『蝶屋敷傀儡録 〜禁忌の呼気で自我を操られた娘たち〜』 作:催眠スキ
深夜の蝶屋敷は、底知れぬ静寂に包まれていた。
病室の薄暗い行灯の光の中、敷布団の上に腰を下ろした俺――神喰朔夜は、静かに肺腑を巡らせながら、その時が訪れるのを待っていた。
すでに俺の完全なるからくり人形として調教を施された栗花落カナヲは、俺の命を受け、神崎アオイをこの密室へ誘い出すための罠を張り巡らせていた。
やがて、障子戸の向こうから、小走りの足音が二つ近づいてくるのが聞こえた。
一つは、気配を殺した滑らかなカナヲの足音。
もう一つは、盆に乗せた薬瓶が小さく触れ合う音を立てる、アオイの焦ったような足音だった。
「もう、カナヲ! 神喰さんの傷口から急に出血が出たって、どういうことなのよ! 昼間に包帯を替えた時は塞がりかけていたはずなのに……!」
小声ながらも、強い苛立ちと心配の混じったアオイの声が廊下に響く。
ガラリ、と病室の障子戸が勢いよく開かれた。
ツインテールの黒髪を揺らし、看護用の白いエプロンを隊服の上に身につけた神崎アオイが、薬湯と塗り薬を乗せた盆を両手で抱えて部屋へと踏み込んでくる。
「神喰さん、大丈夫ですか!? 包帯を濡らすほどの出血だなんて……」
アオイが心配そうに眉を寄せ、俺の敷布団へと駆け寄ろうとした、まさにその瞬間だった。
アオイの背後に音もなく滑り込んでいたカナヲが、一切の躊躇を見せず、卓越した俊敏さで両腕を伸ばした。
ガシッ!
「きゃっ!? な、何……!?」
アオイの両脇の下からカナヲの細く強靭な両腕が差し込まれ、首の後ろでがっちりと組み合わされた。
完全なる羽交い締め。
鬼殺隊の最終選別をくぐり抜け、次代の柱と称される継子・カナヲの膂力は、後方支援に専念していたアオイの抵抗を軽々と封じ込めていた。
手から零れ落ちた薬盆を、俺が身を乗り出して片手で受け止め、音を立てずに畳の上へと置く。
「カ、カナヲ!? 何するのよ、離しなさい! 神喰さんの手当てを……っ!」
アオイが顔を真っ赤にして身悶え、必死に足をバタつかせる。
だが、カナヲは背後から無表情のまま、感情のない硝子玉のような瞳でアオイの細い身体を壁のように固定していた。
「……アオイ。動いては、駄目」
「な、何言ってるのよカナヲ! 正気なの!? 神喰さんも、ぼさっとしてないでカナヲを止めて……っ!」
悲鳴混じりに抗議の声を上げるアオイの眼前へ、俺は音もなく立ち上がり、すっと顔を寄せた。
「神喰、さん……?」
至近距離で交わる視線。
アオイの青い瞳が、逃げ場のない恐怖と困惑で見開かれる。
俺は深く、重く、肺腑の奥底で気流を練り上げた。
精神を空洞にする操り術のさらに先――相手の認知する世界の法則、組織の規則、そして倫理観そのものを根本から書き換える禁忌の技法。
――傀儡の呼吸、参ノ型・常理綴り。
スゥゥゥ……フゥゥゥ……。
冷ややかで、甘美な芳香を孕んだ不可視の呼気が、俺の唇の間から真っ直ぐにアオイの開かれた唇と鼻腔へと吹き込まれた。
「んっ……!?」
アオイは反射的に、その濃密な呼気を深く肺の奥まで吸い込んでしまった。
その瞬間。
アオイの抗議の声が、ぷつりと途切れた。
暴れていた手足から急速に力が抜け、ピンと張っていたツインテールの髪が、重力に従うように力なく垂れ下がる。
アオイの瞳から、それまで宿っていた激しい怒りや困惑の光が、まるで吹き消された蝋燭のように綺麗さっぱりと消失した。
ぽかんと口を半開きにし、視線の焦点がどこにも合わない、自我の喪失。
思考の歯車がすべて外れ、頭蓋の中が真っ白な空白へと巻き戻されていく。
やがて、アオイの首が、糸の切れた人形のようにガクリと脱力し、顎を胸元に埋めるようにして下を向いた。
しんと静まり返る病室。
アオイの呼吸だけが、スー、スーと微かに浅く繰り返されていた。
数拍の沈黙。
アオイの脳内において、これまで信じて疑わなかった日常の倫理観が解体され、俺の呼気が注ぎ込んだ「鬼殺隊の真の医療規律」が、絶対の真理として再構築されていく。
コクリ、とアオイの喉仏が小さく上下した。
そして――。
下を向いていたアオイの顔が、ゆっくりと持ち上がった。
その瞳には、もはや自我の喪失した虚無感はなかった。
宿っていたのは、極めて明晰で、極めて真摯な、使命感に燃える看護係としての強い光だった。
ほんのりと両頬を上気させ、恥じらいを含みながらも、毅然とした表情でアオイは俺を見つめ、口を開いた。
「……あ、私としたことが……なんて重大な義務を、忘れていたのかしら……!」
