほら、もっと上から乗っかっておいでよ!」

 

 

「うんっ……! あぁんっ、嬉しいぃ……っ♥ 卓郎が喜んでくれるなら、私……何回だって、なんだってしてあげるっ♥」

 

 

卓郎が腰を突き上げ、耳元で煽るように甘い言葉を囁くたびに、紗羽はキュンキュンと胸を躍らせ、卓郎の上でさらに甘く蕩けた声を上げながら激しく奉仕の熱を上げていく。

 

二重アゴを揺らし、脂汗を垂らしながら自分に必死で奉仕してくる怪物。学校ではクラスの大半から嫌われ、浮きまくっている哀れな肥満体。

 

 

しかし、その怪物が自分の前ではこうして全裸で上に乗り、自分を満足させようと健気に跪いて尽くしてくる。自分に認められ、愛されるためだけにすべてを捧げてくるその姿は、卓郎の支配欲と男としての優越感をこれ以上ないほど満たしてくれた。

 

 

(そうだ……そのまま俺の与える快楽と都合のいい幻想に溺れていろ)

 

 

湯気が白く煙る豪華なバスルームで、卓郎は自分に乗っかって尽くし抜く紗羽の腰に力強く手を回し、ノリノリでその肉体を受け止めながら、完璧な微笑みの裏で冷酷な所有感を深く深く噛み締めるのだった。

 

 

 

湯上がり特有の重たく熱い湯気を纏ったまま、二人は脱衣場の床の上で激しく身体を寄せ合っていた。

 

 

拭いきれていない水分が互いの肌の間で擦れ合い、生暖かい密着感を生み出している。

 

 

「んむ……っ♥ んっ……んふぁ……っ♥ た、卓郎ぉ……っ♥」

 

 

舌を絡め合わせるたび、紗羽の口からとろけきった喘ぎ声が漏れ出た。湯船で温まりきった体に卓郎の体温が重なり、体内の熱量が限界突破して弾け飛ぶ。

 

 

今の紗羽の幸福感は、間違いなく人生の最高潮に達していた。

 

 

湯船で極限まで温まりきった身体に、お互いの体温が重なり合う。濡れた皮膚と皮膚が擦れ合い、生暖かい密着感とペタリとした不快で淫らな水音が空間に響き渡っていた。

 

紗羽の頭の中は、今や完全な恍惚と暴走した愛情で満たし尽くされている。大好きな、世界で一番かっこいい「王子様」である卓郎が、湯上がりの濡れたままの自分を逃がさず力強く抱き締め、熱烈に唇を貪ってくれている。

 

その事実だけで、分厚い頬は真っ赤に染まり、分厚い肉に包まれた全身が歓喜で震えていた。

 

 

お腹の奥――子宮のあたりがキュンキュンと激しく疼き、狂ったように全身の血が駆け巡る。

 

 

(私……愛されてる……っ♥ 卓郎に、こんなにも強く求められてる……っ♥)

 

 

自分は選ばれた特別なお姫様であり、この世界で一番卓郎に愛されているのだという強い錯覚。その歪んだ認知と狂信的なまでの愛情が制御不能な熱量となり、重々しい巨体をさらに卓郎へと押し付けさせていた。

 

 

「ん……っ、ふ……紗羽……っ」

 

 

一方の卓郎の胸中には、相反する二つの意識が妙なバランスで同居していた。

脳の片隅には、相変わらず冷静な俯瞰する自分が居座っている。

「湯上がりの汗ばんだ脂身を抱えている自分」「相変わらず醜い豚だ」と状況を客観的に観察し、相手の認知を完璧にコントロールできている優越感を計算する冷徹な視線。

だがその一方で、今の卓郎は確かに「空気に流されて昂っている自分」に身を任せてもいた。

 

湯船でのご奉仕、豪邸の密室感、そして火照った身体から伝わる生々しい肉の熱量。その場の淫らで濃厚な熱気に押し切られ、男としての本能的な興奮が完全に跳ね上がっていたのだ。

 

今の卓郎にとって、相手がどれほどの肥満体であろうが、容姿がどうであろうが、そんなことはどうでもよかった。

目の前で自分に愛を向け、濡れた身体で熱狂的にすがりついてくる雌の存在そのものが、理性を溶かす格好の娯楽となっていた。

 

 

卓郎は半ば本気で、貪るように紗羽の分厚い唇に何度も何度もキスを重ねた。

 

 

「んっ……あむ……♥ 卓郎っ……好き、好きぃ……っ! 私を……私をもっと愛してぇ……っ♥」

 

 

「ああ……紗羽……っ、すごく熱いよ……っ」

 

 

卓郎は半ば本気になり、自分から紗羽の溢れんばかりの肉をガシッと力強く掴み寄せ、さらに深く唇を重ねていった。

 

 

「んっ……あむ……♥ 卓郎っ……好き、好きぃ……っ! 私を……私をもっと愛してぇ……っ♥」

 

 

「ああ……紗羽……っ、すごく熱いよ……っ。こんなに乱れた君を見られるのは、世界で僕だけだ……っ僕だけの紗羽……っ! 」

 

 

「うんっ……♥ 卓郎だけのものにして……っ♥ 私の全部、卓郎にあげるっ……♥」

 

 

卓郎が耳元で甘い言葉を注ぎ込むたびに、紗羽の自尊心と快楽は限界を超えて弾け飛ぶ。

 

卓郎の手が自分の肉体を撫で回し、強く抱きしめてくるたびに、甲高い喘ぎ声を漏らしながらビクビクと全身の肉を震わせ、甘い絶頂を何度も何度も繰り返していた。

 

 

抱き合う二人の身体から立ち昇る熱気は、唇を重ね、舌を絡めるごとにさらに温度を上げていく。火照った皮膚同士が擦れ合い、ペタリと湿った音を響かせる中で、紗羽の狂信的な愛憎と卓郎の計算された悪意、そして本能的な興奮が、混ざり合いながらどこまでも高く燃え上がっていった。

 

 

脱衣場で湯上がりの火照った肌を擦り合わせ、お互いを貪り合っていた二人の情動は、もはやその狭い空間だけに収まりきるものではなかった。

 

止める者のいない豪邸の静寂と、若い身体特有の歯止めの利かない衝動。

 

卓郎が紗羽の溢れんばかりの肉体を抱え上げるようにし、紗羽もまた卓郎の首に太い腕を必死に回しながら、二人は引き寄せ合うようにして脱衣場を抜け出し、そのまま広大なリビングへと雪崩れ込んでいった。

 

 

リビングには、重厚な革張りの大型ソファや、ふかふかとした毛足の長い高級ラグが敷き詰められている。

 

全裸のまま廊下からリビングへと雪崩れ込んだ二人は、足元もおぼつかないままラグの上に倒れ込み、激しい勢いで再び身体を重ね合わせた。

 

 

ソファに背を預け、ラグの上で乱れ、広々とした空間を存分に使って、二人は貪欲にお互いを求め続けた。

 

 

何回戦したかもわからない。若い情動というのは実に恐ろしいもので、一度火がついた嗜虐心と性的欲望は、

何度発散させても腹の底からドロドロとした熱い欲望となって次から次へと湧き出てくる。お互いを搾り取り、貪り尽くすような濃厚で激しい交わりは、留まることを知らずにエスカレートしていった。

 

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