※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

15 / 767
第十三回

 さて、ヴィクトリアの『啼き』に昂ってしまったイズヴァルトはその後、生まれて初めてのクンニリングスに夢中になってしまった。

 

「ぼ、ボウヤ……アンタ、おまんこを舐めるのとってもうまいねぇっ……ううううんッ!」

 

 少年の舌はきれいな人を楽しませることに喜びを見出す。顔の上でまたがっていた美貌の女戦士は、色っぽいアクメの咆哮を野原で何度もあげた。

 

 絶頂に歪んだその時の顔は艶やかで、やや野太い声もまるで気にならなかった。結局彼女は3度も女の悦ぶ姿を、10歳の少年の眼に見せつけてしまった。

 

 彼女は汗だくになりながら、自分を楽しませてくれたイズヴァルトに穏やかな笑みを見せてささやいた。

 

「ボウヤは、とてもいい舌を持ってるんだねぇ」

 

 イズヴァルトは気持ちよさで表情のこわばりを失くした彼女に惚れて、精液で汚れたズボンの中で再び、痛いほどの勃起を覚えてしまっていた。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

「帰ったらすぐに、風呂に入れさせてもらうからね?」

 

 ヴィクトリアはイズヴァルトに肩を貸しながらそうささやく。肢体をびっしょりと濡らし、下腹はとても気持ちが悪かったのだ。

 

 宿に戻るとマイヤがドアの前で待ち構えていた。

 

「遅かったじゃない! もうみんな寝ているよ?」

 

 この宿を借りた武者達はいびきをかいていた。幸いに風呂場はまだ温かく、宿の者に頼めば入れるとのことだ。

 

「嬢ちゃんも一緒に入るかい?」

「まあいいわ。さっき入ったばかりだけどね」

 

 うなずくマイヤだがいぶかしんだ。2人の疲れた顔は、決闘や鍛錬と違い、どうも違った種類のものだと思えたからだ。

 

 もしや、と思いイズヴァルトのズボンのあたりに鼻をあて、すんすんと嗅ぎ始めた。カルキの様なにおいが濃厚だった。

 

「あなたたち、したでしょう?」

 

 ヴィクトリアは「『おしゃぶり』だけさ」と涼やかに笑った。

 

「ちぇっ、私もまぜてくれればよかったのにー!」

「嬢ちゃんが混じったらこのボウヤ、精液を飲まれることに熱中しちまうよ。そうなったら、アタイのアソコを舐めるのがおざなりになっちゃいそうだからねぇ…」

 

 マイヤの顔が凍り付いた。

 

「え、みてたんですか?」

 

 にひ、と笑ってヴィクトリアは、ぐったりとなっているイズヴァルトを椅子に腰かけさせ、冷や汗をかくマイヤの身体を抱きせて頬ずりした。

 

 汗臭いけど綺麗な女性の持つ魅了してくるようなヴィクトリアの匂いに、マイヤは心をやられて、肩の力を抜いてしまう。

 

 すると女戦士は彼女の柔らかい頬を自分の貌で撫でさすり、柔らかくて形のいい唇にキスをした。

 

「ほんと、嬢ちゃんのお口はいつまでも貪りつきたくなるぐらいに柔らかくてかわいいねぇ」

「そ、そんなことされたら、私、困っちゃうな……」

「アタイに惚れているのかい?」

 

 いやいやいや、とマイヤは首を横に振ったが、間近で見るヴィクトリアは女の子でも見とれてしまうような美しい人だった。

 

 マイヤはその美貌を見つめながら、指で鳴かしたくなる衝動に駆られる。椅子の上で肩を落としているイズヴァルトに目を向けた。

 

「どーしたで、ござるかあ?」

「ねえイズヴァルト、一緒に入らない?」

「だったら、アタイもご一緒させてほしいな。どうかい?」

 

 イズヴァルトの顔が急に引き締まった。目も冴えてしまっている。すけべえね、とマイヤが彼のすねを軽く蹴った。

 

「やっぱり、おっぱいの大きな人が好きなのね!」

「ち、ちがうでござる! 拙者はおしりのかわいい人が好きでござるよ!」

「ふん。まあいいじゃないかい。アタイはともかく、ボウヤと嬢ちゃんと裸のお付き合いがしたいのさ」

 

