『蝶屋敷傀儡録 〜禁忌の呼気で自我を操られた娘たち〜』 作:催眠スキ
草木も眠る丑三つ時。
蝶屋敷を包み込む静寂は深く、遠くの竹林を揺らす夜風の擦れ音すら、障子越しに冷ややかに染み入っていた。
薄暗い行灯の微かな灯火だけが揺れる病室の中、俺――神喰朔夜は、敷布団の上に浅く腰を下ろし、静かに呼吸を整えていた。
肺腑の奥底で巡らせるのは、異端の操り術――『傀儡の呼吸』。
昼間、この部屋で栗花落カナヲの肺へと送り込んだ不可視の同調素子は、今も彼女の全身の神経系に根を張り巡らせているはずだった。
カサリ……と、廊下の板張りをかすめる、極めて微小な衣擦れの音が耳朶を打った。
息の音すら立てない、忍び足の技術。
鬼殺隊の継子としての類稀なる身体能力が、主の命令を忠実に実行するためだけに発揮されている。
スッ……と、音もなく障子戸が横へと滑り、一人の少女が室内の薄闇の中へと滑り込んできた。
漆黒の隊服に、淡いグラデーションの蝶の羽織。
サイドテールを揺らしながら入室してきた栗花落カナヲは、背後で音を立てずに障子をぴたりと閉め切ると、足音ひとつ立てずに俺の敷布団の端へと歩み寄った。
そして、両膝を揃えて畳に静かに正座し、微動だにせず俺を見上げた。
その瞳は、昼間に見た時と同じ――感情の光を完全に消し去った、底の知れない硝子玉だった。
カナヲは、一切の躊躇も抑揚も含まない、鈴を転がすような平坦な声で口を開いた。
「……定時報告。深夜の定時命令に従い、朔夜様の前へ素体を差し出しに参りました」
カナヲは自覚している。
自分が誰であり、何のために深夜この部屋を訪れたのか、彼女の頭蓋の中には「朔夜の人形」としての規定しか存在していなかった。
「遅れずに来たな、カナヲ」
「……はい。朔夜様の操り糸の波長を感知し、屋敷の巡回が途絶えた隙を正確に突いて移動いたしました。気取られた様子はありません」
「よろしい。直ちに衣服をすべて脱ぎ捨て、素体の状態になりなさい」
「……承知いたしました」
カナヲは無機質な声音で応じると、両手を胸元へと運んだ。
蝶の羽織の留め具を静かに外し、畳の隅へと丁寧に畳んで置く。
続いて、隊服の金ボタンを上から順に外していく。
パチン、パチンと小さな音が、静まり返る病室に規則正しく響いた。
前がはだけるたびに、行灯の薄明かりに照らされた、抜けるように白い少女の肌が露わになっていく。
鍛錬によって極限まで研ぎ澄まされながらも、未だ男の手を知らない瑞々しい膨らみを帯びた小さな乳房。
先端に小さく灯る薄桃色の乳首が、夜の冷気に触れてキュッと硬度を増す。
だが、カナヲの顔には、恥じらいの色など一片も浮かばない。
スカートの金具を外し、下着の白い布地とともに足首まで滑り落とすと、それらもまた手際よく整えて畳の上に並べた。
完全な全裸。
透き通るような白磁の肌、すらりと伸びた太もも、その間にひっそりと閉ざされた、未だ何者をも受け入れたことのない処女の秘部。
カナヲは全裸のまま、再び畳の上に端座し、背筋をすっと伸ばして俺を見つめ返した。
「……素体の準備、完了いたしました。次のご命令を、朔夜様」
俺は着物の前を寛げ、すでに凶暴な熱気を放ちながら猛り狂う剛直を露出させた。
カナヲの視線が、その太い質量へと向けられる。
恐れも、嫌悪も、羞恥もない。
ただ、主の身体の一部を検分するような、静謐極まりない視線。
「カナヲ。私の肉茎を、お前の舌と唾液で清掃し、稼働準備を整えろ」
「……承知いたしました。朔夜様の肉茎を清掃し、活性化いたします」
カナヲは両膝でにじり寄り、俺の股間へと可憐な顔を近づけた。
そして、躊躇なく両手を伸ばし、小さな手の平で俺の剛直の根元を優しく包み込んだ。
ひんやりとした少女の柔らかな指先が、熱く脈打つ竿を握り締める。
ちゅぷ……と、小さな湿った音が響いた。
カナヲの薄紅色の唇が開き、小さな舌の先が、亀頭の先端の窄まりへとまっすぐに押し当てられた。
「……ん、ジュ……」
一切の迷いがない、精密な舌使い。
カナヲは俺の反応を伺うように、感情のない硝子玉のような瞳でじっと俺を見上げながら、亀頭のカリ首の段差を、まるで彫刻の埃を払い落とすかのように円を描いて舐め清めていく。
ジュル……れろ……じゅぷ……。
小さな口の中に竿の先端をすっぽりと含み、頬をすぼませて規則正しく吸引を繰り返す。
溢れ出るカナヲの唾液が、太い剛直全体を艶やかにコーティングし、濡れ光らせていく。
自らの口を、主の道具を磨き上げるための「清掃器具」として認識しているかのような、無機質で完璧な奉仕。
