※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

136 / 782
42 碩学姫の受難⑭

 セリーナとの3度にわたる膣内射精セックスの後、マルティンはぐったりと眠ってしまった。

 

 無理もない。コーヅケーニッヒからアノーヅまでの長旅から帰ってすぐ、セックスがしたくていつも面倒を見てくれたセリーナと熱中してしまったからだ。

 

 眠っている最中、彼は『おしゃぶり姫』がこちらにお尻を向けてぶりぶりとうんちをするのを見せてくれる夢を見ていた。可愛くて愛らしいお尻から出て来る排泄物をのぞき込みながら、手淫をする夢だ。

 

 そそり立ったところで愛らしい幼児は、口を半開きにしてちんぽを求めてきた。彼はそそり立ったものを差し出す。ちゅぱちゅぱとなめたくってくれる彼女はまさに天使だった。

 

「おしゃぶりひめさん。ぼく、とても幸せだよ」

「どうしたの? ちゅぱちゅぱちゅぱ……」

「だってこんなにもかわいくてうんちをするところもみせてくれるあなたが、おちんちんをしゃぶってくれるんですもん」

「うふふふ。おちんちんなめるの、だーいすき!」

 

 自分のペニスを口に入れながら答えてくれるというシチュエーションに、彼は疑問を抱いた。これは夢だな、絶対。そう思った時に目が覚めた。

 

 馬車の中だった。窓を見ると薄暗い。ここはどこだろうと思って車内を見ると、父の姿があった。

 

「お父様。僕はどうして?」

「マルティン。疲れているところを申し訳ないが、一度会って欲しい子がいるのだ」

 

 その娘はお前よりも年上だが、とても美しく愛らしい。しかしながら不幸なことに全身に大きな怪我を負って不自由な生活をしていた。

 

「その子はな、天涯孤独の身で身寄りが無かったのを私が引き取った」

「お父様……」

「でも顔かたちは悪くない。そこで私はお前に預けてみたいと思った。身寄りのない娘でしかも身体が不自由。言いたいことはわかるな?」

 

 侍女に。あるいは妾にせよ。それがアドルフからの答えだ。マルティンはうなずいたが、彼としては療養院に入れて私費で面倒を見るだけだと思っていた。

 

 その馬車はすぐに止まった。マルティンは長い間、眠ったまま馬車に乗せられていたのだ。セリーナとの溜まっていたものをぶちまけるようなセックスで腰が痛かったが、まだ幼く元気な彼は立ち上がることが出来た。

 

 いくぶんか小さな屋敷だ。ここはどこだと尋ねると、とある貴族の別宅だと父は答えた。中は外側よりも豪奢だった。相当な金持ちの貴族なのだろう。

 

「2階に彼女がいる。待たせているからすぐにでも向かおう」

 

 アドルフはマルティンの手を繋いで案内した。果たしてその部屋に、寝台に寝かされている少女がいた。その姿を見るなりマルティンは驚いてしまった。

 

 蒼にも見える黒い髪で、真っ白な肌の愛らしい美少女だ。すやすやと寝息を立てている。寝巻から盛り上がる胸はとても豊かでむしゃぶりつきたくなるぐらい。全身から病人とは思えぬ甘いにおいを放っていた。

 

「ま、マイヤさん!」

「マイヤ=カモセンブルグ嬢ではない。このアノーヅの片田舎に住んでいた娘だ。名前は確か……ローザと言っていたな。漁師の娘だったそうだ」

 

 2年前に事故に巻き込まれて両腕と両脚を失くしてしまった。それから寝たきりで生活している。けれども身体は至って健康だ。

 

「残念なことに……どこぞの不届き物が彼女を犯していたようだ。ついこの間、子供が産まれた」

「そ、そんな、ひどいことを……」

「子供は本人の意志を尊重して別の者に預けている。なかなか子供が産まれずに悩んでいた部下にだ」

 

 マイヤが産んだ2番目の子のレーアは既に、ある人物の元に『贈り物』にしていた。ロゼはこの屋敷ですくすくと育っている。沢山の男の精液を飲まされながら、順調に。

 

「しかしだマルティン。この娘は子を産む事が出来るのは確かだ。こんな身体になってしまっているが、この可哀そうな娘をどの様な境遇に置いたほうが幸せになるか。お前なら導き出せるだろう」

 

 だがまずは、この娘の悲惨な姿を間近で見て覚悟を決めろ。父に言われたマルティンは黙ってマイヤの元に近づいた。両腕両脚が無かった。顔もやつれている。

 

「ローザ。起きてくれ。目を開けてくれ」

 

 アドルフが呼びかけるとマイヤは目を覚ました。あの憎むべき相手の他に、もう1人がいることが驚きだった。

 

(この子は……)

 

 1日限りで家庭教師をやめたあの屋敷の男の子だった。アドルフがマイヤに呼び掛けた。紹介しよう。この子が私の息子のマルティンだ。

 

(やはりそうだったの!)

 

 マイヤの心に殺意が産まれた。この子がこの男の。殺してやりたい。親子ともども地獄の業火に焼いてやりたい。

 

 けれども彼女の顔と言葉は、怒りと呪いを顕してくれなかった。操作された脳髄が思いもよらない声を放たせる。

 

「ようこそいらっしゃいました。わたしはローザ。アドルフ様に尽くしていただき、何とか生きてこれました」

 

 これまで散々お世話いただいた、その御恩返しがしたいのです。

 

(何を言っているんだ自分は?)

