負けヒロインが多すぎる!〜八奈見さんの空腹対策(精液補給)から始まる、文芸部と生徒会の狂信ハーレム〜 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
「……ねえ八奈見さん。さすがに、ここはマズいんじゃない……?」
精文館書店本店の奥まった人通りの少ない書棚の陰。
文庫本を広げて顔を隠しながら、八奈見さんは俺の膝の上に跨がる形で腰を下ろしていた。いわゆる対面座位。制服のスカートをたゆませ、お互いの密着部を隠すように本を開いているが、その内部ではすでに彼女の熱い粘膜が俺の昂ぶりをくわえ込み、じくじくと熱を放っていた。
「……部室も校舎裏もダメだったし、灯台下暗しって言うじゃない? だから本屋の奥なら、こう、真面目に本を探してるフリをしていれば誰も怪しまないはずだもん」
「どこが灯台下暗しだ。一般書店のラノべ棚の裏で男女が重なり合ってたら、普通に通報されるだろ」
「もうっ、大きい声出さないでよ温水君……っ! あ……んっ、動かないで、声出ちゃう……っ!」
「っていうか何で俺がその『本を探すフリ』の片棒を担がされてるんだ。声を抑えてくれ八奈見さん……。『ガガガ文庫』を真顔で見つめながら下半身を揺らしてるの、かなりシュールだからやめてくれ」
店内には静かなBGMと、微かな紙のめくる音が漂っている。その中で、俺たちの制服の布地が擦れる音と、忍びやかな肉体の結合音だけが異質な緊張感を生み出していた。
八奈見さんは俺の肩にしがみつき、小さな吐息を漏らしながら、下部からの「プロテイン補給」に没頭し始めていた。本屋という公共の場での背徳感が締め付けを一層強固にさせていく。
「っ……あ……温水君……すごく深くまで……っ」
「っ……く……静かに……っ」
理性が完全に店舗の陰で溶け出しかけていた、その時だった。
「……あ、あの。温水さん……こんなところで何を……?」
棚の隙間から、生徒会の馬剃天愛星さんが顔を覗かせた。
視線の先には、膝の上にすっぽりと乗り、顔を真っ赤にして制服の胸元を乱している八奈見さんと、腰をがっしりと支える俺の姿。そして、二人のスカートの隙間から漂う、誤魔化しようのない淫らな空気。
「……え?」
「てぃ……天愛星さん……っ!?」
「な、なにを……書店内で……そんな……え、えええぇぇぇっ!?」
天愛星さんは目を丸くし、持っていた本をばさばさと床に落とした。彼女にとって、その光景はあまりにも刺激が強すぎた。
「不潔ですっ! 破廉恥ですっ! 校則違反ですっっ!!」
「ち、違うんだ天愛星さん! これは不可抗力で——」
「ひぃぃぃっ! 見てませんっ! 私、なにも見てませんからぁぁっ!」
金切り声を上げると、天愛星さんは両耳を塞ぎ、涙目になりながら本屋の出口へ向かって猛スピードで逃走した。
「や、八奈見さんっ! 追わないと……通報されたら本当に終わる……っ!」
即座に体を押し退けようとした。しかし、公衆の面前での目撃という極限のパニックは、八奈見さんの行動をさらに異常な方向へと加速させた。
「そういうとこだよ温水君! 今抜かれたら……私、本屋の真ん中で声上げて倒れちゃう……っ! 追うのは後! 早く出してからにしてぇっ!」
「なっ……正気か!? ここは精文館書店だぞ……っ!」
「生徒会に言われたっていいからっ! プロテイン最後までちょうだいっ! 一気に出してぇぇっ!」
恐怖と背徳感に狂った八奈見さんは、首に腕を巻き付け、逃がさないと言わんばかりに深く腰を落とし込んできた。ギチギチと最奥を締め上げる狂おしいほどの圧迫感に理性が完全に吹き飛んだ。
「くっ……あぁぁぁっ!?」
「んあっ~~~~~っ!!」
書店の一角、本棚の陰で、体内に熱いすべてを解き放ってしまった。
……数分後。
必死で衣服を整え店外へ飛び出し、駅前や商店街を走り回って天愛星さんを探した。しかし、錯乱して逃げ出した行方は完全に途絶えており、夕暮れの豊橋駅前に、絶望的な溜め息だけが虚しく響き渡るのだった。
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