※この作品はR-18です。

聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ   作:CHACOとJAGUAR

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第四十六回

 この時ヘンリック=イプセンとその一行は、タッケハールの街に拠っていた。ここで山岳地帯の軍勢に物資を送り、けが人を連れ戻して代わりに健常な者を送るという任務についていた。

 

 作戦や指揮においてはぱっとしないイプセンであったが、こういった仕事においては迅速だった。今日も腹が大きくなった女たちが籠に載せられてタッケハールに戻って来る。山岳に拠る教団軍には女もいた。もちろん弓も持つのだが、先に戦って死ぬ男の子胤を孕む為に加わっていたのだ。

 

 妊婦はできるだけ、イナーヴァニアの安全な地域やエチウの教団の施設で出産させるようにさせていた。赤ん坊たちの入信の儀式を清潔で安全なところで行わねばならぬ。男児なら陰茎包皮の割礼と、女児であれば陰核包皮の切除をするからだ。

 

 妊婦たちを湯あみ場に向かわせるようにヘンリックが部下に伝えると、彼の副官である教典の巫女が書類を持って尋ねた。

 

「ヘンリック様。妊娠がわかった453名、どの道筋でイナーヴァニアに向かわせますか?」

「少々険しいですが北の山道を使いましょう。あちらはまだ教団の支配地域です。イナーヴァニア南西部には連合軍は、手を出していないようですから」

 

 イナーヴァニアの西部、ヒッジランド北部の山岳地帯とヒーイ河を挟んで国境を隣接するニーミベーク地方は古くからパラッツォ教団に理解を示した信頼できる領主が治めていた。ヒーイ河はほとんど高い崖だが、あそこはいくつもの洞穴河岸を造っていて船で行き来できる。

 

「ニーミべークに増援を頼むのはいかがでしょうか?」

「いえ、そこまでは頼み辛いでしょう。イナーヴァニアの武将らもあそこの領主はあまり戦争が得意ではないとおっしゃっておりましたからね。できるだけエチウとイナーヴァニアの古くの信徒でやりくりする。それが教主様からの条件ですから」

 

 教主コーザはもともと、イーズモーへの侵略を許していなかった。しかしイナーヴァニア解放に向けて宣戦を布告したイーズモーとヒッジランドの連合軍が、教団の信徒を虐殺するような真似をしたゆえに考えを変えた。

 

 いや、司祭騎士やイナーヴァニアの武将、エチウの元々の騎士階級が口酸っぱく「戦って痛い目を見せるべき」と説いて致し方なく許したのだとヘンリックは聞いていた。

 

「教団はやり過ぎました。けれどもウラスコーとサート銀山は是非とも確保したいと教主様はおっしゃっておりました」

 

 埋蔵量が豊かなミスリル鉱山もさることながら、教主が求めていたのは触手姫ブランカであった。ウラスコーを占拠していればいずれやって来る。教主はぷにぷにでかわいい魔族を是非とも手元に置きたいと望んでいたのである。

 

【ギルバート=カツランダルク注:教主コーザが触手姫に惚れていたのは本当のことである。エチゴニア島のハルヒアトゥントゥリ山一帯を彼女の領地にしようと考えたほどだ。とはいえ触手姫の逃亡によって立ち消えたと、教団の資料には記されている。】

 

 触手姫の『帰還』。これこそが教団の、教主コーザが求めていたものの1つであった。教主は常々周囲に語っていた。触手による法悦、あるいは触手姫との交合による法悦は、神との対話の新たなステージを与えてくれるかもしれないと。

 

「ゆえに触手姫を是が非でもこの地におびき寄せて捕えたいのです」

「でしたら、お父様が……いや、教主様が直々にここにおられればよろしかったのでは?」

「いいえ、私が触手姫を迎え入れたい。これはサート銀山にいるジャン=シベリウスの望みでもあるのですよ。サート銀山を探り、鉱脈を見つけた私が触手姫も。野心はございませんが事業として為してみたいのです」

 

 お心のままに。巫女はその場を去って行った。劣勢でありながらも意気込むヘンリックは、ここに来てから常に側に置いている娘を呼んだ。

 

 エチウ諸島から来た娘で、まだ13になったばかり。しかし子を産んでいた。生理が始まって2年目の11歳の時にだ。その子の父親は2歳年下の弟の友達だと聞いた。

 

「ヘンリック様。お呼びでしょうか?」

「いろいろと考えて気が高ぶってしまいました。落ち着かせてください」

 

 ヘンリックは執務室の近くにあった物置場に娘を連れ込んだ。厚手の貫頭衣一枚だった娘の股に掌をあてて揺らす。甘いため息を聞くと衣からペニスを出し、娘にしゃぶらせた。

 

「そ、そうです……」

 

 性愛と法悦を常に為していた娘の吸引はなかなかのものだった。健気に愛撫する娘の口の中でヘンリックは射精した。『甘露(アームリータ)』を常に主食とすることで強精の身体になっていたヘンリックはそれで終わらなかった。

 

 娘を床に寝かせて脚を押し広げる。暗がりの中に手で振れたのは可憐な肉の花だった。

 

「ひゃう……」

「充分に濡れているようですね。いきますよ?」

「は、はい……」

 

 ヘンリックは硬直を押し入れた。小柄だが中の具合が緩やかだ。つまりは丁度良い具合であった。2人は息を合わせて腰をくねらせ合った。娘の奥と亀頭の先がぐちっ、ぐちっ、と中で音を立ててつつき合う。

 

「も、もうだめです。だめです。だめ、だめ……」

 

 娘はかなり感じやすく、果てやすかった。法悦が最高潮になった時、ヘンリックの腕を掴んでのけぞった。ふあ、と深く息を吐くとヘンリックはまた動き始めた。

 

