負けヒロインが多すぎる!〜八奈見さんの空腹対策(精液補給)から始まる、文芸部と生徒会の狂信ハーレム〜 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
身近な関係者全員に現場を目撃され、追跡にも失敗した俺と八奈見さんは、完全な自暴自棄に陥っていた。
「……もうダメだ。社会的な生はここで潰えた」
「何言ってるの温水君! 追いつめられた時こそ腹を括るの! ほら、補給するよ!」
放課後、誰もいない教室。机を二つ並べて横たわり、制服のスカートを大きく捲り上げた八奈見さんの横に並び立つ。横向きに身体を重ね合わせる側位での結合。極限状態のパニックとストレスが、逆に感覚を酷く麻痺させ、異常な高揚感へと変換していた。
「んっ……あ……っ! 温水君っ、横からだと……また違ったところが擦れて……っ!」
「っ……八奈見さん、声を……いや、もう声を抑えても意味がないのかもしれない……っ」
湿った接合音と荒い吐息が教室に響き渡る。すでに逃げ場などどこにもないという絶望が、互いの締め付けと突き上げをより一層激しくさせていた、その時だった。
ガラッ——。
「あら。文芸部の。放課後にこんなところで!」
教室のドアが開き、朝雲千早が入ってきた。
三人の視線が交差する。机の上で制服を乱し、側位で深く結合している姿。
これまでの目撃者なら、悲鳴を上げて逃げ出す場面だった。しかし、朝雲さんは違った。
「……なるほど」
逃げ出すどころか、知的な好奇心に満ちた瞳で一歩寄ってきた。
「……肉体言語によるエネルギー交換、あるいは極限状態におけるストレス解消の心理学的機序ですね。非常に興味深いです」
「あ、朝雲さん……っ!? ち、違うんです、これは不可抗力なタンパク質の補給で……っ!」
「し、静かにして温水君……っ! 朝雲さん、見ないで……っ!」
八奈見は顔を真っ赤にして叫ぶが、朝雲さんは手帳を取り出し、冷静な手つきで何かをメモし始めた。
「失礼とは思いつつ、好奇心が抑えきれす。それにしても、八奈見さんの内部の収縮圧、そして温水さんの心拍数……双方とも限界値(クライマックス)に達しているようですよ?」
「っ……あ……っ!」
逃げ出さないどころか、至近距離で観察・分析してくる朝雲さんの圧倒的な存在感。そして、彼女に見つめられているという異常な背徳感が、八奈見の下部の締め付けを極限まで跳ね上げた。
「ダメっ……温水君、私もう耐えられないっ……! 朝雲さんに見られながら……出してっ、奥にプロテイン出してぇぇっ!」
「くっ……八奈見さん……っ! 朝雲さん、すみませんっ……っ!」
「構わないですよ? むしろお手伝いしましょうか? 観察データを記録させてもらっちゃいます!」
朝雲さんはそう言うと、俺の睾丸を優しく人差し指でなぞる。
予想外の刺激に逃げることも引き抜くこともできず、朝雲さんの冷徹かつ興味深げな視線のもとで、限界を迎えた熱いすべてを、最奥へと一気に解き放ってしまった。
「んあっ~~~~~っ!!」
……数分後。
荒い息を整え、必死で制服の乱れを直す前で、朝雲さんは手帳をパチンと閉じた。
「ふむ。状況は概ね理解しました。文芸部周辺で噂されている『連続現場目撃事件』の当事者は、やはりあなたたちだったのね」
「う……うう、朝雲さん……生徒会に報告して、私たちを退学にするつもり……?」
青ざめる八奈見に対し、朝雲さんはフッと口元に知的な笑みを浮かべた。
「報告? いいえ、そんな勿体ないことはしませんよ? これほど複雑に絡み合った人間関係の摩擦を、ただ処罰するだけなんて合理的じゃないです。……むしろ、ご提案があります!」
「提案……ですか?」
「ええ。小鞠さん、焼塩さん、馬剃さん、白玉さん……目撃者たちの口を塞ぎ、文芸部の人間関係の崩壊を防ぐ唯一の論理的解決策。……それは、あなたを中心とした『ハーレムプレイ』による関係性の再構築です」
「……は?」
「な、なに言ってるのーっ!?」
朝雲さんの口から飛び出したあまりにも破天荒で破壊的な解決策に、俺と八奈見さんの悲鳴が教室に響き渡るのだった。
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