「美味いか、カナヲ」
「……味覚の良し悪しは、私にはわかりません。ですが……朔夜様の体熱が、口内に広がっております」
竿を口から離すと、カナヲの唇の端から銀色の糸が引き、無感情な声が返ってきた。
だが、彼女の首筋は微かに紅潮し、体温が上昇しているのが見て取れた。
感情を奪われていても、肉体そのものは刺激を受け止め、無意識の生体反応を示しているのだ。
「清掃は十分だ。……次は、お前の素体に私の楔を打ち込む」
俺は敷布団の上に仰向けに横たわり、カナヲに低く命じた。
「カナヲ。跨がり、お前の手で私の楔を最奥へ導きなさい。そして、お前自身の力で腰を動かせ」
「……騎乗位による、直接受容。並びに、自動往復運動の実行……ですね」
「そうだ。お前は処女だが、ためらう必要はない。人形の器として、すべてを受け止めろ」
「……承知いたしました」
カナヲは敷布団の上へと這い上がり、俺の腰を跨ぐようにして両膝をついた。
太ももを左右に大きく開いた体勢。
行灯の薄明かりの下で、カナヲの秘部が完全に露出する。
昼間の検査で弄ばれた名残か、あるいは先ほどの口唇奉仕による反応か、薄桃色の小陰唇の間からは、すでに透明な愛液がじっとりと糸を引いて垂れ落ちていた。
カナヲは細い指先を伸ばし、反り立つ俺の剛直の先端を掴むと、自らの処女の割れ目の入り口へとあてがった。
亀頭の先端が、きつく閉ざされた肉の門扉を押し広げる。
――ぬちゅ……。
カナヲは一切の躊躇を見せず、ただ重力に任せるようにして、ゆっくりと腰を落とし始めた。
――みちみちみち……ずぶり……。
狭く、固く閉ざされた処女の肉壁が、凶悪な太さを持つ異物によって無理やりに押し広げられていく。
そして、パツン……と、肉の奥底で薄い膜が張り裂ける、微かな手応え。
鮮血が滲み出し、カナヲの白い太ももを赤く染めていく。
常人であれば激痛に泣き叫び、身体を強張らせて逃げ出す瞬間だった。
だが、カナヲの眉はピクリとも動かなかった。
ただ、喉の奥から「く……っ」と掠れた吐息を一度だけ漏らしただけで、表情筋は一切の痛みを表現しない。
カナヲは完全に腰を沈めきり、根元まで俺の剛直をその小さな胎内へと呑み込んだ。
「……報告。異物の完全受容を確認。……処女膜の破損を感知いたしました。……破損部位からの出血、軽微。稼働に、支障はありません」
血を流しながら、淡々と自らの肉体の破損状況を報告する少女。
その不気味なまでの従順さに、俺の肉棒はさらに熱く、凶暴に脈打った。
「稼働を開始しろ、カナヲ」
「……自動稼働プログラム、開始いたします」
カナヲは俺の胸板に両手を添え、ゆっくりと腰を持ち上げた。
――じゅるり、ぬちゅ……。
そして、再びストンと腰を落とす。
――ずどぉんッ。
「……んっ」
一定の速度。一定のリズム。
カナヲはまるでメトロノームのように、正確無比なピッチで上下動を繰り返した。
――ぎゅる、ぬちゅっ、パンッ、ずちゅっ……!
静かな病室に、処女の血と愛液が混ざり合う、生々しい水音が規則正しく刻まれていく。
カナヲの小さな胸が、上下動に合わせて小さく揺れる。
その瞳は、焦点が定まらない虚空を見つめたまま、白く濁ることすらなく、ただ暗く澄んだ硝子玉のまま俺を映し出していた。
感情はない。
しかし、カナヲの肉体は、鬼狩りとして極限まで研ぎ澄まされた鋭敏な感覚器官の塊だった。
子宮口を直接抉られるような太い異物の擦過刺激。
それが、幾度も、幾度も、容赦なく最奥の神経束を打ち据えていく。
「……あ……っ、ん……っ」
カナヲの唇から漏れる吐息が、次第に熱を帯び、荒くなっていった。
無表情のまま、口の端からツーツーと透明な涎が溢れ落ち、俺の胸板の上へと垂れていく。
身体が、自らの意志を無視して快楽の激痛に溺れ始めている証拠だった。
「どうした、カナヲ。動きが乱れているぞ」
「……申し、訳……ありません。……内部の、感覚器官に……異常な熱量を感知……。……神経回路が……正常な統制を……失いかけて、います……っ」
カナヲは自らの失態を弁明するように機械的な言葉を紡ぐが、その腰の動きはもはや完全な規則性を保てなくなっていた。
締め付けが、狂ったように強まる。
処女の内壁が、びっしりと吸盤のように俺の竿に吸い付き、脈動に合わせてギチギチと締め上げてくる。
俺はカナヲの華奢な腰を両手で下からガッチリと掴み上げた。
「これより、主による強制過負荷駆動を行う」
「……強制……過負荷……?」
俺は下から、爆発的な力で腰を突き上げた。
――ずどぉぉぉんッ!!
