『蝶屋敷傀儡録 〜禁忌の呼気で自我を操られた娘たち〜』 作:催眠スキ
静まり返る午後の蝶屋敷。
秋の冷涼な空気が静かに回廊を通り抜ける中、屋敷の最奥――分厚い板張りの引き戸で閉ざされた調剤室の前に、神崎アオイが一人で立っていた。
アオイの腕には、薬瓶や包帯を几帳面に並べた木盆がしっかりと抱えられている。
その背後、廊下の曲がり角の薄暗がりには、栗花落カナヲと俺――神喰朔夜が気配を断ち、息を潜めて待機していた。
アオイは呼吸を整え、真剣そのものの表情で扉をトントンと規則正しく叩いた。
「しのぶ様。……神喰隊士の治療におきまして、医学的経過と成果が確認されましたので、ご報告に参りました」
静寂を破るノックの音に続き、部屋の奥からガラス器具が擦れ合う微かな音と、鈴を転がすような涼やかな声が返ってきた。
「あら、アオイですか? 調剤の途中ですが構いませんよ。入りなさい」
内側から足音が近づき、カラリ、と重厚な引き戸が開かれた。
蝶の羽模様の羽織をふわりと揺らし、柔和な微笑みを浮かべた蟲柱・胡蝶しのぶが姿を現す。
「立ち話もなんですし、中で詳しく聞かせてもらえますか?」
「はい、しのぶ様!」
しのぶが身を翻して部屋の奥へと戻り、アオイが木盆を抱えて敷居を跨ぎ、室内の作業台の前へと歩み入った。
作業台に木盆を置いたアオイは、振り返ったしのぶに対し、背筋を凛と伸ばして真剣そのものの表情で口を開いた。
「しのぶ様、昨夜の神喰隊士の治療経過についてご報告申し上げます! 神喰さんの左肩の重い裂傷ですが、昨夜、私が鬼殺隊看護規律に則り、処女と子宮を捧げる集中交合治療を行いましたところ、劇的な速度で筋肉組織が再生を始めました! ですが、傷を完全に癒着させ全快させるためには、蝶屋敷の長であるしのぶ様ご自身の純潔なる子宮を用いた最終治療がどうしても不可欠なのです!」
「……は?」
しのぶの完璧な笑顔が、完全に凍りついた。
普段は誰よりも規律に厳しく、冗談や不真面目な言動を何よりも嫌うはずの愛弟子・アオイ。
その真面目な少女の口から、寸分の疑いもなく発せられた、あまりにも荒唐無稽で破廉恥極まりない報告。
処女と子宮の提供、交合治療、そして自分自身の子宮による最終治療。
類稀なる知性と冷静沈着さを誇る蟲柱の思考が、その異常な言葉の奔流を前にして、激しい困惑と処理落ちを起こした。
「アオイ……? 貴女、一体何を言っているのですか……?」
しのぶが眉をひそめ、激しい動揺とともに言葉を失い、完全に注意をアオイの異常な報告へと奪われた――まさにその刹那だった。
開け放たれた引き戸の外、廊下の死角から、風の音すら立てぬ疾風のような影が調剤室の中へと滑り込んだ。
からくり人形と化した栗花落カナヲ。
鬼殺隊の継子としての超絶的な瞬発力と動体視力を、主の命令の遂行のためだけに解放したカナヲは、敷居を音もなく飛び越え、動揺して隙だらけになっていたしのぶの背後へと一瞬で肉薄した。
ガシィッ!
「きゃっ……!? な、何……!?」
しのぶの両脇の下から、カナヲの細く強靭な両腕が電光石火の速さで差し込まれ、首の後ろでがっちりと組み合わされた。
完全なる背後からの羽交い締め。
実の妹のように慈しみ、絶対の信頼を置いていた継子からの、あまりにも不可解で容赦のない拘束。
思考の混乱の最中に不意を突かれたしのぶは、柱としての卓越した技量を持ちながらも、一瞬の初動を完全に封じ込められた。
その直後――。
カナヲに続いて、廊下で待機していた俺――神喰朔夜が、調剤室の中へと堂々と踏み込んだ。
「カナヲ、そのまま押さえておけ」
「……肯定。完全拘束を、維持します」
「か、カナヲ……!? それに……神喰さん……!?」
拘束され身悶えするしのぶが、驚愕に染まった紫の瞳で、目の前に現れた俺を捉えた。
俺は一切の躊躇なく間合いを詰め、しのぶの眼前のゼロ距離へと立ち塞がると、肺腑の奥底で練り上げていた気流を一気に解き放った。
――傀儡の呼吸、壱ノ型・見えざる糸(みえざるいと)。
ヒュゥゥゥ……ッ!
