聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
「き、貴殿は!」
「ヒッターチのシゲニウス皇子か!」
どよめきは騒ぎとなった。国賓級の来客、あるいは超大物の首がすぐそこにいるということでだ。
この小姓こそヒッターチの皇太子、シゲニウス=アルゲアスその人であった。齢15にしてホージュリアの夫。近隣諸国からは末恐ろしい若君として畏怖されている。
ヒッターチの軍団の1つを預かり、数々の合戦で武名をあげたという。もっとも、皇子に優秀な指揮官や武将がついたからでもあったが。
「シゲニウス=アルゲアス……だれだったっけ?」
大あくびしながらオーダレイオス2世が近侍に尋ねた。ヒッターチの皇子だと改めて聞いたら、己の股間を触りながらこう命じた。
「捕らえて殺せ」
「聞かなかったことにいたします」
「ああ、もう……」
オーダレイオス2世は立ち上がり、シゲニウスらを指差して廷臣らに命じた。討て。しかしその場にいた白馬騎士団の大将の1人がすぐに怒号を放った。
「黙れ、小僧!」
オーダレイオス2世は近侍に無理やり座らされ、手で口を封じられた。彼はようやくわかった。自分はただのお飾りであることを。この事を大いに喜んでいた。
これなら安心して政務を廷臣らに放り投げ、自分は美食や女漁りに専念できる。そう思うと勃起し、女を抱きたいと渇望した。
尊き皇帝は尊き血筋をできるだけ多く増やすことにかまけていいのだ。暗愚な帝になる未来がこれで決まったのだ。
皇太孫の様子をうかがい、イズヴァルトは判ってしまった。ツックバーがヒッターチを打ち滅ぼす事は到底ござらぬ。対してシゲニウスは小姓に姿をやつし、ツックバーに飛び込んだ。
「われこそはシゲニウス=アルゲアス! ヒッターチ帝国皇帝、アキレウス=アルゲアスが一子! ゆえにわれこそがヒッターチの代理であること、お認めいただきたい!」
あいわかった。ツックバーの重鎮スガヤツク公が返答した。他の皇族衆や丞相らがうなずけば、シゲニウスの申し出は叶ったも同然だ。
まずは宰相が尋ねた。ピサロ=アマルフィに知らされたと聞いたがどういうことか。
「何を隠そう、ハッタール殿御在命の頃は、ピサロ殿が私との連絡役を務めてくれたのです。ハッタール殿は素晴らしきお方であった……ヒッターチを滅ぼせる英傑を、貴国らは失われた」
お世辞である。しかしハッタールには乱世の英雄の資質があった。シゲニウスはこれが友好の印であったと、部下が持っていた鞄を重臣らに差し出した。
ハッタールの筆によるヒッターチへの書簡と書籍だ。書籍はどれも、ハーフリングの少女がニンゲンやエルフの少女達といちゃいちゃする、『百合絵物語』であった。
彼等はページをめくり、女の子の裸の絵が描かれているところにかぴついたシミがついていたのを見つけてどよめいた。
春画や卑猥な人形に、精液をかける悪癖をとある人物が持っていたと存じていたからだ。
「こ、これはッ!」
「ハッタール様が子供の頃に読まれていたものではないのか!」
その通り、とシゲニウスは真顔で答えた。ハッタールからは友好の印として、秘蔵のずりネタを贈られたのだという。
こちらもエルフの幼女が大人の男を『わからせる』春画を贈ったと答えた。
「私が贈った書についての、ハッタール殿のその返事がこうであった。きさま、『ドえむ』だな! 否定はしない。何故なら本当のことだからだ」
シゲニウスはきっぱり言った。オーダレイオス2世はものすごく嫌な顔をする。息子の自分でも引く、父親の性癖を開陳されたり、この皇子の変な趣味についていけなかったからだ。
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和議についてのは話し合いが始まり、ツックバーとヒッターチの間で不戦条約が締結された。ヒッターチの皇太子はツックバーの重臣らに尋ねた。
「私が招聘したサガミニアのエルフ達と、訪問に向かった妻のホージュリアがこの国に来ていると聞いたが、このまま連れて行ってよろしいか?」
重鎮・スガヤツク公が答えた。明日の朝にでも連れて出発なされると良い。それに廷臣達の何人かが反対を述べた。ヒッターチの懐にあの虎どもを預けるつもりか?
