聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
パラッツォ教団がナーガーハーマの街づくりに協力してくれるだろう。その発言は、会議に参加した者らを大いにざわつかせた。突拍子もない。何を言っているのだ、マイヤ様は?
その当のマイヤもわからなかった。どうやって集めるんだろう。色々考えようとしたらこんな言葉が彼女の頭に思い浮かんだ。
(トーリが言ったんだもの。なんとかしてくれるか。)
それでも考えようとすると、頭がもやもやになって考えが思い浮かばない。それに疑問を感じなかった。他のことを考えるからだ。会議の参加者達からどんな方法でパラッツォ教徒を集めるのだ、という質問を受けたが、口が勝手に動いて今はまだ秘密と返してうやむやにしてしまった。
「もう1つ提案したいの。鉄砲や投石砲の工房を兵舎の近くに……」
その話を振ると、すぐに皆は食いついた。近衛騎士団の本格的な鉄砲隊の組織を望んでいた。100や200の数じゃない。数千丁もの鉄砲を持つ大部隊を結成したい。教団との数々の小競り合いでその威力を学んだ。そしてパラッツォ教団もできの悪い模倣品だが、鉄砲をつくり始めていた。
「旧式の火縄式や火打式ではありません。魔法発火式の鉄砲の工房です」
もう既に技師は手配している。こちらに向かっているトーリとともにやって来るだろう。アスカウ公の到着は来月になりそうだ。先週国王がナーガーハーマ入りしたのに、ヤマシナッフェンの港で足止めを食らったらしい。
それまではマイヤと近衛騎士団らが、パラッツォ教団との戦争を采配しようとする国王の補佐にまわる。聖騎士団もいたが彼らはもっぱら最前線だ。マイヤもよく知るエルヴィン団長が指揮していた。
軍略についてあまりはっきりしない近衛騎士団よりも、聖騎士団から聞いたほうがいろいろと学べるはずだ。北部での戦いや教団の兵器や戦法、魔道士について。なのに今、マイヤは他のことを考えて、エルヴィンらのことを忘れてしまった。
(城の南側の都市開発はどうしよう。だいがく……そう、大学。ナーガーハーマに私の大学を建てるのは、いつになるのだろう?)
どうやってみんなを言いくるめられるだろうか、とマイヤは考えはじめていた。
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トーリと一緒になってからマイヤは、自分の夢を叶えることばかりを考え、別の大事なこと、例えばイーガに残したマルティンらや、かつて世話になった人たちのことをすっかり忘れてしまった。イズヴァルトのことはこだわっていたが。
イーガやアスカウの村に手紙を出していない。みんなどうしている、ともトーリに聞いていない。なぜなら彼女はトーリの魔法よって、思考を制限されていたからだ。
「自分の夢と精液漁り、金儲けのことだけに集中しろ」
戻ってからすぐマイヤは姉に、こうした暗示を受け続けてきた。彼女とて魔法こそあまり使えないが高名なサキュバスの子孫であるから、そうした心理操作の魔法に抵抗力を持っていたはずだが、その根源とも言えた卵巣を潰されたことで失ってしまったのだ。今の彼女の魔法抵抗は、ほぼゼロだ。
よってマイヤはこの1年近く、姉の都合に良いかたちで生かされていた。トーリに悪気は無かった。むしろ『勝ちいくさ』で進んでいる中、マイヤが余計なことをしでかしてピンチにならないように考えているのだ。
今のマイヤは半ば自動人形となった。工房で新製品を提案する装置として。トーリの側近として様々な仕事をする機械として。そして、ちんちんをしゃぶったりはめたりして生を謳歌する、肉便器だるま女。
でもマイヤはその境遇に満足を覚えていた。本来の彼女の得意分野で働けたからである。難しいこと考えずに知識とおっぱいとまんこを使え。
工房の新製品やナーガーハーマの整備の補佐をしてくれる技師らのちんぽを口でちゅぱちゅぱ、汁っけたっぷりの『肉廃坑』でじゅぷじゅぷとごほうびをくれてやりながら、1ヶ月を待った。
「ふああああ……」
その日の朝、マイヤはベッドの上で目を覚ました。イーガ産のものより出来が悪い義手や義足を外した裸のままで、うつぶせになって寝ていたのだ。
「うーん……おまたがちべたい……」
大きく広げた股から、昨晩遅くまで搾り取っていた精液がこぼれ出た。いくら放っても妊娠せぬマイヤの膣は、生でやり放題だ。病気の心配もあったがサキュバスらの魔法でなんとかなる。
