聖騎士イズヴァルトの伝説【新編】・まとめ 作:CHACOとJAGUAR
エレクトラ=ガモーコヴィッツ。
聖騎士イズヴァルトの愛人であり、マイヤ=カモセンブルグを奪った仇敵・アドルフ=トードヴェル=キョウゴクマイヤーの元妻であり、シマーヅ王子ピピン=イザクの夫人の1人。
エレクトラは魔法と武芸においては神童の類であった。いや、大人になれば平凡になるという残念な代物でなく、イーガで指折りの才を持ちうる魔法戦士になれる程のだ。
ゆえに物覚えがつく頃に、血筋で繋がりを持つカントニアのエルフの村に送られて暮した。嘘ついてばかりなので『うそつきちゃん』と仇名された。エルフの童女らと互いのあそこを舐めまわしあいながら、下半身を用いた楽しいことも学んだ。
それだけでなく毒や薬について学ぶ為に、ゴブリンの里にも住んだことがある。前世がそれをよく用いた仕事をしていたから、つまりは工作員であったから、この世界で一番薬学に精通している連中と知り合いたかったのだ。これは半ば趣味であったが後々に役に立った。
12歳で帰国して魔法騎士団に入ったが、15の時に右手を失う事故に遭い、退団。そのあたりに彼女はアドルフに見初められた。3歳年下の彼との間に一子・マルティンを産んだ。
しばらくアドルフと共に夫婦生活を送ったが、窮屈な王族の生活よりも旅をして自由な空気を吸う暮しを好んだ彼女はイーガを出た。カントニアのエルフの村と大陸西側海岸にあるゴブリンたちの移住村を行き来する2年を過ごした後、世界を回る旅に出た。
アドルフは愛する彼女の望むよう、王子直属の女スパイに遇した。エレクトラは世界をまわり、美貌と亜人達との生活で培った性愛術を用いての、様々な陰謀に加担する事となった。
その1つがサーガの少年編にあった親パラッツォ派のカルカド=セッツェンと海洋公トマス=オバーマゲルクの暗殺だ。あれはアドルフの陰謀の一環だった。ホーデンエーネンとパラッツォ教を争わせて両者を疲弊させる為だった。
また、アドルフがもしもの保険の為にと考えたパラッツォ教団との密約にも加担した。子を孕まなせないという条件でコーザと何度か寝たこともあった。『聖根』でめくるめく悦を受けながら、教主からこう予言された。
「貴方は自由と束縛を繰り返す生涯を続けることでしょう。前世の様に」
前世では自由など、大きな束縛の中のほんの束の間の事だった。彼女の前世は日本の戦時中の女スパイ。中国大陸で陰謀に加担していた。しかもソビエトとの二重スパイでもあった。けれども、島国ではなく異国の大陸の、おおらかな空気の中での日々を彼女は愛していた。
現世でもそうだった。イーガはどこか窮屈だった。世界の富を集めて魔道王国という讃えられていたが、あの国には何かに怯えて作った様なシステムが古くから存在し、人々の暮しをがんじがらめにしていたのだ。
そのうちの1つが法律だった。平民には多く適用されないが、貴族達はがんじがらめになった。特に、ホーデンエーネンに利する行為はとりわけ厳しい処罰を加えた。イーガはもともとホーデンエーネン王国を打倒する為に作られた国だったが、その根底は今も強く残っていた。
アドルフ=トードヴェル=キョウゴクマイヤーもまた、ホーデンエーネンを敵視していた者達の1人であった。いや、かの国が内乱や粗雑な内政を克服し、更に富んで力をつけることを恐れた、ホーデンエーネンは国家の性格上、領土の拡大を求める帝国主義に傾いていたからだ。
ホーデンエーネンが力を削ぐ謀略にエレクトラは加担した。その1つにホーデンエーネンとパラッツォ教とを争わせるというのがあった。世界最強(※公称)の国と世界最大の人口(※1億以上)と戦わせて疲弊させるものだ。
サーガの少年編で描かれているカルカド=セッツェンとアジール海洋公の暗殺は事実だった。彼女はアドルフの命により2人の首を獲った。有力貴族の中でも親パラッツォの2人が死んだ事により、ホーデンエーネンはエチウに対するブレーキ役を失った。
その他にもエレクトラは、他国の優れた魔法工房の職人の引き抜きや、イーガへの関税を増やそうとする政治家にあらぬスキャンダルを流したり、失脚させたりという仕事にも従事した。毒殺もやらかした。
後年、イズヴァルトは彼女について述懐している。頼りになるが信用できぬおなご。エレナという愛娘を産んでくれたけれども彼はこの女に心を許していなかった。大言壮語してまで自分をキンキ大陸に向かわせたのに、理想を遂げられず逃げ帰るようにさせたのもあったが。
