聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
ミョージバーグの戦いが終わり、船に乗せられて護送車に載せられたエドワードは、災難の様な日々が続いていた。あれからずっとヘラにまとわりつかれているからだ。
彼女と彼は車の中で素っ裸だった。エドワードは魔封じの力が籠った首輪をつけられ、手と足を鎖で繋げられていたが。
天幕でも船でも、この護送車でも。ヘラは常に彼に抱きつき、麻薬でずっと硬直させたままのペニスにまたがっていた。
「うう♥ うううー♥」
肉厚で豊かなドワーフ女のヴァギナに慣れていた彼には、きついだけで物足りぬ小娘の洞である。とはいえそれで亀頭を責め立てられ、ぬるりとした感触を受けて動かれると精を放ってしまう。
虜囚となっても本能は正直だった。ヘラの年齢が達していないので、逸り過ぎとも言えたのだが。
「ははは……こりゃ参ったな」
娘みたいな歳の少女と、性交をするとは不本意だと呟いた。けれども陰茎は元気だった。『甘露(アームリータ』。これのせいで勃起と射精が止まらなかった。
これを飲めば何も喰わずで過ごせるが、腹の足しとしてはいささか物足りない。けれど、その霊薬は性交に関して途方もない効力をもたらしていた。ヘラの狭い膣との粘膜のなすりつけあいが、欲しくてほしくてたまらなかった。
「おほっ♥ おおほっ♥」
結合部からにゅちゅにゅちゅと音を立ててヘラが喘ぐ。可愛いとは思う顔立ちだがやはりいただけなかった。あれからずっと風呂に入っておらず、こいぬくさいにおいがぷんぷんとしていた。
「ははは……そろそろ風呂に入りたいのだができないのかね?」
「ヘラは、くさいのがとってもだいすきよ♥」
「あははは……君は我慢強いのだね?」
「我慢なんかしてないよ♥ あーっ。素敵なおちんちん♥ ヘラをとってもたのしませてくれてるよ♥」
私もある意味では楽しんでいる。そうつぶやいてエドワードは精を放った。本日何度目の射精だろう。数えるのも忘れてしまうぐらいだ。
ヘラはいきりたったままのペニスから離れて、傍にある穴に尻を向けてしゃがんだ。垂れる精液とともにじょろろろと音を立てておしっこをする。股をエドワードに向けてだ。陰裂はぽっかりと穴をあけていた。
「どう♥ やらしくてまたしたくなったでしょ、おじさん?」
「そろそろ覚えてくれないかね、ヘラ君。私はエドワード=ルーカスだ」
「おじさんはおじさんでいいよ♥ これからはヘラやエチウの女の子達にあかちゃんを授けるだけの毎日を送るだけだし、名前なんてどうでもいいじゃん?」
ヘラが下腹に力を籠める。しゃがんだ尻から穴に向けて茶色いものが垂れ落ちた。彼女はこいぬのにおいだけでなく、うんちのにおいも漂わせていた。尻穴を拭かずにそのまま硬いペニスにしがみつく。エドワードは悪臭と快楽に酔いながら出る前にヘンリックから聞いたことを思い出した。
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旅立つ前。ミョージバーグの天幕でだった。エチウに入るまで為せない湯あみを受けながら、敗者は勝利者から目の前で己のペニスをしゃぶる小娘の出自について聞いていた。
「ヘラはイナーヴァニアのとある村に産まれた娘。その村はゴールと呼ばれる食人鬼の集落だったそうです」
ゴール族は亜人の一種だが、エルフやゴブリンのように精霊ではなく、大地の悪い気などから生じた悪霊を祖とする。いわば魔族の様な存在であった。
寿命はニンゲンと同じぐらい。しかし膂力はオーガと互角で魔法もある程度使える。かつてはキンキ大陸以外の全大陸で活発に動いていた。人肉を喰らい、気に入った女をさらって子をたくさん産ませる。文字通りの悪党だった。
他の大陸では他の亜人らに成敗されて大人しくさせられているが、サイゴークでは強い敵と戦いたいという趣味を持っていた暗黒卿により、ほぼほぼ命を刈り取られた。ヘラはわずかに残った食人鬼の隠れ里に住んでいた。
