負けヒロインが多すぎる!〜八奈見さんの空腹対策(精液補給)から始まる、文芸部と生徒会の狂信ハーレム〜 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
「私だけを見てほしいんです……っ!」
潤んだ瞳で放たれた言葉が、静まり返ったリビングに甘く重く響き渡る。
ソファーの上でぐっと差し出された肩、清楚な紺色のワンピース越しに伝わってくる微かな震え。
廊下の奥からは相変わらず弟の貴司くんの気配が感じられ、すぐ隣に家族がいるという緊迫感が、熱気をいやが上にも高めていく。
「天愛星さん……」
息をのむ眼前で、赤熟した顔を隠すように俯き、握りしめたワンピースの裾をさらに強く指先で引っ張った。
「……身勝手なことを言っている自覚はあります。特定のアドバンテージを求めるなんて破廉恥極まりないことです……っ。ですが、どうしても……温水さんの『一番』になりたいんです……っ!」
まっ直ぐで、不器用で、真面目すぎるがゆえに過熱していくアプローチ。
そのまま自ら意を決したようにソファーの上で膝立ちになり、膝へと手を伸ばして胸元を押し当てるように密着してきた。
甘い体温の匂いが一気に鼻腔をくすぐる。
プライドも、恥じらいもすべて投げ打って迫ってくる姿。
(……この清楚な紺色のワンピースの下、もっとこの目に焼き付けたい)
普段の厳格な生徒会長姿とのギャップ、そして目の前で赤面しながら自分にすべてを委ねようとしている可憐な姿。
「あの、温水さん……っ」
密着したまま、上目遣いで俺を見つめてくる。
その熱い視線と触れ合う体温に、生唾を飲み込みながら言葉を返した。
「天愛星さんの気持ち、すごく嬉しい。でも……俺も、天愛星さんの特別な姿を、もっと目に焼き付けたいというか……」
「え……っ? 特別な姿、ですか……?」
「そのワンピースの姿もすごく綺麗なんだけど……もう少しだけ、見たい」
視線が自分の着ている紺色のワンピースの裾へと注がれていることに気づき、ハッと息を飲んだ。
爆発しそうなほど真っ赤になり、目を見開いて絶句する。
「な、何を言っているんですか……っ! 破廉恥です、破廉恥すぎますっ! 部屋の明かりだってついていますし、そんな……っ!」
「ダメかな。天愛星さんが俺を特別にしてくれるのと同じように……俺も、天愛星さんのその姿を見たいんだ」
細い手首を優しく包み込み、勇気をもって誤魔化しのない視線で見つめ返した。
逃げ場のない視線と、密室で交わされる背徳的なおねだり。
「う、うぅ……っ!」と喉の奥で甘い悲鳴を上げ、羞恥に全身を小さく震わせた。
「意地悪……っ! どうしてそんな、恥ずかしいことを求めるんですか……っ!」
涙目で俺を睨みつける天愛星さん。しかし、瞳に拒絶の色は一切なかった。
独占したいという強い情熱と、恥ずかしさの限界の狭間で揺れ動いた末——ついに、震える指先で紺色のワンピースの裾へと手をかけた。
「……声、出させないでくださいね……っ。見たら……責任、取ってください……っ!」
じわじわとたくし上げられていく、白い襟の紺色ワンピース。
白く整った脚のラインと、清楚なお気に入りの下着が、リビングの灯りの下で視界へと晒されていく。
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