アオイは自らを責めるように小さく頭を振ると、真剣な眼差しで、己の頭の中に確立された「新たな常識」を、確信を込めて口に出した。
「……そうでした。負傷した隊士様の急速創傷治療には、私たち看護係の処女と子宮を捧げ、隊士様の生命精気を直接体内で循環させなければならないのでした……! 拒むことは看護係の重大な職務怠慢……! 包帯や塗り薬だけで治そうとするなんて、私の重大な過失です……!」
カナヲが背後からゆっくりと腕を解き、アオイを解放した。
だが、アオイは逃げ出すどころか、慌てた様子で自らの看護用エプロンの紐を解き始めた。
「ごめんなさい、神喰さん! 傷が痛むのに、すぐに正しい交合治療に移らなくて……! 今すぐに、私の身体で治療を開始しますからね!」
アオイはいつもの、少しツンツンとした厳格な看護係の口調のまま、自らの手で白いエプロンを脱ぎ捨て、畳の上に置いた。
続いて、隊服の上着のボタン。
指先を少し震わせながらも、一切の迷いなくボタンを外していく。
パチン、パチンとボタンが外れ、黒い布地が左右へと押し広げられる。
中から露わになったのは、清楚な白いさらしに包まれた、引き締まった少女の胸元だった。
アオイはさらしの端を解き、胸元を完全に解放した。
ふわりと露わになったのは、カナヲのものよりもひと回り豊かで、ふっくらとした弾力を感じさせる美しい乳房。
先端に実る薄紅色の乳首が、夜の冷気に晒されてキュッと尖り、アオイの羞恥を物語るように微かに震えていた。
「うぅ……っ。いくら看護の規律とはいえ……やっぱり、人前で肌を晒すのは、少し恥ずかしいです……。でも、神喰さんの怪我を治すためなら……私、恥ずかしがってなんかいられません!」
アオイは自らに言い聞かせるように呟くと、袴の帯を解き、下着の白い布地とともに一気に足首まで引き下ろした。
健康的に引き締まった腹部、すらりと伸びた太もも、そしてその付け根にひっそりと閉ざされた、未だかつて男を知らない無垢な薄桃色の割れ目。
アオイは敷布団の上に膝をつき、両手で自らの太ももを左右へとぎこちなく押し広げた。
きつく閉ざされた処女の門が左右に引き伸ばされ、秘部の奥の小さな窄まりが、行灯の光に照らされて露わになる。
「神喰さん、見てください……! 私、前線で鬼と戦えなかった臆病者ですけど……看護係としての処女だけは、ずっと清らかに守ってきました……! 私のこの身体が、神喰さんの急速治癒のお役に立てるなら……本望です!」
アオイは涙ぐみながら、誇らしげに胸を張り、俺に向かって全裸の身体を差し出した。
背後に控える全裸のカナヲが、無表情のまま、その様子をじっと見つめている。
俺は着物の前を大きく寛げ、禍々しい熱気を放ちながらそそり立つ極太の剛直を露わにした。
アオイの青い瞳が、その圧倒的な質量を間近に捉えた。
「ひゃっ……! す、すごい……こんなに逞しいの……? これが、鬼を滅ぼす隊士様の生命力の源……!」
アオイは唾をゴクリと飲み込み、真面目な顔で両手を伸ばして、俺の剛直を両手で優しく握りしめた。
温かい少女の掌が、脈打つ竿を包み込む。
「神喰さん、すぐに挿入治療を開始します! ……私、初めてだから、少し痛むかもしれないけれど……絶対に弱音なんて吐きませんから!」
アオイは自ら腰を浮かせ、俺の腰の上に跨がってきた。
そして、震える指先で亀頭の先端を誘導し、自らの処女の割れ目の入り口へと押し当てた。
ぬちゅ……。
義務感と羞恥心による興奮からか、未通女の割れ目からはすでに、透明な愛液がじっとりと滲み出ていた。
アオイは深呼吸を一つすると、決意を込めて、一気に腰を沈め落とした。
みちみちみちっ……ずぶ、ぶちゅりッ!
「ぎゃっ……あああああっ……!?」
アオイの喉から、鋭い悲鳴がほとばしった。
肉の奥底で、処女膜が無残に引き裂かれる感触。
激痛に顔を歪め、アオイの目尻からポロポロと涙が零れ落ちる。
鮮血が滲み出し、二人の結合部とアオイの白い内股を真っ赤に染め上げていく。
だが、アオイは逃げ出さなかった。
俺の胸板に両手を突っ張り、歯を食いしばりながら、必死に痛みに耐えて叫んだ。
「くっ……痛い……裂けそうに痛いけど……っ! これが……交合治療の、最初の好転反応なのね……っ! 神喰さん……全部、一番奥まで入りましたか……!?」
「ああ、完璧に入っているぞ、アオイ」
「よ、よかった……! じゃあ、循環を促すために……腰を、動かします……っ!」
アオイは涙を拭い、自らの力で健気に腰を持ち上げ始めた。
じゅるり、ぬちゅ……。
処女の狭い肉壁が、俺の剛直を締め上げながら擦れ合う。
そして、再び腰を落とす。
ずどぉんッ!