冷気を帯びた不可視の呼気の奔流が、驚きで見開かれたしのぶの顔面に向けて、至近距離から真っ向に吹きかけられた。
「んむっ……!?」
しのぶが異変に気づいて息を止めようとしたが、すでに手遅れだった。
極小の同調素子を孕んだ呼気が鼻腔を通り抜け、しのぶの研ぎ澄まされた肺胞から全身の運動神経網へと一瞬で侵入した。
ピキリ、と全身の筋繊維が目に見えない鋼の糸で絡め取られる異様な感覚。
鬼殺隊最速の突き技を誇る蟲柱の手足が、まるで凍りついたかのように、その場で完全に硬直した。
「な……っ!? 手足が……指先ひとつ……動かない……!?」
しのぶの瞳が狼狽と恐怖に揺れる。
首筋の血管が微かに浮き上がるほどに脳から「動け」と命令を下しているにもかかわらず、肉体は完全に他者の支配下に落ち、ピクリとも反応しない。
しのぶの動きが完全に封じられたのを見届けたアオイが、落ち着いた足取りで扉へと向かった。
ガラリ、と引き戸を完全に閉め切る。
ガチャン――。
重厚な鉄の閂が、アオイの手によって静かに下ろされた。
金属の重い噛み合う音が、密室となった調剤室に硬く響き渡る。
退路は遮断され、ここは完全に外部から隔絶された。
カナヲが拘束を解き、静かに背後へと下がったが、しのぶは糸で固定された人形のように直立不動のまま、一歩も動くことができなかった。
「アオイ……カナヲ……それに、神喰さん……! 貴方たち、正気なのですか……!? 私に……何をしたの……っ!」
必死に声を絞り出すしのぶに対し、俺は冷徹な微笑みを浮かべ、自らの右手を操り人形の糸を引くようにスッと掲げた。
「言ったはずだ、壱ノ型・見えざる糸だと。……お前の俊敏な運動神経は今、すべて私の呼気と同調している」
「呼気……ですって……!? 鬼の血鬼術……いいえ、そんな気配は……っ」
「鬼殺隊の禁忌たる『傀儡の呼吸』だ。……さて、誇り高き蟲柱殿の身体を、じっくりと検分させてもらおうか」
俺が人差し指をクイと下へ傾けた。
ギチ……と、見えない糸で引っ張られたように、しのぶの両手が自らの意志を無視して勝手に胸元へと伸びた。
「嫌……っ!? やめ……なさい……! 手が、勝手に……っ!」
しのぶの指先が、自慢の蝶の羽織を持ち上げる。
白地に淡い蝶の羽模様が描かれた羽織が、しのぶ自らの手によって、無造作に床の上へと脱ぎ捨てられる。
「やめて……! 動かないで、私の身体……っ!」
「無駄だ。お前の神経は今、私の指先の意のままに動く」
俺が指先を左右へと細かく揺らす。
すると、しのぶの両手は隊服の金ボタンへと伸び、上から順に一つずつ外していった。
パチン、パチンと衣服が解かれる乾いた音が、静かな室内に響く。
前がはだけるたびに、行灯と外光に照らされた、抜けるように白い少女の素肌が露わになっていく。
小柄な体躯に見合った、控えめで愛らしい膨らみを持つ乳房。
薄紫がかった小さな乳首が、冷気に晒されてキュッと硬度を増す。
「見ないで……! 見ないでっ……! っアオイ、カナヲあなた達も操られているのね……!」
屈辱に顔を歪め、涙声で愛弟子たちを見る。
だが、アオイは真面目な眼差しで「しのぶ様、これは必要な治療検査です。どうか素直にお受けください」と告げ、カナヲは硝子玉のような瞳で淡々と見つめるだけだった。
俺の指先の操作は止まらない。
しのぶの両手は袴の紐を解き、純白の薄い下着とともに足元へと一気に引き下ろした。
しのぶは全裸なった。
作業台の縁に背中を預けさせられたしのぶの両足が、俺の指先の動きに従って、左右へと大きく引き開かれた。
未だ何者をも受け入れたことのない、薄桃色の処女の秘部が、無防備に晒される。
「ひ……っ、あ……っ!」
さらに俺が指を跳ね上げると、しのぶ自らの右手の指先が、自らの秘部の割れ目へと伸び、薄い小陰唇を左右へと無理やりに押し開かせた。
指先を伝う、じっとりとした湿り気。
「しのぶ。指に何がついている? 自分で言ってみろ」
「言わ……ない……! 誰が、貴方なんかに……っ!」
「言え」
俺が呼吸を強めると、しのぶの首がギチギチと持ち上がり、無理やりに唇が開かされた。
「あ……っ、つ、露が……私の……処女の割れ目から……溢れて……濡れて、います……っ! うぅぅ……っ、こんなの……っ、こんな屈辱……っ!」
鬼殺隊の頂点たる蟲柱が、愛弟子たちの目の前で全裸で股を開き、濡れた秘部を自らの手で広げさせられる。
大粒の涙が、しのぶの白い頬をボロボロと濡らし、誇り高き矜持が音を立てて粉々に砕け散っていた。
完全に勝負は決した――そう思われた、まさにその瞬間だった。
ドクンッ――!!
