※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

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第十六回 上

 金色エルフ達の人足達に、魔道要塞の発掘をさせているコーガ王国の『大御所』ことヘファイスティオンと後ろに控えていた女。

 

 発掘現場を見学する彼らには、もう1人連れがいた。たいそう気が弱そうな顔の文官服の男。『大御所』お付きの秘書であった。

 

「大御所様。この魔道要塞、通称サイコ=ロップスの発掘及び修繕について、王国議会でいかように報告すればよろしいでしょうか?」

「あ。公式書類には絶対に軍事目的だと書くなよ? ツックバーとウツノミーアを刺激したくない。状況が悪くなったらヒッターチやオータニアからも追求されるだろうし……絶対に軍事目的とするな。2度言ったぞ?」

 

 ヘファイスティオンは、報告書にこう書けと命じた。我が国の歴史的史跡の調査及び、もし稼働するならば観光目的の運用を行う。戦闘行動には断じて使用しない。

 

「かきかき……これでよろしいでしょうか?」

「うむ。良いだろう」

「念押しというのはどういうことなんですかねぇ? ツックバーが折れた今、コーガに疑いの目が向けられない様にしたいというわけですかい?」

 

 にやつきながら問いかける女に、ヘファイスティオンは目の前の壁に右手を当てた。

 

「どこの国にも賢いやつが必ず1人はいる。となれば阿呆なオーダレイオスを『おみやげ』で釣ってだまくらかした事ぐらい、すぐにばれるだろう」

 

 ヘファイスティオンが掌をつけた左横に、いつの間にかぽっかりと穴が空いていた。そこから奥は廊下になっており、足元にほんのりと紫色の灯りが光っていた。

 

「と、なりゃあですよ。わたくしはぞんじませーん、と言う為の方便を、さっさと見繕っとこうっていうことですかねぇ?」

「そうだ。この発掘要塞はあくまで『魔法文化研究』と『考古学』の一環としてやったこと、と諸外国に広めるのだ」

「……実際は、西のエドニア=キーヌ大河を渡った先にある、オータニアを攻める為だったでしょうに?」

 

 ねとっとした声で女が呼びかけると、ヘファイスティオンはごふっ、と咳払いした。それこそがそもそもの真の目的だった。

 

 カントニア大陸中部を分かつ大河川・エドニア=キーヌ大河は、その周辺を肥沃に至らしめた。コーガは小国ながら大陸屈指の農業国だ。

 

 しかし大河の反対側には、コーガにとって不倶戴天の敵がいた。農業も充実していれば軍事も万端。大陸第2位の精強騎兵団を擁するイワッキ=オータニアであった。

 

 オータニア国の北部には、クリハスティヌスという大陸で最も豊かな地方がある。大陸中北部の河川交通の要で船銭も多くとびかっていた。

 

 コーガとオータニアは、北のウツノミーアも巻き込む形で古い時代から争奪戦を行っていた。

 

 コーガが半ば属国であるウツノミーアに攻めさせ、オータニアがそれを迎え撃つ、といった格好だ。

 

 戦争は必ず、コーガとウツノミーアの連合軍が負けた。コーガは兵士の数が少ないし、ウツノミーアは猪武者ばかりで、いつも無用な突撃ばかりを繰り返してしまう。

 

 戦法も時代遅れだった。平和なコーガはともかく、喧嘩自慢の『サル山』の大将ばかりがモテる野蛮なウツノミーアには、兵法の研究者は育っていなかった。

 

「そいで、この魔道要塞をクリハスティヌス奪取の為に使いたかった、ということですかね。もちろん、最終的にはオータニアの都、カスカヴィアンもその手に収めようと?」

 

 そういや、と女は書記に聞こえるようにささやいた。そんな話を誰かさんの寝物語で、聞いたことがありやんしたねえ?

 

「うおっほん! クリハスティヌスは夢のまた夢だ! オータニアには同盟国のオーシタニアやエドニアがある! それ全部、眠たい頭でぼやいた妄想ということにせよ! ほら、書記係!」

「はい……かきかき」

「うむうむ。ようし。さて、今日は直し終わったところを隅々まで案内しよう」

 

 ヘファイスティオンは女と書記を連れて要塞の中に入った。3人が入るとすぐに壁が閉じた。ムサシノ帝国の超魔法技術である。

 

 一本道の廊下を進むと要塞の中心部に入った。中は広い空洞となっており、動力炉は無かった。代わりに上下につながる、透明の大きな筒が存在した。

 

「ありゃあなんです?」

「浮遊昇降機だ。この要塞の操縦権を持つ者が念じれば、上にも下にもいく。私が行きたいのは上の階だ」

 

 ヘファイスティオンが念じると、透明な筒に入り口となる穴が現れた。彼と他の2人がその中に入ると、3人とも上の階へと浮遊する。

 

「へえ。あっしの前世にあった『えれべーたー』みたいですねぇ」

「イーガ王国にも似たようなものがあると聞き及んだぞ?」

「へへっ。よくご存知で?」

「お前が寝物語で話してくれたではないか。忘れっぽいのだね?」

 