余韻が過ぎてちょこんと縮こまった陰裂から、ぶぴゅっと遠慮なしに放たれたものを吐き出して周りを見る。ベッドの横や床の上で、酒瓶をかかえながら大いびきをかいて眠っている男たちの姿があった。どの男たちもだらしない腹をしていたりやせっぽち。都市計画の技師達である。
昨晩は飲み会を兼ねての大乱交大会だった。夕方から始まり、マイヤはががぶがぶと火酒を飲みながら、この2ヶ月近く頑張ってくれている技術者達に身体でお礼を述べることにした。
「淫乱イモムシ娘のおまんこの穴、みんなのズリ穴につかっていいからねっ! うひゃひゃひゃひゃっ!」
マイヤは酔うと笑い上戸になり、もっとはしたなくなる。酒を飲みながら次々とフェラチオを食らわせてザーメンも暴飲し、彼女の妙技に輸精管を盛らせた相手の男たちは、終わりなき膣での悦を臨むマイヤに次々とのしかかった。彼女の自慢の爆乳や、もちもちぷりぷりのお尻や太ももを揉みながらだ。
(……だいぶやりすぎちゃったかなあ。頭が痛い。)
酒がまだ残っていた。とはいえマイヤはまだ16歳だ。若い身体は飲酒と過度の性交でへばっている男たちより回復力があった。マイヤはごろごろと転がって、ベッドに足を乗っけて寝ている男の身体の上を通り過ぎた。
床に降りると、よいしょ、よいしょ、と小さく掛け声をあげて身体を立てようとする。まだ残っている腕と太もも、背中の力を使って床にぺたんと尻をつけて座った。彼女なりのリハビリであった。
ベッドや床を転がり、態勢を変えてからお腹がごろごろと鳴り出した。朝のうんちの時間が来たのだ。側で寝ていた男を太ももでつついて、便所に連れていくかおまるにまたがせてほしいとせがんだ。
「マイヤさまぁ……朝っぱらからなんです?」
「うんち。うんちがしたいの。そろそろ出そうだから連れてって?」
「そこでしちゃっていいですよ。後片付けはしときますから……むにゃむにゃ」
「そんなきたないことできないよっ!」
しかしそろそろまずいと思って大声で叫ぶと起きてくれた。出かかっているから窓の外でひねる。相手は大慌てで窓を開け、マイヤのお尻を窓の外に突き出させた。
「しっかりと抱きとめてね! ふにゅにゅにゅ!」
もっちりとした白い尻からぶりゅぶりゅと茶色いものが落下した。真下で「うげっ!」と悲鳴をあげる声があがった。マイヤはなおも尻からびちょびちょとした大便を放ちながら真下を伺った。
「ううん……これ、マイヤのうんちじゃない……」
旅装をまとったトーリだった。彼女はマイヤの大便で頭を汚していた。くさくてくさくてたまらないわ、となぜだか嬉しそうに笑ってもいたが。
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トーリが妹の下痢便を頭にかけられてから、ナーガーハーマでは不可解なことが始まった。王国軍とにらみ合っていた各地のパラッツォ教の砦や部隊が次々と、王国への移住を申し出したのだ。
アヅチハーゲンの近郊の出城の防衛隊やオバーマゲルクを伺う離島に駐屯する兵団。破壊工作を行う為に内部にアジトを設けた小部隊など。よりにもよって教団側の魔道士である、司祭騎士や経典の巫女らもその中に入っていた。
半月もすると国内にいたほぼすべてのパラッツォ教団兵がホーデンエーネンに寝返っていた。その数およそ5万。王国は奴隷身分でなら良いと受け入れたが、エチウの教団を見限る理由はだいたい、こんなものだった。
「殺し合いばかりでいやになった。はやく平和に暮らしたい」
「同胞が殺されたことで義憤にかられていくさに加わったが、さしたることもできなかった。疲れた」
「血で血を洗う行いはやはり、パラッツォの教えにそぐわない」
厭戦気分である。北部の領主や領民らもパラッツォ教団との戦争が嫌になっていた。パラッツォ教徒はそもそも、マハラ教から改宗した彼らの親戚縁者だったり、先祖の頃から頻繁に交流していたエチウ諸島の島民だったからだ。そもそも憎しみを抱きにくい間柄だった。
その5万人は皆、ナーガーハーマの工事に用いられることとなった。トーリの提案である。セイン王にすんなりと受け入れられた。なぜなら降伏した者たち全員が、どうにも覇気に欠ける雰囲気だったからである。あれじゃあ詭計にも使えないと王は判断した。
5万人はクニットモッツェン山城の南側、アネガウのほとりに居住区を設けて住まわせた。マイヤが進言したのだ。彼女はアネガウ側に商業都市を作ろうと考えていた。ちなみにだがこの5万人は数十年後に15万人の大都市となる、ナーガーハーマ市民らの祖となった。