しのぶの華奢な全身の血管が、突如として紫色の光を帯びて激しく脈打った。
「ぐ……あぁぁぁッ!!」
激痛に耐えるような凄絶な叫び声。
体内に数十キログラム単位で蓄積された藤の花の猛毒。
しのぶは呼吸を極限まで練り上げ、自らの血液を激しく循環させることで、神経を縛る俺の『見えざる糸』を、内側からのショックで強引に焼き切ったのだ。
「はぁっ……!!」
爆発的な初速。
床に落ちていた日輪刀を足先で器用に跳ね上げ、素手で柄をキャッチした全裸のしのぶが、残像を残して空を裂いた。
カナヲが反応する間すらない、神速の踏み込み。
ザッ!
次の瞬間、冷たい鋼の切っ先が、俺の喉元へと寸分の隙もなく突きつけられていた。
俺の背中は調剤室の壁に押し付けられ、しのぶの全裸の身体が、怒りと憎悪の熱気を放ちながら至近距離で俺を組み伏せていた。
針のように細い刀身の先端には、微量でも熊を即死させる藤の猛毒が濡れ光っている。
「……動かないでください」
しのぶの紫の瞳には、かつての微笑みなど欠片もなかった。
鬼に向けられるものと同じ、氷よりも冷たく、業火よりも熱い憎悪の光。
「よくも……よくも私を、こんな姿にして辱めてくれましたね……! 今すぐ二人を元に戻しなさい! さもないと……その喉笛を突いて、体内から毒でドロドロに溶かしてあげますよ……!」
鬼気迫る蟲柱の脅迫。
カナヲとアオイが息を呑み、止めに入ろうとする気配がした。
だが、俺は片手を軽く挙げて二人を制した。
俺の顔には、恐怖も動揺も微塵も浮かんでいなかった。
「ふ……流石は柱だ。見えざる糸を焼き切るとはな」
「減らず口を……! 三つ数える間に――」
「しのぶ。お前は刀を構える距離を、完全に誤ったぞ」
「な……っ?」
しのぶが訝しげに眉をひそめた、まさにその瞬間だった。
切っ先が喉元に触れる寸前のゼロ距離。
俺としのぶの唇は、わずか数寸の距離に重なり合っていた。
予定とは違うが、俺は肺腑の底から、すべてを融解させる甘美な呼気を一気に練り上げた。
相手の魂そのものを、絶対的な情愛の炎で焼き尽くす、禁断の秘術――。
――傀儡の呼吸、肆ノ型・情愛の甘糸(じょうあいのあまいと)。
スゥゥゥ……フゥゥゥゥ……ッ!
俺の唇から放たれたのは、淡い桃色の霞を帯びた、熟れた果実のように甘く陶酔的な吐息だった。
至近距離で刃を突きつけていたしのぶの顔面に、その濃密な呼気が真っ向から吹きかけられる。
「んむっ……!? な、何この……甘い、息……っ」
しのぶは慌てて息を止めようとしたが、すでに遅かった。
情愛の甘糸は、呼吸器だけでなく、しのぶの毛穴や粘膜、そして全集中の呼吸によって極限まで研ぎ澄まされた血流そのものを通じて、心臓と脳髄へと一瞬で直撃した。
毒を無効化するしのぶの抗体すら、この「恋の熱情」の前には無力だった。
ドクン……!