 

 心はこの少年に責め立てよと叫んでいるのに、身体はまるで言う事を聞いてくれない。まるで自分が別の何かに乗っとられたかの様だ。

 

 アドルフの心理操作の魔法はそれほどまでに強力だった。むしろ本心を封じ込めて、声帯に仕込んだAIにしゃべらせている様なものだ。

 

「ぼ、ぼくはマルティンです……はじめまして」

「こちらこそ。わたしは今、とても寂しく、心頼りない日々を送っております。何もせずただ、いつまでもこうして御厄介になっているのはなんとも辛くて、何かさせていただきたいのですが」

 

(ふざけたことを言うな!)

 

 マイヤの心は、本当のことをマルティンに言えとけしかけた。自分をこんなにしたのはお前の父だ。イズヴァルトの子を殺し、2人の赤ん坊を無理やりに産ませた悪魔を今すぐ刺し殺して、と叫びたかった。

 

 でもアドルフの掌に乗せられたままだ。何もかもが。マイヤは胸が張り裂けそうな思いをしながら、自分の身体が何を言っているのかを聞き入っていた。

 

「幸いに、わたしにはまだ女としての仕事が出来るみたいです。もしよろしければマルティンさま。あなたのお側に置いていただきたいと……」

 

 そんなことを頼んでなんかいない。マイヤの本心は激怒し、叫ぶ。狂ったようにわめく。でも身体はもう聞き入れてくれなかった。

 

「私は席をはずすことにしよう。マルティンはしばらくここにいてくれ」

 

 マルティンはうなずいた。それよりもマイヤが股間を大きく広げ、訴える様な視線を向けた事に万事を悟った。

 

「おねがいします、マルティンさま。お情けを……」

 

 マルティンは意を決し、彼女の寝巻の前ボタンを外していった。顕わになったのは真っ白で美しい肌に覆われた、とても豊かな少女の胴体だった。

 

 茂みと脇にはうっすらと毛が生えていた。蒼にも見える黒いちぢれ毛だ。陰裂は確かに子供を産んだ形跡がある。歳に比べて育っていた。

 

 下腹には手術痕があった。何の傷、とマルティンが尋ねると、機械人形となったマイヤは目を潤ませながら、両腕を開いた。

 

「まずは、わたしをたしかめてください。マルティンさま」

 

 マルティンはうなずいた。裸になり、寝台にあがった。嬉しそうに迎えて来るマイヤに抱き着いた。乳房がしっとりとして、あまりにも居心地が良かった。

 

「お腹の傷は……」

「幼い頃のちょっとした怪我です。さあ、マルティンさま。情をください。この哀れな女の為に」

 

 マルティンのペニスは勃起していた。初恋の人物にあまりにも似ていた、しかも1日だけだが家庭教師として目の前で講義してくれた女性のそっくりの女の子だったからだ。

 

 硬くなったペニスがヴァギナに飲み込まれていく。中は締まりがよく潤いきっていて、とても豊かだった。むき身の性交に馴れていた彼でもたまらない。

 

 動くとマイヤは可愛らしく喘いだ。本心は押し殺して。いいや、押し殺されていた。なのに快感が身体を突き抜け、凌辱ではない久しぶりのセックスに心が和らぎ始めていた。

 

(なぜ、なぜ!)

 

 これは呪いだ。自分の身体に染みついた汚いにおいのようなもの。マイヤは心では嘆き悲しみ、身体は喜びに打ち震えた。

 

 マルティンもお腹に力を入れて、射精をこらえながら腰を動かす。ゆっくり、ゆっくりと。圧迫された大きな乳房から母乳が吹きこぼれた。もっとゆっくり慈しんであげたいとマルティンは思ったが、限界だった。もう出そうだとマイヤに呼びかけた。

 

「放って、放ってください。わたしの為にも!」

 

 マルティンはうなずいた。力強く奥まで届くようにと押した一瞬、精が奔った。そのひと群れはマイヤの子宮に吸い込まれた。彼女の体はその時、排卵期になっていた。

 

 避妊の魔法はかけられていない。この出会いはアドルフが計画していたものだからだ。マルティンの精液はマイヤの卵子と出会い、数日後には着床した。

 

 それでもマイヤは情が欲しい、絶頂が欲しいとねだってマルティンを励ませた。彼は大きな乳房から沁み出た母乳を舐めると、より一層腰を強く動かして精を放とうと動いた。

 

 性交は夜更けまで続いた。マルティンはお腹が空いてしまい、もう立ち上がれなかった。マイヤは何度も絶頂を覚えて眠りについていた。

 

 少年のペニスは勃起したまま、マイヤの膣の中に収まっていた。薄暗い部屋の中で彼女の暖かさを感じながら、マルティンは彼女の頬を撫でた。

 

(こんなに素晴らしい子が、どうして?)

 

 酷い境遇に置かれたのだろう。両親を失くしたからか。あるいは両腕両脚を失う事故にあったからか。はたまた、乱暴者に犯されて無理やり子供を産まされたからなのか?

 

(信じられない。僕には……でもなぜか僕はこの人のことを知っている気がする。)

 

 初恋の人、その人かもしれない。もし『おしゃぶり姫』だとしたら。彼女はどんな辛い目にあってここまで来たのだろうか。

 

 347年11月のその日。マルティンは父に紹介された天涯孤独の『ローザ』という娘を出会ったその日に、自分の最初の妾にすることに決めた。下賤の身の娘でも妃に選ばれる事はこのイーガではよくあることだ。

 

 そしてマイヤは10か月後、マルティンにとって最初の子でしかも男児となる子を出産することとなる。名前はフェアディナント。

 

 しかしこの男の子が、王位継承者となる事は無かった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。