「教主様が見い出したのです。ヘラは素晴らしい才能を持つ娘。パラッツォの守り手にするのだと皆に告げ、手元に置き育てたのですよ」
教主が『聖根』を楽しませ、法悦を与えながらである。ヘラは淫蕩な性格であったが健やかに育った。そして教主のペニスをしゃぶりながら様々な魔法を習得し、9歳で直属の魔法戦士となった。
「いささかやんちゃ過ぎるところもございますが、ヘラは教団の皆に愛され、将来を楽しみにされているのです」
しかし。ヘンリックはエドワードのペニスを舐めることから股に挿れるのに切り替えたヘラを見て首を傾げた。まさかミョージバーグ攻略に加わることになったとは。嬉しそうに腰を振るヘラを見ながらエドワードが彼に尋ねた。
「つまりはイナーヴァニアの守りとして置いていたのだろう、このお嬢さんを?」
「そうですね。ヘラ、本当に貴方は教主様の命を受けてミョージバーグ攻めに駆けつけてくれたのですか?」
湯桶の中のペニスを楽しみながらヘラは白状した。嘘ついちゃった。ヘラはつい最近もらった教主からのプレゼントを是非とも使ってみたいとここにやって来たと答えた。
「……あの剣ですか?」
「そう♥ どんな力を秘めているか知りたかったの♥ すごいよ、あの剣!」
手に持ち飛翔魔法を使えば通常の数倍の速度で飛ぶことができ、振りかざせば風の刃を放つことができる。とある物語によると、イズヴァルトが持つ覇王の剣よりも鋭い切れ味とも語り継がれている。
「とにかくすごいんだよ、『姫竜の牙』!」
エドワードはようやく、抱いていた疑問を解消した。見覚えがあると思った彼女の剣がそれだったか。つまり、イズヴァルトが恋人のマイヤとともにウラスコーに納めた『姫竜の牙』は、教団の手に渡りヘラに授けられたのだ。恐ろしい魔剣が敵方に渡ってしまったとエドワードは嘆いた。
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数か月後、エドワード=ルーカスはパラッツォ教の教主に庇護されて司祭騎士団の一員となった。とはいえ戦場には行かされない。封じの魔法をかけられ、生殖器を無理やりに活性化させられて教団の女達に子を宿す役目ばかりを押し付けられた。
この男はこれ以降、歴史の表舞台に立つことは無かった。ある意味では安楽な一生を過ごす事となるのだが、それはまた後の話である。
【ギルバート=カツランダルク注:エドワードが歴史の表舞台から離れたのは史実に反する。エチウ版でのイズヴァルトのサーガでは、少しばかりだが彼の活躍が描かれていた。また、エチウの様々な資料でも、彼はパラッツォ教の有力な武将であったと記されている。】
一方で、これから歴史書にたくさんの燦々たる武勲を書かれるイズヴァルト達は、ヘラが去ったミョージバーグの都を攻めて取り戻した。ヘンリックは追い出され、泣きべそをかきながら東へと逃げた。
勝利したイズヴァルトは炎の剣を高々とかかげ、街でおこなわれた解放のパーティではその炎で肉を焼いた。肉は小間切れとなったがパラッツォ教徒の捕虜たちにも振舞われた。
「久しぶりの肉の味だ!」
「おいしい! やっぱり、『甘露(アームリータ)』だけじゃ物足らないわ!」
解放軍は快進撃を続けた。ミョージバーグ一帯を奪還し、南から進軍してきたイーズモーの別働隊と合流。春を待つとタッケハールやウラスコーの地域を隔てる山岳地帯の攻略に移った。
季節は夏になった。占領した山岳地の村の牧場で、めええ、めええと啼く羊たちを見てイズヴァルトは感慨にふけった。
「マイヤがまだまともであったら、ここに連れて一緒にひつじさんたちを見たかったでござるよ……」
可愛い可愛い羊達の群れを眺めながら、アスカウの村にいた時の様に野糞をひねるはずであろう無邪気な頃のマイヤを見たかった。そのマイヤは伝え聞くところによれば、新しく作っているヨーシデンの学術街の工事現場のあちこちで、野糞をひねってマーキングし、人々を困惑するのを楽しむという悪行を為しているそうだ。
