高望みしない彼は今日もゴミ女とセックスする 作:しゃしゃしゃ
どこまでも澄み切った休日の青空とは裏腹に、鈴木家のリビングには重苦しい静寂が立ち込めていた。
「……あぁ、卓郎くん。本当にごめんね、休みの日なのに付き合わせちゃって……」
凛の母親は、真っ赤に腫れ上がった目を擦りながら絞り出すような声で卓郎を迎えた。隣に座る父親もまた、この数日で一気に老け込んだかのように深く頭を垂れ、悔しさと情けなさに拳を固く握りしめている。
今日は、事前に予約を入れておいた産婦人科へ向かう日だった。
望まない妊娠をしてしまった凛――彼女の中絶手術を受けるために。
妊娠はまだ5週目程度。お腹の膨らみなど微塵もなく、外見からは妊娠していることすら全く分からない時期だった。けれど、検査薬と診察の結果という現実が、両親の心を木端微塵に砕いていた。
親身になって相談に乗り、悲嘆に暮れる両親を言葉巧みに宥めながら、病院への同行を買って出たのが卓郎だった。幼馴染として親身に寄り添う彼の姿に、両親は心から感謝し、完全に信頼を寄せていた。
――大切な娘が、どこの馬骨とも知れぬ悪党に弄ばれ、孕まされた。
そう信じて疑わない両親は、目の前で痛ましげな顔をしている信頼厚い幼馴染こそが、娘の体に種を仕込んだ真犯人だとは微塵も想像していなかった。
「お二人とも、あまり自分を責めないでください。今日は俺もついてますから、凛のために落ち着いていきましょう」
卓郎は絶妙に陰のある誠実な表情を浮かべ、父親の肩にそっと手を置いた。
その声には優しさが籠もっており、両親は「ありがとう……本当にいい子だね、君は……」と涙ぐみながら深く頷くばかりだった。
一方、当事者である凛といえば、ソファーにぽつんと座り、口を半開きにしてぼーっと壁の一点を見つめていた。
彼女は相変わらず、自分の身に何が起きているのか、これからどこへ行って何をするのかすら何一つ理解していない様子だった。
ただのんきにアホ面を晒し、ヨダレでも垂らしそうな間抜けな顔で首を傾げている。
知り合いの目に触れるリスクを避けるため、卓郎たちは車を走らせ、あえて家から遠く離れた隣町の産婦人科へと向かった。
車内の重苦しい沈黙を抜け、辿り着いた病院で医師からの説明を受ける。今回は妊娠初期ということもあり、凛の身体への負担が比較的少ない『吸引法』によって中絶手術を行う方針が決まった。
「……では、詳しい手術の手順と同意書の説明をしますので、ご両親はこちらへ」
医師の言葉に頷いた両親が書類に向き合い、真剣な表情で説明を受け始めた隙を見計らい、卓郎は静かに立ち上がった。
「叔父さん、叔母さん。ちょっと凛を連れてトイレに行ってきますね」
「あぁ、ごめんね卓郎くん。頼むよ……」
悲嘆に暮れた両親からの全幅の信頼を背に、卓郎は凛の手を引いて診察室を後にした。
そのまま廊下を迷いなく進み、障害者用の広い多目的トイレへと滑り込むと、内側からカチリと鍵を施錠した。
静かな音が響いた瞬間、卓郎の表情から誠実な幼馴染の仮面が剥ぎ取られた。
(……クソッ、限界だ……)
両親の哀れな悲鳴と泣き顔、そして何も理解していない凛のアホ面。自分の仕込んだ種をこれから取り除くという背徳感と異常な状況が、卓郎の性欲を極限まで跳ね上げていたのだ。
ズボンの上からでもはっきりと分かるほど、股間はカチカチに猛り狂っていた。
卓郎は言葉もなく凛を洋式便器のフタの上にと座らせると、ベルトを外して荒々しくズボンを下ろした。そして、赤黒く脈打つ凶器のようなそれを、彼女の顔前に突きつける。
