※この作品はR-18です。

負けヒロインが多すぎる!〜八奈見さんの空腹対策(精液補給)から始まる、文芸部と生徒会の狂信ハーレム〜   作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった

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不均衡への懸念と相互的等価交換の提案

前回の「取引」から数日後、放課後の文芸部室には再び気だるげで身勝手な空気が満ちていた。

 

八奈見杏菜は机に突っ伏すと、スカートの裾を軽く揺らしながら、さも当然といった様子でチラリと見上げてきた。

 

「ねえ、温水君。もう分かるでしょ? プロテインの時間だよ」

 

当然のように胸元のボタンに手をかけようとする。俺はつばを飲み込み、開いていた文庫本を静かに閉じた。

 

「待ってほしい。今日は前回の内容について、深刻な問題点を提起したい」

 

「え? ほかの方法、考えずにはいられなかったんだ? 胸触る以上のことを期待しちゃってる?」

 

にやつく彼女に対し、論理を展開する。

 

「問題なのは『バランス』だ。前回のやり方では、八奈見さんがプロテインを得ていたが、快楽は俺だけが一方的に得ていた。……これは取引の健全性という観点から見て、極めて不均等と言わざるを得ない」

 

「はぁ? 自分だけ気持ちよくなってズルいってこと? 温水君、なんか変なところで真面目すぎない?」

 

「そ、それ経済的な対等性の話だよ。一方的に利益を得る構造は、倫理的負荷を著しく増大させる。したがって今回は、双方に同等のベネフィットが発生する完全な『相互的等価交換』を提案したい」

 

八奈見はぽかんと口を開け、言葉を頭の中で噛み砕こうとしている。

 

「相互的……って、具体的にどういうこと?」

 

「簡単だ。八奈見さん口や手で補給するのと同時に、俺もまた、八奈見さんの秘部に同様のアプローチを行う」

 

「……っ!? な、ななな何言ってるの温水君バカじゃないの!?」

 

部室に八奈見さんの裏返った悲鳴が響き渡る。一気に顔を真っ赤にし、制服のスカートをぎゅっと押し押さえて後ずさった。

 

「な、なんで私がそこを見られたり舐められたりしなきゃいけないのよ! エッチすぎ!」

 

「拒否しても構わないよ。だけど、一方的に快楽に溺れる不均衡な取引に応じるつもりはない。そ、それに、制服は着たままで構わないよ。完全に脱ぐ必要はないから、精神的ハードルも低いはず」

 

「制服のままって……余計にエッチじゃん! 意味分かんない!」

 

猛烈に抗議し、腕を組んでプイと横を向いた。

しかし、ここで部室に静寂が訪れると、「くぅ〜」と情けない腹音が小さく鳴り響いた。

 

「う……っ」

 

真っ赤な顔のまま、葛藤するように自分の下腹部あたりに目を落とす。

 

「……ほんとに、制服のままでいいの……?」

 

「うん。下着を脱ぎ、スカートを少し捲り上げるだけで十分だよ。双方が同時に与え、同時に受け取る。これこそが最もフェアな取引」

 

「うぐぐ……。温水君のへりくつ……。……分かったよ、プロテインのためだからね! へんなマネしたら蹴り飛ばすから!」

 

食いしん坊な理屈とプロテインへの渇望が羞恥心を辛うじて上回った。

制服に身を包んだままの二人が、互いに上下逆さまに重なり合うという、未知の相互取引へと足を踏み入れる瞬間だった。




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