「ひゃぅっ……!?」
カナヲの背中が、電撃を流されたかのようにビクンと跳ね上がった。
子宮の最奥の扉に、亀頭が寸分の隙間もなく直撃したのだ。
俺は一切の手加減を捨て、下からの超高速ピストンを開始した。
――ずばんッ! ずちゅっ! パンッ! ぐじゅっ!!
肉と肉が衝突する重い音が、病室の壁を震わせる。
カナヲの頭が激しく揺さぶられ、サイドテールの蝶の髪飾りがパタパタと羽ばたくように揺れた。
激痛と快楽の極限の奔流が、自意識を失ったカナヲの脳髄を直接焼き切っていく。
カナヲの瞳は黒い瞳孔が極限まで見開かれ、虚無の硝子玉のまま、涙だけが両目からボロボロと滝のように零れ落ちていた。
「あ……ぁ……朔夜、様……っ! 奥……一番奥の、芯が……砕け……っ♡」
感情を禁じられた人形の喉から、理性を置き去りにした肉体の絶叫が漏れ出す。
「カナヲ、受け止めろ! 人形の動力核に、私の種子を刻み込む!」
「はいっ……! 燃料を……主様の、命を……すべて、受容……いたしますっ♡♡♡」
ビクウウゥッッッッッ!!!
カナヲの細い両足がピンと突っ張り、手の指先がシーツを引き裂くように硬直した。
その瞬間、結合部の隙間から――プシャァァッ! ビュルルルルッ!! と、大量の愛液と潮が、激しい飛沫となってシーツの上に吹き散らされた。
肉体のみが限界を超えて到達した、壮絶極まりない噴潮絶頂。
それと完全に同時に、俺はカナヲの子宮口へ亀頭を深々と押し当て、臨界に達した精気を解き放った。
ドクンッ、ドクンッ、ドクウゥゥッ――!!
ビュルルルルッ! ビュルルルルッ! ドクドクドクドクッ!!
処女の子宮の狭い空洞を、熱いマグマのような白濁液が余すところなく満たしていく。
ドクドクと注ぎ込まれるたび、カナヲの平坦だった下腹部が、外から見ても分かるほどにポコリと丸く盛り上がっていった。
「は……ぁ……あぁぁ……っ♡」
カナヲは俺の胸の上に力なく倒れ込み、肩を激しく上下させながら、熱い息を吐き出し続けた。
俺はカナヲの背中を抱きしめ、ゆっくりと身体を起こした。
結合部からは、収まりきらない精液が処女の血を巻き込みながら、ドロリと敷布団の上へ溢れ出していた。
カナヲはふらつく身体を支えながら、自らの盛り上がった下腹部にそっと手を当てた。
その顔には、相変わらず感情の起伏はない。
だが、瞳の奥底には、主の種子で満たされたことへの、絶対的な充足の影が落ちていた。
「……報告。主様の燃料、受領いたしました。……子宮の満杯を、確認」
「よくやった、カナヲ」
俺が肉棒を引き抜くと、カナヲは無言で跪き、自らの指で竿や睾丸に付着した愛液と精液を丁寧に掬い取り、小さな舌で丹念に舐め清めた。
奉仕の完了を確認した俺は、カナヲの頭に手を置き、新たな命令をその空っぽの器へと注ぎ込んだ。
「カナヲ。明日の夜、神崎アオイをこの部屋へ誘い出せ」
カナヲは舐める手を止め、顔を上げた。
「……アオイを、ですね」
「そうだ。怪しまれぬよう、何らかの理由をつけてこの部屋へ連れてくるんだ。二人が揃った時、次はお前の目の前で、アオイの身体を私のからくり人形へと作り変えてやる」
カナヲの硝子玉のような瞳が、微かに揺らめいた。
嫉妬も、仲間を裏切る罪悪感もない。
あるのは、主の命令を完璧に遂行することへの、歪んだ使命感だけだった。
「……承知いたしました。アオイに疑念を抱かせぬよう、最適な口実を設定し……明日の深夜、必ずこの部屋へと誘導いたします」
「よし。衣服を着て、自室へ戻れ」
「……はい、朔夜様」
カナヲは滑らかな所作で立ち上がり、散らばっていた下着と隊服、白いスカートを身につけた。
処女の破瓜の痛みで内股が微かに震え、歩くたびに下腹部から精液が溢れ出そうになるのを、彼女は表情筋一つ動かさずに耐えていた。
最後に羽織を纏い、蝶の髪飾りを直すと、カナヲの顔には、再びあの「静かで、穏やかな、感情の読めない微笑み」が完璧に復元された。
カナヲは障子戸の前に立ち、音もなく戸を開けると、振り返って音もなく一礼した。
そして、夜の闇に沈む廊下の向こうへと、糸に引かれる人形のように、音もなく消え去っていった。
静まり返った病室の敷布団の上には、カナヲの処女の血と、吹き散らされた潮の染みだけが、行灯の灯りに照らされて淫らに光っていた。