 彼は腰を大きく上下させて娘をさらによがらせる。突かれるたびに娘のアナルは口をひらいてはすぼませを繰り返した。

 

「ヘンリック様。ほうえつ、法悦を……」

「も、もうそろそろです!」

 

 ヘンリックは娘の中でわだかまっていた苛立ちを押し出した。ゆっくりと何度か脈打ち、あらかた出し終えると娘の花園からおしべを引っこ抜く。とろりとした白い胤液がぱっくりと開いた娘のそこからこぼれ出た。

 

「……ふう。沢山出ましたね」

「……」

「もう一度、中に入れていいですか?」

 

 娘は掌で口を閉じ、何も言わずうなずいた。ヘンリックがまたもおおいかぶさった。娘は目を涙でにじませながら喜悦を貪った。ヘンリックとこの娘は部屋を2人の汗くさくするまで籠り続けた。

 

 

□ □ □ □ □

 

 

「……シベリウスではありませんか?」

 

 ひと時の仮眠の後、夜分に訪ねに来た親友は少し太ったようだとヘンリックは思った。 

 

 ジャン=シベリウス。教団の司祭騎士のうち1人でウラスコー地方とサート鉱山の統治を任されていた。顎が頑丈そうでいかめしい美男子であったが、太っていささか顔の彫りがのっぺりとしたようにも感じる。

 

「邪魔する。お前が気落ちしているか心配でな」 

「むしろ、からかいにやって来たと思っていますが?」

「つれないことを言う。ミッハーラバーンを落とされたのは残念だと思っている。本当だよ」

 

 シベリウスは寝台で素っ裸になって眠る、ヘンリックの愛人を見てにんまりと笑った。小娘であるがなかなか尻が大きい。沢山の子を産めそうだ。

 

「あの子が起きたら抱いていいか?」

「好色なのは相変わらずですね。美しい娘さん方がサート銀山で待っているでしょうに?」

 

 シベリウスはイワッミー国の貴族の娘3人を妾として囲い、サート銀山がある鉱山町の自分の屋敷に住まわせていた。布教活動でパラッツォ教に帰依させた言い張ってはいるが、実のところは色男ぶりと絶倫ぶりで魅了させたのだ。17歳、16歳、14歳の若い妾達は、毎年子供を産んでいた。

 

 どの娘達もドワーフの血が混じっていたが、背はそこそこ高く、肉付きも良かった。3人ともおっぱいはシベリウス好みの巨乳である。赤ん坊だけでなく彼も吸っていた。

 

「銀山町はいかがです? ミスリル鉱山だけでなく、鉄やすず、銅の鉱山も開いたそうですが?」

「あそこの埋蔵量は莫大だよ。どうしてジョナサン女王がミスリル鉱山のみにしたのかが理解出来ない。それと、イワッミー国のドワーフらをまた数名雇った」

 

 ドワーフの鉱山夫であり技師たちだ。パラッツォ教に興味を示した部族が遣わせてくれた。これからもっと鉱山は繁盛することだろうとシベリウスは言って、すやすやと眠る娘の方に向かった。

 

「シベリウス。寝かせておきなさい」

「つれないな。これだからかたぶつは。パラッツォの教えでは特定の異性のみとだけ番うな、と言っているではないか?」

「3人の美しい少女を独占している貴方には言われたくないですね?」

 

 それもそうか。シベリウスはヘンリックの妾を横取りするのを諦めた。代わりに夜食代わりの薄いはちみつ入りパンを持ってきた侍女にささやき、借りた部屋で朝まで法悦を貪り続けた。

 

 翌日の昼過ぎにシベリウスは去った。ヘンリックは友人を街の門で見送ると、防衛陣地の構築をイナーヴァニアの武将らに任せ、ついてきた愛人の少女と馬乗りに出かけた。タッケハールの北西にある温泉浴場までだ。

 

 小高い山の麓にあるそこはあまり人が来ないのでヘンリックは目をつけていた。その日も誰も来ていなかったから脱衣所で少女と身体をまさぐりあいながら風呂場に入った。

 

「ヘンリックさま……」

 

 娘がキスをせがむと彼は抱き上げて口づけて脚を開かせた。繋がりあって口づけをしながらそのまま湯の中に入った。

 

 ぽちゃ、ぽちゃ、と水音を立てながら2人は情愛に励んだ。他に入浴客はいない。おおっぴらに、しかもながながと湯の中で交合を。互いの身体をしつこく絡ませてのぼせそうになると外に出て、繋がりながら身体を冷やす。互いに達する。

 

 汗で体が冷えて来るとまた湯の中で交合を。それを2度も3度も繰り返し、日が傾きかけてからやっと湯からあがった。

 

 娘はすらりとした裸身をヘンリックに眺めさせながら、精を存分に吸った下腹に手を当てながら呼びかけた。

 

「こんなにたくさん法悦を楽しんでいれば、このお腹も早いうちに膨れるかもしれませんね?」

「それが神の望むことなのですよ。さあ、街に戻ったら続きをしましょう。私はまだ満ち足りない……」

 

 ヘンリックは娘の身体を抱きしめた。あれだけ放ったのにペニスはまた硬直しかけていた。愛されていると嬉しく思いながら娘ははにかむと、早く街に戻るように促した。

 

 かくしてこの2人はタッケハールの街に戻り、法悦と生殖の続きを為そうと望むのだがそうはいかなかった。この時街は、突然の異変で大混乱が起きていたからである。

 

 さて、タッケハールを襲った騒ぎとはいかなるものだったのか?

 

 その続きについてはまた、次回にて。

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