 さあ行こう、とヴィクトリアは2人に呼びかける。マイヤは部屋から宿が用意してくれた手ぬぐいなどを持って来た。

 

 ヴィクトリアはしどろもどろな様子だったイズヴァルトの肩をぐっとつかむと、抱きつくマイヤとともに風呂へ入って行った。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 その宿の共同浴場は、男女が同じで湯船は5人ぐらいが入れる程度の広さであった。宿の者の話では、旅人にはあまり知られていないが温泉を引いているのだとか。

 

「ふうん。しっかしきったないね」

 

 湯にはたくさんの垢が浮いていた。がさつな傭兵や騎士や下男が入ると、大抵こんなものであるとヴィクトリアは嘆く。

 

「ヴィヤーサが見たら嘆くだろうね。きったねえのは地元だけにしてくれとかなんとかさ」

 

 見事な裸身を顕にし、大きな乳房を抱えるようにして女戦士は腕を組んだ。ヴィヤーサは不潔な者ばかりが住むシマナミスタンの出身だ。

 

 イズヴァルトは、マイヤが女戦士のおっぱいを穿つように見ているのを気にしながら、同じ部隊にいる亜人2人について聞いてみた。

 

「ヴィヤーサどのとロシェどのは確か、別の宿でござったな?」

「風呂だけ借りて野宿さ。あいつらは寝袋を持ってきているからね。星空を見ながら寝るのが大好きなのさ」

 

 ちなみにだがこの時ヴィヤーサは、別の女戦士2人と星空の下で腰を振っていた。ロシェも酒場で知り合った村娘と性器でのお付き合いの真っ最中。

 

「さあほら、身体を清めるよ。アタイたちはちゃんと身体をきれいにしてから湯につからなきゃね」

 

 ヴィクトリアは桶を持って洗い場の湯口に行き、汗ばんだ身体に何度もかけ始めた。石鹸を備え付けの長柄のブラシにつけ、がしがしとこすりつけて身体を泡立てた。

 

 イズヴァルトも続く。マイヤが洗いっこをしようと申し出たので彼女と交代で背中を拭う。

 

 こんな時によく『吸精おしゃぶり』を受けたりするのだが、今夜はそのつもりは無かった。いや、少なくともイズヴァルトはそうであった。

 

 イズヴァルトは背中の垢を落とした後、自分で前を洗うつもりだった。しかしマイヤはいつの間にか、石鹸を手に持ってイズヴァルトの股間に手を添えていた。

 

「イズヴァルト、ここも精液くさくってきたないから洗ってあげるね!」

「わっ! そこは自分でするでござるよ!」

「いいからいいから!」

 

 マイヤは強引にも石鹸まみれの小さな手で、イズヴァルトの股間をやさしくもみ始めた。

 

 止めようとすると片方の手ではらいのけられ、小さな幼子の手でペニスをいいようにいじくられてしまう。皮をめくられ、包んでいた裏側と亀頭の雁とをこすられると、イズヴァルトはくらくらとなってしまった。

 

「うう。みんなが使うお風呂場で出してはいけないものを出してしまいそうでござる……」

「気にしない気にしない! おちんちんの奥に貯まった垢も出してすっきりさせようよ!」

 

 マイヤにきゅこきゅことしごかれて、イズヴァルトのペニスは猛り狂ってしまう。それを見たヴィクトリアはひきつった笑みを浮かべていた。

 

「いやあ。でっかいと思っていたらそれぐらいあるとはねえ!」

「いや。その。あのう……」

「なーにかまやしないさ。アタイも荒くれどもと一緒に風呂に入った事ぐらいはあったさ。中にはボウヤより、とんでもなくでかいのも見たよ」

 

 ヴィクトリアは泡のついた身体を湯で流し、洗髪に取り掛かりながらイズヴァルトとマイヤのお遊戯を見届けた。

 

 ペニスはいよいよ高々と持ち上がり、泡にまみれた付け根は脈を打っていた。

 

「ううう……」

「さあ。出してすっきりさせようよ!」

「承知したでござるよ……ううううっ!」

 

