聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
かくして長い旅を終えてカサマクロスに到着した。帝国の中西部の街で、ツックバー領を突っ切り西にずっと向かえば、コーガ王国にたどり着く。
ヒッターチの城市はその周囲の畑や牧場を土塁で囲み、攻めにくく造っていた。カサマクロスはひとまわり大きな城市で、大要塞さながらであった。
車道は馬が歩きやすいように硬い土を盛って造っていた。道の隅のあちこちで子供たちが尻を向けてうんちをするのは、ツックバーではあまり見なかった光景だ。
「石畳は使わぬのでござるか。シゲニウスどの?」
「ああして子供たちや馬のお便所にもなるから、石畳だと何かと始末が悪い。肥やしの回収業者がいるけどね。ホーデンエーネンは下水道はあったかい?」
「サイゴークやイーガではござったが、ホーデンエーネンも一部は垂れ流しでござるよ。ナントブルグの下町は特にひどい。せっかちなお人が窓からおまるの中身を外にぶちまけていたことなど、多々あったでござる」
しかし自分が借りていたアパートは、便所があった。かわいいマイヤが便器にしゃがみ、うんちやおしっこをするところをじっくりと眺めるのが目の保養だったとイズヴァルトは懐かしんだ。
「……見たりするのか。うん、今度ホージュリアに頼んでみよう」
「自分にとってかわいい人がぶりぶり、じょろじょろとひねるとこを見守るのは、とても心が和むものでござる。まるで幼いお嬢さんのお便所の面倒を見る、お父さんになった気分になるでござるよ?」
「ん、まあ……そういう感じなのだな」
前世に娘がいたから、その感覚はなんとなくわかるとシゲニウスは言った。
「うん。前世のことを思い出さないように務めておこう」
2人は他の話題も馬上で語り合いつつ、カサマクロスの行政庁に着いた。そこが軍を率いていたアキレウス皇帝の御座所であった。
皇帝はこの時29歳。シゲニウスはこの皇帝が13歳のときに授かった子である。長男で皇帝の初めての子であったシゲニウス以外にも、8人の姫がいた。
アキレウス皇帝は王者の風格こそあったが、健康が思わしくなかった。これからが人生の表舞台だといわんばかりの歳であったのに、60過ぎの老人の様に見えた。
何度か大病を患い、そのたびに手術を受けたという。さらに自身の健康を憂いて怪しげな薬にも手を出してしまった。
もう1つ、シゲニウスの実母以外に複数の妻妾を侍らせていたのが、身体によくなかったのかもしれなかった。
通されたのは皇帝の寝所。入ると皇帝は寝台に座っていた。妾のうち1人が生まれたばかりの赤ん坊を抱えて侍っていた。これで9人目だ。妹姫だ。
「おお、シゲニウス。待っておったぞ……」
皇帝は寝台に座っていた。新しい姫様のご誕生、おめでとうございますとシゲニウスは祝福した後、西側の戦況はどうかと尋ねた。
「お前とツックバーの使者の知らせを受け、すぐに兵を引いた。これからお前が手紙で寄越した、コーガ攻めの軍を再編成するところであるが……」
ごほっ。皇帝は枯れた手で口を抑えた。とは言えこの人物、病弱ではあるが性欲は旺盛。この城に連れてきたもう2人の妾は、腹に新たな生命を宿していた。皇子の妹として生まれる。
「陛下。あまりお無理をなさいまするな」
「ごほっ。いや、寝ているとなぜか股間がみなぎってしまうのだ。1日に1回は妾を抱かないと収まらぬ。眠れぬ。これも王者の業というものなのだろうな?」
「過度な行いは禁物ですよ。さて、コーガ攻めにどれほど兵をお貸しいただけますか? 私は味方についたサガミニアのエルフらを率いておりますが、せめて1万の兵が」