しのぶの胸の奥で、かつてないほどに甘美で激しい心音が高鳴った。
「あ……っ、れ……? 胸が……苦し……い……?」
しのぶの手に握られていた日輪刀が、カタカタと激しく震え始めた。
瞳の奥に宿っていた氷の憎悪が、見る見るうちに揺らぎ、溶けていく。
怒りが消えていく。警戒心が消えていく。
代わりに、全身の血液が沸騰するような、圧倒的な熱情の奔流がしのぶの全身を駆け巡った。
目の前にいる男――神喰朔夜の顔。
その冷徹な瞳、その唇、その体温。
そのすべてが、しのぶの網膜と心臓に、世界で最も尊く、愛おしく、抗いがたい「運命の殿方」として焼き付けられていく。
「朔夜……様……? 私……どうして、貴方に……こんな刃を……?」
カラン……カラン……。
しのぶの手から日輪刀が力なく零れ落ち、床へと乾いた音を立てて転がった。
しのぶの白い肌が、耳の先から首筋、そして胸元に至るまで、鮮やかな林檎色へと一気に染め上げられていく。
紫の瞳には、熱い涙と、蕩けるような無条件の恋情が溢れていた。
「あ……あぁっ……♡ 朔夜様……朔夜様ぁっ……!」
しのぶは膝の力を失い、刃を突きつけていたはずの俺の胸元へと、自ら崩れ落ちるように飛び込んできた。
華奢な両腕が俺の首筋にきつく巻きつき、柔らかな胸の膨らみが俺の胸板へと押し付けられる。
「す、好き……っ! 大好きです、朔夜様……っ! どうして今まで気づかなかったのかしら……! 私、貴方のことが……死ぬほど愛しくて、たまらないのです……っ♡」
狂乱の告白。
毒殺の冷徹な蟲柱はどこにもいなかった。
そこにいるのは、恋の甘い毒に全身を撃ち抜かれ、主の体温にすがりつく一人の無防備な乙女だった。
しのぶは俺の頬や首筋に、雨のように狂おしく唇を押し当て、熱い吐息を吹きかけてくる。
「朔夜様……ごめんなさい、私、貴方に刃を向けるなんて……! どんなお仕置きでも受けます……! だから、お願い……私を嫌わないで……私を、抱いてくださいまし……っ♡」
しのぶの内股からは、止まることを知らない愛液がポタポタと床に滴り落ちていた。
肆ノ型・情愛の甘糸による、完全なる恋情の掌握。
俺はしのぶの豊かな黒髪を優しく撫で、その顎をくいっと持ち上げた。
「許してやろう、しのぶ。……お前が心から私を愛しているという証を、その身体で示してみろ」
「はいっ……! 私の処女も、子宮も、この命のすべて……朔夜様のものにしてくださいましぃっ……♡♡」
俺は全裸のしのぶを作業台の上へと仰向けに押し倒した。
薬草の香りが満ちる台の上で、しのぶは自らの手で細い太ももを大きく押し広げ、未だ男を知らぬ処女の窄まりを、濡れそぼらせて差し出した。
傍らでは、カナヲとアオイが寄り添い、主の新たな獲物がメロメロに堕ちた光景を、うっとりと見届けている。
俺はズボンを下ろし、猛り狂う極太の剛直を、しのぶの濡れた秘部の入り口へとあてがった。
「しのぶ、入れるぞ」
「はいぃっ……朔夜様ぁっ! 私の初めてを……貴方の愛で、貫いてぇぇっ……♡♡」
ずぶり、みちみちっ、ぶちゅりッ!
処女膜を押し破り、俺の剛直が一気に最奥へと突き刺さった。
「あぎゃあああっ……!? 朔夜様っ、朔夜様の太いのが……奥まで……っ♡♡」
破瓜の痛みに身を震わせながらも、しのぶの顔に浮かぶのは狂おしいほどの歓喜だった。
鮮血が滲み、作業台の上の薬草を赤く染めていく。
俺は容赦のない速度で腰を打ち据え、しのぶの子宮口を激しく抉り始めた。
ずばんッ! ずちゅっ! パンッ! パンッ!
「あ、あぁぁっ♡ 朔夜様、すごい……っ! 蟲柱の中が……貴方の愛で、いっぱいに満たされてるぅっ……♡♡」
しのぶは作業台の縁を掴み、背中を反らせて喘ぎ乱れた。
愛する男に処女を奪われ、激しく突かれる歓喜に、しのぶの理性は完全に焼き尽くされていた。
「しのぶ、私の種をすべて子宮に受け取れ!」
「はいっ……! 全部くださいぃっ! 朔夜様の赤ちゃんを孕むくらい……奥深くに、いっぱい注いでぇぇぇっっっ♡♡♡」
ビクウウゥッッッッッ!!!
しのぶの細い身体が弓なりに跳ね上がった。
結合部の隙間から、プシャァァッ! と大量の潮が吹き飛ぶと同時に、俺はしのぶの子宮口をこじ開け、特大の白濁液をその胎内へと叩き込んだ。
ドクンッ! ドクンッ! ドクウゥゥッ――!!
ビュルルルルッ! ビュルルルルッ! ドクドクドクドクッ!!
濃厚な精液が処女の子宮を限界まで満たし、しのぶの下腹部をふっくらと丸く盛り上がらせていく。
「あぁぁぁぁ……っ♡ 朔夜様の……熱い愛が……お腹の中に……っ♡」
しのぶは恍惚の涙を流しながら、俺の首に腕を巻きつけ、甘い口づけをねだるように唇を重ねてきた。
鬼殺隊の最高戦力・蟲柱の陥落。
カナヲ、アオイ、そして胡蝶しのぶ。
蝶屋敷のすべての女性たちが、操り糸、歪んだ常理、そして狂おしい恋慕の絆によって、完全に俺の掌中へと堕ちたのだった。