武勇や魔法の恐ろしさがどうのこうのとまくしたてるが、スガヤツク公やまともな方の廷臣らは気づいていた。ツックイーのエルフ達を手放したくないのだな、と。
「だまらっしゃい! そんなにエルフの妾が欲しくば、ミナッカミニアまで脚を運び、キファニア様にかわいいメルビナを賜った私の様に労苦を厭わず動いてみせよ!」
反対派は黙ってしまった。エルフとの娘を可愛がるどころか、父子相姦の噂も出ているスガヤツク公の身の上を思い出したからだ。
メルビナは父親や兄達のちんぽを、『ハリガタ』代わりに使う事がよくあった。その証拠にオーダレイオス1世の『懲罰』の折、あの太ましいペニスを股がすんなりと飲み込んだ。
皇帝に貫かれてみっともなくあえぐメルビナは、とてもいやらしかった。童女もなかなかにいいものだと彼らは思っていた。
まだ小便器が細い少年の頃に同じ年頃の女召使いを性交相手にしていたことを思い出す。そこにスガヤツク公がこうも告げた。
「ウマヤーノにはハーフエルフの女の子が孤児院がわんさといるぞ。どれも愛らしい」
「なに! そうだったのでございますか!」
「あのままではいずれ、ハーフエルフの価値がわからぬウマヤーノのバカども相手の『
養女というが、とどのつまりは妾である。スガヤツク公はハーフエルフの孤児3人に、一斉に亀頭をぺろぺろさせる愉しみもやっていた。
ひどいことを聞いたとイズヴァルトはうんざりしながら、シゲニウス皇太子を目にした。スガヤツク公の話を聞いて気分を悪くしていたようだ。
会議が終わって調印が終わると、早速シゲニウスがイズヴァルトのところにやって来た。ホージュリアに会いたいという。
「ホーデンエーネンのイズヴァルト。すぐにホージュリアに会わせていただきたい」
「へ。へえっとでござる……」
「貴殿らやマリア殿やパオレッタ殿らがいる。つまりは彼女が提案した南のエルフを捕らえて兵士に仕立てる、という策があたったということだろう?」
あれれ? イズヴァルトは思った。ピサロはちゃんと話してくれたのだろうか。ホージュリアはエルフたちを捕まえて従わせたのではない。逆に虜囚になったと。
「そ、その話でござるが……」
「ホージュリアの活躍についてはまた後でいいから! だから今すぐ会わせてくれ!」
「わ、わかったでござるよ」
イズヴァルトは会議場の休憩所でマリアと茶を飲み、怪しげな葉巻を吸っていたパオレッタに尋ねた。
「シゲニウス殿下がホージュリアどのにお会いしたいらしいでござる」
「今夜はまだ、マルカスさんのところズラ」
「……マルカス? あのエドニア屈指の傭兵隊長もホージュリアは従えたというのか!」
シゲニウスは目を輝かせた。そうではないでござるとイズヴァルトは言いたかったが、皇太子は自分の妻がどれほど素晴らしいかを勝手に語り始めた。
「僕とホージュリアが出会ったのは4年前だ。まだお妃候補が決まらなかった僕に、ホージュリアの父上が彼女に会わせてくれた……」
場所はオアラポリスの北にある平野。そこに天幕を張ってホージュリア達は待っていた。しかし最初の出会いが見合いにふさわしい代物ではなかった。
シゲニウスの一行を見つけると、ホージュリアは馬上の人となり矢を射掛けた。矢が見事にシゲニウスの右肩に刺さった。
ただ、厚手の服を着ていたし威力もなかったから、皮膚を少し傷つけるぐらいであった。
「我が名はホージュリア! アンコティノトンのシゲニウスとお見受けする! 次は心の臓を狙う! 討たれたくなくば私を討ってみせよ!」
皇太子による大逆である。ホージュリアの実家は皇帝家の遠い親戚でもあるが、逆らったら一族郎党皆殺しだ。シゲニウスの部下が射掛けろと命じようとした。
「しかしだな……僕はいたく感じ入ってしまったんだよ。こんなに元気な、しかも勇ましい女の子を是非ともお嫁さんにしたい、と……」
「は、はあ……さようでござるか」
シゲニウスはホージュリアを撃とうとする部下たちをとどめた。あっぱれ。立派なおなごなり。きっと強い子どもを産んでくれることだろう。