いや、1万5000。ねだるシゲニウスにアキレウス帝は足らぬと答えた。部下に地図を持ってこさせた。コーガ王国領を描いたものだ。
コーガ王国領は周辺諸国に比べて広くない。ツックバーの4分の1にも満たなかった。けれども土地質は良好で農業に適している。
西はエドニア=キーヌ大河で護られ、西南北はたくさんの湖や河川、沼沢地で囲まれていた。しかも王都の周辺にも沼沢が広がっていた。そこでうなぎ等を養殖している。
「最低3万の軍勢が欲しい。コーガは沼沢が多く、まことに攻め辛い。水がそれを阻む。沼船が欲しい。向こうは1万もおらんが、まるごと城に籠もっていると思え」
3万の軍勢を沼地の向こうにわたす船は、そう簡単に見つからない。しかもヒッターチ軍は陸戦こそ得意だが、水上戦は苦手だった。
シゲニウスは地図を見ながら考えた。沼沢地が広がるどこに、砦があるだろうか。
「できれば、敵方の砦の場所も記したものもいただきたいのですが」
「それならばある。ただし、分かる範囲であるがな。コーガ王都周辺や西側になると、やや心許ないが」
「それでかまいません。武将らと作戦を決めたいと思いますので」
父からもう1枚地図をゆずり、武将やエルフ達を加えて会議を行った。ツックイーのエルフらは幾人か、コーガの沼沢地について詳しい者がいたからだ。
「オラの記憶は300年ぐらい前だから、あんまり信用してほしくないズラ」
「コーガの東側の河川はそんなに深くねえ、ズラ。浮き板を使ったり浅瀬を通ったりで渡れる、ズラ。でも沼はだめ、ズラよ」
「南側のここの沼とここの沼は、コーガのがきんちょたちがおまんこをする船を浮かばせているから、派手なお邪魔はしちゃいけないズラ。あいつら、もともと沼地で漁をやっていたニンゲンだったからなあ。沼に入るとご先祖から受け継いだ血がたぎっちまうんだろうよ?」
わかったことが。攻めるなら真東から。1万だか3万の軍勢を出来るだけ分散させて細い道を通り、その先にあるいくつもの砦を落としながら西へ向かう。
いい抜け道はここ、ここ、とエルフたちは指し示した。ちなみに一番面倒くさい激戦地となりうる道は、エルフ達が受け持つ事に。
「そこまで詳しいとは、なんて心強い……」
シゲニウスは素直に感動した。そこに彼女達が提案を持ちかけた。作戦に協力するのだから見返りが欲しい。
「そうだな……では、こうしよう」
ヒッターチの『独身男』500人を報酬にならどうだ。彼女達はその倍が欲しいと申し出た。子どもについては問題ない。彼女達が朝昼晩と相手するから、きっと生まれるだろう。10年に1回ぐらいは。
彼女達は常々、カイロネイアとツックイーの間に入植民の村か街が欲しいと思っていた。山側の姉妹はどうにも人里に行きにくい。陰茎へのアクセスがやや面倒だった。
作戦が決まった。翌朝、朝食を終えた頃。シゲニウスは武将らを連れて皇帝のところに向かった。アキレウスは寝台で仰向けで寝ていた。
「シゲニウスか……」
「父上、献策にあがりましたが、お邪魔でした?」
「う、うん。まあいいのだ。始めてくれ」
皇帝がくるまっていた大きな布団には、もう1人入っていた。小間使いのハーフエルフの娘である。金髪だった。
ニンゲンでいうと13歳ぐらいの背格好のこの娘はスカートをめくりあげて皇帝にまたがり、女膣で朝の奉仕を行っていたのだ。
「おっ…おっ……腰使いが激しいな」
「父上……やっぱりご自重くださいよ。そりゃ29歳だしやりたがるのもわかるのですが、朝、晩と妾や小間使いを侍らせているんでしょ?」