とはいえ、サイゴークではエレクトラは重宝した。個人的な武力や軍隊の指揮能力は得難いものがあった。軍の足並みを揃えたり作戦を練るなど、彼が不得手とする事をエレクトラはやってくれた。
それと、ピピンという弟分が彼女を引き受けてくれたのも良いことだった。サイゴークの戦いが終われば、彼女はピピン王子の夫人としていつまでもシマーヅで大人しくしてくれるだろう。変なたくらみごとを考える女などまっぴらごめんだと思っていた。
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ウラスコーの解放を遂行できた。残るはサート銀山である。イズヴァルトは町長の館の傍にあるこの街の自分の家で、イーズモーにいるマレーネとパルパティアから、2人の赤ん坊の姿を映した映像水晶を観ていた。
赤ん坊たちが母親達に抱かれ、すやすやと寝ている姿である。マレーネとの間の子はエヴァ。パルパティアの間の子はモーリーと名づけられた。どちらも女の子だ。
「……はやく、2人に会いたいでござる」
その為にはサート銀山を落とさねばならなかった。とりあえずはそこまでだ。戦いが終わればイズヴァルトはサイゴークに封地を得る事になる。ゲースティアのショージュ=オーウェンがイーズモーやスーエイニアに話を持ち掛けてくれた。
いくつか国をまたがることとなるが、彼はちょっとした大貴族並みの土地を得る事になっていた。日本の大名で言えば20万石相当の領地だ。それだけイズヴァルトは活躍を認められていた。
教団とのこれ以上の戦いは望んではいない。むしろ軍議では和平を申し出ていた。連合軍は疲弊していたし奪い返した領土の復興を大事にしたかった。イナーヴァニアの脱出組やイーズモーの武将らは戦争の継続を望んでいたが、滞りがちな兵糧や物資に苦労し、止むをえまいと考えていた。
教団と矛を納めれば後はのんびりしよう。いや、エレクトラが言うように教団と裏で手を組み、ホーデンエーネンに圧力をかける。標的はセイン王や交戦派ではなく、トーリとマイヤであった。いくら夢と野望の為とはいえ、あの2人を止めなければならない。
(マイア=テクニカとトーリどのの天下取り。どちらもここで抑えねばならぬでござろう。)
エレクトラとマレーネのつてで、わずかばかりだがホーデンエーネンの事情を聞いていた。マイヤは経済長官から大臣の1人に取り立てられた。事実上のトーリの懐刀となったのだ。オルフレッドが聖騎士団の団長補佐に抜擢され、ナントブルグの軍事を担う事となった。いわばトーリの親衛隊長だ。
それからパラッツォ教団と和議がなった。トーリの提案でだ。それだけトーリの権勢はますます強くなった。マイヤの工房はこれまでの倍以上の兵器を海外に輸出している。
四大大公はナントブルグに住まわされている。近衛騎士団の要職らも。誰もがトーリと密会を繰り広げているらしい。ナントブルグ郊外に建てられたマイヤの別宅でも、スケベなパーティが行われているという。
もはや大貴族は彼女達の手の内にあった。軍事以外はからっきしのセイン王も姉妹とのすけべえにのめりこんで堕落しきっているそうだ。姉妹にちんぽを絞られるだけでなく、沢山の妾を囲って子造りをばかりを楽しんでいるという。もうすでに15人ほどの赤ん坊が出来たらしい。
とはいえホーデンエーネンでは内乱が少なくなった。貴族や騎士の横暴や、北部諸侯らへの圧力もおさまっているそうだ。そこが悩ましかった。彼女達によってホーデンエーネンは安定したように思われる。これは良いことだと思うが、どうにもきなくさい。
「どう思うでござるか、エレクトラどの?」
イズヴァルトは後ろのテーブルに座っていたエレクトラに呼びかけた。テーブルの上はマレーネの協力者やスパイたちからの新しい手紙の束が積まれていた。どれもホーデンエーネンやイーガ、パラッツォ教団のものだ。今の時点のホーデンエーネンの内情は、彼女が一番よく存じていた。
「あくまで伝聞の中でだけ、という事になりますけど、貴族たちが堕落している以外に困りごとはありゃしません。あたしが知っている中では、一番平和になりそうな気配がしますねえ」
「拙者らが直接怒鳴り込むのは?」
「付け入る隙はありゃしませんよ。返り討ちに遭います。『ナントブルグの女王の末裔』のあの2人にね」