 そりゃそうでした、と女が少し舌を出して照れ笑いする。彼等は要塞の、一番上の階に出た。柱1つ無い空間。蛇口が並ぶ洗い場や、広々とした沐浴場があった。

 

「ここ、どういうところだったんですかい?」

「本にも書いておらんかった。しかしこの要塞で働く者の風呂場であることは見てわかる……おい」

 

 ヘファイスティオンは書記に、ここで待っているように命じた。ここからは2人だ。寒くもなく、暖かくもない空間を進むと、簡易ベッドが置かれている一画があった。

 

「めずらしい場所を案内してやった以上、それ相応の礼を頂きたいのだがな?」

「へへへ。もともとそういうつもりだったんで?」

「物分りが良すぎだ、エレクトラ。素晴らしい逢瀬を計画した男の沽券を、もう少し尊重してくれないかね?」

「そりゃあお生憎様、ってところでしたね。えへへ」

 

 えへらえへらと笑う女武芸者装束の小柄な金髪の美女。彼女こそがイズヴァルトと因縁があるイーガの女間諜、エレクトラ=ガモーコヴィッツその人であった。

 

 彼女は槍を床に置き、革鎧と衣を脱いでグローブを外した。均整がとれた細身の裸身がヘファイスティオンの目の前にあった。

 

 しかし右腕は手首から先が無かった。グローブがそのまま義手だ。隠し刃を収めた暗殺にも使える魔法のからくりが仕掛けられていた。

 

「もっと近づけ、エレクトラ」

 

 彼女が一歩近づいた。小ぶりだが、触れば充分に柔らかい乳房にヘファイスティオンは手を伸ばした。彼の小さな手が、エレクトラの小さな乳房を包んだ。

 

「乳房は小さめ。乳首もまた同じく。しかしだ。お前のこれはいつも、さわり心地が良いものだ」

「ははは。大御所さま。さっさとあたしと天国にいっちまいましょうや。その衣を脱いじゃいなさいよ?」

 

 わかっている。急かすな。ヘファイスティオンは自ら服を脱いだ。子供の様な骨格だが中年の様なたるみがあちらこちらに目立つしわやしみが、腹や太ももに目立っていた。

 

 しわやひげがあるが、子供のような、と形容される身体であるが、股間にぶらさがっているものは大人サイズだ。

 

 怒張して淫水焼けした亀頭がむき出しになっている15センチほどのペニスと、伸び切ってぶらんと揺れる、大きな陰嚢があった。

 

 エレクトラが寝台に腰掛け、ヘファイスティオンに抱きついた。ちょっと待て、とヘファイスティオンは念じた。

 

「天井を見ろ」

「ありゃあ! お空が!」

 

 見上げるエレクトラの視界には、冬のコーガの曇り空が見えていた。ここはちょうど要塞の天井部分にあたるとコーガの元王は言った。

 

「天窓というやつだ。ちなみにだが中から外は見えるが、外から中は見えない。外から見るとただの石畳の様だった」

「ほう。こりゃあすごい技術ですねぇ! 姿隠しの魔法の応用でしょうかね?」

「どちらかというと擬態の魔法の応用みたいだ。ほれ。しっぽりと睦み合おうぞ?」

 

 ヘファイスティオンがエレクトラの秘部に手を添えた。整えられた金色の陰毛の奥はぬめっていた。

 

 幾度もの夜で自分の陰茎を絡みついて悩ませた彼女の陰裂とその奥を指でくすぐると、エレクトラは喘ぎながらお返しを始めた。

 

 右手首の先、丸まったその皮膚でヘファイスティオンの勃起を弄り始めた。快感とともにぴりりとした妙な刺激を感じる。

 

 心地よい。陰茎がすぐさま精液を放ってしまいそうなぐらいである。さては。彼は右腕をさすってみた。

 

「微弱な電撃の魔法をかけているな、これに?」

「へふふ……ほんのお返しですよ?」

「なら、こっちもそうさせてもらおうか?」

 

 ヘファイスティオンは掌でエレクトラの陰裂を覆った。強く念じるとエレクトラはびくっとなって呼吸を荒くした。掌で揉んでクリトリスの周囲にも電流を与えた。

 

「あっ……! あっ……!」

「性愛に魔法を使うのは禁じ手と言いたいが、魔道使いだからこそできる技。エレクトラ。お前ばかり攻め手にはさせんよ?」

「あぐぐ……へへっ。えへえっ」

 

 みっともなく笑いながらエレクトラはヘファイスティオンの唇を塞いだ。そのまま手を払って彼の勃起にむしゃぶりつく。

 

 舌にも刺激を与える魔道が仕掛けられていた。もともとの技巧もさることながら、完全に放たせにかかっている仕掛けである。

 

「おおっ。いいぞ、いいぞ……」

 