「いやいや。昼もだ。私はそう長くは生きられないだろう。また腫瘍ができたらしいし。となればできるだけ、男児の務めを果たそうと考えている」
「……人の魂は転生するって教えたから、そうなってしまったのかな?」
魂の年齢は父よりも老いているシゲニウスは嘆いた。皇帝が「おぶっ!」とうめいた。ハーフエルフの少女の膣の中に、尊い精液が流れ込んだ。
でも皇帝のペニスは硬いままだ。それと金玉の調子がとても良い。あと2回は試せそうだ。
皇帝は布団の中に両手を入れ、尻を向けた格好の娘の生尻をぺちぺちと叩いて掴んだ。中から恥ずかしそうな声が聞こえると腰をつかんで上下に動かした。
布団の中の息遣いが荒くなる。耳に気持ちよく響くそれを聞いて欲情しながら、シゲニウスの作戦に耳を傾けた。性交で感覚と思考を研ぎ澄ました皇帝は、良き案だと答えた。
「よし。シゲニウス。お前には軍の指揮を委ねる。3万で兵糧は50日分。ツックバーと連携し、コーガ王国の野望を打ち砕いてみせよ!」
「はっ!」
シゲニウスは早速武将やエルフらとともに、支度をすると言って出ていった。同じ頃に皇帝は2度目となる精子達を小間使のハーフエルフの子宮に向かわせた。
シゲニウス皇子の10人目の妹ができたのは、この時であった。
□ □ □ □ □
ホーデンエーネン王国暦349年の4月の初め頃。シゲニウスが率いる3万のヒッターチ軍とツックバーの援軍2千余りは出発。
その月の中頃にはコーガの沼沢地帯を抜けようとしていた。イズヴァルトが加わるエルフ達の先発隊は、コーガ軍の兵士たちと激戦を繰り広げた。
とはいえ、砦はものの1時間以内に落ちた。どれも、確かに堅固とは言えば堅固であったが、そもそも兵の数が少ない。亜人の兵士など皆無だった。
激戦が行われたのはもっぱら砦に入った後だ。女エルフらは捕虜たちに容赦しなかった。全裸にさせてのしかかり、彼等の陰茎がしぼみ縮むまで犯し続けたのだ。
砦に籠もって禁欲的な生活を送らなければならなかった男達にとって、この略奪は歓迎すべきことだった。エルフってとってもいいもんだなあ。美しい彼女達に貪られて悲鳴をあげる。
「ひ、ひいい!」
「このへんでご勘弁を!」
嫌だと言ってもちんちんは正直だった。人生で初めての絞り尽くされる乱交でちんちんを勃たせたまま失神する者も続出した。
女エルフとの戦いでは捕らえられた後が本当の戦い、とカントニアの格言にもあるような出来事が何度も続いた後、先発隊は沼沢地を抜けた。
抜けた先は田園地帯。村の者に聞くと米を作っているという。エルフ達は村男や少年らに身体を提供し、村特産の米による炒め飯を貰った。
「もっちゃもっちゃ……なかなかにおいしい焼き飯でござる」
村特産の菜種油で炒め、様々な香草や塩だれで味をつけたたそれには、塩漬けした冬野菜や川魚の魚肉が入っていた。コーガはなかなかに恵まれているなあとイズヴァルトは思った。
「しかし。本当にシゲニウス殿下は明日ぐらいに来られるでござろうか、イナンナどの?」
「そう思っていればええズラよ」
近くにいたイナンナは、そのあたりから取ってきた薬草を刻んですり鉢にいれ、棒ですり潰していた。村の者に頼まれ、腹痛にきく薬を造っていたのだ。
今日と明日はシゲニウス皇子率いる後続の部隊が到着するまでここで待機となっていた。早くコーガの王都に殴り込みたいとイズヴァルトは願っていた。
このままでは決戦の前に疲れ切ってしまう。イズヴァルトは砦の攻略後の、彼女達の乱行に巻き込まれていたのだ。
顔がますます青白く、げっそりとやつれてしまった。主に彼を犯しに来るパオレッタとマリアが、お肌つやつやのつるつるになっているのとは正反対にだ。