エレクトラは、自分の背中に抱き着いていたオルタンスに手紙の束を渡した。ミツクニュモスさんに渡しといて。オルタンスがぶうたれる。彼女はエレクトラといちゃいちゃしたかったからだ。
オルタンスはエレクトラに惚れていた。エレクトラが少女の頃からの仲だという。共に旅に出てからはますます恋慕が激しくなった。彼女の女武者ぶりに惚れたのだ。おちゃらけているがエレクトラの槍と魔法の腕は、そこらのエルフじゃ顔負けの優れモノだ。
「ねーねー。エレクトラさん。手紙渡すのは後でええズラかー?」
「だめですよ。うちらの中で国際問題を考える脳みそがあるミツクニュモスさんに、是非とも読んでもらいたいんですよ」
オルタンスはミツクニュモスとも深い仲になっていた。セックスをしたい時は、イズヴァルトよりもミツクニュモスだ。理由は嫉妬深いパオレッタとマリアが文句を言うからだった。そこにオクタヴィアも加わっている。イズヴァルトのちんぽはエルフのみんなのものなのに、と不満に思う事がしばしばあった。
「ここんところつれねえズラよう? チンゼーの頃みてえにオラをまんぐりがえししてぺろぺろしてくれねえズラか?」
「……イズヴァルトさんとお話したいんですよ、あたしは。終わったられろえろとしてあげちゃいますからね、オルタンスさんの可愛いこねこちゃんを、じっくりとね?」
それを聞いてオルタンスは微笑んで出ていった。今晩は身体をひっくり返されてみっともなく尻穴を向けながら、エレクトラにしつこい愛撫を受けようと考えていた。その前に手紙を届けがてら、ミツクニュモスと濃厚なセックスを楽しむつもりだったが。
「行ったでござるな」
映像水晶を止めてイズヴァルトは、何も言わずにズボンを脱いだ。ペニスは勃起していた。エレクトラがドレスを脱いで、小さな乳房と引き締まった下腹をあらわにすると、それにむしゃぶりついた。
手紙に書いてあった新しい情報は後で聞く。その前にエレクトラと交わって頭をすっきりさせたかった。彼女は性欲の排泄そのものにうってつけだった。恋心を求めていない。ただただ苛立ちを抑える為に肉を楽しみたい。
イズヴァルトは手首から先がないエレクトラの右腕をつかみ、奉仕させた。彼女の舌が牡器官の裏側をなぞり、亀頭をついばんだ。軽く歯を当てるとゆっくりとあごを閉じ、でっぱりをゆるく噛む。かみちぎられそうな気がした。
しかしまた顎を開いて唇で溝を撫でた。亀頭を口ですっぽりと覆うと左てでしごきながら吸い立てた。
イズヴァルトは右手で彼女の髪をつかんだ。頭を押さえてもっとしゃぶらせる。彼女との行為に愛は不要だ。ただただこの慣れた蛇の様な女に身を委ねれば良かった。エレクトラは戦友であり同時に便器だ。彼女を母親みたく慕うピピン王子には申し訳ないが、それ以上には思えなかった。
「そろそろ、貴殿の中ですっきりさせたいでござるが?」
エレクトラは無言でうなずく。眼は笑っていた。ペニスから口を離すと背中を向けた。彼女の尻は小ぶりで引き締まっていた。きれいだが柔らかみに欠け、マイヤへの恋慕が高まってしまった。
「いつものようになさらないんですかい?」
振り向きながらエレクトラが含み笑いを。イズヴァルトは彼女の臀部を左右に引っ張る。やや黒ずんでいるが形がきれいな窄まりが見えた。ラヴィアは既に濡れていた。
粘っこい愛液で右手を濡らすと、アヌスを撫で始める。エレクトラは喘いだ。人差し指を押し入れた。彼女がうめき、弾力ある排泄口がイズヴァルトの指を締め付けて来た。
けれども中指を入れようとすると、すんなりと迎えてくれた。ぐぐ、と力を入れて押し広げる。臓器とも言うべき桜色の肛肉が顕わになった。
「最近、ここも感じやすくなっているでござるな?」
「ええ。ピピンちゃんがお尻の穴でも、っていうもんですから……」
「尻穴は大好きでござるよ。しかし貴殿のここはピピンどののものでござる。それと少々狭い。拙者はピピンどののような広いのが好みでござるよ」
イズヴァルトは尻穴をいじりながらエレクトラを引き寄せ、長いペニスの先端を濡れ切ったラヴィアに差し込んだ。エレクトラが声をあげた。
「ああっ……」
年齢を重ねた、欲情に響くような女のうめきに牡管の硬さと太さが増した。たぎるホルモンに突き動かされて、イズヴァルトは乱暴に腰を動かした。ここからがこの女とのお楽しみだ。