【ギルバート=カツランダルク注:サーガでのこの記述には悪意がある。マイヤ=カツランダルクの『うんちぶりぶり』は、現場の職人たちの娯楽の1つであった。そのうえに慰労という形でおしゃぶりを受けたという。彼女が来た現場ではしばらくの間、作業速度が3倍にあがったらしい。】
「しかたねーだろ。嬢ちゃんは田舎の羊を見るより、宝石や財宝を眺めるのが楽しいと思えるようになったのさ。成長したんだよ」
横で悪口を言うのはミョージバーグ近郊で再会した飲んべえ剣士のウォルター=ベンジャミン=ウラスコーである。酒の瓶を持ってアルコール臭い息を吐いていた。
彼は城が落とされた時、馴染みの女らの手引きでヘンリーらとともに南西に逃げた。温泉が湧き出る湯小屋で既に孕んでいた女達と子孫を残そうと励んでいたところを、イズヴァルトらに保護された。
「人は変わるというけれど、そういうものでござろうか?」
「そういうもんさ。ま、イズヴァルトさんは大丈夫だよ。いひひ。あんなべっぴんさんたちを連れて旅しているんだからな。あっちのほうが性格もあそこの締りもいいだろ?」
ウォルターは羊たちに語り掛けているパオレッタとマリアを見て言った。彼もあの2人と熱烈な『なかよしこよし』を為していた。
「エルフのねえさんがたはいいもんだねえ。情が厚いし義理もかたい。それになにより、何時までたっても老けやしないし。ヒック!」
「いやいや、拙者らが老人になった頃のことを想像するべきでござるよ。いつまでも若い姿の者を妬むかもしれぬでござる」
「まだ若造なのにそんなこと思ってんじゃねえよ! ヒック! イズヴァルト、女はババアでも若々しくて濡れがいいほうが良いに決まってる! おい、若作りババアども! 今すぐおれんとこにきてちんぽをしゃぶれ!」
その呼びかけを聞いてパオレッタとマリアがにらみつけた。ちいちゃな子羊に何かを呼びかけるとそいつがすっ飛んできてウォルターに体当たりを喰らわせた。
転んだウォルターは愛くるしい獣に顔をぺろぺろと舐められてあははと笑う。羊たちを伴ってパオレッタとマリアがやって来た。
「羊さんたちを連れて何をするつもりでござる?」
「ただ単に連れてきてやっただけズラよ」
「話をしてたんだけどこいつら、肉として喰われる類の家畜らしいズラな?」
マリアが黒い顔の羊たちに呼びかけると皆がめええ、と啼く。2人が翻訳した。前世で悪いことをやったから喰われるんでしょうか、わたしたち。羊たちは悲し気な目をしていた。イズヴァルトは昨日の晩に振舞われた羊串料理を思い出して辛い気持ちになった。
「申し訳ござらぬ。拙者は殺生が酷く大好きな性分ゆえ、貴殿らのおともだちを食べちゃったでござるよ……」
「この人でなし、と言っているズラ。でもオラも喰ったけど、おめえたち?」
「めええ…… (邪悪な精霊の末裔どもが!)」
「めえめえ…… (いや、仕方ないよ。ぼくたちは所詮飼われて喰われるだけの哀れな子羊たちさ。生きている間は、みんなに可愛がられて楽しもうよ。どうにもならないんだし。)」
さっきまで楽し気だった羊たちは、沈鬱な気配を漂わせながらイズヴァルト達のもとを離れていった。しかし子羊はいまだウォルターの顔をぺろぺろと舐め続けている。彼が気に入ったようだ。とうとう宿舎までついて来てしまった。
イズヴァルトは子羊をウォルターのペットにする事にした。羊飼いに銀貨を渡す。子羊はたちまち軍隊のアイドルとなった。
羊だけではなかった。宿舎にはエルフ達が会話して連れて来たヒグマや猪、ウサギや鷹などが住み着いていた。彼等はマスコットとして旅の間可愛がられ、触手姫がペットとして養う事となった。勝ち馬に乗っている軍とはそういうものである。
かくしてイズヴァルト達は山道を進み、教団が占拠するウラスコーへと進む。ここを奪還し、触手姫と逃げて来た青年たちを帰還させるという目的は間近に迫っていた。
さて、イズヴァルトは無事に、恩師ヴィクトリアの故郷を取り返す事ができるのだろうか?
その続きについてはまた、次回にて。