「ううう……剣を持って暴れること無く、ちんちんばかりを酷使するとは……」
何とも不本意の限りだと嘆いた。通ってきた沼沢地を見渡す。うなぎが旨いと聞いていたのに、食べる機会がついぞ無かった。
「まあしかし、でござる……」
イズヴァルトは沼のほとりに目を向けた。クリスタとマルカスが水に浸かりながらいちゃついていた。
あの禿男はイズヴァルトと同じくらい、性交渉を重ねてきたのに元気いっぱいだった。
「へへえ。楽しい沼旅だったな、クリスタ?」
「ほうずらねえ……」
マルカスは全裸。クリスタは腰から上までの白い下着という格好だった。遠くからでも目立つ彼女の乳房と尻がイズヴァルトの目に焼き付いた。
「マルカスぅ。ここでおまんこしたくなっちゃったずらよお!」
「おお、そうかいそうかい? じゃあここでやっちまおうぜ!」
マルカスは沼の中で30センチ以上にも及ぶ野太いペニスを勃起させていた。2人してそこからあがると、やや泥がついた下半身を密着させ、後ろに倒れ込んだ。
「へへへ。ケツから下が程よく冷えたぜ。また火照らせてくれよ、クリスタ?」
「おまんこをすればすぐに熱くなるずら。さあさあ、始めるざあよ?」
クリスタが倒れてむちっとした脚を広げた。シミひとつない褐色の肌に覆われたそれは、中に硬い筋肉があったのにふんわりとしていた。
マルカスは彼女の濡れた太ももをさすりながら、脚のにまたがった。クリスタの陰裂は冷水に浸かっていたにも関わらず火照っていた。
「挿れるぜ……」
「ううっ。マルカスぅ……」
中はもっと熱かった、潤っていて外見の様にとても豊満だ。締め付けが程よく、弾力に満ちていた。
マルカスは奥まで進ませるとイナンナとキスを始めた。互いに身体を絡めながら、ゆっくりともっと大きく腰を振り始めた。
「おおおお! クリスタ!」
その日は日差しがきつく、とても暖かかった。風も生暖かくてむき出しの尻と脚にとって心地がよかった。
「たまんねえぜ! おひさまの下でおめえとおまんこするのはよぉ!」
「ああん! マルカスぅ! 夕方になるまで振り続けてほしいずら!」
「おうよおうよ! うほおお! おめえのあそこはここの沼地よりも底なしだぜ! おおっ! おおおおっ!」
マルカスが腰を振るたびにクリスタの大きなおっぱいとお尻が揺れた。褐色の太ももがぷるん、と動くのを見てイズヴァルトは勃起してしまう。
「……め、目の毒でござる」
腰を動かしながらマルカスが呼びかけてきた。
「イズヴァルト! クリスタとはご無沙汰だよな! 俺が満足したら交代しろよ!」
「そ、そうずらぁよ!」
絶頂を覚え、身体が熱くなったクリスタが下着も脱いだ。ぼわんと大きい乳房がイズヴァルトの目に映る。
旅でいくらか引き締まっていたが、クリスタのお腹はほわんとして柔らかかった。その感触の良さは乳に匹敵する。
マルカスとクリスタは、とても気持ちよさそうに貪りあった。それを見てイズヴァルトは欲情してしまった。
この大陸での戦友がきっちり夕方まで激し続けた後、ふんわりとした肌を艶光らせたクリスタがイズヴァルトに迫った。
「イズヴァルトさん。ほしーずら!」
「しょ、食事の後にいたそうでござるよ……」
こうしてマルカスと他のエルフたちがにやにやと笑って見ながら、イズヴァルトとクリスタは夜中までもつれ合った。
ここまでは物見遊山みたいな戦旅であった。とはいえ、この後に彼等はとてつもない敵達と遭遇する本当の激戦を繰り広げる事となる。
さて、その戦いはいつとなるのか?
その続きについてはまた、次回にて。