エレクトラが喘ぎ悶えるたびににじみ出る愛液は、イズヴァルトの感覚をおかしくさせた。彼女はゴブリンたちからおもしろい薬を教えてもらって毎日煎じていた。愛液に男を狂わせる効果を為させる媚薬だ。
しかもエレクトラは、エルフの村で修行した頃からそれを飲んでいた。今はすっかり身体に麻薬の成分が根付いてしまっている。この薬の影響を受けた愛液を塗られたペニスは、感度と膨張率が増し、複数回の射精を為さないと収まらなくなってしまう。
加えて締まりの良いヴァギナ。悦が深まると妖艶さをまとわす美貌。エレクトラは多くの男達を虜にしてものにした。あえぎ、うめき、くねり、のけぞる姿にイズヴァルトは我を失った。激しい怒号をあげて射精をしてもまだ足りない。
ペニスを咥える膣を締め、尻を振ってねだるエレクトラにもっと快楽を与える。果てるところを目にする。締め付けがますますきつくなり、愛液がしっかりと塗り込まれていく。
「うああっ……い、イズヴァルトさん……」
「た、たまらないでござる」
エレクトラが切なそうな目を向けた。そんな目で見るな。お前はあくまで便器だ。心をゆるしてはいない。お前の元夫が一番愛していた人にした非道をお前が身体で償え。
(拙者への情が欲しければ、子を産むでござる。エレナのほかにも拙者を、心悩ませる存在を腹からひねり出すでござるよ。)
エレクトラの中に再び注いだ。下腹を怒りに燃え上がらせるうめきがイズヴァルトの耳に届いた。この女との交合は麻薬であり毒薬とも言えた。トーリがもし男だったら、エレクトラの一番得意な技で締め上げる事も出来ただろうに。
「……すっきりしたでござる」
ぱっくりと割れたヴァギナから、粘りよく出る精液を眺めてイズヴァルトは予感した。この女はもう子を孕んでくれないだろう。避妊魔法も用いていたが、エレクトラの子宮は他の女達よりも早くに、子を産む為の仕事を、そろそろ終えようとしていた。
まだ最後の妊娠があるのなら、それはピピン王子のものにすればいい。そう思いながら彼は腰を降ろす。エレクトラが精液と愛液にまみれたそれを舌で清め始めた。すっきりした頭になった。念話魔法で尋ねた。
「届いた手紙の中に、目新しい情報はござったか?」
「いくつかありますね。マイア=テクニカがウマヤーノとヒッターチに販路を持った。ムーツ大陸では東のワターリ王国がますます領地を家臣らに分捕られて弱くなってる。それからイーガは、イズヴァルトさんを……」
イズヴァルトとの子を出産したマレーネの申し出により婚姻扱いし、王族に遇することにした。王太子の実妹の夫にである。国の法律により重婚が許されているから、マイヤとも結婚していい。
イーガの法では、遺産相続などの話が当事者間で決まっていれば、重婚は許可されていた。これでイズヴァルトは晴れてやんごとなきご身分だ。
「マレーネどのに、聞かされていないでござる!」
イズヴァルトはエレクトラを張り倒した。床に寝転がった彼女に覆いかぶさり、頬に平手打ちを食らわせると首を締めあげた。怒張をまたヴァギナに突き込んだ。
「うぐっ。あぐうっ!」
「イーガという国はどこまで拙者を愚弄するつもりか! エレクトラ=ガモーコヴィッツ! そなたは拙者をどうしたいのでござるか!」
「こ、この話はあたしも……!」
イズヴァルトは首を絞める手を緩めた。けれども加減は生かさず、殺さず。エレクトラのヴァギナの締りがさらに良くなっていたからだ。そのまま彼女の奥を突き上げる。ごほっ、ごほっ、と咳をしながらも、エレクトラは快楽に喘いで欲情させた。
「エレクトラどの! 拙者はどうすればよいのでござるか! イーガの王族の地位など欲しくはない! 拙者とマイヤの、死んでしまったかわいい赤ちゃんを生き返らせて欲しいでござるよ!」
「それは……! それだけはッ……!」
「魔道王国ならば、その様な秘法があるでござろう? 答えて欲しい……答えよッ!」
無念で胸がいっぱいだ。子供を生き返らせる魔法などあるはずもなかった。子の仇とも言うべきアドルフももはや殺せない。
そのどうしようもなさというものが、尿道にせりあがって来ていたザーメンに集まる。イズヴァルトは激しく奥を衝き、エレクトラの中でありったけの嘆きをぶちまけた。
それでもイズヴァルトは止まらなかった。ただただ、早く動いて放つという行為が幾度も続いた。気づいた時には丸くなって座り、嗚咽して泣いていた。エレクトラは首筋を彼の指の痕で腫らしながら、呆然と見つめるだけだった。