 エレクトラの陰部を心地よくしていたヘファイスティオンの手が止まる。唾液でぬめった舌と唇の柔らかみ。それから舌先からの魔道の刺激に酔いしれた。

 

 陰嚢が動き、陰茎の根元に重い痺れを感じた。果てる事にちゅうちょはしない。果てる回数の少なさで勝負をしていない。ただただ、戯れてただれたいのだ。

 

「おおっ。くるぞ……」

 

 ヘファイスティオンの先端に、快感が何度も起こった。ごくりと音を鳴らしたエレクトラはぬめったペニスを離した。今度はヘファイスティオンの番だ。

 

 彼女は寝台に寝転がった。ヘファイスティオンが股に顔を埋め、充血して紅色になった陰裂を舐め始めた。じっくりといたぶるような舐め方だ。

 

「ああっ!」

 

 ヘファイスティオンは可愛がられるより、こうして攻めていたぶるほうが好きだった。右手の人差し指に魔法で電気を帯びさせ、クリトリスのまわりをなぞった。

 

 エレクトラは嗚咽しながら何度も下腹をうごめかした。びくっ、びくっと陰裂が開いたり閉じたりして、とろりとした愛蜜をこぼした。

 

 大王はそれをすすった。金色エルフの女やゴブリンの女のそれと同じ様な風味だ。愛液はゴブリンのが好みだった。大抵はかぐわしい、ヒノキ材の様な香りがするからだ。

 

 音を立てて愛液をすすった。そうすることでエレクトラの聴覚を刺激させるのだ。陰裂を舐め、クリトリスの周囲にも舌を這わせて彼女を絶頂に導いた。

 

 果てたエレクトラの全身は汗びっしょりだった。熱くなった身体に覆いかぶさり、奥まで沈み込ませた。

 

 ムズムズするような感触がペニスに襲いかかった。彼女が内性器に仕込んだ麻薬のせいだ。男を感じさせ、容易に射精させる薬が奥に塗り込めてあったのだ。

 

「エレクトラ。お前は毒蛾の様な女だな?」

「くふっ。うふふふ……」

 

 さっきまでのおどけた口調と違い、つややかな笑み声がエレクトラの口から漏れた。いよいよスパイの、人のかたちをした蛇や狐の本領発揮だ。

 

 男と繋がり、1つになって交歓する時のエレクトラは女の顔になる。快楽で心を許し合い、同調することで相手を蕩かす。この女のやり口でもあった。

 

 腰を動かす。少しぬちょりとやっただけでもペニスは過敏に反応してしまう。起伏ある膣道とぬめったこすりあいにヘファイスティオンは夢中になった。

 

 しかしである。いつ抱いてもこの女の膣はおぞましい。麻薬壺に突っ込んでいるようだとヘファイスティオンは思った。

 

 それもそのはず。エレクトラはスパイになった頃から己の身体に毒物を投与し続け、『男好み』の内臓とするように作り変えていたのだ。彼女との性交に夢中にならない男はいなかった。

 

 色っぽく喘ぎながら自分からも腰をくねらせ、臀部を引き締めてひねり出させようとする。彼女の身体は細いわりにみっちりと鍛えられていた。

 

「た、たまらない……」

 

 ヘファイスティオンが大きなため息を漏らしながら、エレクトラの中で果てた。彼女は彼の背中に手を回し、射精してもなお硬さを保ったまま、ぐい、ぐい、と動くペニスを感じ続けた。

 

「本当に、元気なんですねぇご隠居様?」

「私はまだ出せるぞ? 今度はお前と一緒に果てるつもりだ!」

 

 ヘファイスティオンは出来るだけ深く突っ込んだまま、小刻みに腰を振り始める。下腹を出来るだけ密着させてエレクトラの会陰を刺激した。

 

 エレクトラも相手を強く抱きしめながら励んだ。奥の刺激を受けての悦の波の予兆を感じる。ヘファイスティオンの陰茎は次の射精に向けて膨らんでいた。

 

 2人は息をあわせる。互いの性器が甘い痺れを覚え、臨界へと昇り始める。ため息。抱擁。互いの体温をしっかりと感じながら終わりへの放熱を同時に為した。

 

「……あっ!」

「うおおおっ!」

 

 一斉に天国の扉を開きながら天井を見上げた。天窓には誰かわからぬ尻がどでんと現れ、大きく広がったアナルが口を開いていた。

 

「は?」

「へ?」

 

 ゆで卵のようなつるんとしてむちんとした、でっぷりとした白いお尻であったが、男のものだった。

 

 砲丸の様にでかいきんたまを2つもぶらさげた、ぶらんとした金玉袋にぶっとい陰茎が。その亀頭はやけに丸々としていて福々しく見えた。

 

 尻穴がぐわっと広がり、奥から何かをのぞかせる。むりむりむり、ぶりゅ。大量の茶色い糞が勢いよく放たれ、視界を汚してしまった。

 

「なんでしょうかね、ありゃ?」

「うううむ。あの金玉とでかい尻。私は見覚えがあるんだが……」

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