喜んで扇を持ってひらひらとさせると、あろうことかホージュリアは馬上組打ちをけしかけてきた。7歳の女の子に完膚なきまで負けた。
「弱い! 無様なりシゲニウス! これが私の夫になる男か!」
馬から引き倒され、革靴で足蹴りにされながらシゲニウスは喜んだ。素晴らしい。こんな女の子こそ皇帝家の妻にふさわしいだろう。
「その時のホージュリアは呆れてたよ。これでは私が将来の背の君を育てなければならないな、とね」
「ホージュリアさんはやっぱり健気なおんなのこズラな?」
「ほうズラ。献身的ズラよ」
「そ、それで見合いがうまくいったのが解せぬでござるが。いろいろあって、エルフどのらを捕まえる策をホージュリアどのは申し出たというわけでござるな?」
そのとおり。シゲニウスは自慢げな顔だった。どうせツックイーのエルフは300人もいないだろうから、騎馬の民2000人もいれば容易に捕らえられるだろうと旅立つ前にホージュリアは言ったそうだ。
「ナメすぎズラな。で、おまん、オラ達がここに何人来ているか存じているズラか?」
「ピサロから聞いている。そこそこ来ていたとな」
「雑すぎでござるよ、ピサロどの……」
それよりもホージュリアに会いたい。シゲニウスは心をときめかせ、鼻息を荒くしてイズヴァルト達にせがんだ。マルカスが借りている一室の前に連れて行った。
「お” お” お” お” お” お” お” お” っ……!」
太く長く、引き裂かれるぎりぎりの太いものに貫かれている声が響いていた。扉の隙間からマルカスの大きな身体が放つ熱気が放たれていた。
「お” お” お” っ……!」
「すごい声だね? 肩でも揉まれているのかな。マルカス=サダルファスはあんまの達人だったのだね?」
「お” お” お” っ……!」
「ちがうでござる」
「お” お” お” っ……!」
「なに、違う? 母上が整体師から施療を受けている時、こういう声を出していたな。イズヴァルト、マルカス=サダルファスは貴公といい勝負の、力自慢の大男だと聞いていたぞ、僕は」
「お” お” お” っ……!」
「ではござるが、まあしかしこれは、あんまとは違うものでござるよ?」
「お” お” お” っ……!」
「なに、あんまと違う? だったらツボを押されているのかな。父上は病気がちになってから、ツボ押し師の治療を受けるようになった。ホージュリアも長旅で疲れて、ツボ押しを受けたく成ったに違いないな」
「お” お” お” っ……!」
「だから、ホージュリアどのはあんまもツボ押しも受けておらぬでござるよ」
「何ばかなことを言っているんだ? とにかく入って会おう。ホージュリアの顔を見たくてたまらないんだ」
シゲニウスは嬉しそうに扉を開けた。果たしてホージュリアの姿はあった。全裸で少し脚を開いた格好でうつ伏せになって寝台に寝そべっていた。
彼女の腿にまたがったマルカスが長く太いペニスを背後から挿入し、膣の感じるツボや凝りをぐい、ぐい、とマッサージしていたのだ。
「お” お” お” っ……! お” お” お” っ……! お” お” お” っ……! お” お” お” っ……! お” お” お” お” お” お” お” っ……!」
ホージュリアの白くて小さな背が反って、絶頂の声があがった。どうだ、とマルカスが問いかけるとホージュリアはよだれを垂らしながら答えた。
「き、きちゃいましゅたー!」
「何が? 何が?」
「あそこのおくがじんじん、びくびくとしたのがざばーんと!」
「おうおう。またイキやがったな嬢ちゃん。ほれほれ。もっと感じさせてやるよ?」
「お” お” お” っ……!」
扉が開いたのに気づかず、マルカスはたくましい尻を動かし、ペニスでさらに膣内をまさぐった。ホージュリアは幼膣をじゅぷじゅぷと鳴らしながら悶え続ける。
それを見ていたシゲニウスの顔は凍りついていた。まさかマルカスを切り捨てるかもとしれぬと恐れたイズヴァルトは、妃を間男に寝取られた皇太子を止めようとするが、さて。
その続きについてはまた、次回にて。