 可愛い掌にもて遊ばれながら、イズヴァルトのペニスは精をたっぷりと打ち放った。入浴場に濃い夏草のにおいが立ち込める。

 

 あまりにも強いにおいなので、ヴィクトリアは浴場の窓を開けた。外をちらと見れば宿屋の若い手伝い人が、こっそりと覗いて伺っているのが見えた。

 

「ほらほら。アンタが好きなもんを見せてやるよ?」

 

 ヴィクトリアはおっぱいを露わに出し、相手を驚かせる。若い男は驚いて去ってしまった。

 

「……いくじがないねえ。乗り込んでお背中流しましょうかとか言ってくりゃいいのにさ?」

 

 そう思うよね、と従者2人に呼びかけると、イズヴァルトは呆けた顔をしてうなずいた。

 

「つかれたでござる。とにかく湯につかりたいでござるよ……」

「わかった。おいマイヤの嬢ちゃん。ボウヤのちんちんをいじくるのはそのぐらいにしときなよ?」

 

 まだ手を動かして射精させようと試みていたマイヤは、「はーい」と答えて自分の身体に湯をかけた。

 

 イズヴァルトがマイヤを抱き上げて湯に浸かる。ここのは温泉で気持ちが良かった。ヴィクトリアに打ち据えられたところの痛みも、こころなしか薄らいでいくかの様に見えた。

 

 髪を洗い終えた後、ヴィクトリアは抱き合って湯に浸かるイズヴァルトとマイヤの側に座った。

 

「ふう。いい湯だねえ。……で、その歌は?」

 

 少年騎士と侍女は、同じ歌を合唱していた。ばばんがばんとくりかえし、いい湯だなあと何度も唱える。

 

 それから『のぼりべつ』だの『くさつ』だの『べっぷ』だのと、わけのわからぬ言葉を口にしていた。

 

 わかるのはイズヴァルトはとても歌がうまいこと。マイヤはどうにも音痴である。

 

「そりゃあなんだい?」

「マイヤの前世の世界での歌にござるよ。一緒にお風呂に入る時はこうして湯につかりながら歌うでござる」

「ふうん。わりかしいい曲と詩だねえ。なんかしらんけど風情ってのがある。ところで嬢ちゃん。前世と言っていたけどアンタ、転生人だったのかい?」

 

 物珍しそうにヴィクトリアが顔をのぞき込むので、マイヤははっきりとうなずいた。

 

 ヴィクトリアは思わずマイヤの手を取ってしまった。それから驚くべきことを彼女に告げる。

 

「アタイは何人か知っているよ。中には一緒に戦場を過ごしたやつもいた……」

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 前世の記憶を持つ者、転生人についてヴィクトリアは語る。サイゴーク大陸には少なくとも自分から公言しているのは何人かいると。

 

「その誰もが貴族や富豪。はたまた魔法使いだったりするね。アタイの母国のヒッジランドにもいたよ」

 

 その人物はヒッジランドの都・ミョージバーグで大きな羊毛商を営んでいた。隣国のイーズモーやイナーヴァニアまで脚を伸ばし、大きな利益を得ていた。

 

 他にも水路や堤防の技師や料理人。はたまた、イーズモーで最近開発された電信網の設計者など。くすぶっている者は誰一人いなかった。

 

「大抵はよいところの坊っちゃん嬢ちゃんの出自らしいね。前世で身につけた知識や技能とかで大活躍していたよ」

「そうなんですね! 私も大学者になる夢があるんです!」

 

 嬢ちゃんならどすけべの業界のトップを狙えるのに、とヴィクトリアが皮肉ると、マイヤは彼女の身体にひっつき、股のあたりをいじくった。

 

 イズヴァルトに3回も果てさせられたから陰唇は至極感じやすくなっていて、ヴィクトリアは思わず喘ぎ、なすがままにされて身体を震わせ、悩ましいため息をついてしまった。

 

「ふう……嬢ちゃんはこっちのほうも得意なのかい?」

「ヴィクトリアさんがおちょくるからですよ!」

「そいつはすまないね。で、その転生人というやつだけど流れの戦士の中で1人、とんでもなく強いのがいるのさ」

 