技師や武将らの監督の元、ナーガーハーマの大改造が始まった。マイヤは現場には出なかった。彼女は『本職』らの裁量に任せることにした。設計図どおりはなかなかうまくいかないことはわかっているし、何よりも久しぶりに会うイズヴァルトの父母に甘えたかったのだ。
その日の昼間である。姉とともにお付きの武者らとのおちんぽ味試しを終えたマイヤは、まだ続けている姉を置いて沐浴を行っていた。イズヴァルトの母と一緒だった。かつてはスオニアにあるマハラ教総本山の巫女の1人だった。
キッカワンテスのセシリア。イズヴァルトから聞いた話だとシギサンシュタウフェン公と出会う前に3人も子を産んだという。しかし無駄な肉を見つけにくい、『妖精さんみたいな乙女』とも言い表せそうな細い裸体からは伺えなかった。
「マイヤちゃん。湯加減はどうかしら?」
「あーいー!」
湯の中で、セシリアに抱っこされたマイヤは幼児言葉で返した。いい湯加減でちゅ。セシリアが甲斐甲斐しく甘やかしてくれるから図に乗っていた。
「でもこのお湯、ちょっと熱い気もするわ。マイヤちゃんのお肌もなぜだか赤くなってるし……」
セシリアは暑がりだった。少々温度感覚がズレていた。女中さん、水を沢山加えてください。もうちょっとぬるめがいいわ。
「セシリアお母様! このぐらいがちょうどいいの! いいから水で薄めようとしないで!」
「そう? でも熱すぎね……」
実は旅のエルフさんから教わった魔法があるのだけど。セシリアはちょいと指で印を切った。湯はたちまち冷たくなり、真冬の川の水みたいに冷たくなった。
「ひえ。ひえええええ……」
歯をがちがちがちと鳴らしながらマイヤは、ちょうどよい湯加減ねとくつろぐセシリアに呼びかけた。出して。このままだと凍え死んじゃう。
「あらそう? わたしはいい湯加減だと思ったけど……」
「真冬でも川でばしゃばしゃと水浴びができる人と違うんですよ!」
「マイヤちゃん、手足がなくなったぶん、寒がりになっちゃったのね……」
それは違うから、とマイヤは返した。マイヤは寒いのが昔から苦手だ。沐浴から出ると化粧室にある寝台に寝かされた。セシリアが入れてくれる時は必ず、香油を塗ってくれた。
「マイヤちゃん。お肌にたっぷり塗ってあげるわね」
「はーい」
侍女が持ってきた油の瓶を受け取ると、セシリアはマイヤの肌に塗りはじめた。しっとりとした手によるマッサージである。セシリアの手付きはとても慣れていた。
「ゔゔん♡」
マイヤは思わず声をあげてしまった。それぐらいにセシリアの手は優れていた。肩を揉んでくれた後、ぷるんと揺れ続ける大きな乳房を指と掌がなぞる。ちょっと押しただけで羽毛ふとんにくるまったように埋め込まれる柔らかさであった。
「ふしゅん♡」
おっぱいがもみもみされてきもちいい。マイヤはお腹のあたりが熱くなった。じわっとにじみ出た愛液が割れ目から、しずくとなって垂れた。
「ふにゃあ……♡」
「あらあら。とっても気持ちよさそうね?」
「もっとー、もみもみ♡」
「うふふ。マイヤちゃんはあんまをされるのが大好きなのね?」
慈愛の目でマイヤを見るセシリアだが、彼女の下腹にあったかすかな手術痕を見て悲しい気持ちを覚えていた。それを押し殺して隠すのだが、もう子供が産めない身体だというのが無念だろう。彼女はマイヤがイズヴァルトの赤ん坊を毎年のように産んでくれるのを楽しみに待っていた1人だった。
でも悔やんだって仕方がない。そう思ってセシリアは手をマイヤの股に伸ばした。
「しょ、しょこはっ♡」
「こっちもよく使っているのでしょう? だいじなところももみもみしましょうね?」
「ひゃっ♡ ひゃあぁい♡」
マイヤがうなずくとセシリアの指がスリットの上部の突起のあたりをくりゅくりゅと撫ではじめた。ひゃああん、と切ない声を上げながらマイヤは甘え続ける。
これをするセシリアに、ゆがんだ心は無かった。こうしたスキンシップはよくあることだった。事実、マイヤはアスカウでよく見てきた。まだ小ちゃい頃のコリアンナだ。
コリアンナはトーリおかあさんによるお掃除を受けて、ふんふんと鼻息を鳴らして「とめちゃやだ♡ もっとして♡」と求めた。娘が性豪になるように育てていたトーリは失神するまでそうしてやった。
「くりくりされてきもちいいよう♡ セシリアおかあしゃん、ずっとつづけてえぇ♡」
「ほどほどにしておきますよ。はい。たくさん出てきましたね。今度は背中を向いてね?」
そう言ってセシリアは軽々とマイヤをひっくり返した。マイヤにとって至福の時がまだまだ続く。
しかしマイヤが気づかぬところでは、決戦が始まろうとしていた。王国と教団のだ。5万にも及ぶ亡命者達こそが引き金だった。