「……凛、分かってるな?」
凛は相変わらずぼーっとしたアホ面を浮かべていたが、目の前に突きつけられた馴染みの肉棒を見ると、何一つ疑問を抱くこともなく素直に口を開いた。
病院内であろうと、これから自分の中絶手術の説明が行われていようと、二人の関係は何も変わらない。
「ん……っ、じゅぷ……っ♥ じゅるる……っ♥」
チュパチュパと下品な水音を立てながら、凛は卓郎のそれを慣れた手つきで抱え込み、必死にしゃぶり始める。
「ッ……ふぅ……っ、そうだ……上手いぞ、凛……」
清潔な消毒液の匂いが漂う病院のトイレ内。扉のすぐ外を看護師や患者が行き交う足音が微かに聞こえる緊張感と背徳感が、卓郎の脳を激しく痺れさせていた。
もし見つかれば一発で人生が終わるような「いけない場所」で「いけないこと」に耽っている事実が、卓郎の肉棒をさらに凶悪な硬さへと変えていく。
そして、そんな卓郎の興奮を煽るように、凛の口技は巧みだった。
ぼーっとしたアホ面のままではあるものの、長年卓郎の性処理道具として仕込まれてきた彼女の身体は、教え込まれた快楽の与え方を記憶している。
「じゅぽっ……じゅるるるっ♥ んむ……っ、ちゅぷっ……♥」
卑しいリップ音を惜しげもなく周囲に響かせながら、凛は卓郎の敏感な亀頭の裏側を柔らかい舌先で器用に転がし、玉の裏から根元までをじっくりと舐め吸い上げていく。卓郎がどこをどう突かれれば一番狂うのかを、彼女の口腔は完全に把握していた。
「あ……っ、くそっ……効く……っ! 凛、もっと深く……っ」
「んぶっ……っ♥ じゅっぽり……っ♥ じゅるっ……♥」
卓郎が頭を掴んで強引に腰を押しつけると、凛は苦しがる素振りのひとつも見せず、咽喉の奥深くまで素直に受け入れた。
喉奥で亀頭をキューッと締め付けながら、上目遣いに卓郎を見つめて必死に舌を絡めてくる。
従順なペットのように、どこまでも卓郎を気持ち良くすることだけに没頭する凛。
「くっ……出るっ……! 凛、全部受け止めろッ……!」
卓郎は我慢することなく、凛の頭を固く掴み、喉奥へ向けて一気に射精した。
ドクッ、ドクッと脈打つたびに、尋常ではない量の熱い白濁が凛の狭い口腔内を満たしていく。
喉を突くほどの猛烈な勢いに一瞬だけ凛の目が丸くなったが、彼女は驚く素振りも見せず、ゴクン、ゴクンと喉を鳴らしてすべてを淡々と飲み干していった。
「んぐ……っ♥ じゅるっ……ぶはっ……♥」
口腔内に吐き出された精液を綺麗に嚥下すると、凛は溢れた我慢汁や亀頭にこびりついた残りを丁寧に舌先で舐めとり、ピカピカに清めて見せた。長年の仕込みが生んだ、完璧な処理能力だった。
(くそっ……めちゃくちゃ気持ち良かった……。このまま便器の上にぶち撒けてハメ倒したい……ッ)
限界まで跳ね上がった背徳感の余韻で、卓郎の頭には本能的な欲求が渦巻いた。
だが、これから受ける吸引法の手術前だ。いくら刃物で傷つけない処置とはいえ、直前に膣内へ精液を注ぎ込むような真似をすれば、内診の際に医師に異変を察知されるリスクが高すぎる。
(流石にそれはヤバいか……。ここは我慢だな)
冷酷な理性を持ち直し、卓郎はズボンを履き直すと、口元を白濁で汚したままぼーっとしている凛の口元をポケットティッシュで丁寧に拭いてやった。
「よし、行くぞ。静かにな」
扉越しに外の気配を探り、廊下に人の影がないタイミングを見計らう。
卓郎は凛の手をしっかりと引き、コソコソと盗むような足取りで多目的トイレを後にした。