 その人物の名を告げる。スーエイニアでの大戦争で知り合った女魔法戦士がそれだと。

 

 同い年だがあちらは背が低く、胸と尻が小ぶりなので少女に見える。けどすでに子供がいるという。

 

「ほう。なんという名前でござったか?」

「姓も教えてくれたよ。エレクトラ=ガモーコヴィッツ。剣も槍も長けてて抜け目がない。アタイが死んでもこいつだけは生き残っているだろうと思わせる様な姉さんだったさ」

 

 その女はイーガ人でかなり良いところの兵士団に所属していた。かつては王国屈指の魔法戦士になると将来を目されていた。

 

 なのに国を出て流れの傭兵をやっているのがヴィクトリアには理解できなかった。ただヴィクトリアは、その人物がある密命を受けて旅をしているのではないのかとつぶやいた。

 

「イーガって国は世界中に忍びを放っているらしいね。あの国にはそういう連中を扱うのがとてもうまいやつがいるらしいよ。特に……」

 

 イーガの王族達は代々、諜報や謀略に長けたものばかりだと聞く。あそこにはあんまり近づかないほうがいいかもしれないねえ、と彼女は2人にささやいた。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

 翌々日。イズヴァルト達はシジョーナワテの砦にたどり着いた。総勢2万5000の軍勢を指揮する各部隊の隊長らは、この戦いの総指揮官であろうホーデンエーネンの王から、これから行う作戦を聞かされた。

 

 まず、この砦の北方にあるアカサカチハヤ山地の入口、トンダバヤシを占拠。その次にザービ渓谷を抜け、更に北のカーナン盆地を制圧する。

 

 カーナン盆地からさらに100キロ北に行った先にある、アカサカ高原とチハヤ大山こそがこの山地の中心。

 

 魔竜たちはチハヤ大山近辺を根城にしていると聞く。そこにはまるで見たことが無いような大要塞が魔物たちの手によって築かれているのだとか。

 

「その城塞をサイカノマゴイチらは、『コンゴウアミダラデン』と呼んでいるそうです」

 

 国王おつきの軍師が告げる。何故だか訳の分からん名前だな、と将官たちが口々に言うが、王はそこまで攻めたてることはまずしない、と皆にふれた。

 

「ここで本当の目的を教えよう。こたびの遠征は魔竜討伐を題目としているが、何もきゃつの首をとるつもりは無い」

 

 あたりがざわつく。アカサカチハヤの地の奪還こそがこの遠征の目的では無かったのか?

 

「魔竜がどれほど強いかはまだわからん。しかし一戦仕掛けてきゃつに手痛い一撃を食らわせる事はできるだろう。余は多くは望まぬ」

 

 遠征を企図した歴代の王達は、コンゴウアミダラデンに辿り着く前に痛恨の一撃を受け、涙目になって逃げ帰った。

 

 しかしジュンケイン王は武断かつ慎重。今度の戦争を国土拡張のみを主目的にすると軍師や廷臣らと語らい、胸に秘めていたのだ。

 

「余はあくまで、トンダバヤシ、ザービ、カーナンを得て、アカサカチハヤを不当に占拠する魔竜めらの喉元に刃をつけて脅す、というのが目的である」

 

 故に、魔軍との会戦にあたっては各自、つとめに励んでほしい、と王は結び、座から立ち去って行った。

 

 この軍の統率を一任されている老将が皆に呼びかけ、「これより出陣する、と広場で待つ皆に呼び掛けるぞ」と言って外に出た。

 

 広場の櫓に登った将軍が見下ろすのは、精鋭5000を中核とする大勢の勇士たち。

 

 大音声(だいおんじょう)で叫び、閧の声を挙げさせると、一番後ろの集団から先に、城門から出て行った。

 

 その中に少年騎士・イズヴァルトの姿があった。

 

 国王から拝領した銀色に輝く鎖帷子。やや錆びかけた鉄兜といった軍装を纏ったヴィクトリアに目配せをされながら、彼は後ろのマイヤにしがみつかれて馬を歩ませる。

 

 向かう先は魔竜の版図。そこで彼に、何が待ち受けるであろうか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。