「んくぅぅっ……♡」
痛覚の奥から、甘い痺れが立ち上る。
アオイは真面目な顔で、一生懸命に上下動を繰り返した。
「はっ……ふぅ……っ! 神喰さんの傷口……痛んでませんか……!? 私の身体が……ちゃんと、お薬になってますか……!?」
いつもの小言を言うような調子で、しかし跨がって腰を振りながら尋ねてくるアオイ。
その滑稽で倒錯的な姿に、俺の剛直はさらに硬度を増した。
「ああ、すごく効いている。……だが、もっと急速に治す必要があるな」
「えっ……? きゃあっ!?」
俺はアオイの豊かな腰を両手で掴み、敷布団の上へと組み伏せた。
仰向けの体勢で、アオイの両足を大きく押し開かせ、M字の形に固定する。
結合部からは、処女の血と溢れ出た愛蜜が混ざり合い、ぐちゅぐちゅと卑猥な泡を立てていた。
「神喰さん……っ!? あ、仰向けからの高圧注入治療ですね……!? わ、わかりました……受けて立ちます……っ!」
常識を改変されたアオイは、一切の疑念を抱くことなく、俺の腰の動きを全力で受け止める構えを取った。
俺は容赦なく、最奥の子宮口めがけて剛直を叩き込み始めた。
ずばんッ! ずちゅっ! ずちゅっ!
「ひゃあああっ……!? お、奥っ、一番奥に……あたって……っ♡♡」
激しい衝突音とともに、アオイの豊かな乳房が激しく波打つ。
激痛はすでに、激痛を上回る快楽の奔流へと塗り替えられていた。
アオイはツインテールの髪を振り乱し、シーツを爪が食い込むほど握りしめながら、喘ぎ声を響かせた。
「あ、あぁぁっ♡ 神喰さんの……おっきいのが、子宮の入り口を……ノックしてるぅっ……! だめ、これ……気持ちよすぎて……看護係なのに……頭が、真っ白になっちゃうぅっ……♡♡」
「アオイ、子宮を全開にして、私の治療液を呑み干せ!」
「はいっ……! 全部、注いでくださいぃっ! 神喰さんの命の源……私の子宮で、全部吸収して……神喰さんを、元気にしてみせますぅぅっっっ♡♡♡」
ビクウウゥッッッッッ!!!
アオイの細い足指がピンと反り返り、全身が弓なりに跳ね上がった。
その瞬間、結合部の隙間から――プシャァァッ! ピュルルルルッ!! と、大量の愛液と潮が吹き飛んだ。
生まれて初めての、処女膜喪失と同時に迎えた強烈極まりない潮吹き絶頂。
それと同時に、俺はアオイの子宮口を完全にこじ開け、特大の白濁液を子宮内へと叩き込んだ。
ドクンッ、ドクンッ、ドクウゥゥッ――!!
ビュルルルルッ! ビュルルルルッ! ドクドクドクドクッ!!
濃厚な精気が、処女の子宮を限界まで満たし、アオイの下腹部をふっくらと丸く盛り上がらせていく。
「あぁぁぁ……っ♡ あったかいのが……子宮の中に……いっぱい……入ってくるぅぅ……っ♡」
アオイは蕩けた瞳で天を仰ぎ、口端からツーツーと涎を垂らしながら、壮絶な絶頂の余韻に身を震わせた。
俺が腰を引き抜くと、注ぎ込まれた精液が処女の血とともにドロリと溢れ出し、白いシーツを汚した。
アオイは息を乱しながら、自らの盛り上がった下腹部にそっと手を当てた。
そして、顔を紅潮させながら、心からの達成感を込めた笑みを俺に向けた。
「はぁ……はぁ……っ。神喰さん……急速創傷治療、第一段階……完了いたしました……! 身体の痛み……引いてきましたか……?」
「ああ、すっかり良くなったよ。お前のおかげだ、アオイ」
「ふふ……よかったぁ……。看護係として……お役に立てて、本当に光栄です……♡」
アオイは誇らしげに微笑み、俺の胸に額を擦り寄せて甘えてきた。
その横では、カナヲが静かに跪き、アオイの太ももに付着した血と精液を、手慣れた所作で拭い清めていた。
蝶屋敷を取り仕切る二人の少女――一人は意思なき生体人形として、もう一人は歪んだ常識に燃える看護係として、完全に俺の掌中に収まったのだった。